JPH06309825A - 磁気ディスク装置のサーボトラック書込み方法及び装置 - Google Patents

磁気ディスク装置のサーボトラック書込み方法及び装置

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JPH06309825A
JPH06309825A JP5101457A JP10145793A JPH06309825A JP H06309825 A JPH06309825 A JP H06309825A JP 5101457 A JP5101457 A JP 5101457A JP 10145793 A JP10145793 A JP 10145793A JP H06309825 A JPH06309825 A JP H06309825A
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啓之 鈴木
Takahiro Nakagawa
孝浩 中川
Yoshiyasu Nakamoto
吉保 中本
Muthuthamby Sri-Jayantha
ムスサンバイ・スリ・ジャヤンサ
Hugh Dang Hyne
ハイン・ヒュ−・ダング
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/58Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B5/596Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks
    • G11B5/59633Servo formatting

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、磁気ディスク装置のサーボトラック
書込み方法及び装置に関し、定常状態におけるヘッドの
機械的振動を低減させ、また、システムの整定時間を短
縮させたサーボトラック書込み方法及び装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】磁気ディスク装置2のヘッドアーム端部22近
傍に非接触に位置する検出面を有し、検出面とヘッドア
ーム端部22のヘッド移動方向のギャップ量を検出する
ギャップ量検出手段であるキャパシタンスプローブ28
を設ける。また、キャパシタンスプローブ28をヘッド
移動方向に移動させて目標位置に位置決めする位置決め
手段であるロータリポジショナ26と、ギャップ量が一
定値を維持するように磁気ディスク装置2のヘッド14
を移動させて、ヘッド14を所定のサーボトラック書込
み位置に位置決めさせるヘッド駆動系制御手段とを備え
るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置のサ
ーボトラック書込み方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気ディスク装置(HDD)の小
型大容量化の要求が高まってきていることに伴い、記録
される情報量が1平方インチ当たり100メガビットを
超える高い面積密度のディスクを有する磁気ディスク装
置が必要となってきている。
【0003】ディスクの高面密度を達成するには、ディ
スクの半径方向の1インチ当たりのトラック数(TPI:
Track Per Inch)を増加させることが必要である。
近い将来、上述のような小型大容量の磁気ディスク装置
を製造するには、3000TPIを超えるトラック密度
が要求されることになる。3000TPIのトラック密
度を達成するには、ディスク面上に形成するトラックの
トラックピッチは、10μmより狭くならなければなら
ない。
【0004】即ち、ディスク面へのサーボトラックの書
込みには、より高精度なヘッド位置決めが要求される。
従来の磁気ディスク装置のサーボトラック書込み装置を
図11を用いて説明する。図11は、サーボトラックの
書込み機構の一部のみを示した平面図であり、サーボト
ラックが書き込まれる磁気ディスク装置2をすでに石定
盤20上に搭載した状態を示している。
【0005】磁気ディスク装置2の構成要素を簡単に説
明する。磁気ディスク装置2のベースプレート4上にス
ピンドルモータ6が取付けられ、スピンドルモータ6の
回転軸に複数枚のディスク8が固定されて取付けられて
いる。ディスク8の外側のベースプレート4に固定され
たピボット10を回転軸として、ヘッド14をディスク
8上の半径方向に移動させるロータリアクチュエータ1
2が回転可能に取付けられている。ヘッド14のピボッ
ト10の反対側にはロータリアクチュエータ12を駆動
させるボイス・コイル・モータ(VCM)16が設けら
れている。VCM16には、ヘッド14を位置決めする
リニアポジショナ18の先端部が接触する突起部17が
形成されている。
【0006】リニアポジショナ18は、サーボトラック
書き込み機構の一部を構成し、磁気ディスク装置2外の
石定盤20上に設置され、磁気ディスク装置2内のVC
M16の突起部17にその先端を接触させるように取付
けられている。リニアポジショナ18は、駆動装置(図
示せず)により駆動され、直線的に所定量だけ移動する
ことができるようになっている。
【0007】次に、図11で示した従来のサーボトラッ
ク書込み装置によるサーボトラック書込み方法を簡単に
説明する。ヘッド14を1トラックピッチだけ移動させ
るようにリニアポジショナ18を所定量直線移動させて
リニアポジショナ18先端で突起部17を押す。突起部
17が押されるとロータリアクチュエータ12がピボッ
ト10を中心にして所定量回転させられ、ヘッド14を
ディスク8の半径方向に移動させる。その際、突起部1
7がリニアポジショナ18の先端と剛体的に接触を保つ
