JPH06312085A - 洗濯機 - Google Patents
洗濯機Info
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- JPH06312085A JPH06312085A JP5102654A JP10265493A JPH06312085A JP H06312085 A JPH06312085 A JP H06312085A JP 5102654 A JP5102654 A JP 5102654A JP 10265493 A JP10265493 A JP 10265493A JP H06312085 A JPH06312085 A JP H06312085A
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- JP
- Japan
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- rotation speed
- washing machine
- stator winding
- machine motor
- stator
- Prior art date
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- Pending
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B40/00—Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers
Landscapes
- Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、洗濯機モータの回転速度検出構成
を簡単に、しかも振動や高湿度環境に強くなるようにで
きるようにしている。 【構成】 洗濯機モータ8は極数の異なる第1の固定子
巻線17および第2の固定子巻線18を有して構成され
ている。比較器20は、設定された回転速度に基づいて
いずれの固定子巻線を通電制御するかを選択し、回転速
度検出手段26は、通電制御されていない固定子巻線に
発生する誘起電圧の周波数から回転速度検出信号を得、
駆動制御手段22は、比較器20により選択された固定
子巻線を前記回転速度検出信号に基づいて洗濯機モータ
8の回転速度が前記設定回転速度となるように駆動制御
する。
を簡単に、しかも振動や高湿度環境に強くなるようにで
きるようにしている。 【構成】 洗濯機モータ8は極数の異なる第1の固定子
巻線17および第2の固定子巻線18を有して構成され
ている。比較器20は、設定された回転速度に基づいて
いずれの固定子巻線を通電制御するかを選択し、回転速
度検出手段26は、通電制御されていない固定子巻線に
発生する誘起電圧の周波数から回転速度検出信号を得、
駆動制御手段22は、比較器20により選択された固定
子巻線を前記回転速度検出信号に基づいて洗濯機モータ
8の回転速度が前記設定回転速度となるように駆動制御
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗濯機モータおよびそ
の駆動制御構成に改良を加えた洗濯機に関する。
の駆動制御構成に改良を加えた洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、洗濯機では、撹拌体を回転させる
洗濯機モータとして、比較的高出力が得られる永久磁石
形ブラシレスモータを使用することが多くなってきてい
る。このものでは、使用者側によって、洗濯制御内容
(例えば「念入り洗い」、「標準」および「手洗い」
等)が指定されると、その洗濯制御内容によって洗濯機
モータの回転速度を設定し、洗濯機モータをその設定さ
れた回転速度にて速度制御するようにしている。この場
合、回転速度検出は、回転体側に磁石を設けると共に、
固定部位にホール素子を設け、このホール素子の出力信
号に基づいて行なうようにしている。
洗濯機モータとして、比較的高出力が得られる永久磁石
形ブラシレスモータを使用することが多くなってきてい
る。このものでは、使用者側によって、洗濯制御内容
(例えば「念入り洗い」、「標準」および「手洗い」
等)が指定されると、その洗濯制御内容によって洗濯機
モータの回転速度を設定し、洗濯機モータをその設定さ
れた回転速度にて速度制御するようにしている。この場
合、回転速度検出は、回転体側に磁石を設けると共に、
固定部位にホール素子を設け、このホール素子の出力信
号に基づいて行なうようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のものでは、次の欠点があった。すなわち、ホール素
子等の半導体は、熱や振動に比較的弱く、信頼性に欠け
