JPH06307341A - 油圧式ダイアフラムポンプ - Google Patents
油圧式ダイアフラムポンプInfo
- Publication number
- JPH06307341A JPH06307341A JP12205193A JP12205193A JPH06307341A JP H06307341 A JPH06307341 A JP H06307341A JP 12205193 A JP12205193 A JP 12205193A JP 12205193 A JP12205193 A JP 12205193A JP H06307341 A JPH06307341 A JP H06307341A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- backup plate
- pump
- chamber
- pressure
- Prior art date
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- Pending
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- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、油圧式ダイヤフラムポンプにおい
て、ダイアフラムがバックアッププレートに過剰な圧力
で押し付けられても、ダイアフラムに加わる力を緩和さ
せ、ダイアフラムが変形したり破損したりしないように
することを課題とする。 【構成】 本発明はポンプ本体1内の空間がダイアフラ
ム8によってオイル作動室11とポンプ室12とに気密状に
区画され、オイル作動室11内にダイアフラム8の変位を
制限するバックアッププレート9が配設され、オイル作
動室11に連設されたシリンダ6にプランジャ7が往復動
自在に挿入され、ポンプ室12に搬送流路が接続される油
圧式ダイアフラムポンプにおいて、バックアッププレー
ト9が通常の作動状態ではたわみ変形しないが、異常圧
力発生時にはダイアフラム8と共にたわみ変形するもの
となすことを特徴とする油圧式ダイアフラムポンプ。
て、ダイアフラムがバックアッププレートに過剰な圧力
で押し付けられても、ダイアフラムに加わる力を緩和さ
せ、ダイアフラムが変形したり破損したりしないように
することを課題とする。 【構成】 本発明はポンプ本体1内の空間がダイアフラ
ム8によってオイル作動室11とポンプ室12とに気密状に
区画され、オイル作動室11内にダイアフラム8の変位を
制限するバックアッププレート9が配設され、オイル作
動室11に連設されたシリンダ6にプランジャ7が往復動
自在に挿入され、ポンプ室12に搬送流路が接続される油
圧式ダイアフラムポンプにおいて、バックアッププレー
ト9が通常の作動状態ではたわみ変形しないが、異常圧
力発生時にはダイアフラム8と共にたわみ変形するもの
となすことを特徴とする油圧式ダイアフラムポンプ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばエンジンのシリ
ンダ内に燃料を直接噴射する筒内噴射用に使用され、油
圧によってダイアフラムを往復動させて流体を圧送する
油圧駆動式のダイアフラムポンプに関する。
ンダ内に燃料を直接噴射する筒内噴射用に使用され、油
圧によってダイアフラムを往復動させて流体を圧送する
油圧駆動式のダイアフラムポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ガソリンエンジンの燃料噴射シス
テムにおいて、燃圧の高圧化が検討されており、ガソリ
ンを高圧で圧送可能なポンプとして、油圧式のダイアフ
ラムポンプがある。図3は、従来の油圧式ダイアフラム
ポンプ(例えば、実開昭55−88088号公報、特公
平1−38198号公報参照)を示し、ポンプボデー
2、シリンダ部材4及びカバー3が順次に連設されてポ
ンプ本体1が構成され、ポンプボデー2とシリンダ部材
4等とによりプランジャ室5が形成される。シリンダ部
材4の上方部にはプランジャ室5に突出する円筒状のシ
リンダ6が一体に形成され、シリンダ6にはプランジャ
7が往復動自在かつ可及的気密状態に挿入される。プラ
