JPH06304535A - 処理槽における液面揺れ制御装置 - Google Patents

処理槽における液面揺れ制御装置

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JPH06304535A
JPH06304535A JP11767493A JP11767493A JPH06304535A JP H06304535 A JPH06304535 A JP H06304535A JP 11767493 A JP11767493 A JP 11767493A JP 11767493 A JP11767493 A JP 11767493A JP H06304535 A JPH06304535 A JP H06304535A
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JP
Japan
Prior art keywords
bubble
liquid
treatment tank
cylinder
processing tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP11767493A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Ikeda
敏治 池田
Tetsushi Oishi
哲士 大石
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SPC Electronics Corp
Original Assignee
SPC Electronics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 気泡を除去して液面の揺れを防止する。 【構成】 液供給管の上端を垂直方向に向かって開口
し、この液供給管に上壁を有し、周面に脱気孔を設けた
気泡分離筒を被せ、気泡分離筒の吐出口を処理槽の液と
連通するように開口し、液分離筒に形成する吐出口を任
意の方向を向けることができるように水平以外の形状を
形成し処理槽における液面揺れ制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は処理槽における液面揺れ
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の洗浄等に用いる処理槽は、洗浄液
中に含まれる気泡によって、超音波の照射が減衰するの
を防止するために、図14、図15に示すように槽1´
の液供給管2´のやや上側に金網又は多孔板で形成した
気泡分離板3´を水平に設置し、反液供給管2´側に仕
切板4´を垂直に設けて、上端に気泡排出口5´を開口
している。尚、図中6´はオーバーフロー口、7´は気
泡、8´は無気泡液である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記装置にあっては気
泡分離板3´により気泡7´を洗浄液から分離し、液面
の揺れを防止していた。しかしながら、気泡分離板で超
音波の伝幡を阻止するので超音波洗浄に用いることがで
きず、又、温水を用いた引上げ乾燥槽においては定期的
なメンテナンスが困難になるという問題があった。そこ
で、本発明においては汚物が溜ることなく、清掃不要な
装置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、液供給管の上端を垂直方向に向って開口
し、この液供給管に上壁を有し、周面に脱気孔を設けた
気泡分離筒を被せ、気泡分離筒の吐出口を処理槽の液と
連通するように開口した処理槽における液面揺れ制御装
置を構成する。
【0005】又、気泡分離筒の外周に第2気泡分離筒
を、更にその外周に仕切筒を設ける。又、気泡分離筒に
形成する排出口を任意の方向を向けることができるよう
に水平以外の形状に形成する。更に、仕切筒には放射状
に無気泡流を流出させるように吐出口を設ける。更に
又、処理槽が温水用で被乾燥物を搬送フックで吊下する
ようになっている温水引上げ乾燥装置である処理槽にお
ける液面揺れ制御装置を構成する。
【0006】
【作用】本発明は前記のように構成したもので、液供給
管で供給された液は気泡分離筒内において気泡を分離
し、大気圧に触れさせて液の流速を整え、処理槽の液面
に揺れを発生させることなく、処理槽内に流出させる。
又、第2気泡分離筒及び仕切筒を用いることにより大気
圧に接触させる機会を増加させて、流速の整え及び気泡
の除去を確実に行えるようにしている。
【0007】又、吐出口を下端に水平に開口させない
で、排出口の位置を任意に変えられるようになってい
る。更に又、処理槽に温水を貯溜して被乾燥物を加熱し
て引上げ時に乾燥させる装置に用いることにより気泡の
破裂による乾燥ムラを防止するようになっている。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図1,図2に基いて詳細に
説明する。洗浄等の処理を行う処理槽1の側面に気泡分
離室9を設け、下端に連通口10を設けて処理槽1と連
