JPH0629846A - マルチモード・アナログ・ディジタル変換器および変換方法 - Google Patents

マルチモード・アナログ・ディジタル変換器および変換方法

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JPH0629846A
JPH0629846A JP5072456A JP7245693A JPH0629846A JP H0629846 A JPH0629846 A JP H0629846A JP 5072456 A JP5072456 A JP 5072456A JP 7245693 A JP7245693 A JP 7245693A JP H0629846 A JPH0629846 A JP H0629846A
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Henry Tin-Hang Yung
ティン − ハング ヤング ヘンリィ
James R Hochschild
アール.ホックスキルド ジェームズ
William A Severin
エイ.セベリン ウィリアム
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    • H03M1/802Simultaneous conversion using weighted impedances using capacitors, e.g. neuron-mos transistors, charge coupled devices
    • H03M1/804Simultaneous conversion using weighted impedances using capacitors, e.g. neuron-mos transistors, charge coupled devices with charge redistribution

Abstract

(57)【要約】 【目的】 線形/A法則圧伸/μ法則圧伸伝達関数のい
ずれかを選択してアナログ入力をディジタル出力に変換
するマルチモード・アナログ・ディジタル変換器10を
提供する。 【構成】 変換器10は比較器32、逐次近似レジスタ
14および電荷リディストリビューション装置12を有
している。比較器32は入力電圧を発生電圧と比較す
る。逐次近似レジスタ14は比較器32の出力に応答し
て暫定バイナリ・ワードを発生させる。電荷リディスト
リビューション装置12は暫定バイナリ・ワードおよび
選択した伝達関数に従って発生電圧を発生させる。伝達
関数は線形伝達関数および圧伸伝達関数からなるグルー
プから選択することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に電子システムの分
野に関し、より詳細にはマルチモード・アナログ・ディ
ジタル変換器および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アナログ・ディジタル変換器(以下AD
Cと略す)は、アナログ入力からディジタル信号を発生
させる電子装置である。ADCはコンピュータのI/O
インタフェース、研究用試験装置、ディジタルオーディ
オテープレコーダーなどの消費財を含め、多くの分野に
於いてディジタル信号処理装置とアナログ信号処理装置
との間の間隙を埋めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ADCは数学的伝達関
数に従ってアナログ入力をディジタル出力に変換する。
線形(linear())、A法則圧伸(A-law companding)お
よびμ法則圧伸(μ-lawcompanding )は, この技術で
は公知の3つの一般的な伝達関数であり、広く使用され
ている。これまでのADCは(1)線形伝達関数、
(2)圧伸伝達関数のうちの1つあるいは(3)ユーザ
が選択するいずれかの圧伸伝達関数、のいずれかに従っ
てデータを変換していた。ユーザが選択する線形伝達関
数あるいは圧伸伝達関数によりアナログログ入力をディ
ジタル出力に変換することができるADCは公知されて
いない。3つの変換モードを全て実行するためには少な
くとも2つの装置が必要であった。
【0004】したがって、線形伝達関数、A法則圧伸伝
達関数およびμ法則圧伸伝達関数のいずれかによりアナ
ログ入力をディジタル出力に変換する動作ができるAD
Cに対するニーズが起こってきた。
【0005】
【課題を解決する手段】本発明によれば、従来技術によ
るアナログ・ディジタル変換器に付随する不便さおよび
問題点を実質的に取り除くかあるいは低減するアナログ
・ディジタル変換器が提供される。
【0006】線形伝達関数あるいは圧伸伝達関数に従っ
てアナログ入力をディジタル値に変換するマルチモード
・アナログ・ディジタル変換器を説明する。この変換器
には比較器、逐次近似レジスタおよび電荷リディストリ
ビューション装置が含まれている。比較器には入力電圧
と発生電圧とを比較する。逐次近似レジスタは比較器の
出力に応答して暫定バイナリ・ワード(provisional bi
nary word )を発生させる。電荷リディストリビューシ
ョン装置は暫定バイナリ・ワードおよび選択した伝達関
数で決まる発生電圧を発生させる。伝達関数は線形伝達
関数および圧伸伝達関数からなるグループから選択され
る。
【0007】開示した本発明の第1の技術的利点はその
柔軟性(flexibility )である。ユーザは3つの伝達関
数、すなわち線形伝達関数、A法則圧伸伝達関数あるい
はμ法則圧伸伝達関数のいずれかに従って、アナログ入
力をディジタル出力に転送できる。
【0008】開示した本発明の第2の技術的利点は小型
なことである。従来技術によるADCとほぼ同一サイズ
の装置により3つのモードすべての動作が行われる。
【0009】開示した本発明の第3の技術的利点は正確
なことである。本ADCは電荷リディストリビューショ
ンの方法によりコンデンサ・アレイを使用している。従
来の写真製版技術を使用して整合したコンデンサのセッ
トをつくることができるので、このコンデンサにより最
終出力の精度が向上する。
【0010】
【実施例】本発明とその利点をさらに完全に理解するた
めには、添付の図面と共に以下の説明を参照されたい。
【0011】本発明の好適実施例とその利点は、図1か
ら図23を参照することにより最も良く理解される。ま
た各図面の同一部分および該当する部分に同一参照番号
が使用されている。
【0012】開示した本発明を以下の目次に従って説明
する。
【0013】I.数学的背景 A.線形 B.圧伸 1.A法則圧伸 2.μ法則圧伸 II.ADCの概要 A.実行 B.動作 III.電子的実行 A.信号の説明 B.アナログの概要 C.ディジタルの概要 D.ステップ・コンデンサ・アレイ E.セグメント・コンデンサ・アレイ F.ステップ・スイッチ G.セグメント・スイッチ F.セグメント・アレイ・入力スイッチ I.ステップ・デコーダ 1.ステップ・スイッチ・コントローラ 2.圧伸コントローラ J.セグメント・アレイ・デコーダ 1.セグメント・スイッチ・コントローラ・A 2.セグメント・スイッチ・コントローラ・B 3.セグメント・スイッチ・コントローラ・C 4.セグメント・スイッチ・コントローラ・D 5.セグメント・スイッチ・コントローラ・E 6.セグメント・スイッチ・コントローラ・F K.逐次近似レジスタ 1.符号ビット・ラッチ 2.ビット・ラッチ
【0014】I.数学的背景 図1のAおよびBはそれぞれ線形伝達関数および圧伸伝
達関数をグラフで示す。
【0015】A.線形 図1に於けるAでは、水平軸に沿ったディジタル値は簡
潔な関係式により縦軸のアナログ値に関連付けされる。
すなわち
【数1】 ここに、yはディジタル値、xはアナログ値、Xmax
最大アナログ値であり、mは描かれた直線の傾斜であ
る。想定される入力値があらゆる可能な選択点(all po
ssible choices)の間で一様に分布している場合は線形
伝達関数が適当である。
【0016】図示した実施例に於いては、線形データ語
は13ビットの長さである。第1のビットは、当該アナ
ログ出力が選択した基準値以上かあるいは選択した基準
値以下かを示す符号ビットである。
【0017】B.圧伸 特定点の回りの精度および差別化が線形性よりも重要で
ある場合、圧伸(圧縮+伸張)伝達関数が使用される。
図1のBに於いて、最も重要な値は基本座標系の原点の
近傍の値である。原点から離れているアナログ値よりも
原点付近のアナログ値に対してより大きな割合でディジ
タル値が割り当てられている。描かれた曲線は対数関数
を使用して説明することができる。しかし、ディジタル
電子工学により実行する場合、この対数曲線は16の直
線セグメントで近似される。この図の中では各セグメン
トの最終点をドットで示しいる。A法則圧伸伝達関数お
よびμ法則圧伸伝達関数は原点の近傍で相互に僅かに異
なる。
【0018】図示した実施例に於いて、圧伸データ語は
8ビットの長さである。第1のビットは、アナログ出力
が選択した基準値以上かあるいは選択した基準値以下か
を示す符号ビットである。
【0019】1.A法則圧伸 A法則圧伸伝達関数は次の関係により与えられる。すな
わち
【数2】
【数3】 ここに、A=87.6である。
【0020】2.μ法則圧伸 μ法則圧伸伝達関数は次の関係により与えられる。すな
わち
【数4】 ここに、μ=255である。
【0021】II.ADCの概要 A.実行 図2は開示したアナログ・ディジタル変換器の高水準の
図を示し、参照番号10で示す。ADC10は第1のコ
ンデンサ・アレイ12を含み、このコンデンサ・アレイ
12にはコンデンサC1からC5が含まれている。 A
DC10は第2のコンデンサ・アレイ14を含み、この
コンデンサ・アレイ14にはコンデンサC7からC16
が含まれている。図示の通り、アレイ12の各コンデン
サの第1の端子は一緒につながれてノード16を形成し
ている。アレイ12の各コンデンサの第2の端子はステ
ップ・アレイ・スイッチと表示するブロック18につな
がれている。アレイ14の各コンデンサの第1の端子は
一緒につながれてノード20を形成している。アレイ1
4の各コンデンサの第2の端子はセグメント・アレイ・
スイッチと表示するブロック22につながれている。
【0022】コンデンサC1からC5およびC7からC
16は、その相対的な容量が正確に分かるように製造さ
れている。図示の通りコンデンサC1からC5はそれぞ
れ1C、2C、4C、8C、16Cの容量を有してお
り、Cは単位容量である。コンデンサC7からC16は
それぞれ1C、1C、(31/32)C、2C、4C、
8C、16C、32C、64C、128Cの容量を有し
ている。以下に説明するように電子的に実行する場合、
