JPH06308945A - 左右面で、音色、振動時間等の異なる太鼓。 - Google Patents
左右面で、音色、振動時間等の異なる太鼓。Info
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- JPH06308945A JPH06308945A JP5141100A JP14110093A JPH06308945A JP H06308945 A JPH06308945 A JP H06308945A JP 5141100 A JP5141100 A JP 5141100A JP 14110093 A JP14110093 A JP 14110093A JP H06308945 A JPH06308945 A JP H06308945A
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- G10D—STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- G10D13/01—General design of percussion musical instruments
- G10D13/08—Multi-toned musical instruments with sonorous bars, blocks, forks, gongs, plates, rods or teeth
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- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10D—STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10D13/00—Percussion musical instruments; Details or accessories therefor
- G10D13/01—General design of percussion musical instruments
- G10D13/02—Drums; Tambourines with drumheads
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- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10D—STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10D13/00—Percussion musical instruments; Details or accessories therefor
- G10D13/10—Details of, or accessories for, percussion musical instruments
- G10D13/20—Drumheads
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Toys (AREA)
Abstract
(57)【要約】
[目的] 右手で大太鼓のように長く続いてひびく音を
出し、左手ではそれより短く、軽く、やや弱く、稍高い
小太鼓のような音を出し、或は小太鼓とは音色の異なる
それより美しい音を出し、一人で大太鼓と小太鼓の2つ
の働きをする太鼓を演奏すると共に、他の旋律楽器との
合奏に、その音によくハーモニーするよい音を夛数左の
皮面に備える。 [構成] 主に左面の皮の、内面又は外面の一部或は円
の外周寄りに、1個又は数個の、蓋部と筒部から成る
(筒部が無い事もある)内蓋又は外蓋を取付け、又は規
則正しく配列付着し、内蓋にはふくらみ部又は筒状部を
設けて、その音を共鳴拡大し、外蓋の蓋部の形状,大き
さ等を変化し、胴内面には、左右の皮の音を拡大共鳴さ
せる中皮を設ける。
出し、左手ではそれより短く、軽く、やや弱く、稍高い
小太鼓のような音を出し、或は小太鼓とは音色の異なる
それより美しい音を出し、一人で大太鼓と小太鼓の2つ
の働きをする太鼓を演奏すると共に、他の旋律楽器との
合奏に、その音によくハーモニーするよい音を夛数左の
