JPH06301665A - 信号処理装置 - Google Patents
信号処理装置Info
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- JPH06301665A JPH06301665A JP5089701A JP8970193A JPH06301665A JP H06301665 A JPH06301665 A JP H06301665A JP 5089701 A JP5089701 A JP 5089701A JP 8970193 A JP8970193 A JP 8970193A JP H06301665 A JPH06301665 A JP H06301665A
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- signal
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- binary
- coupling
- coefficient
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 入力信号や出力信号を2値で扱ってよいケー
スへの適用を考慮し、柔軟性及び汎用性を高めること。 【構成】 2値で表現された複数の入力信号Yを入力さ
せる入力手段34と、各々の前記入力信号Yに対して2
値で表現された結合係数Tij及び興奮性結合か抑制性結
合かを示す2値で表現された係数符号を保存する記憶手
段35,40aと、前記入力信号Yと前記各結合係数T
ijとを論理演算する論理演算手段37と、この論理演算
手段37により得られる2値で表現された単数の出力信
号を出力させる出力手段とを有する信号処理手段を設け
て、信号処理手段が全て2値表現の信号を扱うようにし
た。
スへの適用を考慮し、柔軟性及び汎用性を高めること。 【構成】 2値で表現された複数の入力信号Yを入力さ
せる入力手段34と、各々の前記入力信号Yに対して2
値で表現された結合係数Tij及び興奮性結合か抑制性結
合かを示す2値で表現された係数符号を保存する記憶手
段35,40aと、前記入力信号Yと前記各結合係数T
ijとを論理演算する論理演算手段37と、この論理演算
手段37により得られる2値で表現された単数の出力信
号を出力させる出力手段とを有する信号処理手段を設け
て、信号処理手段が全て2値表現の信号を扱うようにし
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば画像や音声の認
識、ロボット等の適応制御、株価や地震等の予測、連想
記憶等のような各種制御に適用可能な、神経細胞を模倣
したニューロコンピュータ等の信号処理装置に関する。
識、ロボット等の適応制御、株価や地震等の予測、連想
記憶等のような各種制御に適用可能な、神経細胞を模倣
したニューロコンピュータ等の信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】生体の情報処理の基本的な単位である神
経細胞(ニューロン)の機能を模倣し、さらに、この
「神経細胞模倣素子」(神経細胞ユニット)をネットワ
ークにし、情報の並列処理を目指したのが、いわゆるニ
ューラルネットワークである。文字認識や連想記憶、運
動制御等、生体ではいとも簡単に行われていても、従来
のノイマン型コンピュータではなかなか達成しないもの
が多い。生体の神経系、特に生体特有の機能、即ち並列
処理、自己学習等をニューラルネットワークにより模倣
して、これらの問題を解決しようとする試みが盛んに行
われている。
経細胞(ニューロン)の機能を模倣し、さらに、この
「神経細胞模倣素子」(神経細胞ユニット)をネットワ
ークにし、情報の並列処理を目指したのが、いわゆるニ
ューラルネットワークである。文字認識や連想記憶、運
動制御等、生体ではいとも簡単に行われていても、従来
のノイマン型コンピュータではなかなか達成しないもの
が多い。生体の神経系、特に生体特有の機能、即ち並列
処理、自己学習等をニューラルネットワークにより模倣
して、これらの問題を解決しようとする試みが盛んに行
われている。
【0003】このようなニューラルネットワークをハー
ドウエアにより作製する試みが、近年、多くなされてい
るが、このようなハードウエア化については、アナログ
型とデジタル型とに大別される。しかし、アナログ型の
ものでは動作に確実性がなく、数値計算による学習方法
も計算が複雑であり、ハードウエア化に適さず、動作が
確実なデジタル型のものは回路構成が大規模で複雑とな
る欠点がある。
ドウエアにより作製する試みが、近年、多くなされてい
るが、このようなハードウエア化については、アナログ
型とデジタル型とに大別される。しかし、アナログ型の
ものでは動作に確実性がなく、数値計算による学習方法
も計算が複雑であり、ハードウエア化に適さず、動作が
確実なデジタル型のものは回路構成が大規模で複雑とな
る欠点がある。
【0004】このような欠点を解消するため、デジタル
型の一つとして、信号をパルス列で表現する方式とした
パルス密度型で自己学習機能付きのニューラルネットワ
ークが本出願人により多数提案されている。このような
パルス密度型ニューラルネットワークに関する多数の提
案は、例えば特開平4−549号公報に示される提案を
フォワードプロセスの基本とし、特開平4−11118
5号公報に示される提案を学習プロセスの基本とし、種
々改良したものである。
型の一つとして、信号をパルス列で表現する方式とした
パルス密度型で自己学習機能付きのニューラルネットワ
ークが本出願人により多数提案されている。このような
パルス密度型ニューラルネットワークに関する多数の提
案は、例えば特開平4−549号公報に示される提案を
フォワードプロセスの基本とし、特開平4−11118
5号公報に示される提案を学習プロセスの基本とし、種
々改良したものである。
【0005】このようなパルス密度型の信号処理につい
て簡単に説明すると、パルス列としては、実際にはビッ
ト列を用いる。即ち、値として“0”又は“1”をとる
ビットの列(2値化された情報単位)でパルス列を表
し、値が“1”であるビットでパルスを表し、値が
“0”であるビットでパルスがないことを表す。信号の
値は、パルスの密度、即ち、ビット列中の値“1”のビ
ットの密度で表す。換言すると、信号の値はビット列中
のビットの値が“1”である確率に等しい。例えば、ビ
ット列の長さを10ビットとすると、このニューラルネ
ットワークに値“0.6”の信号を入力した時、このニ
ューラルネットワークには、10個のビットの内、6個
が値“1”であり残りの4個が値“0”であるビット列
が入力されることになる。
て簡単に説明すると、パルス列としては、実際にはビッ
ト列を用いる。即ち、値として“0”又は“1”をとる
ビットの列(2値化された情報単位)でパルス列を表
し、値が“1”であるビットでパルスを表し、値が
“0”であるビットでパルスがないことを表す。信号の
値は、パルスの密度、即ち、ビット列中の値“1”のビ
ットの密度で表す。換言すると、信号の値はビット列中