ように、リニアポジショナ18の作用する力と反対方向
にバランスする力を生じさせるバイアス電流がVCM1
6に供給される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のサ
ーボトラック書込みは、サーボトラック書込み用のヘッ
ド14の位置決めを、ヘッド14を支持しているロータ
リアクチュエータ12と突起部17を介してリンクする
リニアポジショナ18によって行っていた。
【0009】しかしながら、この従来のサーボトラック
書込み方法及び装置では、3000TPIを超える高ト
ラック密度を要求される磁気ディスク装置のサーボトラ
ック書込みをさせるには種々の問題が生じる。
【0010】例えば、ヘッド14はピボット10を回転
軸として回転移動するのに対し、リニアポジショナ18
は直線移動することから、ヘッド14に位置決め誤差が
生じ、その補正が困難であるという問題である。また、
リニアポジショナ18と突起部17の接触点が、サブミ
クロンオーダで断続的に滑ってしまい、トラックピッチ
エラーが増大してしまうという問題である。
【0011】このため近年では、リニアポジショナ18
の代わりにピボット10の回転軸上に回転軸を有するロ
ータリポジショナを用いることにより上述の問題点は解
決されたが、ロータリポジショナを用いても次のような
問題点が生じる。
【0012】即ち、所定のサーボトラック書込み位置に
ヘッド14の位置決めが完了した定常状態においても、
ロータリアクチュエータ12に剛体的に接触するリニア
ポジショナ18(またはロータリポジショナ)の質量が
影響して、位置決めサーボが追従できないような共振周
波数の機械振動がヘッド14に発生してしまうという問
題がある。例えば、発明者達が用いた磁気ディスク装置
及び従来のサーボトラック書込み装置での測定によれ
ば、サーボ系が追従することができない、周波数560
Hz、振幅0.17μm(ピーク−ピーク)の振動がポ
ジショナの質量の影響により定常状態において発生する
場合があった。
【0013】また、突起部17とリニアポジショナ18
(またはロータリポジショナ)を剛体的に結合させるた
めに、ヘッド14の位置決めの際にリニアポジショナ1
8の力とVCM16の力とはバランスさせているが、そ
のため、リニアポジショナ18がステップ関数的に1ト
ラックピッチだけ移動するとき、このようなステップ的
移動による過渡応答としての機械振動がロータリアクチ
ュエータ12に発生する。つまり、リニアポジショナ1
8の慣性質量の大きいことが影響して、ヘッド14を1
トラックシークさせる際のステップ的移動により生じる
過渡応答の減衰が小さくなり、システムの整定時間が長
くなってしまうという問題が生じる。発明者達が用いた
磁気ディスク装置及び従来のサーボトラック書込み装置
でのヘッドの整定時間を図12に示す。図12に示すと
おり5μmの目標位置に到達するまでの整定時間は12
ミリ秒である。ヘッドの整定時間が長いと3000TP
Iという高いトラック密度のディスクを搭載する磁気デ
ィスク装置の場合、サーボトラック書込み工程のスルー
プットが無視できない程に低下してしまうという問題を
生じる。
【0014】さらに、実際の製造工程におけるサーボト
ラック書込みにおいては、磁気ディスク装置のトップカ
バーに形成するサーボトラック書込み用の開口部の大き
さをあまり大きくできないという問題も生じる。
【0015】本発明は、上述の従来の技術の問題を除く
ためになされたものであって、その目的とするところ
は、サーボ系の安定性を確保すべく、定常状態における
ヘッドの機械的振動を低減させたサーボトラック書込み
方法及び装置を提供することにある。
【0016】また、他の目的は、システムの整定時間を
短縮させて磁気ディスク装置のサーボトラック書込み工
程のスループットを向上させたサーボトラック書込み方
法及び装置を提供することにある。
【0017】さらに他の目的は、実際の製造工程での使
用により適応させたサーボトラック書込み方法及び装置
を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下に示す
磁気ディスク装置のサーボトラック書込み方法によって
達成される。磁気ディスク装置のヘッド支持部材近傍に
非接触に位置する検出部を設け、検出部とヘッド支持部
材間のヘッド移動方向のギャップ量を検出する。検出部
をヘッド移動方向に移動させて目標位置に位置決めし、
同時にギャップ量が一定値を維持するように磁気ディス
ク装置のヘッドを移動させて、ヘッドを所定のサーボト
ラック書込み位置に位置決めするようにする。
【0019】また上記目的は、以下に示す磁気ディスク
装置のサーボトラック書込み方法によって達成される。
磁気ディスク装置のヘッド支持部材近傍に非接触に位置
する検出部を設けて、検出部とヘッド支持部材間のヘッ
ド移動方向のギャップ量を検出する。ヘッド目標位置を
順次変更して磁気ディスク装置のヘッド駆動系を駆動
し、ギャップ量をフィードバックしてヘッド駆動系を制
御し、磁気ディスク装置のヘッドを複数のサーボトラッ
ク書込み位置に順次位置決めするようにする。ギャップ
量の検出は、検出部の出力の線形性が維持できる測定範
囲内で行われる。検出部が測定範囲の一方の限界に達し
たら、測定範囲の他方の限界まで検出部を移動させるよ
うにする。
【0020】さらに上記目的は、以下に示す磁気ディス
ク装置のサーボトラック書込み方法によって達成され
る。磁気ディスク装置のヘッド支持部材のエッジ部に非
接触に位置する検出部を設け、検出部とエッジ部のヘッ
ド移動方向のずれ量を検出しつつ、検出部をヘッド移動
方向に移動させて目標位置に位置決めする。同時にずれ
量が一定値を維持するように磁気ディスク装置のヘッド