C=0.2pFである。
【0023】ノード16はオペ・アンプ24の反転入力
につながれている。オペ・アンプ24の非反転入力は電
圧基準値、VMIDにつながれており、出力はノード2
6につながれている。ノード16およびノード26は2
つの並列回路パスを介して相互につながれている。第1
の回路パスにはスイッチ28があり、第2の回路パスに
はコンデンサC6がある。またコンデンサC6も、その
相対的な容量が正確に分かるように製造されている。図
示の通りコンデンサC6は32Cの容量を有している。
ノード26はスイッチ30により交互にセグメント・ア
レイ・スイッチ22から分離されたりセグメント・アレ
イ・スイッチ22へつながれたりする。
【0024】ノード20は比較器32の反転入力につな
がれている。比較器32の非反転入力は電圧レベル、V
MIDにつながれている。比較器32の出力はディジタ
ル信号COMPOを発生させる。ノード20はスイッチ
34を介して基準電圧VMIDにつながれている。AN
ALOG INPUTはスイッチ36によりブロック2
2にスイッチされる。
【0025】ステップ・アレイ・スイッチ18およびセ
グメント・アレイ・スイッチ22は制御バス40によっ
てディジタル・デコードと表示するブロック38により
制御される。ステップ・アレイ・スイッチ18およびセ
グメント・アレイ・スイッチ22はコンデンサC1から
C5およびC7からC16を複数の電圧のうちの1つに
つなぐ。ステップ・アレイ・スイッチ18はC1からC
5の各コンデンサを3つの基準電圧の1つ、すなわちD
AVRM、VMIDあるいはDAVRPにつなぐ。セグ
メント・アレイ・スイッチ22はC7からC16の各コ
ンデンサを4つの基準電圧の1つ、すなわちDAVR
M、VMID、DAVRPあるいはノード26の電圧に
つなぐ。またセグメント・アレイ・スイッチ22もAN
ALOGINPUTをコンデンサC7からC16にスイ
ッチする。
【0026】ディジタル・デコード・ブロック38は2
つの入力,COMPOおよびMODE SELECTを
受信し、ただひとつの出力、DIGITAL OUTP
UTを発生させる。ADC10がANALOG INP
UTを変換するときに3つの伝達関数のどれを使用する
かはMODE SELECTにより指示される。ADC
10は線形伝達関数、A法則伝達関数あるいはμ法則伝
達関数を使用することができる。ディジタル出力は変換
されたANALOG INPUTのディジタル値を表
す。ディジタル・デコード・ブロック38の動作はモー
ド選択入力によって変わるが、以下より詳細に説明す
る。
【0027】B.動作 全動作モードに於いて、ADC10は電荷リディストリ
ビューション装置として動作し、逐次近似の方法によっ
てアナログ電圧レベルをディジタル値に変換する。
【0028】電荷リディストリビューション装置に於い
ては、ノードを既知の基準電圧につなぐことにより初期
の電荷がノードに置かれる。ここではノード16および
ノード20はVMIDにつながれている。このノードは
高インピーダンス装置につながれているため、高インピ
ーダンス装置が動作している間、ノードにおける全電荷
は一定に保たれている。ここではコンデンサC1からC
5、コンデンサC7からC16、オペ・アンプ24およ
び比較器32が、ノード16およびノード20上の初期
電荷を保持している。
【0029】ノードあるいは複数のノードに於ける初期
電荷は各コンデンサの第2の端子に異なる基準電圧を選
択的につなぐことにより変化する。選択されたコンデン
サの両端に発生する電位差により当該ノードに於ける初
期電荷の一部分が吸引されたりあるいは反発されたりす
る。この電位差により初期電荷が吸引されるか反発され
るかは、第1の基準電圧と第2の基準電圧との差が正か
負かによって決まる。選択されたコンデンサの端子に於
ける電荷の変化により当該ノードの電圧が変化する。す
なわち、Vout は、
【数5】 ここに、Ci は第iのコンデンサであり、△Vi は基準
電圧の切り替えによって生じた第iのコンデンサの両端
に於ける電圧降下である。この信号を高入力インピーダ
ンス装置によりバッファリングすることにより、この電
圧は(ノード16の)中間電圧としてあるいは比較器
(ノード20)に対する入力として使用される。ここで
はオペ・アンプ24あるいは比較器32が高入力インピ
ーダンス装置として動作する。
【0030】ADCはアナログ電圧をディジタル値に変
換するが、これには逐次近似の方法を使用し、比較器を
介してアナログ電圧を連続した既知の電圧レベルと逐次
比較する。ADCは暫定バイナリ・ワードから各電圧レ
ベルを発生させる。既知の電圧レベルがアナログ電圧よ
り大きいことを比較器が示すと、このバイナリ・ワード
をある量だけ減少する。既知の電圧レベルがアナログ電
圧より小さいと、このバイナリ・ワードをある量だけ増
加する。新しいバイナリ・ワードによって示される新し
い電圧レベルは比較器によって前記アナログ電圧と比較
され、前記バイナリ・ワードを修正する。暫定バイナリ
・ワードが入力アナログ電圧に等しくなるまでこの処理
が繰り返される。このような動作の結果として、nビッ
トを有するADCに対してはnステップの変換ステップ
が必要となるのである。
【0031】図3のAおよびBはそれぞれ線形伝達関数
に対する逐次近似デシジョン・ツリーおよびμ法則圧伸
伝達関数に対する逐次近似デシジョン・ツリーをグラフ
で示す。各モードに於ける暫定バイナリ・ワードのデコ
ードの仕方の相違から、この2つのツリーの間には違い
がある。また線形モードの場合、オペ・アンプ24の出
力は常にコンデンサC7につながっている。圧伸モード
では、オペ・アンプ24の出力はデコードされた3つの
最上位ビット(MSB)に従ってアレイ14の1つのコ
ンデンサにつながれる。この3ビットは以下の通りとな
っている。すなわち、最上位ビットから最下位ビットで
表して、コンデンサC7に対して000、コンデンサC
10に対して001、コンデンサC11に対して01
0、コンデンサC12に対して011、というようにコ
ンデンサC16迄の3ビットが決まっている。
【0032】両動作モードの場合、符号ビットあるいは
AD13は入力アナログ値をVMIDと比較して最初に
決定される。アナログ値がVMIDより大きいと、続い
て選択されたコンデンサC7からC16に対して基準電
圧DAVRPが印加される。アナログ値がVMIDより
小さいと、続いて選択されたコンデンサC7からC16
に対して基準電圧DAVRMが印加される。アレイ14
に印加された基準電圧と極性の反対の基準電圧、Vr 、
がアレイ12の選択されたコンデンサに対して印加され
る。アレイ12の出力は反転オペ・アンプ24を通った
後、アレイ14により処理される。
【0033】アレイ14のC9を除く全コンデンサの下
部プレートをアナログ入力電圧、“Vin”にスイッチす
ることによってアナログ入力電圧が標本化(sampled )
される。アレイ12およびアレイ14は開放スイッチ
(opening switch)30によって相互に分離されてい
る。コンデンサC9の下部プレートとアレイ14の上部
プレートは動作スイッチ(closing switch)34によっ
てVMIDにつながれる。その結果、アナログ入力電圧
に比例した電荷がアレイ14の上部プレートに蓄積され
る。同時に、コンデンサC1からC5の下部プレートは
電圧レベルDAVGNDにスイッチされる。スイッチ2
8が閉じると、アレイ12の上部プレートはオペ・アン
プ24の出力を介して放電する(このためにVMIDと
DAVGNDとは等しくなっている)。
【0034】スイッチ28、34が共に開くと、アレイ
14の全コンデンサの下部プレートがDAVGNDにス
イッチされる。アナログ入力電圧の符号ビットは比較器
の出力により決定される。説明を簡単にするため、以下
の説明では符号ビットは正であるとする。
【0035】1.線形 図3のAに於いて、符号ビットにより決められた通りV
rは選択された基準電圧、DAVRPあるいはDAVR
Mに等しい。線形モードでは、正符号により、コンデン
サC16の下部プレートは正の基準電圧Vrにつなが
る。この結果、
【数6】 に比例する変換電圧が比較器の入力の両端に現れる。こ
こで、Vinはアナログ電圧である。これが変換ステップ
1である。この電圧が負であれば、最上位ビット(MS
B)として1つの1が記録される。ついでステップ2の
上側アームで表されるテストが実行される。そうでなけ
れば、1つの0が記録され、コンデンサC16の下部プ
レートはDAVGNDに戻る。
【0036】ついでコンデンサC15の下部プレートを
Vrにつないで第2のMSBが決定される。これが変換
ステップ2である。MSBが1であるとすると、
【数7】 に比例する電圧が比較器の入力の両端に現れる。このこ
とは変換ステップ2の上側アームで表されるテストに対
応する。この電圧が負であれば、第2のMSBとして1
が記録される。ついで、図3のAに示す決定木のステッ
プ3の上側分岐に対応するテストが実行される。そうで
なければ、ステップ3の第2の最上部アームに対応する
テストが実行される。同様にして、ビット10からビッ
ト5を決定することができる。
【0037】オペ・アンプ24の出力はアレイ14のコ
ンデンサC7の下部プレートにつながれる。アレイ12
に於ける4つの最下位ビットを求めるためにアレイ14
で行った通り逐次近似法が続けられる。コンデンサC1
は常にDAVGNDにつながっている。したがって図3
のAに示す決定木はさらに8ステップが続いている。符
号ビットがハイ(high)の場合、コンデンサC1は正の
基準電圧にスイッチされる。 符号ビットがロウ(low
)の場合、コンデンサC1は負の基準電圧にスイッチ
される。
【0038】2.圧伸 図3のBに於いて、符号ビットにより決められた通りV
rは選択された基準電圧、DAVRPあるいはDAVR
M、に等しい。μ法則圧伸モードおよびA法則圧伸モー
ドでは、コンデンサC9(A法則圧伸の場合はコンデン
サC7およびC8)、C10、C11、C12の下部プ
レートはMSBを決定するためにVrにつながれる。こ
れは変換ステップ1に対応する。コンデンサC7からC
16をスイッチする順序は、ディジタル・デコード・ブ
ロック38でデコードされた暫定バイナリ・ワードの3
つのMSBによって特定される。線形モードと同様、初
期のバイナリ・ワードはゼロが続いた語である。線形の
場合のバイナリ・ワードには11のゼロがある。圧伸の
場合のバイナリ・ワードには(4つの最下位ビットをカ
ウントして)6つのゼロがあるだけである。圧伸モード
ではオペ・アンプの出力26はデコードされたセグメン
トに対応するコンデンサにスイッチされる。デコードさ
れたセグメントより下位のコンデンサはVrにスイッチ
され、デコードしたセグメントより上位の全てのコンデ
