JPH0631284A - ミネラル水の製造方法 - Google Patents
ミネラル水の製造方法Info
- Publication number
- JPH0631284A JPH0631284A JP4185445A JP18544592A JPH0631284A JP H0631284 A JPH0631284 A JP H0631284A JP 4185445 A JP4185445 A JP 4185445A JP 18544592 A JP18544592 A JP 18544592A JP H0631284 A JPH0631284 A JP H0631284A
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- Japan
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- water
- mineral water
- fowl droppings
- potassium
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ナトリウム、カリウム等の金属イオン多量含
有するミネラル水を得る。 【構成】 鶏糞炭を水で加熱抽出することによりミネラ
ル水を得る。 【効果】 金属イオンを多量含有しかつ緩衝作用がある
ので、化粧品原料として、また飲用水、医薬品として好
適である。
有するミネラル水を得る。 【構成】 鶏糞炭を水で加熱抽出することによりミネラ
ル水を得る。 【効果】 金属イオンを多量含有しかつ緩衝作用がある
ので、化粧品原料として、また飲用水、医薬品として好
適である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ミネラル水の新規な製
造方法に関するものである。
造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ミネラル水は、従来、天然の湧き水をそ
のまま使用するか、あるいは金属塩類を水に溶解するこ
とにより製造されている。しかしながら、天然の湧き水
中に溶解しているナトリウムイオンやカリウムイオンの
濃度は低く、一方、これらの金属イオンを高濃度で水中
に溶解させることは極めて困難であった。
のまま使用するか、あるいは金属塩類を水に溶解するこ
とにより製造されている。しかしながら、天然の湧き水
中に溶解しているナトリウムイオンやカリウムイオンの
濃度は低く、一方、これらの金属イオンを高濃度で水中
に溶解させることは極めて困難であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、ミネラル水の新規な製造方法を提供することに
ある。本発明の他の目的は、金属イオンを高濃度で含有
するミネラル水の製造方法を提供することにある。
目的は、ミネラル水の新規な製造方法を提供することに
ある。本発明の他の目的は、金属イオンを高濃度で含有
するミネラル水の製造方法を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】これらの諸目的は、鶏糞
炭を水で加熱抽出することを特徴とするミネラル水の製
造方法により達成される。
炭を水で加熱抽出することを特徴とするミネラル水の製
造方法により達成される。
【０００５】
【作用】本発明によるミネラル水の製造方法は、鶏糞炭
を水で加熱して、該鶏糞炭中に含有されているミネラル
分を抽出することにより行なわれる。
を水で加熱して、該鶏糞炭中に含有されているミネラル
分を抽出することにより行なわれる。
【０００６】本発明において使用される鶏糞炭は、鶏糞
を乾燥したのち、８００〜１，１００℃、好ましくは、
９００〜１，０５０℃の温度に加熱して炭化することに
より得られる。
を乾燥したのち、８００〜１，１００℃、好ましくは、
９００〜１，０５０℃の温度に加熱して炭化することに
より得られる。
【０００７】鶏糞としては、いかなるものでもよいが、
好ましくは鶏卵用鶏、例えば白色レグホン、名古屋コー
チン等の鶏糞である。すなわち、鶏卵用鶏の場合、飼料
としてカルシウムやカリウムを多量含有するものが使用
されるので、得られる鶏糞中にこれらの成分が多量含有
され、これが後述するような理由から、極めて、有効な
作用をするからである。
好ましくは鶏卵用鶏、例えば白色レグホン、名古屋コー
チン等の鶏糞である。すなわち、鶏卵用鶏の場合、飼料
としてカルシウムやカリウムを多量含有するものが使用
されるので、得られる鶏糞中にこれらの成分が多量含有
され、これが後述するような理由から、極めて、有効な
作用をするからである。
【０００８】鶏糞の乾燥は、自然乾燥、加熱乾燥、その
他の乾燥方法で行なうことができるが、通常、自然乾燥
で充分である。
他の乾燥方法で行なうことができるが、通常、自然乾燥
で充分である。
【０００９】鶏糞の炭化は、通常、乾留法により行われ
る。すなわち、系内に分子状酸素含有ガス、例えば、空
気を供給せずに、また必要により窒素、炭酸ガス等の不
活性ガスを供給しながら８００〜１，１００℃の温度に
加熱して鶏糞中に含まれている有機物を分解してガス成
分とタール成分とを分離除去することにより鶏糞炭を得
る。
る。すなわち、系内に分子状酸素含有ガス、例えば、空
気を供給せずに、また必要により窒素、炭酸ガス等の不
活性ガスを供給しながら８００〜１，１００℃の温度に
