JPH0630288A - カラーファクシミリ装置 - Google Patents

カラーファクシミリ装置

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JPH0630288A
JPH0630288A JP4185023A JP18502392A JPH0630288A JP H0630288 A JPH0630288 A JP H0630288A JP 4185023 A JP4185023 A JP 4185023A JP 18502392 A JP18502392 A JP 18502392A JP H0630288 A JPH0630288 A JP H0630288A
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JP
Japan
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color
black
white
image
data
Prior art date
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Application number
JP4185023A
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English (en)
Inventor
Masanori Tanaka
正規 田中
Maiko Katsumata
麻衣子 勝又
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Color Image Communication Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 送信原稿の画像データを黒白データに指定す
ることにより、カラーファクシミリ機能を黒白ファクシ
ミリ機能に切り換えて1台の装置により黒白画像、カラ
ー画像両方を送信できるカラーファクシミリ装置を提供
することを目的としている。 【構成】 操作表示部15に備えられた機能キー24の
中に、カラースキャナ11にセットされる原稿がカラー
原稿か黒白原稿かオペレータに選択させる切り替えボタ
ン(送信データ選択手段)を用意する。この切り替えボ
タンにより送信モードの設定を行う。すなわち、カラー
スキャナ11にセットされた原稿は、カラー/黒白にか
かわらず、前記機能キー24で指定された送信モードの
画像データを読み取る。このために、CPU18は黒白
画像読取制御手段として、機能キー24によって黒白用
データが指定された場合に、カラースキャナ11の読取
動作を黒白用の画像読取動作に切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカラーデータを交信する
ことができるカラーファクシミリ装置に関し、特に1台
の装置でカラーデータと黒白データを扱うことができる
カラーファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリ装置が多用されてい
るが、このファクシミリ装置は、交信するデータにより
次のように2つに分類することが可能である。すなわ
ち、カラーデータを交信するカラーファクシミリ装置
と、黒白データを交信する黒白ファクシミリ装置であ
る。黒白ファクシミリ装置は、カラー原稿を送信しよう
としても、色ではなく濃さとしての画像データが読み取
られる。一方、カラーファクシミリ装置は、例えばデー
タを3色分解するなどして画像データを読み取り、JP
EG(Joint Photographic coding Experts Group)方
式などで符号化する。
【0003】上記の点からも明らかなように、カラー原
稿を受信側でカラー画像として再現するためには、黒白
原稿のときとは異なった処理を行わなければならない。
従って、黒白ファクシミリ装置とカラーファクシミリ装
置間の交信は不可能である。そこで、例えば特開平1−
296775号公報等には、一旦カラー画像として読み
取ったデータを黒白画像用データに変換することによ
り、黒白/カラーファクシミリ間の通信を可能にするカ
ラーファクシミリ装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のカラーファクシミリ装置にあっては、上記の
ような3色分解等によりカラー画像を読み取る際に、同
一原稿に対して3回の走査が必要なため読み取りに時間
