JPH06308226A - 水上小目標検出用レーダ装置 - Google Patents

水上小目標検出用レーダ装置

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JPH06308226A
JPH06308226A JP5093112A JP9311293A JPH06308226A JP H06308226 A JPH06308226 A JP H06308226A JP 5093112 A JP5093112 A JP 5093112A JP 9311293 A JP9311293 A JP 9311293A JP H06308226 A JPH06308226 A JP H06308226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
target
clutter
sea surface
transmission pulse
Prior art date
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Pending
Application number
JP5093112A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Kitani
誠人 木谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5093112A priority Critical patent/JPH06308226A/ja
Publication of JPH06308226A publication Critical patent/JPH06308226A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明の目的は、海面からのスパイク状クラ
ッタ成分と水上小目標成分とを確実に類別できる水上小
目標検出用レーダ装置の提供にある。 【構成】この発明に係る水上小目標検出用レーダ装置
は、一定周期で海面に向けて放射される送信パルスの偏
波方向を切り換える偏波方向切換手段12と、前記送信
パルスの偏波方向切換前後の反射波受信信号について振
幅の差異により目標成分か海面クラッタ成分かを類別す
る目標/クラッタ類別手段44とを具備して構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば航空機等に搭
載され、水上小目標を検出するレーダ装置に係り、特に
海面クラッタの抑圧機能の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、機上に搭載して海上救難者
(救難信号発信源)を捜索するような水上小目標検出用
レーダ装置にあっては、距離分解能を高めて海面照射面
積を小さくすることにより、海面からのクラッタを抑圧
するようにしている。
【0003】このように高距離分解能をもって海面を照
射する場合には、海面からのクラッタに強いスパイク状
の成分が生じることが知られており、そのままの状態で
は水上小目標成分と同時に海面からのスパイク状クラッ
タ成分も検出されてしまい、誤警報が増大することにな
る。
【0004】そこで従来では、相関処理を海面クラッタ
が十分に無相関化される時間に相当するアンテナスキャ
ン間隔で施すことにより、スパイク状クラッタを抑圧し
ている。
【0005】しかしながら、海面からのスパイク状クラ
ッタはその基本的な発生原因が究明されておらず、上記
のような相関処理によっても十分に誤警報を低減するこ
とができなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来の水上小目標用レーダ装置は、海面からのスパイク状
クラッタ成分と水上小目標成分との類別ができず、誤警
報が多発するという問題を有している。
【0007】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたもので、海面からのスパイク状クラッタ成分と水
上小目標成分とを確実に類別することができ、これによ
って誤警報の発生を低減することのできる水上小目標検
出用レーダ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明に係る水上小目標検出用レーダ装置は、一定
周期で海面に向けて放射される送信パルスの偏波方向を
切り換える偏波方向切換手段と、前記送信パルスの偏波
方向切換前後の反射波受信信号について振幅の差異によ
り目標成分か海面クラッタ成分かを類別する目標/クラ
ッタ類別手段とを具備して構成される。
【0009】
【作用】上記構成による水上小目標検出用レーダ装置で
は、目標反射波が送信パルスの偏波方向に対する強度変
化が小さいのに対し、海面クラッタが送信パルスの偏波
方向に対する強度変化が大きいという特性を利用し、偏
波方向切換前後の振幅の差異をみることで、目標成分か
海面クラッタ成分かを類別する。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
詳細に説明する。図1はこの発明に係る水上小目標検出
用レーダ装置の構成を示すもので、空中線装置1、送受
切換器2、送受信装置3、信号処理装置4、表示装置5
で構成される。
【0011】空中線装置1は方位面、仰角面に所定のビ
ーム幅で電力を放射し、到来波を受信する空中線11
と、この空中線11の送受信波を送信パルス毎に垂直偏
波、水平偏波に交互に切り換える偏波切換回路12を備
える。
【0012】送受切換器2は送受信装置3の送信パルス
生成回路31からの送信パルスを空中線装置1に導出
し、空中線装置11からの受信信号を送受信装置3の受
信回路32に導出する。
【0013】送受信装置3は上述の送信パルス生成回路
31と受信回路32を備える。送信パルス生成回路31
は一定周波数のバースト波を一定間隔でパルス化し、送
信パルスとして出力する。受信回路32は受信信号を増
幅し、周波数変換した後、送信パルス周波数成分で反射
波の振幅を検波する。
【0014】信号処理装置4はA/D変換回路41を備
え、送受信装置3からの検波信号をデジタル信号に変換
して、デジタル処理により海面小目標を検出する。この
デジタル処理は、スキャン間相関回路42、スイープメ
モリ回路43、目標/クラッタ類別回路44、目標検出
回路45によって行われる。
【0015】スキャン間相関回路42は、A/D変換回
路41でデジタル信号に変換された検波信号に対し、海
