JPH0630732Y2 - 合板用生単板の乾燥用台車 - Google Patents

合板用生単板の乾燥用台車

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JPH0630732Y2
JPH0630732Y2 JP5607888U JP5607888U JPH0630732Y2 JP H0630732 Y2 JPH0630732 Y2 JP H0630732Y2 JP 5607888 U JP5607888 U JP 5607888U JP 5607888 U JP5607888 U JP 5607888U JP H0630732 Y2 JPH0630732 Y2 JP H0630732Y2
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JP
Japan
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plywood
drying
raw
raw veneer
veneer
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JP5607888U
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JPH01159608U (ja
Inventor
健 越井
Original Assignee
越井木材工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は合板用生単板を乾燥工程で移動させるための乾
燥用台車に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、合板用生単板を乾燥装置内に搬入し、乾燥後に取
出すための移動手段として、一般に、生単板が積載され
るコンベア(通常は通風性を備えたネットコンベア)が
使用されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、この従来のコンベア式移動手段によると、通
風性を確保するために生単板を単層状態でしか積載でき
ないため、大量同時乾燥ができず、処理効率が非常に悪
いものとなっていた。
なお、生単板を渦巻状に巻いた巻玉としてコンベア上に
積載する場合もあるが、こうすると積載効率は良くなる
反面、通風性が悪くなるため、乾燥効率は却って悪くな
る。一方、生単板間に桟木を置いて複層状態でコンベア
に積載することも考えられるが、合板用生単板は周知の
ように薄くて自重によって撓むため、この撓みにより生
単板間の隙間が閉塞されて通風が阻害される。また、桟
木の数を増やして撓みを抑えるようにしても、今度はこ
の桟木によって通風が阻害される。
そこで本考案は、通風性を確保しつつ多量の生単板を積
載して効率良く乾燥処理することができる合板用生単板
の乾燥用台車を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、走行輪が設けられた走行可能な走行枠の中央
上部に棚支柱が立設され、この棚支柱の両側にそれぞ
れ、合板用生単板が載置される上下複数段の網棚が片持
ち状態で取付けられてなるものである。
〔作用〕
このように、生単板が載置される網棚が上下複数段、し
かも両側に設けられているため、一度に多量の生単板
を、通風性を確保した状態で効率良く乾燥処理すること
ができる。
〔実施例〕
本考案の実施例を図によって説明する。
第5図および第6図にこの実施例にかかる台車1が使用
される合板用生単板の乾燥システムの全体概要を示して
いる。
この乾燥システムにおいては、生単板群を、前処理場A
で多数枚ずつ複数のグループに分けて、各グループ別に
台車1…に上下複数段に積載し、この台車1…を前処理
場合Aに連続する自然乾燥場Bと、この後に続く乾燥装
置Cとに連続して、かつ一定時間置きに間欠的に前進移
動させることにより、生単板を自然乾燥工程と人工乾燥
工程の二段階に亘って乾燥し、人工乾燥が終了したもの
から順次、後処理場Dに取出す方式をとっている。
台車1…は、前処理場Aから後処理場Dまで連続して床
面に設置された二組の乾燥レール2,2上に二列状態で
並べられ、この乾燥レール2,2に沿って移動するよう
になっている。
なお、台車1は、通常、人力によって走行移動させる
が、モータ等を駆動源とする駆動機構によって自走させ
るようにしてもよい。また、前処理場Aと後処理場Dと
の間には、乾燥レール2,2とは別に返却レール3が設
置され、乾燥終了後の空荷状態の台車1がこの返却レー
ル3により前処理場Aに戻される。
また、前処理場Aには、台車1に生単板を積載するため
の積込みピット4と、台車1を乾燥レール2,2に案内
する配送ピットとが設けられている。積込みピット4に
は台車1を昇降させる積込みリフタ6が設けられ、台車
1を下降位置から上昇させながら、生単板を上段から下
段に順次積込むようにしている。また、配送ピット5に
は、配送テーブル7が乾燥レール2,2と直角方向に移
動可能に設けられ、台車1をこの配送テーブル7に載せ
て両乾燥レール2、2のいずれか一方に配送するように
している。6a,7aは積込みリフタ6および配送テー
ブル7の上面に設けられたレールである。
一方、後処理場Dには、前処理場Aの配送ピット5に対
応する取出しピット8と、積込みピット4に対応する荷
下しピット9とが設けられている。10は配送テーブル
7に対応する取出しテーブル、10aはこのテーブル1
0の上面に設けられたレール、11は積込みリフタ6に
対応する荷下しリフタ、11aは同リフタ11の上面に
