JPH06303018A - プリントアンテナ - Google Patents
プリントアンテナInfo
- Publication number
- JPH06303018A JPH06303018A JP8596893A JP8596893A JPH06303018A JP H06303018 A JPH06303018 A JP H06303018A JP 8596893 A JP8596893 A JP 8596893A JP 8596893 A JP8596893 A JP 8596893A JP H06303018 A JPH06303018 A JP H06303018A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- section
- resin
- flexible
- thermosetting resin
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は指向性を向上させた任意な立体形状
が形成できるフレキシブルで低原価で量産性に適したプ
リントアンテナの提供を目的とする。 【構成】 アンテナ基材１と、前記アンテナ基材１の表
面に積層形成されたアース部３と、アンテナ基材１の所
定部に穿孔されたスルーホール部４とを有するプリント
アンテナであって、アンテナ基材１の誘電体材料が可と
う性の熱硬化性樹脂であり、少なくとも前記アンテナ素
子部２が可とう性の熱硬化性樹脂をバインダーとした導
電性ペーストを熱硬化させて形成された構成からなる。
が形成できるフレキシブルで低原価で量産性に適したプ
リントアンテナの提供を目的とする。 【構成】 アンテナ基材１と、前記アンテナ基材１の表
面に積層形成されたアース部３と、アンテナ基材１の所
定部に穿孔されたスルーホール部４とを有するプリント
アンテナであって、アンテナ基材１の誘電体材料が可と
う性の熱硬化性樹脂であり、少なくとも前記アンテナ素
子部２が可とう性の熱硬化性樹脂をバインダーとした導
電性ペーストを熱硬化させて形成された構成からなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は移動体通信機器等に使用
される可とう性を有するプリントアンテナに関するもの
である。
される可とう性を有するプリントアンテナに関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】近年、移動体通信機器等の移動局用アン
テナには小型・軽量化に適したマイクロストリップ型平
面アンテナのプリントアンテナ等が使用されている。
テナには小型・軽量化に適したマイクロストリップ型平
面アンテナのプリントアンテナ等が使用されている。
【０００３】従来、この種のアンテナは樹脂やセラミッ
クス等の誘電体の表面にアンテナ素子、給電回路及びア
ース回路等を形成して全体を構成している。
クス等の誘電体の表面にアンテナ素子、給電回路及びア
ース回路等を形成して全体を構成している。
【０００４】また、特開昭６１−２０８９０３号公報に
は誘電体を誘電体膜として、金属板を一体化させ、これ
を積層して任意の三次元のアンテナ素子を形成するとい
った技術が提案されており、アンテナ素子材料として金
属板を使用している。
は誘電体を誘電体膜として、金属板を一体化させ、これ
を積層して任意の三次元のアンテナ素子を形成するとい
った技術が提案されており、アンテナ素子材料として金
属板を使用している。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、アンテナ基材である誘電体が堅く、しかも
板状であるため、アンテナ特性の中でも重要な指向性特
性がアンテナ素子面垂直の方向（１８０°）にしか確保
できないという問題点があった。また、アンテナ基材を
アンテナ支持体の形状に合わせて曲げられないので設置
スペース等を広く確保しなければならないという問題点
があった。
の構成では、アンテナ基材である誘電体が堅く、しかも
板状であるため、アンテナ特性の中でも重要な指向性特
性がアンテナ素子面垂直の方向（１８０°）にしか確保
できないという問題点があった。また、アンテナ基材を
アンテナ支持体の形状に合わせて曲げられないので設置
スペース等を広く確保しなければならないという問題点
があった。
【０００６】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、指向性を向上させた任意な立体形状が形成できるフ
レキシブルで低原価で量産性に適したプリントアンテナ
を提供することを目的とする。