る問題があった。また、回転速度検出用磁石の取付けお
よびホール素子の取付けについて構造が複雑で、さらに
両者間の寸法精度を高くする必要があり、寸法精度が悪
いと出力信号が得られないことがある。またホール素子
の出力が小さいため、s/n比が悪く、出力の増幅が必
要であった。特に、洗濯機においては、振動が発生しや
すく、ホール素子の信頼性に欠け、また、水滴付着の虞
や高湿度環境で使用されるため、ホール素子に対する湿
気対策も必要であった。
成のものでは、次の欠点があった。すなわち、ホール素
子等の半導体は、熱や振動に比較的弱く、信頼性に欠け
る問題があった。また、回転速度検出用磁石の取付けお
よびホール素子の取付けについて構造が複雑で、さらに
両者間の寸法精度を高くする必要があり、寸法精度が悪
いと出力信号が得られないことがある。またホール素子
の出力が小さいため、s/n比が悪く、出力の増幅が必
要であった。特に、洗濯機においては、振動が発生しや
すく、ホール素子の信頼性に欠け、また、水滴付着の虞
や高湿度環境で使用されるため、ホール素子に対する湿
気対策も必要であった。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなさたものであ
り、その目的は、洗濯機モータの回転速度検出を簡単な
構成で行ない得、しかも振動や高湿度環境に強くて洗濯
機モータの回転速度検出の信頼性が高くなり、もって、
洗濯機モータの回転速度制御を精度良く行なうことがで
き、総じて、洗濯性能の安定を図ることが可能となる洗
濯機を提供するにある。
り、その目的は、洗濯機モータの回転速度検出を簡単な
構成で行ない得、しかも振動や高湿度環境に強くて洗濯
機モータの回転速度検出の信頼性が高くなり、もって、
洗濯機モータの回転速度制御を精度良く行なうことがで
き、総じて、洗濯性能の安定を図ることが可能となる洗
濯機を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の洗濯機は、二つ
のロータマグネットを一つの回転軸にその軸方向に並べ
て取着した回転子を備えると共に各ロータマグネットに
対向して異なる極数の第1の固定子巻線および第2の固
定子巻線を設けた固定子を備えた洗濯機モータと、洗濯
制御内容に基づいて回転速度を設定する回転速度設定手
段と、設定された回転速度に基づいていずれの固定子巻
線を通電制御するかを選択する選択手段と、通電制御さ
れていない固定子巻線に発生する誘起電圧の周波数から
回転速度検出信号を得る回転速度検出手段と、前記選択
手段により選択された固定子巻線を前記回転速度検出信
号に基づいて前記洗濯機モータの回転速度が前記設定回
転速度となるように駆動制御する駆動制御手段とを含ん
で構成される。
のロータマグネットを一つの回転軸にその軸方向に並べ
て取着した回転子を備えると共に各ロータマグネットに
対向して異なる極数の第1の固定子巻線および第2の固
定子巻線を設けた固定子を備えた洗濯機モータと、洗濯
制御内容に基づいて回転速度を設定する回転速度設定手
段と、設定された回転速度に基づいていずれの固定子巻
線を通電制御するかを選択する選択手段と、通電制御さ
れていない固定子巻線に発生する誘起電圧の周波数から
回転速度検出信号を得る回転速度検出手段と、前記選択
手段により選択された固定子巻線を前記回転速度検出信
号に基づいて前記洗濯機モータの回転速度が前記設定回
転速度となるように駆動制御する駆動制御手段とを含ん
で構成される。
【0006】この場合、選択手段は、第1の固定子巻線
および第2の固定子巻線が分担する回転速度の範囲が重
ならないように選択するように構成しても良い。
および第2の固定子巻線が分担する回転速度の範囲が重
ならないように選択するように構成しても良い。
【0007】
【作用】洗濯機においては、洗濯機モータの回転速度を
広い範囲で変えることが要求される。この点本発明にお
いては、固定子巻線の極数切替えを行なう方式であるの
で、広い回転速度範囲をその極数切替えによりカバーで
きる。そして、その選択された極数において回転速度制
御がなされるが、本発明においては、固定子巻線に発生
する誘起電圧の周波数から回転速度検出信号を得るか
ら、ホール素子を用いる回転速度検出構成とは異なり、
機械的構成が極めて簡単でしかも検出出力も比較的大き
く、特には使用していない方の固定子巻線を回転速度検
出に利用できて、構成の簡単化に大いに寄与できる。
広い範囲で変えることが要求される。この点本発明にお
いては、固定子巻線の極数切替えを行なう方式であるの
で、広い回転速度範囲をその極数切替えによりカバーで
きる。そして、その選択された極数において回転速度制
御がなされるが、本発明においては、固定子巻線に発生
する誘起電圧の周波数から回転速度検出信号を得るか
ら、ホール素子を用いる回転速度検出構成とは異なり、
