JPH06308382A - 光走査光学系 - Google Patents

光走査光学系

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JPH06308382A
JPH06308382A JP9456693A JP9456693A JPH06308382A JP H06308382 A JPH06308382 A JP H06308382A JP 9456693 A JP9456693 A JP 9456693A JP 9456693 A JP9456693 A JP 9456693A JP H06308382 A JPH06308382 A JP H06308382A
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JP
Japan
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lens
optical system
image forming
deflector
cylindrical lens
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JP9456693A
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English (en)
Inventor
Shinichiro Saito
真一郎 斉藤
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラスチックレンズで構成された光走査光学
系による像面湾曲、スポット径、fθ特性を向上させる
とともに温度変化による焦点位置の変動にともなうレン
ズ性能の不安定性を解消する。 【構成】 半導体レーザ10と、その発散光を平行光にす
るコリメータレンズ11と、副走査にのみパワーを有する
第1結像光学系のシリンドリカルレンズ14と、該第1結
像光学系の像点近傍に光束を偏向するための偏向面を有
する偏向器15と、該偏向器15により偏向された光束を感
光体ドラム20上に結像するための第2結像光学系とから
成る光走査光学系において、前記第2結像光学系は、偏
向器15側から順に、負のパワーを持つ第1レンズ16、正
のパワーを持つ第2レンズ17、感光体ドラム20側の面を
非球面とする変形シリンドリカルレンズ面から成る第3
レンズ18の3枚構成としたことを特徴とする光走査光学
系。および温度変化時に変形シリンドリカルレンズを移
動可能にした光走査光学系。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光走査光学系、特に
変形シリンドリカルレンズを用いた光走査光学系に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、偏向器の面倒れにより生じる
ピッチムラを緩和するために、アナモフィックレンズを
配置すると共に、像面湾曲の補正のため周辺部に行くに
つれて曲率半径が大となる様な変形シリンドリカル面の
もう一方の面に非球面を用いてfθ特性を補正する光走
査光学系が提案されている。このような光学系は非球面
により各収差補正が可能であり設計自由度が高いので、
同じ構成枚数でもより優れた光学系を提供できうる。
【0003】一般に、前記変形シリンドリカルレンズ
は、プラスチック材料により成形されるが、温度変化等
の環境変化により、レンズの膨張あるいは収縮が起こ
り、その結果感光体上のスポット径に悪影響を及ぼす。
【0004】このため、特開平2-161410号公報では、コ
リメータレンズ系の温度変化によるバックフォーカスの
変動量と、変形シリンドリカルレンズを含む第2結像光
学系のバックフォーカスの変動量とを相殺させて温度変
化の影響を補償している。図10は特開平2-161410号公報
の第4実施例の第2結像光学系の主走査断面図である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例の第
2結像光学系は、ポリゴンミラー1側のプラスチックの
第1レンズ3と感光体2側の面を非球面とする変形シリ
ンドリカルレンズ4とから構成され、変形シリンドリカ
ルレンズ4の光軸上の主走査のパワーはごく弱い負のパ
ワーを持つ。前記特開平2-161410号公報ではバックフォ
ーカスの変化量に注目してしおり、この場合のバックフ
ォーカスの変化量は図10の光軸上でのパワー配置により
規定される値である。
【0006】しかしながら、従来例の変形シリンドリカ
ルレンズ4は光軸から離れるに従い強い負のパワーを持
ちさらに光軸から離れると逆に正のパワーを持つような
面形状となっている。通常この変形シリンドリカルレン
ズ4の形状が変化した場合、像面位置の変化量の1番大
きい部分はパワーの1番強いところである。このため複