ンサはDAVGNDにスイッチされる。このスキームに
より圧伸モードは圧伸伝達関数から命令された可変変換
ステップを持つことができる。
【0039】デコードした特定のセグメントは以下のス
キームにより決定される。すなわち、(bit7 =0
bit6 =0 bit5 =0)はセグメント1に対応
し、001はセグメント2に対応し、010はセグメン
ト3に対応し、.....111はセグメント8に対応
する。セグメント1からセグメント8はそれぞれコンデ
ンサC9(A法則圧伸の場合はコンデンサC7およびC
8)からC16に対応する。コンデンサの指示子(desi
gnator)が他のコンデンサの指示子より大きい場合、そ
のコンデンサは上位である。コンデンサの指示子が他の
コンデンサの指示子より小さい場合、そのコンデンサは
下位である。例を挙げると、C9、C11、C12はコ
ンデンサ13より下位であり、C14、C15、C16
はコンデンサ13より上位である。
【0040】MSBが1のとき、コンデンサC9(A法
則圧伸の場合はコンデンサC7およびC8)、C10、
C11、C12、C13、C14の下部プレートをVr
にスイッチすることにより第2のMSBを決定するが、
このときアレイ14の残りの下部プレートをDAVGN
Dにつないでおく。これは変換ステップ2の上部アーム
に対応する。そうでなければ、コンデンサC9(A法則
圧伸の場合はコンデンサC7およびC8)、C10の下
部プレートをVrにスイッチする。これは変換ステップ
2の下部アームに対応する。
【0041】MSBおよび第2のMSBが共に0である
場合に第3のMSBを決定するには、コンデンサC9
(A法則圧伸の場合はコンデンサC7およびC8)の下
部プレートをVrにつなぐ。これは変換ステップ3の最
下部アームに対応する。第3のMSBが1の場合、コン
デンサC10の下部プレートをオペ・アンプ24の出力
にスイッチする。これは変換ステップ4の第2の最下位
アームに対応する。そうでなければ、μ法則圧伸に対し
ては、コンデンサC9の下部プレートはDAVGNDに
戻り、コンデンサC7はノード26の出力につながれ
る。これは変換ステップ4の最下部アームに対応する。
(A法則圧伸に対してはコンデンサC7およびC8の下
部プレートをノード26の出力にスイッチする。)
【0042】ついでアレイ12は、線形モードに関して
上に説明した手続きと同様な逐次近似法を続けて行う。
3つのMSBがゼロに等しい場合のμ法則圧伸に対して
は、符号ビットがハイの場合、コンデンサC1は正の基
準電圧にスイッチされる。符号ビットがロウで、かつ3
つのMSBがすべてゼロの場合は、コンデンサC1は負
の基準電圧にスイッチされる。3つのMSBのすべてが
ゼロではない場合、コンデンサC1はDAVGNDにス
イッチされる。
【0043】III.電子的実行 A.信号の説明 以下に説明する信号が本ADCに使用されている。
【0044】AD1からAD13は本ADCの出力13
ビットである。AD1は最下位ビットでありAD13は
符号ビットである。いずれの圧伸モードでもビット5か
らビット9は使用されない。変換動作中これらのビット
は暫定バイナリ・ワードあるいは「試行ビット」(try
bits)を作り上げる。ADBUFはブロックADINの
出力であり、ANALOG INPUTあるいはBUF
(バッファ)のいずれかである。ADLDはディジタル
ストローブ信号で、アナログからディジタルへのデコー
ド動作を開始する信号である。ADNRSはADSMD
の反転論理(logical inverse )であり、3つのライン
制御バスを生成させるためにステップ・スイッチによっ
て使用される。ADRSはかなり遅延したADSMDデ
ィジタル信号である。ADSMは遅延したADLD入力
信号である。ADSMDはさらに遅延したADSM信号
である。ANALOG INPUTはディジタル値に変
換されるアナログ電圧レベルである。
【0045】AUは本ADCに対するディジタル入力で
あり、LINEARと共に使用される。LINEARが
ロウでかつAUがハイの場合、本ADCはA法則伝達関
数に従ってディジタルデータを変換する。両信号がロウ
の場合、本ADCはμ法則伝達関数に従ってディジタル
データを変換する。B1A、B1B、B2およびCから
Iは、それぞれコンデンサC7からC16の下部プレー
トに印加されるアナログ電圧レベルであり、これらの電
圧はSEGSWセルから発生する(B2はSTPSWセ
ルから発生する)。
【0046】B1A(0,3)、B1B(0,3)、B
2(0,2)およびC(0,3)からI(0,3)は4
線の制御バスであって、この制御バスがSEGSWセル
を駆動する(バスB2(0,2)は3線の制御バスであ
って、この制御バスがSTPSWセルを駆動する)。B
5QからB9Qは、ADSARブロックの13ビットの
出力の第5のビットから第9のビットにそれぞれ対応す
る。BITはSSWCONブロックおよびDASWCO
NB、DASWCOND、DASWCONE、DASW
CONFに対するディジタル入力であり、ADSARブ
ロックの13ビットの出力の1ビットに対応する。BS
Wは4線式制御バス、B1A(0,3)、B1B(0,
3)、およびC(0,3)からI(0,3)、の第4の
信号ラインである。これがハイの場合、本ビットにより
ADBUFはSEGARRAYブロックの第nのコンデ
ンサにスイッチされる。
【0047】BUFはSTARRAYブロックのバッフ
ァされた出力である。CLKはブロックSGNLとセル
BITLの中のクロック信号である。CLRはブロック
SGNLとセルBITLの中のラッチをクリアする信号
である。COMPOはSEGARRAYの比較器の出力
である。DAVGNDは2.5Vの基準電圧である。D
AVRMは1Vの低インピーダンスかつ高精度の負の基
準電圧である。(VMID−1.5V)DAVRPは4
Vの低インピーダンスかつ高精度の正の基準電圧であ
る。(VMID+1.5V)EOCはADSARブロッ
クから発生するディジタル信号であり、アナログディジ
タル変換が完了したことを示す。
【0048】ESAUはブロックSEGDECから発生
するディジタル信号であり、3線式制御バス、ST1
(0,2)、の第1および第2のライン上に信号を発生
させるために使用される。GCONは3線式制御バスS
T1(0,2)からST5(0,2)およびB2(0,
2)の第1のデータ・ラインである。これがロウの場
合、本ビットによりDAVGNDはSTARRAYブロ
ックの第nのコンデンサにスイッチされる。IBIAS
1はSTARRAYブロックのオペ・アンプに使用する
18μAのバイアス電流である。IBIAS2はSEG
ARRAYブロックの比較器に使用する30μAのバイ
アス電流である。
【0049】LINEARは本ADCに対するディジタ
ル入力である。これがハイの場合、本ADCは線形伝達
関数に従ってANALOG INPUTをデコードす
る。これがロウの場合、本ADCはAUにより選択され
る圧伸伝達関数に従ってアナログ入力をデコードする。
M1QからM3Qは、ADSARブロックの13ビット
の出力の第12、第11、第10の出力ビットにそれぞ
れ対応する。MCOMPはブロックSGNLのディジタ
ル出力であり、BITLセルに入力される。第nの変換
ステップでは、MCOMPは暫定バイナリ・ワードの第
(13−n)のビットに対応する。MMNはブロックA
DSARに対するディジタル・クリア信号である。NA
UはAUの反転論理である。NBITはBITの反転論
理である。
【0050】NCONは3線式制御バス、ST1(0,
2)からST5(0,2)およびB2(0,2)、の第
3のラインである。これがハイの場合、本ビットにより
DAVRMはSTARRAYブロックの第nのコンデン
サにスイッチされる。NLINEARはLINEARの
反転論理である。NSWは4線式制御バス、B1A
(0,3)、B1B(0,3)、およびC(0,3)か
らI(0,3)、の第3のラインである。これがロウの
場合、本ビットによりDAVRMはSEGARRAYブ
ロックの第nのコンデンサにスイッチされる。
【0051】OADBは1組のディジタル信号である。
DASWCONC以外の各セグメント・スイッチ・コン
トローラに1つのOADB信号が入力される。これらの
信号はSEGDECブロックの中で発生する。OPIN
は1組のディジタル信号である。DASWCONF以外
の各セグメント・スイッチ・コントローラに1つのOP
IN信号が入力される。これらの信号はSEGDECブ
ロックの中で発生する。PCONは3線式制御バス、S
T1(0,2)からST5(0,2)およびB2(0,
2)、の第2のラインである。これがハイの場合、本ビ
ットによりDAVRPをSTARRAYブロックの第n
のコンデンサにスイッチする。PSWは4線式制御バ
ス、B1A(0,3)、B1B(0,3)、およびC
(0,3)からI(0,3)、の第2のラインである。
これがロウの場合、本ビットによりDAVRMはSEG
ARRAYブロックの第nのコンデンサにスイッチされ
る。
【0052】PWDNはSEGARRAYブロックの中
の比較器の電源を断とするディジタル信号である。この
信号はロウでアクティブである。SARCKは本ADC
の外部で発生する主クロック信号である。
【0053】SARDINはBITLセルが受信したS
ARDOUTである。SARDOUTはSGNLブロッ
クが発生させる出力である。この信号にはロウからハイ
への遷移があり、この信号は各BITLセルを通して流
れる(ripples )。SARNCKはSARCKの反転論
理であり、ブロックADSARの中で発生しかつ使用さ
れる。SGNQはSGQの反転論理である。SGQはA
DSARブロックの13ビットの出力の第13のビット
に対応する。
【0054】ST1からST5はコンデンサC1からC
5の下部プレートにそれぞれ印加されるアナログ電圧で
ある。これらのアナログ電圧はSTPSWセルから発生
する。ST1(0,2)からST5(0,2)はSTP
SWセルを駆動する3線式バスである。VMIDは低イ
ンピーダンス、高精度の2.5Vの半基準電圧(mid-re
ference voltage )である。ZOUTはDASWCON
C、DASWCOND、DASWCONEから発生する
ディジタル信号である。どの圧伸モードの場合でもZO
UTにより次に高位のコンデンサが強制的にDAVGN
Dにスイッチされる。ZINは次に高位のセグメント・
スイッチ・コントローラが受信するZOUTの入力であ
る。
【0055】B.アナログの概要 図4のAおよびBは開示したアナログ・ディジタル変換
器のアナログ部(analog half )の高水準の図であって
一般的に42で示しADANAと表示する。ADANA
ブロック42には、STARRAYと表示するステップ
・コンデンサ・アレイ・ブロック44と、SEGARR