ンジャ室5には、プランジャ駆動機構(図示せず)が組
み込まれ、このプランジャ駆動機構によってプランジャ
7に往復運動が加えられる。
テムにおいて、燃圧の高圧化が検討されており、ガソリ
ンを高圧で圧送可能なポンプとして、油圧式のダイアフ
ラムポンプがある。図3は、従来の油圧式ダイアフラム
ポンプ(例えば、実開昭55−88088号公報、特公
平1−38198号公報参照)を示し、ポンプボデー
2、シリンダ部材4及びカバー3が順次に連設されてポ
ンプ本体1が構成され、ポンプボデー2とシリンダ部材
4等とによりプランジャ室5が形成される。シリンダ部
材4の上方部にはプランジャ室5に突出する円筒状のシ
リンダ6が一体に形成され、シリンダ6にはプランジャ
7が往復動自在かつ可及的気密状態に挿入される。プラ
ンジャ室5には、プランジャ駆動機構(図示せず)が組
み込まれ、このプランジャ駆動機構によってプランジャ
7に往復運動が加えられる。
【0003】図3に示されるように、シリンダ部材4と
カバー3との間にダイアフラム8及びバックアッププレ
ート9が気密状に挟持され、バックアッププレート9に
は多数の略水平方向に延びるオイル通路穴10が形成され
る。ダイアフラム8はバックアッププレート9とカバー
3との間に配設され、シリンダ部材4とカバー3との間
に形成される空間は、ダイアフラム8によってオイル作
動室11とポンプ室12とに気密状に区画(離隔)される。
バックアッププレート9がダイアフラム8と接触(当
接)する側面の形状は、下死点時のダイアフラム8の設
計上の変位形状にされる。
カバー3との間にダイアフラム8及びバックアッププレ
ート9が気密状に挟持され、バックアッププレート9に
は多数の略水平方向に延びるオイル通路穴10が形成され
る。ダイアフラム8はバックアッププレート9とカバー
3との間に配設され、シリンダ部材4とカバー3との間
に形成される空間は、ダイアフラム8によってオイル作
動室11とポンプ室12とに気密状に区画(離隔)される。
バックアッププレート9がダイアフラム8と接触(当
接)する側面の形状は、下死点時のダイアフラム8の設
計上の変位形状にされる。
【0004】カバー3にはポンプ室12に連通する吸入口
13及び吐出口14が形成され、吸入口13は吸入管15を介し
て燃料タンク16内のインタンク式フィードポンプ17の吐
出口に連通され、ポンプ室12の吐出口14は吐出管18を介
してエンジンのデリバリパイプ(図示せず)に連通され
ている。吸入管15及び吐出管18には吸入側チェック弁19
及び吐出側チェック弁20がそれぞれ配設され、吸入側チ
ェック弁19はフィードポンプ17からポンプ室12へのみ流
体を流通させ、吐出側チェック弁20はポンプ室12からデ
リバリパイプへのみ流体を流通させる。シリンダ6の側
壁であってプランジャ7先端の下死点(図3で最も左方
の実線の位置)から少し離れた位置にオイルポート21が
形設され、オイルポート21にはオイル管22の下端が連通
される。オイル管22はポンプボデー2を貫通して上方に
伸び、オイル管22の上端はオイルチャンバ23の底部に連
通される。オイル作動室11はオイルチャンバ23からのオ
イルによって充満され、オイルポート21は、シリンダ6
の内側を移動するプランジャ7の円柱状側面によって開
閉される。プランジャ7が下死点にあるときにオイルポ
ート21が開かれ、オイルチャンバ23とオイル作動室11と
が連通される。フィードポンプ17は、ダイアフラムポン
プの最大吐出量以上の吐出流量をもち、かつ所定の吐出
圧P3(例えば、 2.5〜3.0 bar 程度。)を有する。この
吐出圧P3は、 吐出圧P3=P1(ポンプ室12への燃料のフィード圧)+P2
(〔吸入側チェック弁19の開弁に要する開弁圧〕+〔吸
入管15の圧力損失〕) であらわされる。吐出側チェック弁20の開弁圧はフィー
ド圧以上に設定され、吸入管15及び吐出管18によって搬
送流路が形成される。
13及び吐出口14が形成され、吸入口13は吸入管15を介し
て燃料タンク16内のインタンク式フィードポンプ17の吐
出口に連通され、ポンプ室12の吐出口14は吐出管18を介
してエンジンのデリバリパイプ(図示せず)に連通され
ている。吸入管15及び吐出管18には吸入側チェック弁19
及び吐出側チェック弁20がそれぞれ配設され、吸入側チ
