JPH0631221B2 - ジヒドロピリジン抗アレルギー剤 - Google Patents

ジヒドロピリジン抗アレルギー剤

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JPH0631221B2
JPH0631221B2 JP2504651A JP50465190A JPH0631221B2 JP H0631221 B2 JPH0631221 B2 JP H0631221B2 JP 2504651 A JP2504651 A JP 2504651A JP 50465190 A JP50465190 A JP 50465190A JP H0631221 B2 JPH0631221 B2 JP H0631221B2
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クーパー,ケルヴィン
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    • A61P29/00Non-central analgesic, antipyretic or antiinflammatory agents, e.g. antirheumatic agents; Non-steroidal antiinflammatory drugs [NSAID]
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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Description

【発明の詳細な説明】 ジヒドロピリジン抗アレルギー剤 本発明は、ジヒドロピリジン類、特にヒトおよび動物に
おけるアレルギーおよび炎症状態の治療に有用である特
定の1,4−ジヒドロピリジン類に関する。
多数の1,4−ジヒドロピリジン類が、これまでに抗虚
血および抗高血圧剤として記述されてきた。これらの化
合物は、カルシウムの細胞内への移動を阻害することが
でき、この結果、種々の心臓状態の治療または予防に、
あるいは抗高血圧剤として活性である(例えばEP−A
−100189参照)。しかしながら、本発明の化合物
は、血小板活性化因子の有効で選択的な拮抗物質であ
り、そのようなものとしてこれらは、種々の分野で、す
なわち各々ぜん息および関節炎のようなアレルギーおよ
び炎症状態を治療するために、臨床的有用性を有する。
血小板活性化因子(PAF)(1−0−アルキル−2−
アセチル−sn−グリセリル−3−ホスホリルコリン)
は、その構造が1979年にはじめて明らかにされたエ
ーテルリン脂質である。このものは、多くの前炎症性細
胞、血小板および腎臓によって産生され、ここから放出
されそしてこれらと相互作用する。有効な血小板凝集作
用に加えて、PAFは、直接にまたはトロンボキサンA2
またはロイコトリエン類のような他の強力な媒介物質の
放出によってひき出される広範囲にわたる生物学的活性
を示す。試験管内では、PAFは、好中球の運動および
凝集および、それからの組織損傷酵素および酵素ラジカ
ルの放出を刺激する。これらの活性は、それが炎症およ
びアレルギー反応に重大な役割を演じることと一致し
て、生体内でのPAFの作用に寄与する。すなわち、皮
内PAFは、アレルゲンへの暴露後のアレルギー性皮膚
反応と比較できる、関連する痛み、炎症細胞の蓄積およ
び増大した血管透過性をともなう炎症反応を誘発するこ
とが示された。同様に、ぜん息においてアレルゲンによ
り誘発される急性気管支収縮と、慢性炎症反応の両方
が、PAFの気管内投与によって模擬されることができ
る。従って、PAFの作用に拮抗し、そしてその結果P
AFによる媒介物質の放出を妨げもする薬剤は、ぜん
息、関節炎、鼻炎、気管支炎およびじんま疹のような種
々のアレルギー、炎症および分泌過多状態の治療におい
て臨床的有用性を有するであろう。
上記のことに加えて、PAFは、多くの他の医学的状態
に関係しているとして結びつけられてきた。すなわち、
全身性の低血圧症、肺高血圧症および増大した肺血管透
過性によって特徴づけられる循環性ショックにおいて、
諸症状はPAFの注入によって増大させられることを示
す証拠と組み合わせられて、PAFが一定の形のショッ
クにおける主媒介物質であることを示す。PAFを用量
20−200pmol kg-1min-1でラットに静脈内
注入すると、その結果胃の粘膜に広い出血性びらんの形
成がおこり、このため、PAFは、これまで開示され
た、その内因性放出が一定の形の胃潰瘍の基礎となるか
またはこれに寄与するであろう最も有力な胃潰瘍発生因
子である。乾癬は、皮膚の病変によって特徴づけられる
炎症性でしかも増殖性の病気である。PAFは前炎症性
であって、乾癬患者の病変した鱗屑から単離され、PA
Fが乾癬の病気において役割を果たすことを示してい
る。そして最後に、次第に増加する証拠は、心臓血管病
におけるPAFに対する強力な病態生理学的な役割を支
持する。すなわち、アンギーナ患者における最近の研究
は、PAFが心房整調(pacing)中に放出される
ことを示す。豚にPAFを冠状動脈内注入すると、冠状
動脈流に長時間にわたる減少が誘発され、モルモットの
心臓においては、それによって局部的迂回および虚血が