を移動させて、ヘッドを所定のサーボトラック書込み位
置に位置決めするようにする。
【0021】また上記目的は、以下に示す磁気ディスク
装置のサーボトラック書込み装置によって達成される。
磁気ディスク装置のヘッド支持部材近傍に非接触に位置
する検出部を有し、検出部とヘッド支持部材間のヘッド
移動方向のギャップ量を検出するギャップ量検出手段を
設ける。また、ギャップ量検出手段をヘッド移動方向に
移動させて目標位置に位置決めする位置決め手段と、ギ
ャップ量が一定値を維持するように磁気ディスク装置の
ヘッドを移動させて、ヘッドを所定のサーボトラック書
込み位置に位置決めするヘッド移動手段とを備えるよう
にする。
【0022】ヘッド移動手段は、ギャップ量をフィード
バックして磁気ディスク装置のヘッド駆動系を制御する
ヘッド駆動系制御手段を備えているようにしてもよい。
ギャップ量検出手段にキャパシタンスプローブを用いる
ようにしてもよい。位置決め手段は、ギャップ量検出手
段の現在位置を検出してフィードバック制御する位置制
御手段を備えるようにする。位置決め手段にロータリポ
ジショナを用いるようにしてもよい。
【0023】さらに上記目的は、以下に示す磁気ディス
ク装置のサーボトラック書込み装置によって達成され
る。磁気ディスク装置のヘッド支持部材のエッジ部に非
接触に位置する検出部を有し、検出部とエッジ部のヘッ
ド移動方向のずれ量を検出するエッジ検出手段を設け
る。また、エッジ検出手段をヘッド移動方向に移動させ
て目標位置に位置決めする位置決め手段と、ずれ量が一
定値を維持するように磁気ディスク装置のヘッドを移動
させて、ヘッドを所定のサーボトラック書込み位置に位
置決めするヘッド移動手段とを備えるようにする。
【0024】ヘッド移動手段は、ずれ量をフィードバッ
クして磁気ディスク装置のヘッド駆動系を制御するヘッ
ド駆動系制御手段を備えているようにしてもよい。エッ
ジ検出手段は、ヘッド支持部材上面に対して垂直方向に
設けられたキャパシタンスプローブである。位置決め手
段は、エッジ検出手段の現在位置を検出してフィードバ
ック制御する位置制御手段を備えているようにしてもよ
い。位置決め手段にロータリポジショナを用いるように
してもよい。
【0025】
【作用】本発明によれば、検出部とヘッド支持部材間の
ヘッド移動方向のギャップ量を非接触で検出しつつ、検
出部をヘッド移動方向に移動させて目標位置に位置決め
し、同時にギャップ量が一定値を維持するように磁気デ
ィスク装置のヘッドを移動させて、ヘッドを所定のサー
ボトラック書込み位置に位置決めするようにしたので、
定常状態におけるヘッドの機械的振動を低減させること
ができる。
【0026】また、本発明によれば、検出部とヘッド支
持部材間のヘッド移動方向のギャップ量を非接触で検出
しつつ、ヘッド目標位置を順次変更して磁気ディスク装
置のヘッド駆動系を駆動し、ギャップ量をフィードバッ
クしてヘッド駆動系を制御し、磁気ディスク装置のヘッ
ドを複数のサーボトラック書込み位置に順次位置決めす
るようにし、また、ギャップ量の検出は、検出部の出力
の線形性が維持できる測定範囲内で行い、検出部が測定
範囲の一方の限界に達したら、測定範囲の他方の限界ま
で検出部を移動させるようにしたので、システムの整定
時間を短縮させて磁気ディスク装置のサーボトラック書
込み工程のスループットを向上させたサーボトラック書
込みが可能となる。
【0027】さらに、本発明によれば、磁気ディスク装
置のヘッド支持部材のエッジ部に非接触に位置する検出
部を設け、検出部とエッジ部のヘッド移動方向のずれ量
を検出しつつ、検出部をヘッド移動方向に移動させて目
標位置に位置決めし、同時にずれ量が一定値を維持する
ように磁気ディスク装置のヘッドを移動させて、ヘッド
を所定のサーボトラック書込み位置に位置決めするの
で、実際の製造工程での使用により適応させたサーボト
ラック書込み方法及び装置を実現することができる。
【0028】
【実施例】本発明の第1の実施例による磁気ディスク装
置のサーボトラック書込み方法及び装置を図1乃至図3
を用いて説明する。図1は、本実施例によるサーボトラ
ックの書込み機構の一部を示した平面図であり、サーボ
トラックが書き込まれる磁気ディスク装置2をすでにサ
ーボトラック書込み装置の石定盤20上に搭載した状態
を示している。図2は、本実施例によるサーボトラック
の書込み機構の斜視図である。
【0029】まず、サーボトラックが書き込まれる磁気
ディスク装置2の構成要素を簡単に説明する。磁気ディ
スク装置2のベースプレート4上にスピンドルモータ6
が取付けられ、スピンドルモータ6の回転軸に複数枚の
ディスク8が固定されてスピンドルモータの回転ととも
に回転可能に取付けられている。ディスク8の外側のベ
ースプレート4に固定されたピボット10を回転軸とし
て、ヘッド14をディスク8上に半径方向に移動させる
ロータリアクチュエータ12が回転可能に取付けられて
いる。ヘッド14はヘッドアーム端部22から延びるヘ
ッド支持部24の先端に取付けられている。ピボット1
0に対しヘッド14の反対側にはロータリアクチュエー
タ12を駆動させるボイス・コイル・モータ(VCM)
16が設けられている。
【0030】このような磁気ディスク装置2が、本実施
例のサーボトラック書込み装置の石定盤20上の所定位
置に載せられて、ディスク8上にサーボトラックが書き
込まれる。
【0031】本実施例のサーボトラック書込み装置の一
部を構成するロータリポジショナ26が、石定盤20に
固定された支持部材(図示せず)により支持されて磁気
ディスク装置2のピボット10の上方に回転可能に取付
けられている。ロータリポジショナ26の回転軸と磁気
ディスク装置2のピボット10の回転軸とが一致するよ
うにロータリポジショナ26の位置は調整されている。
