JPH0630800A - 生殖器マイコプラズマ検出用核酸プローブ - Google Patents

生殖器マイコプラズマ検出用核酸プローブ

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JPH0630800A
JPH0630800A JP16954892A JP16954892A JPH0630800A JP H0630800 A JPH0630800 A JP H0630800A JP 16954892 A JP16954892 A JP 16954892A JP 16954892 A JP16954892 A JP 16954892A JP H0630800 A JPH0630800 A JP H0630800A
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JP
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probe
nucleic acid
mycoplasma
rrna
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JP16954892A
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William Greene Weisburg
ウィリアム・グリーン・ウェイズバーグ
Adam Peltier Dale
デイル・アダム・ペルティアー
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BP Corp North America Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 生殖器領域由来のマイコプラズマ、すなわち
マイコプラズマ・ホミニス、マイコプラズマ・ジェニタ
リウム及びウレアプラズマ・ウレアリティクムによる非
淋菌性尿道炎、骨盤内炎症性疾患、卵管炎及びその他の
感染症のマイコプラズマ病因学的作用因子のrRNA及
びrDNAに対してハイブリッド形成することができ
る、約10から250ヌクレオチドを有する核酸。 【効果】 生殖器マイコプラズマに関連する疾病の臨床
的治療に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非淋菌性尿道炎、骨盤
内炎症性疾患、敗血性流産、及び他の組織のかなりの種
類の疾患の原因であると思われている、生殖器及び尿路
に関連するマイコプラズマに関する。より特定的には、
本発明の実施態様は、核酸プローブ及び組成物、臨床及
び他の試料中のマイコプラズマ・ホミニス、ウレアプラ
ズマ・ウレアリティクム、及びマイコプラズマ・ジェニ
タリウムの特異的検出もしくは同定に関するそれらの使
用、及びキットとしての使用に適する包装された成分を
提供する。
【0002】
【従来技術並びに発明が解決しようとする課題】マイコ
プラズマは微小な無壁細菌であり、元来ヒトを含む動物
源から単離される。70種類を越えるマイコプラズマ
Mycoplasma)属及び、やはり微小な無壁細
菌として特徴づけられる数々の関連属が存在しており、
それらは、スピロプラズマ(Spiroplasm
)、アコレプラズマ(Acholeplasma)、
ウレアプラズマ(Ureaplasma)、アネロプラ
ズマ(Anaeroplasma)、及びアステロレプ
ラズマ(Asteroleplasma)である。これ
らの属のうちのほんの一握りの種のみがヒトに関連して
発見されており、幾種かのものは「正常の常在菌叢」で
あろうと思われ、他のものは時折病原性を示すことがあ
り、更に他のものは常時臨床的に重要であると思われて
いる。病原性であるとして知られているマイコプラズマ
の中では、マイコプラズマ・ニューモニエ(Mycop
lasma pneumoniae)が歴史的に最も良
く研究されており、原発性異型肺炎の主要感染作用因子
である。マイコプラズマ・ニューモニエ及び別のマイコ
プラズマ性病原体であるマイコプラズマ・フェルメンタ
ンス(Mycoplasma fermentans
の検出のための核酸組成物及び方法は、「マイコプラズ
マ・ニューモニエの検出用の核酸プローブ」及び「マイ
コプラズマ・フェルメンタンスもしくはエイズ関連ウィ
ルス様感染性作因の検出用核酸プローブ」と題する2つ
の同時に提出された特許出願である米国特許673,6
86及び米国特許673,687の主題である。これら
全ての出願及び本出願については、少なくとも一人の発
明者が共通している。
【0003】ヒトの生殖器及び尿路から単離することが
できる他の3種類のマイコプラズマ種であるマイコプラ
ズマ・ホミニス、マイコプラズマ・ジェニタリウム、及
びウレアプラズマ・ウレアリティクムは、ヒトの体内に
おけるこれらの生物の検出の臨床的関連性において幾分
より不可解である。例えば、ウレアプラズマ・ウレアリ
ティクムは、重要かつ重大なヒトの罹患率及び死亡率に
関連してはいるものの、同様に無症候性の「健常」人に
おいても発見され得る。この3種のマイコプラズマ・ホ
ミニス、マイコプラズマ・ジェニタリウム、及びウレア
プラズマ・ウレアリティクムは、本明細書中においては
生殖器マイコプラズマとして述べられる。
【0004】マイコプラズマ・ジェニタリウムは、最初
に非淋病性の尿道炎に罹った2人の男性の尿道から単離
された(Tully他、Int.J.Syst.Bac
teriol.33巻、1983年)。続いてマイコプ
ラズマ・ジェニタリウムがマイコプラズマ・ニューモニ
エとの共同培養内でヒトの気道から単離された(Bas
eman他、J.Clinical Micro.26
巻、1988年)。しかしながら、マイコプラズマ・ジ
ェニタリウムが、特に同性愛の男性における急性尿道炎
のケースの少なくとも幾つかにおいて重要な役割を演じ
ていることが研究により明らかにされている(例えば、
Hooton他、Lancet、1988年)。マイコ
プラズマ・ジェニタリウム検出のための特異的なプロー
ブの設計及び製造に関する方法を記載することは本発明
の一つの側面である。進化的に近い類縁関係にあるマイ
コプラズマ・ジェニタリウムとマイコプラズマ・ニュー
モニエの両方を認識する核酸プローブについては、同時
に提出した特許出願中に記載されている。
【0005】マイコプラズマ・ホミニスは、卵管炎、羊
膜炎、非特異的腟炎、及び産褥敗血症熱を引き起こす作
用因子として関与している。マイコプラズマ・ホミニス
はかなりの数の無症状の女性から単離することができ
る。マイコプラズマ・ホミニス検出のための特異的なプ
ローブの設計及び製造に関する方法を記載することは本
発明の一つの側面である。
【0006】ウレアプラズマ・ウレアリティクムは、非
淋菌性尿道炎、絨毛性羊膜炎、早産、及び分娩時の罹患
率及び死亡率に関与している。幾人かの臨床研究者は、
ウレアプラズマ・ウレアリティクムによる非淋菌性尿道
炎(NGU)の病因学的作用因子をクラミジア・トラコ
マティス(Chlamydia trachomati
)のものと同じレベルまで追及することが可能であろ
うと評定している。約40%もの急性NGUが、ウレア
プラズマにより引き起こされているものと思われる(B
owie、Urological Clinics o
f NorthAmerica、11巻、1984
年)。このことは、合衆国における年間約3−400万
事例を意味する。マイコプラズマ・ホミニス同様、ウレ
アプラズマ・ウレアリティクムはかなりの数の無症状の
男性及び女性の両方から単離することができる。少なく