機械的構成が極めて簡単でしかも検出出力も比較的大き
く、特には使用していない方の固定子巻線を回転速度検
出に利用できて、構成の簡単化に大いに寄与できる。
【0008】この場合、選択手段を、第1の固定子巻線
および第2の固定子巻線が分担する回転速度の範囲が重
ならないように選択する構成としておけば、回転速度範
囲を十分に広くとることができて、洗濯制御内容の多様
化に寄与できる。
および第2の固定子巻線が分担する回転速度の範囲が重
ならないように選択する構成としておけば、回転速度範
囲を十分に広くとることができて、洗濯制御内容の多様
化に寄与できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図面を参照し
ながら説明する。まず、図2においては、二槽式洗濯機
を示しており、外箱1の内部には、洗い槽2が配設され
ていると共に、図示しない脱水槽が配設されている。前
記洗い槽2の内部には撹拌体3が配設されている。ま
た、外箱1の後部には操作箱4が配設されており、この
操作箱4には、洗いタイマー5、脱水タイマー6および
水流設定摘み7が配設されている。
ながら説明する。まず、図2においては、二槽式洗濯機
を示しており、外箱1の内部には、洗い槽2が配設され
ていると共に、図示しない脱水槽が配設されている。前
記洗い槽2の内部には撹拌体3が配設されている。ま
た、外箱1の後部には操作箱4が配設されており、この
操作箱4には、洗いタイマー5、脱水タイマー6および
水流設定摘み7が配設されている。
【0010】前記洗い槽2の外下方部には、前記撹拌体
3を回転させるための洗濯機モータ8が設けられてお
り、この洗濯機モータ8の構成について図3を参照して
説明する。モータフレーム9には、回転軸10が回転自
在に配設されており、この回転軸10には、回転子11
が設けられている。この回転子11は第1のロータマグ
ネット12および第2のロータマグネット13を軸方向
に並べて取着した構成である。
3を回転させるための洗濯機モータ8が設けられてお
り、この洗濯機モータ8の構成について図3を参照して
説明する。モータフレーム9には、回転軸10が回転自
在に配設されており、この回転軸10には、回転子11
が設けられている。この回転子11は第1のロータマグ
ネット12および第2のロータマグネット13を軸方向
に並べて取着した構成である。
【0011】またモータフレーム9には、固定子14が
設けられており、この固定子14は、各ロータマグネッ
ト12,13に対向して、固定子鉄心15および16を
設けると共に、各鉄心15および16に異なる極数の第
1の固定子巻線17および第2の固定子巻線18を設け
た構成である。この場合、第1の固定子巻線17は4極
に構成され、第2の固定子巻線18は6極に構成されて
いる。
設けられており、この固定子14は、各ロータマグネッ
ト12,13に対向して、固定子鉄心15および16を
設けると共に、各鉄心15および16に異なる極数の第
1の固定子巻線17および第2の固定子巻線18を設け
た構成である。この場合、第1の固定子巻線17は4極
に構成され、第2の固定子巻線18は6極に構成されて
いる。
【0012】次に、図1において電気的構成を説明す
る。回転速度設定手段19は前述の水流設定摘み7の操
作に基づいて回転速度を設定するものであり、例えば、
「水流強」から「水流弱」までリニアに設定できるよう
に可変抵抗器から構成され、これから出力される電圧信
号V4は設定される水流の強度が強くなるに従ってが高
くなるように構成されている。この電圧信号V4は回転
速度設定信号たるものであり、この電圧信号V4は比較
器20に与えられる他に、速度補正用の演算回路21に
も与えられるようになっている。
る。回転速度設定手段19は前述の水流設定摘み7の操
作に基づいて回転速度を設定するものであり、例えば、
「水流強」から「水流弱」までリニアに設定できるよう
に可変抵抗器から構成され、これから出力される電圧信
号V4は設定される水流の強度が強くなるに従ってが高
くなるように構成されている。この電圧信号V4は回転
速度設定信号たるものであり、この電圧信号V4は比較
器20に与えられる他に、速度補正用の演算回路21に
も与えられるようになっている。
【0013】上記比較器20は、設定された回転速度が
1000r.p.m 以上の回転速度の範囲に属する場合に
は、そのデジタル出力V5を論理値「1」(図4および
図5参照)とし、1000r.p.m 未満の回転速度の範囲
に属する場合には、そのデジタル出力V5を論理値
「0」とする。また、上記演算回路21は、回転速度設
定手段19の電圧信号V4(回転速度設定値)と現在の
モータ回転速度に相当する電圧信号V3(後述する)と
を差V6a(V3−V4)を演算し、その差V6aに基
準値E6を加算し、その演算値V6を出力して駆動制御