ェック弁19はフィードポンプ17からポンプ室12へのみ流
体を流通させ、吐出側チェック弁20はポンプ室12からデ
リバリパイプへのみ流体を流通させる。シリンダ6の側
壁であってプランジャ7先端の下死点(図3で最も左方
の実線の位置)から少し離れた位置にオイルポート21が
形設され、オイルポート21にはオイル管22の下端が連通
される。オイル管22はポンプボデー2を貫通して上方に
伸び、オイル管22の上端はオイルチャンバ23の底部に連
通される。オイル作動室11はオイルチャンバ23からのオ
イルによって充満され、オイルポート21は、シリンダ6
の内側を移動するプランジャ7の円柱状側面によって開
閉される。プランジャ7が下死点にあるときにオイルポ
ート21が開かれ、オイルチャンバ23とオイル作動室11と
が連通される。フィードポンプ17は、ダイアフラムポン
プの最大吐出量以上の吐出流量をもち、かつ所定の吐出
圧P3(例えば、 2.5〜3.0 bar 程度。)を有する。この
吐出圧P3は、 吐出圧P3=P1(ポンプ室12への燃料のフィード圧)+P2
(〔吸入側チェック弁19の開弁に要する開弁圧〕+〔吸
入管15の圧力損失〕) であらわされる。吐出側チェック弁20の開弁圧はフィー
ド圧以上に設定され、吸入管15及び吐出管18によって搬
送流路が形成される。
【0005】従来の油圧式ダイアフラムポンプにおい
て、プランジャ駆動機構が作動すると、シリンダ6内の
プランジャ7が下死点と上死点(図3で最も右方の点線
の位置)との間を往復動作し、ポンプ作用が行われる。
プランジャ7が下死点から上死点に向かって移動すると
き、プランジャ7の先端がオイルポート21を閉鎖してか
ら上死点に移行する間に、プランジャ7の行程容積分だ
けのオイルがバックアッププレート9のオイル通路穴10
へ送られる。バックアッププレート9はダイアフラム8
の過剰変形を防止するために設置されたものであり、オ
イルの圧縮力に比例した量だけダイアフラム8が変位す
る。ダイアフラム8のこの変位により、フィードポンプ
17から送られた燃料を高圧にして、吐出管18へ吐出す
る。しかし、吐出側チェック弁20が破損する等の理由に
よりポンプ室12内の圧力が過剰に上昇したとき、その吸
入行程において通常の吸入行程では考えられない過剰な
圧力がダイアフラム8に作用し、ダイアフラム8がバッ
クアッププレート9に過剰な圧力で押し付けられ、バッ
クアッププレート9のオイル通路穴10に沿ってダイアフ
ラム8が変形し、ダイアフラム8が破損するおそれがあ
る。
て、プランジャ駆動機構が作動すると、シリンダ6内の
プランジャ7が下死点と上死点(図3で最も右方の点線
の位置)との間を往復動作し、ポンプ作用が行われる。
プランジャ7が下死点から上死点に向かって移動すると
き、プランジャ7の先端がオイルポート21を閉鎖してか
ら上死点に移行する間に、プランジャ7の行程容積分だ
けのオイルがバックアッププレート9のオイル通路穴10
へ送られる。バックアッププレート9はダイアフラム8
の過剰変形を防止するために設置されたものであり、オ
イルの圧縮力に比例した量だけダイアフラム8が変位す
る。ダイアフラム8のこの変位により、フィードポンプ
17から送られた燃料を高圧にして、吐出管18へ吐出す
る。しかし、吐出側チェック弁20が破損する等の理由に
よりポンプ室12内の圧力が過剰に上昇したとき、その吸
入行程において通常の吸入行程では考えられない過剰な
圧力がダイアフラム8に作用し、ダイアフラム8がバッ
クアッププレート9に過剰な圧力で押し付けられ、バッ
クアッププレート9のオイル通路穴10に沿ってダイアフ
ラム8が変形し、ダイアフラム8が破損するおそれがあ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、油圧式ダイ
アフラムポンプにおいて、ダイアフラムがバックアップ
プレートに過剰な圧力で押し付けられても、ダイアフラ
ムに加わる力を緩和させ、ダイアフラムが変形したり破
損したりしないようにすることを課題とする。
アフラムポンプにおいて、ダイアフラムがバックアップ
プレートに過剰な圧力で押し付けられても、ダイアフラ
ムに加わる力を緩和させ、ダイアフラムが変形したり破
損したりしないようにすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の油圧式ダイアフラムポンプは、ポンプ本体