AYと表示するセグメント・コンデンサ・アレイ・ブロ
ック46と、STPSWと表示する6つのステップ・ス
イッチ・セル48と、SEGSWと表示する9つのセグ
メント・スイッチ・セル48と、ADINと表示するセ
グメント・アレイ入力スイッチ・ブロック52とが含ま
れている。
【0056】STARRAYブロック44はバッファさ
れたアナログ出力、BUFを発生させるが、この出力は
暫定バイナリ・ワードの4つの最低位ビットに対応して
いる。STARRAYブロック44の入力には、IBI
AS1、VMID、ADSMおよびST1からST5が
ある。STARRAYブロック44については図6と共
にさらに詳細に説明する。
【0057】SEGARRAYブロック46はディジタ
ル出力COMPOを発生させる。SEGARRAYブロ
ック46の入力には、ADSM、IBIAS2、B1
A、B1B、B2、CからIおよびVMIDがある。S
EGARRAYブロック46については図7と共にさら
に詳細に説明する。
【0058】STPSWセル48は3つの基準電圧の1
つを、ST1からST5を介してSTARRAYブロッ
ク44の特定のコンデンサにスイッチするとともに、B
2を介してSEGARRAYブロック46の1つのコン
デンサにスイッチする。STARRAYブロック44お
よびSEGARRAYブロック46に対するセルのつな
げかたによって各STPSWセルが制御するコンデンサ
が決まる。各STPSWセルには、ST1、ST2、S
T3、ST4、ST5あるいはB2のいずれか1つの出
力がある。各セルの入力には、DAVRP、DAVGN
D、DAVRMと3線式制御バス、ST1(0,2)、
ST2(0,2)、ST3(0,2)、ST4(0,
2)、ST5(0,2)あるいはB2(0,2)のいず
れか1つとがある。STPSWセル48については図8
と共にさらに詳細に説明する。
【0059】SEGSWセル50は4つの電圧レベルの
1つを、B1A、B1B、B2、CからIを介してSE
GARRAYブロック46の特定のコンデンサにスイッ
チする。SEGARRAYブロック46に対するセルの
つなげかたによって各SEGSWセルが制御するコンデ
ンサが決まる。各SEGSWセルには、B1A、B1
B、B2、C、D、E、F、G、H、あるいはIのいず
れか1つの出力がある。各セルの入力には、DAVR
M、DAVRP、DAVGND、ADBUFと4線式制
御バス、B1A(0,3)、B1B(0,3)、C
(0,3)、D(0,3)、E(0,3)、F(0,
3)、G(0,3)、H(0,3)、あるいはI(0,
3)のいずれか1つがある。SEGSWセル50につい
ては図9と共にさらに詳細に説明する。
【0060】ADINブロック52はADSMDの論理
レベルに依存してANALOG INPUTあるいはB
UFのいずれかを出力ADBUFにスイッチする。AD
INブロック52については図10と共にさらに詳細に
説明する。
【0061】またADANAブロック42は、インバー
タ56、58、60、62、64、66、68、70を
有するインバータの連鎖回路を介して入力ADLDから
信号ADSMD、ADSMを発生させる。信号ADSM
Dは最終インバータ70から発生する。信号ADSMは
第2のインバータ58の出力から発生する。
【0062】C.ディジタルの概要 図5は開示したアナログ・ディジタル変換器のディジタ
ル部(digital half)の高水準の図であって、一般的に
72で示しADDIGと表示する。ADDIGブロック
72には、STPDECと表示するステップ・デコーダ
・ブロック74と、セグメント・アレイ・デコーダ・ブ
ロック76と、ADSARと表示する逐次近似レジスタ
78とが含まれている。ADDIGブロック72は制御
バス、ST1(0,2)からST5(0,2)、B1A
(0,3)、B1B(0,3)、B2(0,2)、C
(0,3)、D(0,3)、E(0,3)、F(0,
3)、G(0,3)、H(0,3)、I(0,3)を生
成すると共に、変換終了信号EOCおよび13ビットの
ディジタル出力、AD1からAD13を発生させる。
【0063】STPDECブロック74は5つの3線式
制御バス、ST1(0,2)からST5(0,2)を生
成する。STPDECブロック74の入力には、ESA
U、AD1からAD4、SGNQ、ADSMDがある。
STPDECブロック74については図11と共にさら
に詳細に説明する。
【0064】SEGDECブロック76は10の4線式
制御バス、B1A(0,3)、B1B(0,3)、B2
(0,2)、C(0,3)、D(0,3)、E(0,
3)、F(0,3)、G(0,3)、H(0,3)、I
(0,3)を生成する(B2(0,2)は3線式制御バ
ス)。 SEGDECブロック76の入力には、LIN
EAR、SGNQ、SGQ、M1QからM3Q、B5Q
からB9Q、AUおよびADSMDがある。SEGDE
Cブロック76については図14のAおよびBと共にさ
らに詳細に説明する。
【0065】ADSARブロック78は13ビットのD
IGITAL OUT、AD1からAD13、および変
換終了信号EOCを発生させる。ADSARブロック7
8の入力には、COMPO、SARCK、MMNがあ
る。ADSARブロック78については図21と共にさ
らに詳細に説明する。
【0066】D.ステップ・コンデンサ・アレイ 図6は図4のAの中で示したSTARRAYブロック4
4の模式図である。STARRAYブロック44には高
インピーダンスのオペ・アンプ24が含まれている。オ
ペ・アンプ24に対する非反転入力は基準電圧VMID
につながれている。オペ・アンプ24の反転入力はノー
ド16につながれている。オペ・アンプ24の出力はノ
ード26につながれている。オペ・アンプ24は入力I
BIAS1によってバイアスされている。ノード16は
5つのコンデンサC1からC5の第1の端子につながれ
ている。各コンデンサC1からC5の第2の端子は入力
ST1からST5につながれている。コンデンサC1か
らC5はそれぞれ1C、2C、4C、8C、16Cの容
量を有している。ノード26は出力BUFを発生させ
る。
【0067】2つの並行回路パスによりノード16とノ
ード26がつながれている。第1の回路パスはCMOS
スイッチ28を介してノード16とノード26とをつな
ぐ。図示されている通り入力ADSMは、インバータ8
0、82により反転された後CMOSスイッチ28を制
御する。第2の回路パスはコンデンサC6を介してノー
ド16とノード26とをつなぐ。コンデンサC6の容量
は32Cである。図示した実施例に於いては、C=0.
2pFである。
【0068】E.セグメント・コンデンサ・アレイ 図7は図4のBの中で示したSEGARRAYブロック
46の模式図である。SEGARRAYブロック46に
は高入力インピーダンス比較器32が含まれている。比
較器32にはノード20につながれた非反転入力があ
る。比較器32の反転入力は基準電圧VMIDにつなが
れており、CMOSスイッチ34を介してノード20に
つながれる。図示されている通り入力ADSMは、イン
バータ84、86により反転された後CMOSスイッチ
34を制御する。比較器32は入力IBIAS2によっ
てバイアスされており、電力を保持するためにインバー
タ88によって反転された入力PWDNにより電源断と
することができる。比較器32の出力にCOMPOが発
生する。
【0069】ノード20は各コンデンサC7からC16
の第1の端子につながれている。各コンデンサC7から
C16の第2の端子は入力信号、B1A、B1B、B2
およびCからIの1つにそれぞれつながれている。コン
デンサC7からC16の容量はそれぞれ1C、1C、
(31/32)C、2C、4C、8C、16C、32
C、64C、128Cである。
【0070】F.ステップ・スイッチ 図8は図4のAの中で示したSTPSWセル48の模式
図である。STPSWセル48にはnチャネル・トラン
ジスタ90、92およびpチャネル・トランジスタ94
が含まれている。トランジスタ90からトランジスタ9
4のドレインはノード96につながれている。ノード9
6はSTPSWセル48の出力として働き、信号ST1
からST5を発生させる。
【0071】トランジスタ90のゲートはインバータ9
8を介して入力GCONにつながれている。トランジス
タ90のソースは基準電圧DAVGNDにつながれてい
る。トランジスタ94のゲートはインバータ100を介
して入力PCONにつながれている。トランジスタ94
のソースは基準電圧DAVRPにつながれている。トラ
ンジスタ92のゲートはインバータ102を介して入力
NCONにつながれている。トランジスタ92のソース
は基準電圧DAVRMにつながれている。
【0072】STPSWセル48に対する入力、GCO
N、PCON、NCONは3線式制御バス、ST1
(0,2)からST5(0,2)およびB2(0,2)
の1つを形成している。ノード96を介したSTPSW
セル48の出力には制御信号ST1からST5の1つが
発生する。制御バスおよび制御ラインは図4のAに於け
るSTPSWセル48の位置によって特定される。
【0073】G.セグメント・スイッチ 図9は図4のBの中で示したSEGSWセル50の模式
図である。SEGSWセル50にはnチャネル・トラン
ジスタ104、106、108、110およびpチャネ
ル・トランジスタ112、114が含まれている。トラ
ンジスタ104からトランジスタ114のドレインはノ
ード116につながれている。ノード116はSEGS
Wセル50の出力として働く。トランジスタ104、1
06のゲートはインバータ118を介して入力GSWに
つながれている。トランジスタ104、106のソース
は基準電圧DAVGNDにつながれている。トランジス
タ112のゲートはインバータ120を介して入力PS
Wにつながれている。トランジスタ112のソースは基
準電圧DAVRPにつながれている。トランジスタ10
8のゲートはインバータ122を介して入力NSWにつ
ながれている。トランジスタ108のソースは基準電圧
DAVRMにつながれている。トランジスタ110のゲ
ートはインバータ124を介して入力BSWにつながれ
ている。またトランジスタ114のゲートもインバータ
126とインバータ124とを介して入力BSWにつな
がれている。トランジスタ110、114のソースは入
力ADBUFにつながれている。
【0074】SEGSWセル50に対する入力、GS
W、PSW、NSW、BSWは4線式制御バス、B1A
(0,3)、B1B(0,3)、C(0,3)、D
(0,3)、E(0,3)、F(0,3)、G(0,
3)、H(0,3)、I(0,3)の1つを形成してい
る。SEGSWセル50の出力には制御信号、B1A、
B1B、C、D、E、F、G、H、あるいはIのいずれ
か1つが形成される。制御バスおよび制御ラインは図4