のビットの値が“1”である確率に等しい。例えば、ビ
ット列の長さを10ビットとすると、このニューラルネ
ットワークに値“0.6”の信号を入力した時、このニ
ューラルネットワークには、10個のビットの内、6個
が値“1”であり残りの4個が値“0”であるビット列
が入力されることになる。
【0006】ここに、この特開平4−111185号公
報に示されるパルス密度型ニューラルネットワークにつ
いて、図4ないし図7を参照して説明する。まず、その
基本的な考え方としては、 神経細胞ユニットに関する入力信号、出力信号、中
間信号、結合係数、教師信号、誤差信号などは全て、
“0”“1”の2値で表されたパルス列で表す。 ネットワーク内部での信号の量は、パルス密度で表
す(ある一定時間内の“1”の数)。 神経細胞ユニット内での計算は、パルス列同士の論
理演算で表す。 結合係数のパルス列は神経細胞ユニット内のメモリ
上に格納する。 学習は、この結合係数のパルス列を書換えることで
実現する。 学習については、与えられた教師信号パルス列を基
に誤差を計算し、これに基づいて、結合係数パルス列を
変化させる。このとき、誤差の計算、結合係数の変化分
の計算も、全て、“0”“1”のパルス列の論理演算で
行う。ようにしたものである。
報に示されるパルス密度型ニューラルネットワークにつ
いて、図4ないし図7を参照して説明する。まず、その
基本的な考え方としては、 神経細胞ユニットに関する入力信号、出力信号、中
間信号、結合係数、教師信号、誤差信号などは全て、
“0”“1”の2値で表されたパルス列で表す。 ネットワーク内部での信号の量は、パルス密度で表
す(ある一定時間内の“1”の数)。 神経細胞ユニット内での計算は、パルス列同士の論
理演算で表す。 結合係数のパルス列は神経細胞ユニット内のメモリ
上に格納する。 学習は、この結合係数のパルス列を書換えることで
実現する。 学習については、与えられた教師信号パルス列を基
に誤差を計算し、これに基づいて、結合係数パルス列を
変化させる。このとき、誤差の計算、結合係数の変化分
の計算も、全て、“0”“1”のパルス列の論理演算で
行う。ようにしたものである。
【0007】このような前提の下、任意の神経細胞ユニ
ット内部における演算は、次の(1)〜(3)式で表され
る。
ット内部における演算は、次の(1)〜(3)式で表され
る。
【0008】
【数1】
【0009】ここに、各変数は、“0”又は“1”の1
パルスを表している。yi はある神経細胞ユニットiか
らの入力信号のパルス、yj はある神経細胞ユニットj
からの出力信号のパルスである。また、tij(+) は神経
細胞ユニットi,j間の結合が興奮性結合の場合の結合
係数のパルス、tij(-) は神経細胞ユニットi,j間の
結合が抑制性結合の場合の結合係数のパルスである。よ
って、yj が当該神経細胞ユニットの出力値となる。
パルスを表している。yi はある神経細胞ユニットiか
らの入力信号のパルス、yj はある神経細胞ユニットj
からの出力信号のパルスである。また、tij(+) は神経
細胞ユニットi,j間の結合が興奮性結合の場合の結合
係数のパルス、tij(-) は神経細胞ユニットi,j間の
結合が抑制性結合の場合の結合係数のパルスである。よ
って、yj が当該神経細胞ユニットの出力値となる。
【0010】次に、学習における信号演算処理について
説明する。この学習方法は、階層型ニューラルネットワ
ークで広く用いられているバックプロパゲーション法
(誤差逆伝播法)に準じたものである。基本的には、以
下の(A)又は(B)により誤差信号を求め、次いで、(C)
の方法により結合係数の値を変化させる。
説明する。この学習方法は、階層型ニューラルネットワ
ークで広く用いられているバックプロパゲーション法
(誤差逆伝播法)に準じたものである。基本的には、以
下の(A)又は(B)により誤差信号を求め、次いで、(C)
の方法により結合係数の値を変化させる。
【0011】(A) 最終層における誤差信号 最終層の各神経細胞ユニットにおける誤差信号を出力信
号と教師信号とにより計算する。ここに、そのときの入
力に対して望ましい出力を、教師信号dj としてパルス
列で与える。また、誤差信号を考えた場合、数値で表す
と、一般に正、負の両方をとり得るが、パルス密度表現
の場合、正、負の両方を同時に表現できないので、パル
ス密度型のものでは、+成分を表す信号ej(+)と−成分
を表す信号ej(-)との2種類を用いて誤差信号を表現す
る。具体的には、教師信号のパルス列と出力信号のパル
ス列とで違っている部分(1,0)又は(0,1)の
内、教師信号側に存在するパルス分が誤差信号ej(+)と
され、出力信号側に存在するパルス分が誤差信号ej(-)
とされる。つまり、出力信号のパルス列に誤差信号e
j(+)のパルスを付け加え、誤差信号ej(-)を取り除く
と、教師信号のパルス列となることになる。これらの
正、負の誤差信号ej(+),ej(-)を論理式で表現する
と、各々(4)(5)式のようになる。このような誤差信号
のパルスを基に結合係数を後述するように変化させるこ
とになる。
号と教師信号とにより計算する。ここに、そのときの入
力に対して望ましい出力を、教師信号dj としてパルス
列で与える。また、誤差信号を考えた場合、数値で表す
と、一般に正、負の両方をとり得るが、パルス密度表現
の場合、正、負の両方を同時に表現できないので、パル
ス密度型のものでは、+成分を表す信号ej(+)と−成分
を表す信号ej(-)との2種類を用いて誤差信号を表現す
る。具体的には、教師信号のパルス列と出力信号のパル
ス列とで違っている部分(1,0)又は(0,1)の
内、教師信号側に存在するパルス分が誤差信号ej(+)と
され、出力信号側に存在するパルス分が誤差信号ej(-)
とされる。つまり、出力信号のパルス列に誤差信号e
j(+)のパルスを付け加え、誤差信号ej(-)を取り除く
と、教師信号のパルス列となることになる。これらの
正、負の誤差信号ej(+),ej(-)を論理式で表現する
と、各々(4)(5)式のようになる。このような誤差信号
のパルスを基に結合係数を後述するように変化させるこ
とになる。
【0012】
【数2】
【0013】(B) 中間層における誤差信号 まず、上記の最終層の誤差信号を逆伝播させ、最終層と
その1つ前の層との結合係数だけでなく、さらにその前
の層の結合係数も変化させる。そのため、中間層におけ
る各神経細胞ユニットでの誤差信号を計算する必要があ
る。中間層のある神経細胞ユニットから、さらに1つ先
の層の各神経細胞ユニットへ信号を伝播させたのとは、
丁度逆の要領で1つ先の層の各神経細胞ユニットにおけ
る誤差信号を集めてきて、自己の誤差信号とする。ここ
に、yは1つの信号であるのに対して、eは正、負を表
す誤差信号として2種の信号を持ち、その両方の誤差信
号を考慮する必要があるので、結合係数tの正、負(興
奮性と抑制性)に応じて2つの場合に分ける必要があ
る。
その1つ前の層との結合係数だけでなく、さらにその前
の層の結合係数も変化させる。そのため、中間層におけ
る各神経細胞ユニットでの誤差信号を計算する必要があ
る。中間層のある神経細胞ユニットから、さらに1つ先
