JPH0630473B2 - 無線装置の送信動作監視回路 - Google Patents

無線装置の送信動作監視回路

Info

Publication number
JPH0630473B2
JPH0630473B2 JP61266659A JP26665986A JPH0630473B2 JP H0630473 B2 JPH0630473 B2 JP H0630473B2 JP 61266659 A JP61266659 A JP 61266659A JP 26665986 A JP26665986 A JP 26665986A JP H0630473 B2 JPH0630473 B2 JP H0630473B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
transmission
temperature
high frequency
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61266659A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63121330A (ja
Inventor
直樹 平澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP61266659A priority Critical patent/JPH0630473B2/ja
Publication of JPS63121330A publication Critical patent/JPS63121330A/ja
Publication of JPH0630473B2 publication Critical patent/JPH0630473B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は無線装置の送信動作監視回路,特に送信出力端
子における高周波出力の有無を検出する送信動作監視回
路に関する。
〔従来の技術〕
一般に,この種の送信動作監視回路は送信をオフしてい
るにもかかわらず電波を発射してしまったり,送信をオ
ンしているにもかかわらず電波が出ていないなどという
ような異常を検出することにより不要電波の発射を防止
したり,無線機の故障を早期に発見する目的で設けられ
ている。
従来のこの種の回路を第3図に示す。この回路におい
て,1は送信出力端子,3は送信電力増幅部,4は高周
波検出コンデンサ,11は検波用ダイオード,18は電
圧比較器,19は高周波出力の有無の識別出力端子であ
る。
以下第3図の回路の動作を簡単に説明する。端子1に現
われた高周波電圧の一部はダイオード11により検波さ
れて直流電圧を発生する。いま,端子17の電圧をVD2
とすると,高周波が存在する時は VD2=VD1+VR1 となる。ここで,VD1は電源端子5から流れこむ直流バ
イアス電流によって生ずる電圧,VR1は高周波検波電圧
である。一方,送信オフ時には端子2に高周波電圧が存
在しないため,検波電圧VR1=0となり,端子17の電
圧はVD1になる。また,端子24には電源Vへ通じる
端子22の電圧を抵抗分割することにより電圧VD3が得
られる。端子17,22がそれぞれ電圧比較器18の正
相入力,逆相入力へ接続されているので,端子19には
D2とVD3の大小比較により,H(High),L(Low)
レベルが出力される。すなわち,抵抗23,25の分圧
比を適切に選んで, VD1<VD3<VD2 となるよに設定すれば,送信オフ時にはLレベル,送信
オン時にはHレベルが出力端子19に得られる。
第3図において,ダイオード12およびその周辺回路は
ダイオード11の温度補償回路であり,VD2の温度によ
る変動を少なくするためのものである。端子5は電圧V
の直流電源に接続され,抵抗6を介してダイオード1
1,12に直流バイアスを供給している。9は高周波チ
ョークコイル,8は高周波バイパスコンデンサであ。こ
こで,ダイオード11へ直流バイアスを与えているの
は,送信電力増幅部3において送信出力電力を一定に保
つための自動利得制御回路の高周波出力検出電圧として
も端子17の電圧を利用することが多いが,その際に低
い送信電力でも直線性良く検波電圧を得るためである。
また,高周波電圧の検出にコンデンサ4を用いている
が,他の高周波結合回路を用いても動作は同じである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述した従来の送信動作監視回路は,扱う高周波電力が
大きく,大きな検波電圧が得られる場合には問題ない
が,高周波出力電力が小さくなり,大きな波電圧が得ら
れない場合には,送信オン時とオフ時の検波電圧の差が
小さくなって,温度によっては回路が誤動作する可能性
がある。すなわち,電圧比較器の基準電圧VD3が一定で
あっても,送信オン時の検波電圧VD2と送信オフ時の電
圧VD1との差が小さいために, VD1<VD3<VD2 の条件を満たすVD3の範囲が狭くなる。ここに注意すべ
きことは、ダイオード11と12は、順方向降下電圧の
温度依存性その他の特性が両者で等しく成るように選ば
れてはいるものの、順方向降下電圧の温度依存性そのも
のは依然として残っている。一方端子24に於ける電圧
D3は、抵抗23と25の抵抗値の温度係数が小さく且
つ直列に配置されているので、温度が変化しても一定値
を保っている。
第5図は、端子17における高周波が存在しないときの
電圧VD1、同端子に於ける高周波が存在する時の電圧V
D2、および端子24における一定の電圧VD3の関係の一
例を示す図である。線VD3と線VD1の交点Aおよび線V
D3と線VD2の交点Bの中間が先述のVD3がVD1より大き
くVD2より小さいと言う条件を満たす範囲を示してい
る。図から分かるように、VD2とVD1の差が小さくなる
と前記のVD3の存在し得る範囲が狭くなる。また、周囲
温度が上昇して交点Bを右方向に越すとVD1>VD3とな
って送信オフ時にもかかわらず高周波出力有りと判断し
てしまうことになる。また逆に、周囲温度が下がってA
点を左方向に越すと、VD3>VD2となって送信オン時に