皮面に備える。 [構成] 主に左面の皮の、内面又は外面の一部或は円
の外周寄りに、1個又は数個の、蓋部と筒部から成る
(筒部が無い事もある)内蓋又は外蓋を取付け、又は規
則正しく配列付着し、内蓋にはふくらみ部又は筒状部を
設けて、その音を共鳴拡大し、外蓋の蓋部の形状,大き
さ等を変化し、胴内面には、左右の皮の音を拡大共鳴さ
せる中皮を設ける。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
[0001] 左右両面に皮を展張する太鼓。
[従来の技術]
[0002] 従来の太鼓は、胴の左右面で音色,振動
時間,音量,音高等がほぼ同じで、皮の内面に螺線の側
面を取付けた、実公昭61−25031号、音の長く続
く太鼓では、螺線の良いひびきを出すため、螺線が大き
いと故障し易く、螺線が小さいと、音色等に大きな変化
と効果は見られなかった。 [発明が解決しようとする課題] [0003] 大太鼓のように、右手で打つ皮3の音に
対して、左手で打つ皮2の音が、それより振動時間が短
く、軽く弾むような、稍高音感の多い音、又は各種旋律
楽器の各音高,和音等に調和,協和し易く音が出せるよ
うにする。 [課題を解決するための手段] [0004] 片面の、例えば左皮2の一部の内面又は
外面に、皮2の振動を大きく妨げない程度の、小型,軽
量で、蓋部と筒部(蓋部の中央部がふくらんでいると、
筒部が無い時もある)から成る内蓋4又は外蓋5を付着
して、振動時間が短く、稍軽く弾むような明るい音又は
暗い感じの音を出させる。 [0005] 皮2の面が小さ目(例えば図3,4)の
時には、外蓋又は内蓋を皮2のほぼ中央部に、その打撃
面となる蓋部がほぼ円形の物を付着し、その音量を増す
ために、内蓋4には小孔又は切込線(中央から外方へ数
条切り開く)6を設けて内部の音が外へ聞こえ易くし、
更にその音を拡大共鳴させるために、ふくらみ又は筒状
部7をその外方に設け、その音を胴1内にエコー的にひ
びかせるために開口部8を設ける。 [0006] 皮2の面が小さくても大きくても、内蓋
又は外蓋を各1個,又は両方を、円の外周寄りに付着す
ると、それの付着されない他の外周寄りの部分又は円の
中央部分が打ち易く、その部を打つ音は、振動時間と音
量が小で、高音感のある音となる。 [0007] 旋律楽器の音高等に合わせるには、円の
外周寄りに、蓋部が曲がり楕円形の物を、その広さと高
さ(皮2から打撃面まで、筒の長さ等)を変化させて配
列する。(図1,2) [0008] 外蓋,内蓋により音量が小さくなった皮
2と、外蓋又は内蓋の打撃面の音との、音量を拡大させ
るために、胴の内面に、中皮9を展張する。 [作用] [0009] 内蓋も外蓋も、皮2の外周寄りに付着す
る方が、円の中央付近に付着するよりも、皮2の振動を
妨げる程度が小さく、それらの左面を打つ音は、皮2だ
けを打つ音よりは、弾力的(内蓋,外蓋と皮2との間の
空気が弾むように振動する)で、且特に外蓋の蓋部の中
央部を高くふくらませておくと、ふくらみ感と丸味感の
ある音となる。 [0010] 複数の外蓋,内蓋を配列する図1,2で
は、それらの打撃面が広いと低音感があり、外蓋はその
高さが高い程(一定の限度を超えると音が小となる)高
音感があり、(厚板は高音感があり、薄板は低音感があ
るのと同じ)内蓋は、その筒部の長さと重さによる低音
感の上に、小孔又は切込線6と、ふくらみ又は筒状部7
と、開口部8によるエコー的な共鳴感が多い程、高音感
の多い音となり、その外面に外蓋を付加すると、内蓋と
外蓋内の両方の空気が、皮2と共に弾力的に振動し、外
蓋の厚みによる高音感と、ふくらみ感或はエコー的共鳴
感等を含んだ快音となる。尚各外蓋の高音感が音階音と
して高さを調整される。 [0011] 外蓋,内蓋,ふくらみ又は筒状部等から
出る音を、明るく、音楽上の長調的な感じにするには、
蓋部と筒部とを、軽く,堅く,強い鋼材等で製し、小孔
又は切込線6と開口部8とを広くし、外蓋の蓋部中央部
をふくらませ、或は内蓋14,15,16を用いずに外
蓋部だけで音高を調節する。それを短調的な感じにする
には、各外蓋の蓋部を平板的にし、小孔6と開口部8と
を狭くし、或は皮の内面で直接打たれない各内蓋の蓋部
と筒部の全部又は一部に重い板金等を用いて低音感を増
し、又は柔かく弱い素材(合成樹脂,皮,板紙等)を用