の層の各神経細胞ユニットへ信号を伝播させたのとは、
丁度逆の要領で1つ先の層の各神経細胞ユニットにおけ
る誤差信号を集めてきて、自己の誤差信号とする。ここ
に、yは1つの信号であるのに対して、eは正、負を表
す誤差信号として2種の信号を持ち、その両方の誤差信
号を考慮する必要があるので、結合係数tの正、負(興
奮性と抑制性)に応じて2つの場合に分ける必要があ
る。
【0014】まず、興奮性結合の場合を説明する。この
場合、中間層のある神経細胞ユニットについて、1つ先
の層(例えば、最終層)のj番目の神経細胞ユニットで
の誤差信号ej(+)と、その神経細胞ユニットと自己との
結合係数tij(+) のANDをとったもの(ej(+)∩ t
ij(+))を各神経細胞ユニットについて求め、さらに、
これら同士のORをとる{∪(ej(+)∩ tij(+))}。
これをこの神経細胞ユニットの誤差信号ei(+)とする。
同様に、1つ先の層の神経細胞ユニットの誤差信号e
j(-)と結合係数tij(+)とのANDをとり(ej(-)∩ t
ij(+))、さらにこれら同士のORをとる{∪(ej(-)
∩ tij(+))}。これをこの神経細胞ユニットの誤差信
号ei(-)とする。
場合、中間層のある神経細胞ユニットについて、1つ先
の層(例えば、最終層)のj番目の神経細胞ユニットで
の誤差信号ej(+)と、その神経細胞ユニットと自己との
結合係数tij(+) のANDをとったもの(ej(+)∩ t
ij(+))を各神経細胞ユニットについて求め、さらに、
これら同士のORをとる{∪(ej(+)∩ tij(+))}。
これをこの神経細胞ユニットの誤差信号ei(+)とする。
同様に、1つ先の層の神経細胞ユニットの誤差信号e
j(-)と結合係数tij(+)とのANDをとり(ej(-)∩ t
ij(+))、さらにこれら同士のORをとる{∪(ej(-)
∩ tij(+))}。これをこの神経細胞ユニットの誤差信
号ei(-)とする。
【0015】次に、抑制性結合の場合を説明する。この
場合、1つ先の層の神経細胞ユニットでの誤差信号e
j(-)とその神経細胞ユニットと自己との結合係数t
ij(-) のANDをとり(ej(-)∩ tij(-))、さらにこ
れら同士のORをとる{∪(ej(-)∩ tij(-))}。こ
れを、この神経細胞ユニットの誤差信号ei(+)とする。
また、1つ先の層の誤差信号ej(-)と結合係数tij(-)
とのANDをとり(ej(+)∩ tij(-))、さらにこれら
同士のORをとることにより{∪(ej(+)∩
tij(-))}、同様に、この神経細胞ユニットの誤差信
号ei(+)とする。
場合、1つ先の層の神経細胞ユニットでの誤差信号e
j(-)とその神経細胞ユニットと自己との結合係数t
ij(-) のANDをとり(ej(-)∩ tij(-))、さらにこ
れら同士のORをとる{∪(ej(-)∩ tij(-))}。こ
れを、この神経細胞ユニットの誤差信号ei(+)とする。
また、1つ先の層の誤差信号ej(-)と結合係数tij(-)
とのANDをとり(ej(+)∩ tij(-))、さらにこれら
同士のORをとることにより{∪(ej(+)∩
tij(-))}、同様に、この神経細胞ユニットの誤差信
号ei(+)とする。
【0016】さらに、この神経細胞ユニットの、興奮性
結合の誤差信号ei(+)と抑制性結合の誤差信号ei(+)と
のORをとり、これをこのユニットの誤差信号ei(+)と
する。同様に、興奮性結合の誤差信号ei(-)と抑制性結
合の誤差信号ei(-)とのORをとり、これをこのユニッ
トの誤差信号ei(-)とする。
結合の誤差信号ei(+)と抑制性結合の誤差信号ei(+)と
のORをとり、これをこのユニットの誤差信号ei(+)と
する。同様に、興奮性結合の誤差信号ei(-)と抑制性結
合の誤差信号ei(-)とのORをとり、これをこのユニッ
トの誤差信号ei(-)とする。
【0017】以上をまとめると、(6)式に示すようにな
る。
る。
【0018】
【数3】
【0019】 (C) 誤差信号に基づく各結合係数の更新 変化させたい結合係数が属しているラインに対応する、
1つ前の層の神経細胞ユニットからの出力yi と自己の
神経細胞ユニットの誤差信号ej(+)又はej(-)とのAN
Dをとる(ej(+)∩yi、又は、ej(-)∩yi)。このよ
うにして得られた2つの信号を各々Δtij(+),Δt
ij(-)とする。
1つ前の層の神経細胞ユニットからの出力yi と自己の
神経細胞ユニットの誤差信号ej(+)又はej(-)とのAN
Dをとる(ej(+)∩yi、又は、ej(-)∩yi)。このよ
うにして得られた2つの信号を各々Δtij(+),Δt
ij(-)とする。
【0020】そして、今度はこれらのΔtijを基に新し
いtijを求めるが、このtijは絶対値成分であるので、
元のtijが興奮性か抑制性かで場合分けする。興奮性の
場合、元のtijに対してΔtij(+)の成分を増やし、Δ
tij(-)の成分を減らす。逆に、抑制性の場合は元のt
ijに対しΔtij(+) の成分を減らし、Δtij(-)の成分
を増やす。以上をまとめると、(7)式のようになる。
いtijを求めるが、このtijは絶対値成分であるので、
元のtijが興奮性か抑制性かで場合分けする。興奮性の
場合、元のtijに対してΔtij(+)の成分を増やし、Δ
tij(-)の成分を減らす。逆に、抑制性の場合は元のt
ijに対しΔtij(+) の成分を減らし、Δtij(-)の成分
を増やす。以上をまとめると、(7)式のようになる。
【0021】
【数4】
【0022】以上の学習則に基づいてネットワークの計
算が行われる。
算が行われる。
【0023】次に、以上のアルゴリズムに基づく実際の
回路構成を説明する。まず、パルス密度型のニューラル
ネットワーク全体の構成は、例えば図4に示すような階
層型(図示例は、3層)とされ、1つ前(左側)の層の
神経細胞ユニット1より信号を受け、1つ後(右側)の
層の神経細胞ユニット1へ出力する。図5は1つの神経
細胞ユニット1に相当する部分を示し、前述した(1)
(2)式等の処理を行うANDゲート2や、(3)式の処理
を行うORゲート処理部3等を含んで構成されている。
回路構成を説明する。まず、パルス密度型のニューラル
ネットワーク全体の構成は、例えば図4に示すような階
層型(図示例は、3層)とされ、1つ前(左側)の層の
神経細胞ユニット1より信号を受け、1つ後(右側)の
層の神経細胞ユニット1へ出力する。図5は1つの神経
細胞ユニット1に相当する部分を示し、前述した(1)
(2)式等の処理を行うANDゲート2や、(3)式の処理
を行うORゲート処理部3等を含んで構成されている。
【0024】また、図6は図4中のライン(結線)に相
当する部分の回路を示し、図7は図4中の丸(各神経細
胞ユニット1)に相当する部分の回路を示す。これらの
図6及び図7構成の回路を図4のようにネットワークに
することにより、自己学習可能なパルス密度型のニュー
ラルネットワークが実現できる。
当する部分の回路を示し、図7は図4中の丸(各神経細
胞ユニット1)に相当する部分の回路を示す。これらの
図6及び図7構成の回路を図4のようにネットワークに