加熱して鶏糞中に含まれている有機物を分解してガス成
分とタール成分とを分離除去することにより鶏糞炭を得
る。
【００１０】このような鶏糞炭を水で抽出するには、例
えば９０〜１１０℃、好ましくは９５〜１００℃の温水
中で該鶏糞炭を０．５〜２時間、好ましくは０．８〜
１．２時間加熱することにより行なわれる。
えば９０〜１１０℃、好ましくは９５〜１００℃の温水
中で該鶏糞炭を０．５〜２時間、好ましくは０．８〜
１．２時間加熱することにより行なわれる。
【００１１】使用する水としては、いかなる水でもよい
が、好ましくは自然水である。鶏糞炭の使用割合は、水
１リットル当り５〜３０ｇ、好ましくは１０〜２０ｇで
ある。加熱処理終了後は、８〜１８時間、好ましくは１
０〜１５時間自然放置し、該鶏糞炭を濾別することによ
りミネラル水が得られる。
が、好ましくは自然水である。鶏糞炭の使用割合は、水
１リットル当り５〜３０ｇ、好ましくは１０〜２０ｇで
ある。加熱処理終了後は、８〜１８時間、好ましくは１
０〜１５時間自然放置し、該鶏糞炭を濾別することによ
りミネラル水が得られる。
【００１２】このようにして得られるミネラル水は、ナ
トリウム、カリウム等の金属イオンを多量含有している
ので、所定の濃度に希釈してリンゲル液、化粧品等の原
料水等、あるいは飲料水として使用できる。
トリウム、カリウム等の金属イオンを多量含有している
ので、所定の濃度に希釈してリンゲル液、化粧品等の原
料水等、あるいは飲料水として使用できる。
【００１３】
【実施例】つぎに、実施例を挙げて本発明をさらに詳細
に説明する。
に説明する。
【００１４】実施例 鶏卵用鶏（例えば白色レグホン）の鶏糞を自然乾燥した
のち、装置の鶏糞供給口より、水平に対して２３度傾斜
して取付けられている回転ドラムに供給したのち上部蓋
部材を閉じ、０．１２ｒｐｍの回転数で回転させながら
１０００℃に加熱し、鶏糞中に含まれている有機物を分
解させ、ガス成分をガス排出口から排出させた。ガスの
排出がなくなったら、加熱および回転を中止し、下部蓋
部材を開き、鶏糞炭排出口より鶏糞炭を排出させた。
のち、装置の鶏糞供給口より、水平に対して２３度傾斜
して取付けられている回転ドラムに供給したのち上部蓋
部材を閉じ、０．１２ｒｐｍの回転数で回転させながら
１０００℃に加熱し、鶏糞中に含まれている有機物を分
解させ、ガス成分をガス排出口から排出させた。ガスの
排出がなくなったら、加熱および回転を中止し、下部蓋
部材を開き、鶏糞炭排出口より鶏糞炭を排出させた。
【００１５】このようにして得られた鶏糞炭に自然水
（１６ｇ／リットル）を加えたのち、６０分間沸騰させ
させ抽出を行ない、１２時間自然放置した。抽出により
得られたミネラル水の分析値は表１のとおりであった。
（１６ｇ／リットル）を加えたのち、６０分間沸騰させ
させ抽出を行ない、１２時間自然放置した。抽出により
得られたミネラル水の分析値は表１のとおりであった。
【００１６】
【表１】
【００１７】参考例１ 実施例で得られたミネラル水を、化粧品製造原料にする
２４時間前にクエン酸２０倍希釈水を用いてｐＨ５に調
整した（以下、精製水という）。ついで、表２に示す成
分を用いて湯せん法によりクリームを製造したところ、
８年経過後もなんら分離することなく安定であった。
２４時間前にクエン酸２０倍希釈水を用いてｐＨ５に調
整した（以下、精製水という）。ついで、表２に示す成
分を用いて湯せん法によりクリームを製造したところ、
８年経過後もなんら分離することなく安定であった。
【００１８】
【表２】
【００１９】参考例２ 表３に示す成分を用いて湯せん法によりファウンデーシ
ョンを製造した。このものは、８年経過後もなんら分離
することなく安定であった。
ョンを製造した。このものは、８年経過後もなんら分離
することなく安定であった。
【００２０】
【表３】
【００２１】参考例３ 表４に示す成分を用いて湯せん法によりクレンジングフ
ォームを製造した。このものは、８年経過後もなんら分
離することなく安定であった。
ォームを製造した。このものは、８年経過後もなんら分
離することなく安定であった。
【００２２】
【表４】
【００２３】参考例４ 表５に示す成分を用いて湯せん法によりローションを製
造した。このものは、８年経過後もなんら分離すること
なく透明で安定であった。
造した。このものは、８年経過後もなんら分離すること
なく透明で安定であった。
【００２４】
【表５】
【００２５】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるミネラ
ル水は、ナトリウム、カリウム等の金属イオンを高濃度
で含有しており、また緩衝作用があるので、化粧品原料
とすればイオン化した栄養成分は表皮の角質層をやわら
げ、肌から浸透して皮下細胞の体液に吸収されて、皮下
細胞が不足している栄養分を補い、細胞は活力を得て新
陳代謝を促進する。またリンゲル液、輸液等の医薬品、
飲用水等としても好適である。
ル水は、ナトリウム、カリウム等の金属イオンを高濃度
で含有しており、また緩衝作用があるので、化粧品原料
とすればイオン化した栄養成分は表皮の角質層をやわら
げ、肌から浸透して皮下細胞の体液に吸収されて、皮下
細胞が不足している栄養分を補い、細胞は活力を得て新
陳代謝を促進する。またリンゲル液、輸液等の医薬品、
飲用水等としても好適である。
Claims (3)
- 【請求項１】 鶏糞炭を水で加熱抽出することを特徴と