が掛かる。この読取データを更に黒白データに変換する
ため、より一層の時間が必要になり、実用上好ましくな
い。
【0005】また、ファクシミリ装置の普及が進むにつ
れて、カラー原稿を送信したい要求は増加する一方であ
るが、カラーファクシミリ専用機を導入すると、黒白フ
ァクシミリ装置と合わせて2台のファクシミリが必要と
なる。これは、設置スペース、コストの点から考えても
解決の必要があると考えられる。ここで、実際の黒白フ
ァクシミリ装置とカラーファクシミリ装置は多くの共通
部分を有する。例えば、データの伝送路(公衆回線、ア
ナログ回線、デジタル回線)、通信制御部(NCU、モ
デム、CCU)などである。さらに、スキャナにおいて
も制御は違うが、機構は同じである。
【0006】そこで、請求項1記載の発明は、送信原稿
の画像データを黒白データに指定することにより、カラ
ーファクシミリ機能を黒白ファクシミリ機能に切り換え
て1台の装置により黒白画像、カラー画像両方を送信で
きるカラーファクシミリ装置を提供することを目的とし
ている。また、請求項2記載の発明は、カラー画像読取
手段の動作制御を変えて黒白用の画像データを読み取る
ことにより、送信原稿から直接黒白画像用のデータを読
み取るカラーファクシミリ装置を提供することを目的と
している。
【0007】また、請求項3記載の発明は、黒白画像用
データの符号化と送信に対応することにより、相手先が
黒白/カラーどちらであっても受信可能な画像データを
送信できるカラーファクシミリ装置を提供することを目
的としている。また、請求項4記載の発明は、相手先の
黒白/カラー受信能力を記憶しておくことにより、相手
先の受信能力に合わせて受信可能な画像データを自動的
に送信できるカラーファクシミリ装置を提供することを
目的としている。
【0008】次に、カラーファクシミリ装置が白黒原稿
を受信すると、オペレータは記録紙上の画像がカラーで
ないため故障ではないかと誤解し易く、またオリジナル
が白黒原稿なのかカラー原稿なのか不明なため混乱を招
く恐れがある。そこで、請求項5記載の発明は、黒白の
画像データを受信した場合に記録紙上にカラーデータを
記録することにより、受信画像のオリジナルが黒白画像
であることを明示できるカラーファクシミリ装置を提供
することを目的としている。
【0009】また、請求項6記載の発明は、送信画像が
黒白である場合に送信画像にカラーデータを付加するこ
とにより、送信画像のオリジナルが黒白画像であること
を受信側に対して明示できるカラーファクシミリ装置を
提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的を達成するために、送信原稿からカラー用の画
像データを読み取るカラー画像読取手段と、読み取った
カラー画像用データを符号化するカラー画像符号化手段
と、符号化したカラー画像用データを送信するカラー画
像送信手段と、を備えたカラーファクシミリ装置におい
て、前記送信原稿の画像データを黒白データに指定する
送信データ選択手段を備えたことを特徴とする。
【0011】また、請求項2記載の発明は、上記目的を
達成するために、請求項1記載のカラーファクシミリ装
置において、送信データ選択手段によって黒白用データ
が指定された場合にカラー画像読取手段をして送信原稿
から黒白用の画像データを読み取る黒白画像読取制御手
段を備えたことを特徴とする。また、請求項3記載の発
明は、上記目的を達成するために、請求項2記載のカラ
ーファクシミリ装置において、カラー画像読取手段をし
て読み取った黒白画像用データを符号化する黒白画像符
号化手段と、符号化した黒白画像用データを送信する黒
白画像送信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】また、請求項4記載の発明は、上記目的を
達成するために、請求項3記載のカラーファクシミリ装
置において、1度送信した宛先番号に対応させて該宛先
番号に該当する相手先の記録能力をカラー/黒白に関し
記憶する相手先記録能力記憶手段と、記録された宛先番
号に2回目以降送信する際には相手先の記録能力に合わ
せて送信データをカラー画像用データまたは黒白画像用
データいずれか一方に自動選定する送信データ自動選定
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0013】また、請求項5記載の発明は、上記目的を
達成するために、黒白またはカラーの画像データに対応
した通信プロトコルを有し各々の画像データ通信を実現
する通信制御部と、この画像データに従って黒白画像ま
