JPH06311627A - ガス絶縁機器のガス区分スペーサ - Google Patents

ガス絶縁機器のガス区分スペーサ

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JPH06311627A
JPH06311627A JP9743093A JP9743093A JPH06311627A JP H06311627 A JPH06311627 A JP H06311627A JP 9743093 A JP9743093 A JP 9743093A JP 9743093 A JP9743093 A JP 9743093A JP H06311627 A JPH06311627 A JP H06311627A
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JP
Japan
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gas
conductor
hole
spacer
sections
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Pending
Application number
JP9743093A
Other languages
English (en)
Inventor
Miyuki Tsuchikawa
幸 土川
Hiromi Iwai
弘美 岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP9743093A priority Critical patent/JPH06311627A/ja
Publication of JPH06311627A publication Critical patent/JPH06311627A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G5/00Installations of bus-bars
    • H02G5/06Totally-enclosed installations, e.g. in metal casings
    • H02G5/066Devices for maintaining distance between conductor and enclosure

Abstract

(57)【要約】 【目的】ガス流通穴を備えたガス区分スペーサの機械力
低下を防ぐ。 【構成】ガス区画間を連通させるガス流通穴を貫通導体
内に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ガス絶縁開閉装置な
どのガス絶縁機器をガス区分するガス区分スペーサに関
する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のガス絶縁機器のガス区分
スペーサの構成を示す断面図である。ガス区分スペーサ
1が円錐状の絶縁体部2の外周にフランジ部3を備える
とともに、その中心に貫通導体4が貫通している。フラ
ンジ部3がタンク5Aと5Bとの間に介装され、また、
貫通導体4が主回路導体7Aと7Bとを導電接続してい
る。さらに、絶縁体部2にはガス流通穴8が貫通してい
る。図6は図5のA矢視図である。ガス区分スペーサ1
は軸対称形状であり、絶縁体部2にガス流通穴8が1個
所明けられている。なお、図5は図6のB−B断面に対
応する。
【0003】図5において、タンク5A,5B内にはS
6 ガスが封入され、ガス区分スペーサ1がタンク内を
ガス区画6A,6Bに区分している。ただし、各ガス区
画6A6,6B内のSF6 ガスはガス流通穴8を介して
流通可能である。一般に、ガス区分スペーサにはガス流
通穴を備えたものと、備えていないものとが有り、後者
のスペーサはガス区画同士のガスを完全に分離するとき
に設けられる。一方、ガスを各ガス区画間で分離する必
要のないときは、図5のようなガス流通穴8付きのもの
が設けられ、主回路導体7A,7Bの支持と導電接続と
の役目だけを担う。ガス流通穴8がある場合、タンク内
へSF6 ガス封入作業はガス区画のいずれか一方だけで
済む。
【0004】図7は、従来の異なるガス絶縁機器のガス
区分スペーサの構成を示す断面図である。ガス絶縁スペ
ーサ10が、絶縁体部20の外周にフランジ部30を備
えるとともに、3相3本の貫通導体41,42,43が
貫通している。貫通導体42,43は、図の手前側、奥
行側にそれぞれ配されている。貫通導体41,42,4
3はそれぞれ3相の主回路導体71Aと71B,72A
と72B,73Aと73Bを導電接続している。さら
に、絶縁体部20にはガス流通穴8が貫通している。そ
の他は図5と同じである。図8は図7のC矢視図であ
り、貫通導体41,42,43が三角形配置されてい
る。なお、図7は図8のD−D断面に対応する。
【0005】図7において、ガス区分スペーサ10は電
気機器が3相一括してタンク内に収納されている場合に
用いられるものである。ガス流通穴8の役目については
図5で説明されたことと同じである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の装置はガス流通穴が絶縁体部を貫通して
いるのでガス区分スペーサの機械力が弱いという問題が
あった。ガス区分スペーサは貫通導体を支持しているの
で、絶縁体部に機械力が加わる。フランジ部がタンクに
固定された状態で、主回路導体から貫通導体へねじり力
や曲げ力が伝わる。これによって、絶縁体部に応力が発
生する。絶縁体部は通常エポキシ樹脂材によって成型さ
れるので、銅材やアルミニウム材によって形成される貫
通導体より機械力が弱い。絶縁体部にガス流通穴を設け
ると、その穴周辺に応力が集中し機械力がますます低下
する。そのために、ガス区分スペーサの肉厚を大きくす