いて高音感を減ずる等により、長調と短調では合奏用に
は別個の物を用いる。 [0012] 外蓋は、その蓋部の中央部を打たずに、
外周に近い部又は筒部となる板金等の角(かど)部を打
つと、異なる音色,音高となり、或は筒部側面を弱く打
って変化音が出され、内蓋は、その筒部周縁部を打つ
と、中央部を打つ音と、皮の他の部を打つ音との合成的
な音となる。 [0013] 中皮9は、外蓋,内蓋を付して減じた皮
2の振動の音量と、右皮3の音量とを、共鳴拡大する。 [0014] 図1で、蓋部の形状が曲がり楕円形の外
蓋,内蓋を、円の外周寄りに配列するのは、皮2の振動
をなるべく妨げずに打ち易くし、且乱振動等の異常振動
発生を防ぐためである。 [実施例] [0015] 図1,2で、外蓋5,10,11,1
2,13は、夫々C音,F音,G音,嬰F音,変B音に
調和するように、それら各外蓋と内面の内蓋14,1
5,16(長調用には内蓋を用いない事もある)との各
部の広さ,高さ,形状,重さ等を調整して、C長調,F
長調,G長調の主要三和音に協和させ、図1の内蓋4
は、他の必要な音高又は和音に合わせる。その他の各音
階音等に合わせるには、外蓋又は内蓋の付着しないそれ
らの周辺部(部分毎に音高が異なる)その他の皮2の部
分も用い、各蓋部筒部の周縁外角等の音からも選び用い
る。C,F,G各長調に併行する自然的短音階曲には、
内蓋14,15,16の付してない長調用にはそれを付
加して、必要なC,F,G音に合わせ、その他の短調,
長調には、蓋部の打撃位置と、広さ,形状,高さ,素材
等を考慮し調整する。 [0016] 図2で、中皮9を展張するには、左右の
外周枠19に固定した左右の雌雄のねじ棒20の下方
に、それと平行して連動する連結曲げ下げ棒26を取付
け、その曲げ下げ部が、胴1の4か所(皮2,3,9の
外周を4か所で引き展す力を働かせて、皮を四分する第
二上音が基本振動に協和し易くする)の穴27内を左方
へ動き、中皮周環22が、穴27の中傾斜面29を左上
へ褶動する事による。此の時、皮3の右周環21も同時
に右傾斜面28を左方へ褶動するが、中皮9だけを別個
に展張するには、連結曲げ下げ棒26に代る雌雄のねじ
棒20を別個に外周枠19に取付け、ねじかぎ33で別
個に展張調整させる。 [0017] 図3,4の太鼓は、図1,2より小型に
作り、大きくない外蓋5を左皮2のほぼ中央につけ、そ
の内面に内蓋4とふくらみ部7を付す場合で、中皮9を
展張するには、胴1の穴27(4か所)内を左方へ動く
中コイルばね35(その左上端が、ばね穴調節部34の
穴の一つにかけとめてある)の右端曲げ下げ鉤部で、中
皮周枠36(皮の外周部が、外側と内側の板金等の間に
曲げ挟み展張されてある)を左方へ押す力が、周枠左端
の巻込部32(金属製等のリングを巻込み、或はその先
を接着しておく)を、傾斜面板37(胴内面に固定)の
右上傾斜面上で褶動(巻込部32が稍弾力的に皮の外周
部を展張し又はゆるめる)させる事による。左右の皮
2,3の皮周枠23,24の巻込部32も、左右のコイ
ルばね30,31の曲げ下げ鉤部で、胴1の左右端外周
面をきつく取巻きながら、夫々内方へ褶動して、皮2,
3は展張される。 [0018] 右皮3の外周寄りの一部にも、小型の内
蓋又は外蓋を付着して、図1の左面に配列された外蓋,
内蓋だけでは表現できない音高や和音に調和させるため
に用いる場合もある。 [0019] 各図の太鼓は、台上に載せ、又は紐等で
首にかけて使用する。 [発明の効果] [0020] 右皮3を右手で大太鼓のように打つ音に
対して、左手で左皮2の各部分を打つ音は、それより振
動時間が短く、高音感の多い音色で、弱い音を出し易い
ので、小太鼓の音の代用となり得、又あまり皮をきつく
張らなくても、図3,4の音は、弾力的にふくらみ感の
ある新しい音色の高音と低音も得られ、尚図1,2に配
列される各外蓋,内蓋の高音感の音高は、各種旋律楽器
の音階音又は和音に調和,協和する音として合奏に利用
され、各行事にも利用される。
時間,音量,音高等がほぼ同じで、皮の内面に螺線の側
面を取付けた、実公昭61−25031号、音の長く続
く太鼓では、螺線の良いひびきを出すため、螺線が大き
いと故障し易く、螺線が小さいと、音色等に大きな変化