たはカラー画像を記録紙に記録出力するカラー画像記録
手段と、を備えたカラーファクシミリ装置において、受
信画像が黒白であるかカラーであるかを前記通信プロト
コルに基づいて判定する受信画像判定手段と、前記受信
画像が黒白だと判定された場合に前記カラー画像記録手
段をして受信画像の一部に所定のカラーデータを記録す
るカラーデータ記録制御手段と、を備えたことを特徴と
する。
【0014】また、請求項6記載の発明は、上記目的を
達成するために、請求項5記載のカラーファクシミリ装
置において、送信画像が黒白であるかカラーであるかを
判定する送信画像判定手段と、判定結果を通信プロトコ
ルにより受信側に通知する判定結果通知手段と、を設
け、前記送信画像が黒白だと判定された場合に所定のカ
ラーデータを送信画像の一部に付加するカラーデータ付
加手段を備えたことを特徴とする。
【0015】
【作用】上記構成を有する請求項1記載の発明において
は、送信データ選択手段によって送信原稿の画像データ
を黒白データに指定する。また、上記構成を有する請求
項2記載の発明においては、送信データ選択手段によっ
て黒白用データが指定された場合に、黒白画像読取制御
手段がカラー画像読取手段をして送信原稿から黒白用の
画像データを読み取る。
【0016】また、上記構成を有する請求項3記載の発
明においては、カラー画像読取手段をして読み取った黒
白画像用データを黒白画像符号化手段によって符号化
し、符号化した黒白画像用データを黒白画像送信手段に
よって送信する。また、上記構成を有する請求項4記載
の発明においては、1度送信した宛先番号に対応させて
該宛先番号に該当する相手先の記録能力をカラー/黒白
に関し相手先記録能力記憶手段に記憶しておき、記録さ
れた宛先番号に2回目以降送信する際には、送信データ
自動選定手段が相手先の記録能力に合わせて送信データ
をカラー画像用データまたは黒白画像用データいずれか
一方に自動選定する。
【0017】また、上記構成を有する請求項5記載の発
明においては、受信画像が黒白であるかカラーであるか
を通信プロトコルに基づいて受信画像判定手段によって
判定し、受信画像が黒白だと判定された場合に、カラー
データ記録制御手段がカラー画像記録手段をして受信画
像の一部に所定のカラーデータを記録する。また、上記
構成を有する請求項6記載の発明においては、送信画像
が黒白であるかカラーであるかを送信画像判定手段によ
って判定し、判定結果を通信プロトコルにより判定結果
通知手段が受信側に通知すると共に、送信画像が黒白だ
と判定された場合にカラーデータ付加手段が所定のカラ
ーデータを送信画像の一部に付加する。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
図1は請求項1〜4いずれかに記載された発明の一実施
例に係るカラーファクシミリ装置を示す構成図であり、
同図(a)はそのシステムブロック図、同図(b)はそ
の操作表示部のパネル面を示す。
【0019】まず、構成を説明する。図1(a)におい
て、カラースキャナ11は、原稿を読み取るカラー画像
読取手段であって、面順次あるいは線順次に原稿からカ
ラー用の画像データを読み取る。読み取られたデータ
は、必要であれば画像メモリ12に蓄積されて、カラー
画像符号化手段としての符号化復号化部13でデータ変
換(符号化)される。変換方式は、JPEG方式、JB
IG方式など考えられる。この符号化復号化部13で
は、受信データが白黒2値データか、カラーデータか判
断する。また、送信データについても符号化時に判断す
る機能を有する。
【0020】カラー画像記録手段としてのプロッタ14
は、受信したデータを紙面にカラー印字するもので、電
子写真式、サーマル式、インク式などによる。操作表示
部15は、宛先のセットあるいは通信モードの選択を行
うスイッチや、交信の経過を表示するディスプレイ等を
備えたマンマシンインタフェース部である。交信は、通
信制御部16を通して適切な手順(通信プロトコル)の
もと、黒白またはカラーの画像データの交換が行われ
る。網制御部17は、通信データを交信する回線を捕捉
するもので、必要であればモデムを含む場合もある。
【0021】CPU18は、ROM19に記憶されてい
るプログラムに従って本ファクシミリ装置全体の制御を
司る。RAM20は、CPU18の動作に必要なワーク
エリアやデータを記憶する。上記操作表示部15のパネ
ル面が図1(b)に示され、動作状況をチェックするL
CDなどのディスプレイ21、宛先などを入力するワン
タッチキー22やテンキー23、その他の機能を設定す