とも15種類のウレアプラズマ・ウレアリティクム血清
型が存在する。血清型、罹患率値、及びウレアプラズマ
の病原学に寄与する他の因子の組み合わせは現在のとこ
ろ全く知られていない。ウレアプラズマ・ウレアリティ
クム検出のための特異的なプローブの設計及び製造に関
する方法を記載することは本発明の一つの側面である。
【0007】上述したようなもののマイコプラズマは栄
養条件のめんどうな生物であり、ペプトン、イースト抽
出物、高価な動物血清、及びステロールを含有する複雑
な培養培地を必要とする。増殖は比較的緩慢であり、大
多数の細菌に比べて低い細胞密度にしか達しない。更
に、細胞増殖用の大気条件として二酸化炭素の添加を必
用とする。これらの理由から、多くの臨床研究室ではマ
イコプラズマの培養物の単離を行うことができず、その
ためこれらの重要な病原性細菌の存在を真に診断するこ
とができないままとなっている。マイコプラズマが細胞
壁を欠損しているため、細胞壁を標的とするペニシリン
等の抗生物質は抗マイコプラズマ活性を有さない。その
結果、医師にとって、特に臨床的兆候が前兆となる場合
には、これらの細菌の1種類以上のものの存在の診断を
下すこと、そして適切な抗生物質を処方することが重要
である。
【0008】リボソームは全ての生物にとって非常に重
要である。リボソームは、遺伝子情報を、生命の主要な
構造的かつ触媒的要素である細胞内蛋白質へと翻訳する
唯一の既知の手段として働く。全ての細胞がリボゾーム
を有していることが観察されるということがこの重要性
の明確な証拠である。
【0009】細菌のリボソームは3つの特有なRNA分
子を含んでおり、少なくとも大腸菌(Escheric
hia coli)においては、それらは5S、16
S、及び23S rRNAとして引用される。真核生物
内では、4つの特有なrRNA種が存在し、一般的には
5S、18S、28S、及び5.8Sとして引用され
る。これらの名称は、歴史的にはそれらの沈降係数によ
り決定されたRNA分子の大きさに関連している。しか
し、実際にはリボソームRNAは生物間で大きさがかな
り異なっている。それにもかかわらず、マイコプラズマ
を含む任意の細菌内の相同なRNA分子に対する一般的
名称として5S、16S、及び23S rRNAが通例
として用いられており、この慣習を本明細書中において
も継続させている。本発明のプローブは、生殖器マイコ
プラズマの16S及び23S rRNA分子を標的とす
る。
【0010】ハイブリッド形成は、核酸の塩基は互いに
対を成すことができるということに関与する明白な法則
に従い、適切な反応条件下において、2つの部分的もし
くは完全に相補的な核酸の鎖を逆平行方向(一つは5’
から3’方向に向かい、他のものは3’から5’に向か
う)において結合させ、特異的かつ安定な水素結合を有
する二重鎖の核酸を形成させる過程である。
【0011】本明細書中で使用されるように、プローブ
とは、ハイブリッド形成条件下特異的かつ優先的に標的
核酸配列とハイブリッド形成をするのを可能にするよう
な特異的な核酸配列を、設計もしくは選択により含んで
いる、合成もしくは生物学的に産生される核酸(DNA
もしくはRNA)を示す。用語「優先的に」というのは
相対的な意味で用いられており、同一条件下であるハイ
ブリッド形成反応産物が他のものよりも安定である。い
くつかの条件下では、1つのハイブリッド形成反応生成
物がある標的に関して作成されるだろうが、他の結合可
能な相手に関しては作成されないだろう。それらのハイ
ブリッド形成特性に加え、プローブはまた、特別なアッ
セイ条件下においてそれらの適切または至適な機能に関
連するある種の構成要素を含んでいても良い。例えば、
プローブは、修正を加えて、ヌクレアーゼ消化に対する
それらの耐性を改良し(例えば、末端修飾により)、検
出リガンド(例えば、蛍光物質、ビオチン等)を付加
し、検出を容易にし(例えば、化学ルミネセンス用蛍光
性物質及び放射性物質)、あるいは、固体の支持体上へ
のそれらの捕捉を容易にしても良い(例えば、ホモポリ
マーでできた「尾部」を用いて)。このような修正は、
ハイブリッド形成アッセイ中の標的及び非標的生物間を
有用に区別する能力であるその基本的なプローブ機能を
基に入念に作り上げられる。
【0012】統計学的には最低10ヌクレオチドが、特
異性を獲得し、かつ安定なハイブリッド形成産物を形成
させるためには必要である。最高250ヌクレオチドと
は、反応パラメーターを不適合な組み合わせの配列及び
優先的的なハイブリッド形成を決定するために調整する
ことができる配列の上限を意味する。
【0013】ハイブリッド形成条件は、プローブ/標的
二本鎖(duplex)の塩基組成並びに2種類の核酸
間の不適合な組み合わせのレベル及びジオメトリーによ
り限定される。10から250塩基の核酸のための標準
的なハイブリッド形成条件は、1.08M塩化ナトリウ
ム、60mMリン酸ナトリウム、及び6mMエチレンジ
アミン四酢酸(pH7.4)の存在下において温度約6
0℃である。
【0014】通常調整される反応パラメーターは、ハイ
ブリッド形成溶液中に存在するイオン種の濃度及び種
類、存在する変性剤の種類及び濃度、及びハイブリッド
形成の温度を含む。一般的には、安定なハイブリッドを
形成する目的であれば、ハイブリッド形成条件がより緊
縮的になればなるほどより長いプローブが望ましい。当
然の結果として、ハイブリッド形成が行われる条件の緊
縮度(例えば、行われるアッセイの種類に基づく)によ
り、使用されるべき望ましいプローブのある特性が定め
られる。そのような関係は、当業者にとってよく理解で
き、また容易に操作することができる。
【0015】Kohne他(Biophysical
Journal 8巻、1104ー1118、1968
年)は、rRNA配列に対するプローブの調製方法につ
いて論じている。しかしながらKohne他は、3種類
の生殖器マイコプラズマ検出のためのプローブ作成に必
要な技術を提供していない。
【0016】Pace及びCampbell(Jour
nal of Bacteriology 107巻、
543ー547、1971年)は、異なるバクテリア種
由来のリボソームのリボ核酸の相同性、及びそのような
相同性のレベルを定量化するためのハイブリッド形成法
について論じている。同様に、Sogin、Sogin
及びWoese(Journaof Molecu
lar Evolution 1巻、173ー184、
1972年)は、系統発生的な関連性を評価するため
に、様々なリボソームRNA分子の一次構造決定法を用
いることの理論的及び実際的な見地を論じている。Fo
x、Pechman及びWoese(Internat
ional Journal of Systemat
ic Bacteriology 27巻、44−5
7、1977年)は、原核生物の分類に対する手掛かり
として16SのリボソームRNAの系統発生的な比較目
録作成について論じている。個別に、あるいは共同で、
Kohne他、Pace及びCampbell、Sog
in、Sogin及びWoese、及びFox、Pec
hman及びWoeseは、生殖器マイコプラズマの存
在及び量を検出するアッセイにおいて有効な特異的プロ
ーブを提供していない。
【0017】Hogan他(国際特許出願、公開番号
WO 88/03957)は、マイコプラズマ・ニュー
モニエの特異的検出用の5種類のプローブについて記載
している。しかしながら、Hogan他は、特異的な3
種類の生殖器マイコプラズマ種に対するプローブについ
ては記載していない。
【0018】Woese、Maniloff、Zabl
en(Proc. Natl. Acad. Sci.