で、指向性を向上させた任意な立体形状が形成できるフ
レキシブルで低原価で量産性に適したプリントアンテナ
を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項１のプリントアンテナは、アンテナ基
材と、前記アンテナ基材の表面に積層形成されたアンテ
ナ素子部と、前記アンテナ基材の底部に積層されたアー
ス部と、前記アンテナ基材の所定部に穿孔されたスルー
ホール部とを有するプリントアンテナであって、前記ア
ンテナ基材の誘電体材料が可とう性を有する樹脂である
構成を有している。請求項２のプリントアンテナは、請
求項１において可とう性を有する樹脂が熱硬化性樹脂で
ある構成を有している。請求項３のプリントアンテナ
は、請求項１または２の内いずれか１において、少なく
とも前記アンテナ素子部が可とう性の熱硬化性樹脂をバ
インダーとした導電性ペーストを熱硬化させてなる構成
を有している。
に本発明の請求項１のプリントアンテナは、アンテナ基
材と、前記アンテナ基材の表面に積層形成されたアンテ
ナ素子部と、前記アンテナ基材の底部に積層されたアー
ス部と、前記アンテナ基材の所定部に穿孔されたスルー
ホール部とを有するプリントアンテナであって、前記ア
ンテナ基材の誘電体材料が可とう性を有する樹脂である
構成を有している。請求項２のプリントアンテナは、請
求項１において可とう性を有する樹脂が熱硬化性樹脂で
ある構成を有している。請求項３のプリントアンテナ
は、請求項１または２の内いずれか１において、少なく
とも前記アンテナ素子部が可とう性の熱硬化性樹脂をバ
インダーとした導電性ペーストを熱硬化させてなる構成
を有している。
【０００８】ここで、可とう性の熱硬化性樹脂としては
シリコン樹脂，ウレタン樹脂，エポキシ樹脂，その他の
樹脂等が好適に用いられる。
シリコン樹脂，ウレタン樹脂，エポキシ樹脂，その他の
樹脂等が好適に用いられる。
【０００９】
【作用】この構成によって、導電性材料を可とう性の合
成樹脂材料を用いたので、アンテナ支持体の形状に応じ
て指向性を変化させることができる。また、広い指向性
を有するので、複雑な形状にも対応して設置できる。ま
た、複雑な形状にも容易に加工できるので種々のプリン
トアンテナの設計が可能となる。
成樹脂材料を用いたので、アンテナ支持体の形状に応じ
て指向性を変化させることができる。また、広い指向性
を有するので、複雑な形状にも対応して設置できる。ま
た、複雑な形状にも容易に加工できるので種々のプリン
トアンテナの設計が可能となる。
【００１０】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図１は本発明の一実施例におけるプ
リントアンテナの断面図である。１はシリコン樹脂等の
可とう性の熱硬化性樹脂を任意の形状に射出成形して形
成されたアンテナ基材、２は可とう性の熱硬化性樹脂を
バインダーとした導電性熱硬化性樹脂で形成されたアン
テナ素子部、３はアンテナ素子部２と同様の樹脂で形成
されたアンテナのアース部、４はアンテナ基材１の所定
部に穿孔されたスルーホール部、５はスルーホール部４
の内面にアース部３と同様の導電性熱硬化性樹脂で形成
されたアンテナ給電回路部で、アンプ回路に接続され
る。ここでアンテナ給電回路部５はアース部３と絶縁さ
れている。
しながら説明する。図１は本発明の一実施例におけるプ
リントアンテナの断面図である。１はシリコン樹脂等の
可とう性の熱硬化性樹脂を任意の形状に射出成形して形
成されたアンテナ基材、２は可とう性の熱硬化性樹脂を
バインダーとした導電性熱硬化性樹脂で形成されたアン
テナ素子部、３はアンテナ素子部２と同様の樹脂で形成
されたアンテナのアース部、４はアンテナ基材１の所定
部に穿孔されたスルーホール部、５はスルーホール部４
の内面にアース部３と同様の導電性熱硬化性樹脂で形成
されたアンテナ給電回路部で、アンプ回路に接続され
る。ここでアンテナ給電回路部５はアース部３と絶縁さ
れている。
【００１１】以上のように構成されるプリントアンテナ
について、以下その製造方法を説明する。図２（ａ）は
本発明のプリントアンテナの製造に用いられる射出成形
用金型の断面図であり、図２（ｂ）は射出成形された可
とう性を有するアンテナ基材の断面図である。６，７は
アンテナ素子面の寸法によって共振周波数が変化するの
で予め任意の曲面での寸法を考慮して設計された射出成
形用金型、８はアンテナ基材１のアンテナ素子面、９は
アンテナ基材１のアース面、１０はアンテナ基材１のス
ルーホール部４の内面である。
について、以下その製造方法を説明する。図２（ａ）は