のBに於けるSEGSWセル50の位置によって特定さ
れる。
【0075】H.セグメント・アレイ・入力スイッチ 図10は図4のAの中で示したADINブロック52の
模式図である。本ブロックは入力ADSMDにより入力
ANALOG INPUTあるいはBUFを交互に出力
ADBUFにつなぐ。ADINブロック52にはCMO
Sスイッチ128、130が含まれている。インバータ
132、134、136、138によって反転されかつ
遅延された信号ADSMDによってスイッチ128の導
通が制御される。同じインバータの連鎖回路によって遅
延された信号ADSMDによってCMOSスイッチ13
0の導通が制御される。図示の通り、CMOSスイッチ
128、130は、同時に1つのスイッチだけが導通す
るように、非対称的方法で信号ADSMDに結合され
る。
【0076】I.ステップ・デコーダ 図11は図5の中で示したSTPDECブロック74の
高水準の図である。STPDECブロック74は5つの
3線式制御バス、ST1(0,2)からST5(0,
2)を生成する。STPDECブロック74の入力に
は、ESAU、AD1からAD4、SGNQ、ADSM
Dがある。STPDECブロック74にはSSWCON
と表示する4つのステップ・スイッチ・コントローラ・
セル140が含まれている。各SSWCONセル140
は4つの3線式制御バス、ST2(0,2)からST5
(0,2)の1つを生成する。各SSWCONセル14
0の入力には、ADRS、ADNRS、BIT、NBI
T、SGNQがある。BITおよびNBITに対する入
力並びに出力制御バスはSTPDECブロック74に於
けるSSWCONセル140の位置によって特定され
る。SSWCONセル140については図12と共にさ
らに詳細に説明する。
【0077】AUCONブロック124は3線式制御バ
スST1(0,2)を生成する。AUCONブロック1
24の入力には、ESAUおよびSGNQがある。AU
CONブロック124については図13と共にさらに詳
細に説明する。
【0078】STPDECブロック74にはさらにイン
バータ144、146、148、150、152、15
4が含まれている。インバータ144からインバータ1
50は入力AD1からAD4の反転論理を発生させる。
インバータ144からインバータ150の出力は各SS
WCONセル140のNBIT入力に供給される。イン
バータ152はADSMDから信号ADNRSを発生さ
せる。 インバータ154は信号ADNRSから入力信
号ADRSを発生させる。後者の2つの信号は各SSW
CONセル140に入力される。
【0079】1.ステップ・スイッチ・コントローラ 図12は図11の中で示したSSWCONセル140の
模式図である。出力GCONはNORゲート156の出
力から発生する。ゲート156の入力にはADRSとN
BITがある。出力PCONは3入力NANDゲート1
58の出力から発生し、インバータ160で反転され
る。ゲート158の入力にはADNRS、BIT、SG
NQがある。出力NCONは3入力NORゲート162
の出力から発生し、インバータ164で反転される。ゲ
ート162の入力にはADRS、NBIT、SGNQが
ある。
【0080】2.圧伸コントローラ 図13は図11の中で示したAUCONブロック142
の模式図である。出力GCONは入力ESAUからイン
バータ166で反転されて発生する。出力PCONはN
ORゲート168の出力から発生する。ゲート162の
入力にはESAU、SGNQがある。出力NCONはN
ANDゲート170から発生する。ゲート170の入力
にはGCONとSGNQがある。
【0081】J.セグメント・アレイ・デコーダ 図14のA、Bは、図5の中で示したSEGDECブロ
ック76の高水準の図を示す図である。SEGDECブ
ロック76は4線式制御バス、B1A(0,3)、B1
B(0,3)、B2(0,2)、C(0,3)からI
(0,3)を生成する(B2(0,2)は3線式制御バ
ス)。 SEGDECブロック76の入力には、AU、
ADSMD、M1QからM3Q、B5QからB9Q、S
GQ、LINEARがある。SEGDECブロック76
にはDASWCONAと表示するセグメント・スイッチ
・コントローラ・A・ブロック172、DASWCON
Bと表示するセグメント・スイッチ・コントローラ・B
・ブロック174、DASWCONCと表示するセグメ
ント・スイッチ・コントローラ・C・ブロック176、
DASWCONDと表示する5つのセグメント・スイッ
チ・コントローラ・D・ブロック178、180、18
2、184、186、DASWCONEと表示するセグ
メント・スイッチ・コントローラ・E・ブロック188
およびDASWCONFと表示するセグメント・スイッ
チ・コントローラ・F・ブロック190が含まれてい
る。
【0082】信号ESAUはNANDゲート192の出
力から発生する。ゲート192の入力にはADNRSと
NANDゲート194の出力とがある。ゲート194の
入力にはNLINEARとORゲート196の出力とが
ある。ゲート196の入力にはAUと3入力NANDゲ
ート198の出力とがある。ゲート198の入力にはイ
ンバータ200によって反転されたM1Q、インバータ
202によって反転されたM2Q、インバータ204に
よって反転されたM3Qがある。出力SGNQはSGQ
につながれているインバータ206の出力から発生す
る。
【0083】SEGDECブロック76は内部で使用す
るいくつかの信号を発生させる。ADRSは、インバー
タ208、210でバッファされた入力ADSMDから
発生する。信号ADNRSはインバータ208の出力か
ら発生する。信号NAUはインバータ212によって反
転された入力AUから発生する。信号NLINEARは
インバータ214によって反転された入力LINEAR
から発生する。
【0084】DASWCONAブロック172は4線式
制御バスB1A(0,3)を生成する。DASWCON
Aブロック172の入力にはADRS、ADNRS、A
U、NLINEAR、SGNQ、SGQ、OPIN、O
ADBがある。OPINとOADBとはゲート198の
出力につながれている。DASWCONAブロック17
2については図15と共にさらに詳細に説明する。
【0085】DASWCONBブロック174は4線式
制御バスB1B(0,3)を生成する。DASWCON
Bブロック174の入力にはADRS、ADNRS、A
U、NAU、LINEAR、NLINEAR、SGN
Q、SGQ、OPIN、BIT、OADBがある。OP
INとOADBとはゲート198の出力につながれてい
る。入力BITはB5Qにつながれている。DASWC
ONBブロック174については図16と共にさらに詳
細に説明する。
【0086】DASWCONCブロック176は3線式
制御バスB2(0,2)を生成する。DASWCONC
ブロック176の入力にはADNRS、AU、LINE
AR、SGNQ、SGQ、OPINがある。OPINは
ゲート198の出力につながれている。さらに出力信号
ZOUTはDASWCONDブロック178の入力ZI
Nにつながれている。DASWCONCブロック176
については図17と共にさらに詳細に説明する。
【0087】DASWCONDセル178からDASW
CONDセル186は4線式制御バスC(0,3)から
G(0,3)を生成する。各セルの入力にはADRS、
ADNRS、ZIN、LINEAR、NLINEAR、
SGNQ、OPIN、BIT、OADBがある。さらに
各セルはZOUTを発生させるが、ZOUTは図示の通
り隣接したセルに入力される。出力信号ZOUTはDA
SWCONDブロック178の入力ZINにつながれて
いる。DASWCONDセル178からDASWCON
Dセル186については図18と共にさらに詳細に説明
する。
【0088】DASWCONDセル178では、入力B
ITはB6Qにつながれている。入力信号OPINとO
ADBはそれぞれ2入力NANDゲート216と3入力
NANDゲート218の出力から発生する。ゲート21
6には入力としてインバータ200、202の出力があ
る。ゲート218の入力にはM3Qとインバータ20
0、202の出力とがある。
【0089】DASWCONDセル180では、入力B
ITはB7Qにつながれている。入力信号OPINとO
ADBはそれぞれ2入力NANDゲート220と3入力
NANDゲート222の出力から発生する。ゲート22
0には入力としてORゲート224の出力とインバータ
200の出力とがある。ゲート224には入力としてイ
ンバータ202、204の出力がある。ゲート222の
入力にはM2Qとインバータ200、204の出力とが
ある。
【0090】DASWCONDセル182では、入力O
PIN、BITはそれぞれM1Q、B8Qにつながれて
いる。入力信号OADBは3入力NANDゲート226
の出力から発生する。ゲート226の入力にはM3Q、
M2Qとインバータ200からの出力とがある。
【0091】DASWCONDセル184では、入力B
ITはB9Qにつながれている。入力信号OPINとO
ADBはそれぞれNORゲート228と3入力NAND
ゲート230の出力から発生する。ゲート228には入
力としてANDゲート232の出力とインバータ200
の出力とがある。ゲート232には入力としてインバー
タ202、204の出力がある。ゲート230の入力に
はM1Qとインバータ200、204の出力とがある。
【0092】DASWCONDセル186では、入力B
ITはM3Qにつながれている。入力信号OPINとO
ADBはそれぞれNORゲート234と3入力NAND
ゲート236の出力から発生する。ゲート234には入
力としてインバータ200、202の出力がある。ゲー
ト236の入力にはM3Q、M1Qとインバータ202
の出力とがある。
【0093】DASWCONEブロック188は4線式
制御バスH(0,3)を生成する。DASWCONEブ
ロック188の入力にはADRS、ADNRS、ZI
N、LINEAR、NLINEAR、SGNQ、OPI
N、BIT、OADBがある。さらに出力信号ZOUT
はDASWCONFセル190の入力ZINにつながれ
ている。入力BITはM2Qにつながれている。入力信
号OPINとOADBはそれぞれNORゲート238と
3入力NANDゲート240の出力から発生する。ゲー
ト238には入力としてインバータ200、202、2
04の出力がある。ゲート240の入力にはM2Q、M
1Qとインバータ204の出力とがある。DASWCO
NEブロック188については図19と共にさらに詳細
に説明する。
【0094】DASWCONFブロック190は4線式
制御バスI(0,3)を生成する。DASWCONFブ
ロック190の入力にはADRS、ADNRS、ZI
N、LINEAR、NLINEAR、SGNQ、BI
T、OADBがある。入力信号BITとOADBはそれ