誘発される。さらに、PAFは、外因的に投与されたと
きも内因的に投与されたときもともに、腸間膜動脈標本
において血栓の形成を開始することが示された。さらに
最近では、PAFは、発作の動物モデルにおいて誘発さ
れる脳虚血に役割を果たすことで示された。
従って、本発明の化合物はPAFの作用に拮抗する能力
のため、上記の状態のいずれかの治療に有用であると考
えられる。
我々の同時係属中の公表された特許出願EP−A−25
8033,EP−A−266989,EP−A−299
727およびEP−A−310386には、PAF拮抗
剤として4−アリール−1,4−ジヒドロピリジン類が
開示されている。
本発明に従えば、式(I) [式中、R2はフェニル基または、別個にニトロ基、ハロ
ゲン、C1−C4アルキル基、C1−C4アルコキシ基、アリー
ル(C1−C4)アルコキシ基、過フルオロ(C1−C4)−ア
ルコキシ基、C1−C4アルキルチオ基、C1−C4−アルキル
スルホニル基、ヒドロキシ基、トリフルオロメチル基お
よびシアノ基から選択される1個以上の置換基によって
置換されたフェニル基であるか、またはジオキソラン環
に縮合したフェニル基であり; R1はH、C1−C6アルキル基およびアリール(C1−C4)ア
ルキル基から選択され; Hetは、環内に1個以上の窒素原子を含有する5−また
は6−員芳香族複素環基(この環は場合によりベンゼン
環または1個以上の窒素原子を含有する別の5−または
6−員芳香族複素環に縮合していてもよい)であって、
上記の複素環の少なくとも1つは、場合により酸素また
は硫黄原子をも含有していてもよく且つ場合により、別
個にC1−C4アルキル基、C1−C4アルコキシ基、ハロゲ
ン、トリフルオロメチル基およびシアノ基から選択され
る1個以上の置換基で置換されていてもよく;そして Zは、ジヒドロピリジン環の5−位に結合したカルボニ
ル基を有する5−または6−員炭素環または複素環を形
成し、上記の炭素環または複素環は場合により、上記カ
ルボニル基に加えて、別個にC1−C4アルキル基、C3−C7
シクロアルキル基、アリール(C1−C4)アルキル基、ア
ミノ基およびオキソ基から選択される3個までの置換基
によって置換されているかまたはベンゼン環に縮合して
いてもよく;Zによって形成される環は、複素環である
ときは、1個の酸素または1または2個の窒素原子を含
有している] の化合物およびその薬学的に受容できる塩類が提供され
る。
上記の定義において、“ハロゲン”は、フッ素、塩素、
臭素または沃素を意味し、“アリール基”は、場合によ
り各々別個にハロゲン、トリフルオロメチル基、C1−C4
アルキル基、ヒドロキシ基、C1−C4アルコキシ基、(C1
−C4アルコキシ)カルボニル基、スルファモイル基およ
びシアノ基から選択される1個以上の置換基によって置
換されていてもよいフェニル基を意味する。3個以上の
炭素原子を含有するアルキル基およびアルコキシ基は、
直鎖または分枝鎖であることができる。
R2は、好ましくは2−クロロフェニル基、2−トリフル
オロメトキシフェニル基、2,4−ジフルオロフェニル
基、4−シアノフェニル基または1,3−ベンゾジオキ
ソール−4−イル基である。
好ましくは、Zは下記の群: (式中、R3はH,C1−C4アルキル基、C3−C7シクロアル
キル基またはアリール−(C1−C4)アルキル基であ
る。) から選択される。最も好ましくは、R3はH,シクロヘキ
シル基またはベンジル基である。
Hetは場合により1または2個のC1−C4アルキル基で置
換されていてもよい1,2,4−トリアゾリル基である
か、または場合により3個までのハロゲンまたはC1−C4
アルキル基で置換されていてもよいか、または場合によ
り1個のC1−C4アルキル基またはCF3基で置換されてお
り且つベンゼンまたはピリジンまたはピリミジン環(こ
れは1個以上のC1−C4アルキル基またはC1−C4−アルコ
キシ基またはハロゲンで置換されていてもよい)に縮合
しているイミダゾリル基であることができる。Hetはま
た、場合により1個から3個までのC1−C4アルキル基ま
たはCF3基で置換されていてもよいピリジル基であって
もよい。
これに代えて、Hetは、場合により2個までのC1−C4
ルキル基で置換されていてもよいオキサゾリルまたはチ
アゾリル基、または、場合によりC1−C4アルキル基また
はCF3基で置換されており、且つオキサゾリルまたはチ
アゾリル環に縮合していてもよいイミダゾリル基であっ
てもよい。
Hetは、より好ましくは、2−メチルイミダゾ[4,
5−c]ピリド−1−イル基、イミダゾール−1−イル
基、ベンズイミダゾール−1−イル基、2−メチルベン
ズイミダゾール−1−イル基、3,5−ジメチル−1,
2,4−トリアゾール−4−イル基、2−トリフルオロ
メチルイミダゾ[4,5−c]ピリド−1−イル基、2
−ブチルイミダゾ[4,5−c]ピリド−1−イル基、
2−メチルイミダゾ[4,5−b]ピリド−3−イル
基、2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリド−3−イ
ル基、2−エチルイミダゾ[4,5−c]ピリド−1−
イル基、7−メトキシ−2−メチルイミダゾ[4,5−
d]ピリミド−3−イル基、2−メチルイミダゾ[4,