る必要があった。また、絶縁体部に穴を明けたり肉厚を
増やすと電界も集中し絶縁耐力も低下する。したがっ
て、電界緩和のために、ガス区分スペーサの外径も増す
必要が生じ、それにつれてタンクの外径も大きくなって
いた。
【0007】この発明の目的は、ガス流通穴を貫通導体
内に形成することによって、ガス区分スペーサの機械力
低下を防ぐことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、絶縁ガスとともに電気機器を収
納するガス絶縁機器のタンク内をガス区画に区分する絶
縁体部と、この絶縁体部を貫通するとともにこのガス区
画間を通電させる貫通導体とよりなり、この貫通導体内
にガス区画間を連通させるガス流通穴が形成されたもの
とし、かかる構成において、ガス流通穴の出口両側が、
貫通導体の外周面に設けられたものとする。
【0009】
【作用】この発明の構成によれば、ガス流通穴を貫通導
体内に形成したことにより、絶縁耐部の穴がなくなるの
でガス区分スペーサの機械力低下がなくなる。かかる構
成において、ガス流通穴の出口が貫通導体の外周面に設
けられたことにより、貫通導体の端面に穴を明ける必要
がないので貫通導体と主回路導体との接触面積を減らさ
ないで導電接続することができる。
【0010】
【実施例】以下この発明を実施例に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施例にかかるガス絶縁機器のガス区
分スペーサの構成を示す断面図である。ガス流通穴80
が貫通導体4の内部に設けられている。その他は図5の
従来の構成と同じである。同じ部分には同一参照符号を
用いることにより詳細な説明は省略する。
【0011】図1において、ガス流通穴80の出口は上
下ガス区画における貫通導体4の外周面に設けられてあ
る。ガス流通穴80のを真直ぐに形成して、その出口を
貫通導体4の上下端面から出すと、貫通導体4は図示さ
れていない主回路導体との接触面積がその穴の分だけ減
るとともに、主回路導体側にもガス流通穴が必要にな
る。ガス流通穴80をコの字状に屈曲させることによっ
て、貫通導体4と主回路導体との導電接続には何の支障
も起きなくなる。なお、コの字状のガス流通穴80は貫
通導体4を鋳型によって成型すれば製作可能である。金
型内部にガス流通穴80の形をしたコの字状の砂型を予
め形成し、注型後その砂を外部へ取り出すことによって
コの字状のガス流通穴80を備えた貫通導体4が成型さ
れる。
【0012】図2は、この発明の異なる実施例にかかる
ガス絶縁機器のガス区分スペーサの構成を示す断面図で
ある。ガス流通穴81がZ字状に形成されている。その
他の構成は図1と同じである。ガス流通穴は上下のガス
区画間を連通させてあればよい。ガス流通穴81の内部
を斜めに形成しておくことによって、注型後にガス流通
穴81内の砂を取り出すのが容易になる。
【0013】図3は、この発明のさらに異なる実施例に
かかるガス絶縁機器のガス区分スペーサの構成を示す断
面図である。ガス流通穴82が貫通導体4の軸方向に真
直ぐ明けられた穴82Bと、貫通導体4の外周面から穴
82Bまで明けられた上下の穴82Aとにより形成され
ている。穴82Bの上下出口には導電性の金属栓9が接
合されている。
【0014】金属栓9によって、貫通導体4と図示され
ていない主回路導体との接触面積を確保している。図3
のガス流通穴82とすることによって、貫通導体4が鋳
物でなくても製作可能である。すなわち、円柱状の金属
導体を機械加工によって穴82Bを明けるとともに穴8
2Aも明け、最後に金属栓9を接合することによってガ
ス流通穴82を備えた貫通導体4が得られる。
【0015】図4は、この発明のさらに異なる実施例に
かかるガス絶縁機器のガス区分スペーサの構成を示す断
面図である。ガス流通穴83が貫通導体41の軸方向に
真直ぐ明けられた穴83Bと、貫通導体41の半径方向
に穴83Bを介して貫通する上下の穴83Aとにより形
成されている。穴83Bの上下出口には図3と同様な金
属栓9が接合されている。その他は図7の従来の構成と
同じである。
【0016】図4において、ガス流通穴83は3本の貫
通導体のうち、いずれか1本に設けられてあればよい。
また、穴83Aは図4のように貫通導体4を完全に貫通
させてもよく、図3の穴82Aのように途中までとしな
くてもよい。これによって、穴明け加工が容易になる。
【0017】
【発明の効果】この発明は前述のように、ガス流通穴を
貫通導体内に形成したことにより、ガス区分スペーサの
機械力低下が防げる。これにより、このスペーサの肉厚
を薄くすることができるので耐電圧特性が向上する。し
たがって、タンクの径を少なくすることができ、それに
伴ないガス絶縁機器全体も縮小化されている。
【0018】また、かかる構成に加えて、ガス流通穴の
出口両側が貫通導体の外周面に設けられた。これによ
り、貫通導体と主回路導体との導電接続に何の支障も起
きなくなり、主回路側のガス流通穴も不用になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例にかかるガス絶縁機器のガス
区分スペーサの構成を示す断面図
【図2】この発明の異なる実施例にかかるガス絶縁機器
のガス区分スペーサの構成を示す断面図
【図3】この発明のさらに異なる実施例にかかるガス絶
縁機器のガス区分スペーサの構成を示す断面図
【図4】この発明のさらに異なる実施例にかかるガス絶
縁機器のガス区分スペーサの構成を示す断面図
【図5】従来のガス絶縁機器のガス区分スペーサの構成
を示す断面図
【図6】図5のA矢視図
【図7】従来の異なるガス絶縁機器のガス区分スペーサ
の構成を示す断面図
【図8】図7のC矢視図
【符号の説明】
1,10:ガス区分スペーサ、2,20:絶縁体部、
3,30:フランジ部、4,41,42,43:貫通導
体、80,81,82,83:ガス流通穴、9:金属栓

