JPH0631286A - オゾン水製造装置のオゾン水濃度制御装置 - Google Patents

オゾン水製造装置のオゾン水濃度制御装置

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JPH0631286A
JPH0631286A JP4186926A JP18692692A JPH0631286A JP H0631286 A JPH0631286 A JP H0631286A JP 4186926 A JP4186926 A JP 4186926A JP 18692692 A JP18692692 A JP 18692692A JP H0631286 A JPH0631286 A JP H0631286A
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JP
Japan
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ozone water
ozone
concentration
ozonizer
treatment tank
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Pending
Application number
JP4186926A
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English (en)
Inventor
Fumio Hayashi
文男 早矢仕
Akio Yamada
昭夫 山田
Yoichi Nishino
洋一 西野
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理槽の負荷に応じたオゾン水を製造するこ
とを可能とする。 【構成】 オゾナイザ4で発生させたオゾンガスと水と
を混合させて、オゾン水処理槽10に供給するオゾン水
を製造する装置において、上記処理槽10に、オゾン水
のオゾン濃度を計測する濃度センサ13を設けると共
に、このセンサ13からの計測値に基づいて上記オゾナ
イザ4への電力を位相制御して処理槽10内のオゾン水
濃度を所定の値に維持する制御器14を設けたことを特
徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品,医療等の各分野
において殺菌、洗浄等に使用されるオゾン水を製造する
オゾン水製造装置のオゾン水濃度制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】食品,医療分野等では殺菌、洗浄等のた
めにオゾン水が使用されている。このオゾン水を製造す
る装置としては、図6に示すように、原料酸素ガスから
オゾンガスを発生させるオゾナイザ20と、そのオゾナ
イザ20からのオゾンガスと水とを混合させてオゾン水
を生成するオゾンガス溶解装置21とから主になるオゾ
ン水製造装置22が提案されている。このオゾン水製造
装置22で生成したオゾン水を処理槽23に供給してそ
のオゾン水により食品例えば野菜が殺菌処理されるよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のオゾ
ン水製造装置にあっては、オゾン水のオゾン濃度を変更
する場合には、図6に示すように、オゾナイザ20に装
備された電源電圧調製用スライダック24を手動操作す
るか、オゾナイザ20に供給する原料酸素ガスの流量を
変えるかして濃度を調整していた。このため、例えば食
品を殺菌する処理槽の殺菌状態(負荷)が変わると、そ
の都度、手動でスライダック24を操作したり、原料酸
素ガスの流量を調整したりする必要があり、このように
オゾン水のオゾン濃度を手動により変更する場合には、
処理槽の濃度変化を予測して調整する等の難しさがある
ので、処理槽23の負荷に応じたオゾン水を製造するこ
とが難しい。
【0004】そこで、本発明は、このような事情を考慮
してなされたものであり、その目的は、処理槽の負荷に
応じたオゾン水を製造することができるオゾン水製造装
置のオゾン水濃度制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、オゾナイザで発生させたオゾンガスと水
とを混合させて、オゾン水処理槽に供給するオゾン水を
製造する装置において、上記処理槽に、オゾン水のオゾ
ン濃度を計測する濃度センサを設けると共に、このセン
サからの計測値に基づいて上記オゾナイザへの電力を位
相制御して処理槽内のオゾン水濃度を所定の値に維持す
る制御器を設けたものである。