(1) 内の空間がダイアフラム(8) によってオイル作動室
(11)とポンプ室(12)とに気密状に区画され、オイル作動
室(11)内にダイアフラム(8) の変位を制限するバックア
ッププレート(9) が配設され、オイル作動室(11)に連設
されたシリンダ(6) にプランジャ(7) が往復動自在に挿
入され、ポンプ室(12)に搬送流路(15)(18)が接続され、
バックアッププレート(9) が通常の作動状態ではたわみ
変形しないが、異常圧力発生時にはダイアフラム(8) と
共にたわみ変形するものとなしている。
に、本発明の油圧式ダイアフラムポンプは、ポンプ本体
(1) 内の空間がダイアフラム(8) によってオイル作動室
(11)とポンプ室(12)とに気密状に区画され、オイル作動
室(11)内にダイアフラム(8) の変位を制限するバックア
ッププレート(9) が配設され、オイル作動室(11)に連設
されたシリンダ(6) にプランジャ(7) が往復動自在に挿
入され、ポンプ室(12)に搬送流路(15)(18)が接続され、
バックアッププレート(9) が通常の作動状態ではたわみ
変形しないが、異常圧力発生時にはダイアフラム(8) と
共にたわみ変形するものとなしている。
【0008】
【作用】プランジャ(7) を所定の速度で往復動させる
と、オイル作動室(11)内の圧力が周期的に変動し、その
圧力変動に応じてダイアフラム(8) が変位する。ダイア
フラム(8) の変位によってポンプ室(12)の容積が変動
し、ポンプ作用が行われる。バックアッププレート(9)
が通常の作動状態ではたわみ変形しないが、異常圧力発
生時にはダイアフラム(8) と共にたわみ変形する。
と、オイル作動室(11)内の圧力が周期的に変動し、その
圧力変動に応じてダイアフラム(8) が変位する。ダイア
フラム(8) の変位によってポンプ室(12)の容積が変動
し、ポンプ作用が行われる。バックアッププレート(9)
が通常の作動状態ではたわみ変形しないが、異常圧力発
生時にはダイアフラム(8) と共にたわみ変形する。
【0009】
【実施例】図面に基づいて本発明の実施例の構成につい
て説明をする。図1は、本発明の油圧式ダイアフラムポ
ンプの第1実施例をあらわし、図3に示された従来例と
同一の部分には従来例と同一の符号を付し、その説明は
原則として省略する。第1実施例においては、バックア
ッププレート9について、通常の作動状態ではたわみ変
形しないが、ダイアフラム8がバックアッププレート9
に過剰な圧力で押し付けられるような異常圧力発生時に
は、ダイアフラムと共にたわみ変形するように、バック
アッププレート9の厚み及び材質を選定する。図1では
均一の薄い厚みとして示されているが、変形させたい部
分を他の部分より薄くすることができる。従って、吐出
側チェック弁20が破損する等の理由によりポンプ室12内
の圧力が過剰に上昇したとき、その吸入行程において通
常の吸入行程では考えられない過剰な圧力がダイアフラ
ム8に作用し、ダイアフラム8がバックアッププレート
9に過剰な圧力で押し付けられようとするとき、図1に
点線で示すように、バックアッププレート9がダイアフ
ラム8と共にオイル作動室11側にたわみ変形してダイア
フラム8に作用する力を緩和させ、ダイアフラム8の破
損を防止する。
て説明をする。図1は、本発明の油圧式ダイアフラムポ
ンプの第1実施例をあらわし、図3に示された従来例と
同一の部分には従来例と同一の符号を付し、その説明は
原則として省略する。第1実施例においては、バックア
ッププレート9について、通常の作動状態ではたわみ変
形しないが、ダイアフラム8がバックアッププレート9
に過剰な圧力で押し付けられるような異常圧力発生時に
は、ダイアフラムと共にたわみ変形するように、バック
アッププレート9の厚み及び材質を選定する。図1では
均一の薄い厚みとして示されているが、変形させたい部
分を他の部分より薄くすることができる。従って、吐出
側チェック弁20が破損する等の理由によりポンプ室12内
の圧力が過剰に上昇したとき、その吸入行程において通
常の吸入行程では考えられない過剰な圧力がダイアフラ
ム8に作用し、ダイアフラム8がバックアッププレート
