JPH06312157A - 弁当箱等のポリプロピレン製食品容器の塗装方法 - Google Patents
弁当箱等のポリプロピレン製食品容器の塗装方法Info
- Publication number
- JPH06312157A JPH06312157A JP15268392A JP15268392A JPH06312157A JP H06312157 A JPH06312157 A JP H06312157A JP 15268392 A JP15268392 A JP 15268392A JP 15268392 A JP15268392 A JP 15268392A JP H06312157 A JPH06312157 A JP H06312157A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polypropylene
- food container
- coating
- lunch box
- corona discharge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コロナ放電技術を利用することにより、弁当
箱等のポリプロピレン製食品容器の完全なる表面塗装を
可能とする。 【構成】 弁当箱等のポリプロピレン製食品容器成形物
の被塗装面に、高周波高電圧を利用したコロナ放電を均
一に照射して該塗装面を電気、化学的に活性化させて接
着性や印刷適性をより向上させた後、ポリプロピレン専
用塗料をもって吹付け塗装等にて表面塗装を行う。
箱等のポリプロピレン製食品容器の完全なる表面塗装を
可能とする。 【構成】 弁当箱等のポリプロピレン製食品容器成形物
の被塗装面に、高周波高電圧を利用したコロナ放電を均
一に照射して該塗装面を電気、化学的に活性化させて接
着性や印刷適性をより向上させた後、ポリプロピレン専
用塗料をもって吹付け塗装等にて表面塗装を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弁当箱等のポリプロピ
レン製食品容器の塗装方法に関するものである。
レン製食品容器の塗装方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレンは、弾力性に優れて割れ
にくく、また、軽量であり、更には成形性、加工性等の
特性に優れているため、弁当箱等の食品容器の材料とし
て多用されており、このポリプロピレン製食品容器成形
物に対する絵柄等の塗装方法としては、成形金型の雌型
に絵柄等を印刷したポリプロピレン製フイルムを静電気
作用でかけ、この雌型に材料であるポリプロピレンを約
180〜190℃の温度で流し込んで成形する方法や、
絵柄等をシルク印刷したフイルムを溶着する方法等が知
られている。
にくく、また、軽量であり、更には成形性、加工性等の
特性に優れているため、弁当箱等の食品容器の材料とし
て多用されており、このポリプロピレン製食品容器成形
物に対する絵柄等の塗装方法としては、成形金型の雌型
に絵柄等を印刷したポリプロピレン製フイルムを静電気
作用でかけ、この雌型に材料であるポリプロピレンを約
180〜190℃の温度で流し込んで成形する方法や、
絵柄等をシルク印刷したフイルムを溶着する方法等が知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】ところで、従来の技
術で述べたもののうち前者においては、フイルムもポリ
プロピレンであるために、同質の材料との密着性が悪
く、場合によっては空気が入り、長年使用においては、
フイルムが剥離してしまうという問題点があり、また後
者においても、フイルムが剥離しやすいばかりか、溶着
面が凹凸の場合には、フイルムを溶着することが困難で
あるという問題点があった。
術で述べたもののうち前者においては、フイルムもポリ
プロピレンであるために、同質の材料との密着性が悪
く、場合によっては空気が入り、長年使用においては、
フイルムが剥離してしまうという問題点があり、また後
者においても、フイルムが剥離しやすいばかりか、溶着
面が凹凸の場合には、フイルムを溶着することが困難で
あるという問題点があった。
【0004】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところ
は、弁当箱等のポリプロピレン製食品容器の塗装を確実
ならしめると共に、その工程の簡素化を図り、以って作
業性の向上に寄与せんとするにある。
問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところ
は、弁当箱等のポリプロピレン製食品容器の塗装を確実
ならしめると共に、その工程の簡素化を図り、以って作
業性の向上に寄与せんとするにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、弁当箱等のポリプリピレン製食品容器成
形物の被塗装面に、高周波高電圧を利用したコロナ放電
を照射した後、該照射面に吹付け塗装等による塗装処理
を施す構成を特徴とするものである。
め、本発明は、弁当箱等のポリプリピレン製食品容器成
形物の被塗装面に、高周波高電圧を利用したコロナ放電
を照射した後、該照射面に吹付け塗装等による塗装処理
を施す構成を特徴とするものである。
【0006】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は本塗装方法の工程図、図2及び図3は工程説明図
で、これら図において、弁当箱等の食品容器はポリプロ
ピレンによる一体成形品として得られ、該ポリプロピレ
ン製食品容器成形物1(以下、単に成形物1という。)
は、先ずその被塗装面2がコロナ放電処理される。更に