ロータリポジショナ26は、レーザロータリエンコーダ
及びエアーベアリングを用いたDCサーボモータ(共に
図示せず)を内蔵している。レーザロータリエンコーダ
は、サーボトラックが書き込まれる磁気ディスク装置2
のヘッド14を移動させて、次のサーボトラック書き込
み位置に位置決めさせるための位置情報を出力する位置
情報検出手段である。
【0032】ロータリポジショナ26は、支持部材27
を介してキャパシタンスプローブ28を支持している。
キャパシタンスプローブ28は、ロータリポジショナ2
6が回転するとそれに随伴して0.1μmの精度で移動
されるようになっている。このように、ロータリポジシ
ョナ26は、レーザロータリエンコーダの位置情報をフ
ィードバック回路(図示せず)によりフィードバックし
て、キャパシタンスプローブ28を位置決めする位置決
め手段である。
【0033】キャパシタンスプローブ28は、支持部材
27から斜め下方に向かって取付けられており(図2
(a)参照)、その先端面は、磁気ディスク装置2のヘ
ッドアーム端部22の側面にギャップを持って相対する
ようになっている(図2(b)参照)。本実施例におけ
るキャパシタンスプローブ28は、キャパシタンスプロ
ーブ28先端面と磁気ディスク装置2のヘッドアーム端
部22側面との間のギャップ量を測定するために用いら
れる。本実施例に用いたキャパシタンスプローブ28
(AGE社製)は、165μmを中心に+/-50μmの
範囲のギャップ量をフルスケール0.2%の線形性で得
られる性能を有している。キャパシタンスプローブ28
の出力は、+/-50μmの範囲内で+/-10Vである。
【0034】キャパシタンスプローブ28は、位置決め
手段たるロータリポジショナ26に固定され、ヘッド1
4を支持するヘッドアーム等のヘッド支持部材のヘッド
移動方向に非接触に位置する検出部を有し、検出部とヘ
ッド支持部材間のヘッド移動方向のギャップ量を検出す
るギャップ量検出手段である。
【0035】次に、本実施例によるサーボトラック書込
み方法を図1乃至図3を用いて説明する。図3は、本実
施例による磁気ディスク装置のサーボトラック書込み装
置のサーボ系の動作を示すブロック図である。図3
(a)はロータリポジショナ26の位置制御手段である
サーボ系のブロック図、図3(b)はキャパシタンスプ
ローブ28の先端面とヘッドアーム端部22側面との間
のギャップ量を一定値に維持するようにVCM16を制
御するヘッド駆動系制御手段であるサーボ系のブロック
図である。
【0036】コントローラ34からロータリポジショナ
26のDCモータ30に、ヘッド14を1トラック分だ
けシーク(移動)させる目標値が入力される。DCモー
タ30の駆動に伴い、レーザロータリエンコーダ32で
計測された位置情報から誤差信号がフィードバックされ
てDCモータ30の回転量を制御し、ロータリポジショ
ナ26を正確に所定の移動量(ヘッド14の位置決め
量)だけ回転させる。ロータリポジショナ26の回転に
伴ってキャパシタンスプローブ28も正確に所定の移動
量だけ回転して所定の位置に位置決めされる(図3
(a))。
【0037】一方、磁気ディスク装置2のロータリアク
チュエータ12のVCM16には、キャパシタンスプロ
ーブ28先端面とヘッドアーム端部22側面の間のギャ
ップ量を維持するようにVCM電流が供給され、キャパ
シタンスプローブ28により検出されたギャップ量から
誤差信号がフィードバックされてVCM電流が制御され
る(図3(b))。従って、アクチュエータ12は、一
定のギャップ量を維持しながらキャパシタンスプローブ
28の移動に追従するように駆動され、ヘッド14を所
定のトラックに位置決めする。
【0038】このようにして、ヘッド14を所定のサー
ボトラック書込み位置に非接触で位置決めして磁気ディ
スク装置2のディスク8にサーボトラックを書き込む。
サーボトラック書込み工程が終了すると、磁気ディスク
装置2は石定盤20から外されて次工程に移行する。
【0039】本実施例によれば、所定のサーボトラック
書込み位置にヘッド14の位置決めが完了した定常状態
(サーボトラックの書込み時)において、ロータリアク
チュエータ12とキャパシタンスプローブ28とが非接
触であることからロータリポジショナ側の質量の影響を
無視することができ、位置決めサーボが追従できないよ
うな共振周波数による機械振動がヘッド14に発生して
しまうこと防止することができる。本実施例において
は、本実施例で用いた磁気ディスク装置のサーボ系が追
従できない560Hz近辺の振動の振幅レベルが無視で
きる程度に低減され、定常状態におけるヘッドの機械的
振動を低減させたサーボトラック書込み方法及び装置を
実現できた。
【0040】本発明の第2の実施例による磁気ディスク
装置のサーボトラック書込み方法及び装置を図4乃至図
6を用いて説明する。
【0041】本実施例の特徴は、第1の実施例に示した
磁気ディスク装置のサーボトラック書込み方法及び装置
を改良したことにある。第1の実施例のサーボトラック
書き込み方法では、ヘッド14を位置決めするために、
1トラックシーク毎にロータリポジショナ26を回転駆
動してキャパシタンスプローブ28を移動させていた。
しかし、ロータリポジショナ26の慣性質量は、磁気デ
ィスク装置2のロータリアクチュエータ12の1000
倍以上あり、ヘッド14の位置決め(シーク)時の過渡
応答の整定時間は、結局ロータリポジショナ26の長い
整定時間に依存することになる。従って、ロータリポジ
ショナ26の駆動回数を減少させてヘッド14の位置決
めができれば、ヘッド14のシーク時の過渡応答の整定
時間を減少させてサーボトラック書込み工程の所要時間
を短縮させることができる。
【0042】本実施例のサーボトラック書込み方法を概
説すれば、キャパシタンスプローブ28の出力の線形性