USA 77巻、1980年)は、選択したマイコプ
ラズマの16S rRNAの部分配列を調査し、マイコ
プラズマ配列の「記号」の概念を定めている。しかしな
がら、Woese他は、プローブの設計技法を教示して
いない。Woese他は、マイコプラズマ・ジェニタリ
ウム、マイコプラズマ・ホミニスまたはウレアプラズマ
・ウレアリティクムについて論じていない。
【0019】Rogers他(Proc. Natl.
Acad. Sci. USA、82巻、1985
年)は、5S rRNAの配列について論じている。し
かしRogers他は、プローブ設計の技法について教
示していない。Rogers他は、マイコプラズマ・ジ
ェニタリウムもしくはマイコプラズマ・ホミニスについ
て記載していない。
【0020】Weisburg他(Jnl. Bact
eriology、171巻、1989年)は、ウレア
プラズマ・ウレアリティクム及びマイコプラズマ・ホミ
ニスの16S rRNA配列について論じている。しか
しWeisburg他は、マイコプラズマプローブの設
計について論じていないし、また教示していない。
【0021】Hyman他(Hyman他、Jnl.
Clin. Micro.、25巻、1987年)及び
Jensen他(Jensen他、Jnl. Cli
n.Micro.、29巻、1991年)は、ポリメラ
ーゼ連鎖反応(PCR)を利用するマイコプラズマ・ジ
ェニタリウムの検出について論じている。両方の論文と
も、マイコプラズマrRNAもしくはrDNAの配列の
利用に関する非PCR的アッセイについて教示していな
い。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、核酸組成物及
び組成物のセット、及びマイコプラズマ・ホミニス、ウ
レアプラズマ・ウレアリティクム、及びマイコプラズマ
・ジェニタリウムの特異的な検出もしくは同定のための
それらの使用に関する方法を特徴とする。本発明の一つ
の実施態様は、ヒトにおける非マイコプラズマ性細菌の
rRNAもしくはrDNAに対してよりもヒトの尿管及
び生殖器領域に関与する病原性マイコプラズマ細菌のr
RNAもしくはrDNAに対して優先的にハイブリッド
形成することができる約10から250のヌクレオチド
を有する、組成物としての核酸を特徴とする。この核酸
組成物は、マイコプラズマ・ホミニス、ウレアプラズマ
・ウレアリティクム及びマイコプラズマ・ジェニタリウ
ムを検出するために有効である。
【0023】この核酸組成物は、マイコプラズマ・ホミ
ニスの16Sr RNAの位置50から100、425
から485、もしくは1100から1150、ウレアプ
ラズマ・ウレアリティクムの16S rRNAの位置5
0から100、150から250、425から485、
800から850、1090から1160、及び122
0から1260、マイコプラズマ・ジェニタリウムの1
6S rRNAの位置1110から1160、マイコプ
ラズマ・ジェニタリウムの23S rRNAの位置26
0から330、1590から1630、及び1850か
ら1900から成る領域の群から選択されるrRNAも
しくはrDNA領域に対して、相補的若しくは相同であ
る。かかる番号表示はRNA分子の5’末端から数えた
ヌクレオチドの位置であり、当業者には慣用的に知られ
ている。
【0024】この核酸組成物が、プローブ2262、2
256、2246、2218、2271、2220、2
259、2227、2335、2337、2334、2
336、2191、2228及び2260から成る群か
ら選択される核酸配列内の任意の連続する10ヌクレオ
チドを含む配列の少なくとも90%に対して相補的であ
ることが望ましい。
【0025】本発明の他の実施態様は、プローブ226
2、2256、2246、2218、2271、222
0、2259、2227、2335、2337、233
4、2336、2191、2228及び2260から成
る群から選択される配列内の任意の連続する10ヌクレ
オチド含む配列の少なくとも90%と相同である核酸を
含む。
【0026】本発明の一つの実施態様は、製造物品とし
ての、少なくとも2種類の核酸組成物のセットを特徴と
する。各核酸組成物は約10から250ヌクレオチドを
有し、マイコプラズマ・ホミニス、ウレアプラズマ・ウ
レアリティクム及びマイコプラズマ・ジェニタリウムの
rRNAもしくはrDMAに対して優先的にハイブリッ
ド形成することができる。各核酸は、2262、225
6、2246、2218、2271、2220、225
9、2227、2335、2337、2334、233
6、2191、2228及び2260から成るプローブ
により定義される群から選択される配列内の任意の連続
する10ヌクレオチドを含む配列の少なくとも90%に
対して相補的若しくは相同である。
【0027】ウレアプラズマ・ウレアリティクムの検出
に適するプローブセットは、プローブ2262とプロー
ブ2256;プローブ2246とプローブ2218;プ
ローブ2259とプローブ2271;プローブ2271
とプローブ2220;及びそれらの相補体を含有する。
【0028】マイコプラズマ・ホミニスの検出に適する
プローブセットは、プローブ2191とプローブ222
8;プローブ2228とプローブ2260;プローブ2
191とプローブ2260;及びそれらの相補体を含有
する。
【0029】マイコプラズマ・ジェニタリウムの検出に
適するプローブセットは、プローブ2227とプローブ
2219;プローブ2335とプローブ2337;プロ
ーブ2335とプローブ2334;プローブ2334と
プローブ2336;及びそれらの相補体を含有する。プ
ローブ2227及びプローブ2219は、16Sのリボ
ソームサブユニットのrRNAとハイブリッド形成する
ことができる。プローブ2335とプローブ2337;
プローブ2335とプローブ2334;プローブ233
4とプローブ2336のプローブセットは、23Sのリ
ボソームサブユニットとハイブリッド形成することがで
きる。
【0030】本発明の実施態様はまた、マイコプラズマ
・ホミニス、ウレアプラズマ・ウレアリティクム及びマ
イコプラズマ・ジェニタリウムの検出に関する方法に関
する。この方法は、マイコプラズマを含むと考えられる
試料を、マイコプラズマ・ホミニス、ウレアプラズマ・
ウレアリティクム及びマイコプラズマ・ジェニタリウム
のrRNAもしくはrDNAに対して優先的にハイブリ
ッド形成することができる10から250ヌクレオチド
を有する核酸組成物の少なくとも1種類のものに接触さ
せることを含む。これらの塩基配列は、核酸組成物をハ
イブリッド形成させる条件下において、マイコプラズマ
生物のrRNAもしくはrDNAに対して優先的にハイ
ブリッド形成する。試料に対してハイブリッド形成条件
を賦課すると、標的存在下ではハイブリッド形成産物が
形成される。ハイブリッド形成産物の検出は、マイコプ
ラズマが存在することを示す。