するミネラル水の製造方法。 - 【請求項２】 加熱は９０〜１１０℃の温度で０．５〜
２時間行なわれる請求項１に記載のミネラル水の製造方
法。 - 【請求項３】 該鶏糞炭は、鶏糞を乾燥したのち、８０
０〜１，１００℃の温度に加熱して炭化することにより
得られるものである請求項１または２に記載のミネラル
水の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4185445A JPH0631284A (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | ミネラル水の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4185445A JPH0631284A (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | ミネラル水の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0631284A true JPH0631284A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16170921
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4185445A Pending JPH0631284A (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | ミネラル水の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0631284A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2721518A3 (fr) * | 1994-06-28 | 1995-12-29 | Gattefosse Ets Sa | Compositions cosmétiques, pharmaceutiques, diététiques, vétérinaires contenant de l'eau. |
| US6811800B2 (en) | 1998-09-29 | 2004-11-02 | The Procter & Gamble Co. | Calcium fortified beverages |
| KR20220140742A (ko) | 2020-02-18 | 2022-10-18 | 산토리 홀딩스 가부시키가이샤 | 미네랄 함유 수 조성물 |
| KR20220141300A (ko) | 2020-02-18 | 2022-10-19 | 산토리 홀딩스 가부시키가이샤 | 식물 유래 원료의 활성탄으로부터 미네랄을 추출하는 방법 |
| KR20220143034A (ko) | 2020-02-18 | 2022-10-24 | 산토리 홀딩스 가부시키가이샤 | 미네랄 농축액 조성물 |
| WO2023022178A1 (ja) | 2021-08-17 | 2023-02-23 | サントリーホールディングス株式会社 | 食品添加用ミネラル含有組成物 |
-
1992
- 1992-07-13 JP JP4185445A patent/JPH0631284A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2721518A3 (fr) * | 1994-06-28 | 1995-12-29 | Gattefosse Ets Sa | Compositions cosmétiques, pharmaceutiques, diététiques, vétérinaires contenant de l'eau. |
| US6811800B2 (en) | 1998-09-29 | 2004-11-02 | The Procter & Gamble Co. | Calcium fortified beverages |
| US6994877B2 (en) | 1998-09-29 | 2006-02-07 | The Procter + Gamble Co. | Calcium fortified beverages |
| KR20220140742A (ko) | 2020-02-18 | 2022-10-18 | 산토리 홀딩스 가부시키가이샤 | 미네랄 함유 수 조성물 |
| KR20220141300A (ko) | 2020-02-18 | 2022-10-19 | 산토리 홀딩스 가부시키가이샤 | 식물 유래 원료의 활성탄으로부터 미네랄을 추출하는 방법 |
| KR20220143034A (ko) | 2020-02-18 | 2022-10-24 | 산토리 홀딩스 가부시키가이샤 | 미네랄 농축액 조성물 |
| CN115443254A (zh) * | 2020-02-18 | 2022-12-06 | 三得利控股株式会社 | 矿物质浓缩液组合物 |
| WO2023022178A1 (ja) | 2021-08-17 | 2023-02-23 | サントリーホールディングス株式会社 | 食品添加用ミネラル含有組成物 |
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