JPH063032B2 - 便器への薬品供給機構 - Google Patents

便器への薬品供給機構

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JPH063032B2
JPH063032B2 JP23927788A JP23927788A JPH063032B2 JP H063032 B2 JPH063032 B2 JP H063032B2 JP 23927788 A JP23927788 A JP 23927788A JP 23927788 A JP23927788 A JP 23927788A JP H063032 B2 JPH063032 B2 JP H063032B2
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JP
Japan
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toilet
toilet bowl
door
chemical liquid
pump
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JP23927788A
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JPH0288828A (ja
Inventor
光宏 岸
豊彦 砂岡
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Hikoma Seisakusho Co Ltd
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Hikoma Seisakusho Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は便所に設けられた便器に洗浄液や防臭液等の薬
品液を自動的に供給することができ、便器を常時清潔に
保つことができる便器への薬品供給機構に関する。
〔従来の技術〕 日常使用する便所内に設けられた便器は、定期的に清掃
しなければ、屎尿が便器に付着して汚れ易いものであ
る。水洗便所においては一回の使用毎に水を流すため、
比較的汚れが付き難いものである。また、特殊な便器で
は流す水に薬品を混ぜ、使用の都度薬品の混じった水を
放流し、汚れを落とす作用をさせてる種類もある。この
ような上水の供給が可能な場所にある水洗便所では一回
の使用毎に水を流すことができるため、便器の自動清掃
が行われ易いものである。
しかしながら、非水洗の便所や水を使用することができ
ない移動式の便所においては定期的に清掃をしなければ
ならず、煩わしいものであった。特に近年では郊外や広
場に一時的に設置できる仮設便所の使用が盛んとなって
おり、このような水を供給することが出来ない移動型の
便所においては便器の定期的な清掃が欠かせないもので
あった。
このような、移動式の仮設便所においては、便器に定期
的に洗浄剤を噴霧して薬品の作用により汚物を落とすと
共に、便器内を清掃させる必要が生じてきた。しかしな
がら、毎日或いは一定の日毎に洗浄用の薬品液を便器に
噴霧すればよいのであるが、こういった定常的な作業は
忘られ易く、また作業員も嫌がるため、便器の清掃は行
われ難いものであった。従って、移動式の仮設便所にお
いては便器は汚れたままで放置され易いものであり、後
の清掃の作業において作業員が極めて煩わしい作業を要
求されるものとなっていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の仮設便所や非水洗型の便所においては日常の清掃
作業が必要とされるものであるが、往々にして忘れ易い
ものであった。この点を解消するために、タイマー等を
用いて一定の時間毎に移動便所や非水洗便所の便器を清
掃する装置も発売されているが、その機能が複雑とな
り、作動させるためには電気や動力を必要とし、長期の
使用において運転のための経費が掛かる欠点を有してい
た。このため、簡単な構成でありながら、常に便器の清
掃作業が行われる機構が望まれていた。
〔問題点を解決しようとする手段〕
本発明は上記欠点を解消するために、便室内に設けられ
た便器と、薬品液を収納するタンクと、タンクと便器の
間に介在されて両者をパイプで連結するとともに薬品液
の流動を行うポンプと、前記便器が設けられた便室を閉
鎖する開閉可能な扉と、この扉に設けられ前記ポンプを
作動させる作動体とから構成され、扉を開閉動させた際
に作動体がポンプを作動させ、タンク内にある薬品液を
便器に流動させることを特徴とする便器への薬品供給機
構を提供するものである。
〔作用〕
本発明では、便室に入るために扉を開閉動させると、必
ず作動体がポンプを動作させ、一回の扉の開閉動におい
てポンプが一回作動し、このポンプによりタンク内に溜
められていた薬品液が吸い上げられ、便器内に噴霧させ
られる。このため、便器には便所の一回の利用の度に便
器内周壁に薬剤液が付着し、屎尿による汚れの付着を防
止させることができる。このため、動力を必要とせず、
便所を利用する者が扉を開閉動させる日常の動作におい
て薬品液が便器に供給させられるので、清掃の煩わしさ