【0031】本発明の方法は、2219、2262、2
256、2246、2218、2271、2220、2
259、2227、2335、2337、2334、2
336、2191、2228及び2260から成るプロ
ーブにより定義される群から選択される配列内の10ヌ
クレオチド配列の少なくとも90%と相補的若しくは相
同である核酸組成物を特徴とする。
【0032】本発明の実施態様はまた、第1の核酸組成
物及び第2の核酸組成物を用いる方法を特徴とする。異
なる配列の各組成物であって、そして各々は、221
9、2262、2256、2246、2218、227
1、2220、2259、2227、2335、233
7、2334、2336、2191、2228及び22
60から成るプローブにより定義される配列の群のなか
の10個の核酸の少なくとも90%に対して相補的若し
くは相同である。各セットの配列は、プローブ2262
とプローブ2256;プローブ2246とプローブ22
18;プローブ2259とプローブ2271;プロ−ブ
2271とプローブ2220;プローブ2191とプロ
ーブ2228;プローブ2228とプローブ2260;
プロ−ブ2191とプローブ2260;プロ−ブ222
7とプローブ2219;プローブ2335とプローブ2
337;プローブ2335とプローブ2334;及びプ
ローブ2334とプローブ2336、であることが好ま
しい。
【0033】当業者は、本発明のプローブ組成物は、生
物マイコプラズマ・ホミニス、ウレアプラズマ・ウレア
リティクム及びマイコプラズマ・ジェニタリウムのうち
の1種類以上の存在を検出するためのキットとしてのそ
れらの使用のための適切な指導書と一緒に包装すること
ができるということを認識するであろう。
【0034】核酸組成物及び本発明の方法は、綿棒で採
取した生殖器の分泌液(genital swab
s)、生殖器の洗浄液、喀痰、綿棒で採取した咽喉の分
泌液(throat swabs)、血液、尿、脳脊髄
液、皮膚、生検、唾液、滑液、気管支洗浄液、気管支洗
浄液等の臨床的試料、あるいは、ヒト患者もしくは獣医
学的実験材料由来の他の組織もしくは液体試料における
非淋菌性尿道炎、敗血性流産、骨盤内炎症性疾患、産褥
敗血症熱の3種類の仮説的な原因学的作用因子の特異的
検出のための核酸ハイブリッド形成アッセイのための基
礎を提供する。本発明の核酸組成物はまた、液体もしく
は半固体のインビトロ培養物中の生殖器マイコプラズマ
の存在の検証のための基礎を形成する。
【0035】本発明の実施態様は、rRNAに対してハ
イブリッド形成することができる核酸を特徴とする。リ
ボソームRNAは細胞質容量の重要な成分を構成する。
細胞質リボソームの成分の概算量は異なるものの、活発
に増殖している細菌細胞は、細胞当たり最高で10,0
00のリボソームを含有している可能性があり、そのた
めリボソーム内では1:1:1の化学量論的な比率で各
rRNAの10,000コピーが存在する。それと比較
すると、遺伝子ないしはそのRNA転写物等、他の種類
の細胞質標的分子としての可能性があるものは、存在量
が非常に少ないという理由からあまり理想的ではない。
しかしながら、マイコプラズマ種と識別したいと願う多
数の生物が非常に近似しているために、マイコプラズマ
・ホミニス、ウレアプラズマ・ウレアリティクム及びマ
イコプアズマ・ジェニタリウムのrRNA及びrDNA
に対して優先的にハイブリッド形成する核酸組成物を実
際に作ることができるかどうかについて確証はない。
【0036】生殖器マイコプラズマ単離物の検出に関す
る本発明のプローブの驚くべき包括的かつ排他的特性を
用いることによって、これらの種間あるいは他の細菌分
類群(記載したもの以外)に対しての交差反応を必ずし
も引き起こさないようなプローブを作成することができ
たという発見は、予想外であり推測外のことであった。
【0037】本発明の原理及び態様は、後掲の表および
図を参照することにより、より深く理解されるであろ
う:なお、表1はプローブの物理的構造を記載してお
り、表2、3、4及び5は表項目にある臨床面及び環境
面で代表的なマイコプラズマ種に対するプローブのハイ
ブリッド形成反応性を示し、表6はマイコプラズマ・ホ
ミニス、ウレアプラズマ・ウレアリティクム及びマイコ
プラズマ・ジェニタリウムの16S rRNA配列並び
にマイコプラズマ・ジェニタリウムの16S rRNA
配列を説明する。また、図1は二重プローブ捕捉/検出
アッセイを図式的に表したものである。
【0038】発明の詳細な説明及びベスト・モード 本発明の好ましい実施態様は、マイコプラズマ・ホミニ
ス、ウレアプラズマ・ウレアリティクム及びマイコプラ
ズマ・ジェニタリウムに対するプローブとして特有な有
用性を有する核酸組成物に関してじられる。詳細な論議
によって、プローブの作成法、ドットブロット分析、サ
ンドウィッチハイブリッド形成アッセイ、機器的ハイブ
リッド形成及び増幅化が特徴づけられるだろう。
【0039】I.プロ−ブ作成法 本発明のプローブ作成において採られた最初の工程は、
所望の感度を有する特異的核酸プローブのために標的部
位として働くことができる16S rRNA及び23S
rRNAの領域の同定を含んだ。所望の感度を得るた
めに、マイコプラズマ・ホミニス、ウレアプラズマ・ウ
レアリティクム及びマイコプラズマ・ジェニタリウムに
対して特有なプローブ標的の探索を始めた。
【0040】マイコプラズマの16S及び23SrRN
A配列の正確な配列線(alignment)が展開
(develop)された。マイコプラズマ・ジェニタ
リウム由来の本質的に完全な16S rRNA及び23
S rRNA配列が決定された。ウレアプラズマ・ウレ
アリティクム及びマイコプラズマ・ホミニス由来の16
Sr RNA配列は、Weisburg他(Journ
al of Bactreioloby、171巻、1
989年)及びGENBANK受託番号M23935及
びM24473を通じて入手可能である。
【0041】マイコプラズマ・ジェニタリウム由来のヌ
クレオチド配列は、プローブ設計に関する当業者には良
く知られている標準的な研究室用の方法により決定され
た。実施例により、16SrDNA及び23SrDNA
由来のポリメラーゼ連鎖反応生産物を制限酵素消化した
プラスミドベクター内につなぎ入れることにより作成し
たプラスミドクローンから、その配列を決定することが
できる。
【0042】マイコプラズマの配列を、興味ある変化の
領域を同定するために、他のマイコプラズマ及び非マイ
コプラズマのリボソームRNA配列の相同な配列と一緒
に直線にして並べた。興味ある変化が現れている領域
が、表1の各プローブの配列図で同定される。
【0043】
【表1】 マイコプラズマ・ホミニス、マイコプラズマ・ジェニタ
リウム及びウレアプラズマ・ウレアリティクムの標的配
列を考慮することに加え、他のマイコプラズマ及び生殖
器に関連する他の病原性生物をハブリッド形成から排除