5−c]ピリド−3−イル基、2,4,6−トリメチル
イミダゾ[4,5−c]ピリド−1−イル基、2,4−
ジメチルイミダゾール−1−イル基、2−メチルイミダ
ゾール−1−イル基、2,4,5−トリメチルイミダゾ
ール−1−イル基、4−メチルイミダゾール−1−イル
基、2−メチルピリド−3−イル基、2,6−ジメチル
ピリド−3−イル基、3,5−ジメチル−1,2,4−
トリアゾール−1−イル基、4−メチルオキサゾール−
5−イル基、2,4−ジメチルチアゾール−5−イル
基、6−メチルイミダゾ[1,2−b]チアゾール−5
−イル基、または4−メチルチアゾール−5−イル基で
ある。
特に好ましい化合物は、8−(2−クロロフェニル)−
2,4−ジメチル−7−エトキシカルボニル−1,2,
3,4,5,8−ヘキサヒドロ−6−[4−(2−メチ
ルイミダゾ[4,5−c]ピリド−1−イル)フェニ
ル]−ピリド[2,3−d]ピリミジン−1,3−ジオ
ンである。
式(I)の化合物は、少なくとも1個の不斉中心を含有
し、このため1対以上のエナンチオマーとして存在する
と考えられ、このような個々の異性体対は、物理的方
法、例えば親化合物あるいはその適当な塩または誘導体
の分別結晶またはクロマトグラフィーによって分離する
ことができるであろう。別法として、特定の異性体は、
本発明の化合物の製造に使用する前駆体の相当する光学
異性体を用いて製造することができる。本発明には、分
離されているといないとにかかわらず、式(I)の化合
物のすべてのエナンチオマーが包含される。
式(I)の化合物の薬学的に受容できる酸付加塩類は、
無毒の酸付加塩を形成する酸から形成される塩、例えば
塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩または重硫酸塩、リン酸
塩または酸性リン酸塩、酢酸塩、クエン酸塩、フマル酸
塩、グルコン酸塩、乳酸塩、マレイン酸塩、こはく酸
塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸塩およびベンゼンスル
ホン酸塩、である。
式(I)の化合物は、本発明に従って多くの異なる方法
によって得ることができる: (a)一法においては、本化合物は、下記の反応工程に
従ってハンチ(Hantzsch)合成によって得られ
る: (式中、R1,R2,ZおよびHetは、先に定義した通り
である)。
典型的な手順では、ケト−エステル(III)およびアル
デヒドを適当な有機溶剤、例えばエタノールのようなC1
−C4アルカノール中で、式(II)の化合物とともに16
時間までの時間加熱して還流させる。次に式(I)の生
成物を常法により、例えば分配、再結晶またはクロマト
グラフィーにより、単離し、精製することができる。
別法として、典型的にはやや過剰のケトエステル(II
I)をアルデヒドとともに、触媒としてピリジンを含有
するイソプロピルアルコールのような適当な有機溶剤中
で室温で48時間かくはんすることにより、該ケトエス
テルとアルデヒドとを反応させ、式(IV): の中間体化合物を得る。
所望ならばこの中間体化合物は、例えば反応混合物を蒸
発させて、残留物を研和し、生成物を過および適当な
溶媒からの再結晶によって精製することによって、単離
することができる。式(IV)の化合物は次に、例えばア
ルコール性溶媒中60°−130℃、好ましくは還流温
度にこれらの化合物を加熱することによって、化合物
(II)と反応させて式(I)の化合物を生成することが
できる。こうして生成された化合物は、常法によって単
離することができる。
式(III)のケト−エステル類は、公知化合物であるか
または、欧州特許出願88309039.1に記載され
たように製造することができる。
式(II)の化合物は公知化合物であるか、または常法に
より製造することができる。
アルデヒドR2CHOは、公知であるかまたは文献の先例
に従って公知方法によって製造することができる。
(b)別法においては、Zが [式中、R3はH,C1−C4アルキル基、C3−C7シクロアル
キル基またはアリール−(C1−C4)アルキル基である] である式(I)の化合物を式(V): [式中、R4は(C1−C6)アルキル基(メチル基のよう
な)またはアリール(C1−C4)−アルキル基である] の化合物から、窒素下0℃でクロロホルム中の過臭化臭
化−ピリジニウム(pyridinium bromi
de perbromide)およびピリジンとともに
約1時間かくはんし、場合により続いて適当なアミンR3
NH2、例えばシクロヘキシルアミン、ベンジルアミンま
たはアンモニアを添加することによって製造する。次に
混合物を3時間までの時間還流させる。その後式(I)
の生成物を常法、例えば分配、再結晶またはクロマトグ
ラフィーにより単離し精製することができる。
式(V)の出発物質は、常法により、例えば(a)で記
載したハンチ(Hantzsch)合成により製造され
る。
(c)他の別法では、Zが、 である式(I)の化合物を、式(VI): の化合物をアンモニウム塩の存在において(a)からの
式(III)の化合物と反応させることにより、例えば酢
酸アンモニウムおよび氷酢酸の存在において約5分間還
流させることにより、製造することができる。次にこの
生成物を中和し、そして常法により、例えばクロマトグ