説明すると、高周波高電圧を利用したコロナ放電手段1
0によりコロナ放電が均一に照射されて、被塗装面とし
ての照射面が電気、化学的に活性化されて接着性や印刷
適性が向上する。
図1は本塗装方法の工程図、図2及び図3は工程説明図
で、これら図において、弁当箱等の食品容器はポリプロ
ピレンによる一体成形品として得られ、該ポリプロピレ
ン製食品容器成形物1(以下、単に成形物1という。)
は、先ずその被塗装面2がコロナ放電処理される。更に
説明すると、高周波高電圧を利用したコロナ放電手段1
0によりコロナ放電が均一に照射されて、被塗装面とし
ての照射面が電気、化学的に活性化されて接着性や印刷
適性が向上する。
【0007】なお、図示の実施例では、成形物1の上面
のみを被塗装面とし、該上面のみにコロナ放電を照射さ
せた場合であるが、成形物1の外表面全体、または内外
面全体に塗装を施す場合においては、その被塗装面全体
を各態様の放電電極を介してコロナ放電を照射し、全表
面を活性化させることが必要である。
のみを被塗装面とし、該上面のみにコロナ放電を照射さ
せた場合であるが、成形物1の外表面全体、または内外
面全体に塗装を施す場合においては、その被塗装面全体
を各態様の放電電極を介してコロナ放電を照射し、全表
面を活性化させることが必要である。
【0008】次いで、活性化された被塗装面にポリプロ
ピレン専用塗料が公知の吹付け塗装等の手段20により
表面塗装及びクリアー塗装がなされて塗装層3が形成さ
れ、またはスクリーン印刷により絵柄等の塗装がなされ
る。次いで、約80℃の温度下において乾燥処理がなさ
れ、これにて一連の塗装処理工程は完了する。
ピレン専用塗料が公知の吹付け塗装等の手段20により
表面塗装及びクリアー塗装がなされて塗装層3が形成さ
れ、またはスクリーン印刷により絵柄等の塗装がなされ
る。次いで、約80℃の温度下において乾燥処理がなさ
れ、これにて一連の塗装処理工程は完了する。
【0009】このように、本発明に係る塗装方法は、ポ
リプロピレン製食品容器成形物の被塗装面に対するコロ
ナ放電の照射工程を経て塗装処理がなされるものである
が、これらコロナ放電による照射、照射面への塗装等の
処理は自動制御による一連の自動連続的な工程によって
なされる。
リプロピレン製食品容器成形物の被塗装面に対するコロ
ナ放電の照射工程を経て塗装処理がなされるものである
が、これらコロナ放電による照射、照射面への塗装等の
処理は自動制御による一連の自動連続的な工程によって
なされる。
【0010】
【発明の効果】しかして、本発明によれば、弁当箱等の
ポリプロピレン製食品容器成形物の表面塗装は、その前
処理として、被塗装面に対し高周波高電圧を利用したコ
ロナ放電を照射して、該照射面を電気、化学的に活性化
させて接着性、印刷性をより高め、次いで、ポリプロピ
レン専用塗料をもって吹付け塗装等にて表面塗装するも
のであるから、塗装が完全であって、塗装はがれ等はな
く、商品価値の高い弁当箱等のポリプロピレン製食品容
器を提供することができる。
ポリプロピレン製食品容器成形物の表面塗装は、その前
処理として、被塗装面に対し高周波高電圧を利用したコ
ロナ放電を照射して、該照射面を電気、化学的に活性化
させて接着性、印刷性をより高め、次いで、ポリプロピ
レン専用塗料をもって吹付け塗装等にて表面塗装するも
のであるから、塗装が完全であって、塗装はがれ等はな
く、商品価値の高い弁当箱等のポリプロピレン製食品容
器を提供することができる。
【図1】本発明に係る塗装方法の一例での工程図であ
る。
る。
【図2】コロナ放電処理工程の概略説明図である。
【図3】表面塗装処理工程の概略説明図である。
1 弁当箱等のポリプロピレン製食品容器成形物 2 被塗装面 3 塗装層 10 コロナ放電手段 20 塗装手段
Claims (1)
- 【請求項1】 弁当箱等のポリプロピレン製食品容器成
形物の被塗装面に、高周波高電圧を利用したコロナ放電
を照射した後、該照射面に塗装処理を施す構成を特徴と
する弁当箱等のポリプロピレン製食品容器の塗装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15268392A JPH06312157A (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | 弁当箱等のポリプロピレン製食品容器の塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15268392A JPH06312157A (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | 弁当箱等のポリプロピレン製食品容器の塗装方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06312157A true JPH06312157A (ja) | 1994-11-08 |
Family
ID=15545840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15268392A Pending JPH06312157A (ja) | 1992-05-20 | 1992-05-20 | 弁当箱等のポリプロピレン製食品容器の塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06312157A (ja) |
-
1992
- 1992-05-20 JP JP15268392A patent/JPH06312157A/ja active Pending
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