手段22に与える。なお、図4には洗濯機モータ8の回
転速度が比較的速い場合の各部の波形を示しており、図
5には洗濯機モータ8の回転速度が比較的遅い場合の各
部の波形を示している。
1000r.p.m 以上の回転速度の範囲に属する場合に
は、そのデジタル出力V5を論理値「1」(図4および
図5参照)とし、1000r.p.m 未満の回転速度の範囲
に属する場合には、そのデジタル出力V5を論理値
「0」とする。また、上記演算回路21は、回転速度設
定手段19の電圧信号V4(回転速度設定値)と現在の
モータ回転速度に相当する電圧信号V3(後述する)と
を差V6a(V3−V4)を演算し、その差V6aに基
準値E6を加算し、その演算値V6を出力して駆動制御
手段22に与える。なお、図4には洗濯機モータ8の回
転速度が比較的速い場合の各部の波形を示しており、図
5には洗濯機モータ8の回転速度が比較的遅い場合の各
部の波形を示している。
【0014】この駆動制御手段22は演算値V6に応じ
て位相制御を行なうようになっている。すなわち、洗濯
機モータ8に与える交流電圧に対する位相制御角αを、
上記演算値V6が大きいほど大きくし、演算値V6が小
さくなるほど小さくなるように制御するが、この場合、
比較器20のデジタル出力V5(「1」か「0」)に応
じて、その位相制御角αは適正に設定されるようになっ
ている。しかして、位相制御された駆動電圧V7は選択
手段23に与えられるようになっている。
て位相制御を行なうようになっている。すなわち、洗濯
機モータ8に与える交流電圧に対する位相制御角αを、
上記演算値V6が大きいほど大きくし、演算値V6が小
さくなるほど小さくなるように制御するが、この場合、
比較器20のデジタル出力V5(「1」か「0」)に応
じて、その位相制御角αは適正に設定されるようになっ
ている。しかして、位相制御された駆動電圧V7は選択
手段23に与えられるようになっている。
【0015】選択手段23は、比較器20から与えられ
るデジタル出力V5が「1」であるとき(水流設定が比
較的「強」であるとき)には、4極の固定子巻線17を
通電制御すると共に、6極の固定子巻線18に発生する
誘起電圧V1を入力回路24に与えるようにし、また、
比較器20から与えられるデジタル出力V5が「0」で
あるとき(水流設定が比較的「弱」であるとき)には、
6極の固定子巻線18を通電制御すると共に、4極の固
定子巻線17に発生する誘起電圧V1を入力回路24に
与えるようにする。
るデジタル出力V5が「1」であるとき(水流設定が比
較的「強」であるとき)には、4極の固定子巻線17を
通電制御すると共に、6極の固定子巻線18に発生する
誘起電圧V1を入力回路24に与えるようにし、また、
比較器20から与えられるデジタル出力V5が「0」で
あるとき(水流設定が比較的「弱」であるとき)には、
6極の固定子巻線18を通電制御すると共に、4極の固
定子巻線17に発生する誘起電圧V1を入力回路24に
与えるようにする。
【0016】入力回路24は固定子巻線17あるいは1
8に発生する誘起電圧V1をその周波数に応じた周期の
パルス信号V2に変換し、そのパルス信号V2を周波数
・電圧変換器25に与える。この周波数・電圧変換器2
5は誘起電圧V1の周波数すなわちパルス信号V2の周
期に応じたレベルの電圧信号、換言すれば現在もモータ
回転速度に相当する電圧信号V3を出力する。しかし
て、入力回路24とこの周波数・電圧変換器25とで、
回転速度検出手段26を構成している。
8に発生する誘起電圧V1をその周波数に応じた周期の
パルス信号V2に変換し、そのパルス信号V2を周波数
・電圧変換器25に与える。この周波数・電圧変換器2
5は誘起電圧V1の周波数すなわちパルス信号V2の周
期に応じたレベルの電圧信号、換言すれば現在もモータ
回転速度に相当する電圧信号V3を出力する。しかし
て、入力回路24とこの周波数・電圧変換器25とで、
回転速度検出手段26を構成している。
【0017】さて、上記構成において、水流設定摘み7
が操作されて水流の強度が設定さると、回転速度設定手
段19により回転速度が設定される。この場合、設定さ
れた回転速度が1000r.p.m 以上(例えば図6に示す
回転速度N1,N2,N3のいずれである場合)のとき
には、比較器20のデジタル出力V5が「1」となり、
これにより、選択手段23は、第1の固定子巻線17を
通電制御すると共に第2の固定子巻線18の誘起電圧V
1を入力回路24に与えるように選択する。これによ
り、第1の固定子巻線17が駆動制御手段22からの駆
動電圧V7により駆動される。
が操作されて水流の強度が設定さると、回転速度設定手
段19により回転速度が設定される。この場合、設定さ
れた回転速度が1000r.p.m 以上(例えば図6に示す
回転速度N1,N2,N3のいずれである場合)のとき