と効果は見られなかった。 [発明が解決しようとする課題] [0003] 大太鼓のように、右手で打つ皮3の音に
対して、左手で打つ皮2の音が、それより振動時間が短
く、軽く弾むような、稍高音感の多い音、又は各種旋律
楽器の各音高,和音等に調和,協和し易く音が出せるよ
うにする。 [課題を解決するための手段] [0004] 片面の、例えば左皮2の一部の内面又は
外面に、皮2の振動を大きく妨げない程度の、小型,軽
量で、蓋部と筒部(蓋部の中央部がふくらんでいると、
筒部が無い時もある)から成る内蓋4又は外蓋5を付着
して、振動時間が短く、稍軽く弾むような明るい音又は
暗い感じの音を出させる。 [0005] 皮2の面が小さ目(例えば図3,4)の
時には、外蓋又は内蓋を皮2のほぼ中央部に、その打撃
面となる蓋部がほぼ円形の物を付着し、その音量を増す
ために、内蓋4には小孔又は切込線(中央から外方へ数
条切り開く)6を設けて内部の音が外へ聞こえ易くし、
更にその音を拡大共鳴させるために、ふくらみ又は筒状
部7をその外方に設け、その音を胴1内にエコー的にひ
びかせるために開口部8を設ける。 [0006] 皮2の面が小さくても大きくても、内蓋
又は外蓋を各1個,又は両方を、円の外周寄りに付着す
ると、それの付着されない他の外周寄りの部分又は円の
中央部分が打ち易く、その部を打つ音は、振動時間と音
量が小で、高音感のある音となる。 [0007] 旋律楽器の音高等に合わせるには、円の
外周寄りに、蓋部が曲がり楕円形の物を、その広さと高
さ(皮2から打撃面まで、筒の長さ等)を変化させて配
列する。(図1,2) [0008] 外蓋,内蓋により音量が小さくなった皮
2と、外蓋又は内蓋の打撃面の音との、音量を拡大させ
るために、胴の内面に、中皮9を展張する。 [作用] [0009] 内蓋も外蓋も、皮2の外周寄りに付着す
る方が、円の中央付近に付着するよりも、皮2の振動を
妨げる程度が小さく、それらの左面を打つ音は、皮2だ
けを打つ音よりは、弾力的(内蓋,外蓋と皮2との間の
空気が弾むように振動する)で、且特に外蓋の蓋部の中
央部を高くふくらませておくと、ふくらみ感と丸味感の
ある音となる。 [0010] 複数の外蓋,内蓋を配列する図1,2で
は、それらの打撃面が広いと低音感があり、外蓋はその
高さが高い程(一定の限度を超えると音が小となる)高
音感があり、(厚板は高音感があり、薄板は低音感があ
るのと同じ)内蓋は、その筒部の長さと重さによる低音
感の上に、小孔又は切込線6と、ふくらみ又は筒状部7
と、開口部8によるエコー的な共鳴感が多い程、高音感
の多い音となり、その外面に外蓋を付加すると、内蓋と
外蓋内の両方の空気が、皮2と共に弾力的に振動し、外
蓋の厚みによる高音感と、ふくらみ感或はエコー的共鳴
感等を含んだ快音となる。尚各外蓋の高音感が音階音と
して高さを調整される。 [0011] 外蓋,内蓋,ふくらみ又は筒状部等から
出る音を、明るく、音楽上の長調的な感じにするには、
蓋部と筒部とを、軽く,堅く,強い鋼材等で製し、小孔
又は切込線6と開口部8とを広くし、外蓋の蓋部中央部
をふくらませ、或は内蓋14,15,16を用いずに外
蓋部だけで音高を調節する。それを短調的な感じにする
には、各外蓋の蓋部を平板的にし、小孔6と開口部8と
を狭くし、或は皮の内面で直接打たれない各内蓋の蓋部
と筒部の全部又は一部に重い板金等を用いて低音感を増
し、又は柔かく弱い素材(合成樹脂,皮,板紙等)を用
いて高音感を減ずる等により、長調と短調では合奏用に
は別個の物を用いる。 [0012] 外蓋は、その蓋部の中央部を打たずに、
外周に近い部又は筒部となる板金等の角(かど)部を打
つと、異なる音色,音高となり、或は筒部側面を弱く打
って変化音が出され、内蓋は、その筒部周縁部を打つ
と、中央部を打つ音と、皮の他の部を打つ音との合成的
な音となる。 [0013] 中皮9は、外蓋,内蓋を付して減じた皮
2の振動の音量と、右皮3の音量とを、共鳴拡大する。 [0014] 図1で、蓋部の形状が曲がり楕円形の外
蓋,内蓋を、円の外周寄りに配列するのは、皮2の振動
をなるべく妨げずに打ち易くし、且乱振動等の異常振動
発生を防ぐためである。 [実施例] [0015] 図1,2で、外蓋5,10,11,1
2,13は、夫々C音,F音,G音,嬰F音,変B音に