することにより、自己学習可能なパルス密度型のニュー
ラルネットワークが実現できる。
【0025】まず、図6から説明する。図中、4は神経
細胞ユニットへの入力信号yである。また、結合係数t
ijの値はメモリ、例えばシフトレジスタ5に保存してお
く。このシフトレジスタ5はデータ取出し口5aとデー
タ入口5bとを有する。なお、結合係数がコード化され
て保存されている場合、シフトレジスタ5に代えて、メ
モリとパルス列発生装置との組合せ構成とされる。入力
信号4とシフトレジスタ5内の結合係数tijとはAND
ゲート6を備えた論理回路7によりANDがとられる。
この論理回路7の出力は結合が興奮性か抑制性かによっ
てグループ分けしなければならないが、予め各々のグル
ープへの出力8,9を用意し、何れに出力するのかを切
換えるようにした方が汎用性の高いものとなる。このた
め、ここでは結合が興奮性か抑制性かを表すビットをグ
ループ分け用メモリ10aに保存しておき、その情報を
用いて切換えゲート回路10により切換える。
細胞ユニットへの入力信号yである。また、結合係数t
ijの値はメモリ、例えばシフトレジスタ5に保存してお
く。このシフトレジスタ5はデータ取出し口5aとデー
タ入口5bとを有する。なお、結合係数がコード化され
て保存されている場合、シフトレジスタ5に代えて、メ
モリとパルス列発生装置との組合せ構成とされる。入力
信号4とシフトレジスタ5内の結合係数tijとはAND
ゲート6を備えた論理回路7によりANDがとられる。
この論理回路7の出力は結合が興奮性か抑制性かによっ
てグループ分けしなければならないが、予め各々のグル
ープへの出力8,9を用意し、何れに出力するのかを切
換えるようにした方が汎用性の高いものとなる。このた
め、ここでは結合が興奮性か抑制性かを表すビットをグ
ループ分け用メモリ10aに保存しておき、その情報を
用いて切換えゲート回路10により切換える。
【0026】また、図7に示すように各入力処理をする
複数のORゲート構成のゲート回路11a,11bが設
けられている。また、図7では例えば興奮性結合グルー
プが“1”で、抑制性結合グループが“0”のときにの
み出力“1”を出すANDゲートとインバータとによる
ゲート回路12が設けられている。これにより、次層に
対する入力信号13が得られる。
複数のORゲート構成のゲート回路11a,11bが設
けられている。また、図7では例えば興奮性結合グルー
プが“1”で、抑制性結合グループが“0”のときにの
み出力“1”を出すANDゲートとインバータとによる
ゲート回路12が設けられている。これにより、次層に
対する入力信号13が得られる。
【0027】次に、学習処理について説明する。図7に
示す回路には最終層で出力信号と教師信号とに基づき生
成された誤差信号14,15が入力される。これらの誤
差信号14,15は複数のORゲート構成のゲート回路
16a,16bで各々集められた後((6)式の処理)、
分周回路17により学習レートに相当する処理を受け、
1つ前の層に対する誤差信号18,19として出力され
る。ここに、中間層における誤差信号を計算するための
処理は、図6中に示すANDゲート構成のゲート回路2
0により行われ、+,−に応じて、1つ前の層の神経細
胞ユニットへ出力するための誤差信号21,22が得ら
れる。
示す回路には最終層で出力信号と教師信号とに基づき生
成された誤差信号14,15が入力される。これらの誤
差信号14,15は複数のORゲート構成のゲート回路
16a,16bで各々集められた後((6)式の処理)、
分周回路17により学習レートに相当する処理を受け、
1つ前の層に対する誤差信号18,19として出力され
る。ここに、中間層における誤差信号を計算するための
処理は、図6中に示すANDゲート構成のゲート回路2
0により行われ、+,−に応じて、1つ前の層の神経細
胞ユニットへ出力するための誤差信号21,22が得ら
れる。
【0028】このように結合が興奮性結合か抑制性結合
かによって場合分けが必要であるが、この場合分けはメ
モリ10に記憶された興奮性か抑制性かを示す情報と、
正、負の誤差信号18,19とに応じてゲート回路23
により行なわれる。
かによって場合分けが必要であるが、この場合分けはメ
モリ10に記憶された興奮性か抑制性かを示す情報と、
正、負の誤差信号18,19とに応じてゲート回路23
により行なわれる。
【0029】このような誤差信号18,19に基づい
て、新たな結合係数を計算するための処理を行なうAN
Dゲート、インバータ、ORゲート構成の結合係数可変
回路24が設けられ、各シフトレジスタ5のデータ入口
5b側に接続されている。これにより、シフトレジスタ
5に格納された結合係数の更新書換えが行なわれる。こ
の結合係数可変回路24の場合も、結合の興奮性、抑制
性により場合分けが必要であるが、これはゲート回路2
3により行なわれる。
て、新たな結合係数を計算するための処理を行なうAN
Dゲート、インバータ、ORゲート構成の結合係数可変
回路24が設けられ、各シフトレジスタ5のデータ入口
5b側に接続されている。これにより、シフトレジスタ
5に格納された結合係数の更新書換えが行なわれる。こ
の結合係数可変回路24の場合も、結合の興奮性、抑制
性により場合分けが必要であるが、これはゲート回路2
3により行なわれる。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】このような既提案のパ
ルス密度型のニューラルネットワークによれば、その構
成がシンプルであるため、ハードウエア化が容易で、高
速処理も可能となる。ところが、ニューラルネットワー
クの実際問題への適用においては、入力信号や出力信号
が単なる2値でよい場合がある。即ち、入力信号等が
“0”“1”を組合せたパルス列ではなく、単に“0”
又は“1”のみの2値表現の信号でよい場合があり、パ
ルス密度型構成が必ずしも適切でない場合がある。ま
た、学習則を考えた場合も、結合係数の符号、即ち、興
奮性結合であるか抑制性結合であるかに関しては、これ
を学習する機能がないため、学習能力が制約を受けるも
のとなっている。つまり、柔軟性及び汎用性に欠けるも
のである。
ルス密度型のニューラルネットワークによれば、その構
成がシンプルであるため、ハードウエア化が容易で、高
速処理も可能となる。ところが、ニューラルネットワー
クの実際問題への適用においては、入力信号や出力信号
が単なる2値でよい場合がある。即ち、入力信号等が
“0”“1”を組合せたパルス列ではなく、単に“0”
又は“1”のみの2値表現の信号でよい場合があり、パ
ルス密度型構成が必ずしも適切でない場合がある。ま
た、学習則を考えた場合も、結合係数の符号、即ち、興
奮性結合であるか抑制性結合であるかに関しては、これ
を学習する機能がないため、学習能力が制約を受けるも
のとなっている。つまり、柔軟性及び汎用性に欠けるも
のである。
【0031】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、2値で表現された複数の入力信号を入力させる入力
手段と、各々の前記入力信号に対して2値で表現された