面クラッタが十分に無相関化される時間に相当するアン
テナスキャン間隔で相関をとることにより、ある程度の
スパイク状クラッタを抑圧する。
【0016】スイープメモリ回路43は1送信パルス期
間に相当する検波信号を記憶する容量を持ち、A/D変
換回路41からの検波信号を順次記憶更新する。目標/
クラッタ類別回路44は、A/D変換回路41から直接
供給される検波信号とスイープメモリ回路43に記憶さ
れた1送信パルス前の検波信号とを比較し、その振幅の
差異から目標か海面クラッタかを類別する。
【0017】目標検出回路45はスキャン間相関回路4
2からの相関信号に生じている一定レベル以上の成分を
検出し、さらに目標/クラッタ類別回路44の類別結果
を参照して、検出した成分が目標信号であるか否かを判
別する。
【0018】表示装置5は上記の信号処理装置4で得ら
れた目標検出信号から目標位置を画面上に表示する。上
記構成において、以下、図2を参照してその動作を説明
する。
【0019】送受信装置3の送信波形生成回路31から
出力される送信パルスは送受切換器2を介して空中線装
置1に送られる。空中線装置1では偏波切換回路12に
よって送信パルスを垂直偏波、水平偏波のいずれか一方
に切換えて、空中線11より所定方位、仰角の海面に向
けて放射し、海面からの反射波を受信する。
【0020】空中線11で得られた受信信号は、偏波切
換回路12、送受切換器2を介して送受信装置3の受信
回路32に供給され、ここで反射波の振幅レベルが検波
される。この検波信号は信号処理装置4のA/D変換回
路41によりデジタル信号に変換された後、スキャン間
相関回路42で相関処理され、振幅の大きい成分を取り
出すと共に、スイープメモリ回路43に記憶される。
【0021】次の送信パルスは、同様にして空中線装置
1に送られ、偏波切換回路12により前の送信パルスと
は異なる偏波で空中線11より海面へ放射され、海面か
らの反射波が受信される。すなわち、前の送信パルスが
水平偏波で送受信された場合は、次の送信パルスは垂直
偏波で送受信される。
【0022】受信された反射信号は、同様にして受信回
路32で検波され、A/D変換回路41でデジタル信号
に変換された後、スイープメモリ回路43に記憶されて
いる前の送信パルスに対する検波信号と同期して目標/
クラッタ類別回路44に送られ、比較される。
【0023】ここで、目標からの反射波の強度は、一般
に偏波に対する依存性は少なく、2つの反射波検波信号
を比較しても、目標成分は振幅に大きな差異が生じない
と考えられる。これに対し、海面からの反射波の強度
は、偏波に対する依存性が高く、2つの反射波検波信号
を比較すれば、振幅に大きな差異が生じると考えられ
る。
【0024】一例を図2に示す。同図(a)はn番目の
送信パルスを水平偏波で放射した場合に得られる反射波
波形、同図(b)はn+1番目の送信パルスを垂直偏波
で放射した場合に得られる反射波波形を示している。両
者を比較してみると、振幅にあまり差異がない箇所は目
標成分であり、振幅差が大きい箇所はクラッタ成分とみ
なすことができる。
【0025】そこで、目標/クラッタ類別回路44にお
いて、前後の検波信号を比較し、両者の振幅の差異か
ら、目標か海面クラッタかを類別する。そして、目標検
出回路45において、相関処理で振幅の大きい成分が検
出されたとき、目標/クラッタ類別回路44を参照する
ことで、海面クラッタ成分を抑圧し、目標信号のみを抽
出する。
【0026】したがって、上記構成による水上小目標検
出用レーダ装置は、目標信号成分と海面からのスパイク
状クラッタ成分とを見分けることができ、これによって
海面クラッタを確実に抑圧して高精度に目標を検出表示
することができ、誤警報を低減することができる。
【0027】尚、この発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形しても同様に実施可能であることはいうまで
もない。
【0028】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、海面か
らのスパイク状クラッタ成分と水上小目標成分とを確実
に類別することができ、これによって誤警報の発生を低
減することのできる水上小目標検出用レーダ装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る水上小目標検出用レーダ装置の
一実施例の回路構成を示すブロック構成図。
【図2】同実施例の処理動作を説明するための波形図。
【符号の説明】
1…空中線装置、11…空中線、12…偏波切換回路、
2…送受切換器、3…送受信装置、31…送信波形生成
回路、32…受信回路、4…信号処理装置、41…A/
D変換回路、42…スキャン間相関回路、43…スイー
プメモリ回路、44…目標/クラッタ類別回路、45…
目標検出回路、5…表示装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定周期で海面に向けて放射される送信パ
    ルスの偏波方向を切り換える偏波方向切換手段と、前記
    送信パルスの偏波方向切換前後の反射波受信信号につい
    て振幅の差異により目標成分か海面クラッタ成分かを類
    別する目標/クラッタ類別手段とを具備する水上小目標
    検出用レーダ装置。
JP5093112A 1993-04-20 1993-04-20 水上小目標検出用レーダ装置 Pending JPH06308226A (ja)

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JP5093112A JPH06308226A (ja) 1993-04-20 1993-04-20 水上小目標検出用レーダ装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008164494A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Mitsubishi Electric Corp 誘導装置
JP2011099685A (ja) * 2009-11-04 2011-05-19 Honda Elesys Co Ltd 車載レーダ装置、及びプログラム
CN106291495A (zh) * 2016-07-26 2017-01-04 中国船舶重工集团公司第七二四研究所 一种基于脉组交错编排提高目标信噪比的扫描方法

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