る機能キー24等が配備されている。この機能キー24
の中に、カラースキャナ11にセットされる原稿がカラ
ー原稿か黒白原稿かオペレータに選択させる切り替えボ
タン(送信データ選択手段)を用意する。この切り替え
ボタンにより送信モードの設定を行う。
【0022】すなわち、カラースキャナ11にセットさ
れた原稿は、カラー/黒白にかかわらず、前記機能キー
24で指定された送信モードの画像データを読み取る。
このために、前記CPU18は黒白画像読取制御手段と
して、機能キー24によって黒白用データが指定された
場合に、カラースキャナ11の読取動作を黒白用の画像
読取動作に切り替える。
【0023】カラースキャナ11をして読み取った黒白
画像用データは、符号化復号化部13に備えられた黒白
画像符号化手段によって符号化される。次いで、符号化
された画像データは、黒白画像送信手段としての通信制
御部16によって、必要な伝送手順に従って網制御部1
7を通して伝送路(回線)に流される。一連の動作は、
カラー/黒白切り替えキー(機能キー24)からの入力
データが所定のRAM20に反映され、以降そのRAM
20もしくは派生したジョブに従って、CPU18によ
り必要な資源が割り当てられ、実行されていく。なお、
これらの制御用プログラムは、ROM19などに用意さ
れている。
【0024】さらに、上記RAM20には相手先記録能
力記憶手段がエリア設定されており、1度送信した相手
先番号に対応させて、この宛先番号に該当する相手先の
プロッタの記録能力をカラー/黒白に関し記憶する。こ
こで記憶された宛先番号に2回目以降送信する際に、C
PU18は送信データ自動選定手段として、相手先のプ
ロッタの記録能力に合わせて送信データをカラー画像用
データまたは黒白画像用データいずれか一方に自動選定
する。すなわち、RAM20の宛先情報を参照して相手
先の記録方法(カラー/黒白)と、選択した送信モード
が不一致ならば、相手先の記録方式に送信モードを一致
させる。
【0025】次に、図2を参照しながら請求項1〜4記
載の発明に係る作用を順次説明する。本発明は、1台の
ファクシミリ装置で、従来の黒白ファクシミリ装置への
送信とカラーファクシミリへの送信を行えるものであ
る。オペレータが原稿をセットする際に、カラー/黒白
を選択して宛先をセットすることにより、原稿の読み取
りと符号化を選択して制御し、そのデータを送信するも
のである。
【0026】まず、請求項1記載の発明に係る一実施例
の作用を説明する。操作表示部15から前記機能キー2
4の入力があり、黒白原稿かカラー原稿か選択される。
なお、入力方法は、キーボタン、タッチセンサ、バーコ
ード、ライトペン、マウスなど種々の方法が考えられ
る。これに合わせて、現在選択されている状態を示すL
EDなどの表示があると分かりやすい。オペレータは、
原稿をセットする際に自分が送信したい原稿に従って、
現在ファクシミリが黒白原稿送信モードかカラー原稿送
信モードか判断し、必要ならば前記切り替え手段(機能
キー24)で切り替え作業を行う。この送信モード情報
は、所定のRAM20にセットされ、LEDの制御また
は引き続き起こる送信動作での資源の確保時に参照され
る。
【0027】このように、本実施例においては、カラー
送信ファクシミリと黒白送信ファクシミリの2つの機能
を1回の操作で切り替えるため、1台のファクシミリで
カラーファクシミリ、黒白ファクシミリ双方の相手先に
送信でき、省スペース化を図ることが可能である。次
に、請求項2記載の発明に係る一実施例の作用を説明す
る。
【0028】操作表示部15の機能キー24により送信
モードがセットされ、必要な資源が確保されたならば、
原稿読み取りのタスクがCPU18により生成される。
読み取り時に必要な資源とはスキャナ11本体である
が、CPU18は必要な制御プログラムをROM19な
どから呼び出し読み取りを実行する。例えば、黒白2値
原稿の読み取りならば原稿を1ラインずつ読み取り、必
要ならば画像メモリ12に蓄えながら、読取データ(黒
白データ)を符号化復号化部13に転送する。一方、カ
ラー原稿の読み取りならば面順次あるいは線順次に原稿
が読み取られ、三色分解など符号化に必要な入力データ
の色成分(カラーデータ)を得る。そして、必要ならば
一旦画像メモリ12に蓄えられてから、符号化復号化部
13に制御が渡される。
【0029】カラー原稿と黒白原稿でのスキャナ制御の
大きな相違点は、カラーは色成分のデータを符号化する
ために、例えば面順次読み取りの場合は原稿上をスキャ
