JPH06298291A - 記録媒体積層体包装容器 - Google Patents

記録媒体積層体包装容器

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JPH06298291A
JPH06298291A JP11094993A JP11094993A JPH06298291A JP H06298291 A JPH06298291 A JP H06298291A JP 11094993 A JP11094993 A JP 11094993A JP 11094993 A JP11094993 A JP 11094993A JP H06298291 A JPH06298291 A JP H06298291A
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JP
Japan
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lid
center
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Withdrawn
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JP11094993A
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Inventor
Kimio Tanaka
公男 田中
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業性を改善し、資材コスト、流通コスト等
を低減し、環境保護に役立ち、収納した記録媒体に対し
損傷、塵埃付着等による障害の発生し難いものにする。 【構成】 記録媒体積層体10の中央貫通孔46に挿通
する中芯16と、記録媒体積層体10と中芯16を収納
する内部空間20を有する本体12と、本体12の開口
を覆う蓋14とを用い、本体12と蓋14にロック機構
を設ける。そして、中芯16の一端部に記録媒体押え用
の鍔48を設け、他端部に係止手段50を備え、本体1
2の底部24の中央に中芯16の係止手段50付き端部
を受ける中芯嵌合部60を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はオーディオ、ビデオテー
プのパンケーキ、フロッピークッキー(フロッピー積層
体)、光ディスク積層体等の記録媒体積層体を包装する
容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オーディオ、ビデオ等の磁気テー
プを工場間や国際間で輸送する場合、原反から製品幅に
切断しただけのハブに巻回した磁気テープ即ちパンケー
キの状態で包装を行っている。その際、包装方法として
一般には一面に広く凹部を設けた発泡ポリスチレン板の
容器を用い、その凹部にパンケーキを1巻分収納したも
のを例えば10段積み重ねた上、最後に空の容器を乗せ
て全体にバンド掛けした後、そのままの状態で或いはフ
ィルムシュリンク包装して段ボール箱に収納し、その上
に更にバンド掛けする。
【0003】或いは、中芯と発泡ポリスチレン製の両側
板を用い、パンケーキとクッションスペーサーを交互に
積んで例えば10巻分のパンケーキを積層し、その中央
貫通孔に中芯を挿通して両側に側板をそれぞれ装着し、
全体にバンド掛けした後、そのままの状態で或いはフィ
ルムシュリンク包装して段ボール箱に収納し、その上に
更にバンド掛けする。なお、段ボール箱の外側も適宜フ
ィルム(ストレッチフィルム)で被う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、容器や
側板等の包装資材に発泡体を用いると、発泡体は機械的
強度が劣り、脆く欠け易いため、板厚が薄かったり、無
理な積み上げ、バンドでの強結束、乱暴な取扱い等をす
ると、その外力負担割合の高い箇所が破損し、バンドが
内部に食い込んだりして塵埃が発生し易い。又、段ボー
ル箱も機械的強度が劣るため、塵埃が発生し易い。この
