JPH06308061A - 金属、及び半導体中の微量元素分析方法、及び装置 - Google Patents

金属、及び半導体中の微量元素分析方法、及び装置

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JPH06308061A JP5094583A JP9458393A JPH06308061A JP H06308061 A JPH06308061 A JP H06308061A JP 5094583 A JP5094583 A JP 5094583A JP 9458393 A JP9458393 A JP 9458393A JP H06308061 A JPH06308061 A JP H06308061A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、金属半導体に含まれる微量異種元
素をppm オーダーの精度、且つ非破壊で定量する分析方
法である。 【構成】 本発明は微量元素がバルク中では ppm〜数1
0ppm であっても、特定の加熱条件では表面に%オーダ
ー存在することを利用して、表面を清浄に仕上げた金
属、または半導体を10-7Torr以下の高真空の表面分析
装置内で一定温度に加熱して、異種元素の表面偏析濃度
の時間変化とバルク濃度との関係を測定することによ
り、金属中及び半導体に含まれる5at%以下の異種元素
濃度を定量する微量元素定量法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高純度金属ならびに半
導体材料中の微量元素の定量方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高純度金属中の微量添加元素の定量方法
において、幾つかの方法が実用されている。すなわち、
原子吸光法、発光分光分析法、蛍光X線分析、高周波誘
導結合プラズマ発光分析法(ICP発光分析法)などが
ある。いずれの場合においても、検出限界はppm 程度で
あり、10ppm 以下の定量には精度の上で問題がある場
合が多い。また、特にC,O,N,Cl,Sなどの微量
元素を定量する場合には表面の汚染の影響を十分考慮す
る必要がある。更に原子吸光法、発光分光分析法、IC
P発光分析法においては、試料を非破壊状態で測定する
ことは困難である。また発光分光分析のうち、検出感度
が比較的高いグリムグロー放電法は、数mm径の平面を持
つ試料が必要であるなど、試料形状の制約も多い。蛍光
X線測定においては、Naより軽い元素を測定するのは
難しい。
【0003】定量下限を1ppm とする分析方法として
は、化学分析法、放射化分析、スパークソース質量分析
(SSMS)、2次イオン質量分析装置(SIMS)な
どが挙げられるが、化学分析法では、試料が比較的多量
に必要であること、また操作中の汚染、定量感度などの
点で問題がある。放射化分析法は最も高感度といえる
が、熱中性子放射化分析は原子炉を必要とするのであま
り一般的とはいえない。また、SSMS,SIMSなど
も試料調整が困難で、また全ての元素が定量できるわけ
ではない。SIMSはSSMSと比べて精度は良く、局
所分析には優れているが、逆に平均的な組成を求めるに
は問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように高純度金
属中の微量元素の定量方法は、10ppm オーダー以下の
微量元素の定量化には種々の制約がある。特に、この種
の測定においては、試料形状に制約があり、蛍光X線分
析以外は非破壊で測定することは不可能である。金属材
料、半導体材料ともに、近年の材料の高機能化にともな
い、微量元素の高精度での制御がより重要となってき
た。たとえば、半導体素子の製造に用いられるAl配線
膜や高融点金属などは通常スパッタ法により成膜される
が、そのターゲット材料はppm 以下の不純物量に制御さ
れ製造されている。またスパッタ中の残留ガス原子の取
り込みについても厳密な制御が必要である。また高性能
オーディオ機器の配線、ケーブルなどに使用される高純
度Cuは、99.999以上のものが使用されるように
なってきた。
【0005】一方、半導体実装材料として使用されてい
る、ボンディングワイヤなどもその一例であり、破断強
度や伸びといったワイヤ特性を調節するために、高純度
金属(Au)に100ppm 以下の微量元素たとえばB
e,Caなどを添加することによって用いられる。また
コンデンサー箔に使用されている、高純度アルミニウム
など、他の電子材料、半導体材料に関しても同様に高金
属中に微量元素を添加することによってその特性を制御
したり、逆に金属中に含まれる不純物が導電性や耐食性
などに悪影響を及ぼしたりする。