には、比較器20のデジタル出力V5が「1」となり、
これにより、選択手段23は、第1の固定子巻線17を
通電制御すると共に第2の固定子巻線18の誘起電圧V
1を入力回路24に与えるように選択する。これによ
り、第1の固定子巻線17が駆動制御手段22からの駆
動電圧V7により駆動される。
【0018】このとき、通電制御されない方の固定子巻
線18にら発生する誘起電圧V1に基づいて、回転速度
検出手段26が洗濯機モータ8の回転速度が検出されて
おり、その電圧信号V3は演算回路21により演算され
て、演算値V6が出力される。この演算値V6は洗濯機
モータ8の現在の回転速度が設定回転速度に対して低い
か高いかを示す信号であり、駆動制御手段22により、
洗濯機モータ8の現在の回転速度を設定回転速度に近付
けるように駆動電圧V7の位相制御角αが制御されて出
力される。この結果、洗濯機モータ8が設定された回転
速度となるように制御される。
線18にら発生する誘起電圧V1に基づいて、回転速度
検出手段26が洗濯機モータ8の回転速度が検出されて
おり、その電圧信号V3は演算回路21により演算され
て、演算値V6が出力される。この演算値V6は洗濯機
モータ8の現在の回転速度が設定回転速度に対して低い
か高いかを示す信号であり、駆動制御手段22により、
洗濯機モータ8の現在の回転速度を設定回転速度に近付
けるように駆動電圧V7の位相制御角αが制御されて出
力される。この結果、洗濯機モータ8が設定された回転
速度となるように制御される。
【0019】次に、水流設定摘み7が操作されて水流が
弱の方向へ設定されると、回転速度設定手段19が回転
速度を1000r.p.m 未満(例えば図5に示す回転速度
N4,N5,N6のいずれか)に設定し、これにて比較
器20のデジタル出力V5が「0」となり、これによ
り、選択手段23は、第2の固定子巻線18を通電制御
すると共に第1の固定子巻線17の誘起電圧V1を入力
回路24に与えるように選択する。この結果、第2の固
定子巻線18が通電制御されて洗濯機モータ8が駆動さ
れると共に、第1の固定子巻線17に発生する誘起電圧
V1に基づいて洗濯機モータ8の回転速度が検出され、
上述と同様に洗濯機モータの回転速度が設定回転速度に
近付くように制御される。
弱の方向へ設定されると、回転速度設定手段19が回転
速度を1000r.p.m 未満(例えば図5に示す回転速度
N4,N5,N6のいずれか)に設定し、これにて比較
器20のデジタル出力V5が「0」となり、これによ
り、選択手段23は、第2の固定子巻線18を通電制御
すると共に第1の固定子巻線17の誘起電圧V1を入力
回路24に与えるように選択する。この結果、第2の固
定子巻線18が通電制御されて洗濯機モータ8が駆動さ
れると共に、第1の固定子巻線17に発生する誘起電圧
V1に基づいて洗濯機モータ8の回転速度が検出され、
上述と同様に洗濯機モータの回転速度が設定回転速度に
近付くように制御される。
【0020】このような本実施例によれば、設定された
回転速度に応じて極数の異なる第1の固定子巻線17と
第2の固定子巻線18とを切替えるから、広い回転速度
範囲をその極数切替えによりカバーできる。そして、そ
の選択された極数において回転速度制御がなされるが、
固定子巻線に発生する誘起電圧の周波数から回転速度検
出信号を得るから、ホール素子を用いる回転速度検出構
成とは異なり、機械的構成が極めて簡単でしかも検出出
力も比較的大きく、特には使用していない方の固定子巻
線を回転速度検出に利用できて、構成の簡単化に大いに
寄与できる。また、振動や高湿度環境に強くて洗濯機モ
ータ8の回転速度検出の信頼性を高めることができて、
回転速度制御を精度良く行なうことができる。
回転速度に応じて極数の異なる第1の固定子巻線17と
第2の固定子巻線18とを切替えるから、広い回転速度
範囲をその極数切替えによりカバーできる。そして、そ
の選択された極数において回転速度制御がなされるが、
固定子巻線に発生する誘起電圧の周波数から回転速度検
出信号を得るから、ホール素子を用いる回転速度検出構
成とは異なり、機械的構成が極めて簡単でしかも検出出
力も比較的大きく、特には使用していない方の固定子巻
線を回転速度検出に利用できて、構成の簡単化に大いに
寄与できる。また、振動や高湿度環境に強くて洗濯機モ
ータ8の回転速度検出の信頼性を高めることができて、
回転速度制御を精度良く行なうことができる。
【0021】この場合、第1の固定子巻線17および第
2の固定子巻線18が分担する回転速度の範囲が重なら
ないようにしたので、回転速度範囲を十分に広くとるこ
とができて、洗濯制御内容の多様化に寄与できる。
2の固定子巻線18が分担する回転速度の範囲が重なら
ないようにしたので、回転速度範囲を十分に広くとるこ
とができて、洗濯制御内容の多様化に寄与できる。
