JPH0630261B2 - 電気コネクタ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は２本の絶縁電線を接合する電気コネクタに関す
るものである。

背景技術 電話のターミナル・ブロツクは、通例、デイストリビユ
ータ・ベース・プレートに組付けられた多数のコネクタ
を有している。これらのコネクタは、電話の入り線（主
電線）を出線（切換え線）と結合するものである。米国
特許第４，４３１，２４７号には、この目的のための電
気コネクタが説明されている。それによれば、電気コネ
クタが、周面に接続スロツトの形成された中空円筒形接
触素子と接触素子の周囲を回転可能のキヤツプとを有
し、加えて、出線端を受容して、キップの回転により、
線端を電線接続スロツト内へ運び込むための横方向電線
穴を有している。キヤツプと反対側の円筒形接触素子端
部は、デイストリビユータ・ベース・プレートの一部を
なす電気絶縁支持スタツドに付加されている。また、接
触突起が、接触素子端部から支持スタツドの孔を通して
デイストリビユータ・ベース・プレートの底部にまで延
びており、そこで入り線１本に接続されている。デイス
トリビユータ・ベース・プレートの上方では、出線が、
キヤツプの回転により容易に接続もしくは解離される。
出線により給電される回路の変更が必要となれば、いつ
でも出線の接続は変更されねばならないが、入り線の接
続はそのままである。このため、デイストリビユータ・
ベース・プレートの下方部分は、大ていの場合、入り線
の接続を確実に保護するためのシール用コンパウンドに
より隙間が永久的に埋められたボックス状構造物として
構成されている。このシール用コンパウンドの流し込み
は、通常工場で行なわれる。そのさい、入り線用の接続
素子は、端部にカツプリング・アダプタをもつ短い導電
スタブとして構成されている。したがつて、着信する入
り線の電線が、マツチするカウンター・アダプタに接続
され、２つのアダプタ片が互いに接続される。しかしな
がら、入り線の電線が交換されねばならない場合は、電
線の交換が両アダプタ片のところで必要となるが、その
ような交換は使用現場では難しい。

多くのテレコミユニケーシヨン・システムの場合、デイ
ストリビユータ内で入り線の電線（主電線）を切換える
か、もしくは、アダプタ片を間挿することなしに、入り
線電線を直接にデイストリビユータに接続することが必
要である。これらのケースには、米国特許第４，４３
１，２４７号のコネクタは不適である。

発明の明細 本発明による電気コネクタは、中空円筒形の導電接触素
子と、電気絶縁材料製のキヤツプおよび管状スリーブ
と、ロツク機構とを有している。接触素子は、周方向に
延びる１対の平行電線接続スロツトを有しており、各電
線接続スロツトは、比較的広幅の挿入域から狭幅の絶縁
材カツト兼電線・コア接続クランプ域まで延びている。
キヤツプは前記接触素子にかぶせられており、第１の横
方向穴を有している。この穴は、絶縁電線端部を受容す
る接触素子電線接続スロツトの１つと軸方向に整列せし
められている。キヤツプは、挿入位置とワイヤ接続位置
との間で接触素子の周囲を回動可能である。この回動に
より第１横方向チヤネルは電線挿入域もしくは第１の電
線接続スロツトのクランプ域のいずれかと整列せしめら
れる。チユーブ状スリーブは、前記接触素子にはめ合わ
される。このスリーブは、第２の横方向穴を有し、この
穴は絶縁電線端部を受容する接触素子電線接続スロツト
の第２のスロツトと軸方向に整列せしめられる。チユー
ブ状スリーブは、挿入位置と電線接続位置との間で接触
素子の周囲を回動可能である。これにより、第２の横方
向穴は、電線挿入域もしくは前記第２電線接続スロツト
のクランプ域のいずれかと整列せしめられる。ロツク機
構は、管状スリーブを電線接続位置にロツクするために
備えられている。本発明による電気コネクタは、入り線
の電線、出線の電線を問わず、著しい付加的スペースを
必要とせずに、簡単に交換可能に接続することができ
る。