することも考慮した。プローブ領域を、以下に示す生物
(GenBank受託番号は、Weisburg他、J
ul. Bacterioloby、171巻、198
9年、に示されている)の16S rRNA配列と比較
した:マイコプラズマ・アガラクティエ(agal
actiae)、マイコプラズマ・アルギニーニ(
arginini)、マイコプラズマ・アルスリティデ
ィス(arthritidis)、マイコプラズマ
・ボビゲニタリウム(bovigenitaliu
)、マイコプラズマ・カリフォルニクム(cal
ifornicum)、マイコプラズマ・カプリコルム
capricolum)、マイコプラズマ・エリ
クニエ(ellychniae)、マイコプラズマ
・メラロイクム(melaleucum)、マイコ
プラズマ・フェルメンタンス(fermentan
)、マイコプラズマ・ガリセプティクム(gal
lisepticum)、マイコプラズマ・ヒヨニュー
モニエ(hyopneumoniae)、マイコプ
ラズマ・ヒヨリニス(hyorhinis)、マイ
コプラズマ・アイオエ(iowae)、マイコプラ
ズマ・リポフィラム(lipophilum)、マ
イコプラズマ・モービレ(mobile)、マイコ
プラズマ・ムーリス(muris)、マイコプラズ
マ・マイコイデス(mycoides)、マイコプ
ラズマ・ノイロリティクム(neurolytic
um)、マイコプラズマ・オーラレ(oral
)、マイコプラズマ・ピーラム(pirum)、
マイコプラズマ・ニューモニエ(pneumoni
ae)、マイコプラズマ・パルモニス(pulmo
nis)、マイコプラズマ・プトレファキエンス(
putrefaciens)、マイコプラズマ・サリバ
リウム(salivarium)、マイコプラズマ
・スアルビ(sualvi)、10種類のスピロプ
ラズマ(Spiroplasma)種の配列、4種類の
アコレプラズマ(Acholeplasma)種の配
列、4種類のアネロプラズマ(Anaeroplasm
)種の配列、及び1種類のアステロレプラズマ(As
teroleplasma)の配列。
【0044】生殖器に関する病的状態の類似する型を引
き起こす可能性がある他の微生物を考慮するために、数
種のカンジダ(Candida)イースト、ネイセリア
・ゴノローエ(Neisseria gonorrho
eae)、キラミジア・トラコマティス(Chlamy
dia trachomatis)、トレポネーマ・パ
リダム(Treponema pallidum)及び
かなりの数の他種に由来するrRNA配列が利用された
が、これらの大多数はGenBank等の配列コンピレ
ーション(compilation)から入手可能であ
る。当業者は、プローブとしての該配列を、同様に他の
生物のものと比較することができるということを認識す
るだろう。
【0045】設計され、合成され、テストされた16種
類のプローブが表1に記載されている。あるプローブ、
すなわちプローブ2219は、「マイコプラズマ・ニュ
ーモニエに関する核酸プローブ」と題された同時に特許
出願中の米国特許No.673,686の標題物質であ
る。7種類のプローブがウレアプラズマ・ウレアリティ
クムの16S rRNAに対して興味ある特異性を示
す。3種類のプローブがマイコプラズマ・ホミニスの1
6SrRNAに対して興味ある特異性を示す。1種類の
プローブがマイコプラズマ・ジェニタリウムの16S
rRNAに対して興味ある特異性を示す。4種類のプロ
ーブがマイコプラズマ・ジェニタリウムの23S rR
NAに対して興味ある特異性を示す。マイコプラズマ・
ジェニタリウム及びマイコプラズマ・ニューモニエの両
方を認識するプローブについては、発明の権利者がWe
isburg及びPelletierで、本出願と同時
に提出された特許出願中に記載されている。
【0046】プローブの説明 プローブ選択法により、臨床的あるいは他の試料におけ
る生殖器マイコプラズマに対するハイブリッド形成につ
いて有効な16種類の核酸組成物が産生された。ある型
のプローブの特異的挙動は、表2、3、4及び5に記載
されている。
【0047】
【表2】
【表3】
【表4】
【表5】 ここで当該表について言及すると、マイコプラズマ・ジ
ェニタリウムの3種類の代表的な株は、国立アレルギー
・感染性疾患研究所のマイコプラズ部門(Nation
al Institute of Allergy a
nd Infectious Disease’s M
ycoplasma Section)により選択され
たものを表す。5種類の代表的なマイコプラスマ・ホミ
ニス株及びウレアプラズマ・ウレアリティクムの15種
総ての血清種は、バーミンガム(Bermingha
m)のアラバマ大学(University of A
labama)のマイコプラズマ・コレクションからの
代表的な収集株である。バクテリアの追加的な株及び幾
種かの真菌類を、既知のバクテリア分類群の幅広さを表
すために表項目に加えた。
【0048】種の特異的な株は、精製され変性されたR
NAを膜へ移し、それにプローブハイブリッド形成を行
うことによってよって表わされる。当業者に良く知られ
ている標準的な方法及び化学的手段によりプローブを合
成し、32Pラベルし、60℃における標準的な条件下で
表項目に記載されている株に対してハイブリッド形成を
行い、オートラジオグラフィーで定量した。
【0049】表2において、ハイブリッド形成は「+」
または「−」のいずれかとして表示される。陽性のハイ
ブリッド形成は、3時間の露光の後のオートラジオグラ
フィーでのシグナルの検出に基づいて測定する。ウレア
プラズマ・ウレアリティクムの培養はミリリットルあた
り百万(細胞)以上の密度になることがほとんどないた
め、この表項目のプローブはこのような方法で測定し
た。ウレアプラズマ・ウレアリティクム標的に対するウ
レアプラズマのプローブのハイブリッド形成により生成
されたシグナルを標準化するために、ハイブリッド形成
シグナルを全てのバクテリア種に対してハイブリッド形
成するとして知られているプローブ(同時に特許出願中
の米国特許359,158;プローブ1660)のシグ
ナルと比較した。プローブ1660からのシグナルが非
常に弱い場合も、候補となっているウレアプラズマのプ
ローブのシグナルをそれに従って「標準化」した。対照
プローブであるプローブ1660に対して同等なシグナ
ルを得るために各株に対してスポットする核酸量を調整
してある場合には、ウレアプラズマ・ウレアリティクム
の「+」表示の全ては、従って、「+++」もしくは
「++++」であるとみなされるだろう。
【0050】表3、4及び5において、「++++」は
3時間の露光後の最強のハイブリッド形成シグナルを表
し、やや弱いシグナルを「+++」で表示し、「++」
へと弱くなり、後に「+」となり、「+−」は事実上は
シグナル無しと同様であり、「−」は標的に対するプロ
ーブのハイブリッド形成が示されないことを表示する。
