JPH0630408B2 - 反射鏡アンテナ - Google Patents

反射鏡アンテナ

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JPH0630408B2
JPH0630408B2 JP61189028A JP18902886A JPH0630408B2 JP H0630408 B2 JPH0630408 B2 JP H0630408B2 JP 61189028 A JP61189028 A JP 61189028A JP 18902886 A JP18902886 A JP 18902886A JP H0630408 B2 JPH0630408 B2 JP H0630408B2
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JP
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reflector
shape
level
horn
antenna
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貴 蛭子井
修治 浦崎
清司 真野
孝至 片木
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば静止衛星に搭載され、所定のサービ
スエリアを効率よく照射する成形ビームを実現する反射
鏡アンテナに関する。
〔従来の技術〕
従来の反射鏡アンテナの1つは、例えば特開昭52−1
56537号公報に示されている。この反射鏡アンテナ
は、第5,6図に示すように、反射鏡面が回転放物面の
1部からなる反射鏡1と、この反射鏡のほぼ焦点位置に
設置された複数個のホーン2a,2b,……で構成した
一次放射器3とから成り、前記反射鏡1は支持体4を介
して衛星本体5に固定してある。そして各ホーン2a,
2b,……から放射された球面波は反射鏡1で平面波に
変換され、平面波の進行方向に放射電力の強い放射パタ
ーンを実現する。この反射鏡アンテナの主ビームにおけ
る等レベルの形状、即ちその断面形状は通常円又は円に
近い楕円である。従って衛星本体5から見た場合の、地
球上におけるサービスエリアの形状が円又は円に近い楕
円でないときは、複数個のホーンを組合せた一次放射器
とすることによって上記サービスエリアの形状に合わせ
たビーム形状を実現している。
従来の反射鏡アンテナの他の例は、例えば特公昭50−
15341号公報に示されている。この反射鏡アンテナ
は、第7,8図に示すように、鏡面修整された中央部6
aの形状が回転双曲面であり周辺部6bの形状が特定の
方向に放物線を含む曲面である反射鏡6と、球面波を放
射する1個のホーン7で構成され反射鏡のほぼ焦点位置
にある一次放射器8とから成る。反射鏡6は支持体9を
介して衛星本体10に固定してある。そして一次放射器
8から放射された球面波は、反射鏡で反射されて、その
電波の等位相面が第9,10図に示す如く、中央部Aで
は球面波の一部となり、周辺部Bでは上記中央部Aとの
境界曲線C上の各点Dにおける球面波の接平面と境界曲
線Cに垂直な平面との交線Eを集積して得られる笠状の
曲面波の一部となる。従って、この反射鏡アンテナの放
射パターンの等レベルの形状,即ちビームの断面形状を
希望の形状とすることができ、円又は円に近い楕円形状
以外の形状のサービスエリアも効率よく照射することが
できる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
第5,6図に示す複数個のホーンで構成される一次放射
器3と回転放物面をもつ反射鏡1から成る反射鏡アンテ
ナを用い、各ホーンに対するビームを合成することによ
って希望するビーム形状を実現するためには、各ホーン
に対するビームが交差する方向のレベルをピークレベル
に対して約−6dBとすればよいことが、例えば、下記文
献75ページ20〜21行目に示されている。M.Afifi
and P.Foldes:“Optimum Contiguous Multibeam Anten
na Coverage”,1980 IEEE AP-S Digest,AP.3-1,pp74-7
7,1980.即ち、各ホーンを同時に励振した場合に上記ビ
ームが交差する方向では、各々のビームに対応する電界
を合成した電界となるので、ピークレベルに対して約−
6dBとなるように設定すれば、各ビームを等レベルで連
続的につなぐことができる。
一方、ホーンが1個の反射鏡アンテナにおいては、スピ
ルオーバー損と開口分布による損失のバランスにより反