結合係数及び興奮性結合か抑制性結合かを示す2値で表
現された係数符号を保存する記憶手段と、前記入力信号
と前記各結合係数とを論理演算する論理演算手段と、こ
の論理演算手段により得られる2値で表現された単数の
出力信号を出力させる出力手段とを有する信号処理手段
を設けた。
は、2値で表現された複数の入力信号を入力させる入力
手段と、各々の前記入力信号に対して2値で表現された
結合係数及び興奮性結合か抑制性結合かを示す2値で表
現された係数符号を保存する記憶手段と、前記入力信号
と前記各結合係数とを論理演算する論理演算手段と、こ
の論理演算手段により得られる2値で表現された単数の
出力信号を出力させる出力手段とを有する信号処理手段
を設けた。
【0032】加えて、請求項2記載の発明では、2値で
表現された誤差信号の入力に基づき新たな結合係数を算
出して各記憶手段に保存された各結合係数を更新させる
結合係数更新手段と、各記憶手段に保存された各係数符
号を更新させる係数符号更新手段とを有する信号処理手
段とした。
表現された誤差信号の入力に基づき新たな結合係数を算
出して各記憶手段に保存された各結合係数を更新させる
結合係数更新手段と、各記憶手段に保存された各係数符
号を更新させる係数符号更新手段とを有する信号処理手
段とした。
【0033】また、請求項3記載の発明では、複数の信
号処理手段を網状に接続した。
号処理手段を網状に接続した。
【0034】
【作用】請求項1記載の発明においては、信号処理手段
が全て2値表現の信号を扱うので、結合係数やその係数
符号を保存するための記憶手段としても1ビット分のも
ので済み、かつ、パルス密度型では必要となることがあ
るパルス列生成装置が不要になり、よって、信号処理手
段の集積度を向上させ得るものとなる。
が全て2値表現の信号を扱うので、結合係数やその係数
符号を保存するための記憶手段としても1ビット分のも
ので済み、かつ、パルス密度型では必要となることがあ
るパルス列生成装置が不要になり、よって、信号処理手
段の集積度を向上させ得るものとなる。
【0035】加えて、請求項2記載の発明においては、
信号処理手段が結合係数更新手段とともに係数符号更新
手段を有するので、パルス密度型のものでは不可能であ
った結合係数の符号の学習も含めた自己学習が可能とな
り、学習における制約が緩和される。よって、学習の柔
軟性が向上するとともに、学習能力も向上する。
信号処理手段が結合係数更新手段とともに係数符号更新
手段を有するので、パルス密度型のものでは不可能であ
った結合係数の符号の学習も含めた自己学習が可能とな
り、学習における制約が緩和される。よって、学習の柔
軟性が向上するとともに、学習能力も向上する。
【0036】請求項3記載の発明においては、このよう
な作用をなす信号処理手段を網状に接続することによ
り、大規模化が容易で柔軟性の高いニューラルネットワ
ークを構築できるものとなる。
な作用をなす信号処理手段を網状に接続することによ
り、大規模化が容易で柔軟性の高いニューラルネットワ
ークを構築できるものとなる。
【0037】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図3に基づい
て説明する。まず、本実施例の場合のニューラルネット
ワークないしは神経細胞ユニットに関する基本的な考え
方としては、 神経細胞ユニットに関する入力信号、出力信号、中
間信号、結合係数、教師信号、誤差信号などは全て、
“0”又は“1”の2値で表現する。 神経細胞ユニット内での計算は、2値同士の論理演
算で表す。 結合係数の値は神経細胞ユニット内の1ビットメモ
リ上に格納する。 学習は、この結合係数の値を書換えることで実現す
る。 学習については、与えられた教師信号の値を基に誤
差を計算し、これに基づいて、結合係数の値及びその係
数符号を変化させる。このとき、誤差の計算、結合係数
の変化分の計算も、全て“0”又は“1”の2値の論理
演算で行う。ようにしたものである。
て説明する。まず、本実施例の場合のニューラルネット
ワークないしは神経細胞ユニットに関する基本的な考え
方としては、 神経細胞ユニットに関する入力信号、出力信号、中
間信号、結合係数、教師信号、誤差信号などは全て、
“0”又は“1”の2値で表現する。 神経細胞ユニット内での計算は、2値同士の論理演
算で表す。 結合係数の値は神経細胞ユニット内の1ビットメモ
リ上に格納する。 学習は、この結合係数の値を書換えることで実現す
る。 学習については、与えられた教師信号の値を基に誤
差を計算し、これに基づいて、結合係数の値及びその係
数符号を変化させる。このとき、誤差の計算、結合係数
の変化分の計算も、全て“0”又は“1”の2値の論理
演算で行う。ようにしたものである。
【0038】このような前提に基づく複数の神経細胞ユ
ニットを、例えば、既提案例と同様に、図4に示したよ
うに階層型に接続してニューラルネットワークを構築
し、以下のように学習を行わせる。即ち、本実施例の学
習方法も階層型ニューラルネットワークで広く用いられ
ているバックプロパゲーション法に準じたものである。
基本的には、以下の(D)又は(E)により誤差信号を求
め、次いで、(F)の方法により結合係数の値及びその係
数符号を変化させればよい。
ニットを、例えば、既提案例と同様に、図4に示したよ
うに階層型に接続してニューラルネットワークを構築
し、以下のように学習を行わせる。即ち、本実施例の学
習方法も階層型ニューラルネットワークで広く用いられ
ているバックプロパゲーション法に準じたものである。
基本的には、以下の(D)又は(E)により誤差信号を求
め、次いで、(F)の方法により結合係数の値及びその係
数符号を変化させればよい。
【0039】(D) 最終層における誤差信号 最終層の各神経細胞ユニットにおける誤差信号Ej の値
を出力信号Yj と教師信号Dj とにより計算する。ここ
に、そのときの入力に対して望ましい出力を教師信号D
j として2値で与える。また、誤差信号は+成分を表す
信号Ej(+)と−成分を表す信号Ej(-)との2種類を用い
て2値で表現する。具体的には、教師信号の値が“1”
で出力信号の値が“0”の場合、誤差信号Ej(+)が
“1”とされ、教師信号の値が“0”で出力信号の値が
“1”の場合、誤差信号Ej(-)が“1”とされる。これ
らの正、負の誤差信号Ej(+),Ej(-)を論理式で表現す
ると、各々(8)(9)式のようになる。このような誤差信
号の値を基に結合係数の値を後述するように変化させる
ことになる。
を出力信号Yj と教師信号Dj とにより計算する。ここ
に、そのときの入力に対して望ましい出力を教師信号D
j として2値で与える。また、誤差信号は+成分を表す
信号Ej(+)と−成分を表す信号Ej(-)との2種類を用い
て2値で表現する。具体的には、教師信号の値が“1”
で出力信号の値が“0”の場合、誤差信号Ej(+)が
“1”とされ、教師信号の値が“0”で出力信号の値が
“1”の場合、誤差信号Ej(-)が“1”とされる。これ
らの正、負の誤差信号Ej(+),Ej(-)を論理式で表現す
ると、各々(8)(9)式のようになる。このような誤差信
号の値を基に結合係数の値を後述するように変化させる