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁ガスとともに電気機器を収納するガス
    絶縁機器のタンク内をガス区画に区分する絶縁体部と、
    この絶縁体部を貫通するとともにこのガス区画間を通電
    させる貫通導体とよりなり、この貫通導体内にガス区画
    間を連通させるガス流通穴が形成されたことを特徴とす
    るガス絶縁機器のガス区分スペーサ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のものにおいて、ガス流通穴
    の出口両側が、貫通導体の外周面に設けられたことを特
    徴とするガス絶縁機器のガス区分スペーサ。
JP9743093A 1993-04-23 1993-04-23 ガス絶縁機器のガス区分スペーサ Pending JPH06311627A (ja)

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JP9743093A JPH06311627A (ja) 1993-04-23 1993-04-23 ガス絶縁機器のガス区分スペーサ

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JP9743093A JPH06311627A (ja) 1993-04-23 1993-04-23 ガス絶縁機器のガス区分スペーサ

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JPH06311627A true JPH06311627A (ja) 1994-11-04

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ID=14192187

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JP9743093A Pending JPH06311627A (ja) 1993-04-23 1993-04-23 ガス絶縁機器のガス区分スペーサ

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JP (1) JPH06311627A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008022892A1 (de) * 2006-08-23 2008-02-28 Siemens Aktiengesellschaft Anordnung mit einem scheibenisolator
JP2008182885A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Abb Technology Ag インシュレータ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008022892A1 (de) * 2006-08-23 2008-02-28 Siemens Aktiengesellschaft Anordnung mit einem scheibenisolator
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