9に過剰な圧力で押し付けられようとするとき、図1に
点線で示すように、バックアッププレート9がダイアフ
ラム8と共にオイル作動室11側にたわみ変形してダイア
フラム8に作用する力を緩和させ、ダイアフラム8の破
損を防止する。
【0010】図2は、本発明の油圧式ダイアフラムポン
プの第2実施例をあらわし、図1に示された第1実施例
と同一の部分には第1実施例と同一の符号を付し、その
説明は原則として省略する。第2実施例においては、図
2(b) ・図2(c) に示されるように、バックアッププレ
ート9に、平面視で中心から半径方向に放射線状に所定
距離だけ延び、側面視でバックアッププレート9の一側
面から他側面に貫通する数本のスリット穴34を形成す
る。スリット穴34の大きさ、本数、バックアッププレー
ト9の材質は、バックアッププレート9が、通常の作動
状態ではたわみ変形しないが、ダイアフラム8がバック
アッププレート9に過剰な圧力で押し付けられるような
異常圧力発生時には、ダイアフラムと共にたわみ変形す
るものを選定する。バックアッププレート9には、スリ
ット穴34を形成して従来のオイル通路穴を形成しないの
で、スリット穴34の通路面積をオイル作動室のオイル作
動抵抗に影響のない大きさとすることが必要である。
プの第2実施例をあらわし、図1に示された第1実施例
と同一の部分には第1実施例と同一の符号を付し、その
説明は原則として省略する。第2実施例においては、図
2(b) ・図2(c) に示されるように、バックアッププレ
ート9に、平面視で中心から半径方向に放射線状に所定
距離だけ延び、側面視でバックアッププレート9の一側
面から他側面に貫通する数本のスリット穴34を形成す
る。スリット穴34の大きさ、本数、バックアッププレー
ト9の材質は、バックアッププレート9が、通常の作動
状態ではたわみ変形しないが、ダイアフラム8がバック
アッププレート9に過剰な圧力で押し付けられるような
異常圧力発生時には、ダイアフラムと共にたわみ変形す
るものを選定する。バックアッププレート9には、スリ
ット穴34を形成して従来のオイル通路穴を形成しないの
で、スリット穴34の通路面積をオイル作動室のオイル作
動抵抗に影響のない大きさとすることが必要である。
【0011】吐出側チェック弁20が破損する等の理由に
よりポンプ室12内の圧力が過剰に上昇したとき、その吸
入行程において通常の吸入行程では考えられない過剰な
圧力がダイアフラム8に作用し、ダイアフラム8がバッ
クアッププレート9に過剰な圧力で押し付けられようと
するとき、図2(b) に点線で示すように、バックアップ
プレート9のスリット34によって分離された、平面視で
略三角の片が、ダイアフラム8と共にたわみ変形してダ
イアフラム8に作用する力を緩和させ、ダイアフラム8
の破損を防止する。
よりポンプ室12内の圧力が過剰に上昇したとき、その吸
入行程において通常の吸入行程では考えられない過剰な
圧力がダイアフラム8に作用し、ダイアフラム8がバッ
クアッププレート9に過剰な圧力で押し付けられようと
するとき、図2(b) に点線で示すように、バックアップ
プレート9のスリット34によって分離された、平面視で
略三角の片が、ダイアフラム8と共にたわみ変形してダ
イアフラム8に作用する力を緩和させ、ダイアフラム8
の破損を防止する。
【0012】
【発明の効果】本発明の油圧式ダイアフラムポンプにお
いては、バックアッププレートが通常の作動状態ではた
わみ変形しないが、異常圧力発生時にはダイアフラムと
共にたわみ変形するものとなしている。従って、吐出側
チェック弁が破損する等の理由によりポンプ室内の圧力
が過剰に上昇したとき、その吸入行程において通常の吸
入行程では考えられない過剰な圧力がダイアフラムに作
用し、ダイアフラムがバックアッププレートに過剰な圧
力で押し付けられようとしても、バックアッププレート
がダイアフラムと共にたわみ変形してダイアフラムに作
用する力を緩和させるので、ダイアフラムの破損を防止
し、ダイアフラムの耐久性、信頼性が向上する。
いては、バックアッププレートが通常の作動状態ではた
わみ変形しないが、異常圧力発生時にはダイアフラムと
共にたわみ変形するものとなしている。従って、吐出側
チェック弁が破損する等の理由によりポンプ室内の圧力
が過剰に上昇したとき、その吸入行程において通常の吸