ラフィーにより、単離し製造することができる。
本発明の化合物の活性は、それらが試験管内でPAFの
血小板凝集作用を阻害する能力によって示される。試験
は以下のようにして行なわれる。
血液試料を、兎またはヒトから、0.1容のエチレンジ
アミン四酢酸二ナトリウム緩衝剤中にとり、これらの試
料を、15分間遠心分離して血小板に富む血漿を得る。
この血漿をさらに遠心分離して血小板ペレットを得て、
これを緩衝液(4mM KH2PO4,6mM Na2HP
O4,100mM NaCl,0.1%グルコースおよび
0.1%ウシ血清アルブミン、pH7.25)で洗浄し、最
後に、濃度2×108血小板/mとなるように緩衝液
中に再懸濁させる。試料(0.5m)を、担体単独とと
もに、または試験中の特定化合物を含有する担体ととも
に、かくはんしながらペイトン(Paton)血小板凝
集計中で2分間37℃に予備保温する。PAFを、試験
化合物の不在で最大の凝集反応を与えるのに十分な濃度
(10-8ないし10-9モル)で添加し、この溶液の光の
透過率の増加を追うことによって血小板凝集を測定す
る。この濃度範囲の試験化合物の存在でこの実験をくり
返し、反応をその最大値の50%まで減少させるのに必
要な化合物の濃度をIC50値として記録する。
式(I)の化合物の活性はまた、それらがマウスを、P
AFの注射の致死効果から保護する能力によって、生体
内でも証明される。0.9%w/v塩化ナトリウム中のP
AF(50μg/kg)およびDL−プロプラノール(5
mg/kg)の混合物を、尾の静脈を通してマウスに注射す
る(0.2m)。試験中の化合物を、PAF/プロプラ
ノール注射の直前に尾の静脈内に注射するか、または2
時間前に胃管栄養法によって経口的に投与する。本化合
物を、5匹づつのマウス群においていくつかの用量で試
験し、死亡率を50%まで低下させる用量を、PD50
として記録する。
本化合物は、麻酔をかけたモルモットにおいてPAFに
より誘発される気管支収縮を減少させる能力についても
試験する。この試験では、気道抵抗および動的肺コンプ
ライアンスを、気流および経胸膜圧の記録および一回呼
吸量を計算から計算する。PAF(100ng/kg)に
より誘発される気管支収縮を測定する。初回分のPAF
投与の1時間後に、試験中の化合物を投与し、そしてこ
の試験をくり返す。本化合物がPAFの気管支収縮薬効
果を低下させる能力を比率として記録する。
治療用のためには、式(I)の化合物は一般に、意図さ
れた投与経路および標準的な製剤法に関して選択される
製剤用キャリヤーと混合して投与されるであろう。例え
ば、これらは、でん粉または乳糖のような賦形剤を含有
する錠剤の形で、あるいは単独または賦形剤と混合した
カプセル剤または小卵状態で、あるいは矯味矯臭剤また
は着色剤を含有するエリキシル剤または懸濁剤形で、経
口的に投与することができる。これらは非経口的に、例
えば静脈内、筋肉内または皮下に注射することもでき
る。非経口投与用には、これらを無菌水溶液の形で使用
するのが最も良く、この無菌水溶液は他の物質、例えば
溶液を血液と等張にするのに十分な塩類またはグルコー
スを含有していてもよい。
アレルギー性気管支状態および関節炎の治療または予防
の目的でヒトに投与するためには、本化合物の経口投与
量は、一般に平均的な成人患者(70kg)に対して1日
に2−1000mgの範囲内であろう。すなわち、典型的
な成人患者用には、個々の錠剤またはカプセル剤は、適
当な薬学的に受容できる賦形剤またはキャリヤー中に1
ないし500mgの活性化合物を含有する。静脈内投与の
ための用量は、典型的には必要に応じて1回の投与あた
り1ないし10mgの範囲内であろう。アレルギー性およ
び気管支の過反応性状態の治療のためには、噴霧器また
はエーロゾルによる吸入が好ましい投薬経路であろう。
この経路による用量水準は、必要に応じて1回の投与あ
たり0.1ないし50mgの範囲内であろう。実際には医師
が、個々の患者にとって最適であると思われる具体的用
量を決定するであろうし、その量は、その特定の患者の
年令、体重および反応によって変わるであろう。上記の
用量は、平均的な場合の一例であるが、もちろんこれよ
り高いかまたは低い用量範囲が有益である個々の例もあ
り、このような場合も本発明の範囲内である。
従って、別の観点においては、本発明は式(I)の化合
物またはその薬学的に受容できる塩、ならびに薬学的に
受容できる希釈剤またはキャリヤーより成る薬剤組成物
を提供する。
本発明はまた医療、特にヒトのアレルギーおよび炎症状
態の治療に使用するための式(I)の化合物またはその
薬学的に受容できる塩をも包含する。
本発明の化合物の製法を以下の実施例によってさらに具
体的に説明する。
実施例 8−(2−クロロフェニル)−2,4−ジメチル−6−
エトキシカルボニル−1,2,3,4,5,8−ヘキサ
ヒドロ−6−[4−(2−メチルイミダゾ[4,5−
c]ピリド−1−イル)−フェニル]−ピリド[2,3
−d]ピリミジン−1,3−ジオン エタノール(8m)中の6−アミノ−1,3−ジメチ
ルウラシル(310mg,2.0ミリモル)、2−クロロベ
ンズアルデヒド(280mg,2.0ミリモル)および4′
−(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリド−1−イ