【0006】また鉄鋼材料においても近年は、C,P,
S,N,B,O,Hなどの元素の高精度での制御がより
重要になってきている。たとえば深絞り鋼では、Cを1
0ppm 程度に制御することでその特性が著しく向上し、
またP,Sn,Sbは鉄鋼中で粒界に%オーダーで偏析
して粒界脆化をひきおこすことが知られているが、バル
ク中の濃度を10ppm 程度以下に低減することにより、
低温靭性、耐水素脆性が改善される。
【0007】本発明は、高純度金属中の微量元素を、pp
m オーダーの精度をもって定量化し、試料形状による制
約が少なく、同時に試料は非破壊で用いることができる
定量方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は鉄鋼
材料、工業用材料、電子材料、半導体材料など中に10
ppm オーダー以下で存在する、特に材料特性に影響の大
きい微量元素が、真空中で加熱されることによって表面
に%オーダーで偏析することに着目したものであり、表
面分析装置内の真空で試料を加熱することにより、微量
元素を表面に高濃度に偏析させ、その濃度を測定するこ
とにより、逆にバルク中の微量元素の濃度を決定する定
量法である。
【0009】以下に本発明を詳細に説明する。微量元素
の制御が重要なこのような元素のほとんどは、その含有
量は微量にもかかわらず、粒界や表面に偏析しやすいと
いう特徴がある。すなわちバルク中ではppm 〜数10pp
m であっても、特定の加熱条件では表面に%オーダー存
在することが多い。またバルク中の濃度と表面濃度との
関係は加熱条件すなわち温度、時間、試料表面状態で同
一で、かつ加熱雰囲気が高真空中であれば一定である。
したがってその関係をあらかじめ決定して検量線を作成
しておけば、表面濃度の測定により、バルク濃度の決定
が可能となる。
【0010】すなわち、本発明は表面を清浄に仕上げた
金属、または半導体を10-7Torr以下の高真空の表面分
析装置内で一定温度に加熱して、異種元素の表面偏析濃
度を測定することにより、金属中及び半導体に含まれる
異種元素濃度を定量する微量元素定量法であり、特に固
溶限が小さい場合には、微量元素の濃度範囲としては含
有量がその元素の最大固溶量以下であることが好まし
い。また表面に偏析して高濃度化するのはマトリックス
金属と微量元素の原子半径の比が0.9以下1.1以上
で顕著となるので、検出感度が上がり好ましい。具体例
としては、マトリックス金属として、Cu,Au,A
l,Ag,Fe,Si,Ni,Ti,Pt,Co,P
d,Wなどが挙げられ、微量元素としては、B,C,
N,Oなどのガス元素、Li,Be,Al,P,S,C
a,Ti,Mn,Pd,Au,Ag,In,Sn,S
i,Sb,Mo,Feなどの元素、また、アルカリ金
属、遷移金属などの定量にも適用できる。
【0011】表面分析法としてはオージェ電子分光法
(AES法)、光電子分光法(XPS法)などを用いる
ことができる。加熱装置としては、分析装置の真空チャ
ンバー内もしくは、高真空分析チャンバーに連結し、高
真空を維持したまま分析室に試料を移動できる構造の高
真空チャンバー内に、加熱ステージを設置する。加熱が
高真空でない場合あるいは加熱後分析までの間に、ガス
雰囲気中にさらされると、偏析元素がガス元素と反応し
てバルク濃度と表面濃度の関係が一定でなくなったり、
表面へのガス原子の吸着で表面偏析濃度を測定すること
が困難となる。加熱機構としては、電子ビーム、電熱
線、ランプ加熱などを用いる方法が挙げられるが、電子
ビームのエネルギーがオージェ電子の低エネルギー領域
に影響を及ぼすことがあるので、電熱線、ランプ加熱な
どの機構を用いるのが望ましい。
【0012】試料は、ディスク状に切り出し、効率良く
加熱するために、裏面は試料ホルダーに密着するように
平面研磨することが好ましい。測定面である表面は表面
凹凸が強度ピークに及ぼす影響を取り除くために鏡面研
磨し、更に研磨歪を取り除くために約1μm程エッチン
グを施し、次に加工歪みを取り除くために、10-3Torr
以下の真空中で十分に焼鈍することが好ましい。焼鈍加
熱温度は融点の1/2以上且つ4/5以下の温度が好ま
しい。融点の1/2以下では、研磨歪を十分にとること
が困難で、また4/5以上では、試料表面の蒸発によ
り、成分が変化する可能性がある。
【0013】このように調整した試料を、加熱ステージ
に取り付け、まず表面上に付着している不純物や酸化物
を除去し表面を清浄にするために、イオンスパッタリン
グを施す。次に真空中で加熱を行いながら、もしくは加
熱後急冷して常温で表面に偏析した微量原子濃度を測定
する。
【0014】測定時の真空度は、チャンバー内の残留ガ
スが表面へ吸着し、微量元素の偏析のバランスを変化さ
せるのを防ぐために、10-7Torr以下に保持することが
