JPH06310323A - 発電コイルおよびそれを用いた発電コイル装置 - Google Patents

発電コイルおよびそれを用いた発電コイル装置

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JPH06310323A
JPH06310323A JP5117681A JP11768193A JPH06310323A JP H06310323 A JPH06310323 A JP H06310323A JP 5117681 A JP5117681 A JP 5117681A JP 11768193 A JP11768193 A JP 11768193A JP H06310323 A JPH06310323 A JP H06310323A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変圧器を使用して入力に比べて大きい出力を
取り出す場合において、変圧器の大型化を不要とする発
電コイルおよびそれを用いた発電コイル装置を提供す
る。 【構成】 発電コイルAは、一次コイル12と二次コイル
13を有する変圧器1およびN極とS極が対向しうるよう
に形成された外部磁石2を備えており、外部磁石2は、
外部磁石2のN極とS極によって発生する磁束の方向が
変圧器1の一次電流によって一次コイル側脚部鉄心11a
内に発生する磁束の方向と逆方向となるように、かつ、
N極およびS極が一次コイル側脚部鉄心11a の両端部に
それぞれ当接して配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電コイルおよびそれ
を用いた発電コイル装置に関する。さらに詳しくは、変
圧器の大きさを変えることなく、入力電圧に比べて大き
い出力電圧を取り出すときに使用される発電コイルおよ
びそれを用いた発電コイル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、入力電圧に比べて大きい出力
電圧を取り出すには、一般に変圧器が使用されている。
いま、変圧器の一次コイルの巻数をN1 、二次コイルの
巻数をN2 、入力電圧(一次電圧)をE1 、出力電圧
(二次電圧)をE2 とすると、入力電圧E1 と出力電圧
E2 との間には、E2 /E1 =N2 /N1 の関係があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
変圧器を使用して、入力電圧に比べて大きい出力電圧を
得るためには、上式よりN2 /N1 の値を大きくしなけ
ればならない。すなわち、二次コイルの巻数N2 を一次
コイルの巻数N1 に比べて多くすればよいが、巻数N2
を多くするためには変圧器の脚部鉄心を大きくしなけれ
ばならないので、変圧器全体が大型化する。したがっ
て、変圧器全体が大きくなれば重量も大きくなるので、
その取扱い・運搬等が困難になり、また、コストも高く
なるという問題があった。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑み、変圧器を使
用して入力に比べて大きい出力を取り出す場合におい
て、変圧器の大型化を不要とする発電コイルおよびそれ
を用いた発電コイル装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の発電コイルは、
一次コイルと二次コイルを有する変圧器およびN極とS
極が対向しうるように形成された外部磁石を備えてお
り、前記外部磁石は、該外部磁石のN極とS極によって
発生する磁束の方向が前記変圧器の一次電流によって一
次コイル側脚部鉄心内に発生する磁束の方向と逆方向と
なるように、かつ、N極およびS極が前記一次コイル側
脚部鉄心の両端部にそれぞれ当接して配置されているこ
とを特徴とする。
【0006】また、本発明の発電コイル装置は、複数個
の前記発電コイルが、互いに隣接する発電コイル間で外
部磁石を共用しうるように構成されていることを特徴と
する。
【0007】さらに、本発明の発電コイル装置は、一次
コイルと二次コイルを有する2個以上の変圧器およびN
極とS極を有する馬蹄形の4個以上偶数個の外部磁石を
備えており、前記各外部磁石は、2個の外部磁石が一対
となり一方の外部磁石のN極と他方の外部磁石のS極に
よって発生する磁束の方向が前記変圧器の一次電流によ
って一次コイル側脚部鉄心内に発生する磁束の方向と逆
方向となるように、かつ、前記一対の外部磁石のそれぞ
れの側面が前記一次コイルの側面と平行になるように配