本発明を実施する最良の形式 本発明によるコネクタ１は、ばね力をもつ硬質導電材料
製、たとえば、ばね力をもつブロンズ製の中空円筒形接
触素子９から成つている。接触素子９は、ほぼ周方向に
延びる電線接続スロツト１１を有している。このスロツ
トは、比較的広幅挿入域１３から、狭幅クランプ域１５
へ延びている。図示の接触素子９は、平らなカツト・メ
タル・シートを曲げて造つたものであり、したがつて、
軸方向にシート全長にわたつてスロツト１９が形成され
ている。電線接続スロツト１１は、軸方向スロツト１９
に形成された広幅挿入域１３のところから始つている。
接触素子９の軸方向スロツト１９の反対側の、電線接続
スロツト１１と向い合つたところには、切欠き２１が形
成されていて、挿入域１３が更に拡大されている。スロ
ツト１１に隣接する接触素子域２３，２５は、部分的に
接触素子９の残りの部分２９から、分離スロツト２７に
より分離されている。このスロツト２７は、接触素子域
２３，２５が、残りの部分２９から独立してばね様運動
をなしうるように形成されたものである。

接触素子９の一方の軸方向端部には、キヤツプ３１がか
ぶせられている。このキヤツプ３１は、電線接続スロツ
ト１１を超えて延びており、かつまた、スロツト１１の
軸方向位置のところに横方向穴３３を有している。この
穴３３は、接続されるべき絶縁電線（図示せず）端部を
受容するためのものである。キヤツプ３１は接触素子９
にはめ合わされ、挿入位置（第３図）と電線接続位置
（第１図）との間を回動することができる。これによ
り、横方向穴３３は、挿入域１３もしくは電線接続スロ
ツト１１のクランプ域１５と整列せしめられる。原則と
して、キヤツプ３１は、いずれかの方向に回動させるこ
とができる。図示の実施例では、キヤツプ頂部域には、
適当な回動工具、この場合は、普通のねじ回し３７を差
込む形スロツト３５が形成されている。このため、キヤ
ツプ３１は、どこでも手に入る工具により難なく回動さ
せることができる。接続さるべき電話線の電線（図示せ
ず）に合わせて、電線接続スロツト１１は寸法づけさ
れ、かつまた、ばね特性を有している。このため、キヤ
ツプ３１の回動により、スロツト１１内への、電話線電
線の強制的な挿入が行なわれる。回動させる前に、電線
は、横方向穴３３を介してスロツト１１の挿入域１３内
へ挿入しておく。そさい、キヤツプ３１は挿入位置（第
３図）にある。スロツト１１への強制挿入により、電線
絶縁材のカツトも行なわれ、これにより電線の導電コア
が、クランプ域１５内に導電可能かつ固定的に接続され
る。

接触素子９は、また、接続スロツト１１の挿入域１３
と、直径方向で反対側に位置するシヤー開口３９を有し
ている。横方向穴３３はキヤツプを貫通して延びてお
り、キヤツプ３１が回動せしめられると、シヤー開口３
９と協働して効果的なシヤーリング・システムを形成す
る。これにより、挿入されたワイヤの余分な長さが、電
線接続の間に切り取られる。

キヤツプ３１がかぶせられた端部の反対側の接触素子９
端部は、支持スタツド４１に付加される。この支持スタ
ツド４１は、デイストリビユータ・ベース５の一部をな
している。この形式の取付具は極めて簡単なものであ
る。接触素子９は接触突起４３をもち、この突起４３は
スタツド４１内の開口４４を通つてスタツド４１の他側
へ延びている。このようにすることにより、接触素子９
への接触がスタツド４１の下から容易に可能となる。接
触突起４３はスタツド４１の下方で曲げられており、こ
れによつて、他の電気装置４６を接続するための接触域
が形成される。また、接触突起４３を曲げておくことに
より、素子９がスタツド４１から分離することが確実に
防止される。

管状スリーブ４５は、素子９にはめ合わされている。こ
のスリーブ４５も回動可能であり、絶縁電線の端部を挿
入するための第２横方向チヤネル４７を有している。素
子９は、また、周方向に延びる第２の電線接続スロツト
４９を有している。このスロツト４９も、第１のスロツ
ト１１同様、軸方向スロツト１９に始つている。更に、
第２スロツト４９も、素子９の区域５１，５３により囲
まれている。これらの区域５１，５３は素子９の残りの
区域からはスロツト２７，５５により、それぞれ部分的
に分離され、ばね様運動が可能になつている。