【0051】前述のプローブの特異的挙動は、それらを
使用するアッセイ型に大いに依存する。逆に言えば、ア
ッセイ型により特定のプローブのある最適な特性が示さ
れる。本発明のプローブの「本質」は、選ばれたプロー
ブ中の特異的なヌクレオチド鎖に対して限定されるとし
て解釈されるものではない。例えば、これらの独自のオ
リゴヌクレオチドの長さは、ドット−ブロットアッセイ
及びサンドイッチアッセイ中での使用のために最適化さ
れた。プローブの最適な長さは、選択されたハイブリッ
ド形成条件の緊縮度の関数となり、そのため本明細書文
中に開示されているプローブの長さはそれに応じて変化
させても良いということは、当業者にとってよく知られ
ていることである。通常、安定性を確保し、充分な排他
性及び包括性を得るために、プローブ配列は少なくとも
10個のヌクレオチドを含む。プローブ配列が250個
のヌクレオチドを越えることは殆ど無い。核酸が長くな
るほど、必要な排他性及び包括性を得るように制御する
ことが困難になる。
【0052】1種類超のプローブを含むセットについて
考慮した場合、プローブを使用するどのような特定の型
式においても全てのプローブが矛盾なく挙動するのが望
ましい。そのため、特定のプローブの正確な長さは、そ
の特定の意図される使用をある程度反映するだろう。
【0053】本発明の核酸は、オリゴヌクレオチドプロ
ーブとして使用され得る、または、リボ核酸もしくはデ
オキシリボ核酸のいずれかのものより長いポリヌクレオ
チド内に挿入可能であると思われる配列を制限する。本
明細書中に記載されているプローブ配列に対して相補的
な配列は、rRNA遺伝子に対するプローブとして使用
することが可能である。好ましいプローブ配列もしくは
それらの相補体を、ポリメラーゼ連鎖反応、配列決定あ
るいはその他の適用例に対する鎖伸長開始物質として用
いることができる。
【0054】プローブの物理的説明は、組み込まれてい
る表1及び2を引用することによって確かめることがで
きる。ヌクレオチドに対する略称、G、A、C及びT、
並びに5’及び3’により表示されるポラリティ(po
larity)は、当業者には良く知られた標準的な名
称である。
【0055】好ましいプローブの実験的特異性は、実施
例1に記載するように、表2、3、4及び5に要約して
ある。特異性とは実験上のものであり、先に述べたよう
に、プローブを使用する型式に依存する。
【0056】
【実施例】
実施例1. プローブのハイブリッド形成反応のドット
−ブロット分析 良く知られている方法によると、ドット・ブロット分析
は、この目的のために特に商業的に入手可能な、ニトロ
セルロース、ナイロンもしくは他の誘導化膜等のフィル
ター上への1種類の核酸もしくは核酸集団の固定を含
む。DNAもしくはRNAのいずれかは、このようなフ
ィルター上に容易に固定することができ、その後、多数
の条件(例えば、緊縮度)下において、ヌクレオチド配
列もしくはかかるプローブでプローブ反応を行うか、あ
るいは、ハイブリッド形成に関するテストを行うことが
できる。緊縮条件下では、そのヌクレオチド配列が標的
に対してかなり高い相補性を有するプローブは、相補性
をあまり含まないプローブよりは高いレベルのハイブリ
ッド形成を示す。
【0057】本発明の核酸配列を、ドット−ブロット型
式においてテストした。記載してあるように、ウレアプ
ラズマを除いては、フェノール抽出及びエタノール沈澱
により精製した100ナノグラムのRNAを変性させ、
ナイロン膜上にスポットした。プローブは、オリゴヌク
レオチドの5’端に対する32P部分を添加して同位元素
ラベルした。プローブのハイブリッド形成は、60℃に
おける、1.08M塩化ナトリウム、60mMリン酸ナ
トリウム、及び6mMエチレンジアミンの存在下におい
て反応を行った。ハイブリッド形成しなかったプローブ
を、ハイブリッド形成条件の1/3の塩濃度で洗浄して
除去した。フィルターをX線フィルムに対して露光し、
ハイブリッド形成シグナルの強度を3時間の露光の後測
定した。表2、3、4及び5では、本実施例で使用した
プローブの反応を要約し、かつ先に要約した特異性を示
す。
【0058】実施例2. 2重プローブのハイブリッド
形成 本発明のある実施態様は、「サンドイッチ」ハイブリッ
ド形成機構におけるプローブの使用を含む。ここで図1
を見てみると、サンドイッチハイブリッド形成機構は、
捕捉プローブ12と検出プローブ13を使用している。
捕捉プローブ12は、高い標的特異性を有するプローブ
配列に対してホモポリマーでできている3’末端部分を
付加することにより製造された2重機能性のポリヌクレ
オチドである。次にこの尾部が、ガラスビーズもしくは
フィルターディスクのような固体支持体10上で相補的
ホモポリマー11に対してハイブリッド形成する。捕捉
プローブ12の、その標的15、この場合にはマイコプ
ラズマrRNAである、に対するハイブリッド形成によ
り、固体支持体10上で標的・プローブ複合体が形成さ
れる。検出プローブ13はある程度の特異性を有して標
的に対して結合することができ、これが放射活性、蛍光
物質、ケミルミネッセンス、発色及びその類いのものに
依存する検出機構の一部を成す。検出プローブ13は、
完全なハイブリッド形成複合体の存在を表示する検出部
分14を有する。検出プローブ13は、RNA配列とし
て、Kramer及びLizardi(Nature、
339巻、1989年)により記載されている増幅化が
可能なQ−ベーター中間変異株内へ取り込ませることが
潜在的に可能であろう。
【0059】実施例3. 生殖器マイコプラズマ感染の
臨床診断 綿棒で採取した分泌物、尿、または洗浄液のような臨床
試料に、全ての核酸含有物を遊離させるための処理を行
う。切断されたマイコプラズマを含有するその試料を、
グアニジニウム イソチオシアネートのようなカオトロ
ピックなバッファー中で、実施例2と同様に、捕捉プロ
ーブ、検出プローブ、及びオリゴ−チミジンでデリバタ
イズされている(derivatized)磁石粒ビー
ズの存在下でインキュベートする。
【0060】標的分子、すなわちマイコプラズマ・ジェ
ニタリウムの16Sもしくは23SrRNA、ウレアプ
ラズマ・ウレアリティクムの16S rRNA、または
マイコプラズマ・ホミニスの16S rRNAが(どの
プローブセットを使用するかに依存する)存在する場合
には、ビーズ+捕捉プローブ+標的+検出プローブのハ
イブリッド形成複合体が、図1に示されるように形成さ
れる。反応用試験管の底付近に磁石を存在させることに
より、ハイブリッド形成複合体を保有する磁性粒子を試
験管の側面に吸着させることができ、試料マトリック
ス、非結合のプローブ等を除去することができるだろ
う。ビーズ+プローブ+標的複合体の再水和及び変性を
繰り返すことにより、バックグラウンド値をかなり低減
することができるだろう(米国特許922,155、C
ollins、1986年、に記載)。本実施例におい
て、最終検出は、ビーズを膜上にスポットし、そしてオ