置されていることを特徴とする。
【0008】本発明にいう外部磁石とは、永久磁石また
は超電導電磁石等をいう。
【0009】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を図面に基づき説明
する。 (第1実施例)第1実施例は、第1発明に対応する実施
例である。図1は、本発明の一実施例である発電コイル
Aを示している。この発電コイルAは、変圧器1と外部
磁石2から構成されている。
【0010】変圧器1は、図1に示すように、中空直方
体状の鉄心11と該鉄心11のまわりに巻かれた一次コイル
12および二次コイル13から構成されており、鉄心11の脚
部の長さはLである。なお、一次コイル側脚部鉄心11a
内に発生する磁束の方向は、一次コイル12の巻き方によ
って自在に設定可能であるが、本実施例では、図1のス
イッチSを投入した場合に左方向(図1の矢印a方向)
に向かって磁束が発生し得るように一次コイル側脚部鉄
心11a に一次コイル12が巻かれている。
【0011】外部磁石2は、N極とS極が対向しうるよ
うに形成された永久磁石であり、N極とS極の対向間隔
は、変圧器1の鉄心11の脚部の長さLと同一長さに形成
されている。そして、外部磁石2は、外部磁石2のN極
とS極によってN極からS極に向かって発生する磁束の
方向が変圧器1の一次電流によって一次コイル側脚部鉄
心11a 内に発生する磁束の方向(図1の矢印a方向)と
逆方向(図1の矢印b方向)となるように、かつ、N極
およびS極が一次コイル側脚部鉄心11a の両端部に当接
して配置されている。なお、本実施例では、取扱い容易
の観点から外部磁石2として永久磁石を使用したが、超
電導電磁石等を使用することも可能である。
【0012】つぎに、本実施例の発電コイルAの使用方
法について説明する。まず、図2に示すように、スイッ
チSを投入し、一次コイル12にパルス電圧または半波整
流電圧を印加すると、一次コイル12に一次電流I1 が流
れ、一次電流I1 によって鉄心11内には図2の矢印x方
向に磁束Pが発生する。また、外部磁石2による磁束Q
は、図2の矢印y方向に発生する。したがって、一次コ
イル側脚部鉄心11a 内には一次電流I1 による磁束Pの
みとなるのに対して、二次コイル側脚部鉄心11b 内に
は、一次電流I1 による磁束Pと外部磁石2による磁束
Qとが重ね合わされた(P+Q)の磁束が発生すること
となるので、二次コイル13には(P+Q)の磁束変化に
応じた起電力が誘導されることとなる。
【0013】なお、一次コイル側脚部鉄心11a を除く鉄
心内には(P+Q)の磁束が発生するので、該鉄心内を
通過する磁束が、磁束(P+Q)よりも小さい範囲で飽
和することのないように、一次コイル側脚部鉄心11a を
除く鉄心の断面積は、一次コイル側脚部鉄心11a の断面
積よりも大きく形成している。
【0014】つぎに、図1に示すように、スイッチSを
切った状態にすると、二次コイル側脚部鉄心11b 内に発
生していた磁束はゼロとなり、外部磁石2による磁束は
一次コイル側脚部鉄心11a 内のみをN極からS極に向か
って通過することとなる。すなわち、二次コイル側脚部
鉄心11b 内では、磁束が(P+Q)から急にゼロとな
り、大きな磁束変化が発生するため、二次コイル13には
その磁束変化に応じた大きな起電力が断続的に誘導され
ることとなる。
【0015】また、一次コイル12に通電した場合には外
部磁石2の磁束は一次コイル側脚部鉄心11a 内を通過し
なくなり、一次コイル12の通電を停止した場合には外部
磁石2の磁束は一次コイル側脚部鉄心11a 内を通過する
こととなるため、一次コイル12は、二次コイル13に起電
力を誘導するための役割を果たすだけではなく、外部磁
石2の磁束の方向を切り替えるスイッチの役割をも果た
している。したがって、一次コイル側脚部鉄心11a 内を
通過する磁束は、一次コイル12に通電した場合に飽和状
態となることが望ましい。すなわち、一次コイル12の通
電によって一次コイル側脚部鉄心11a の磁束が飽和状態
となると、外部磁石2によって発生する磁束はすべて二
次コイル側脚部鉄心11b 内を通過することとなり、外部
磁石2による磁束を有効に利用することができるからで
ある。
【0016】なお、一次コイル12に半波整流電圧を印加
すると、二次コイル13にはコイルの巻き方に応じて図3
(A)または(B)に示すような波形の起電力が誘導さ
れることとなるので、この起電力を次段階の発電コイル
Aの入力電圧としてそのまま使用することが可能であ
る。
