JPH063090Y2 - 扉のロツク装置 - Google Patents

扉のロツク装置

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JPH063090Y2
JPH063090Y2 JP1987038659U JP3865987U JPH063090Y2 JP H063090 Y2 JPH063090 Y2 JP H063090Y2 JP 1987038659 U JP1987038659 U JP 1987038659U JP 3865987 U JP3865987 U JP 3865987U JP H063090 Y2 JPH063090 Y2 JP H063090Y2
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昭夫 池端
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ロッカーやキャビネット、簡易金庫等の家具
や什器における扉のロック装置の構造に関するものであ
る。
〔従来の技術・考案が解決しようとする課題〕
例えば金庫において、鍵による解施錠操作にて作動する
ロックボルトを備えたシリンダ錠と、回転軸を所定のパ
ターンの通りに回転すると、前記回転軸に取付けた回転
円板に切り欠き形成した係止溝の位相が一致するように
したダイアル錠とを併用することにより、防盗性を向上
することが行われている。
その例として、例えば実公昭47−9515号公報に
は、金庫における扉の内面に、金庫本体に対して係脱す
る2本の閂杆を上下動自在に設け、両閂杆のうち一方の
閂杆にダイアル錠の回転円板を係脱自在に関連させ、他
方の閂杆にシリンダ錠のロックボルトを係脱自在に関連
させることを提案している。
また、特公昭45−32728号公報には、金庫におけ
る扉の内面に、金庫本体に対して水平動自在な閂杆を設
け、この閂杆に、シリンダ錠のロックボルトを係脱自在
に関連させ、更に、前記閂杆に連動して回動するレバー
に設けたピンに、ダイアル錠の回転円板を係脱自在に関
連することが記載されている。
しかし、これらの従来技術は、シリンダ錠とダイアル錠
とでダブルロックできるので防盗性を向上することはで
きるが、シリンダ錠とダイアル錠とによるロックのため
にそれぞれ部材を必要とするため、構造が著しく複雑に
なって製造コストが嵩むばかりか、部材点数が増大する
ことによって扉の重量が増大するため、ロッカーやキャ
ビネットのような軽量の家具に適用しにくいと言う問題
があった。
本考案は、盗難防止の確実性を確保しつつ、構造を簡単
にした扉のロック装置を提供することを目的とするもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案は、 家具等における本体の開口部を覆う扉の内側面に、当該
扉の外側から回転操作するようにした操作杆を設け、該
操作杆に、当該操作杆の回転にて前記本体に係脱する係
止爪を設けて成る扉において、 前記扉の内面のうち操作杆の近傍の部位に、扉の外側か
ら鍵にて解施錠操作するようにしたシリンダ錠を設け、
このシリンダ錠に、その解施錠操作にて往復動するロッ
クボルトを、シリンダ錠を施錠すると一端が前記操作杆
に向けて突出し、解錠すると一端が操作杆から離反する
と共に他端が操作杆と反対方向に突出するように設ける
一方、 前記操作杆に、前記係合爪が本体に係合した状態で前記
シリンダ錠を施錠するとロックボルトの一端に係合して
操作杆を回転不能に保持するようにした係合部を設け、 更に、扉の内面のうち前記シリンダ錠を挟んで操作杆を
反対側に位置した部位に、扉の外側から回転操作する操
作軸に複数枚の回転円板を取付けて成るダイアル錠を、
符号を一致させて解錠状態にすると各回転円板の円周縁
に切り欠き形成した係止溝の位相が一致するように設
け、このダイアル錠における回転円板と前記シリンダ錠
のロックボルトとを、ダイアル錠を解錠するとロックボ
ルトの他端が係止溝に嵌まり込み可能となり、ダイアル
錠を施錠するとロックボルトが摺動不能に保持されるよ
うに設定する構成にした。
〔考案の作用・効果〕
このように構成すると、ダイアル錠を解錠した状態でし
か、シリンダ錠におけるロックボルトを往復動させるこ
とができない、換言すると、ダイアル錠を解錠した状態
でしかシリンダ錠を解錠することはできないから、シリ
ンダ錠とダイアル錠とによるダブルロックの状態が保持
されて、防盗性を確保することができる。
そして、ダブルロックする手段として、シリンダ錠にお
けるロックボルトをダイアル錠における回転円板の係止
溝に係合させるもの、換言すると、シリンダ錠のロック
ボルトをダイアル錠によるロックのための部材に兼用す
るもので、ダイアル錠でロックするための部材を別途必
要としないから、ロック装置の構造を著しく簡単にする
ことができる。
従って本考案によると、防盗性を損なうことなくロック
装置の構造を著しく簡単にすることができるから、製造
コストを低減することができるのであり、また、扉と本
体との重量のアンバランスを招来するがないから、ロッ
カーやキャビネットのような軽量の家具にも至極容易に
適用することができる効果を有する。
更に、回転式の操作杆に設けた係合部に対して、シリン
ダ錠のロックボルトを接近・離反させてロック・ロック
解除するように関連させたことにより、シリンダ錠を解
施錠するにおいては、そのロックボルトを往復動させる