が無く、また、定期的に点検や清掃作業を行う必要が無
く、常に便器を清潔に保つことができるものである。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面により説明する。
第1図は、本発明を移動できる仮設便所にその具体的な
実施例を適応させて説明する。
移動便所1はトラック等に載置して空き地や工事現場等
の仮設の地面に設置して使用できるものであり、それ自
体が便所としての機能を果たすものである。この移動便
所1は家の形をしており、頂部には屋根があり、四方は
壁で囲まれており、前面に出入口2が開口されている。
この出入口2は人が出入りできる程度の大きさであり、
この出入口2の一側には蝶番3によって扉4が開閉でき
るように取り付けてある。この扉4で出入口2を閉める
ことにより移動便所1は密閉され、外部からは内部が見
えない構造となっている。
この移動便所1の下部には屎尿を収納する便槽5が設け
てあり、この便槽5はタンク状をしており、この便槽5
の上部には大便器6が設置されている。また、移動便所
1の内部の側壁には小便器7が固定されており、この小
便器7と便槽5とは排水管8によつて連結されており、
この大便器6及び小便器7から放出された屎尿は便槽5
内に収納される。そして、移動便所1の内部には洗浄液
や防臭液等の薬品液を入れた液タンク9が設置されてお
り、この液タンク9からは吸上げパイプ10が接続されて
いる。そして吸上げパイプ10の上端には移動便所1の側
壁に固定したポンプ11の吸引側が接続されている。そし
て、このポンプ11の吐出側には放水パイプ12が連結され
ており、この放水パイプ12の先端は前記小便器7の上部
に接続されている。また、前記扉4の内側であって、ポ
ンプ11の作動穴と対向する位置にはこの作動穴に出没す
る作動体13が固定されている。
次に、第2図は本発明における薬品液の供給機構を詳し
く説明するものである 移動便所1の内壁に固定されたポンプ11は一端が閉鎖さ
れたシリンダ20と、このシリンダ20内を移動するピスト
ン21から構成されており、シリンダ20内にはこのピスト
ン21を常時外方に圧動させているバネ22が収納されてい
る。
そして、シリンダ20の下部には弁23が接続されており、
この弁23内には弁球24が収納されており、この弁球24で
一方向にのみ薬品液を流動させることができるようにな
っている。そして、この弁23の下部には前記吸上げパイ
プ10が接続されており、吸上げパイプ10の下端は液タン
ク9内にまで延長しており、その下端は収容された薬品
液25の下部に位置している。また、シリンダ20の上部に
は弁26が接続されており、この弁26内には薬品液25を一
方向に移動させるための弁球27が収納されている。そし
て、この弁26には放水パイプ12が接続されており、この
放水パイプ12の先端は小便器7の上部にまで延長されて
おり、この放水パイプ12の先端はその内径を小さくした
ノズル28が形成されている。また、放水パイプ12の途中
には薬品液25を一時的に保持するアキュムレーター29が
接続されている。
また、第3図は前記ポンプ11の構造を詳しく説明するも
のである。
前記扉4の内壁には平板状をした取り付け板31が捻子等
によって固定されており、この固定板31の表面中央には
カーブさせて曲げられたロッド30が固着されている。そ
して、このロッド30は扉4の開閉動と共に移動できるも
のであり、ロッド30の移動方向の先端は前記シリンダ20
の開口に向けさせられている。そして、シリンダ20の開
口先端には突起32が内側に向けて形成させられており、
ピストン21はこの突起32によって外部に脱落しないよう
に保持させられている。このため、ポンプ11の非作動時
においてはピストン21がバネ22によって常時シリンダ20
の開口方向に付勢されている。
次に、本発明の作用を説明する。
この移動便所1を使用しようとする者は先ず扉4を開
け、出入口2を解放させ、この出入口2より移動便所1
の屋内に入ることができる。そして、扉4を閉めること
により扉4は蝶番3を中心軸として出入口2を閉じる方
向に開動し、同時に作動体13も回転して出入口2の方向
に移動することになる。
このとき、作動体13のロッド30はピストン21と接触し、
バネ22の弾性に逆らってピストン21をシリンダ20の内側
に押し込めようと作用する。このため、シリンダ20内に
ある薬品液25は弁球27を押し上げて放水パイプ12方向に
押動させる。このピストン21によって押し出された薬品
液25の一部はアキュムレータ29内に保留され、アキュム
レータ29によって一定の圧力が保持される。そして、薬
品液25は放水パイプ12の先端にあるノズル28より噴出さ
れ、小便器7の内周壁に向けて霧状に噴霧される。この
ため、小便器7の内周壁には薬品液25が付着した状態と
なり、小便器7の内周壁は汚れが落とされるとともに、
これから排泄されようとする小便が便器に汚れとして付
着するのを防止することができる。なお、アキュムレー
タ29内に入り込んだ薬品液の一部はアキュムレータ29内
にあるゴム膜等の圧力によって一定の圧力が保たれてい
るため、その力によって薬品液25をノズル28より噴出す