ような塵埃が磁気テープの表面に付着すると、信号のエ
ラーが発生し、ビデオテープであれば画像が乱れ、オー
ディオテープであれば音飛びの原因となり、ノイズも発
生する。
【0005】使用後、これ等の容器や側板、段ボール箱
等の包装資材は破損や汚れの状態をチェックした後に再
使用するが、発泡体は2、3回使用するだけで破損し、
廃棄処分しなければならない。それ故、公害の原因物質
となり、環境保護の立場から問題があるし、資材コスト
も高くなる。しかも、包装資材数が多く、包装形態が大
きいと、流通コストが高くなり、各資材がばらばらだと
返送上の負担が大きくなる。なお、包装資材数が多い
と、当然梱包や開梱も煩雑となって、作業上の負担が大
きくなる。
【0006】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたものであり、作業性を改善し、資材コスト、
流通コスト等を低減し、環境保護に役立つ、しかも収納
した記録媒体に対し損傷、塵埃付着等による障害の発生
し難い記録媒体積層体包装容器を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による記録媒体積層体包装容器には複数の記
録媒体を積層した記録媒体積層体10の中央貫通孔46
に挿通する中芯16と、それ等の記録媒体積層体10と
中芯16を収納する内部空間20を有する本体12と、
その本体12の開口22を覆う蓋14とを用い、蓋14
を本体12にロックするロック機構38、44を設け
る。そして、その中芯16の一端部に記録媒体押え用の
鍔48を設け、他端部に係止手段50を備え、本体12
の底部24の中央に中芯16の係止手段50付き端部を
受ける中芯嵌合部60を設ける。
【0008】又、中芯16の鍔48付き端部につまみ5
4を設けると好ましくなる。更に、蓋14をヒンジ部4
2を介して本体12に一体結合すると好ましくなる。
又、蓋14の内面中央に中芯16の鍔48付き端部を押
える中央突部30を設けるとよい。又、蓋14の内面に
複数の記録媒体押え用突起32を放射状に配設するとよ
い。
【0009】又、蓋14の外面中央部に包装容器積重ね
用の突部68を設け、本体12の底部24の外面中央部
に他の同様な包装容器の積重ね用突部68が嵌まる凹部
70を設けるとよい。更に、本体76の底部78の中央
部に複数の翼片90を放射状に配設し、各翼片90の下
に翼片90の形状に対応する底貫通孔92を有する中芯
嵌合部60支え用の記録媒体設置台86を設けると好ま
しくなる。
【0010】
【作用】上記のように構成し、包装時には本体12の内
部に複数の記録媒体を積層して収納した後、その記録媒
体積層体10の中央貫通孔46に中芯16を挿通し、そ
の端部を本体12の底部24の中央に設けた中芯嵌合部
60に嵌め、係止手段50を用いて止め、中芯16を装
着する。その際、中芯16の他方の端部に備えた鍔48
で記録媒体を押え、積層体10を本体12の底部24に
押し付ける。このため、記録媒体積層体10を中芯16
を介して本体12の内部に良く固定できる。収納後、本
体12の開口22を蓋14で覆い、ロック機構38、4
4を用いて蓋14を本体12にロックする。すると、包
装容器内部に塵埃が侵入し難く、輸送中の振動、衝撃に
も耐えられる。輸送後、ロックを解除して蓋14を開
け、中芯16の係止手段50付き端部を外して嵌合部6
0から抜き、中芯16を外部に取り出す。すると、収納
した記録媒体を本体12から取り出すことができる。返
送時には中芯16を本体12の底部24の中央の嵌合部
60に嵌めて装着し、蓋14を閉じてロックした後に輸
送する。
【0011】又、中芯16の鍔48付き側端につまみ5
4を設けると、そのつまみ54を持って適宜中芯16を
操作し、係止手段50付き端部を嵌合部60に速やかに
嵌めて止め、或いは外せる。更に、蓋14をヒンジ部4
2を介して本体12に一体結合すると、蓋14が本体1
2と分離せず、開閉も円滑に行えて取り扱い易くなる。
又、蓋14の内面中央に中芯16の鍔48付き端部を押
える中央突部30を設けると、その中央突部30で中芯
16の鍔48付き端部も押えることにより、両端部を固