が維持できる測定領域、即ち、キャパシタンスプローブ
28先端面とヘッドアーム端部22側面間の距離が16
5μm +/-50μmの範囲内にあっては、ロータリポジ
ショナ26を移動させることなく、つまり、キャパシタ
ンスプローブ28を所定位置に停止させた状態のまま
で、ロータリアクチュエータ12のVCM16に電流を
供給してヘッド14を1トラック毎にシークさせてサー
ボトラックの書込みを行うようにしたものである。その
際、停止したキャパシタンスプローブ28と移動するヘ
ッドアーム端部22間のギャップ量をキャパシタンスプ
ローブ28により正確に測定し、VCM16にフィード
バックして制御することによりヘッド14の精密位置決
めを行うようにしたものである。
【0043】本実施例のサーボトラック書込み装置は、
サーボ系が変更された点を除いて図1及び図2に示され
た第1の実施例のサーボトラック書込み装置と同一構成
である。従って、同一構成の部分については本実施例の
サーボトラック書込み装置の構成の説明を省略する。図
4は本実施例の磁気ディスク装置のサーボトラック書込
み装置のサーボ系の動作を示すブロック図である。図5
は本実施例によるサーボトラック書込み方法を示す図で
ある。
【0044】本実施例のサーボトラック書込み装置のサ
ーボ系は、ロータリポジショナ26を制御するロータリ
ポジショナ制御部38、VCM16を制御するVCM制
御部40、及びそれらに目標値を与えるコントローラ3
4で構成される。ロータリポジショナ制御部38は、コ
ントローラ34からの位置指令によりロータリポジショ
ナ26を回転駆動させるDCモータ30と、ロータリポ
ジショナ26の移動量(回転角)を計測してフィードバ
ックするレーザロータリエンコーダ32とで構成され
る。
【0045】VCM制御部40は、コントローラ34か
らのヘッド14の1トラックシーク毎のデジタル値の位
置指令をアナログ信号に変換するA/Dコンバータ36
と、A/Dコンバータ36から入力される位置指令に基
づいて磁気ディスク装置2のヘッド14を駆動するロー
タリアクチュエータ12のVCM16と、キャパシタン
スプローブ28先端面とヘッドアーム端部22側面との
間のギャップ量を測定してフィードバックするためのキ
ャパシタンスプローブ28とで構成されている。
【0046】本実施例のサーボトラック書込み装置の動
作例を図4及び図5を用いて説明する。図5の横軸はサ
ーボパターンを書込むべきサーボトラックのトラック番
号(ディスク8の外から内に向かって番号が増加するも
のとする)である。縦軸はキャパシタンスプローブ28
先端面とヘッドアーム端部22側面との間のギャップ量
を示している。
【0047】本実施例におけるサーボパターンを書込む
べきトラックのトラックピッチは5μmである。使用す
るキャパシタンスプローブ28は、第1の実施例に用い
たものと同一であり、ギャップ量が165μm +/-50
μmの範囲で線形性が保たれている。
【0048】まず初めに、キャパシタンスプローブ28
先端面とヘッドアーム端部22側面との間のギャップ量
を115μmになるように調整してトラック0にヘッド
14を位置決めし、トラック0にサーボパターンの書込
みを行う。
【0049】次に、キャパシタンスプローブ28は停止
させたまま、VCM16に電流を供給してアクチュエー
タ12を駆動し、ヘッド14をキャパシタンスプローブ
28と反対方向に5μmシークさせる。この時キャパシ
タンスプローブ28で測定されるギャップ量が120μ
mとなるようにVCM電流をフィードバック制御してヘ
ッド14をトラック1に位置決めする。このように、ヘ
ッド14の位置決めは、VCM16に電流を供給してロ
ータリアクチュエータ12を駆動し、位置決め制御は停
止しているキャパシタンスプローブ28で測定されるギ
ャップ量をフィードバックして行う。同様の動作をギャ
ップ量が215μmになるまで繰り返すことにより、キ
ャパシタンスプローブ28を停止させた状態で、即ちロ
ータリポジショナ26を停止させた状態で、20トラッ
クのサーボパターンの書込みを行うことができる。VC
M16の駆動によるヘッド14の1トラック毎のシーク
は、図5中破線で示されている。
【0050】次に、VCM16を停止させたまま、キャ
パシタンスプローブ28先端面が100μmだけヘッド
アーム端部22方向に移動するような位置指令をコント
ローラ34からロータリポジショナ26のDCモータ3
0に送る。レーザロータリエンコーダ32で計測された
位置情報に基づく誤差信号がフィードバックされてDC
モータ30の回転量を制御し、ロータリポジショナ26
を正確に所定の移動量だけ回転させる。ロータリポジシ
ョナ26の回転に伴ってキャパシタンスプローブ28も
正確に所定の移動量だけ回転して所定の位置に位置決め
される。キャパシタンスプローブ28先端面とヘッドア
ーム端部22側面との間のギャップ量は115μmに回
復する。ロータリポジショナ26の駆動によるキャパシ
タンスプローブ28の移動は、図5中実線で示されてい
る。
【0051】以上の動作を繰り返しながら全てのトラッ
クにサーボパターンの書込みを行う。この方法によれ
ば、慣性質量の大きいロータリポジショナ26を駆動さ
せる回数が、第1の実施例の場合と比較して4000ト
ラック当たり1/20にまで減少させることができる。
【0052】本実施例のサーボトラック書込み方法及び
装置によれば、非接触位置決めプローブであるロータリ
ポジショナ26を用いても減少させることが困難であっ
たシーク時間の過渡応答特性を改善させることができ
る。図6に示すように、5μmの1トラックシークに要
する時間(位置決め時間)を従来の12ミリ秒(図12)
に対して2ミリ秒に短縮させることができる。これによ
り、磁気ディスク装置のサーボトラック書込み工程のス