もかかわらず高周波出力無しと判断してしまう現象が起
り得るという問題点がある。
勿論,そのような誤動作を防ぐために温度補償回路が備
わっているが、それはあくまでも温度によるVD1,VD3
の変化を軽減する程度のものであり,回路定数のばらつ
きを含め、広い温度範囲にわたって根本的に誤動作をな
くすためのものではない。更に基準電圧となるVD3も電
圧安定化回路の温度係数により事実上変動する。このよ
うに,従来の回路では広い温度範囲にわたって小さな高
周波出力電力をも確実に検出することは困難であった。
本発明は従来のもののこのような問題点を解決し,低い
高周波出力電力でも広い温度範囲にわたり正確に送信高
周波出力の有無を識別できるようにしたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば,無線装置の送信出力端の高周波電圧を
検出してその送信動作を監視する回路において,前記高
周波電圧を検波するために設けられ,直流バイアス電流
の流れる第1のダイオードと,該第1のダイオードを温
度補償するために設けられ,直流バイアス電流の流れる
第2のダイオードとを有し,前記第1のダイオードの端
子電圧と第2のダイオードの端子電圧の差によって前記
高周波電圧の存在を判定することを特徴とする無線装置
の送信動作監視回路が得られる。
すなわち本発明による送信動作監視回路は,従来温度補
償されていない電圧比較器の基準電圧も温度補償しよう
というものである。この場合の温度補償とは基準電圧V
D3を温度によらず一定に保つのが目的ではなく,基準電
圧VD3と送信オン時の検波電圧VD2との差(VD2
D3)や送信オフ時の検波電圧VD1との差(VD3
D1)を一定に保つのが目的である。例えば,検波電圧
が正の温度係数を持つ場合,VD3の温度変化を第4図の
ように温度補償するものである。
一般に,VD1,VD2が温度で変動する主な原因はダイオ
ードの特性の温度による変化である。よって,従来はダ
イオードを一つ追加してVD1,VD2の温度変動を補償し
ていたが,本発明ではそのダイオードを用いてVD3もV
D1,VD2と同じような温度係数をもつように補償するも
のである。
〔発明の実施例〕
次に,本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例の回路図である。この例によ
れば,電圧比較器18の基準電圧VD3は抵抗分割ではな
く,ダイオード12の端子13から得られる。端子13
から得られる基準電圧VD3はダイオード11,12に同
一品種を使用することにより送信オン時の検波電圧VD2
や送信オフ時の検波電圧VD1と同様な温度変化を示し,
ある温度で VD1<VD3<VD2 となるように抵抗14の抵抗値を定めれば,少ない高周
波送信出力に対しても,広い温度範囲に対しても第4図
のような温度変化が得られる。
また,基準電圧も検波電圧も同一の電源端子5より補償
されているので,電源Vの電圧安定化回路の温度変化
にも影響を受けにくい構成である。
第2図は高周波の結合回路として第1図のようなコンデ
ンサ結合ではなく,伝送線路21による高周波結合回路
を用いた場合の実施例である。また,ダイオード11,
12の向きが第1図の例とは逆であるが,これは端子5
を負電源へ接続することを意味する。すなわち,この場
合,端子17に表われる送信オン時の電圧VD2,送信オ
フ時の電圧VD1,端子13の基準電圧VD3のそれぞれの
関係は VD1>VD3>VD2 となるが,動作原理は第1図の場合と同じである。
〔発明の効果〕
以上説明したように,本発明によれば,高周波検波電圧
と基準電圧の両方を温度補償して電圧比較器へ入力させ
ることにより,低い高周波出力電力でも,広い温度範囲
にわたり正確に送信高周波出力の有無を識別することが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す回路図,第2図は
本発明の第2の実施例を示す回路図,第3図は従来技術
による回路図,第4図は検波電圧および基準電圧の温度
特性の例を示すグラフ,第5図は各電圧の温度特性を示
す図である。 図において,1は高周波出力端子,2,7,10,1
3,17,22,24は端子,3は高周波電力増幅部,
4,8,15はコンデンサ,5は電源端子,6,14,
16,20,23,25は抵抗,9はチョークコイル,
11,12はダイオード,18は電圧比較器,19は検
出出力端子,21は伝送線路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線装置の送信出力端の高周波電圧を検出
    してその送信動作を監視する回路において,前記高周波
    電圧を検波するために設けられ,直流バイアス電流の流
    れる第1のダイオードと,該第1のダイオードを温度補
    償するために設けられ,直流バイアス電流の流れる第2
    のダイオードとを有し,前記第1のダイオードの端子電
    圧と第2のダイオードの端子電圧の差によって前記高周
    波電圧の存在を判定することを特徴とする無線装置の送
    信動作監視回路。
JP61266659A 1986-11-11 1986-11-11 無線装置の送信動作監視回路 Expired - Lifetime JPH0630473B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61266659A JPH0630473B2 (ja) 1986-11-11 1986-11-11 無線装置の送信動作監視回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61266659A JPH0630473B2 (ja) 1986-11-11 1986-11-11 無線装置の送信動作監視回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63121330A JPS63121330A (ja) 1988-05-25
JPH0630473B2 true JPH0630473B2 (ja) 1994-04-20