だけで足り、前記特公昭45−37278号や実開昭6
1−203976号公報に記載された考案のように本体
に係脱する閂杆をシリンダ錠にて直接に往復動操作する
ものではないから、解施錠操作を軽い力で行うことがで
きる効果も有する。
〔実施例〕
次に、本考案を観音開き式の金属板製保管庫(ロッカ
ー)に適用した実施例について説明する。
図において符号1は、保管庫における前向き開口の本体
を、符号2,2′は、各々一側端を蝶番(図示せず)を
介して本体1の開口部に回動開閉自在に枢着した扉を示
す。
前記両方の扉2,2′における由端寄り位置には、各々
引手部3,3′を設けている。このうち一方の扉2にお
ける引手部3は、合成樹脂製の引手枠4と後述する引手
部材5とを備えている。
符号6は、一方の扉2における自由端部の内面に上下方
向に延びるように配置した操作杆であり、この操作杆6
は断面矩形に形成されており、その上下両端部に、合成
樹脂製等の係合爪7を一体的に回動できるように嵌着し
ており、更に、操作杆6は、前記引手枠4の近傍位置に
設けた上下一対のブラケット8に切欠き形成した軸受溝
に回転自在に支持されている。
前記各係合爪7は、第3図及び第4図に示すように、扉
2における上下端に設けた軸受板部材9の軸受孔10に
回転自在に嵌挿する円筒状の軸受部材7aに、爪部7b
を一体的に成形し、更に、操作杆6に嵌合する支持孔7
cを穿設した構成であり、爪部7aを、本体1における
開口部の上下縁に形成した係合孔1aに嵌まり係合させ
ることにより、本体1の開口部を塞いだ状態を保持でき
るようにしている。
第4図で示す符号7dは、扉2の内面に接当するように
したストッパー部で、これは、係合爪7が係合孔1aに
係合する方向に過度に回動するのを阻止するためのもの
である。
前記上下一対のブラケット8間のうち、操作杆6よりも
扉2の自由端寄りの部位には、上下方向に延びる回転軸
11が軸支されており、この回転軸11に、引手枠4内
に延びる引手部材5の基端を固着する一方、前記操作杆
6に固着したレバー12を引手部材5の内面に接当す
る。
また、操作杆6に固着したフランジ14と、扉2におけ
る自由端の折り返し部との間に引っ張りばね13を装架
することにより、操作杆6を、係合爪7が本体1の係合
孔1aに係合する姿勢に保持されるように付勢してい
る。
従って、第5図の矢印Aで示すように、扉2の外側から
引手部材5をばね13に抗して手前に回動すると、レバ
ー12を介して操作杆6が引手部材5の回動角度より大
きい角度だけ回動し、その結果、操作杆6に取付けた係
合爪7と本体1の係合孔1aとの係合が解除される。
第2図及び第6図で示す符号15は、前記フランジ14
と一体的に連接した状態で操作杆6に設けた係合部で、
該係合部15は、扉2の裏側に向けて延びている。
扉2の内面のうち前記係合部15を挟んで扉2の自由端
と反対側の部位には、扉2の前面から鍵にて解施錠操作
するようにしたシリンダ錠20を取付け、このシリンダ
錠20に、当該シリンダ錠20の本体と直交した方向に
延びるロックボルト21を設け、このロックボルト21
を、施錠すると当該ロックボルト21の一端21aが操
作杆6の係合部15に向けて突出し、解錠すると、ロッ
クボルト21の一端21aが係合部15から離反すると
共に、ロックボルト21の他端21aが操作杆5と反対
方向に突出するように設定する。
更に、扉2の内面のうち前記シリンダ錠20を挟んで操
作杆6と反対側の部位には、扉2の前面から回転操作す
るようにしたダイアル錠16を取付ける。
このダイアル錠16は、扉2の前面に露出するダイアル
部16aと、このダイアル部16aの操作で回転する操
作軸17と、操作軸17に取付いた複数枚の回転円板1
8とを備えており、各回転円板18に半径外向きの係止
溝19を切り欠き形成し、前記ダイアル部16aの符号
が一致すると、すべての回転円板18の係止溝19の位
相が一致して解錠状態となるようにしており、このダイ
アル錠16を、解錠状態で各回転円板18の係止溝19
の位相が一致したとき、各係止溝19が、シリンダ錠2
0におけるロックボルト21の他端21bに臨んで、ロ
ックボルト21の他端21aが各係止溝19に嵌まり込
めるように設定する。
なお、第2図及び第5図に一点鎖線で示す符号22は、
前記引手枠4及びシリンダ錠20の裏面側を覆うカバー
体であり、シリンダ錠20におけるロックボルト21の
他端21bは、カバー体22の側面から出没する。
以上の構成において、ダイアル錠16における回転円板
18の係止溝19の位相が揃わないと、シリンダ錠20
のロックボルト21は摺動操作できないため、ダイアル
錠16を解錠した状態でしかシリンダ錠20を解錠する
ことはできず、先にダイアル錠16を解錠してから次に
シリンダ錠20を解錠すると、扉2のロックが解除され
る。
その状態では、シリンダ錠20におけるロックボルト2
1の一端21aが操作杆6の係合部15から離反してい
るため、一方の扉2における引手部材5に指を掛けて前
に引くと、レバー12を介して操作杆6が第5図の矢印
A方向に回転し、この操作杆6の回転にて係合爪7が、
第4図の二点鎖線に示すように本体1側の係合孔1aか
ら外れるから、扉2を開くことができる。
他方、前記扉2を閉じた状態で、シリンダ錠20を施錠
すると、第2図及び第6図の一点鎖線に示すように、ロ
ックボルト21の一端21aが操作杆6における係合部
15と接当または近接し、従って、引手部材5を回動し
ようとしても操作杆6は回動不能にロックされる。