通できるようになっている。この気泡分離室9の内部
に、上端が処理槽1内の液面11よりも下方に開口する
ようにL字形に折曲させた液供給管2を設置している。
この液供給管2の開口部を覆うように気泡分離筒12を
被せている。
【0009】気泡分離筒12は上壁13を有し、液面1
1よりも上側の周面に複数個の脱気孔14を設けて気泡
7のみを脱出させ、脱気後の無気泡液8を気泡分離管1
2に下端に設けた吐出口15から連通口10を通って処
理槽1の下方に送るようになっている。尚、図中6はオ
ーバーフロー16はドレンバルブである。又、オーバー
フローの方式は処理槽1の上部にV字形の溝を全周に設
けてもよいものである。
【0010】第1実施例は前記のように構成したもの
で、液は液供給管2で気泡分離室9内に供給される。こ
の際、液供給管2の折曲に伴い、垂直方向に上昇した後
に、気泡分離筒12内を下降することになり、この方向
転換に際して気泡7は分離され、脱気孔14から外部に
放出され、大気圧に接触した無気泡液8が連通口10か
ら処理槽1内の下方から流速を整え静かに流入される。
尚、液供給管2は上側から上壁13を貫通して下側に向
くように取付けてもよいものである。
【0011】次に、第2実施例を図3、図4に基いて説
明する。本実施例においては処理槽1内に気泡分離筒1
2を設置するもので、湾曲させて整流部17を形成し、
吐出口15を垂直方向に開口させている。尚、図中18
は超音波振動子である。他は第1実施例と同様なので同
一符号を付し説明を省略する。
【0012】第2実施例は前記のように構成したもの
で、第1実施例と同様な作用で脱気を行い気泡7を脱気
孔14から外部に放出し、吐出口15から液中に無気泡
液8を流出させるようになっている。この気泡分離筒1
2は回転させて吐出口15を任意方向に位置させること
により、所望の場所に無気泡液8を流出させるようにな
っている。
【0013】次に、第3実施例を図5、図6に基いて説
明すると、第2実施例と同様に気泡分離筒12を処理槽
1内に位置させ、下端の吐出口15を傾斜面で形成した
もので、他はすべて第1実施例と同様なので同一符号を
付し説明を省略する。
【0014】第3実施例は前記のように構成したもの
で、気泡7を分離した無気泡流8は傾斜した吐出口15
から、液との接触角度を変化させ、且つ気泡分離筒12
を回転させて吐出方向を任意に選び静かに処理槽1内に
流入するようになっている。
【0015】次に、第4実施例を図7、図8に基いて説
明すると、第1実施例と同様に下端に吐出口15を水平
に開口した気泡分離筒12を処理槽1内に位置させ、気
泡分離筒12の外周に底板19を有し、上端を開口した
第2気泡分離筒20を設け、第2気泡分離筒20の外周
に仕切筒21を設けている。仕切筒21は上端を第2気
泡分離筒20よりも高く形成して、上端を開口し、下端
に底板22を設け、外周に放射状に且つ複数段に多数の
吐出口23を設けて無気泡流8を放出するようになって
いる。液供給管2は底板19を通して気泡分離筒12内
に開口している。
【0016】第4実施例は前記のように構成したもの
で、第1実施例と同様に供給液は、液供給管2を上昇し
て気泡分離筒12内を下降する際に、気泡7を分離して
脱気孔14から外部に放出する。気泡分離筒12内を下
降した供給液は第2気泡分離筒20内を上昇し、仕切筒
21内に流下する際に、残留する気泡7があれば、上端
が開口して大気圧下にあるので、気泡7は外部に放出さ
れる。そして、仕切筒21内を流下した供給液は夫々の
吐出口23,23,…から処理槽1内に向かって放射状
に無気泡流8となって流出する。
【0017】次に、第5実施例を図9、図10に基いて
説明する。本実施例は第4実施例と同様に気泡分離筒1
2の外周に第2気泡分離筒20を設け、その外周に仕切
筒21を設ける。そして、仕切筒21は第4実施例と異
なりなり、下端に設ける吐出口24を第2気泡分離筒2
0の下端よりも上側において水平に開口して無気泡流8
を放射状に流出させたものである。他は全て第4実施例
と同様なので、同一符号を付し説明を省略する。
【0018】第5実施例は前記のように構成したもの
で、仕切筒21内を流下した液は下端の吐出口24から
無気泡流となって放射状に静かに処理槽内に流出する。
【0019】次に、第6実施例を図11、図12に基い
て説明する。本実施例は気泡分離筒12を処理槽1の外
部に設けたもので、気泡分離筒12の下端に水平な連通
筒25を処理槽1と連通するように取付けたものであ
る。他は全て第1実施例と同様なので、同一符号を付
し、説明を省略する。
【0020】第6実施例は前記のように構成したもの
で、気泡7を脱気した無気泡流は気泡分離筒12内を流
下した連通筒25を介して処理槽1内に流入させる。
【0021】次に、第7実施例を図13に基いて説明す
る。枠体A内に温水加熱を行う温水処理槽26を設置
し、温水処理槽26内の温水27内に気泡分離筒12の
下端を浸漬させ、温水27を供給する液供給管2を気泡
分離筒12の下方から液面上に位置するようにセット
し、温水27が液供給管2から流出して方向転換する際