Family

ID=17433902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61266659A Expired - Lifetime JPH0630473B2 (ja) 1986-11-11 1986-11-11 無線装置の送信動作監視回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0630473B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5240184A (en) * 1975-09-25 1977-03-28 Automob Antipollut & Saf Res Center Temperature compensation circuit for pressure transducers
JPS57154919A (en) * 1981-03-20 1982-09-24 Hitachi Denshi Ltd Detecting system for high frequency faulty power level
JPS61102577A (ja) * 1984-10-25 1986-05-21 Matsushita Electric Works Ltd 光電スイッチ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63121330A (ja) 1988-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4581691A (en) Balanced constant current sensing circuit inherently immune to longitudinal currents
JP2586495B2 (ja) 高周波検出回路
US3866136A (en) Amplifier protection circuit
US6683798B2 (en) Switching power supply with transfer function control circuit
US9110118B2 (en) Proximity sensor with health monitoring
JPH0118386B2 (ja)
US4262220A (en) Optical current isolator circuit
JPH0630473B2 (ja) 無線装置の送信動作監視回路
US4128810A (en) Signal level indicator driving circuit
US4703410A (en) Power failure indicator
JPH0679042B2 (ja) 無線周波エネルギー検出回路
US4393346A (en) Voltage controlled resistor
US3030504A (en) Automatic gain control circuit
US6339702B1 (en) Output power detection circuit of transmitter
US20090115383A1 (en) System And Method For Controlling Mode Crossover Time In A Power Supply
JPH0527340B2 (ja)
JPH04295222A (ja) 安定化電源回路
US5528191A (en) Logarithmic amplifier having improved speed response
JP3536936B2 (ja) 対数増幅器
US20240319753A1 (en) Regulator voltage detection circuit and semiconductor device
JPH0664501B2 (ja) 定電流電源回路
JPH0537530Y2 (ja)
JPH02250506A (ja) ダイオードディテクターのためのバイアス回路
US2999927A (en) Radio receiver circuit
JPS63239368A (ja) 内燃機関点火装置