本発明のプリントアンテナの製造に用いられる射出成形
用金型の断面図であり、図２（ｂ）は射出成形された可
とう性を有するアンテナ基材の断面図である。６，７は
アンテナ素子面の寸法によって共振周波数が変化するの
で予め任意の曲面での寸法を考慮して設計された射出成
形用金型、８はアンテナ基材１のアンテナ素子面、９は
アンテナ基材１のアース面、１０はアンテナ基材１のス
ルーホール部４の内面である。
【００１２】初めに、射出成形用金型６，７で、シリコ
ン樹脂等の可とう性のある樹脂を用いて成形し可とう性
を有するアンテナ基材１を得る。次に、オフセット等の
印刷手段を用いてアンテナ素子面８，アース面９，スル
ーホール内面１０にウレタンベースの導電性熱硬化性樹
脂を塗布しこれを硬化させて可とう性を有する図１に示
すプリントアンテナを形成する。
ン樹脂等の可とう性のある樹脂を用いて成形し可とう性
を有するアンテナ基材１を得る。次に、オフセット等の
印刷手段を用いてアンテナ素子面８，アース面９，スル
ーホール内面１０にウレタンベースの導電性熱硬化性樹
脂を塗布しこれを硬化させて可とう性を有する図１に示
すプリントアンテナを形成する。
【００１３】ここで、上記の材質については特に限定さ
れるものではなく、条件を満足するものであれば使用可
能である。
れるものではなく、条件を満足するものであれば使用可
能である。
【００１４】尚、本実施例においては、アンテナ基材１
の表面を平面としているが、これは曲面であってもよ
い。これによってアンテナの設置を容易にすることがで
きる。
の表面を平面としているが、これは曲面であってもよ
い。これによってアンテナの設置を容易にすることがで
きる。
【００１５】この方法によれば従来のプリントアンテナ
と比較してより広角度の指向性が得られ、アンテナ製造
も容易になり、大量生産が可能となる。
と比較してより広角度の指向性が得られ、アンテナ製造
も容易になり、大量生産が可能となる。
【００１６】以上のように製造したプリントアンテナに
ついて、以下その使用方法を説明する。図３は本発明の
プリントアンテナの使用状態を示す断面図である。１１
はアンテナを設置するアンテナ支持体である。
ついて、以下その使用方法を説明する。図３は本発明の
プリントアンテナの使用状態を示す断面図である。１１
はアンテナを設置するアンテナ支持体である。
【００１７】図３から明らかなように、アンテナを種々
の形状のアンテナ支持体１１の曲面等に合わせて使用す
ることが可能となり従来では達成できなかったベルト状
のアンテナ等が実現できる。
の形状のアンテナ支持体１１の曲面等に合わせて使用す
ることが可能となり従来では達成できなかったベルト状
のアンテナ等が実現できる。
【００１８】
【発明の効果】以上のように本発明は、アンテナ基材と
アンテナ素子部，アース部，スルーホール部の導電性材
料を可とう性の合成樹脂材にすることにより、アンテナ
支持体の形状に応じて指向性を変化させることができ、
広い指向性を有し、また、複雑な形状にも対応して設置
できるため種々のプリントアンテナの設計を可能とする
生産性に優れ低原価で量産できるプリントアンテナを実
現できるものである。
アンテナ素子部，アース部，スルーホール部の導電性材
料を可とう性の合成樹脂材にすることにより、アンテナ
支持体の形状に応じて指向性を変化させることができ、
広い指向性を有し、また、複雑な形状にも対応して設置
できるため種々のプリントアンテナの設計を可能とする
生産性に優れ低原価で量産できるプリントアンテナを実
現できるものである。
【図１】本発明の一実施例におけるプリントアンテナの
断面図
断面図
【図２】（ａ）は本発明のプリントアンテナの製造に用
いられる射出成形用金型の断面図 （ｂ）は本発明の射出成形された可とう性を有するアン
テナ基材の断面図
いられる射出成形用金型の断面図 （ｂ）は本発明の射出成形された可とう性を有するアン
テナ基材の断面図
【図３】本発明の一実施例におけるプリントアンテナの
使用状態を示す断面図
使用状態を示す断面図
１ アンテナ基材 ２ アンテナ素子部（導電性熱硬化性樹脂） ３ アース部（導電性熱硬化性樹脂） ４ スルーホール部（アンテナ給電回路） ５ アンテナ給電回路部（導電性熱硬化性樹脂） ６，７ 射出成形用金型 ８ アンテナ素子面 ９ アース面 １０ スルーホール内面 １１ アンテナ支持体
Claims (3)
- 【請求項１】アンテナ基材と、前記アンテナ基材の表面
に積層形成されたアンテナ素子部と、前記アンテナ基材
の底部に積層されたアース部と、前記アンテナ基材の所
定部に穿孔されたスルーホール部とを有するプリントア