雑な面形状を持つ変形シリンドリカルレンズ4が光学系
に存在しているにもかかわらず、バックフォーカスの変
位量すなわち近軸の像面を感光体1に一致させただけの
前記公報は、光軸領域については良いが周辺部について
の温度補償は充分であるとは言えない。
【0007】この発明は、感光体1側の面を非球面とし
た変形シリンドリカルレンズ4を含んだ光走査光学系に
おいて、走査範囲全域で常温時と比べても遜色のない像
面湾曲、スポット径、fθ特性を満足する光走査光学系
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の光走査光学系
は、半導体レーザと、その発散光を平行光にするコリメ
ータレンズと、副走査にのみパワーを有する第1結像光
学系と、該第1結像光学系の像点近傍に光束を偏向する
ための偏光面を有する偏向器と、該偏向器により偏向さ
れた光束を感光体上に結像するための第2結像光学系と
から成る光走査光学系において、前記第2結像光学系は
偏向器側から順に、負のパワーを持つ第1レンズ、正の
パワーを持つ第2レンズ、感光体側の面を非球面とする
変形シリンドリカルレンズから成る第3レンズの3枚構
成としている。さらに、上記変形シリンドリカルレンズ
は第2結像光学系の光軸と平行に、温度変化時に移動可
能であることが望ましい。
【0009】
【作用】この発明の光走査光学系の第2結像光学系で
は、負レンズ、正レンズという前群にfθ補正を負わ
せ、その結果変形シリンドリカルレンズは光軸から周辺
部に到る各部でほぼ一定の負のパワーを持たせることが
出来た。この為、温度変化による像面位置の変化量は光
軸から周辺部までの各部でほぼ同一量と見なせる。
【0010】また、上の像面位置の変位量だけ変形シリ
ンドリカルレンズを光軸に沿って平行移動することによ
り、走査範囲全域にわたって、光走査光学系の温度補償
可能となる。
【0011】
【実施例】この発明の光走査光学系を含む光走査装置
は、図1にその一実施例の光学配置図を示すように、半
導体レーザ10,10からの光束を、コリメータレンズ系1
1,11ビーム合成プリズム12、スリット13を経て、第1
結像光学系のシリンドリカルレンズ14を介して、ポリゴ
ンミラー15に入射し、第2結像光学系の第1レンズ16、
第2レンズ17、変形シリンドリカルレンズ18により、光
路折曲ミラー19を経て、感光体ドラム20上に結像、走査
する。21はタイミング検出用のミラー、22はフォトセン
サ、23は温度検出手段、24は制御手段、25は前記変形シ
リンドリカルレンズ18をその光軸と平行する方向に移動
させる駆動手段である。
【0012】次に、この発明に係る光走査光学系の諸元
を以下に示す。
【0013】半導体レーザ :波長=750nm コリメータレンズ:焦点距離=15mm,NA=0.24 第1結像光学系 :副走査焦点距離=50mm 偏向器(ポリゴン):8面、内接円半径=35mm 第1結像光学系の光軸と第2結像光学系の光軸とのなす
角=60deg 第2結像光学系 :主走査方向焦点距離=295.4mm,F
NO=40.5 図2は本発明を満たす第2結像光学系の主走査光学系の
展開断面図である。表1に第2結像光学系の一実施例を
示す。ここで、rは各屈折面の曲率半径、rSは主走査
方向の曲率半径、rP(0)は光軸上の副走査方向の曲率
半径、dは屈折面間隔、nはレンズ材料の波長780nmの
光に対する屈折率、νdは同じくアッベ数を示す。
【0014】
【表1】
【0015】上記非球面の第6面の一実施例を表2に示
す。
【0016】
【表2】
【0017】また、非球面の変位量△(φ)は面の頂点を
原点とし、光軸方向をX軸とした直交座標系(X,Y,
Z)において近軸曲率をC*(=C+2A2=1/r+2
2)円錐定数をK、非球面係数をAi、非球面のべき数
をPi(Pi>2.0)としたとき、下記の数1で表わされ
る。
【0018】
【数1】
【0019】また、第5面の変形シリンドリカル面
は、図9に示すように、XY軸によって定まる平面上
で、X=0,Y=rP(0)を頂点とする、頂点曲率半径
S,X=hにおいて、
【0020】
【数2】
【0021】であわらされる曲線を、軸Xを軸として回
転したときに生じるシリンドリカル面であり、この軸X
を主走査方向lと一致するように配置する。従って、レ
ンズ中心の副走査方向の曲率半径はrP(0)、中心から
hの位置における副走査方向の曲率半径はrP(h)とな
る。
【0022】図3,図4,図5は、本発明による光走査
光学系の常温環境下での特性図を示し、各特性曲線の破
線は主走査方向、実線は副走査方向の特性を示し、図3
は像面湾曲特性図、図4はスポット径特性図、図5はf
θ特性図をそれぞれ示す。
【0023】衆知のように、温度変化により半導体レー
ザーの発振波長が変化すること、及びプラスチックレン