ル)ベンゾイル酢酸エチル(647mg,2.0ミリモル)
の混合物を、窒素下で14時間還流温度に加熱した。混
合物を冷却して過した。固体をジクロロメタン中でか
くはんし、不溶性の物質を去した。液を減圧下で濃
縮し、残留物をエタノールとともに研和して、標題化合
物(460mg,4%)を黄色褐色固体として得た、融点
216−219℃。
分析% 実測値:C,61.13;H,4.86;N,13.82 C31H27ClN6O4・3/2H2Oの必要値:C,61.03;H,4.95;N,1
3.77 製造例1 4′−(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリド−1
−イル)ベンゾイル酢酸エチル 方法A 本質的には、ワイ・キシ(Y・Kishi),エス・エ
ム・ハニック(S.M.Hannick),J.Or
g.Chem.,1983,48,3833の方法であ
る。
亜鉛末(894mg,13.7ミリモル)を乾燥テトラヒド
ロフラン(3m)中に窒素下で懸濁させ、室温で10
分間音波処理した。ブロモ−酢酸エチル(2滴)を加え
て、混合物を5分間還流させた。乾燥テトラヒドロフラ
ン(6m)中の1−(4−シアノフェニル)−2−メ
チルイミダゾ[4,5−c]ピリジン(640mg,2.7
4ミリモル)の溶液を加えて、混合物を5分間還流させ
た。乾燥テトラヒドロフラン(2m)中のブロモ酢酸
エチル(1.822g,10.94ミリモル)の溶液を還流温
度で1時間にわたって滴加し、さらに10分後に、混合
物を室温まで放冷した。50%炭酸カリウム水溶液(1
m)を加え、混合物を室温で45分間かくはんし、次
に、アルボセル(Arbocel)過助剤を通して
過し、THFで洗浄した。液を減圧下で濃縮して、黄
色ガム状物を得た。この物質を室温で15分間、20%
トリフルオロ酢酸水溶液(10m)およびジクロロメ
タン(50m)の混合物で処理した。混合物を、炭酸
水素ナトリウム飽和水溶液の添加によって中和した後、
ジクロロメタン(2×30m)で抽出した。合わせた
抽出物を乾燥させ(MgSO4)、減圧下で濃縮し、そし
て粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エチ
ル中の10−20%メタノールで溶出する)により精製
して、4′−(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリ
ド−1−イル)ベンゾイル酢酸エチル(480mg,54
%)を黄色ガム状物として得た。
方法Aによって得た物質は白色固体、融点111−11
2℃(酢酸エチルから再結晶後)であった。1 H−NMR(300 MHz,CDCl3)1.32(3H,t,J
6Hz),2.61(3H,s),4.09(2H,s),4.28(2H,q,J 6Hz),7.16(1
H,d,J 6Hz),7.55(2H,d,J 9Hz),8.23(2H,d,J 9Hz),8.46
(1H,d,J 6Hz),9.09(1H,s). 方法B (a)4−(4−アセチルフェニル)アミノ−3−ニト
ロピリジン塩酸塩 エタノール(40m)中の4−クロロ−3−ニトロピ
リジン塩酸塩(9.75g,50ミリモル)の溶液を、エ
タノール(25m)中のp−アミノアセトフェノン
(6.76g,50m)のスラリーに加え、混合物を一
晩室温でかくはんした。混合物を氷中で冷却し、黄色固
体を過して真空乾燥させた。収量10.1g(69
%)、融点197−200℃。1 H−NMR(300 MHz,DMSO−d6)2.61(3H,
s),7.19(1H,d,J 7Hz),7.53(2H,d,J 8Hz),8.07(2H,d,J 8
Hz),8.33(1H,d,J 7Hz),9.36(1H,s),10.74(1H,s). (b)4−(4−アセチルフェニル)アミノ−3−アミ
ノピリジン 4−(4−アセチルフェニル)アミノ−3−ニトロピリ
ジン塩酸塩(2.0g,71.8ミリモル)を、水酸化ナトリ
ウム水溶液およびジクロロメタン(3×20m)の間
に分配させた。合わせた有機層を水(20m)で洗浄
し、減圧下で濃縮して固体を得た。エタノール(20m
)を添加し、溶液を、5%炭素上パラジウム(0.2
g)上で50p.s.i.(345kPa)で3.5時間
水素化した。触媒を去し、溶媒を減圧下で除去して、
褐色固体(1.8g)を得た。このものは、精製すること
なく次の反応に直接使用した、融点165−166℃
(エタノールから再結晶後)。1 H−NMR(300 MHz,DMSO−d6)2.47(3H,
s),5.00(2H,br.s),7.04(3H,m),7.70(1H,br,s),7.83(2H,
d,J 8Hz),7.98(1H,br.s),8.12(1H,s). (c)1−(4−アセチル)フェニル−2−メチルイミ
ダゾ[4,5−c]ピリジン 酢酸(204m)および無水酢酸(204m)中の
4−(4−アセチルフェニル)アミノ−3−アミノピリ
ジン(68.0g,0.3ミリモル)の溶液を1.5時間95℃
に加熱してから冷却し、減圧下で濃縮した。残留物を水
(500m)に溶解させ、飽和アンモニア水の添加に
よって塩基性にした。生成物を去して、水(2×10
0m)で洗浄し、真空乾燥させて、標題化合物(61.