ぞれゲート238の出力とM1Qにつながれている。D
ASWCONFブロック190については図20と共に
さらに詳細に説明する。
【0095】1.セグメント・スイッチ・コントローラ
・A 図15は図14のAの中で示したDASWCONAブロ
ック172の模式図である。出力GSWはNANDゲー
ト242の出力から発生する。ゲート242の入力には
ADNRSとNORゲート244の出力とがある。NO
Rゲート244の入力にはAUとNANDゲート246
の出力とがある。NANDゲート246の入力にはNL
INEARとOADBとがある。
【0096】出力PSWはNORゲート248の出力か
ら発生する。ゲート248には入力として3入力NAN
Dゲート250の出力と2入力NANDゲート252の
出力とがある。ゲート250の入力にはAU、NLIN
EAR、OPINがある。ゲート252の入力にはAD
NRSとSGQとがある。
【0097】出力NSWは3入力NANDゲート254
の出力から発生する。NANDゲート254の入力には
ADNRS、SGNQとインバータ256で反転された
ゲート250からの出力とがある。
【0098】出力BSWはNORゲート258の出力か
ら発生する。ゲート258の入力にはADRSとゲート
246からの出力とがある。
【0099】2.セグメント・スイッチ・コントローラ
・B 図16は図14のAの中で示したDASWCONBブロ
ック174の模式図である。出力GSWはNANDゲー
ト260の出力から発生する。ゲート260の入力には
ADNRSとNORゲート262からの出力とがある。
ゲート262には入力としてANDゲート264とAN
Dゲート266とからの出力がある。ゲート264の入
力にはAUとNLINEARとがある。ゲート266の
入力にはLINEARとBITとがある。
【0100】出力PSWはNORゲート268の出力か
ら発生する。ゲート268には入力としてNORゲート
270とNANDゲート272との出力がある。ゲート
270には入力として3入力ANDゲート274からの
出力とANDゲート276の出力とがある。ゲート27
4の入力にはAU、NLINEAR、OPINがある。
ゲート276の入力にはBITとLINEARとがあ
る。
【0101】出力NSWは3入力ANDゲート278の
出力から発生する。ゲート278の入力にはADNR
S、SGNQとインバータ280で反転されたゲート2
70からの出力とがある。
【0102】出力BSWはNORゲート282の出力か
ら発生する。ゲート282の入力にはADRSと3入力
NORゲート284からの出力とがある。ゲート284
の入力にはNAU、LINEAR、OADBがある。
【0103】3.セグメント・スイッチ・コントローラ
・C 図17は図14のAの中で示したDASWCONCブロ
ック176の模式図である。出力GCONは3入力NO
Rゲート286の出力から発生する。ゲート286の入
力にはLINEAR、AUとNANDゲート288の出
力とがある。ゲート288の入力にはADNRSとOP
INとがある。
【0104】出力PCONは4入力NORゲート290
の出力から発生する。ゲート290の入力にはSGN
Q、AU、LINEARとゲート288の出力とがあ
る。
【0105】出力NCONは、インバータ294で反転
された4入力NORゲート292の出力から発生する。
ゲート292の入力にはAU、LINEAR、SGQと
ゲート288からの出力とがある。内部信号ZOUTは
ゲート288の出力から発生する。
【0106】4.セグメント・スイッチ・コントローラ
・D 図18は図14のAおよびBの中で示したDASWCO
NDセルの模式図である。出力GSWはNANDゲート
296の出力から発生する。ゲート296の入力にはA
DNRSと、インバータ300で反転されたNORゲー
ト298の出力とがある。ゲート298には入力として
ANDゲート302とANDゲート304との出力があ
る。ゲート302の入力にはLINEARとインバータ
306で反転されたBITとがある。ゲート304の入
力にはZINとNLINEARとがある。
【0107】出力PSWはNORゲート308の出力か
ら発生する。ゲート308の入力にはSGNQとNAN
Dゲート310の出力とがある。ゲート310の入力に
はADNRSとインバータ314で反転されたNORゲ
ート312の出力とがある。ゲート312には入力とし
てANDゲート316とANDゲート318との出力が
ある。ゲート316の入力にはNLINEARとOPI
Nとがある。ゲート318の入力にはLINEARとB
ITとがある。
【0108】出力NSWはNORゲート320の出力か
ら発生する。ゲート320の入力にはSGNQとインバ
ータ322で反転されたゲート310からの出力とがあ
る。
【0109】出力BSWはNORゲート324の出力か
ら発生する。ゲート324の入力にはADRSとNOR
ゲート326の出力とがある。ゲート326の入力には
LINEARとOADBとがある。内部信号ZOUTは
ゲート310の出力から発生する。
【0110】5.セグメント・スイッチ・コントローラ
・E 図19は図14のBの中で示したDASWCONEブロ
ック188の模式図である。出力GSWは3入力NOR
ゲート328の出力から発生する。ゲート328の入力
には、ANDゲート330とANDゲート332との出
力とADRSとがある。ゲート330の入力にはLIN
EARとインバータ334で反転されたBITとがあ
る。ゲート332の入力にはZINとNLINEARと
がある。
【0111】出力PSWはNORゲート336の出力か
ら発生する。ゲート336の入力にはSGNQとNAN
Dゲート338の出力とがある。ゲート338の入力に
はADNRSとインバータ342で反転されたNORゲ
ート340の出力とがある。ゲート340には入力とし
てANDゲート344とANDゲート346との出力が
ある。ゲート344の入力にはNLINEARとOPI
Nとがある。ゲート346の入力にはLINEARとB
ITとがある。
【0112】出力NSWはNANDゲート348の出力
から発生する。ゲート348の入力にはSGNQと、イ
ンバータ350で反転されたゲート338の出力とがあ
る。
【0113】出力BSWはNANDゲート352の出力
から発生する。ゲート352の入力にはADNRSとN
ORゲート354の出力とがある。ゲート354の入力
にはLINEARとOADBとがある。
【0114】内部信号ZOUTはゲート338の出力か
ら発生する。
【0115】動作中はDASWCONEによりコンデン
サC15はANALOG INPUTにつながれない。
これにより変換器の分解能(resolution)や精度を損わ
ずに入力電圧レベルを約25%低くできる。
【0116】6.セグメント・スイッチ・コントローラ
・F 図20は図14のBの中で示したDASWCONFブロ
ック190の模式図である。出力GSWはNANDゲー
ト356の出力から発生する。ゲート356の入力には
ADNRSとNORゲート358からの出力とがある。
ゲート358には入力としてANDゲート360とAN
Dゲート362との出力がある。ゲート360の入力に
はNLINEARと、インバータ364で反転されたZ
INとがある。ゲート362の入力にはLINEARと
BITとがある。
【0117】出力PSWはNORゲート366の出力か
ら発生する。ゲート366の入力にはSGNQと3入力
NANDゲート368の出力とがある。ゲート368の
入力にはADNRS、LINEAR、BITがある。
【0118】出力NSWはNANDゲート370の出力
から発生する。ゲート370の入力にはSGNQと、イ
ンバータ372で反転されたゲート368の出力とがあ
る。
【0119】出力BSWはNORゲート374の出力か
ら発生する。ゲート374の入力にはADRSとAND
ゲート376の出力とがある。ゲート376の入力には
NLINEARとOADBとがある。
【0120】K.逐次近似レジスタ 図21は図5の中で示したADSARブロック78の高
水準の図である。ADSARブロック78は13ビット
のディジタル出力、AD1からAD13と変換終了信号
EOCを発生させる。アナログディジタル変換が完了す
るまで、AD1からAD13には暫定バイナリ・ワード
が含まれる。ADSARブロック78の入力にはCOM
PO、MMN、SARCK、ADSMD、LINEAR
がある。ADSARブロック78にはSGNLと表示す
る符号ラッチと、BITLと表示する12個の1ビット
・ラッチ、BITL380からBITL402と論理ブ
ロック404とが含まれている。内部信号CLRはNO
Rゲート406の出力から発生する。ゲート406の入
力にはADSMDと、インバータ408で反転されたM
MNとがある。内部信号SARNCKはSARCKにつ
ながれているインバータ410の出力から発生する。ゲ
ート410の出力はインバータ412で再度反転され、
信号SARCを発生するが、この信号SARCKはブロ
ック378とセル380からセル394とで使用され
る。
【0121】SGNLブロック378は出力、AD1
3、MCOMP、クロック信号SARDOUT(図22
に示す)を発生させる。SGNLブロック378の入力
にはCOMPO、CLR、SARCKがある。SGNL
ブロック378は第nの変換ステップの間に暫定バイナ
リ・ワードの第(13−n)のビットを発生させる。S
GNLブロック378はこの信号をMCOMPとして出
力する。第nの変換ステップが完了したとき、MCOM
PはSARDOUTによって第(13−n)のBITL
にラッチされる。第1のBITLセルはAD1を発生さ
せ、第2のBITLはAD2を発生させ、以下同様にA
D12までを発生させる。SARDOUTはロウからハ
イへ遷移する論理信号で、この信号はBITL380か
らBITL402を通して連続して流れる。MCOMP
はCOMPOによってセットされる。ラッチ430がA
D13をラッチするとMCOMPもAD13の関数とな
る。符号ビットが正の場合、MCOMPはCOMPOで
ある。符号ビットが負の場合、MCOMPはCOMPO
の反転論理である。SGNLブロック378について
は、図22と共により詳細に説明する。
【0122】ビット・セル380からビット・セル40
2はそれぞれ第12から第1のディジタル出力ビット、
AD12からAD1と信号SARDOUT(図23に示
す)を発生させる。各BITLセルの入力にはMCOM
P、SARDIN、CLRがある。セル380からセル
390およびセル392の入力にはSARCKがある。
セル396からセル402には、あとでより詳細に説明
するとおり、論理ブロック404からの入力がある。セ
ル392の入力にはSARNCKがある。さらに、セル
396には入力として論理ブロック404から発生した