そして、シリンダ錠20を施錠した状態で、ダイアル錠
16を、そのダイアル部16aをランダムに回転するこ
とによって施錠すると、ダイアル錠16における各回転
円板18の係止溝19の位相が不一致の状態になって、
シリンダ錠20のロックボルト21が摺動不能となるか
ら、シリンダ錠20を解錠することはできない。
従って、ダイアル錠16とシリンダ錠20との両方を解
錠しない限り扉2を開けることはできず、盗難に対する
安全性が向上するのである。
そして、シリンダ錠20のロックボルト21を、ダイア
ル錠16によるロックのための部材に兼用するものであ
るから、二つの錠16,20でダブルロックできる防盗
性の高いロック装置でありながら、構造を著しく簡単に
することができるばかりか、扉2全体の重量が過度に増
大することを防止できるのであり、その結果、キャビネ
ットやロッカー等の家具や什器にも至極容易に適用でき
るのである。
なお、本考案は片開き式の扉にも適用できることは云う
までもない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は保管庫の斜視
図、第2図は扉の裏面要部拡大図、第3図は第2図のII
I−III視一部切欠き断面図、第4図は第2図及び第3図
のIV−IV視断面図、第5図は第2図のV−V視断面図、
第6図は第2図のVI−VI視断面図である。 1……本体、2……扉、4……引手枠、5……引手部
材、6……操作杆、7……合爪、8……ブラケット、1
1……回転軸、12……レバー、13……ばね、15…
…係合部、16……ダイアル錠、17……操作軸、18
……回転円板、19……係止溝、20……シリンダ錠、
21……ロックボルト、21a……一端、21b……他
端。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】家具等における本体1の開口部を覆う扉2
    の内側面に、当該扉2の外側から回転操作するようにし
    た操作杆6を設け、該操作杆6に、当該操作杆6の回転
    にて前記本体1に係脱する係止爪7を設けて成る扉2に
    おいて、 前記扉2の内面のうち操作杆6の近傍の部位に、扉2の
    外側から鍵にて解施錠操作するようにしたシリンダ錠2
    0を設け、このシリンダ錠20に、その解施錠操作にて
    往復動するロックボルト21を、シリンダ錠20を施錠
    すると一端21aが前記操作杆6に向けて突出し、解錠
    すると一端21aが操作杆6から離反すると共に他端2
    1bが操作杆6と反対方向に突出するように設ける一
    方、 前記操作杆6に、前記係合爪7が本体1に係合した状態
    で前記シリンダ錠20を施錠するとロックボルト21の
    一端21aに係合して操作杆6を回転不能に保持するよ
    うにした係合部15を設け、 更に、扉2の内面のうち前記シリンダ錠20を挟んで操
    作杆6と反対側に位置した部位に、扉2の外側から回転
    操作する操作軸17に複数枚の回転円板18を取付けて
    成るダイアル錠16を、符号を一致させて解錠状態にす
    ると各回転円板18の円周縁に切り欠き形成した係止溝
    19の位相が一致するように設け、このダイアル錠16
    における回転円板18と前記シリンダ錠20のロックボ
    ルト21とを、ダイアル錠16を解錠するとロックボル
    ト21の他端21bが係止溝19に嵌まり込み可能とな
    り、ダイアル錠16を施錠するとロックボルト21が摺
    動不能に保持されるように設定したことを特徴とする扉
    のロック装置。
JP1987038659U 1987-03-16 1987-03-16 扉のロツク装置 Expired - Lifetime JPH063090Y2 (ja)

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JP1987038659U JPH063090Y2 (ja) 1987-03-16 1987-03-16 扉のロツク装置

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JPS63146063U JPS63146063U (ja) 1988-09-27
JPH063090Y2 true JPH063090Y2 (ja) 1994-01-26

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JP1987038659U Expired - Lifetime JPH063090Y2 (ja) 1987-03-16 1987-03-16 扉のロツク装置

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS479515U (ja) * 1971-03-01 1972-10-04
JPS5821868Y2 (ja) * 1980-08-23 1983-05-10 俊昭 中島 施錠装置
JPH0413338Y2 (ja) * 1985-06-10 1992-03-27

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JPS63146063U (ja) 1988-09-27

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