ズが膨張、収縮することの2点により像面湾曲等に悪影
響を及ぼす。本発明の実施例において+30℃の温度上昇
時に0.4mm像面位置でオーバーとなる。ところで発振波
長の変化による像面位置変化量は0.1mm以下であるの
で、この0.4mmの像面位置変化のほとんどは変形シリン
ドリカルレンズの熱膨張によるものである。
【0024】そこで、変形シリンドリカルレンズの近傍
に配置した温度検出手段23と、この温度検出手段23から
の信号により変形シリンドリカルレンズ18を第2結像光
学系の光軸方向に駆動させる駆動手段24とを図1に示す
ように配置してある。図6,図7,図8は+30℃の温度
上昇時に変形シリンドリカルレンズを偏向器(ポリゴン
ミラー)15側に0.4mm移動させたときの像面湾曲、スポ
ット径、fθ特性をそれぞれ表しており、常温時の性能
(図3,図4,図5参照)と遜色のない性能を確保して
いる。
【0025】ただし、半導体レーザー波長の温度依存性
を、 ∂λ/∂T=0.22〔nm/℃〕 プラスチックレンズ(PMMA)の30℃温度上昇時の線
膨張率を、1.0021として計算してある。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の光走査
光学系は、第2結像光学系の負レンズ、正レンズという
前群にfθ特性を負わせているので、その結像変形シリ
ンドリカルレンズは光軸から周辺部に至る各部でほぼ一
定のパワーを持ち、温度変化時の像面位置の変化量は光
軸から周辺部までの各部でほぼ同一量である光走査光学
系を得ることが出来た。
【0027】従って、この変形シリンドリカルレンズを
駆動手段により平行移動することにより、温度補償が全
走査範囲でなされる光走査光学系を得ることが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る光走査光学装置の一実施例の光
学配置用。
【図2】本発明による光走査光学系の第1実施例を示す
第2結像光学系の主走査断面図。
【図3】常温環境下での像面湾曲の特性を示す図。
【図4】常温環境下でのスポット径の特性を示す図。
【図5】常温環境下でのfθ特性を示す図。
【図6】温度変化時に変形シリンドリカルレンズを移動
させた場合の像面湾曲面の特性図。
【図7】温度変化時に変形シリンドリカルレンズを移動
させた場合のスポット径の特性図。
【図8】温度変化時に変形シリンドリカルレンズを移動
させた場合のfθ特性を示す図。
【図9】変形シリンドリカルレンズの形状の説明図。
【図10】従来例の第2結像光学系の主走査断面を示す
図。
【符号の説明】
10 半導体レーザ 11 コリメータレンズ 12 ビーム合成プリズム 14 シリンドリカルレンズ 15 ポリゴンミラー(偏向器) 16 第1レンズ 17 第2レンズ 18 変形シリンドリカルレンズ 20 感光体ドラム 23 温度検出手段 24 制御手段 25 駆動手段 ,,,,, レンズ面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザと、その発散光を平行光に
    するコリメータレンズと、副走査にのみパワーを有する
    第1結像光学系と、該第1結像光学系の像点近傍に光束
    を偏向するための偏向面を有する偏向器と、該偏向器に
    より偏向された光束を感光体上に結像するための第2結
    像光学系とから成る光走査光学系において、前記第2結
    像光学系は、偏向器側から順に、負のパワーを持つ第1
    レンズ、正のパワーを持つ第2レンズ、感光体側の面を
    非球面とする変形シリンドリカルレンズから成る第3レ
    ンズの3枚構成であることを特徴とする光走査光学系。
  2. 【請求項2】 前記、変形シリンドリカルレンズは、温
    度変化時に前記第2結像光学系の光軸と平行に移動可能
    であることを特徴とする請求項1に記載の光走査光学
    系。
JP9456693A 1993-04-21 1993-04-21 光走査光学系 Pending JPH06308382A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006113449A (ja) * 2004-10-18 2006-04-27 Konica Minolta Opto Inc レーザビーム走査装置
JP2008102192A (ja) * 2006-10-17 2008-05-01 Seiko Epson Corp 走査型光学装置
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JP4645574B2 (ja) * 2006-10-17 2011-03-09 セイコーエプソン株式会社 走査型光学装置

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