【0022】上記実施例においては、選択された固定子
巻線17および18について位相制御を行なうことによ
りさらに細かな回転速度制御を行なうにしたので、洗濯
制御内容の多様化に一層寄与できる。
巻線17および18について位相制御を行なうことによ
りさらに細かな回転速度制御を行なうにしたので、洗濯
制御内容の多様化に一層寄与できる。
【0023】ところで、このような極数変換を行なわず
に位相制御のみで広範囲での回転速度を制御すれば、あ
る回転速度域においては位相制御角を大きくしなければ
ならない。しかし位相制御角を大きくすると、高調波成
分を多く含むようになり、騒音および振動が発生しやす
くなる。
に位相制御のみで広範囲での回転速度を制御すれば、あ
る回転速度域においては位相制御角を大きくしなければ
ならない。しかし位相制御角を大きくすると、高調波成
分を多く含むようになり、騒音および振動が発生しやす
くなる。
【0024】しかるに本実施例によれば、固定子巻線1
7および18の選択(極数変換)により異なる回転速度
範囲を受け持ち、その中で位相制御を行なうから、位相
制御角が大きくなることはなく、騒音および振動の発生
を抑えることができる。また、極数変換を行なわずに、
一つの固定子巻線により広範囲での回転速度を制御する
場合、回転速度を低く設定すると、回転速度・トルクカ
ーブの立上がりが大きいことから負荷点と最大トルクと
の差が小さくなり、少しの負荷変動でモータがロックす
る虞があるが、本実施例では、極数変換により回転速度
域を分担しているから、そのような虞はない。
7および18の選択(極数変換)により異なる回転速度
範囲を受け持ち、その中で位相制御を行なうから、位相
制御角が大きくなることはなく、騒音および振動の発生
を抑えることができる。また、極数変換を行なわずに、
一つの固定子巻線により広範囲での回転速度を制御する
場合、回転速度を低く設定すると、回転速度・トルクカ
ーブの立上がりが大きいことから負荷点と最大トルクと
の差が小さくなり、少しの負荷変動でモータがロックす
る虞があるが、本実施例では、極数変換により回転速度
域を分担しているから、そのような虞はない。
【0025】なお、上記実施例では洗濯機モータとし
て、撹拌体を駆動するモータを例示したが、洗濯機モー
タとしては、脱水槽を高速回転させるモータでも良く、
また洗濯機としては脱水兼用洗濯機であっても良い。
て、撹拌体を駆動するモータを例示したが、洗濯機モー
タとしては、脱水槽を高速回転させるモータでも良く、
また洗濯機としては脱水兼用洗濯機であっても良い。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、洗濯機モータの回転速度検出を簡単な構成で行ない
得、しかも振動や高湿度環境に強くて洗濯機モータの回
転速度検出の信頼性が高くなり、もって、洗濯機モータ
の回転速度制御を精度良く行なうことができ、総じて、
洗濯性能の安定を図ることができるという、優れた効果
を得ることができる。
に、洗濯機モータの回転速度検出を簡単な構成で行ない
得、しかも振動や高湿度環境に強くて洗濯機モータの回
転速度検出の信頼性が高くなり、もって、洗濯機モータ
の回転速度制御を精度良く行なうことができ、総じて、
洗濯性能の安定を図ることができるという、優れた効果
を得ることができる。
【0027】また、第1の固定子巻線および第2の固定
子巻線が分担する回転速度の範囲が重ならないようにす
ることで、回転速度範囲を十分に広くとることができ
て、洗濯制御内容の多様化に寄与できる。
子巻線が分担する回転速度の範囲が重ならないようにす
ることで、回転速度範囲を十分に広くとることができ
て、洗濯制御内容の多様化に寄与できる。
【図1】本発明の一実施例を示す電気的構成のブロック
図
図
【図2】二槽式洗濯機の斜視図
【図3】洗濯機モータの縦断側面図
【図4】回転速度が比較的早い場合における各部の波形
図
図
【図5】回転速度が比較的遅い場合における各部の波形
図
図
【図6】回転速度・トルクカーブを示す図
7は水流設定摘み、8は洗濯機モータ、10は回転軸、
11は回転子、12は第1のロータマグネット、13は
第2のロータマグネット、14は固定子、15および1
6は固定子鉄心、17は第1の固定子巻線、18は第2
の固定子巻線、19は回転速度設定手段、20は比較
器、22は駆動制御手段、23は選択手段、26は回転
速度検出手段を示す。
11は回転子、12は第1のロータマグネット、13は
第2のロータマグネット、14は固定子、15および1
6は固定子鉄心、17は第1の固定子巻線、18は第2
の固定子巻線、19は回転速度設定手段、20は比較
器、22は駆動制御手段、23は選択手段、26は回転
速度検出手段を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 二つのロータマグネットを一つの回転軸