管状スリーブ４５は、挿入位置（第３図）と電線接続位
置（第１図）との間を回動可能である。これにより、第
２の横方向チヤネル４７は、広くされた挿入域５７もし
くは、スロツト４９の狭幅クランプ域５９のいずれかと
整列せしめられる。ロツク機構６１はスリーブ４５をそ
の電線接続位置にロツクするためのものである。

挿入位置のスリーブ４５を介して、入り線の電線端部
（図示せず）が、第２電線接続スロツト４９の挿入域５
７内へ、第２横方向穴４７を通して挿入される。次い
で、スリーブ４５は、時計回り方向４６で電話線接続位
置（第１図）にロツクされるまで回動される。この過程
において、挿入された電線の絶縁材は、まず切り破ら
れ、導電性のコアが導電可能に接続され、クランプされ
る。スリーブ４５は、接続位置に固定的にロツクされる
ので、キヤツプ３１は逆時計回り方向８５（第１図）で
挿入位置へ回動させることができる。したがつて、出線
（図示せず）は、第１の横方向穴３３内へ挿入され、キ
ヤツプ３１は再び時計回りに回動せしめられて、出線が
第１の接続スロツト１１内で接続される。必要であれ
ば、出線は、キヤツプ３１を回すことによつて変えら
れ、電線の交換ができる。それゆえ、本発明によるコネ
クタは、入り線の電線（主電線）を容易に接続でき、し
かも、スペースや構造部品に対する特別な要求もなけれ
ば、出線（切換え線）の接続や切断を容易にするために
コネクタの通常の使用が妨げられることもない。

図示の実施例では、ロツク機構は、必要があれば外すこ
とができる。これにより、入り線の電線（主電線）も交
換することができる。ロツク機構は、接触素子９から外
方へ折り曲げられたばねラツチ６３と、スリーブ４５の
対応ロツク開口６５とから成つている。ばねラツチ６３
は、たとえば、ロツク開口６５から挿入される工具によ
つてわきへ押すことができ、ロツクを外すにはスリーブ
４５を回せばよい。更に、ばねラツチ６３により、外側
から容易にテスト接触が可能である。

図示の実施例では、スリーブ４５はスタツド４１とキヤ
ツプ３１の間に位置している。回動運動を容易にするた
めに、キヤツプ３１とスタツド４１との接触面は、それ
ぞれ滑り支承面６７，６９として構成されている。この
ようにすることにより、軸方向のスペースを最善に利用
でき、キヤツプ３１にもスリーブ４５にも容易接近可能
となる。

スリーブ４５は、接触素子９を電気絶縁し、スリーブ４
５に電圧を受けずに接近しうるように、電気絶縁材料に
よつて造られている。同じ理由から、キヤツプ３１と支
持スタツド４１も電気絶縁材製である。

スタツド４１は柱状部７１を有している。この柱状部７
１は、外側へ曲げられたばねラツチ６３を超えて、接触
素子９の内側に達している。組み立てられたコネクタの
構造上の安定性が、それによつて改善され、素子９の内
部は外部の影響から十分にシールされ、内部を保護充填
材料７２で充たすことができる。充填開口７３は、キヤ
ツプ３１に形成されており、素子９内に充填材料を充填
するためのものである。

第２の電線接続スロツト４９内にクランプされている間
に余剰部分を切りはなすために、素子９はシヤー開口７
５を有している。この開口７５は、第２電線接続スロツ
ト４９の挿入域５７の、直径方向の反対側に位置してい
る。第２横方向穴４７はスリーブ４５を貫通しており、
スリーブ４５が回動せしめられると、第２シヤー開口７
５と協働して効果的なシヤーリング機構を構成する。