ナが複数回往復する。一方、黒白原稿は1回往復する。
さらに、カラー原稿は色相、明度、彩度などのデータが
必要な場合があるが、黒白原稿は濃度変化のデータだけ
である。従って、本実施例のカラースキャナ11は、黒
白原稿を読み取る際には1回の走査による原稿からの反
射データから濃度変化を読み取る。
【0030】このように、本実施例においては、カラー
画像用のスキャナ11の読取動作制御をカラー走査用か
ら黒白走査用に切り替えるので、同一ハードを用いて黒
白画像の濃度変化を読み取ることが可能となり、また読
み取りに要する時間も短縮できる。次に、請求項3記載
の発明に係る一実施例の作用を説明する。
【0031】黒白2値データは、符号化復号化部13の
黒白2値画用符号化部において、MH(Modified Huffm
an)やMR(Modified READ)、MMR(Modified Modi
fiedREAD)などの2値符号化アルゴリズムに従って圧縮
される。次いで、通信制御部16で必要な手続きを終え
て伝送路から送信される。一方、カラーデータは、カラ
ー静止画用符号化部において、JPEG方式やJBIG
方式などのカラー静止画符号化アルゴリズムに従って圧
縮され、通信制御部16で前記同様に必要な手続きを終
えて伝送路から送信される。
【0032】このように、本実施例においては、カラー
画像用の符号化アルゴリズムと黒白画像用の符号化アル
ゴリズムを両方持つので、カラー原稿にはカラー用の、
黒白原稿には黒白用のデータ圧縮が可能となり、黒白原
稿の受信しかできないファクシミリにも復号可能なデー
タを作成することができる。また、伝送手順を黒白用、
カラー用両方持つので、相手先に合わせたネゴシエーシ
ョンが可能となる。
【0033】次に、請求項4記載の発明に係る一実施例
の作用を説明する。本ファクシミリ装置は1台でカラー
原稿のカラー送信、黒白原稿の送信と2役をこなす。し
かしながら、受信側がカラーファクシミリであるのに黒
白原稿(すなわち黒白2値符号化したデータ)を送信す
ることは不可能である。また、逆に受信側が黒白ファク
シミリであるのにカラー原稿(すなわちカラー静止画符
号化データ)を送信することは不可能である。このた
め、本ファクシミリ装置は、RAM20に記憶されてい
る宛先情報に従った送信モードをオペレータの存在無し
に切り替えるようにする。また、オペレータの選択した
送信モードが無効であることを告知することも可能であ
る。
【0034】図3は請求項4記載の発明に係る動作例を
示すフローチャートである。まず、オペレータは操作表
示部15の機能キー24を用いてキー入力により、カラ
ー送信モードか黒白送信モードを選択し(ステップS
1)、原稿をカラースキャナ11にセットした後(ステ
ップS2)、操作表示部15のワンタッチキー22また
はテンキー23により宛先を入力する(ステップS
3)。
【0035】宛先が入力されると、CPU18は、RA
M20内の所定エリアに格納済みの相手先の記録モード
(カラー/黒白)を参照し(ステップS4)、格納モー
ドと選択モードとが一致するかどうかを判断する(ステ
ップS5)。ここで、モードが一致あるいはモードの格
納データがない場合は、選択モードに従って所定の発呼
処理を開始する。
【0036】一方、モードが不一致の場合は、操作表示
部15のディスプレイ21に表示するなどして、オペレ
ータに告知する(ステップS6)。モード不一致の告知
によりモード変更入力を促し(ステップS7)、モード
を変更するなり、処理を終了するなりの操作を待つ(ス
テップS8)。なお、送信を中止しない場合は、選択モ
ードによる送信を強行して発呼処理を開始する。
【0037】このように、本実施例においては、宛先入
力時に過去の相手先情報を参照することが可能なので、
呼が張られてから通信できないという結果を防ぐことが
できる。以下、請求項5または6記載の発明を実施例に
基づいて説明する。図4は請求項5または6記載の発明
の一実施例に係るカラーファクシミリ装置を示す構成図
であり、同図(a)はそのシステムブロック図、同図
(b)はカラーデータの記録画像例を示す。なお、本実
施例において上述例と同一の構成については、同一符号
を付してその具体的な説明を省略する。
【0038】まず、構成を説明する。図4(a)におい
て、CPU18は受信画像判定手段として、受信画像が
黒白であるかカラーであるかを、前記通信制御部16に
おける通信プロトコルに基づいて判定する。なお、受信
画像の判定については、通信プロトコル上で通知するよ
うにしても、また画像データから判定するようにして