ートラジオグラフィーによってアッセイしてもよい。あ
るいは、検出プローブは実施例2で記載したように増幅
可能な中間変異プローブであってもよい。
【0061】この特別なアッセイのためには、以下の捕
捉及び検出プローブが好適な組の例である: (1) ウレアプラズマ・ウレアリティクム 16S rRNA プローブ2262+プローブ2256 プローブ2246+プローブ2218 プローブ2259+プローブ2271 プローブ2271+プローブ2220 (2) マイコプラズマ・ホミニス 16S rRNA プローブ2191+プローブ2228 プローブ2228+プローブ2260 プローブ2191+プローブ2260 (3) マイコプラズマ・ジェニタリウム 16S rRNA プローブ2227+プローブ2219 (4) マイコプラズマ・ジェニタリウム 23S rRNA プロ−ブ2335+プローブ2337 プローブ2335+プローブ2334 プローブ2334+プローブ2336 実施例4. マイコプラズマrDNAのポリメラーゼ連
鎖反応増幅を用いるヒト試料からのマイコプラズマ・ホ
ミニス、マイコプラズマ・ジェニタリウム、またはウレ
アプラズマ・ウレアリティクム感染の臨床診断 試料処理法は、DNAを回収するように設計されてい
る。本明細書中に記載されているプローブのうちの一つ
を、本明細書中に記載されているプローブの一つに対し
て逆平行な相補体と結合させるのに用い、マイコプラズ
マのrRNAをコードするマイコプラズマ・ジェニタリ
ウム、マイコプラズマ・ホミニス、ウレアプラズマ・ウ
レアリティクムのセグメントを、ポリメラーゼ連鎖反応
において酵素を用いて増幅する。結果として得られる物
質を、その後、本明細書中に記載してあるプローブを用
いて「サンドイッチ」ハイブリッド形成法(実施例2)
でアッセイすることができる。ポリメラーゼ連鎖反応
は、それ自体、本明細書中に記載のプローブ/プライマ
ーを使用することによって非常に特異的なものとするこ
とができ、あるいは、同時に特許出願中の米国特許35
9,158で記載したようなプローブを用いて、該反応
をよりより一般的なものとすることができ、そしてその
後、実施例2に記載したように生殖器マイコプラズマと
して増幅化した生産物を同定する。
【0062】実施例5. 細胞学的染色としてのイン・
サイチュー(in situ)ハイブリッド形成法 本発明のプローブは、細胞学的染色用試薬として用いて
も良い。例えば、綿棒で採取した生殖器の分泌液(ge
nital swab)を顕微鏡スライド上に載せる。
適当に固定化及び溶菌させた後、原位置(イン・サイチ
ュー)でプローブのハイブリッド形成を行う。本実施例
では、プローブ2227、2260及び2271を蛍光
物質でラベルすることにより標本中でマイコプラズマを
可視化することができ、そして蛍光顕微鏡を用いてスラ
イドを検査し、小さな蛍光性の物体を探す。
【0063】実施例6. 培養を伴う仮定的マイコプラ
ズマ種同定の確認 マイコプラズマ・ホミニス、マイコプラズマ・ジェニタ
リウム、もしくはウレアプラズマ・ウレアリティクムの
ための標準的な培養段階に続いて、例えばH−アガロー
スプレート、SP−6ブイヨン、10Bブイヨン、もし
くはA8アガロース上で、実施例2及び3で記載された
サンドイッチハイブリッド形成アッセイを用いて、生殖
器マイコプラズマのうちの1種類の存在のために、コロ
ニーまたは液体培養をテストする。純粋培養は必要でな
い。
【0064】このように、本発明は、マイコプラズマ・
ホミニス、ウレアプラズマ・ウレアリティクム及びマイ
コプラズマ・ジェニタリウムの存在の検出に使用するの
に適した核酸配列を特徴とする。これらの生物のうちの
1種類のものの存在について試料をテストするために必
要なプローブ、試薬及び組成物は、適切な容器に詰めて
キットに仕立てることができるということを、当業者な
ら容易に認識するであろう。キットのこのようなプロー
ブ、試薬及び組成物を、先に特定した生物のうちの1種
類以上のものについて試料をテストするのに使用される
であろう。
【0065】本発明の好ましい実施態様が説明され記載
されてきたが、本発明は変形及び修正することができ、
そのため、記載された正確な詳細に限定されるのではな
く、特許請求の範囲内に属するそのような変化及び修正
を含むべきであるということが理解される。
【図面の簡単な説明】
【図1】2重プローブ捕捉/検出アッセイを模式的に表
した図である。
【符号の説明】
10 固体支持体 11 相補的ホモポリマー 12 捕捉プローブ 13 検出プローブ 14 検出部分 15 標的

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非マイコプラズマ細菌及びヒトのrRN
    AもしくはrDNAに対してよりもヒト尿路及び生殖器
    領域に関連する病原性マイコプラズマ細菌のrRNAも
    しくはrDNAに対して優先的にハイブリッド形成する
    ことができる約10から250のヌクレオチドを有す
    る、組成物としての核酸。
  2. 【請求項2】 当該マイコプラズマ細菌が、マイコプラ
    ズマ・ホミニス(Mycoplasma homini
    )、ウレアプラズマ・ウレアリティクム(Ureap
    lasma urealyticum)、及びマイコプ
    ラズマ・ジェニタリウム(Mycoplasma ge
    nitalium)である、請求項1に記載の核酸。
  3. 【請求項3】 核酸が、50から100、425から4
    85、1100から1150から成る位置の群から選択
    されるマイコプラズマ・ホミニスの16SrRNAもし
    くは16S rDNAの領域に対してハイブリッド形成
    することができる、請求項1に記載の核酸。
  4. 【請求項4】 核酸が、50から100、150から2
    50、425から485、800から850、1090
    から1160、及び1220から1260から成る位置
    の群から選択されるウレアプラズマ・ウレアリティクム
    の16S rRNAもしくは16S rDNAの領域に
    対してハイブリッド形成することができる、請求項1に
    記載の核酸。
  5. 【請求項5】 核酸が、1110から1160から成る
    位置の群から選択されるマイコプラズマ・ジェニタリウ
    ムの16S rRNAもしくは16S rDNAの領域
    に対してハイブリッド形成することができる、請求項1
    に記載の核酸。
  6. 【請求項6】 核酸が、260から330、1590か
    ら1630、及び、1850から1900から成る位置
    の群から選択されるマイコプラズマ・ジェニタリウムの
    16S rRNAもしくは23S rDNAの領域に対
    してハイブリッド形成することができる、請求項1に記
    載の核酸。