る動作をある程度の時間継続させることとができる。
そして、移動便所1での使用目的を達成した者が室内か
ら出ようとするときには、扉4を前述とは逆に押し開け
て出入り口2を解放し、この出入り口2より外部に出る
ことができる。同時にロッド30はシリンダ20の内部より
引き出されるため、ピストン21はバネ22によって押し戻
され、シリンダ20の先端方向に移動させられる。このと
きピストン21が移動した分の容積には弁球24を通過した
薬品液25が吸い上げられることになる。そして、シリン
ダ20内に所定量の薬品液25が吸い込められることによ
り、次の薬品供給の動作に待機することができる。
また、第4図は本発明の他の実施例を示すものであり、
この実施例においては大便器6に本発明の応用を示した
ものである。この実施例においては、第2図と同一の機
構は同一の番号を付し、説明を省略した。
この実施例においては、放水パイプ12は洋式の便座型の
大便器6に接続されており、放水パイプ12の先端にある
ノズル28は大便器6の内壁に向けて斜め方向にその噴出
方向が向けられている。そして、前述のように扉4を開
閉動させるとロッド30はシリンダ20内のピストン21を押
動し、ノズル28より薬品液25を噴出する。そして、この
ノズル28から噴出された薬品液25は、大便器6の内周壁
に沿って全体に付着するように斜めに噴出されるので、
大便器6の内周壁全体には薬品25が塗布され、屎尿が排
泄されても、この大便器6の内周壁表面には付着せず、
屎尿は便槽5方向に流れ落とされる。使用者が移動便所
1内に入る度毎に大便器6の内周には薬品液25が噴出さ
れるので、常時大便器6は清潔に保たれることになる。
〔発明の効果〕
本発明は上述の様に構成したので、便所を使用する人が
便室に入る度毎に便器内周壁には薬品液が噴出され、常
時便器が清潔に保たれることになる。また、この薬品液
を噴出する動作は電気、ガス等の動力を一切使用せず、
使用する者が扉を開ける動作に連動して行われるため、
運転経費が安価になる。また、扉を閉めるという動作に
よって確実に連動するため、定期的な清掃を忘れられる
ことが無いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を移動便所に応用した例を示
す便所の外観斜視図、第2図は同上の小便器に本発明を
応用した配管を詳しく示す一部断面の配管図、第3図は
ポンプと作動体の関連を示す説明図、第4図は本発明を
大便器に応用した例を示す配管図である。 1…移動便所、4…扉、6…大便器、7…小便器、9…
液タンク、10…吸上げパイプ、23,26…弁、11…ポン
プ、20…シリンダ、21…ピストン、12…排出管、28…ノ
ズル。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】便室内に設けられた便器と、薬品液を収納
    するタンクと、タンクと便器の間に介在されて両者をパ
    イプで連結するとともに薬品液の流動を行うポンプと、
    前記便器が設けられた便室を閉鎖する開閉可能な扉と、
    この扉に設けられ前記ポンプを作動させる作動体とから
    構成され、扉を開閉動させた際に作動体がポンプを作動
    させ、タンク内にある薬品液を便器に流動させることを
    特徴とする便器への薬品供給機構。
JP23927788A 1988-09-24 1988-09-24 便器への薬品供給機構 Expired - Lifetime JPH063032B2 (ja)

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JP23927788A JPH063032B2 (ja) 1988-09-24 1988-09-24 便器への薬品供給機構

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JP23927788A JPH063032B2 (ja) 1988-09-24 1988-09-24 便器への薬品供給機構

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Publication Number Publication Date
JPH0288828A JPH0288828A (ja) 1990-03-29
JPH063032B2 true JPH063032B2 (ja) 1994-01-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE59201983D1 (de) * 1991-07-30 1995-05-24 Kuyus Stiftung Vorrichtung für das ausgeben eines desinfektions-oder reinigungsmittels bzw. eines duftstoffes in eine wc-schüssel.

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JPH0288828A (ja) 1990-03-29

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