定した中芯16を介して記録媒体積層体10を良く固定
できる。又、蓋14の内面に複数の記録媒体押え用突起
32を放射状に配設すると、それ等の放射状に配設され
た各突起32で記録媒体の各箇所をそれぞれ押え、積層
体10を本体12の底部24に押し付け、良く固定でき
る。しかも、各突起32が蓋14の補強体となる。
【0012】又、蓋14の外面中央部に包装容器積重ね
用の突部68を設け、本体12の底部24の外面中央部
に他の同様な包装容器の積重ね用突部68が嵌まる凹部
70を設けると、それ等の積重ね用の突部68と凹部7
0を用いて複数の包装容器を順次積み重ねると、位置ず
れが発生せず、積み重ね易くなる。更に、本体76の底
部78の中央部に複数の翼片90を放射状に配設し、各
翼片90の下に翼片90の形状に対応する底貫通孔92
を有する中芯嵌合部80支え用の記録媒体設置台86を
設けると、それ等の各翼片90は周囲の底部78より一
段高く突出し、下側に各翼片90の形状に対応する底貫
通孔92を有するため弾力性を有し、いずれもクッショ
ン効果を発揮する。それ故、放射状に配設された各翼片
90で記録媒体の各箇所をそれぞれ支えると、記録媒体
の収納時や輸送中の振動、衝撃を吸収できる。
【0013】
【実施例】以下、添付図面に基づいて、本発明の実施例
を説明する。図1は本発明を適用したパンケーキ積層体
包装容器の収納状態を示す縦断面図、図2は同包装容器
に対するパンケーキ積層体の収納過程を示す斜視図であ
る。図中、10はパンケーキの積層体、12はそのパン
ケーキ積層体10を収納する包装容器の本体、14はそ
の蓋、16は中芯である。このパンケーキ積層体10は
パンケーキを例えば30巻積み重ねたものであり、上下
のみにクッション材たる膜状スペーサー18(18a、
18b)を添える。本体12はパンケーキ積層体10を
収納する内部空間20を有し、上側全域を開口22にし
た箱体にする。そして、内部空間20の縦、横はパンケ
ーキの直径よりそれぞれ僅かに大きく、高さはクッショ
ンスペーサー18を含む積層体10の高さより僅かに高
くする。なお、内部空間20の底部24はその中央部を
除いて平面にする。
【0014】蓋14は本体12の開口22を閉じる板体
にし、その正方形状基板26の4辺に内面から垂直に高
さの等しい周囲側壁28をそれぞれ設け、内面中央に中
芯16の上端部を押える中央突部30を設ける。そし
て、基板26の内面には更に中央突部30を中心に蓋1
4の補強も兼ねて、4本のパンケーキ押え用突起32を
放射状に配設する。又、本体12の正面壁34に対応す
る側壁28の縁中央に基板26の内面に垂直に先端にフ
ック36を有するロック片38を突設する。又、本体1
2の背面壁40に対応する側壁28の外縁中央部と背面
壁40の上縁中央部とをヒンジ部42で一体に結合す
る。なお、本体12の正面壁34の上縁中央部付近の外
面にロック片38が嵌まる係止用凹部44を設ける。因
みに、フック36の嵌まる部分は貫通孔にしてもよい。
【0015】中芯16はパンケーキ積層体10の中央貫
通孔(ハブ穴)46の径より僅かに径が小さく、クッシ
ョンスペーサー18を含むその積層体10の高さより僅
かに低くした上端部を閉じる円筒体にし、上端部にパン
ケーキ押え用のリング状鍔48を設け、下端部の外周面
に係止用のねじ山50を設ける。そして、鍔付き端面の
中央部にリング状凹部52を設け、その中央を突出させ
てつまみ54にする。なお、中芯16の下端部は本体1
2の底部24の中央に突設した内面にねじ溝を有する円
筒状の嵌合部に嵌める(図1参照)。
【0016】このような包装容器の本体12、蓋14、
中芯16等はいずれも射出成形して形成する。しかも、
本体12と蓋14とをヒンジ部42を介して一体に結合
するため、材料としてヒンジ部42の形成が容易な透
明、半透明或いは不透明のポリプロピレン、ポリエチレ
ン等を用いるとよい。なお、本体と蓋の左右側面壁側に
も更に同様のロック片と係止用凹部からなるロック機構
をそれぞれ設け、或いはヒンジ部に替えてロック機構を
設けたりすることもできる。
【0017】包装時には本体12の内部に、先ず上下に