ループットを向上させることができる。
【0053】なお、第1及び第2の実施例において、位
置決めの基準点であるピボット10を回転中心とするヘ
ッドアーム端部22と実際のヘッド14の位置とは、ヘ
ッド支持部24の長さだけの差があることからいわゆる
アッベのエラーが生じ得るが、これは十分に無視できる
ものである。また、本実施例では、ギャップ量が大きく
なる方向にヘッド14を移動させたが、逆方向に制御す
ることももちろん可能である。
【0054】本発明の第3の実施例による磁気ディスク
装置のサーボトラック書込み方法及び装置を図7乃至図
10を用いて説明する。本実施例のサーボトラック書込
み方法及び装置は、図7及び図8に示すように、磁気デ
ィスク装置2のヘッド支持部材を構成するヘッドアーム
端部22側面のエッジ部上に、ヘッドアーム端部22上
面に対して垂直にキャパシタンスプローブ28が位置し
ている点に特徴を有している。第1及び第2の実施例で
すでに説明した構成要素については説明を省略する。
【0055】本実施例による磁気ディスク装置のサーボ
トラック書込み方法の原理を図9を用いて説明する。第
1及び第2の実施例で示したように、キャパシタンスプ
ローブ28は、本来図9(a)に示すように、ヘッドア
ーム端部22側面との間のギャップ量を非接触で精密に
測定するために用いられる。
【0056】しかし、このキャパシタンスプローブ28
の使用方法では、ヘッドアーム端部22側面とキャパシ
タンスプローブ28先端の検出面を平行に向き合わせて
その間の距離を測定することから、複雑な機構中にヘッ
ドアームが組み込まれる小型の磁気ディスク装置等に対
しては、キャパシタンスプローブ28先端をヘッドアー
ム端部22側面に正確に近接させるには困難を伴うこと
が多い。また、ヘッドアーム端部22側面近傍にキャパ
シタンスプローブ28を到達させるためには磁気ディス
ク装置2のトップカバーに形成するサーボトラック書込
み用の開口部を広げなければならない場合も生じる。
【0057】そこで、本実施例においては、図9(b)
のようにキャパシタンスプローブ28先端面がヘッドア
ーム端部22上面に対して平行になるように、キャパシ
タンスプローブ28をロータリポジショナ26に取付け
るようにする。キャパシタンスプローブ28先端面はヘ
ッドアーム端部22のエッジ上部に位置するように調整
される。
【0058】目標位置に移動させるためにロータリポジ
ショナ26を回転駆動させると、それに伴ってキャパシ
タンスプローブ28は、図9(b)のX方向(ヘッド移
動方向)に移動する。キャパシタンスプローブ28先端
面とヘッドアーム端部22エッジ部上面の駆動前の位置
関係を初期値とすれば、キャパシタンスプローブ28の
移動に伴ってキャパシタンスプローブ28から出力され
る信号と初期値との差は、キャパシタンスプローブ28
とヘッドアーム端部22のエッジ部とのヘッド移動方向
のずれ量を示すことになる。即ち、本原理によるキャパ
シタンスプローブ28を用いたサーボトラック書込みに
おいては、ヘッド移動方向のずれ量を検出してVCM1
6をフィードバック制御することになる。
【0059】本実施例に用いたキャパシタンスプローブ
28の特性を図10に示す。図10は、キャパシシタン
スプローブ28をX方向(ヘッド移動方向)に移動させ
る際の、キャパシタンスプローブ28とヘッドアーム端
部22との間に初期設定時に設けるべきギャップ量Gの
使用可能範囲を示している。横軸はヘッドアーム端部2
2を停止させた状態でキャパシタンスプローブ28をX
方向に移動させた移動距離を示している。縦軸はキャパ
シタンスプローブ28の出力を示している。図中の曲線
A、B、Cは、それぞれギャップ量Gが0.08mm、
0.17mm、0.21mmであり、X方向の移動距離
に対する出力レベル(ゲイン)の関係を示している。
【0060】ギャップ量Gが0.08mmの場合にはゲ
インは直線的に変化し、その変化率は4V/50μmで
あり、ギャップ量Gが0.17mmの場合のゲインの直
線部分での変化率は4V/100μmであり、ギャップ
量Gが0.21mmの場合のゲインの直線部分での変化
率は4V/150μmである。ギャップ量Gが0.08
mmより小さい場合は、ゲインの変化率が過大となりサ
ーボ系に適さず、ギャップ量Gが0.21mmより大き
い場合は、ゲインの変化率が過小となりやはりサーボ系
に適さない。従って、ギャップ量Gが0.08mmから
0.21mmの範囲であれば、キャパシタンスプローブ
28からずれ量を検出して出力をフィードバックし、磁
気ディスク装置2のVCM16を制御することは容易に
行える。
【0061】キャパシタンスプローブ28とヘッドアー
ム端部22エッジ部上面間のギャップ量Gを調整する方
法を以下に示す。まず、サーボトラック書込みをすべき
磁気ディスク装置2を石定盤20上の所定位置にセット
する。エッジ部以外のヘッドアーム端部22上面にキャ
パシタンスプローブ28先端面を位置させ、第1の実施
例で用いたと同様の方法でヘッドアーム端部22上面と
キャパシタンスプローブ28先端面とのギャップ量を測
定する。ギャップ量Gが0.08mmから0.21mm
の範囲内の所定量になるように磁気ディスク装置2の高
さを調整する。次に、キャパシタンスプローブ28をヘ
ッド移動方向に移動させて、ヘッドアーム端部22エッ
ジ部上部にキャパシタンスプローブ28先端面が位置す
るように調整すればよい。
【0062】このように本実施例によれば、実際の製造
工程での使用により適応させたサーボトラック書込み方
法及び装置を実現することができる。
【0063】本発明は、上記実施例に限らず種々の変形
が可能である。例えば上記実施例は、ロータリアクチュ
エータ型の磁気ディスク装置に対して本発明を適用した