0g,81%)を褐色固体として得た、融点155−1
56℃(水から再結晶後)。1 H−NMR(300 MHz,CDCl3)2.59(3H,s),
2.72(3H,s),7.12(1H,d,J 5Hz),7.53(2H,d,J 8Hz),8.22
(2H,d,J 8Hz),8.40(1H,d,J 5Hz),9.04(1H,s). (d)4′−(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリ
ド−1−イル]ベンゾイル酢酸エチル 乾燥テトラヒドロフラン(175m)中の1−(4−
アセチル)フェニル−2−メチル−イミダゾ[4,5−
c]ピリジン(17.5g,69.7ミリモル)の溶液を、還
流温度でかくはんしながら45分かけて、乾燥テトラヒ
ドロフラン(35m)および炭酸ジエチル(24.7
g,209ミリモル)の混合物中の水素化ナトリウム
(3.68g,153ミリモル)のスラリーに加えた。さ
らに1時間後に、混合物を冷却し、ヘキサン(200m
)を加え、こうして得られた沈殿を過してとり、ヘ
キサン(52×100m)で洗浄した。この固体を酢
酸エチル(200m)中に懸濁させ、酢酸(10.2
g)を加えた。15分間かくはんした後、水(200m
)を加え、有機層を分離した。水性相を酢酸エチル
(100m)で抽出して、合わせた有機溶液を水(2
00m)で洗浄し、乾燥させ(MgSO4)、濃縮し
て、ガム状物(17.3g,77%)を得た。この物質
は、所望ならばフラッシュクロマトグラフィー(酢酸エ
チル:メタノール=7:1で溶出する)によってさらに
精製して、標題化合物を白色固体として得ることができ
る。
方法C (a)4−(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリド
−1−イル)安息香酸 無水エタノール(55m)中の1−(4−シアノフェ
ニル)−2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリジン
(12.0g,51.3ミリモル)および40%水酸化ナトリ
ウム水溶液(55m)の混合物を、11/2時間還流温
度に加熱した。溶媒を減圧下で除去し、褐色の残留物を
水に溶解させた。この溶液を、氷を加えることによって
0℃まで冷却した。氷酢酸(約33m)をゆっくり加
えた。沈殿した淡黄色の固体を過してとり、水で洗浄
し、70℃で真空乾燥させた。収量9.14g(70
%)。1 H−NMR(300 MHz,DMSO−d6)2.49(3H,
s),7.25(1H,d,J 6Hz),7.72(2H,d,J 6Hz),8.17(2H,d,J 6
Hz),8.30(2H,d,J 6Hz),8.92(1H,s). (b)4’−(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリ
ド−1−イル)ベンゾイル酢酸エチル 塩化オキサリル(17.0m,184ミリモル)を、窒
素下で氷冷しながら、乾燥ジクロロメタン(200m
)中の4−(2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリ
ド−1−イル)安息香酸(11.64g,46ミリモル)
および乾燥ジメチルホルムアミド(0.2m)の混合物
に加えた。この添加の終わりに、混合物を室温で1時間
音波処理した後、減圧下で濃縮し、乾燥ジクロロエタン
(200m)中に再懸濁させた。
分液ロートで、塩化イソプロピルマグネシウム(テトラ
ヒドロフラン中の2M溶液137m,274ミリモ
ル)を20分かけて0℃で乾燥ジクロロメタン(100
m)中のマロン酸エチル(18.14g,137ミリモ
ル)の溶液に滴加した。さらに20分後に、この溶液を
室温で、上で生じた酸塩化物の懸濁液に加えた。赤色の
混合物を室温で30分間音波処理してから、氷中で冷却
し、その間に4N塩酸(250m)を加えた。混合物
を室温で10分間かくはんし、ジクロロメタン(200
m)で希釈し、そして各層を分離した。水性層を重炭
酸ナトリウム飽和水溶液で中和し、ジクロロメタン(3
×200m)で抽出した。合わせた抽出物を乾燥させ
(MgSO4)、減圧下で濃縮して、黄色ガム状物を得
た。このものは放置するとゆっくり結晶化した。収量1
2.10g(80%)。
1−(4−シアノフェニル)−2−メチルイミダゾ
[4,5−c]ピリジン (a)N−(4−シアノフェニル)−4−アミノ−3−
ニトロピリジンJ.C.S. Perkin Trans.I ,197
9,135の方法に従って、p−シアノアニリン(6.8
94g,58.4ミリモル)を、エタノール(200m
)中の4−クロロ−3−ニトロピリジン(9.26g,
58.4ミリモル)の溶液に加え、混合物を室温で18時
間かくはんした。得られた黄色の懸濁液を500mの
氷冷希アンモニア中に注ぎ、過した。固体を150m
の沸騰エタノールで処理し、氷中で冷却し、過し
て、N−(4−シアノフェニル)−4−アミノ−3−ニ
トロピリジン、12.15gを鮮黄色粉末として得た、融
点210−211℃。1 H−NMR(300 MHz,CDCl3)7.15(1H,d,J
6Hz),7.45(2H,d,J 9Hz),7.79(2H,d,J 9Hz),8.43(1H,d,J