クッションスペーサー18を添えた30巻のパンケーキ
積層体10を収納する。次に、つまみ54を持って中芯
16をパンケーキ積層体10の中央貫通孔46に挿通
し、ねじりながらねじ山50付きの端部を本体12の底
部24の中央に設けた中芯嵌合部に嵌めて結合する。そ
の際、中芯16の上端部に備えた鍔48でクッションス
ペーサー18aを介してパンケーキのハブを押え、積層
体10を本体12の底部24に押し付ける。このため、
パンケーキ積層体10を中芯16を介して本体12の内
部に良く固定できる。
【0018】収納後、図3に示すように本体12の開口
22を蓋14で覆い、ロック片38を係止用凹部44に
押し込み、フック36を掛けてロックする。すると、外
部から塵埃が侵入し難くなり、蓋14の内面中央に設け
た中央突部30で中芯16の鍔48付き端部を押え、蓋
14の撓み(弾力性)等を利用して、パンケーキ積層体
10を一層良く固定できる。その際、図1に示すように
中央突部30のリング状台56が鍔48を押え、その台
56の中央に設けたリング状突起58が鍔48付き端面
のリング状凹部52に嵌まる。それ故、中芯16の鍔4
8付き端部側の振動を、ひいてはパンケーキ積層体10
の層間ずれを防止できる。又、蓋14の内面に放射状に
設けた4本の突起32によりクッションスペーサー18
aを介してパンケーキの巻回した磁気テープの各箇所を
それぞれ押え、積層体10を本体12の底部24に押し
付けて、更に良好に固定できる。なお、60は中芯嵌合
部、62はその内部に通じる底貫通孔、64はパンケー
キの中央にあるハブ、66はそのハブ64に巻回した磁
気テープである。
【0019】更に、包装容器には積み重ねに備え、図3
に示すように蓋14の基板26の外面中央部に外周域の
み少し残して、広い方形状の積重ね用突部68を設け、
図1に示すように本体12の底部24の外面中央部に他
の同様な包装容器の積重ね用突部68が嵌まる凹部70
を設ける。そして、積重ね用突部68の中央に方形状の
凹部72を設け、積重ね用凹部70の中央に他の同様な
積重ね用突部68の中央に設けた方形状凹部72に嵌ま
る方形リング状突起74を設ける。このため、包装容器
の上に他の同様な包装容器を載せ、下側の包装容器の積
重ね用突部68に上側の包装容器の積重ね用凹部70を
被せて嵌め、同時に中央にある凹部72に突起74を嵌
めて、複数の包装容器を順次積み重ねていくと、位置ず
れが防止できて、積み重ね易く、輸送時の振動や衝撃に
も耐えられて荷崩れしなくなる。なお、シュリンクフィ
ルム、外装用段ボール箱、バンド、ストレッチフィルム
等は省略できる。
【0020】輸送後、ロックを解除して蓋14を開け、
つまみ54を持って中芯16を反対にねじり、そのねじ
山50付き端部を嵌合部60から抜き、中芯16を外部
に取り出す。すると、収納した各パンケーキを本体12
から取り出すことができる。返送時には再度中芯16を
本体12の嵌合部16に嵌めて装着し、蓋14を閉じて
ロックする。
【0021】これ等の取り扱い時、包装容器を構成する
本体12、蓋14、中芯16はいずれも射出成形品であ
るため、機械的強度が強く破損し難い。それ故、塵埃が
発生せず、多数回の再使用に耐えられるため、通い資材
化することにより、省資源に対応できて、環境保護に役
立ち、コストダウンも可能になる。しかも、包装資材数
が少なく、特にヒンジ部42を介して本体12と蓋14
を結合すると、蓋14を本体12と分離せずに取り扱う
ことができ、蓋14の開閉も円滑に行えるので、作業性
が一段と良くなり、梱包時や開梱時の負担が小さくな
る。
【0022】図4は本発明を適用した他のパンケーキ積
層体包装容器の中芯装着状態を示す本体の平面図、図5
はそのY−Y部分断面図、図6はZ−Z部分断面図であ
る。図中、76はパンケーキ積層体を収納する包装容器
の本体、78はその底部、80はその中央に設けた中芯
嵌合部、82はそこに装着した中芯、84はそのつまみ
である。この包装容器は上記実施例のものと比べ、本体
76の底部78の中央部の構造が異なる。即ち、上記実
施例では本体12の底部24の中央に中芯嵌合部60を
設け、底部24のその他の内面は全て平面とするのに対