に気泡7を分離して脱気孔14から脱出させる。
【0022】被乾燥物28は搬送フック29で温水27
中に浸漬させて浸漬加熱し、加熱後微速で引き上げ、温
水27で得た熱エネルギーで被乾燥物28の表面に残溜
している水分を乾燥する。温水27の加熱による蒸気は
上方の乾燥室Bに設けた凝縮管Cで凝縮して液化させて
下方の受皿Dに流下させる。温水27は純水装置Eで市
水を純水にしてタンクF内に送って貯溜させ、ポンプP
で吸収して加熱器Hで加熱され、液供給管2から気泡分
離筒12を介して温水処理槽26に供給し、オーバーフ
ロー管GからオーバーフローさせてタンクFに戻す。
尚、温水27は循環パイプIの途中にフィルターJを設
けて濾過することで、通常使い捨てで用いる為のコスト
的な問題とクリーン化の対応問題も解決できる。図中K
は排気口である。
【0023】第7実施例は前記のように構成したもの
で、温水中に気泡が存在しないので、被乾燥物28を温
水中から引上げる際に、気泡の破裂による温水の飛散に
よる付着で生ずる乾燥ムラをなくすことができる。
【0024】
【発明の効果】本発明は前記のような構成、作用を有す
るから、供給する液は気泡が除去され、且つ大気圧と接
触して流速を整え処理槽内に流出させるので液面の揺れ
を防止することができる。又、気泡分離筒内に汚染液が
入ることがないので清掃が不要となる。又、メンテナン
スが容易である。更に又、吐出方向を任意の方向に変え
ることができる。又、超音波洗浄槽に使用することがで
きる。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る処理槽における液面揺れ制御装置
の第1実施例の平面図。
【図2】その断面図。
【図3】第2実施例の平面図。
【図4】その断面図。
【図5】第3実施例の平面図。
【図6】その断面図。
【図7】第4実施例の平面図。
【図8】その断面図。
【図9】第5実施例の平面図。
【図10】その断面図。
【図11】第6実施例の平面図。
【図12】その断面図。
【図13】第7実施例の断面図。
【図14】従来装置の平面図。
【図15】その断面図。
【符号の説明】
1 処理槽 1´ 槽 2 液供給管 2´ 液供給管 3´ 気泡分離板 4´ 仕切板 5´ 気泡排出口 6 オーバーフロー口 6´ オーバーフロー口 7 気泡 7´ 気泡 8 無気泡流 8´ 無気泡流 9 気泡分離室 10 連通口 11 液面 12 気泡分離筒 13 上壁 14 脱気孔 15 吐出口 16 ドレンバルブ 17 整流部 18 超音波振動子 19 底板 20 第2気泡分離筒 21 仕切筒 22 底板 23 吐出口 24 吐出口 25 連通口 26 温水処理槽 27 温水 28 被乾燥物 29 搬送フック A 枠体 B 乾燥室 C 凝縮管 D 受皿 E 純水装置 F タンク G オーバーフロー管 H 加熱器 I 循環パイプ J フィルター K 排気口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液供給管の上端を垂直方向に向って開口
    し、この液供給管に上壁を有し、周面に脱気孔を設けた
    気泡分離筒を被せ、気泡分離筒の吐出口を処理槽の液と
    連通するように開口したことを特徴とする処理槽におけ
    る液面揺れ制御装置。
  2. 【請求項2】 気泡分離筒の外周に第2気泡分離筒を、
    更にその外周に仕切筒を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の処理槽における液面揺れ制御装置。
  3. 【請求項3】 気泡分離筒に形成する排出口を、任意の
    方向を向けることができるように水平以外の形状に形成
    したことを特徴とする請求項1記載の処理槽における液
    面揺れ制御装置。
  4. 【請求項4】 仕切筒には放射状に無気泡流を流出させ
    るように吐出口を設けたことを特徴とする請求項2記載
    の処理槽における液面揺れ制御装置。
  5. 【請求項5】 処理槽が温水用で被乾燥物を搬送フック
    で吊下するようになっている温水引上げ乾燥装置である
    ことを特徴とする請求項1記載の処理槽における液面揺
    れ制御装置。
JP11767493A 1993-04-22 1993-04-22 処理槽における液面揺れ制御装置 Pending JPH06304535A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006297274A (ja) * 2005-04-20 2006-11-02 Shibaura Mechatronics Corp 基板の処理装置及び処理方法
JP2010246633A (ja) * 2009-04-13 2010-11-04 Fujifilm Corp 内視鏡洗浄装置
CN107593493A (zh) * 2017-10-11 2018-01-19 深圳市雷凌广通技术研发有限公司 一种基于物联网的用于牲畜养殖的智能化装置

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