  7. 【請求項7】 当該核酸が、配列2262、2256、
    2246、2218、2271、2220、2259、
    2227、2335、2337、2334、2336、
    2191、2228及び2260から成る群から選択さ
    れる核酸配列を有する任意の連続する10ヌクレオチド
    を含む一つの配列の少なくとも90%に対して相補的で
    ある、請求項1に記載の核酸。
  8. 【請求項8】 当該核酸が、プローブ2262、225
    6、2246、2218、2271、2220、225
    9、2227、2335、2337、2334、233
    6、2191、2228、及び2260から成るプロー
    ブにより定義される配列の群から選択される任意の連続
    する10ヌクレオチドを含む一つの配列の少なくとも9
    0%に対して相同である、請求項1に記載の核酸。
  9. 【請求項9】 少なくとも2種類以上の核酸組成物のセ
    ットであって、各核酸組成物が、異なる配列組成物の約
    10から250ヌクレオチドを有し、非マイコプラズマ
    性細菌またはヒトのrRNAもしくはrDNAに対して
    よりもヒトの尿路及び生殖器領域に関与する病原性マイ
    コプラズマ細菌のrRNAもしくはrDNAに対して優
    先的にハイブリッド形成することができ、各核酸が、プ
    ローブ2262、2256、2246、2218、22
    71、2220、2259、2227、2335、23
    37、2334、2336、2191、2228及び2
    260により定義される配列の群から選択される任意の
    連続する10ヌクレオチドを含む一つの配列の少なくと
    も90%に対して相補的であるかあるいは相同であり、
    かつ当該残存核酸が残存配列から選択される、製造物品
    としての上記核酸組成物のセット。
  10. 【請求項10】 当該セットが、以下のプローブ、 プローブ2262とプローブ2256; プローブ2246とプローブ2218; プロ−ブ2259とプローブ2271; プローブ2271とプローブ2220;及びそれらの相
    補物により定義される核酸組成物セットの群から選択さ
    れ、当該セットがウレアプラズマ・ウレアリティクムを
    検出するためのものである、請求項9に記載の製造物
    品。
  11. 【請求項11】 当該セットが、以下のプローブ、 プローブ2191とプローブ2228; プローブ2228とプローブ2260; プローブ2191とプローブ2260;及びそれらの相
    補物により定義される核酸組成物セットの群から選択さ
    れ、当該セットがマイコプラズマ・ホミニスを検出する
    ためのものである、請求項9に記載の製造物品。
  12. 【請求項12】 当該セットが、以下のプローブ、 プローブ2227とプローブ2219、及びそれらの相
    補物により定義される核酸組成物セットの群から選択さ
    れ、当該セットがマイコプラズマ・ジェニタリウムを検
    出するためのものである、請求項9に記載の製造物品。
  13. 【請求項13】 当該セットが、以下のプローブ、 プローブ2335とプローブ2337; プロ−ブ2335とプローブ2334; プロ−ブ2334とプローブ2336;及びそれらの相
    補物により定義される核酸組成物セットの群から選択さ
    れ、当該セットがマイコプラズマ・ジェニタリウムを検
    出するためのものである、請求項9に記載の製造物品。
  14. 【請求項14】 試料中のマイコプラズマ・ホミニス、
    ウレアプラズマ・ウレアリティクム、またはマイコプラ
    ズマ・ジェニタリウムを検出するための方法であって、 a) 当該核酸組成物をハイブリッド形成させる条件下
    で、当該試料を、該マイコプラズマ生物のrRNAまた
    はrDNAに対して優先的にハイブリッド形成する10
    から250のヌクレオチドを有する核酸組成物の少なく
    とも1つと接触させ、 b) 当該試料にハイブリッド形成条件を賦課し、標的
    物質の存在下でハイブリッド形成産物を形成させ、そし
    て、 c) 当該マイコプラズマの存在の指標としての当該ハ
    イブリッド形成産物を検出する、ことを含む、上記方
    法。
  15. 【請求項15】 当該接触段階の当該核酸組成物が、2
    219、2262、2256、2246、2218、2
    271、2220、2259、2227、2335、2
    337、2334、2336、2191、2228及び
    2260から成るプローブにより定義される配列の群か
    ら選択される任意の連続する10ヌクレオチドの少なく
    とも90%に対して相補的もしくは相同である、請求項
    14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 当該接触段階で第一の核酸組成物と第
    二の核酸組成物を用い、各核酸が異なる配列を有し、か
    つ、2219、2262、2256、2246、221
    8、2271、2220、2259、2227、233
    5、2337、2334、2336、2191、222
    8、及び2260から成るプローブにより定義される配
    列の群から選択される任意の連続する10ヌクレオチド
    の少なくとも90%に対して相補的もしくは相同であ
    る、請求項14に記載の方法。
  17. 【請求項17】 当該第一の核酸組成物と当該第二の核
    酸組成物とが、 プローブ2262とプローブ2256; プローブ2246とプローブ2218; プローブ2259とプローブ2271; プローブ2271とプローブ2220; プローブ2191とプローブ2228; プロ−ブ2228とプローブ2260; プロ−ブ2191とプローブ2260; プローブ2227とプローブ2219; プローブ2335とプローブ2337; プローブ2335とプローブ2334;及び プローブ2334とプローブ2336、 から成るプローブにより定義されるセットの群から選択
    されるセットである、請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 ヒト、真菌類、及び、下記の3種以外
    のマイコプラズマのrRNA若しくはrDNAに対して
    よりも該下記の生物のrRNA若しくはrDNAに対し
    て優先的にハイブリッド形成することができる10から
    250のヌクレオチド有する核酸を含む、マイコプラズ
    マ・ホミニス、ウレアプラズマ・ウレアリティクム及び
    マイコプラズマ・ジェニタリウムから成る生物の1種類
    以上の存在を検出するためのキット。
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