し、本実施例では底部78の中央部に中芯嵌合部80を
支えるパンケーキ載置台86を設ける。しかも、そのパ
ンケーキ載置台86には中芯嵌合部80を中心にしてハ
ブを受けるリング部88を設け、その外側に巻回した磁
気テープを受ける4枚の長方形状翼片90を放射状に配
設し、更にそれ等の下側に翼片90の形状に一致する僅
かに大きな底貫通孔92をそれぞれ設ける。その際、パ
ンケーキ載置台86の各翼片90とそれ等に対応する貫
通孔92をコア及びキャビティ金型での食いきり構造に
よってそれぞれ形成する。なお、底部78の外面に積重
ね用凹部等は設けない。
【0023】このようなパンケーキ載置台86を設ける
と、各翼片90は底部78の周辺域等より一段高く突出
し、下側に底貫通孔92を有するため弾力性を有し、い
ずれもクッション効果を発揮する。それ故、リング部8
8と各翼片90でパンケーキの各箇所をそれぞれ支える
と、パンケーキ収納時や輸送時の振動、衝撃等を極めて
良好に吸収できる。なお、底貫通孔92からの塵埃の侵
入に対しては本体76の内部にポリ袋等を入れてパンケ
ーキ積層体を被うことにより容易に対応できる。
【0024】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、請求項1
では包装容器の本体内に記録媒体積層体を収納し、その
中央貫通孔に中芯を挿通し、その一端部を本体の底部中
央に設けた嵌合部に嵌めて、係止手段を用いて装着し、
中芯の他端部に備えた鍔で記録媒体を押え、積層体を本
体の底部に押し付けて良く固定できる。それ故、輸送中
の振動、衝撃に耐え易くなる。しかも、収納後に本体の
開口を蓋で覆ってロックすると、塵埃が侵入し難くな
る。返送時にも中芯を本体の底部中央の嵌合部に装着
し、蓋を閉じてロックするだけで輸送が可能になる。従
って、包装容器の耐久性を良くし、通い資材化すること
によって省資源に対応でき、環境保護に役立つ。しか
も、包装資材数が少なく梱包及び開梱が容易で、包装形
態もコンパクトになるため、作業性が向上し、資材コス
ト、流通コスト等も低減する。又、耐振動性、耐衝撃性
が増し、密閉性が良く、塵埃も発生し難いため、損傷、
塵埃付着等による記録媒体の品質低下を防止できる。
【0025】請求項2ではつまみを持って適宜中芯の係
止手段付き端部を嵌合部に速やかに嵌めて止め或いは外
すことができるので、作業性が一層向上する。請求項3
では蓋が本体と分離せず、開閉も円滑に行えて取扱い易
くなり、作業性が一層向上する。請求項4では中央突部
で中芯の鍔付き端部も押えることにより、両端部を固定
した中芯を介して記録媒体積層体を良く固定できるの
で、輸送中の振動、衝撃に耐え易くなって、擦れによる
損傷、塵埃付着等による記録媒体の品質低下を一層防止
できる。請求項5では放射状に配設された各突起で記録
媒体の各箇所をそれぞれ押え、積層体を本体の底部に押
し付けて良く固定でき、各突起が蓋の補強体も兼ねるの
で、輸送中の振動、衝撃に耐え易くなり、擦れによる損
傷、塵埃付着等による記録媒体の品質低下を一層防止で
きる。
【0026】請求項6では積重ね用の突部と凹部を用い
て複数の包装容器を積み重ねると、位置ずれが発生せ
ず、積み重ね易くなるので、作業性が一層向上し、高く
積み上げても輸送中の振動、衝撃に耐え易くなって、荷
崩れによる損傷、塵埃付着等による記録媒体の品質低下
を一層防止できる。請求項7では放射状に配設された各
翼片がいずれも周囲の底部より一段高く突出し、下側に
各翼片の形状に対応する底貫通孔を有するため弾力性を
有し、各翼片で記録媒体の各箇所をそれぞれ支えると、
そのクッション効果により収納時や輸送中の振動、衝撃
を吸収できるので、落下、擦れによる損傷、塵埃付着等
による記録媒体の品質低下を一層防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したパンケーキ積層体包装容器の
収納状態を示す図2のX−X断面図である。
【図2】同包装容器に対するパンケーキ積層体の収納過
程を示す斜視図である。
【図3】同包装容器の開閉状態を示す斜視図である。
【図4】本発明を適用した他のパンケーキ積層体包装容