が、リニアアクチュエータ型の磁気ディスク装置に本発
明を適用することはもちろん可能である。その場合に
は、上記実施例でロータリポジショナとキャパシタンス
プローブの組み合わせを用いた代わりに、リニアポジシ
ョナとキャパシタンスプローブを組み合わせて用いれば
よい。
【0064】また、上記実施例においては、ギャップ量
検出手段にキャパシタンスプローブを用いたが、測定精
度さえ満たせば他の非接触位置検出器、例えばオプティ
カルセンサ等を用いることもできる。
【0065】またさらに、上記第1及び第2の実施例に
おいては、キャパシタンスプローブによるギャップ量の
検出域をヘッドアーム端部22側面としたが、本発明は
これに限られることなく、表面が金属であれば他の面例
えばヘッド支持部24等の側面を検出域とすることもも
ちろん可能である。
【0066】同様に、第3の実施例においては、キャパ
シタンスプローブによるギャップ量の検出域をヘッドア
ーム端部22のエッジとしたが、本発明はこれに限られ
ることなく、エッジ部が金属であれば例えばヘッド支持
部24等のエッジ、或はヘッドアームの他のエッジ、ヘ
ッドアーム上面に形成された開口部のエッジ等を検出域
とすることももちろん可能である。
【0067】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、定常状態
におけるヘッドの機械的振動を低減させることができ、
また、サーボトラック書込み時のシステムの整定時間を
短縮させて磁気ディスク装置のサーボトラック書込み工
程のスループットを向上させることができ、さらに、実
際の製造工程での使用により適応させたサーボトラック
書込み方法及び装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による磁気ディスク装置
のサーボトラック書込み装置を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例による磁気ディスク装置
のサーボトラック書込み装置の斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施例による磁気ディスク装置
のサーボトラック書込み装置のサーボ系の動作を示すブ
ロック図である。
【図4】本発明の第2の実施例による磁気ディスク装置
のサーボトラック書込み装置のサーボ系の動作を示すブ
ロック図である。
【図5】本発明の第2の実施例によるサートラック書込
み方法を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例の磁気ディスク装置のサ
ーボトラック書込み装置による1トラックシークに要す
る時間(位置決め時間)を示す図である。
【図7】本発明の第3の実施例による磁気ディスク装置
のサーボトラック書込み装置を示す図である。
【図8】本発明の第3の実施例による磁気ディスク装置
のサーボトラック書込み装置の斜視図である。
【図9】本発明の第3の実施例による磁気ディスク装置
のサーボトラック書込み方法の原理説明図である。
【図10】本発明の第3の実施例に用いたキャパシタン
ス・プローブの特性を示す図である。
【図11】従来の磁気ディスク装置のサーボトラック書
込み装置を示す図である。
【図12】従来の磁気ディスク装置のサーボトラック書
き込み装置による1トラックシークに要する時間(位置
決め時間)を示す図である。
【符号の説明】
2 磁気ディスク装置 4 ベースプレート 6 スピンドルモータ 8 ディスク 10 ピボット 12 ロータリアクチュエータ 14 ヘッド 16 VCM 17 突起部 18 リニアポジショナ 20 石定盤 22 ヘッドアーム端部 24 ヘッド支持部 26 ロータリポジショナ 27 支持部材 28 キャパシタンスプローブ 30 DCモータ 32 レーザロータリエンコーダ 34 コントローラ 36 A/Dコンバータ 38 ロータリポジショナ制御部 40 VCM制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 孝浩 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (72)発明者 中本 吉保 神奈川県藤沢市桐原町1番地 日本アイ・ ビー・エム株式会社 藤沢事業所内 (72)発明者 ムスサンバイ・スリ・ジャヤンサ アメリカ合衆国ニュ−ヨ−ク州オシニン グ、シャ−ウッドアベニュ−32 (72)発明者 ハイン・ヒュ−・ダング アメリカ合衆国ニュ−ヨ−ク州ネ−ニュッ ト、フェアビュ−アベニュ−5

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスク装置のヘッド支持部材近傍
    に非接触に位置する検出部を設け、 前記検出部と前記ヘッド支持部材間のヘッド移動方向の
    ギャップ量を検出しつつ、前記検出部を前記ヘッド移動
    方向に移動させて目標位置に位置決めし、 同時に前記ギャップ量が一定値を維持するように前記磁
    気ディスク装置のヘッドを移動させて、前記ヘッドを所
    定のサーボトラック書込み位置に位置決めすることを特
    徴とする磁気ディスク装置のサーボトラック書込み方
    法。
  2. 【請求項2】 磁気ディスク装置のヘッド支持部材近傍
    に非接触に位置する検出部を設けて、前記検出部と前記
    ヘッド支持部材間のヘッド移動方向のギャップ量を検出
    し、 前記ギャップ量を順次変更して前記磁気ディスク装置の
    ヘッド駆動系を制御し、前記磁気ディスク装置のヘッド
    を複数のサーボトラック書込み位置に順次位置決めする
    ことを特徴とする磁気ディスク装置のサーボトラック書