射鏡のエッジ方向のレベルをピークレベルに対し−10
dB〜−14dBとすることによって指向性利得を最大とす
ることができることが、例えば、下記文献図8に示され
ている。S.Lee and Y.Rahmat-Samii:“Simple Formula
s for Designing an Offset Multbeam Parabolic Refle
ctor”,IEEE Trans.Antennas & Propagat.,AP-29,3,pp
472-478,1981.しかし、このような条件を満足するホー
ンの複数個をもって成形ビームを作ると、各ビームが交
差する方向のレベルはピークレベルに対して約−10dB
となり、各ビームを等レベルで連続的につなぐことがで
きない。連続的につなぐためには交差方向のレベルがピ
ークレベルに対して約−6dBとなればよいが、そのため
には上記の場合よりホーンの開口寸法を小さくしホーン
間隔を狭くして各ホーンに対するビーム間隔を狭くしな
ければならず、そうすると、反射鏡のエッジ方向のレベ
ルはピークレベルに対して−4dB〜−6dBとなり、スピ
ルオーバー損が大きくなり、アンテナの効率が低下する
という問題があった。
また、第7,8図に示す反射鏡アンテナは単一ホーンの
一次放射器を用いているので、入り組んだ形状を有する
サービスエリアや分離した複数個の領域からなるサービ
スエリアを効率良く照射することが困難であり、さら
に、1つの反射鏡アンテナを用いて特殊な形状を有する
サービスエリアの全体を照射するビームと、上記サービ
スエリアの1部を部分的に照射するスポットビームの2
種類のビームを有することは困難であるという問題があ
った。
この発明は上記の問題を解決するためになされたもの
で、特殊な形状を有するサービスエリアを効率よく照射
するビームを有するとともに、上記サービスエリアの一
部を照射するスポットビームも有する反射鏡アンテナを
提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、上記目的達成のために、一次放射器を複数
個のホーンから構成し、上記反射鏡の中央部の形状を回
転双曲面とし、周辺部の形状を特定方向に放物線を含む
曲面とするとともに、反射鏡のエッジ方向のレベルがピ
ークレベルに対し−10dB〜−14dBとなるホーン形状
とし、各ホーンに対する反射鏡からの放射パターンのビ
ームが交差する方向のレベルがピークレベルに対して約
−6dBとなる修整された反射鏡面とした。
〔作用〕
この発明の反射鏡アンテナは上記の一次放射器と反射鏡
とを具備するので、反射鏡のエッジ方向のレベルがピー
クレベルに対して−10dB〜−14dBとなるように一次
放射器のホーンの形状を定め、さらに複数個のホーンの
それぞれの反射鏡からの放射パターンの各ビームが交差
する方向のレベルがピークレベルに対して約−6dBとな
るように反射鏡の鏡面を修整することによって、反射鏡
アンテナとして最も効率の高い成形ビームを実現でき
る。また、複数個のホーンのうちの一部のホーンを励振
することによってサービスエリアの一部のみを照射する
スポットビームを容易に実現することができる。
〔実施例〕
第1図はこの発明の1実施例の反射鏡アンテナの構成を
示す側面図、第2図はその正面図である。
これらの図において、11は中央部11aの形状を回転
双曲面とし、周辺部11bの形状を特定方向に放物線を
含む笠状の曲面とした構成の反射鏡、12は複数個のホ
ーン12a,12b,12cから成る一次放射器、13
は衛星本体14に反射鏡11を取付ける支柱である。
そして、最適の効率を得るために、上記の一次放射器1
2の各ホーン12a,12b,12cの形状を反射鏡1
1のエッジ方向のレベルがピークレベルに対して−10
dB〜−14dBとなるように定め、かつ、反射鏡11の中
央部11aの回転双曲面と周辺部11bの笠状曲面の傾
き角を、各ビームが交差する方向のレベルがピークレベ
ルに対して約−6dBとなるように選定した。
この一次放射器12の各ホーン12a,12b,12c
を同時に励振した場合、放射パターンは各ホーンに対す
るビームをなめらかに接続した形となり、効率のよい放
射特性の所望成形ビームを実現する。
次にこの実施例の反射鏡アンテナの適用例を第3,4図
により説明する。これらの図において、15は静止軌道
上の点から見た日本列島、12A,12B,12Cはホ
ーン12a,12b,12cをそれぞれ別個に励振した
場合の各ホーンのビームを等高線(2dB間隔)で示した
断面形状、16はホーン12a,12b,12cを同時
に励振した場合の成形ビームの断面形状を示す。そし