【0017】以上のように、発電コイルAを使用すれ
ば、一次コイル12にパルス電圧または半波整流電圧を印
加するだけで、二次コイル13には大きな磁束変化が発生
するため、変圧器の大きさを変えることなく、大きな出
力を得ることができるので、発電コイルAは家庭用から
産業用までの広範囲に使用することができる。。
【0018】(第2実施例)第2実施例は、第2発明に
対応する実施例である。図4は、本発明にかかる発電コ
イル装置Xを示している。この発電コイル装置Xは、第
1実施例の発電コイルAが4個組み合わされて構成され
ている。すなわち、4個の発電コイルAが、互いに隣接
する発電コイルA間で外部磁石2を共用しうるように組
み合わされて発電コイル装置Xが構成されている。 な
お、本実施例では、4個の発電コイルAを使用して発電
コイル装置Xを構成しているが、使用する発電コイルA
の個数は、出力電圧の大きさ応じて自在に設定すること
ができる。
【0019】そして、発電コイル装置Xを実際に使用す
る場合には、各発電コイルAの二次コイル13に誘導され
る起電力を重ね合わせるか、または、1個の発電コイル
Aの二次コイル13に誘導される起電力を順次他の発電コ
イルAの入力電圧として利用する方法がある。たとえ
ば、各発電コイルAの二次コイル13に誘導される起電力
を重ね合わせる方法では、各誘導起電力の位相を調整す
ることによって、図5(A)または(B)に示すような
起電力を得ることができるので、図5(A)の場合には
整流して直流電圧として、また、図5(B)の場合には
交流電圧として最終的に取り出すことができる。
【0020】以上のように、本実施例の発電コイル装置
Xを使用すれば、変圧器1を大型化することなく大きな
出力を自在に得ることができるので、家庭用、産業用等
の広範囲に使用することができる。
【0021】(第3実施例)第3実施例は、第3発明に
対応する実施例である。図6は、本発明の一実施例であ
る発電コイル装置Yを示している。この発電コイル装置
Yは、2個の変圧器3A,3Bと4個の外部磁石4A,
4B,4C,4Dから構成されている。
【0022】変圧器3Aは、図7に示すように、中空直
方体状の鉄心31と該鉄心31のまわりに巻かれた一次コイ
ル32および二次コイル33から構成されており、一次コイ
ル側脚部鉄心31a の両端にはそれぞれ突起部31c,31d が
形成されている。なお、該突起部31c,31d を形成したの
は、変圧器3Aの鉄心31と後述する外部磁石4A,4
B,4C,4Dの磁極面との接触面積を大きくすること
により、外部磁石4A,4B,4C,4Dによって発生
する磁束をできるだけ多く鉄心31内に通過させるためで
ある。
【0023】そして、一次コイル側脚部鉄心31a 内に発
生する磁束の方向は、一次コイル32の巻き方によって自
在に設定可能であるが、本実施例では、脚部鉄心31a 内
を左方向(図7の矢印m方向)に向かって磁束が発生し
得るように脚部鉄心31a に一次コイル32が巻かれてい
る。
【0024】変圧器3Bは、変圧器3Aと同様に構成さ
れており、一次コイル32側の脚部鉄心31a 内に発生する
磁束の方向も変圧器3Aの場合と同様である。そして、
変圧器3Aと3Bは、直列に配置されている。
【0025】外部磁石4A,4B,4C,4Dは、図6
に示すように、N極とS極を有する馬蹄形磁石であり、
2個の外部磁石4Aと4B、4Cと4Dがそれぞれ一対
となって磁束を発生するように構成されている。なお、
本実施例では、取扱い容易等の観点から外部磁石4A,
4B,4C,4Dとして馬蹄形磁石を使用したが、磁石
の種類については特に制限なくどのような磁石でも使用
できる。
【0026】2個の外部磁石4Aと4Bは、外部磁石4
AのN極と外部磁石4BのS極が変圧器3Aの一次電流
によって一次コイル側脚部鉄心31a 内に発生する磁束の
方向と逆方向の磁束を発生しうるように、また、外部磁
石4BのN極と外部磁石4AのS極が変圧器3Bの一次
電流によって一次コイル側脚部鉄心31a 内に発生する磁
束の方向と逆方向の磁束を発生しうるように、配置され
ている。すなわち、外部磁石4A,4Bの各側面が変圧
器3A,3Bの一次コイル32の各側面と平行になるよう
に配置され、かつ、外部磁石4AのN極面およびS極面
が変圧器3Aの突起部31c および変圧器3Bの突起部31
d の側面にそれぞれ当接し、また、外部磁石4BのS極
面およびN極面が変圧器3Aの突起部31d および変圧器
3Bの突起部31c の側面にそれぞれ当接して配置されて
いる。
【0027】また、外部磁石4C,4Dも同様に配置さ