調和するように、それら各外蓋と内面の内蓋14,1
5,16(長調用には内蓋を用いない事もある)との各
部の広さ,高さ,形状,重さ等を調整して、C長調,F
長調,G長調の主要三和音に協和させ、図1の内蓋4
は、他の必要な音高又は和音に合わせる。その他の各音
階音等に合わせるには、外蓋又は内蓋の付着しないそれ
らの周辺部(部分毎に音高が異なる)その他の皮2の部
分も用い、各蓋部筒部の周縁外角等の音からも選び用い
る。C,F,G各長調に併行する自然的短音階曲には、
内蓋14,15,16の付してない長調用にはそれを付
加して、必要なC,F,G音に合わせ、その他の短調,
長調には、蓋部の打撃位置と、広さ,形状,高さ,素材
等を考慮し調整する。 [0016] 図2で、中皮9を展張するには、左右の
外周枠19に固定した左右の雌雄のねじ棒20の下方
に、それと平行して連動する連結曲げ下げ棒26を取付
け、その曲げ下げ部が、胴1の4か所(皮2,3,9の
外周を4か所で引き展す力を働かせて、皮を四分する第
二上音が基本振動に協和し易くする)の穴27内を左方
へ動き、中皮周環22が、穴27の中傾斜面29を左上
へ褶動する事による。此の時、皮3の右周環21も同時
に右傾斜面28を左方へ褶動するが、中皮9だけを別個
に展張するには、連結曲げ下げ棒26に代る雌雄のねじ
棒20を別個に外周枠19に取付け、ねじかぎ33で別
個に展張調整させる。 [0017] 図3,4の太鼓は、図1,2より小型に
作り、大きくない外蓋5を左皮2のほぼ中央につけ、そ
の内面に内蓋4とふくらみ部7を付す場合で、中皮9を
展張するには、胴1の穴27(4か所)内を左方へ動く
中コイルばね35(その左上端が、ばね穴調節部34の
穴の一つにかけとめてある)の右端曲げ下げ鉤部で、中
皮周枠36(皮の外周部が、外側と内側の板金等の間に
曲げ挟み展張されてある)を左方へ押す力が、周枠左端
の巻込部32(金属製等のリングを巻込み、或はその先
を接着しておく)を、傾斜面板37(胴内面に固定)の
右上傾斜面上で褶動(巻込部32が稍弾力的に皮の外周
部を展張し又はゆるめる)させる事による。左右の皮
2,3の皮周枠23,24の巻込部32も、左右のコイ
ルばね30,31の曲げ下げ鉤部で、胴1の左右端外周
面をきつく取巻きながら、夫々内方へ褶動して、皮2,
3は展張される。 [0018] 右皮3の外周寄りの一部にも、小型の内
蓋又は外蓋を付着して、図1の左面に配列された外蓋,
内蓋だけでは表現できない音高や和音に調和させるため
に用いる場合もある。 [0019] 各図の太鼓は、台上に載せ、又は紐等で
首にかけて使用する。 [発明の効果] [0020] 右皮3を右手で大太鼓のように打つ音に
対して、左手で左皮2の各部分を打つ音は、それより振
動時間が短く、高音感の多い音色で、弱い音を出し易い
ので、小太鼓の音の代用となり得、又あまり皮をきつく
張らなくても、図3,4の音は、弾力的にふくらみ感の
ある新しい音色の高音と低音も得られ、尚図1,2に配
列される各外蓋,内蓋の高音感の音高は、各種旋律楽器
の音階音又は和音に調和,協和する音として合奏に利用
され、各行事にも利用される。
【図面の簡単な説明】
[図1] 左側面図。(皮の内面の内蓋の位置を破線で
示す。) [図2] 図1のA−A断面図(断面の前面にある内
蓋,外蓋を実線で示し、後面の内蓋,外蓋,ふくらみ部
を破線で示す。) [図3] 図4のA−A断面図 [図4] 左側面図。(皮の内面の内蓋,ふくらみ部の
位置を破線で示す。)尚、図2,3の右側面図は、夫々
図1,4の外蓋,内蓋を除いたのと同じ。 [符号の説明] 1…………胴 2,3,9………左皮,右皮,中皮 4,14,15,16……内蓋 5,10,11,12,13……外蓋 6…………小孔又は切込線 7…………ふくらみ部,又は筒状部 8…………開口部 19…………左と右の、外周枠 20…………左と右の、雌雄の、ねじ棒 21,22…………左又は右の皮の周環,22は中皮周
環、 23,24,36…左皮周枠,右皮周枠,中皮周枠 26…………連結曲げ下げ棒 27…………穴 28…………左と右の、傾斜面 29…………中傾斜面 30,31,35……左コイルばね,右コイルばね,中
コイルばね 32…………巻込部、(左,右,中の皮周枠の) 33…………ねじかぎ 34…………ばね穴調節部 37…………傾斜面板