て、日本列島15は細長いので、1個のホーンによるビ
ーム形状を楕円形状とし、即ち波面の境界曲線を楕円形
状とするとともに、前記の通り各ホーンのビームの交差
する方向のレベルを約−6dBとすることによって、第4
図の如く日本列島15を無駄なく効率よく成形ビームで
覆うことができる。さらに、一次放射器12を3個のホ
ーン12a,12b,12cから構成したので、日本列
島を3等分してその一部分のみを照射するスポットビー
ムも実現することができ、マルチビームアンテナとして
利用できる。
なお、反射鏡の中央部,周辺部の形状は、所望の波面を
決定し、第11図に示すように、反射鏡Gの焦点Fと反
射鏡G上の点M、この点Mと波面(等位相面)H上の点
Rを結ぶ線の長さが一定という光路程一定の原理より定
められる。
以上は静止衛星搭載用アンテナとして用いた場合につい
て説明したが、地上の通信用アンテナとしてもこの発明
の反射鏡アンテナを用いることができる。
〔発明の効果〕
この発明の反射鏡は、一次放射器を複数個のホーンから
構成し、反射鏡の中央部の形状を回転双曲面とし周辺部
の形状を特定方向に放物線を含む曲面とした構成である
から、反射鏡のエッジ方向のレベルがピークレベルに対
して−10dB〜−14dBとなるように一次放射器のホー
ンの形状を定め、さらに各ホーンの反射鏡からの反射パ
ターンの各ビームが交差する方向のレベルがピークレベ
ルに対して約−6dBとなるように反射鏡の鏡面を修整す
ることができ、これによって反射鏡アンテナとして最も
効率の高い成形ビームを実現でき、さらに複数個のホー
ンのうちの一部のホーンを励振することによってサービ
スエリアの一部のみを照射するスポットビームを容易に
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の1実施例の反射鏡アンテナの構成を
示す側面図、第2図はその正面図、第3,4図はこの発
明の反射鏡による1例の放射パターンの説明図、第5図
は従来例の1つの構成を示す側面図、第6図はその正面
図、第7図は他の従来例の構成を示す側面図、第8図は
その正面図、第9図は反射鏡から反射した電波の等位相
面の形状を示す正面図、第10図はその側面図、第11
図は焦点,反射面,等位相面を結ぶ光路程一定の原理の
説明図である。 11……反射鏡、11a……反射鏡の中央部、11b…
…反射鏡の周辺部、12……一次放射器、12a,12
b,12c……ホーン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片木 孝至 神奈川県鎌倉市上町屋325番地 三菱電機 株式会社鎌倉製作所内 (56)参考文献 特開 昭56−47106(JP,A) 特公 昭50−15341(JP,B1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】反射鏡とこの反射鏡のほぼ焦点位置に設置
    された一次放射器とを具備する反射鏡アンテナにおい
    て、 上記一次放射器を複数個のホーンから構成し、上記反射
    鏡の中央部の形状を回転双曲面とし、周辺部の形状を特
    定方向に放物線を含む曲面とするとともに、 反射鏡のエッジ方向のレベルがピークレベルに対し−1
    0dB〜−14dBとなるホーン形状を有し、各ホーンに対
    する反射鏡からの放射パターンのビームが交差する方向
    のレベルがピークレベルに対して約−6dBとなる修整さ
    れた反射鏡面を有することを特徴とする反射鏡アンテ
    ナ。
JP61189028A 1986-08-12 1986-08-12 反射鏡アンテナ Expired - Lifetime JPH0630408B2 (ja)

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JP2014017708A (ja) * 2012-07-10 2014-01-30 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 空間合成アンテナ装置及び鏡面修整反射鏡の製造方法

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JPS5647106A (en) * 1979-09-26 1981-04-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Multihorn shaped-beam antenna

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