【0006】
【作用】処理槽のオゾン水のオゾン濃度は濃度センサに
より計測され、この計測値に基づいて制御器はオゾナイ
ザへの電力を位相制御する。例えば処理槽内のオゾン水
のオゾン濃度が所定の値より高くなると、オゾナイザへ
の電力がその濃度に応じて少なくなり、オゾナイザで発
生するオゾンガス量が減る。これにより、オゾン濃度が
低いオゾン水が製造され、これが処理槽に供給されて槽
内のオゾン水濃度が所定値に維持されることになる。ま
た、制御器では電力の調整を位相制御により行うため、
その制御を行う装置として安価なトライアックを用いる
ことができる。従って、安価な装置で処理槽の負荷に応
じたオゾン水を製造することが可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0008】図1〜図3において、1はオゾン水製造装
置を示し、このオゾン水製造装置1は、圧縮機2からの
空気から酸素を取り出す酸素発生装置3が接続されたオ
ゾナイザ4と、そのオゾナイザ4からのオゾンガスと水
とを混合させてオゾン水を生成するオゾンガス溶解装置
5とから主に構成されている。
【0009】オゾナイザ4は、放電により酸素をオゾン
ガスにするもので、その放電電圧を変えると発生するオ
ゾンガス量が増減するようになっている。すなわち、入
力電源電圧を増減させるとオゾンガス発生量が増減す
る。その発生したオゾンガスがポンプ6により加圧され
てからオゾンガス溶解装置5の気液接触機構7に供給さ
れる。
【0010】オゾンガス溶解装置5は、ポンプ8により
加圧された水とオゾンガスを気液接触させるスタティッ
クミキサやエジェクタ等の気液接触機構7と、その気液
接触機構7からのオゾン水を冷却してオゾンガスを水に
溶解させると共に気液分離を行う冷却機構9とからな
り、例えば液相オゾン濃度が最大40ppm のオゾン水が製
造されるように構成されている。そのオゾン水はオゾン
水処理槽10に処理水として供給されると共に、その処
理槽10には冷却機構9で分離されたガスが供給され
る。
【0011】オゾン水処理槽10は、食品、医療機器な
どを殺菌、洗浄等を行うもので、例えば野菜の殺菌処理
に用いられ、処理後の水が弁11及びポンプ8を介して
上記気液接触機構7に戻されるようになっている。尚、
気液接触機構への水は、処理槽から供給されるが、処理
槽等の水が不足している場合には適宜補給水が供給され
るようになっている。また、処理槽10には、オゾンガ
スの大気への漏洩が防止されるように廃オゾン分解装置
12が接続されていると共に、オゾン水の濃度センサ1
3が接続されている。濃度センサ13は、例えば紫外線
吸着式のものが用いられ、槽10内のオゾン水のオゾン
濃度を計測し、この計測値を例えばDC4〜20mAの電流
信号に変換し、これを制御器14の支持調節計15に出
力するように構成されている。
【0012】制御器14は、センサ13からの信号と設
定値の信号とを比較演算する指示調節計15と、上記オ
ゾナイザ4への電力を指示調節計15からの制御出力
(信号)に基づいて位相制御する電力調整器16とから
なる。
【0013】指示調節計15は、センサ13からの信号
と設定値の信号とをPIDコントローラ17にて比較演
算して制御信号を発生させ、これを電力調整器16に出
力する。
【0014】電力調整器16としてはトライアックなど
が用いられ、この電力調整器16は、オゾナイザ4に接
続されその商用電源電圧を調整するもので、図4に示す
ようにオゾナイザへの電圧が所定値を越えると製造され
るオゾン水のオゾン濃度の上昇がとまるので、その所定
値以下で電圧を調節するようにする。具体的には、例え
ばその所定値が90Vである場合には、図5に示すよう
に、指示調節計15からの信号に基づいてオゾナイザ4
への電圧が0〜90Vの範囲内で調整されるように例えば
DC 4〜20mAの電流が流れるようにする。
【0015】また、オゾナイザ4には、図2及び図3に
示すように、低電圧自己停止キャンセル装置18が接続
されている。この低電圧自己停止キャンセル装置18
は、オゾナイザ4の種類によっては電源電圧が下がると
自己停止するものがあるので、電圧が下がってもオゾナ
イザ4が停止されることなく連続運転されるようにする
ためのものである。このため、低電圧自己停止機能を装
備していないオゾナイザにはこの低電圧自己停止キャン
セル装置4は不要となる。
【0016】次に本実施例の作用を説明する。
【0017】図1〜図3に示すように、オゾナイザ4か
らのオゾンガスと水とがオゾンガス溶解装置5で混合さ
れてオゾン水が生成され、このオゾン水がオゾン水処理
槽10に供給される。これにより、処理槽10内の例え