示す。) [図2] 図1のA−A断面図(断面の前面にある内
蓋,外蓋を実線で示し、後面の内蓋,外蓋,ふくらみ部
を破線で示す。) [図3] 図4のA−A断面図 [図4] 左側面図。(皮の内面の内蓋,ふくらみ部の
位置を破線で示す。)尚、図2,3の右側面図は、夫々
図1,4の外蓋,内蓋を除いたのと同じ。 [符号の説明] 1…………胴 2,3,9………左皮,右皮,中皮 4,14,15,16……内蓋 5,10,11,12,13……外蓋 6…………小孔又は切込線 7…………ふくらみ部,又は筒状部 8…………開口部 19…………左と右の、外周枠 20…………左と右の、雌雄の、ねじ棒 21,22…………左又は右の皮の周環,22は中皮周
環、 23,24,36…左皮周枠,右皮周枠,中皮周枠 26…………連結曲げ下げ棒 27…………穴 28…………左と右の、傾斜面 29…………中傾斜面 30,31,35……左コイルばね,右コイルばね,中
コイルばね 32…………巻込部、(左,右,中の皮周枠の) 33…………ねじかぎ 34…………ばね穴調節部 37…………傾斜面板
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 [請求項1] 胴(1)の左右面に展張する皮(2,
3)の内面又は外面の一部に、内蓋(4)又は外蓋
(5)を付着する太鼓。 [請求項2] 内蓋には小孔又は切込線(6)を設け、
その外側には、開口部(8)のあるふくらみ又は筒状部
(7)を設けた、「請求項1」記載の太鼓。 [請求項3] 打撃面となる蓋部の広さ、形状,高さ
(皮2からの隔り)等の異なる複数の外蓋又は内蓋を付
着する「請求項1」記載の太鼓。 [請求項4] 胴の内面に中皮(9)を展張する「請求
項1」記載の太鼓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5141100A JPH06308945A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 左右面で、音色、振動時間等の異なる太鼓。 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5141100A JPH06308945A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 左右面で、音色、振動時間等の異なる太鼓。 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06308945A true JPH06308945A (ja) | 1994-11-04 |
Family
ID=15284193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5141100A Pending JPH06308945A (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 左右面で、音色、振動時間等の異なる太鼓。 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06308945A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105989818A (zh) * | 2015-03-18 | 2016-10-05 | 雅马哈株式会社 | 鼓面皮和鼓 |
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1993
- 1993-04-20 JP JP5141100A patent/JPH06308945A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105989818A (zh) * | 2015-03-18 | 2016-10-05 | 雅马哈株式会社 | 鼓面皮和鼓 |
CN105989818B (zh) * | 2015-03-18 | 2019-10-11 | 雅马哈株式会社 | 鼓面皮和鼓 |
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