も、どちらでも構わない。次いで、CPU18はカラー
データ記録制御手段として、前記受信画像が黒白だと判
定された場合に、プロッタ14をして受信画像の一部に
所定のカラーデータを記録する。このカラーデータは、
例えば図4(b)に示す「この原稿は白黒です」などの
ように、キャラクタジェネレータ31に予め用意されて
いるものとする。なお、カラーデータは、白黒原稿であ
る旨を明示できるものであれば、記号やカラーチャート
(色指標)等、その種類は問わない。また、図4(b)
では、カラーデータを発信元記録同様に原稿先端に記録
しているが、記録位置は図示の例に限られるものではな
く、例えば原稿後端であっても構わない。
【0039】次に、CPU18は送信画像判定手段とし
て、カラースキャナ11から読み込まれた送信画像が黒
白であるかカラーであるかを判定する。この判定結果
は、判定結果通知手段としての通信制御部16から、通
信プロトコルにより受信側に通知される。さらに、前記
送信画像が黒白だと判定された場合に、CPU18はカ
ラーデータ付加手段として、所定のカラーデータを送信
画像の一部に付加する。このカラーデータも前述したよ
うに、キャラクタジェネレータ31に予め用意されてい
るものとする。
【0040】次に、請求項5または6記載の発明に係る
作用を順次説明する。まず、請求項5記載の発明に係る
一実施例の作用を説明する。図4(a)に示す本ファク
シミリ装置においては、受信原稿を解析することによ
り、原稿が白黒であるのかカラーであるのかを判断する
ことができる。その結果、受信原稿が白黒であった場
合、画像の一部に白黒以外のマークを付加する。例え
ば、図4(b)に示すように、「この原稿は白黒です」
の文字をカラーで記録する。
【0041】通常FAXと交信可能なカラーFAXが白
黒データを受信した時、オペレータは受信された原稿が
カラーでないと、FAXの故障ではないかと誤解してし
まいやすい。このような誤解を防ぐため、白黒原稿を受
信したことを示すマークをプロッタ14により印字させ
る。しかし、これだけでは、原稿が全て白黒であるため
に、オペレータにFAXの故障ではないことを完全に知
らせることができない。そこで、印字させるマークをカ
ラーにすることにより、オペレータにFAXの故障を感
じさせることがない。
【0042】このように、本実施例においては、カラー
FAXが白黒データを受信した時、白黒原稿を受信した
ことを示すマークを印字させることにより、オペレータ
がFAXの故障ではないかと誤解することもなく、その
上確認のため、後から電話をする必要がない。従って、
通信費や通信時間、装置の占有時間が少なくて済み、F
AXの効率的使用が可能になる。
【0043】次に、請求項6記載の発明に係る一実施例
の作用を説明する。図4(a)に示す本ファクシミリ装
置においては、送信時に前記切り替え手段(機能キー2
4)によって画像データが選択された場合に、図4
(b)に示す発信元記録同様に、「白黒原稿です」ある
いは「カラー原稿です」とセットする。これは、手動に
よりカラーデータを付加する実施例であるが、自動的に
カラーデータを付加することも可能である。すなわち、
CPU18は、カラースキャナ11により読み込まれた
送信原稿を解析することにより、原稿が白黒であるのか
カラーであるのかを判断することができる。その結果、
送信原稿が白黒であった場合、送信の際にカラーデータ
を画像の一部に自動的に付加する。このとき付加するカ
ラーデータがカラーチャート(色指標)であっても構わ
ない。
【0044】なお、上記実施例はカラーファクシミリ装
置を例示しているが、通常の黒白ファクシミリ装置であ
っても、黒白データまたはカラーデータによって黒白原
稿である旨をカラーファクシミリ装置に通知することが
できる。この場合、送信側の通常ファクシミリ装置は、
まずプロトコルにより相手(受信側)が通常FAXであ
るのか、カラーFAXであるのか、機能を知る。そし
て、カラーFAXに送信する際は、発信元記録同様に、
「白黒原稿です」とセットする。このセットデータのみ
に関して、黒白およびカラー両方のデータを予め用意し
ておくことにより、受信側のカラーFAXに黒白データ
またはカラーデータで原稿のオリジナル色を通知するこ
とができる。
【0045】このように、カラーFAXからカラーFA
Xへの通信の際に白黒原稿が送信されると、原稿を受信
したオペレータは送信側もカラーFAXであるために、
原稿がカラーでないとFAXの故障ではないかと誤解し
てしまいやすい。そこで、本実施例においては、上記の
ような誤解を防ぐため、カラーFAXである送信側が、