スリーブ４５の挿入位置は、スタツド４１の一部をなし
ているストツプ・バリヤ７７により限定されている。こ
の特徴により、接続さるべき電線の挿入が容易になる。
管状スリーブ４５は、その挿入位置と電線接続位置との
間をキヤツプ３１と一緒に回動可能である。このことに
より、スリーブ４５に対して特別に力を加える必要がな
くなる。したがつて、両方の電線接続ステツプは、キヤ
ツプ３１を回転させるだけで順次に行なうことができ
る。まず第一に、入り線の電線（主電線）が挿入され、
第２接続スロツト４９内で、キヤツプ３１の回動により
接続される。これによつて、スリーブ４５も回動せしめ
られる。スリーブ４５がそのロツク位置に達したあと、
キヤツプ３１はその挿入位置に戻され、出線の電線（切
換え線）を第１の接続スロツト１１に挿入し、キヤツプ
３１を接続位置へ改めて回すことによつて、同じように
接続が行なわれる。

管状スリーブ４５とキヤツプ３１の同時回動は、接続方
向にストツプ・バリヤ７７により簡単に行なわれる。キ
ヤツプ３１の戻り運動もストツプ・バリヤ７７により制
限することが可能である。これによりキヤツプ３１の挿
入位置も制限される。この形式のストツプ・バリヤは、
キヤツプ３１とスリーブ４５との半径方向接触面のとこ
ろに形成されている。キヤツプ３１は軸方向スタツド７
９をもち、このスタツド７９のいずれかの側部がスリー
ブ４５のストツプ・バリヤ８１，８３とそれぞれ協働す
る。入り線の電線を交換する必要がある場合は、たとえ
ば、図示のようなねじ回しを用いて逆時計回り方向でキ
ヤツプ３１を回す。この方向にキヤツプ３１を回すと、
まずキヤツプ３１内で出線の電線（図示せず）が解離さ
れ、次いでロツク機構６１が解離されて後、入り線の電
線（図示せず）がスリーブ４５内で解離される。ロツク
機構６１があるため、入り線より頻繁に必要となる出線
交換の間に、入り線の偶然の解離が防止される。他方、
スリーブ４５を用いた入り線の交換は稀にしか生じない
が、そのさい通例は、対応する出線の交換も要求するの
で、前述の逆時計回りの間の回動運動によつて双方の線
が解離されるようにするのが有利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるコネクタの斜視図、第２図は第１
図のコネクタに用いられている接触素子の斜視図、第３
図は第１図のコネクタの軸方向断面図、第４図は第３図
のIV−IV線に沿つた断面図、第５図は本発明による２つ
のコネクタの立側面図である。 図において、 １……コネクタ、９……接触素子、１１……電線接続ス
ロツト、３１……キヤツプ、３３……横方向孔、３９…
…シヤー開口、４１……支持スタツド、４５……チユー
ブ状スリーブ、４８……別の電気機器、６１……ロツク
機構、６７，６８……支承面、７２……充填材料、７３
……充填孔、７７……ストツプ・バリヤ、８１，８３…
…ストツプ・バリヤ、