ことになる。
【0040】
【数5】
【0041】(E) 中間層における誤差信号 まず、上記の最終層の誤差信号を逆伝播させ、最終層と
その1つ前の層との結合係数だけでなく、さらにその前
の層の結合係数も変化させる。そのため、中間層におけ
る各神経細胞ユニットでの誤差信号を計算する必要があ
る。中間層のある神経細胞ユニットから、さらに1つ先
の層の各神経細胞ユニットへ信号を伝播させたのとは、
丁度逆の要領で1つ先の層の各神経細胞ユニットにおけ
る誤差信号を集めてきて、自己の誤差信号とする。ここ
に、Yは1つの信号であるのに対して、Eは正、負を表
す誤差信号として2種の信号を持ち、その両方の誤差信
号を考慮する必要があるので、結合係数Tの正、負なる
係数符号(興奮性と抑制性)に応じて2つの場合に分け
る必要がある。
その1つ前の層との結合係数だけでなく、さらにその前
の層の結合係数も変化させる。そのため、中間層におけ
る各神経細胞ユニットでの誤差信号を計算する必要があ
る。中間層のある神経細胞ユニットから、さらに1つ先
の層の各神経細胞ユニットへ信号を伝播させたのとは、
丁度逆の要領で1つ先の層の各神経細胞ユニットにおけ
る誤差信号を集めてきて、自己の誤差信号とする。ここ
に、Yは1つの信号であるのに対して、Eは正、負を表
す誤差信号として2種の信号を持ち、その両方の誤差信
号を考慮する必要があるので、結合係数Tの正、負なる
係数符号(興奮性と抑制性)に応じて2つの場合に分け
る必要がある。
【0042】まず、興奮性結合の場合を説明する。この
場合、中間層のある神経細胞ユニットについて、1つ先
の層(例えば、最終層)のj番目の神経細胞ユニットで
の誤差信号Ej(+)と、その神経細胞ユニットと自己との
結合係数Tij(+) のANDをとったもの(Ej(+)∩ T
ij(+))を各神経細胞ユニットについて求め、さらに、
これら同士のORをとる{∪(Ej(+)∩ Tij(+))}。
これをこの神経細胞ユニットの誤差信号Ei(+)とする。
同様に、1つ先の層の神経細胞ユニットの誤差信号E
j(-)と結合係数Tij(+)とのANDをとり(Ej(-)∩ T
ij(+))、さらにこれら同士のORをとる{∪(Ej(-)
∩ Tij(+))}。これをこの神経細胞ユニットの誤差信
号Ei(-)とする。
場合、中間層のある神経細胞ユニットについて、1つ先
の層(例えば、最終層)のj番目の神経細胞ユニットで
の誤差信号Ej(+)と、その神経細胞ユニットと自己との
結合係数Tij(+) のANDをとったもの(Ej(+)∩ T
ij(+))を各神経細胞ユニットについて求め、さらに、
これら同士のORをとる{∪(Ej(+)∩ Tij(+))}。
これをこの神経細胞ユニットの誤差信号Ei(+)とする。
同様に、1つ先の層の神経細胞ユニットの誤差信号E
j(-)と結合係数Tij(+)とのANDをとり(Ej(-)∩ T
ij(+))、さらにこれら同士のORをとる{∪(Ej(-)
∩ Tij(+))}。これをこの神経細胞ユニットの誤差信
号Ei(-)とする。
【0043】次に、抑制性結合の場合を説明する。この
場合、1つ先の層の神経細胞ユニットでの誤差信号E
j(-)とその神経細胞ユニットと自己との結合係数T
ij(-) のANDをとり(Ej(-)∩ Tij(-))、さらにこ
れら同士のORをとる{∪(Ej(-)∩ Tij(-))}。こ
れを、この神経細胞ユニットの誤差信号Ei(+)とする。
また、1つ先の層の誤差信号Ej(-)と結合係数Tij(-)
とのANDをとり(Ej(+)∩ Tij(-))、さらにこれら
同士のORをとることにより{∪(Ej(+)∩
Tij(-))}、同様に、この神経細胞ユニットの誤差信
号Ei(+)とする。
場合、1つ先の層の神経細胞ユニットでの誤差信号E
j(-)とその神経細胞ユニットと自己との結合係数T
ij(-) のANDをとり(Ej(-)∩ Tij(-))、さらにこ
れら同士のORをとる{∪(Ej(-)∩ Tij(-))}。こ
れを、この神経細胞ユニットの誤差信号Ei(+)とする。
また、1つ先の層の誤差信号Ej(-)と結合係数Tij(-)
とのANDをとり(Ej(+)∩ Tij(-))、さらにこれら
同士のORをとることにより{∪(Ej(+)∩
Tij(-))}、同様に、この神経細胞ユニットの誤差信
号Ei(+)とする。
【0044】さらに、この神経細胞ユニットの、興奮性
結合の誤差信号Ei(+)と抑制性結合の誤差信号Ei(+)と
のORをとり、これをこのユニットの誤差信号Ei(+)と
する。同様に、興奮性結合の誤差信号Ei(-)と抑制性結
合の誤差信号Ei(-)とのORをとり、これをこのユニッ
トの誤差信号Ei(-)とする。
結合の誤差信号Ei(+)と抑制性結合の誤差信号Ei(+)と
のORをとり、これをこのユニットの誤差信号Ei(+)と
する。同様に、興奮性結合の誤差信号Ei(-)と抑制性結
合の誤差信号Ei(-)とのORをとり、これをこのユニッ
トの誤差信号Ei(-)とする。
【0045】以上をまとめると、(10)式に示すように
なる。
なる。
【0046】
【数6】
【0047】(F) 誤差信号に基づく各結合係数及びそ
の係数符号の更新 変化させたい結合係数が属しているラインに対応する、
1つ前の層の神経細胞ユニットからの出力Yi と自己の
神経細胞ユニットの誤差信号Ej(+)又はEj(-)とのAN
Dをとる(Ej(+)∩Yi、又は、Ej(-)∩Yi)。このよ
うにして得られた2つの信号を各々ΔTij(+),ΔT
ij(-)とする。
の係数符号の更新 変化させたい結合係数が属しているラインに対応する、
1つ前の層の神経細胞ユニットからの出力Yi と自己の
神経細胞ユニットの誤差信号Ej(+)又はEj(-)とのAN
Dをとる(Ej(+)∩Yi、又は、Ej(-)∩Yi)。このよ
うにして得られた2つの信号を各々ΔTij(+),ΔT
ij(-)とする。
【0048】そして、今度はこれらのΔTijを基に新し
いTijを求めるが、このTijは絶対値成分であるので、
元のTijが興奮性か抑制性かで場合分けする。興奮性の
場合、元のTijに対してΔTij(+)の成分を増やし、Δ
Tij(-)の成分を減らす。逆に、抑制性の場合は元のT
ijに対しΔTij(+)の成分を減らし、ΔTij(-)の成分を
増やす。以上をまとめると、(11)式のようになる。
いTijを求めるが、このTijは絶対値成分であるので、
元のTijが興奮性か抑制性かで場合分けする。興奮性の
場合、元のTijに対してΔTij(+)の成分を増やし、Δ
Tij(-)の成分を減らす。逆に、抑制性の場合は元のT
ijに対しΔTij(+)の成分を減らし、ΔTij(-)の成分を
増やす。以上をまとめると、(11)式のようになる。
【0049】
【数7】
【0050】さらに、(11)式の演算処理後、(12)式
により結合係数Tijの係数符号の変更を行う。
により結合係数Tijの係数符号の変更を行う。
【0051】
【数8】
【0052】(12)式中、“sgn” は対応する結合係数
Tijの係数符号の値を示し、“0”の場合には興奮性結
合、“1”の場合には抑制性結合であることを示す。
(12)式は、係数符号が“0”で結合係数値自体が