れており、変圧器3Aの突起部31cおよび変圧器3Bの
突起部31d を挟んで外部磁石4Aと外部磁石4Cが対向
し、変圧器3Aの突起部31d および変圧器3Bの突起部
31c を挟んで外部磁石4Bと外部磁石4Dが対向した状
態となっている。
【0028】したがって、前記第1実施例の場合と同様
に、変圧器3Aおよび変圧器3Bの一次コイル32にパル
ス電圧または半波整流電圧を印加すると、変圧器3Aお
よび変圧器3Bの一次コイル側脚部鉄心31a を除く鉄心
内には、一次コイル32によって発生する磁束に加えて、
外部磁石4AのN極から変圧器3Aの突起部31c,31dを
介して外部磁石4BのS極に向かって磁束が発生し、外
部磁石4CのN極から変圧器3Aの突起部31c,31d を介
して外部磁石4DのS極に向かって磁束が発生し、外部
磁石4BのN極から変圧器3Bの突起部31c,31d を介し
て外部磁石4AのS極に向かって磁束が発生し、外部磁
石4DのN極から変圧器3Bの突起部31c,31d を介して
外部磁石4CのS極に向かって磁束が発生する。
【0029】すなわち、本実施例の発電コイル装置Yで
は、変圧器が1個の場合に比べて2倍の磁束変化が生ず
るため、変圧器3Aおよび変圧器3Bの二次コイル33に
は、その磁束変化に応じた起電力が誘導されることとな
る。また、変圧器3Aおよび変圧器3Bの一次コイル32
が、二次コイル33に起電力を誘導するための役割を果た
すだけではなく、外部磁石4Aと4Bおよび外部磁石4
Cと4Dによって発生する磁束の方向を切り替えるスイ
ッチの役割をも果たしている点は、第1実施例の場合と
同様である。
【0030】なお、外部磁石4A,4B,4C,4Dの
磁極面を変圧器3A,3Bの突起部31c,31d の先端部に
当接するように配置することも可能であるが、効率的に
磁束を発生させるためには本実施例のように突起部31c,
31d の側面に外部磁石4A,4B,4C,4Dの磁極面
を当接するように配置することが好ましい。
【0031】また、本実施例では、取扱い容易の観点か
ら外部磁石4A,4B,4C,4Dとして永久磁石を使
用したが、超電導電磁石等を使用することができるの
は、第1実施例の場合と同様である。
【0032】つぎに、別の実施例である発電コイル装置
Zについて説明する。前記実施例の発電コイル装置Yで
は、2つの変圧器3A,3Bを直列に配置したが、並列
に配置することも可能である。図8は、本発明の別の実
施例である発電コイル装置Zを示している。この発電コ
イル装置Zは、前記発電コイル装置Yと同様に、2個の
変圧器3A,3Bと4個の外部磁石4A,4B,4C,
4Dから構成されており、変圧器3A,3Bが並列に配
置されている点のみが相違する。
【0033】すなわち、外部磁石4A,4Bの各側面が
変圧器3A,3Bの一次コイル32の各側面と平行になる
ように配置され、かつ、外部磁石4AのN極面およびS
極面が変圧器3Aの突起部31c および変圧器3Bの突起
部31d の上面に、また、外部磁石4BのS極面およびN
極面が変圧器3Aの突起部31d および変圧器3Bの突起
部31c の上面にそれぞれ当接して配置されている。
【0034】また、外部磁石4C,4Dも同様に配置さ
れており、変圧器3Aの突起部31cおよび変圧器3Bの
突起部31d を挟んで外部磁石4Aと外部磁石4Cが対向
し、変圧器3Aの突起部31d および変圧器3Bの突起部
31c を挟んで外部磁石4Bと外部磁石4Dが対向した状
態となっている。
【0035】したがって、前記発電コイル装置Yと同様
に、変圧器3Aおよび変圧器3Bの一次コイル32にパル
ス電圧または半波整流電圧を印加すると、変圧器3Aお
よび変圧器3Bの一次コイル側脚部鉄心31a を除く鉄心
内には、一次コイル32によって発生する磁束に加えて、
外部磁石4AのN極から変圧器3Aの突起部31c,31dを
介して外部磁石4BのS極に向かって磁束が発生し、外
部磁石4BのN極から変圧器3Bの突起部31c,31d を介
して外部磁石4AのS極に向かって磁束が発生し、外部
磁石4CのN極から変圧器3Aの突起部31c,31d を介し
て外部磁石4DのS極に向かって磁束が発生し、外部磁
石4DのN極から変圧器3Bの突起部31c,31d を介して
外部磁石4CのS極に向かって磁束が発生する。
【0036】すなわち、本実施例の発電コイル装置Zで
は、前記発電コイル装置Yと同様に動作し、変圧器3A
および変圧器3Bの二次コイル33に起電力が誘導される
こととなる。ただ全体的な外形が相違するのみである。
したがって、発電コイル装置を使用する箇所のスペース