設けられたレールである。
台車1の構成を第1図乃至第4図によって説明する。
この台車1は、型材が縦横に組まれて四角形に形成され
た走行枠13と、この走行枠13の中央部左右(台車移
動方向に対して左右、以下同じ)両側に前後複数本ずつ
立設された四角パイプからなる左側および右側両棚支柱
14…,15…と、この左右両側棚支柱14…,15…
に上下一定間隔置きに多数段に取付けられた左側および
右側両網棚16…,17…とから成っている。また、走
行枠13には、レール2,2,3上を転動する左右一対
の走行輪13a,13aが前後両側に設けられている。
各網棚16…,17…は、丸パイプが縦横に組まれて前
後に長い四角形に形成され、第4図に示すように奥行き
方向の端部が棚支柱14,15内に挿入固定されて片持
ち状態で取付けられている。
生単板E…は、第2図および第4図仮想線で示すように
左右の各網棚16…,17…に一枚ずつ(または二枚ず
つ積層状態で)載せられて、台車1に多数段に積込ま
れ、自然および人工両乾燥工程において段階的に乾燥さ
れる。
この場合、この台車1においては、生単板E…を上下複
数段の網棚16…,17…に多段に収容するため、一度
に多量の生単板を乾燥処理することができる。また、こ
のような多段積載状態であっても、網棚16…,17…
に分けて収容するため、各段生単板間の通風性が確保さ
れ、かつ各段生単板E…は表裏両面とも確実に空気と全
面接触する。このため、全生単板E…を両乾燥工程にお
いて外気または高温空気との活発な熱交換作用により効
率良く乾燥させることができる。
また、網棚16,17は、奥行き方向の端部が棚支柱1
4,15に固定された片持ち状態で取付けられているた
め、生単板Eを第2図矢印イで示すように側方から簡単
に出し入れすることができる。
なお、生単板E…は、第2図仮想線で示すように各網棚
16…,17…に対し前後両側がはみ出る状態で載置さ
れ、通常、このはみ出る両側部分を二人で持って網棚1
6…,17…に出し入れする。ただし、繊維方向が前後
方向(長手方向)の生単板の場合は、前後両側部分を持
つと割れが生じやすいため、生単板Eの側方端部を持っ
て出し入れする。この場合、網棚16…,17…の側方
端部間に手を入れ易くするために、網棚16…,17…
の奥行き寸法を一段置きに異ならせ、網棚側方端部を段
違い状にしている。
ところで、上記実施例では網棚をパイプ棚構成とした
が、金属線を縦横に組んだネット棚、もしくは多孔板を
用いた棚構成としてもよい。また、上記実施例では左右
両側の網棚が取付けられる棚支柱を別々に設けたが、こ
の棚支柱を両側網棚に共用する構成としてもよい。
〔考案の効果〕
上記のように本考案によるときは、走行可能な走行枠の
中央部に棚支柱を立設し、この棚支柱の両側にそれぞれ
合板用生単板が載置収容される上下複数段の網棚を取付
けて台車を構成したから、一度に多量の生単板を積載し
て効率良く乾燥処理でき、しかも各生単板に対する通風
性を網棚によって確保できるため、乾燥処理の能率を大
幅に向上させることができる。また、各網棚を片持ち状
態で取付けているため、生単板の出し入れが容易で作業
性が良いものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかる台車の正面図、第2図
は同平面図、第3図は同台車における網棚の拡大斜視
図、第4図は同台車の一部拡大正面図、第5図は同台車
が使用される生単板乾燥システム全体の概要を示す平面
図、第6図は同側面図である。 13…走行枠、13a…走行輪、14,15…棚支柱、
16,17…網棚、E…合板用生単板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行輪が設けられた走行可能な走行枠の中
    央上部に棚支柱が立設され、この棚支柱の両側にそれぞ
    れ、合板用生単板が載置される上下複数段の網棚が片持
    ち状態で取付けられてなることを特徴とする合板用生単
    板の乾燥用台車。
JP5607888U 1988-04-25 1988-04-25 合板用生単板の乾燥用台車 Expired - Lifetime JPH0630732Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5607888U JPH0630732Y2 (ja) 1988-04-25 1988-04-25 合板用生単板の乾燥用台車

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5607888U JPH0630732Y2 (ja) 1988-04-25 1988-04-25 合板用生単板の乾燥用台車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01159608U JPH01159608U (ja) 1989-11-06
JPH0630732Y2 true JPH0630732Y2 (ja) 1994-08-17

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ID=31281964

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JP5607888U Expired - Lifetime JPH0630732Y2 (ja) 1988-04-25 1988-04-25 合板用生単板の乾燥用台車

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