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】比較的広幅の電線挿入域（５７）から狭幅
   の絶縁材カット兼電線コア接続クランプ域（５９）へ周
   方向に延びる電線接続スロット（４９）を有する中空円
   筒形の導電性の接触素子（９）と、この接触素子（９）
   を覆う電線絶縁材料製の管状スリーブ（４５）とを有
   し、この管状スリーブ（４５）が絶縁電線の端部を受け
   入れる、前記電線接続スロット（４９）と軸線方向に整
   合する横方向穴（４７）を有し、前記管状スリーブ（４
   ５）が挿入位置と電線接続位置との間で前記接触素子
   （９）のまわりに回動可能で前記横方向穴（４７）を電
   線接続スロット（４９）の電線挿入域（５７）か、また
   はクランプ域（５９）と整合させるような電気コネクタ
   において、 比較的広幅の電線挿入域（１３）から狭幅の絶縁材カッ
   ト兼電線コア接続クランプ域（１５）へ周方向に延びる
   第２の電線接続スロット（１１）が前記接触素子（９）
   に備えられており、また前記円筒形の接触素子（９）に
   嵌合する絶縁材料製のキャップ（３１）を含み、このキ
   ャップ（３１）が絶縁電線の端部を受け入れる、前記第
   ２の電線接続スロット（１１）と軸線方向に整合する横
   方向穴（３３）を有し、前記キャップ（３１）が挿入位
   置と電線接続位置との間で前記接触素子（９）のまわり
   に回動可能であり、これにより第２の横方向穴（３３）
   が第２の電線接続スロット（１１）の広幅の電線挿入域
   （１３）か、または狭幅のクランプ域（１５）を覆って
   整合し、また前記キャップ（３１）が、前記挿入位置か
   ら電線接続位置へ前記キャップ（３１）を回動させた際
   に前記管状スリーブ（４５）を前記電線接続位置へ駆動
   するべく、前記管状スリーブ（４５）と係合可能な手段
   （７９）を有することを特徴とする電気コネクタ。
2. 【請求項２】前記管状スリーブ（４５）が、前記管状ス
   リーブ（４５）を動かすことなく、前記キャップ（３
   １）を動かして前記電線挿入位置へ戻させる、凹みの形
   態の手段を有することを特徴とする特許請求の範囲第１
   項に記載の電気コネクタ。
3. 【請求項３】前記管状スリーブ（４５）が、ロック機構
   を受け入れる開口（６５）を備えており、このロック機
   構が前記管状スリーブ（４５）をその電線接続位置にロ
   ックするべく、前記接触素子（９）から曲げられたばね
   ラッチ（６３）から成ることを特徴とする特許請求の範
   囲第１項または第２項に記載の電気コネクタ。
4. 【請求項４】前記ばねラッチ（６３）が前記開口（６
   ５）を通して接近可能のテスト接点を形成していること
   を特徴とする特許請求の範囲第３項に記載の電気コネク
   タ。
5. 【請求項５】前記キャップ（３１）により覆われた端部
   と反対側の前記接触素子（９）の端部が、電気絶縁され
   た支持スタッド（４１）に付けられ、前記管状スリーブ
   （４５）が前記支持スタッド（４１）と前記キャップ
   （３１）との間に位置し、前記支持スタッド（４１）と
   前記キャップ（３１）が、それぞれ前記管状スリーブ
   （４５）と接触する滑り支承面を有することを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項から第４項までのいずれか１項
   に記載の電気コネクタ。
6. 【請求項６】前記管状スリーブ（４５）の挿入位置がス
   トップ・バリヤ（７７）により画成されていることを特
   徴とする特許請求の範囲第１項から第５項までのいずれ
   か１つの項に記載の電気コネクタ。
7. 【請求項７】前記接触素子（９）が、第１の電線接続ス
   ロット（４９）の電線挿入域（５７）の直径方向で反対
   側に第１のシャー開口（７５）と、前記第２の電線接続
   スロット（１１）の電線挿入域（１３）の、直径方向で
   反対側に第２のシャー開口（３９）とを有し、前記第１
   の横方向穴（４７）が前記管状スリーブ（４５）を貫通
   しており、前記横方向穴（３３）が前記キャップ（３
   １）を貫通しており、それぞれの横方向穴（３３，４
   ７）は、それぞれ関連のシャー開口（３９，７５）と協
   同してシャーリング装置を形成しており、このシャーリ
   ング装置は、前記キャップ（３１）と管状スリーブ（４
   ５）とが、その電線挿入位置から電線接続位置へ回動さ
   れるときに、前記横方向穴を通って延びている電線の端
   部を切り離すようにされていることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項から第６項までのいずれか１つの項に記
   載の電気コネクタ。
8. 【請求項８】前記キャップ（３１）を回動することによ
   り前記管状スリーブ（４５）をその電線挿入位置から電
   線接続位置へ駆動する、前記キャップにある前記手段
   が、前記管状スリーブ（４５）にある停止部と係合する
   スタッド（７９）を含み、前記管状スリーブ（４５）が
   その電線接続位置にロックされた後、前記キャップ（３
   １）が回動してその電線挿入位置へ戻ることを特徴とす
   る特許請求の範囲第３項に記載の電気コネクタ。
9. 【請求項９】前記接触素子（９）が、前記キャップ（３
   １）とは反対側の端部を電気絶縁性の支持スタッド（４
   １）に取り付けており、かつ前記支持スタッド（４１）
   の開口（４４）を通って前記支持スタッド（４１）の他
   方の側へ延びている接触突起（４３）を有しており、こ
   の接触突起（４３）が前記支持スタッド（４１）の底部
   の下方で曲げられ、それによって他の電気機器と接続す
   るための接触域を形成していることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項から第８項までのいずれか１項に記載の
   電気コネクタ。