SARDINがある。図に示すとおりセル378からセ
ル402の各セルはMCOMPから暫定バイナリ・ワー
ドの1ビットを発生させる。変換処理の終了時点で、B
ITLセル380からBITLセル402はAD12か
らAD1を出力する。入力SARDINは、セル378
からセル402のうち、同時に動作できるのは1つのセ
ルだけであり、かつ、第nの変換ステップの間でも動作
できるのは第nのセルだけであることを保証する。BI
TLセル378からBITLセル402については図2
3と共にさらに詳細に説明する。
【0123】論理ブロック404により、いずれの圧伸
モードの場合も、BITLセル396からBITLセル
402は5変換ステップ早くラッチする。これはセル3
96からセル402により4つの最下位ビットがラッチ
されて、AD4からAD1に出力されることを保証して
いる。BITLセル396に対する入力SARDIN
は、インバータ419で反転されたNORゲート414
の出力から発生する。ゲート414には入力としてAN
Dゲート416とANDゲート418との出力がある。
ゲート416には入力としてインバータ420で反転さ
れたLINEARとBITLセル384の出力SARD
OUTとがある。ゲート418の入力にはLINEAR
とBITLセル394からのSARDOUTとがある。
BITLセル396、400に対する入力CLKはNO
Rゲート422の出力から発生する。ゲート422には
入力としてANDゲート424とANDゲート426と
の出力がある。ゲート424の入力にはSARNCKと
インバータ420からの出力とがある。ゲート426の
入力にはSARCKとLINEARとがある。BITL
セル398、402に対する入力CLKは、インバータ
428で反転されたゲート422の出力から発生する。
【0124】1.符号ビット・ラッチ 図22は図21の中で示したSGNLブロック378の
模式図である。SGNLブロックには第1のD型フリッ
プ・フロップ430と第2のD型フリップ・フロップ4
32とが含まれている。フリップ・フロップ432の入
力は正の電源DVDDにつながれている。フリップ・フ
ロップ432に対するクロック(「CK」)入力とクリ
ア(「NCL」)入力はそれぞれ入力CLK、CLRに
つながれている。フリップ・フロップ430にはCOM
POにつながっている入力がある。フリップ・フロップ
430のクロック入力(「CK」)はフリップ・フロッ
プ432の反転出力につながれている。
【0125】出力AD13はインバータ436で反転さ
れたNORゲート434の出力から発生する。ゲート4
34には入力としてANDゲート438の出力とフリッ
プ・フロップ432の出力とがある。
【0126】出力MCOMPはNORゲート440の出
力から発生する。ゲート440には入力としてANDゲ
ート442とANDゲート444との出力がある。ゲー
ト442には入力としてフリップ・フロップ430の出
力とインバータ446で反転されたCOMPOとがあ
る。 ゲート444には入力としてフリップ・フロップ
430の反転出力とCOMPOとがある。出力SARD
OUTはフリップ・フロップ432の出力から発生す
る。
【0127】当初フリップ・フロップ432の出力は信
号CLRによってクリアされている。CLRがハイに戻
りフリップ・フロップ432がイネーブルされると変換
が始まる。CLRはASDMD(遅延したADLD)か
ら発生する。フリップ・フロップ432がクリアされて
いる間、ADCはアナログ入力を標本化しホールドす
る。比較器32(図7に示す)はアナログ入力をDAV
GNDと比較しCOMPOを発生させる。フリップ・フ
ロップ432にCLKが入力されるとSARDOUTに
ロウからハイへの遷移が発生する。この遷移によりCO
MPOがフリップ・フロップ430にラッチされる。S
ARDOUTに起こったロウからハイへの遷移はBIT
Lセル380からBITLセル402を通して流れる。
DVDDはハイにつながっているので、残りの変換の間
フリップ・フロップ432の出力は変化しない。AD1
3は第1の変換ステップの後に最終的にラッチされた値
のCOMPOを示す。
【0128】出力MCOMPは暫定バイナリ・ワードの
中の後続の各ビットを発生させる。AD13が論理1
(logic 1 )であればMCOMPはCOMPOである。
AD13が論理0(logic 0 )であればMCOMPはC
OMPOの反転である。暫定バイナリ・ワードがANA
LOG INPUTより小さいアナログ電圧を発生させ
ると、COMPOは論理1になる。暫定バイナリ・ワー
ドがANALOG INPUTより大きいアナログ電圧
を発生させると、COMPOは論理0になる。
【0129】2.ビット・ラッチ 図23は図21の中で示したBITLセルの模式図であ
る。BITLセルには第1のD型フリップ・フロップ4
48と第2のフリップ・フロップ450とが含まれてい
る。フリップ・フロップ450の入力はSARDINに
つながれている。フリップ・フロップ450のクロック
(「CK」)入力とクリア(「NCL」)入力はそれぞ
れCLK、CLRにつながれている。フリップ・フロッ
プ448にはMCOMPにつながっている入力がある。
フリップ・フロップ448のクロック入力(「CK」)
はフリップ・フロップ450の反転出力につながれてい
る。
【0130】出力ビットQはインバータ454で反転さ
れたNORゲート452の出力から発生する。ゲート4
52には入力としてANDゲート456とANDゲート
458との出力がある。ゲート456の入力にはSAR
DINとフリップ・フロップ450の反転出力とがあ
る。ゲート458にはフリップ・フロップ448、45
0の出力がある。Qが対応するディジタル出力のビット
はADSARブロック78の中のBITLセルの位置に
よって特定される。出力SARDOUTはフリップ・フ
ロップ450の出力から発生する。
【0131】当初SARDOUTはゼロでありフリップ
・フロップ450の出力は入力CLRによってクリアさ
れている。暫定バイナリ・ワードの試行ビットQはSA
RDINかあるいは論理ゼロである。SGNLブロック
の出力SARDOUTが第nの変換ステップに於ける第
nのBITLセルに達すると、最終的に入力SARDI
Nはハイになる。ついでSARDINによって試行ビッ
トQは高いほうのハイになる。次に比較器は暫定バイナ
リ・ワードから発生したアナログ電圧をANALOGI
NPUTと比較する。フリップ・フロップ450の反転
出力のハイからロウへの遷移により、フリップ・フロッ
プ448はMCOMPをラッチして1クロックサイクル
遅らせる。フリップ・フロップ448はその非反転出力
にMCOMPを出力する。SARDINはハイのままと
なっているので、残りの変換の間フリップ・フロップ4
48の出力は変化しない。
【0132】上記説明の通り、暫定バイナリ・ワードが
アナログ入力より大きいかあるいは小さいかということ
と、AD13が高いほうのロウ(higher low)であるか
どうかということとをMCOMPで表すことができるの
である。出力EOCはBITLセル402から発生す
る。
【0133】本発明とその利点を詳細に説明してきた
が、添付の請求の範囲で定義されるとおり、本発明の精
神と範囲から逸脱することなしに各種の変更、代用、お
よび小規模改造を行うことができることを理解すべきで
ある。
【0134】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 (1)マルチモード・アナログ・ディジタル変換器であ
って、入力電圧レベルと発生させた電圧レベルとを比較
する比較器と、前記比較器の出力に応答して暫定バイナ
リ・ワードを発生させる逐次近似レジスタと、前記暫定
バイナリ・ワードと、伝達関数とに応答して発生電圧を
発生させる電荷リディストリビューション装置であっ
て、前記伝達関数は線形および圧伸伝達関数を含んだグ
ループから選択される、電荷リディストリビューション
装置とを含むことを特徴とするマルチモード・アナログ
・ディジタル変換器。
【0135】(2)第(1)項記載のマルチモード・ア
ナログ・ディジタル変換器であって、前記電荷リディス
トリビューション装置は、A法則圧伸伝達関数およびμ
法則圧伸伝達関数から選択した1つの伝達関数に対して
動作可能であることを特徴とするマルチモード・アナロ
グ・ディジタル変換器。
【0136】(3)第(1)項記載のマルチモード・ア
ナログ・ディジタル変換器であって、前記電荷リディス
トリビューション装置は、第1のノードに第1の電圧レ
ベルを発生させる第1のコンデンサ・アレイであって、
前記コンデンサ・アレイの各コンデンサの第1の端子は
第1のノードにつながれている第1のコンデンサ・アレ
イと、出力ノードに前記電圧レベルを発生させる第2の
コンデンサ・アレイであって、前記コンデンサ・アレイ
の各コンデンサの第1の端子は前記出力のノードにつな
がれている第2のコンデンサ・アレイと、第1の端子と
第2の端子とを有するスケーリング・コンデンサであっ
て、前記第1の端子は前記第1のノードにつながれ、前
記第2の端子は中間ノードにつながれている前記スケー
リング・コンデンサと、前記第1のコンデンサ・アレイ
と前記第1のコンデンサ・アレイとをそれぞれ第1の電
圧セットと第2の電圧セットとに選択的につなぐスイッ
チング回路であって、前記第2の電圧セットは前記中間
ノードに於ける電圧を含んでいる前記スイッチング回路
と、を含むことを特徴とするマルチモード・アナログ・
ディジタル変換器。
【0137】(4)第(1)項記載のマルチモード・ア
ナログ・ディジタル変換器であって、前記入力電圧レベ
ルを所定量だけ減衰させる回路をさらに含むことを特徴
とするマルチモード・アナログ・ディジタル変換器。
【0138】(5)マルチモード・アナログ・ディジタ
ル変換器であって、入力電圧レベルと発生させた電圧レ
ベルとを比較する比較器と、前記比較器の出力に応答し
て暫定バイナリ・ワードを発生させる逐次近似レジスタ
と、第1のノードに第1の電圧レベルを発生させる第1
のコンデンサ・アレイであって、前記コンデンサ・アレ
イの各コンデンサの第1の端子は第1のノードにつなが
れている第1のコンデンサ・アレイと、出力ノードに前
記電圧レベルを発生させる第2のコンデンサ・アレイで
あって、前記コンデンサ・アレイの各コンデンサの第1
の端子は前記出力のノードにつながれている第2のコン
デンサ・アレイと、第1の端子と第2の端子とを有する
スケーリング・コンデンサであって、前記第1の端子は
前記第1のノードにつながれ、前記第2の端子は中間ノ
ードにつながれている前記スケーリング・コンデンサ
と、前記第1のコンデンサ・アレイと前記第1のコンデ
ンサ・アレイとのコンデンサをそれぞれ第1の電圧セッ
トと第2の電圧セットとに選択的につなぐスイッチング