ンテナであって、前記アンテナ基材の誘電体材料が可と
う性を有する樹脂であることを特徴とするプリントアン
テナ。 - 【請求項２】前記可とう性を有する樹脂が熱硬化性樹脂
であることを特徴とする請求項１に記載されたプリント
アンテナ。 - 【請求項３】少なくとも前記アンテナ素子部が可とう性
の熱硬化性樹脂をバインダーとした導電性ペーストを熱
硬化させてなるものであることを特徴とする請求項１ま
たは２の内いずれか１に記載されたプリントアンテナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8596893A JPH06303018A (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | プリントアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8596893A JPH06303018A (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | プリントアンテナ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06303018A true JPH06303018A (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=13873535
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8596893A Pending JPH06303018A (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | プリントアンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06303018A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2359664A (en) * | 2000-01-11 | 2001-08-29 | G Com Internat Ltd | Improvements in or relating to antennae |
| JP2006501699A (ja) * | 2002-03-04 | 2006-01-12 | シーメンス インフォメイション アンド コミュニケイション モバイル エルエルシー | 広帯域平板状逆ｆアンテナ |
| WO2006011656A1 (en) * | 2004-07-28 | 2006-02-02 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Antenna apparatus |
| JP2020184720A (ja) * | 2019-05-09 | 2020-11-12 | パナソニック株式会社 | 平面アンテナ |
-
1993
- 1993-04-13 JP JP8596893A patent/JPH06303018A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2359664A (en) * | 2000-01-11 | 2001-08-29 | G Com Internat Ltd | Improvements in or relating to antennae |
| JP2006501699A (ja) * | 2002-03-04 | 2006-01-12 | シーメンス インフォメイション アンド コミュニケイション モバイル エルエルシー | 広帯域平板状逆ｆアンテナ |
| WO2006011656A1 (en) * | 2004-07-28 | 2006-02-02 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Antenna apparatus |
| US7924235B2 (en) | 2004-07-28 | 2011-04-12 | Panasonic Corporation | Antenna apparatus employing a ceramic member mounted on a flexible sheet |
| JP2020184720A (ja) * | 2019-05-09 | 2020-11-12 | パナソニック株式会社 | 平面アンテナ |
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