6Hz),9.36(1H,s),9.80(1H,br,s). (b)3−アミノ−4−(4′−シアノフェニル)アミ
ノピリジンPharm.Helv.Acta ,1975,50,1
88の方法の変法に従って、塩化第一スズ二水和物(5
6.4g,250ミリモル)を、2N塩酸水溶液(35m
)、水(150m)およびエタノール(75m)
中のN−(4−シアノフェニル)−4−アミノ−3−ニ
トロピリジン(12.0g,50ミリモル)の懸濁液に加
え、得られた化合物を、窒素下で10分間加熱して還流
させた。混合物を氷中で冷却し、氷冷2N水酸化ナトリ
ウム水溶液(400m)中に注ぎ、過した。クリー
ム色の固体を2N水酸化ナトリウム水溶液および水で洗
浄し、その後、真空デシケーター中で乾燥させた。生成
物である3−アミノ−4−(4′−シアノフェニル)−
アミノピリジン9.31gは、光および空気に暴露すると
徐々に赤味がかった褐色に変化する。1 H−NMR(300 MHz,CDCl3)3.52(2H,br,
s),6.04(1H,br,s),7.03(2H,d,J 9Hz),7.59(2H,d,J 9H
z),8.07(1H,m),8.20(1H,s). (c)1−(4−シアノフェニル)−2−メチルイミダ
ゾ[4,5−c]ピリジン 3−アミノ−4−(4′−シアノフェニル)アミノピリ
ジン(9.31g,44.3ミリモル)、オルト酢酸トリエチ
ル(40m)および無水酢酸(30m)の混合物
を、窒素下で2時間還流温度に加熱し、冷却した後、減
圧下で濃縮した。褐色残留物を1M塩酸に溶解させ、酢
酸エチル(200m)で洗浄した。水性層を、飽和ア
ンモニア水で塩基性にして、ジクロロメタン(3×20
0m)で抽出した。合わせた抽出物を水で洗浄し、乾
燥させ(MgSO4)、濃縮して、1−(4−シアノフェ
ニル)−2−メチルイミダゾ[4,5−c]ピリジン、
6.5gを褐色固体として得た。1 H−NMR(300 MHz,CDCl3)2.61(3H,s),
7.13(1H,d,J 6Hz),7.58(2H,d,J 9Hz),7.98(2H,d,J 9H
z),8.45(2H,d,J 6Hz),9.11(1H,s).
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 403/10 209 8829−4C 413/10 209 8829−4C 215 8829−4C 417/10 209 9051−4C 215 9051−4C 471/04 104 H 8829−4C 106 C 8829−4C 107 E 8829−4C Z 8829−4C 108 A 8829−4C 118 Z 8829−4C 491/048 7019−4C 513/04 325 8415−4C // A61K 31/435 AED 9360−4C 31/44 9360−4C 31/47 ABF 9360−4C 31/505 ABE 9360−4C

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I): 〔式中、R2はフェニル基または、別個にニトロ基、ハロ
    ゲン、C1−C4アルキル基、C1−C4アルコキシ基、アリー
    ル(C1−C4)アルコキシ基、過フルオロ(C1−C4)−ア
    ルコキシ基、C1−C4アルキルチオ基、C1−C4−アルキル
    スルホニル基、ヒドロキシ基、トリフルオロメチル基お
    よびシアノ基から選択される1個以上の置換基によって
    置換されたフェニル基であるか、またはジオキソラン環
    に縮合したフェニル基であり; R1はH、C1−C6アルキル基およびアリール(C1−C4)ア
    ルキル基から選択され; Hetは、2−メチルイミダゾ〔4,5−c〕ピリド−1−イ
    ル基、イミダゾール−1−イル基、ベンズイミダゾール
    −1−イル基、2−メチルベンズイミダゾール−1−イ
    ル基、3,5−ジメチル−1,2,4−トリアゾール−4−イル
    基、2−トリフルオロメチルイミダゾ〔4,5−c〕ピリ
    ド−1−イル基、2−ブチルイミダゾ〔4,5−c〕ピリ
    ド−1−イル基、2−メチルイミダゾ〔4,5−b〕ピリ
    ド−3−イル基、2−メチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリ
    ド−3−イル基、2−エチルイミダゾ〔4,5−c〕ピリ
    ド−1−イル基、7−メトキシ−2−メチルイミダゾ
    〔4,5−d〕ピリミド−3−イル基、2−メチルイミダ
    ゾ〔4,5−c〕ピリド−3−イル基、2,4,6−トリメチル
    イミダゾ〔4,5−c〕ピリド−1−イル基、2,4−ジメチ
    ルイミダゾール−1−イル基、2−メチルイミダゾール
    −1−イル基、2,4,5−トリメチルイミダゾール−1−
    イル基、4−メチルイミダゾール−1−イル基、2−メ
    チルピリド−3−イル基、2,6−ジメチルピリド−3−
    イル基、3,5−ジメチル−1,2,4−トリアゾール−1−イ
    ル基、4−メチルオキサゾール−5−イル基、2,4−ジ
    メチルチアゾール−5−イル基、6−メチルイミダゾ
    〔1,2−b〕チアゾール−5−イル基、または4−メチ