“0”の場合において結合係数値を減らしたい時には係
数符号を“1”に変更し、係数符号が“1”で結合係数
値自体が“0”の場合において結合係数値を増やしたい
時には係数符号を“0”に変更させることを意味する。
Tijの係数符号の値を示し、“0”の場合には興奮性結
合、“1”の場合には抑制性結合であることを示す。
(12)式は、係数符号が“0”で結合係数値自体が
“0”の場合において結合係数値を減らしたい時には係
数符号を“1”に変更し、係数符号が“1”で結合係数
値自体が“0”の場合において結合係数値を増やしたい
時には係数符号を“0”に変更させることを意味する。
【0053】以上の学習則に基づいてネットワークの計
算が行われる。
算が行われる。
【0054】次に、以上のアルゴリズムに基づく実際の
回路構成を説明する。まず、ニューラルネットワーク全
体の構成は、例えば図4に示した場合と同様に階層型と
される。各部の構成自体は、既提案例と同様であるが、
扱う信号がパルス密度表現によるものでなく、2値表現
によるものであり、以下のように構成されている。
回路構成を説明する。まず、ニューラルネットワーク全
体の構成は、例えば図4に示した場合と同様に階層型と
される。各部の構成自体は、既提案例と同様であるが、
扱う信号がパルス密度表現によるものでなく、2値表現
によるものであり、以下のように構成されている。
【0055】まず、図1は例えば図4中のライン(結
線)に相当する部分の回路を示し、図2は図4中の丸に
相当する部分の回路を示す。さらに、図3に示すような
係数符号更新手段を構成する回路も付加されている。こ
れらの図1ないし図3の構成による信号処理手段を例え
ば図4のようにネットワークにすることにより、2値表
現信号を扱う自己学習可能なニューラルネットワークが
実現できる。
線)に相当する部分の回路を示し、図2は図4中の丸に
相当する部分の回路を示す。さらに、図3に示すような
係数符号更新手段を構成する回路も付加されている。こ
れらの図1ないし図3の構成による信号処理手段を例え
ば図4のようにネットワークにすることにより、2値表
現信号を扱う自己学習可能なニューラルネットワークが
実現できる。
【0056】まず、図1から説明する。図中、34は神
経細胞ユニットへの入力信号Yであり、入力手段を構成
するものとなる。また、2値表現の結合係数Tijの値は
1ビット構成のメモリ(記憶手段)35に保存してお
く。このメモリ35はデータ取出し口35aとデータ入
口35bとを有する。入力信号34とメモリ35内の結
合係数TijとはANDゲート36を備えた論理回路(論
理演算手段)37によりANDがとられる。この論理回
路37の出力は結合が興奮性か抑制性かによってグルー
プ分けしなければならないが、予め各々のグループへの
出力38,39を用意し、何れに出力するのかを切換え
るようにした方が汎用性の高いものとなる。このため、
ここでは既提案例と同様に、結合が興奮性結合か抑制性
結合かを表す2値表現の係数符号を1ビットのメモリ
(記憶手段)40aに保存しておき、この係数符号を用
いて切換えゲート回路40により切換える。
経細胞ユニットへの入力信号Yであり、入力手段を構成
するものとなる。また、2値表現の結合係数Tijの値は
1ビット構成のメモリ(記憶手段)35に保存してお
く。このメモリ35はデータ取出し口35aとデータ入
口35bとを有する。入力信号34とメモリ35内の結
合係数TijとはANDゲート36を備えた論理回路(論
理演算手段)37によりANDがとられる。この論理回
路37の出力は結合が興奮性か抑制性かによってグルー
プ分けしなければならないが、予め各々のグループへの
出力38,39を用意し、何れに出力するのかを切換え
るようにした方が汎用性の高いものとなる。このため、
ここでは既提案例と同様に、結合が興奮性結合か抑制性
結合かを表す2値表現の係数符号を1ビットのメモリ
(記憶手段)40aに保存しておき、この係数符号を用
いて切換えゲート回路40により切換える。
【0057】また、図2に示すように各入力処理をする
複数のORゲート構成のゲート回路41a,41bが設
けられている。また、図2では例えば興奮性結合グルー
プが“1”で、抑制性結合グループが“0”のときにの
み出力“1”を出すANDゲートとインバータとによる
ゲート回路42が設けられている。これにより、次層に
対する2値表現の入力信号43が得られる。よって、符
号43は自己の信号処理手段から見た場合には、次層の
信号処理手段に対する出力手段となる。
複数のORゲート構成のゲート回路41a,41bが設
けられている。また、図2では例えば興奮性結合グルー
プが“1”で、抑制性結合グループが“0”のときにの
み出力“1”を出すANDゲートとインバータとによる
ゲート回路42が設けられている。これにより、次層に
対する2値表現の入力信号43が得られる。よって、符
号43は自己の信号処理手段から見た場合には、次層の
信号処理手段に対する出力手段となる。
【0058】次に、学習処理について説明する。図2に
示す回路には最終層で算出された2値表現の誤差信号4
4,45が入力される。これらの誤差信号44,45は
複数のORゲート構成のゲート回路46a,46bで各
々集められた後((10)式の処理)、分周回路47によ
り学習レートに相当する処理を受け、1つ前の層に対す
る2値表現の誤差信号48,49として出力される。こ
こに、中間層における誤差信号を計算するための処理
は、図1中に示すANDゲート構成のゲート回路50に
より行われ、+,−に応じて、1つ前の層の神経細胞ユ
ニットへ出力するための誤差信号51,52が得られ
る。
示す回路には最終層で算出された2値表現の誤差信号4
4,45が入力される。これらの誤差信号44,45は
複数のORゲート構成のゲート回路46a,46bで各
々集められた後((10)式の処理)、分周回路47によ
り学習レートに相当する処理を受け、1つ前の層に対す
る2値表現の誤差信号48,49として出力される。こ
こに、中間層における誤差信号を計算するための処理
は、図1中に示すANDゲート構成のゲート回路50に
より行われ、+,−に応じて、1つ前の層の神経細胞ユ
ニットへ出力するための誤差信号51,52が得られ
る。
【0059】このように結合が興奮性結合か抑制性結合
かによって場合分けが必要であるが、この場合分けはメ
モリ40aに記憶された興奮性か抑制性かを示す係数符
号と、正、負の誤差信号48,49とに応じてゲート回
路53により行なわれる。
かによって場合分けが必要であるが、この場合分けはメ
モリ40aに記憶された興奮性か抑制性かを示す係数符
号と、正、負の誤差信号48,49とに応じてゲート回
路53により行なわれる。
【0060】このような誤差信号48,49に基づい
て、新たな結合係数の値を計算するための処理を行なう
ANDゲート、インバータ、ORゲート構成の結合係数
可変回路(結合係数更新手段)54が設けられ、各メモ
リ35のデータ入口35b側に接続されている。これに
より、メモリ35に格納された結合係数の値の更新書換
えが行なわれる。この結合係数可変回路54の場合も、