等に応じて発電コイル装置Xまたは発電コイル装置Yを
使用することが可能である。
【0037】以上のように、本実施例の発電コイル装置
Y,Zでは、変圧器を大型化することなく、容易に大き
い出力を得ることができるので、家庭用、産業用等あら
ゆる分野に利用することができる。
【0038】
【発明の効果】本発明の発電コイルでは、変圧器の一次
コイルに電圧を印加するとことによって、二次コイルに
は高出力が断続的に誘導されると共に、一次コイルは、
外部磁石の磁束の方向を切り替えるスイッチの役割をも
果たすため、発生磁束を有効に利用することができるの
で、変圧器を大型化することなく容易に高出力を得るこ
とができる。
【0039】また、本発明の発電コイル装置では、複数
の発電コイルの組合わせまたは複数の外部磁石の組合わ
せにより、変圧器を大型化することなく、発電コイル単
体の場合より一層大きい出力を得ることができるので、
家庭用、産業用等あらゆる分野に利用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかわる発電コイルの断
面図である。
【図2】発電コイルの動作状態説明断面図である。
【図3】発電コイルの正方向出力波形図(A)および逆
方向出力波形図(B)である。
【図4】本発明の第2実施例にかかわる発電コイル装置
の断面図である。
【図5】発電コイル装置の直流用の出力波形図(A)お
よび交流用の出力波形図(B)である。
【図6】2個の変圧器を直列に配置した発電コイル装置
の使用状態説明斜視図である。
【図7】変圧器の説明斜視図である。
【図8】2個の変圧器を並列に配置した発電コイル装置
の使用状態説明斜視図である。
【符号の説明】
A 発電コイル X 発電コイ
ル装置 Y 発電コイル装置 Z 発電コイ
ル装置 1 変圧器 2 外部磁石 3A 変圧器 3B 変圧器 4A 外部磁石 4B 外部磁石 4C 外部磁石 4D 外部磁石 11 鉄心 11a 一次コイ
ル側脚部鉄心 12 一次コイル 13 二次コイ
ル 31 鉄心 31a 一次コイ
ル側脚部鉄心 32 一次コイル 33 二次コイ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一次コイルと二次コイルを有する変圧器お
    よびN極とS極が対向しうるように形成された外部磁石
    を備えており、 前記外部磁石は、該外部磁石のN極とS極によって発生
    する磁束の方向が前記変圧器の一次電流によって一次コ
    イル側脚部鉄心内に発生する磁束の方向と逆方向となる
    ように、かつ、N極およびS極が前記一次コイル側脚部
    鉄心の両端部にそれぞれ当接して配置されていることを
    特徴とする発電コイル。
  2. 【請求項2】複数個の請求項1記載の発電コイルが、互
    いに隣接する発電コイル間で外部磁石を共用しうるよう
    に構成されていることを特徴とする発電コイル装置。
  3. 【請求項3】一次コイルと二次コイルを有する2個以上
    の変圧器およびN極とS極を有する馬蹄形の4個以上偶
    数個の外部磁石を備えており、 前記各外部磁石は、2個の外部磁石が一対となり一方の
    外部磁石のN極と他方の外部磁石のS極によって発生す
    る磁束の方向が前記変圧器の一次電流によって一次コイ
    ル側脚部鉄心内に発生する磁束の方向と逆方向となるよ
    うに、かつ、前記一対の外部磁石のそれぞれの側面が前
    記一次コイルの側面と平行になるように配置されている
    ことを特徴とする発電コイル装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100469988B1 (ko) * 1999-10-27 2005-02-04 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 변압기
JP2016540382A (ja) * 2013-11-20 2016-12-22 戴珊珊DAI, Shanshan Ac永久磁性増進変圧装置及びその調圧制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100469988B1 (ko) * 1999-10-27 2005-02-04 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 변압기
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