    ルチアゾール−5−イル基であり、そして Zは下記の群: 〔式中、R3はH、C1−C4アルキル基、C3−C7シクロアル
    キル基またはアリール(C1−C4)アルキル基である〕 から選択される〕 の化合物およびその薬学的に受容できる塩。
  2. 【請求項2】R2が2−クロロフェニル基、2−トリフル
    オロメトキシフェニル基、2,4−ジフルオロフェニル
    基、4−シアノフェニル基または1,3−ベンゾジオキソ
    ール−4−イル基である、請求の範囲第1項に記載の化
    合物。
  3. 【請求項3】R3がH、シクロヘキシル基またはベンジル
    基である、請求の範囲第1または2項に記載の化合物。
  4. 【請求項4】8−(2−クロロフェニル)−2,4−ジメ
    チル−7−エトキシカルボニル−1,2,3,4,5,8−ヘキサ
    ヒドロ−6−〔4−(2−メチルイミダゾ〔4,5−c〕
    ピリド−1−イル)フェニル〕−ピリド〔2,3−d〕ピ
    リミジン−1,3−ジオン。
  5. 【請求項5】式:R2CHOの化合物、式(II)の化合物お
    よび式(III)の化合物を反応させる: (式中、R1,R2,ZおよびHetは、下に定義する通りで
    ある)ことを特徴とする、式(I): 〔式中、R2はフェニル基または、別個にニトロ基、ハロ
    ゲン、C1−C4アルキル基、C1−C4アルコキシ基、アリー
    ル(C1−C4)アルコキシ基、過フルオロ(C1−C4)アル
    コキシ基、C1−C4アルキルチオ基、C1−C4アルキルスル
    ホニル基、ヒドロキシ基、トリフルオロメチル基および
    シアノ基から選択される1個以上の置換基によって置換
    されたフェニル基であるか、またはジオキソラン環に縮
    合したフェニル基であり; R1はH、C1−C6アルキル基およびアリール(C1−C4)ア
    ルキル基から選択され; Hetは、2−メチルイミダゾ〔4,5−c〕ピリド−1−イ
    ル基、イミダゾール−1−イル基、ベンズイミダゾール
    −1−イル基、2−メチルベンズイミダゾール−1−イ
    ル基、3,5−ジメチル−1,2,4−トリアゾール−4−イル
    基、2−トリフルオロメチルイミダゾ〔4,5−c〕ピリ
    ド−1−イル基、2−ブチルイミダゾ〔4,5−c〕ピリ
    ド−1−イル基、2−メチルイミダゾ〔4,5−b〕ピリ
    ド−3−イル基、2−メチルイミダゾ〔1,2−a〕ピリ
    ド−3−イル基、2−エチルイミダゾ〔4,5−c〕ピリ
    ド−1−イル基、7−メトキシ−2−メチルイミダゾ
    〔4,5−d〕ピリミド−3−イル基、2−メチルイミダ
    ゾ〔4,5−c〕ピリド−3−イル基、2,4,6−トリメチル
    イミダゾ〔4,5−c〕ピリド−1−イル基、2,4−ジメチ
    ルイミダゾール−1−イル基、2−メチルイミダゾール
    −1−イル基、2,4,5−トリメチルイミダゾール−1−
    イル基、4−メチルイミダゾール−1−イル基、2−メ
    チルピリド−3−イル基、2,6−ジメチルピリド−3−
    イル基、3,5−ジメチル−1,2,4−トリアゾール−1−イ
    ル基、4−メチルオキサゾール−5−イル基、2,4−ジ
    メチルチアゾール−5−イル基、6−メチルイミダゾ
    〔1,2−b〕チアゾール−5−イル基、または4−メチ
    ルチアゾール−5−イル基であり、そして Zは 〔式中、R3はH、C1−C4アルキル基、C3−C7シクロアル
    キル基またはアリール(C1−C4)アルキル基である〕 から選択される〕 の化合物またはその薬学的に受容できる塩を製造する方
    法。
  6. 【請求項6】式(II),(III)およびR2CHOの化合物を
    一緒に溶媒中で加熱する、請求の範囲第5項に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】式(III)の化合物および式:R2CHOの化合
    物を反応させて、式IV: の化合物を生成させ、そしてこの式(IV)の化合物を式
    (II)の化合物と反応させて式(I)の化合物を生成さ
    せる、請求の範囲第5項に記載の方法。
  8. 【請求項8】R2が2−クロロフェニル基、2−トリフル
    オロメトキシフェニル基、2,4−ジフルオロフェニル
    基、4−シアノフェニル基または1,3−ベンゾジオキソ
    ール−4−イル基である、請求の範囲第5ないし7項の
    いずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】R3がH、シクロヘキシル基またはベンジル
    基である、請求の範囲第8項に記載の方法。
  10. 【請求項10】化合物が8−(2−クロロフェニル)−
    2,4−ジメチル−7−エトキシカルボニル−1,2,3,4,5,8
    −ヘキサヒドロ−6−〔4−(2−メチルイミダゾ〔4,
    5−c〕ピリド−1−イル)フェニル〕−ピリド〔2,3−
    d〕ピリミジン−1,3−ジオンである、請求の範囲第
    5,6または7項に記載の方法。
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