送信原稿が白黒であるのか、カラーであるのかを判断
し、白黒原稿だと判断した時、カラーデータを画像の一
部に付加するので、原稿が白黒である場合にもFAXの
カラー機能を確認することができ、送信側に確認のため
の電話をする必要がない。従って、通信費や通信時間、
装置の占有時間が少なくて済む。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明に係るカラーファクシミリ装置によれば、送信データ
選択手段によって送信原稿の画像データを黒白データに
指定するので、カラー送信ファクシミリと黒白送信ファ
クシミリの2つの機能を1回の操作で切り替えることが
でき、1台のファクシミリでカラーファクシミリ、黒白
ファクシミリ双方の相手先に送信でき、省スペース化を
図ることが可能である。
【0047】また、請求項2記載の発明に係るカラーフ
ァクシミリ装置によれば、送信データ選択手段によって
黒白用データが指定された場合に、黒白画像読取制御手
段がカラー画像読取手段をして送信原稿から黒白用の画
像データを読み取るので、同一ハードを用いて黒白画像
の濃度変化を読み取ることが可能となり、また読み取り
に要する時間も短縮できる。
【0048】また、請求項3記載の発明に係るカラーフ
ァクシミリ装置によれば、カラー画像読取手段をして読
み取った黒白画像用データを黒白画像符号化手段によっ
て符号化し、符号化した黒白画像用データを黒白画像送
信手段によって送信するので、カラー原稿にはカラー用
の、黒白原稿には黒白用のデータ圧縮が可能となり、黒
白原稿の受信しかできないファクシミリにも復号可能な
データを作成することができる。また、伝送手順を黒白
用、カラー用両方持つので、相手先に合わせたネゴシエ
ーションが可能となる。
【0049】また、請求項4記載の発明に係るカラーフ
ァクシミリ装置によれば、1度送信した宛先番号に対応
させて該宛先番号に該当する相手先の記録能力をカラー
/黒白に関し相手先記録能力記憶手段に記憶しておき、
記録された宛先番号に2回目以降送信する際には、送信
データ自動選定手段が相手先の記録能力に合わせて送信
データをカラー画像用データまたは黒白画像用データい
ずれか一方に自動選定するので、宛先入力時に過去の相
手先情報を参照することが可能となり、呼が張られてか
ら通信できないという結果を防ぐことができる。
【0050】また、請求項5記載の発明に係るカラーフ
ァクシミリ装置によれば、受信画像が黒白であるかカラ
ーであるかを通信プロトコルに基づいて受信画像判定手
段によって判定し、受信画像が黒白だと判定された場合
に、カラーデータ記録制御手段がカラー画像記録手段を
して受信画像の一部に所定のカラーデータを記録するの
で、オペレータが故障ではないかと誤解することもな
く、その上確認のため、後から電話をする必要がない。
従って、通信費や通信時間、装置の占有時間が少なくて
済み、ファクシミリ装置の効率的使用が可能になる。
【0051】また、請求項6記載の発明に係るカラーフ
ァクシミリ装置によれば、送信画像が黒白であるかカラ
ーであるかを送信画像判定手段によって判定し、判定結
果を通信プロトコルにより判定結果通知手段が受信側に
通知すると共に、送信画像が黒白だと判定された場合に
カラーデータ付加手段が所定のカラーデータを送信画像
の一部に付加するので、原稿が白黒である場合にも装置
のカラー機能を確認することができ、送信側に確認のた
めの電話をする必要がない。従って、通信費や通信時
間、装置の占有時間が少なくて済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜4いずれかに記載された発明の一実
施例に係るカラーファクシミリ装置を示す構成図であ
り、同図(a)はそのシステムブロック図、同図(b)
はその操作表示部のパネル面を示す。
【図2】図1の実施例における作用説明図である。
【図3】請求項4記載の発明に係る動作例を示すフロー
チャートである。
【図4】請求項5または6記載の発明の一実施例に係る
カラーファクシミリ装置を示す構成図であり、同図
(a)はそのシステムブロック図、同図(b)はカラー
データの記録画像例を示す。
【符号の説明】
11 カラースキャナ(カラー画像読取手段) 13 符号化復号化部(カラー画像符号化手段、黒白
画像符号化手段) 14 プロッタ(カラー画像記録手段) 16 通信制御部(カラー画像送信手段、黒白画像送
信手段、判定結果通知手段) 18 CPU(黒白画像読取制御手段、送信データ自
動選定手段、受信画像判定手段、カラーデータ記録制御