    込み方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の磁気ディスク装置のサー
    ボトラック書込み方法において、 前記ギャップ量の検出は、前記検出部の出力の線形性が
    維持できる測定範囲内で行われることを特徴とする磁気
    ディスク装置のサーボトラック書込み方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の磁気ディスク装置のサー
    ボトラック書込み方法において、 前記検出部が前記測定範囲の一方の測定限界に達した
    ら、前記測定範囲の他方の測定限界まで前記検出部を移
    動させることを特徴とする磁気ディスク装置のサーボト
    ラック書込み方法。
  5. 【請求項5】 磁気ディスク装置のヘッド支持部材のエ
    ッジ部に非接触に位置する検出部を設け、 前記検出部と前記エッジ部のヘッド移動方向のずれ量を
    検出しつつ、前記検出部を前記ヘッド移動方向に移動さ
    せて目標位置に位置決めし、 同時に前記ずれ量が一定値を維持するように前記磁気デ
    ィスク装置のヘッドを移動させて、前記ヘッドを所定の
    サーボトラック書込み位置に位置決めすることを特徴と
    する磁気ディスク装置のサーボトラック書込み方法。
  6. 【請求項6】 磁気ディスク装置のヘッド支持部材近傍
    に非接触に位置する検出部を有し、前記検出部と前記ヘ
    ッド支持部材間のヘッド移動方向のギャップ量を検出す
    るギャップ量検出手段と、 前記ギャップ量検出手段を前記ヘッド移動方向に移動さ
    せて目標位置に位置決めする位置決め手段と、 前記ギャップ量が一定値を維持するように前記磁気ディ
    スク装置のヘッドを移動させて、前記ヘッドを所定のサ
    ーボトラック書込み位置に位置決めするヘッド移動手段
    とを備えたことを特徴とする磁気ディスク装置のサーボ
    トラック書込み装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の磁気ディスク装置のサー
    ボトラック書込み装置において、 前記ヘッド移動手段は、前記ギャップ量をフィードバッ
    クして前記磁気ディスク装置のヘッド駆動系を制御する
    ヘッド駆動系制御手段を備えていることを特徴とする磁
    気ディスク装置のサーボトラック書込み装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の磁気ディスク装置のサー
    ボトラック書込み装置において、 前記ギャップ量検出手段は、キャパシタンスプローブで
    あることを特徴とする磁気ディスク装置のサーボトラッ
    ク書込み装置。
  9. 【請求項9】 請求項6乃至8のいずれかに記載の磁気
    ディスク装置のサーボトラック書込み装置において、 前記位置決め手段は、前記ギャップ量検出手段の現在位
    置を検出してフィードバック制御する位置制御手段を備
    えていることを特徴とする磁気ディスク装置のサーボト
    ラック書込み装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の磁気ディスク装置のサ
    ーボトラック書込み装置において、 前記位置決め手段は、ロータリポジショナであることを
    特徴とする磁気ディスク装置のサーボトラック書込み装
    置。
  11. 【請求項11】 磁気ディスク装置のヘッド支持部材の
    エッジ部に非接触に位置する検出部を有し、前記検出部
    と前記エッジ部のヘッド移動方向のずれ量を検出するエ
    ッジ検出手段と、 前記エッジ検出手段を前記ヘッド移動方向に移動させて
    目標位置に位置決めする位置決め手段と、 前記ずれ量が一定値を維持するように前記磁気ディスク
    装置のヘッドを移動させて、前記ヘッドを所定のサーボ
    トラック書込み位置に位置決めするヘッド移動手段とを
    備えたことを特徴とする磁気ディスク装置のサーボトラ
    ック書込み装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の磁気ディスク装置の
    サーボトラック書込み装置において、 前記ヘッド移動手段は、前記ずれ量をフィードバックし
    て前記磁気ディスク装置のヘッド駆動系を制御するヘッ
    ド駆動系制御手段を備えていることを特徴とする磁気デ
    ィスク装置のサーボトラック書込み装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の磁気ディスク装置の
    サーボトラック書込み装置において、 前記エッジ検出手段は、前記ヘッド支持部材上面に対し
    て垂直方向に設けられたキャパシタンスプローブである
    ことを特徴とする磁気ディスク装置のサーボトラック書
    込み装置。
  14. 【請求項14】 請求項11乃至13のいずれかに記載
    の磁気ディスク装置のサーボトラック書込み装置におい
    て、 前記位置決め手段は、前記エッジ検出手段の現在位置を
    検出してフィードバック制御する位置制御手段を備えて
    いることを特徴とする磁気ディスク装置のサーボトラッ
    ク書込み装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の磁気ディスク装置の
    サーボトラック書込み装置において、 前記位置決め手段は、ロータリポジショナであることを
    特徴とする磁気ディスク装置のサーボトラック書込み装
    置。
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