好ましい。一定条件の試料加熱を測定チャンバーに連結
した真空チャンバーで行い、高真空を維持したまま測定
室に移動させ、常温で測定を行うこともできる。加熱温
度の範囲は、試料融点(絶対温度)の1/4かつ50℃
(323K)以上で、融点の4/5以下が好ましい。マ
トリックス金属の融点の1/4以下では、表面に微量元
素が拡散して濃化するのに非常に長時間を要し実際的で
ない。また融点の1/4以上で、かつ拡散して表面に十
分濃化する場合でも、その温度が50℃以下であると、
室温で保持した場合の拡散が無視できなくなり、測定精
度に問題を生じる可能性が高い。また試料の融点4/5
以上では試料が揮発し、チャンバー内を汚染する恐れが
ある。加熱保持時間は微量元素の表面偏析濃度が平衡に
達するに十分な時間が望ましい。測定面積は特定結晶方
位からの表面偏析エネルギーへの影響を無視できるよう
に、結晶粒の大きさより十分に大きい範囲を用いる。
【0015】つぎに本発明による、表面濃度の時間変化
のバルク濃度依存性から分析する具体的方法について説
明する。表面偏析濃度Xs′はある一定温度で加熱され
たときの加熱初期には Xs′=B Xb t1/2 (2) で表わされる(図1)。
【0016】Bはマトリックス金属と微量元素、加熱温
度で決定される定数、tは加熱時間である。あらかじめ
バルク濃度が既知の試料を準備し、t1/2 とXs′の直
線関係からBを求めておけば、未知の試料のXs′とt
1/2 の関係を測定し、バルク濃度Xbを求めることがで
きる。更に好ましい方法としてはバルク濃度が異なる既
知の標準試料を3種類以上準備し、一定温度に加熱して
Xs′を各時間で測定しt1/2 に対する直線の傾きBと
Xbの関係を検量線(図2)として用いる。未知の試料
については同一温度に加熱してXs′とt1/2 の直線の
傾きを求め、上記検量線を用いてバルク濃度Xbを求め
る。次に実施例により詳細に説明する。
【0017】
【実施例】
〔実施例1〕99.999%Ni中にAuを0.1at%
(0.05wt.%)、0.2at%(0.09wt.%)、
0.3at(0.14wt.%)添加し、化学分析により、
それぞれの濃度の誤差が5%以内に納まっていることを
確認した試料を用いて、表面濃度の時間変化のバルク濃
度依存性からNi中Auの定量分析を行った。試料は直
径5mm、厚さ2mmに切り出し、表面を鏡面研磨した後、
加工歪みを取り除くために、750℃で4時間、真空中
(<10-7Torr)で焼鈍後、冷却(約30K/min)し
た。オージェ電子分光装置は(AQM 808)を用
い、電子線加速電圧5kV、試料電流値1μA、真空度5
×10-9Torrで測定した。
【0018】試料表面に偏析していたO及び、Cなどを
あらかじめAr雰囲気中でスパッタしてクリーニングし
た後、AES内で650℃に保持し、650℃で加熱開
始時間から10分置きに、計110分間、0〜2000
eVのエネルギー範囲でスペクトルを測定した。得られた
結果を図3に示す。横軸に加熱保持時間の2乗根、縦軸
にAES測定結果より得られた表面におけるAu(69
eV)ピーク、及びNi(61eV)ピークの高さの比I
(Au)/I(Ni)を示す。Auピークとしては更に
横軸に各直線における傾きをとり、縦軸にバルク濃度を
プロットすると図4に示すような直線の検量線が得られ
た。
【0019】ICP法により、あらかじめAuの濃度が
0.2at%と確認された試料を用いて、AES真空内に
おいて650℃で10分間加熱を行い、Au(69eV)
ピーク、及びNi(61eV)ピークの高さの比I(A
u)/I(Ni)を測定した。I(Au)/I(Ni)
=0.013を得た。[{I(Au)/I(Ni)}/
(時間)1/2 ]=5.3×10-4となり、図4に示した
検量線から試料中のAu濃度は、0.2at%であるとい
う結果が得られた。ICP法による測定と比較して精度
良い一致が得られた。従って本法を用いてNi中Auの
微量定量を行った結果、精度良く測定可能なことが明ら
かとなった。
【0020】〔実施例2〕Cu中にSnを0.1at%、
0.25at%、0.5at%、添加し、化学分析により、
それぞれの濃度の誤差が5%以内に納まっていることを
確認した試料を用いて、表面濃度の時間変化のバルク濃
度依存性からCu中Snの定量分析を行った。試料はA
ES内で400℃に保持し、400℃で加熱開始時間か
ら2分置きに、計10分間、Cuピーク及びSnピーク
を測定した。得られた結果を図5に示す。横軸に加熱保
持時間の2乗根、縦軸にAES測定結果より得られた表
面におけるSn濃度を示す。更に横軸に各直線における
傾き[Snの表面偏析濃度/(加熱時間)1/2 ]をと
り、縦軸にバルク濃度をプロットすると図6に示すよう
な直線の検量線が得られた。