器の中芯装着状態を示す本体の平面図である。
【図5】図4のY−Y部分断面図である。
【図6】図4のZ−Z部分断面図である。
【符号の説明】
10…パンケーキ積層体 12、76…本体 14…蓋
16、82…中芯 20…内部空間 22…開口 24、78…底部 30
…中央突部 32…パンケーキ押え用突起 38…ロッ
ク片 42…ヒンジ部 44…係止用凹部 46…中央
貫通孔 48…鍔 50…ねじ山 52…リング状凹部
54、84…つまみ 56…リング状台 58…リン
グ状突起 60、80…中芯嵌合部 68…積重ね用突
部 70…積重ね用凹部 72…中央凹部 74…方形
リング状突起 86…パンケーキ載置台 88…リング
部 90…翼片 92…底貫通孔

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の記録媒体を積層した記録媒体積層
    体の中央貫通孔に挿通する中芯と、それ等の記録媒体積
    層体と中芯を収納する内部空間を有する本体と、その本
    体の開口を覆う蓋とを用い、蓋を本体にロックするロッ
    ク機構を設けた記録媒体積層体包装容器において、上記
    中芯の一端部に記録媒体押え用の鍔を設け、他端部に係
    止手段を備え、本体の底部の中央に中芯の係止手段付き
    端部を受ける中芯嵌合部を設けることを特徴とする記録
    媒体積層体包装容器。
  2. 【請求項2】 中芯の鍔付き端部につまみを設けること
    を特徴とする請求項1記載の記録媒体積層体包装容器。
  3. 【請求項3】 蓋をヒンジ部を介して本体に一体結合す
    ることを特徴とする請求項1又は2記載の記録媒体積層
    体包装容器。
  4. 【請求項4】 蓋の内面中央に中芯の鍔付き端部を押え
    る中央突部を設けることを特徴とする請求項1、2又は
    3記載の記録媒体積層体包装容器。
  5. 【請求項5】 蓋の内面に複数の記録媒体押え用突起を
    放射状に配設することを特徴とする請求項1、2、3又
    は4記載の記録媒体積層体包装容器。
  6. 【請求項6】 蓋の外面中央部に包装容器積重ね用の突
    部を設け、本体の底部の外面中央部に他の同様な包装容
    器の積重ね用突部が嵌まる凹部を設けることを特徴とす
    る請求項1、2、3、4又は5記載の記録媒体積層体包
    装容器。
  7. 【請求項7】 本体の底部の中央部に複数の翼片を放射
    状に配設し、各翼片下に翼片の形状に対応する底貫通孔
    を有する中芯嵌合部支え用の記録媒体載置台を設けるこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の記録
    媒体積層体包装容器。
JP11094993A 1993-04-13 1993-04-13 記録媒体積層体包装容器 Withdrawn JPH06298291A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11094993A JPH06298291A (ja) 1993-04-13 1993-04-13 記録媒体積層体包装容器

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JP11094993A JPH06298291A (ja) 1993-04-13 1993-04-13 記録媒体積層体包装容器

Publications (1)

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JPH06298291A true JPH06298291A (ja) 1994-10-25

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JP11094993A Withdrawn JPH06298291A (ja) 1993-04-13 1993-04-13 記録媒体積層体包装容器

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