ば食品(野菜)がオゾン水により殺菌処理される。
【0018】その処理槽10内のオゾン水のオゾン濃度
がオゾン水濃度センサ13により計測され、この計測値
が電流信号に変換されて制御器14に出力される。制御
器14は、計測値と設定値とを支持調節計15のPID
コントローラ17にて比較演算して制御信号を発生させ
る。このように計測値と設定値とを比較演算して制御信
号を発生させる演算制御をPID制御としたので、制御
信号が急激に変化することが防止され、なめらかな制御
を行うことができる。
【0019】この制御信号に基づいて電力調整器16が
作動される。例えば、処理槽10の負荷が小さくなっ
て、そのオゾン濃度が設定値より高くなると、オゾナイ
ザ4への電力がその濃度に応じて少なくなるように電力
調整器16が作動される。これにより、オゾナイザ4で
発生するオゾンガス量が減ってオゾン濃度が低いオゾン
水が製造され、その結果、処理槽10内のオゾン水濃度
が設定値に維持される。また、処理槽10の負荷が大き
くなる場合には、オゾナイザ4への電力が適宜多くな
り、処理槽10内へオゾン濃度の濃いオゾン水が供給さ
れて、処理槽10内のオゾン水濃度が設定値に維持され
る。
【0020】従って、処理槽10内のオゾン水のオゾン
濃度を計測し、この計測値に基づいて制御器14がオゾ
ナイザへの電力を制御することにより、処理槽10内の
オゾン水濃度が設定値に維持されるため、手動操作をし
なくても自動的に処理槽10の負荷に応じたオゾン水が
製造されることになる。このため、手動による場合の濃
度調整のわずらわしさ、難しさがなくなる。
【0021】また、電力調整器16としてトライアック
を用いてオゾナイザ1への電力を位相制御すれば、トラ
イアックは安価であるため、安価な装置で処理槽10の
負荷に応じたオゾン水を製造することが可能となる。
【0022】さらに、オゾン水製造装置1の遠方に処理
槽10が設置されていても、処理槽10内のオゾン水の
オゾン濃度がセンサ13で計測され、これが電流信号に
変換され出力されるため、遠方でも処理槽10のオゾン
水のオゾン濃度を把握でき、これに基づいてオゾン水の
濃度調整を行うことができる。また、そのオゾン水の濃
度調整は、オゾナイザ4への電力を制御して行っている
ため、オゾナイザ4に供給する原料酸素ガスの流量を変
えることがないので、低酸素流量時のオゾナイザ4の異
常放電の心配が要らない。さらに、オゾナイザ4への電
力を調節して、処理槽10に応じたオゾン水を製造する
ので、電力節約になり省電力化を図れる。
【0023】さらにまた、オゾナイザ4には、低電圧自
己停止キャンセル装置18が接続されているため、電源
電圧が下がると自己停止するオゾナイザ4でも、低電圧
でオゾナイザ4を運転することができ、手動操作をしな
くても処理槽10の負荷に応じたオゾン水を製造するこ
とが可能となる。
【0024】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、処理槽に
濃度センサを設けると共に、このセンサからの計測値に
基づいてオゾナイザへの電力を位相制御して処理槽内の
オゾン水濃度を所定の値に維持する制御器を設けたの
で、安価な装置で処理槽の負荷に応じたオゾン水を製造
できるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】本発明のオゾン水製造装置の構成の一例を示す
構成図である。
【図3】図1を詳細に示す構成図である。
【図4】電圧と濃度との関係を示す図である。
【図5】制御出力と電力調整出力との関係を示す図であ
る。
【図6】従来の一例を示す構成図である。
【符号の説明】
4 オゾナイザ 10 処理槽 13 オゾン水濃度センサ 14 制御器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オゾナイザで発生させたオゾンガスと水
    とを混合させて、オゾン水処理槽に供給するオゾン水を
    製造する装置において、上記処理槽に、オゾン水のオゾ
    ン濃度を計測する濃度センサを設けると共に、該センサ
    からの計測値に基づいて上記オゾナイザへの電力を位相
    制御して処理槽内のオゾン水濃度を所定の値に維持する
    制御器を設けたことを特徴とするオゾン水製造装置のオ
    ゾン水濃度制御装置。
JP4186926A 1992-07-14 1992-07-14 オゾン水製造装置のオゾン水濃度制御装置 Pending JPH0631286A (ja)

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