【0021】ICP法により、あらかじめSnの濃度が
0.3at%と確認された試料を用いて、AES真空内に
おいて400℃で2分間加熱を行い、Snの表面偏析濃
度を測定した。表面偏析濃度は6.40at%となった。
[Snの表面偏析濃度/(時間)1/2 ]を計算すると、
0.58という値が得られ、図6に示した検量線から試
料中のSn濃度は、0.3at%であるという結果が得ら
れた。ICP法による測定結果と比較して同程度の結果
が得られた。従って本法を用いてCu中Snの微量定量
を行った結果、精度よく測定可能なことが明らかとなっ
た。
【0022】〔実施例3〕Fe中にPを0.1at%
(0.06wt.%)、0.5at%(0.28wt.%)、
1.0at(0.55wt.%)添加し、化学分析により、
それぞれの濃度の誤差が5%以内に納まっていることを
確認した試料を用いて、表面濃度の時間変化のバルク濃
度依存性からFe中Pの定量分析を行った。試料はAE
S内で600℃に保持し、600℃で加熱開始時間から
5分置きに、計30分間、0〜2000eVのエネルギ
ー範囲でスペクトルを測定した。得られた結果を図7に
示す。横軸に加熱保持時間の2乗根、縦軸にAES測定
結果より得られた表面におけるP濃度を示す。更に横軸
に各直線における傾きをとり、縦軸にバルク濃度をプロ
ットすると図8に示すような直線の検量線が得られた。
【0023】ICP法により、あらかじめSnの濃度が
1.3at%と確認された試料を用いて、AES真空内に
おいて600℃で5分、10分、20分間加熱を行い、
Pの表面偏析濃度を測定した。横軸に時間の2乗根、縦
軸に表面偏析濃度をプロットし得られた直線の傾き[P
の表面偏析濃度/(時間)1/2 ]を計算すると、1.3
2という値が得られ、図8に示した検量線から試料中の
P濃度は、1.29at%であるという結果が得られた。
ICP法による測定と比較して精度よい一致が得られ
た。従って本法を用いてFe中のPの微量定量を行った
結果、精度よく測定可能なことが明らかとなった。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、金属、
半導体中に含まれる微量濃度の不純物でも、表面に%オ
ーダーで偏析することを利用すれば、高精度且つ非破壊
な定量分析が可能なことが確認できた。また、本発明
は、微量元素の簡便な定性分析方法としても用いること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】表面偏析濃度の時間依存性を示す模式図であ
る。
【図2】表面濃度の時間依存性からバルク濃度を求める
検量線である。
【図3】Ni中Auの表面偏析濃度の時間依存性を示す
図である。
【図4】Ni中Auの表面濃度の時間依存性からバルク
濃度を求める検量線である。
【図5】Cu中Snの表面偏析濃度の時間依存性を示す
図である。
【図6】Cu中Snの表面濃度の時間依存性からバルク
濃度を求める検量線である。
【図7】Fe中Pの表面偏析濃度の時間依存性を示す図
である。
【図8】Fe中Pの表面濃度の時間依存性からバルク濃
度を求める検量線である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面を清浄に仕上げた金属、または半導
    体を10-7Torr以下の高真空の表面分析装置内で、試料
    融点(絶対温度)の1/4かつ50℃(323K)以
    上、融点の4/5以下に加熱して、該金属または半導体
    に微量に含有されている異種元素の表面偏析濃度を測定
    し、表面濃度の時間変化をバルク濃度依存性から、金属
    中及び半導体に含まれる微量異種元素濃度を定量する金
    属、及び半導体中の微量元素分析方法。
  2. 【請求項2】 表面を鏡面研磨した後、1μm以上化学
    研磨し、更に融点の1/2以上、4/5以下の温度に真
    空中で加熱して表面を清浄に仕上げた試料を使用する請
    求項1記載の微量元素の分析方法。
  3. 【請求項3】 マトリックス金属と定量される異種元素
    である微量元素の原子半径の比が0.9以下または1.
    1以上である請求項1記載の微量元素の分析方法。
  4. 【請求項4】 高真空装置内で分析する表面分析装置
    と、その高真空分析チャンバーに連結し、試料加熱が可
    能な加熱ステージを設けた高真空加熱チャンバー、及
    び、加熱チャンバー中の試料を高真空分析チャンバー
    に、10-7Torr以下の高真空に維持したまま移動できる
    移動機構を有する金属、及び半導体中の微量元素分析装
    置。
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