JPH0630859Y2 - メッキ残液回収装置 - Google Patents
メッキ残液回収装置Info
- Publication number
- JPH0630859Y2 JPH0630859Y2 JP8076589U JP8076589U JPH0630859Y2 JP H0630859 Y2 JPH0630859 Y2 JP H0630859Y2 JP 8076589 U JP8076589 U JP 8076589U JP 8076589 U JP8076589 U JP 8076589U JP H0630859 Y2 JPH0630859 Y2 JP H0630859Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plating solution
- plating
- recovery device
- residual liquid
- liquid recovery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Filtration Of Liquid (AREA)
- Chemically Coating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はメッキ残液回収装置に関するものである。
鋼板に亜鉛等の金属をメッキする際に使用するメッキ液
は、鉄皮にゴムライニングを施したメッキ液タンクとメ
ッキ機との間を循環ポンプにて循環している。
は、鉄皮にゴムライニングを施したメッキ液タンクとメ
ッキ機との間を循環ポンプにて循環している。
メッキの仕様を変更する場合とか、定期修理を行う際に
はメッキ液タンク内のメッキ液を屋外に設けたストレー
ジタンクへ移送し回収するが、メッキ液タンクには第4
図に示すように該タンク内の循環ポンプ吸込口12にフィ
ルター1が設置されており、このフィルター1を囲うよ
うにメッキ液タンクの一隅に枡2が設けられているた
め、メッキ液が該枡2内にとじ込められ、メッキ液を完
全に回収することができない。
はメッキ液タンク内のメッキ液を屋外に設けたストレー
ジタンクへ移送し回収するが、メッキ液タンクには第4
図に示すように該タンク内の循環ポンプ吸込口12にフィ
ルター1が設置されており、このフィルター1を囲うよ
うにメッキ液タンクの一隅に枡2が設けられているた
め、メッキ液が該枡2内にとじ込められ、メッキ液を完
全に回収することができない。
メッキ液タンクの枡2内に残留するメッキ液の回収が可
能になればその分メッキ液の廃棄がなくなって原単位の
低減が可能となるが、メッキ液が強酸性であるために回
収手段も制約され、現在のところ有効な手段が無いまま
廃棄されている。
能になればその分メッキ液の廃棄がなくなって原単位の
低減が可能となるが、メッキ液が強酸性であるために回
収手段も制約され、現在のところ有効な手段が無いまま
廃棄されている。
排液を処理する装置としてサイホンを利用した食器洗い
機が開示(実開昭62-178957号公報)されているが、排
液ポンプを別に設けなければならず、構造が複雑であっ
て、強酸性のメッキ液の回収には利用されていない。
機が開示(実開昭62-178957号公報)されているが、排
液ポンプを別に設けなければならず、構造が複雑であっ
て、強酸性のメッキ液の回収には利用されていない。
本考案は、前記従来技術の問題点を有利に解決するため
になされたものであって、フィルターを収容した枡を一
隅に設けたメッキ液タンクにおいて、該枡の側壁上端部
に孔を有するブラケットを固設し、該孔に貫通させて逆
U字形としたサイホン管を回動自在に設け、該サイホン
管の外側端部にピンを介してロッドの一端を連結すると
ともに該ロッドの他端にフロートを設けたことを特徴と
するメッキ残液回収装置を要旨とするものである。
になされたものであって、フィルターを収容した枡を一
隅に設けたメッキ液タンクにおいて、該枡の側壁上端部
に孔を有するブラケットを固設し、該孔に貫通させて逆
U字形としたサイホン管を回動自在に設け、該サイホン
管の外側端部にピンを介してロッドの一端を連結すると
ともに該ロッドの他端にフロートを設けたことを特徴と
するメッキ残液回収装置を要旨とするものである。
以下図面に基づいて本考案を説明する。第1図は本考案
の要部を、第2図は全体を説明する斜視図である。
の要部を、第2図は全体を説明する斜視図である。
第1図及び第2図に示すように、フィルター1を収容し
た枡2を一隅に設けてなるメッキ液タンク3において、
上記枡2の側壁2Aの上端部に孔4を有するブラケット
5を固設し、この孔5に貫通させて逆U字形のサイホン
管6を上下に回動できるように設け、このサイホン管6
の外側端部にピン7を介して回動自在にロッド8を設
け、上記ロッド8の他端にフロート9を設けたことを特
徴とする。
た枡2を一隅に設けてなるメッキ液タンク3において、
上記枡2の側壁2Aの上端部に孔4を有するブラケット
5を固設し、この孔5に貫通させて逆U字形のサイホン
管6を上下に回動できるように設け、このサイホン管6
の外側端部にピン7を介して回動自在にロッド8を設
け、上記ロッド8の他端にフロート9を設けたことを特
徴とする。
第3図(イ),(ロ),(ハ)は本考案に係るサイホン
管6の動きを説明する図である。メッキ液タンク3内の
メッキ液面が10Aの位置にあるときは第3図(イ)に示
すようにフロート9の浮力によってサイホン管6は上向
きに吊り上げられた状態となっているが、メッキ液を回
収して液面が10Bの位置まで降下すると同図(ロ)に示
すようにフロート9の降下に伴いサイホン管6は回動し
て傾斜する。更にメッキ液面が降下するとサイホン管6
は端部が下向きに傾斜し、ついには第3図(ハ)のよう
に逆U字状となる。
管6の動きを説明する図である。メッキ液タンク3内の
メッキ液面が10Aの位置にあるときは第3図(イ)に示
すようにフロート9の浮力によってサイホン管6は上向
きに吊り上げられた状態となっているが、メッキ液を回
収して液面が10Bの位置まで降下すると同図(ロ)に示