結合の興奮性、抑制性により場合分けが必要であるが、
これはゲート回路53により行なわれる。
て、新たな結合係数の値を計算するための処理を行なう
ANDゲート、インバータ、ORゲート構成の結合係数
可変回路(結合係数更新手段)54が設けられ、各メモ
リ35のデータ入口35b側に接続されている。これに
より、メモリ35に格納された結合係数の値の更新書換
えが行なわれる。この結合係数可変回路54の場合も、
結合の興奮性、抑制性により場合分けが必要であるが、
これはゲート回路53により行なわれる。
【0061】さらに、図3に示すように、ANDゲー
ト、インバータ、ORゲート構成とされて、メモリ35
内の結合係数、入力信号34、誤差信号48,49に基
づき、(12)式の論理演算処理を行い、メモリ40aに
保存されている係数符号の更新書換えを行うための係数
符号可変回路(係数符号更新手段)55が設けられてい
る。
ト、インバータ、ORゲート構成とされて、メモリ35
内の結合係数、入力信号34、誤差信号48,49に基
づき、(12)式の論理演算処理を行い、メモリ40aに
保存されている係数符号の更新書換えを行うための係数
符号可変回路(係数符号更新手段)55が設けられてい
る。
【0062】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、2値で表
現された複数の入力信号を入力させる入力手段と、各々
の前記入力信号に対して2値で表現された結合係数及び
興奮性結合か抑制性結合かを示す2値で表現された係数
符号を保存する記憶手段と、前記入力信号と前記各結合
係数とを論理演算する論理演算手段と、この論理演算手
段により得られる2値で表現された単数の出力信号を出
力させる出力手段とを有する信号処理手段を設けて、信
号処理手段が全て2値表現の信号を扱うようにしたの
で、結合係数やその係数符号を保存するための記憶手段
としても1ビット分のもので済み、かつ、パルス密度型
では必要となることがあるパルス列生成装置も不要にな
り、よって、信号処理手段の集積度を向上させることが
できる。
現された複数の入力信号を入力させる入力手段と、各々
の前記入力信号に対して2値で表現された結合係数及び
興奮性結合か抑制性結合かを示す2値で表現された係数
符号を保存する記憶手段と、前記入力信号と前記各結合
係数とを論理演算する論理演算手段と、この論理演算手
段により得られる2値で表現された単数の出力信号を出
力させる出力手段とを有する信号処理手段を設けて、信
号処理手段が全て2値表現の信号を扱うようにしたの
で、結合係数やその係数符号を保存するための記憶手段
としても1ビット分のもので済み、かつ、パルス密度型
では必要となることがあるパルス列生成装置も不要にな
り、よって、信号処理手段の集積度を向上させることが
できる。
【0063】加えて、請求項2記載の発明によれば、結
合係数更新手段とともに係数符号更新手段を有する信号
処理手段としたので、パルス密度型のものでは不可能で
あった結合係数の符号の学習も含めた自己学習が可能と
なり、学習における制約を緩和し、よって、学習の柔軟
性を向上させ得るとともに、学習能力も向上させること
ができる。
合係数更新手段とともに係数符号更新手段を有する信号
処理手段としたので、パルス密度型のものでは不可能で
あった結合係数の符号の学習も含めた自己学習が可能と
なり、学習における制約を緩和し、よって、学習の柔軟
性を向上させ得るとともに、学習能力も向上させること
ができる。
【0064】また、請求項3記載の発明によれば、この
ような効果を発揮する複数の信号処理手段を網状に接続
したので、大規模化が容易で柔軟性の高いニューラルネ
ットワークを構築できる。
ような効果を発揮する複数の信号処理手段を網状に接続
したので、大規模化が容易で柔軟性の高いニューラルネ
ットワークを構築できる。
【図1】本発明の一実施例を示す一部の論理回路構成を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図2】他部の論理回路構成を示す回路図である。
【図3】さらに他部の論理回路構成を示す回路図であ
る。
る。
【図4】既提案例のニューラルネットワーク構成例を模
式図である。
式図である。
【図5】その1つの神経細胞ユニットの構成を示す模式
図である。
図である。
【図6】その一部の論理回路構成を示す回路図である。
【図7】その他部の論理回路構成を示す回路図である。
34 入力手段 35 記憶手段 37 論理演算手段 40a 記憶手段 43 出力手段 54 結合係数更新手段 55 係数符号更新手段
Claims (3)
- 【請求項1】 2値で表現された複数の入力信号を入力
させる入力手段と、各々の前記入力信号に対して2値で
表現された結合係数及び興奮性結合か抑制性結合かを示
す2値で表現された係数符号を保存する記憶手段と、前
記入力信号と前記各結合係数とを論理演算する論理演算
手段と、この論理演算手段により得られる2値で表現さ
れた単数の出力信号を出力させる出力手段とを有する信
号処理手段を設けたことを特徴とする信号処理装置。 - 【請求項2】 2値で表現された誤差信号の入力に基づ
き新たな結合係数を算出して各記憶手段に保存された各
結合係数を更新させる結合係数更新手段と、各記憶手段
に保存された各係数符号を更新させる係数符号更新手段
とを有する信号処理手段としたことを特徴とする請求項
1記載の信号処理装置。 - 【請求項3】 複数の信号処理手段を網状に接続したこ
とを特徴とする請求項1又は2記載の信号処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5089701A JPH06301665A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 信号処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5089701A JPH06301665A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 信号処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06301665A true JPH06301665A (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=13978086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5089701A Pending JPH06301665A (ja) | 1993-04-16 | 1993-04-16 | 信号処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06301665A (ja) |
-
1993
- 1993-04-16 JP JP5089701A patent/JPH06301665A/ja active Pending
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