回路であって、前記第2の電圧セットは前記中間ノード
に於ける電圧を含んでおり、前記回路は線形伝達関数お
よび圧伸伝達関数を含んだグループから選択した伝達関
数に応答する前記スイッチング回路と、を含むことを特
徴とするマルチモード・アナログ・ディジタル変換器。
【0139】(6)第(4)項記載のマルチモード・ア
ナログ・ディジタル変換器であって、前記電荷リディス
トリビューション装置は、A法則圧伸伝達関数およびμ
法則圧伸伝達関数に選択的に応答することを特徴とする
マルチモード・アナログ・ディジタル変換器。
【0140】(7)第(4)項記載のマルチモード・ア
ナログ・ディジタル変換器であって、前記入力電圧レベ
ルを所定量だけ低レベルにする回路をさらに含むことを
特徴とするマルチモード・アナログ・ディジタル変換
器。
【0141】(8)アナログ電圧レベルをディジタル電
圧レベルに変換する方法であって、第1のノードに電圧
レベルを発生させるステップであって、前記電圧レベル
は暫定バイナリ・ワードと選択した伝達関数とに応答
し、前記伝達関数は線形および圧伸伝達関数を含んだグ
ループから選択されるステップと、発生した電圧レベル
を比較器によりアナログ電圧レベルと比較するステップ
と、前記比較器の出力に応答して前記暫定バイナリ・ワ
ードを修正するステップと、を含むことを特徴とする方
法。
【0142】(9)第(8)項記載の方法であって、電
圧レベルを発生させる前記ステップは、中間ノードに中
間電圧レベルを発生させるステップであって、前記ノー
ドはスケーリング・コンデンサの第1の端子につながれ
ており、前記スケーリング・コンデンサの第2の端子は
第1のコンデンサ・アレイの各コンデンサの第1の端子
につながれているステップと、出力ノードに出力電圧を
発生させるステップであって、前記ノードは第2のコン
デンサ・アレイの各コンデンサの第1の端子につながれ
ているステップと、第1のコンデンサ・アレイの各コン
デンサの第2の端子に対して電圧レベルを選択的にスイ
ッチするステップであって、前記電圧レベルは電圧レベ
ルの打尾1のセットから選択されるステップと、第2の
コンデンサ・アレイの各コンデンサの第2の端子に対し
て電圧レベルを選択的にスイッチするステップであっ
て、前記中間ノードに於ける前記電圧を含んだ電圧レベ
ルの第2のセットから選択されるステップと、を含むこ
とを特徴とする方法。
【0143】(10)線形または圧伸伝達関数のいずれ
かを選択してアナログ入力をディジタル出力に変換する
マルチモード・アナログ・ディジタル変換器10を提供
する。変換器10は比較器32、逐次近似レジスタ14
および電荷リディストリビューション装置12を有して
いる。比較器32は入力電圧を発生電圧と比較する。逐
次近似レジスタ14は比較器32の出力に応答して暫定
バイナリ・ワードを発生させる。電荷リディストリビュ
ーション装置12は暫定バイナリ・ワードおよび選択し
た伝達関数に従って発生電圧を発生させる。伝達関数は
線形伝達関数および圧伸伝達関数からなるグループから
選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】伝達関数をグラフで示す図であって、Aは線形
伝達関数をグラフで示す図、Bは圧伸伝達関数をグラフ
で示す図。
【図2】開示したアナログ・ディジタル変換器の高水準
の図。
【図3】伝達関数に対する逐次近似デシジョン・ツリー
をグラフで示す図であって、Aは線形伝達関数に対する
逐次近似デシジョン・ツリーをグラフで示す図、Bは圧
伸伝達関数に対する逐次近似デシジョン・ツリーをグラ
フで示す図。
【図4】開示したアナログ・ディジタル変換器のアナロ
グ部(analog half )の高水準の図であって、Aは開示
したアナログ・ディジタル変換器のアナログ部(analog
half )の高水準の図、Bは開示したアナログ・ディジ
タル変換器のアナログ部(analog half )の高水準の
図。
【図5】開示したアナログ・ディジタル変換器のディジ
タル部(digital half)の高水準の図。
【図6】図4のAの中で示したSTARRAYブロック
の模式図。
【図7】図4のBの中で示したSEGARRAYブロッ
クの模式図。
【図8】図4のAの中で示したSTPSWセルの模式
図。
【図9】図4のBの中で示したSEGSWセルの模式
図。
【図10】図4のAの中で示したADINブロックの模
式図。
【図11】図5の中で示したSTPDECブロックの高
水準の図。
【図12】図11の中で示したSSWCONセルの模式
図。
【図13】図11の中で示したAUCONブロックの模
式図。
【図14】図5の中で示したSEGDECブロックの高
水準の図であって、Aは図5の中で示したSEGDEC
ブロックの高水準の図、Bは図5の中で示したSEGD
ECブロックの高水準の図。
【図15】図14のAの中で示したDASWCONAブ
ロックの模式図。
【図16】図14のAの中で示したDASWCONBブ
ロックの模式図。
【図17】図14のAの中で示したDASWCONCブ
ロックの模式図。
【図18】図14のAおよびBの中で示したDASWC
ONDセルの模式図。
【図19】図14のBの中で示したDASWCONEブ
ロックの模式図。
【図20】図14のBの中で示したDASWCONFブ
ロックの模式図。
【図21】図5の中で示したADSARブロックの高水
準の図。
【図22】図21の中で示したSGNLブロックの模式
図。
【図23】図21の中で示したBITLセルの模式図。
【符号の説明】
10 マルチモード・アナログ・ディジ
タル変換器 12 電荷リディストリビューション装
置/第1のコンデンサ・アレイ 14、78 逐次近似レジスタ 16、20、26 ノード 18 ステップ・アレイ・スイッチ 22 セグメント・アレイ・スイッチ 24 オペ・アンプ 28、30、34、36スイッチ 32 比較器 38 ディジタル・デコード 42 アナログ・ディジタル変換器のア
ナログ部 44 ステップ・コンデンサ・アレイ・
ブロック 46 セグメント・コンデンサ・アレイ
・ブロック 48 ステップ・スイッチ 50 セグメント・スイッチ 52 セグメント・アレイ入力スイッチ
・ブロック 56、58、60、62、64、66、68、70、8
0、82、84、86、88、98、100、102、
118、120、122、124、126、132、1
34、136、138、144、146、148、15
0、152、154、160、164、166、20
0、202、204、206、208、210、21
2、214、256、280、294、300、30
6、314、322、334、342、350、36
4、372、408、410、412、419、42
8、436、446、454インバータ 72 アナログ・ディジタル変換器のデ
ィジタル部 74 ステップ・デコーダ 76 セグメント・デコーダ 90、92、104、106、108、110nチャネ
ル・トランジスタ 112、114 pチャネル・トランジスタ 128、130 スイッチ 140 ステップ・スイッチ・コントロー
ラ・セル 142 圧伸コントローラ・ブロック 156、162、168、196、224、228、2
34、238、244、248、258、262、26
8、370、282、284、286、290、29
2、298、308、312、324、326、32
8、336、340、354、358、366、37
4、406、414、422、434、440、452
NORゲート 158、170、192、194、198、216、2
18、220、222、226、230、236、24
0、242、246、250、252、254、26
0、272、278、288、296、310、32
0、338、348、352、356、368、370
NANDゲート 232、264、266、274、276、302、3
04、316、318、330、332、344、34
6、360、362、376、416、418、42
4、426、438、442、444、456、458
ANDゲート 172 セグメント・スイッチ・コントロ
ーラ・A・ブロック 174 セグメント・スイッチ・コントロ
ーラ・B・ブロック 176 セグメント・スイッチ・コントロ
ーラ・C・ブロック 178、180、182、184、186 セグメン
ト・スイッチ・コントローラ・D・セル 188 セグメント・スイッチ・コントロ
ーラ・E・ブロック 190 セグメント・スイッチ・コントロ
ーラ・F・ブロック 378 符号ビット・ラッチ・セル 380、382、384、386、388、390、3
92、394、396、398、400、402
ビット・ラッチ・セル 404 論理ブロック 430、432、448、450 D型フ
リップ・フロップ C1、C2、C3、C4、C5 第1のコンデンサ
・アレイのコンデンサ C7、C8、C9、C10、C11、C12、C13、
C14、C15、1C6 第2のコンデン
サ・アレイのコンデンサ C6 スケーリング・コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム エイ.セベリン アメリカ合衆国テキサス州アレン,ギレス ピィ 546

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチモード・アナログ・ディジタル変
    換器であって、 入力電圧レベルと発生させた電圧レベルとを比較する比
    較器と、 前記比較器の出力に応答して暫定バイナリ・ワードを発
    生させる逐次近似レジスタと、 前記暫定バイナリ・ワードと伝達関数とに応答して発生
    電圧を発生させる電荷リディストリビューション装置で
    あって、前記伝達関数は線形および圧伸伝達関数を含ん
    だグループから選択される電荷リディストリビューショ
    ン装置と、 を含むことを特徴とするマルチモード・アナログ・ディ
    ジタル変換器。
  2. 【請求項2】 アナログ電圧レベルをディジタル電圧レ
    ベルに変換する方法であって、 第1のノードに電圧レベルを発生させるステップであっ
    て、前記電圧レベルは暫定バイナリ・ワードと選択した
    伝達関数とに応答し、前記伝達関数は線形および圧伸伝
    達関数を含んだグループから選択されるステップと、 比較器により発生した電圧レベルをアナログ電圧レベル
    と比較するステップと、 前記比較器の出力に応答して前記暫定バイナリ・ワード
    を修正するステップと、 を含むことを特徴とする方法。
JP5072456A 1992-03-31 1993-03-30 マルチモード・アナログ・ディジタル変換器および変換方法 Pending JPH0629846A (ja)

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