入行程では考えられない過剰な圧力がダイアフラムに作
用し、ダイアフラムがバックアッププレートに過剰な圧
力で押し付けられようとしても、バックアッププレート
がダイアフラムと共にたわみ変形してダイアフラムに作
用する力を緩和させるので、ダイアフラムの破損を防止
し、ダイアフラムの耐久性、信頼性が向上する。
【図1】本発明の油圧式ダイアフラムポンプの第1実施
例をあらわす断面図である。
例をあらわす断面図である。
【図2】図2(a) は本発明の油圧式ダイアフラムポンプ
の第2実施例をあらわす断面図であり、図2(b) はバッ
クアッププレート及びダイアフラムの断面図であり、図
2(c) はバックアッププレートの平面図である。
の第2実施例をあらわす断面図であり、図2(b) はバッ
クアッププレート及びダイアフラムの断面図であり、図
2(c) はバックアッププレートの平面図である。
【図3】図3(a) は従来の油圧式ダイアフラムポンプの
断面図であり、図3(b) はバックアッププレートの平面
図である。
断面図であり、図3(b) はバックアッププレートの平面
図である。
1 ポンプ本体 6 シリンダ 7 プランジャ 8 ダイアフラム 9 バックアッププレート 11 オイル作動室 12 ポンプ室 15 吸入管( 搬送流路) 18 吐出管( 搬送流路) 21 オイルポート
Claims (1)
- 【請求項1】 ポンプ本体内の空間がダイアフラムによ
ってオイル作動室とポンプ室とに気密状に区画され、オ
イル作動室内にダイアフラムの変位を制限するバックア
ッププレートが配設され、オイル作動室に連設されたシ
リンダにプランジャが往復動自在に挿入され、ポンプ室
に搬送流路が接続される油圧式ダイアフラムポンプにお
いて、バックアッププレートが通常の作動状態ではたわ
み変形しないが、異常圧力発生時にはダイアフラムと共
にたわみ変形するものとなすことを特徴とする油圧式ダ
イアフラムポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12205193A JPH06307341A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 油圧式ダイアフラムポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12205193A JPH06307341A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 油圧式ダイアフラムポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06307341A true JPH06307341A (ja) | 1994-11-01 |
Family
ID=14826401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12205193A Pending JPH06307341A (ja) | 1993-04-27 | 1993-04-27 | 油圧式ダイアフラムポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06307341A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109139434A (zh) * | 2018-10-25 | 2019-01-04 | 重庆水泵厂有限责任公司 | 隔膜泵隔膜非等位挠曲形变控制方法 |
-
1993
- 1993-04-27 JP JP12205193A patent/JPH06307341A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109139434A (zh) * | 2018-10-25 | 2019-01-04 | 重庆水泵厂有限责任公司 | 隔膜泵隔膜非等位挠曲形变控制方法 |
CN109139434B (zh) * | 2018-10-25 | 2024-01-19 | 重庆水泵厂有限责任公司 | 隔膜泵隔膜非等位挠曲形变控制方法 |
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