にその軸方向に並べて取着した回転子を備えると共に各
ロータマグネットに対向して異なる極数の第1の固定子
巻線および第2の固定子巻線を設けた固定子を備えた洗
濯機モータと、洗濯制御内容に基づいて回転速度を設定
する回転速度設定手段と、設定された回転速度に基づい
ていずれの固定子巻線を通電制御するかを選択する選択
手段と、通電制御されていない固定子巻線に発生する誘
起電圧の周波数から回転速度検出信号を得る回転速度検
出手段と、前記選択手段により選択された固定子巻線を
前記回転速度検出信号に基づいて前記洗濯機モータの回
転速度が前記設定回転速度となるように駆動制御する駆
動制御手段とを具備して成る洗濯機。 - 【請求項2】 選択手段は、第1の固定子巻線および第
2の固定子巻線が分担する回転速度の範囲が重ならない
ように選択するようになっていることを特徴とする請求
項1記載の洗濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5102654A JPH06312085A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5102654A JPH06312085A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 洗濯機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06312085A true JPH06312085A (ja) | 1994-11-08 |
Family
ID=14333232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5102654A Pending JPH06312085A (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | 洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06312085A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009060587A1 (ja) * | 2007-11-05 | 2009-05-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | 洗濯機 |
US8704467B2 (en) | 2007-11-07 | 2014-04-22 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Inverter device for washing machine |
WO2014116079A1 (ko) * | 2013-01-28 | 2014-07-31 | 주식회사 아모텍 | 드럼 세탁기용 구동 모터, 이를 구비한 드럼 세탁기 및 그 구동방법 |
-
1993
- 1993-04-28 JP JP5102654A patent/JPH06312085A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009060587A1 (ja) * | 2007-11-05 | 2009-05-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | 洗濯機 |
JP2009112454A (ja) * | 2007-11-05 | 2009-05-28 | Toshiba Corp | 洗濯機 |
US8739581B2 (en) | 2007-11-05 | 2014-06-03 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Washing machine |
US8704467B2 (en) | 2007-11-07 | 2014-04-22 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Inverter device for washing machine |
WO2014116079A1 (ko) * | 2013-01-28 | 2014-07-31 | 주식회사 아모텍 | 드럼 세탁기용 구동 모터, 이를 구비한 드럼 세탁기 및 그 구동방법 |
US9644305B2 (en) | 2013-01-28 | 2017-05-09 | Amotech Co., Ltd. | Drive motor for drum washing machine |
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