手段、送信画像判定手段) 20 RAM(相手先記録能力記憶手段) 24 機能キー(送信データ選択手段) 31 キャラクタジェネレータ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信原稿からカラー用の画像データを読み
    取るカラー画像読取手段と、 読み取ったカラー画像用データを符号化するカラー画像
    符号化手段と、 符号化したカラー画像用データを送信するカラー画像送
    信手段と、を備えたカラーファクシミリ装置において、 前記送信原稿の画像データを黒白データに指定する送信
    データ選択手段を備えたことを特徴とするカラーファク
    シミリ装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のカラーファクシミリ装置に
    おいて、 送信データ選択手段によって黒白用データが指定された
    場合にカラー画像読取手段をして送信原稿から黒白用の
    画像データを読み取る黒白画像読取制御手段を備えたこ
    とを特徴とするカラーファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載のカラーファクシミリ装置に
    おいて、 カラー画像読取手段をして読み取った黒白画像用データ
    を符号化する黒白画像符号化手段と、 符号化した黒白画像用データを送信する黒白画像送信手
    段と、を備えたことを特徴とするカラーファクシミリ装
    置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のカラーファクシミリ装置に
    おいて、 1度送信した宛先番号に対応させて該宛先番号に該当す
    る相手先の記録能力をカラー/黒白に関し記憶する相手
    先記録能力記憶手段と、 記録された宛先番号に2回目以降送信する際には相手先
    の記録能力に合わせて送信データをカラー画像用データ
    または黒白画像用データいずれか一方に自動選定する送
    信データ自動選定手段と、を備えたことを特徴とするカ
    ラーファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】黒白またはカラーの画像データに対応した
    通信プロトコルを有し各々の画像データ通信を実現する
    通信制御部と、 この画像データに従って黒白画像またはカラー画像を記
    録紙に記録出力するカラー画像記録手段と、を備えたカ
    ラーファクシミリ装置において、 受信画像が黒白であるかカラーであるかを前記通信プロ
    トコルに基づいて判定する受信画像判定手段と、 前記受信画像が黒白だと判定された場合に前記カラー画
    像記録手段をして受信画像の一部に所定のカラーデータ
    を記録するカラーデータ記録制御手段と、を備えたこと
    を特徴とするカラーファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載のカラーファクシミリ装置に
    おいて、 送信画像が黒白であるかカラーであるかを判定する送信
    画像判定手段と、 判定結果を通信プロトコルにより受信側に通知する判定
    結果通知手段と、を設け、 前記送信画像が黒白だと判定された場合に所定のカラー
    データを送信画像の一部に付加するカラーデータ付加手
    段を備えたことを特徴とするカラーファクシミリ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6008463A (en) * 1996-05-11 1999-12-28 Aoyama; Yoshitaka Resistance welding electrode with guide pin
EP1119179A2 (en) * 1999-12-27 2001-07-25 Canon Kabushiki Kaisha Image communication apparatus and method

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US7016076B2 (en) 1999-12-27 2006-03-21 Canon Kabushiki Kaisha Image communication apparatus and method

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