すようにフロート9の降下に伴いサイホン管6は回動し
て傾斜する。更にメッキ液面が降下するとサイホン管6
は端部が下向きに傾斜し、ついには第3図(ハ)のよう
に逆U字状となる。
従って、メッキ液面の降下に伴いサイホン管6が下向き
になった時点でサイホンの原理により枡2内にとじ込め
られたメッキ液はサイホン管6を介してオーバーフロー
する如く流出11し、回収することができる。
になった時点でサイホンの原理により枡2内にとじ込め
られたメッキ液はサイホン管6を介してオーバーフロー
する如く流出11し、回収することができる。
なお、メッキ液タンク3内にメッキ液が収容されるとサ
イホン管6は第3図(イ)の如く上向きになって内部の
空気が排出され、前述の如く再びサイホンとしての機能
が生じる。
イホン管6は第3図(イ)の如く上向きになって内部の
空気が排出され、前述の如く再びサイホンとしての機能
が生じる。
以上述べたとおり、本考案によれば枡内にとじ込められ
たメッキ液をサイホンによって自動的に排出し回収する
ことができるのでメッキ液の廃棄が回避できるという顕
著な効果を奏する。
たメッキ液をサイホンによって自動的に排出し回収する
ことができるのでメッキ液の廃棄が回避できるという顕
著な効果を奏する。
第1図は本考案の要部を例示する斜視図、第2図は本考
案を例示する全体斜視図、第3図(イ),(ロ),
(ハ)は本考案に係るサイホンの作動状況を説明する
図、第4図は従来技術を説明する斜視図である。 1……フィルター、2……枡、 3……メッキ液タンク、4……孔、 5……ブラケット、6……サイホン管、 7……ピン、8……ロッド、 9……フロート、10A,10B……メッキ液面。
案を例示する全体斜視図、第3図(イ),(ロ),
(ハ)は本考案に係るサイホンの作動状況を説明する
図、第4図は従来技術を説明する斜視図である。 1……フィルター、2……枡、 3……メッキ液タンク、4……孔、 5……ブラケット、6……サイホン管、 7……ピン、8……ロッド、 9……フロート、10A,10B……メッキ液面。
Claims (1)
- 【請求項1】フィルター1を収容した枡2を一隅に設け
たメッキ液タンク3において、該枡2の側壁上端部に、
孔4を有するブラケット5を固設し、該孔4に貫通させ
て逆U字形としたサイホン管6を回動自在に設け、該サ
イホン管6の外側端部にピン7を介してロッド8の一端
を連結するとともに該ロッド8の他端にフロート9を設
けたことを特徴とするメッキ残液回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8076589U JPH0630859Y2 (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 | メッキ残液回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8076589U JPH0630859Y2 (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 | メッキ残液回収装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0322058U JPH0322058U (ja) | 1991-03-06 |
JPH0630859Y2 true JPH0630859Y2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=31626107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8076589U Expired - Lifetime JPH0630859Y2 (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 | メッキ残液回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0630859Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-07-11 JP JP8076589U patent/JPH0630859Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0322058U (ja) | 1991-03-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0630859Y2 (ja) | メッキ残液回収装置 | |
CN218814091U (zh) | 一种用于防止台面溢水的柜盆 | |
CN201190314Y (zh) | 一种新型地漏 | |
JPS6331182U (ja) | ||
JPH028595U (ja) | ||
JP3045622U (ja) | 観賞用水車 | |
JPS6012574Y2 (ja) | 垢取り器 | |
JPS5810891U (ja) | 浴槽の垢取り装置 | |
JPH0422021U (ja) | ||
CN212206282U (zh) | 一种消防泵水位检测装置 | |
CN208039386U (zh) | 一种生活水再利用装置 | |
JPS5835747Y2 (ja) | 簡易中水道装置 | |
JPS6232976U (ja) | ||
JPS6453290U (ja) | ||
JP3055707U (ja) | 傾斜つき水きり三角コーナー | |
JPS63136790U (ja) | ||
JPS59145361U (ja) | 食器洗い機 | |
JPH03103975U (ja) | ||
JPS60154471U (ja) | 排便脱臭装置 | |
JPS61188584U (ja) | ||
JPH0642855B2 (ja) | 浴槽等における水替用容器 | |
JPS61102299U (ja) | ||
JPS62159845U (ja) | ||
JPS60129288U (ja) | 洗濯機 | |
JPH0362548U (ja) |