JPH06297219A - 金属箔が貼付けられた板材に穴開けするドリル - Google Patents

金属箔が貼付けられた板材に穴開けするドリル

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Publication number
JPH06297219A
JPH06297219A JP8825393A JP8825393A JPH06297219A JP H06297219 A JPH06297219 A JP H06297219A JP 8825393 A JP8825393 A JP 8825393A JP 8825393 A JP8825393 A JP 8825393A JP H06297219 A JPH06297219 A JP H06297219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drill
hole
plate material
stuck
blade
Prior art date
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Pending
Application number
JP8825393A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Urata
昌浩 浦田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Toppan Circuit Solutions Toyama Inc
Original Assignee
NEC Toppan Circuit Solutions Toyama Inc
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Publication date
Application filed by NEC Toppan Circuit Solutions Toyama Inc filed Critical NEC Toppan Circuit Solutions Toyama Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】金属箔が貼付けられた板材に穴を開けるドリル
であって、表面に被着する金属箔を剥すこと無く円滑な
仕上げ面をもつ穴を開けることを目的とする。 【構成】工具寿命を長くするために硬質分質を含む塗布
膜7が施される刃部2aを研磨して円滑な表面をもつマ
ージン部4を形成すると同時に刃部の刃先6を鋭利に
し、刃先2a以降を細くし逃部3を形成して開けられる
穴の内壁と接触しないようにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は穴開け用のドリルに関
し、特に金属箔が貼付けられた板材に穴開けするドリル
に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来のこの種のドリルの一例を示
す側面図である。従来、この種のドリルは、例えば、図
3に示すように、先端が円錐状の金属棒に螺旋状に溝が
形成されこの先端より所定の長さの刃部2をもつととも
に刃部2の後端側にあるシャンク部1とで構成されてい
る。また、刃部2の外周囲には、ダイヤモンドあるいは
チタン等の高硬度の物質が塗布し工具寿命の長くしたも
のである。
【0003】このドリルで金属箔が貼付けられた印刷配
線板に穴を開ける場合は、通常のツイストドリルと同じ
ように、刃部2の先端部のみ研削し、多軸ボール板に取
付け、テーブルに印刷配線板を載置し、ドリルを回転さ
せながらドリルヘッドを下降させ、ドリルを印刷配線板
を貫通させ穴を開けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たドリルでは、先端部の刃部が研磨されているものの、
先端部以降の刃部は研磨されていないので、刃部のマー
ジン部に高硬度粒子が突出したり、高硬度粒子が付着し
た状態により刃部の場所により刃先が丸味を帯び、印刷
配線板の金属箔に対する切れ味が悪く、金属箔を刃部に
巻き付けさせ、ドリルを引き上げる際に金属箔を印刷配
線板より剥すという問題があった。また、刃部のマージ
ン部も硬質粒子が突出しており、このため穴壁にスクラ
ッチを発生させ仕上げ面が粗くなる。
【0005】従って、本発明の目的は、金属箔を剥すこ
となく円滑な内壁面をもつ穴に加工できるドリルを提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、高硬度
分質が塗布され先端が円錐形の金属棒に螺旋状に溝を形
成し該先端より所定の長さの外周囲を研磨しマージン部
をもつ刃部を形成するとともに該刃部以降から後端側の
柄部にかけての外周囲の径が前記刃部がなす外形より細
く形成されている金属箔が貼付けられた板材に穴開けす
るドリルである。
【0007】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0008】図1(a)および(b)は本発明の一実施
例を示すドリルの側面図および拡大して示すAA断面図
である。このドリルは、図1に示すように、高硬度分質
の塗布膜7が施されている刃部2aが研磨されるマージ
ン部4をもつ刃先6を形成し、この刃部2a以降から後
端側のシャンク部1にかけての外周囲の径が刃部がなす
外径より細く研磨し逃部3を形成したことである。
【0009】このドリルの刃部2aの研磨は、通常の円
筒研削盤で行なわれ、塗布膜7が残る程度に研磨する。
例えば、0.2mm厚の塗布膜7であれば、研削代0.
1mm程度で研磨すれば、表面より突出する硬質粒子が
なくなり、マージン部4は円滑な表面が得られ刃先6は
より鋭利になる。また、逃部3の直径は刃部2aの直径
より、例えば、0.1乃至0.3mm程度小さくする。
【0010】図2(a)〜(c)は印刷配線板に穴開け
する程度を説明するための印刷配線板の断面図である。
次に、このドリルを使用して印刷配線板に穴開けする挙
動を説明する。まず、図2(a)に示すように、ドリル
ヘッドの下降に伴い、ドリルの先端部の刃先が印刷配線
板8に食い込み、表面の銅箔を切取り印刷配線板8の母
材の切削を開始する。そして、ドリルの進行につれてド
リルの刃部2aがなす直径と同じ程度の円形領域の銅箔
を刃部2aの研磨された刃先が切取り、印刷配線板8の
母材の切削を継続する。次に、さらにドリルが進行する
と、図2(b)に示すように、逃部3が穴に入り込みド
リルは刃部のなす直径の穴を開けると同時に刃部2aの
マージン部で内壁9を研磨する。このとき、逃部3は内
壁9と接触することがないので、銅箔を巻き込むことが
ない。次に、図2(c)に示すように、ドリルを引き抜
く場合でも、刃部2aの表面は研磨されているので印刷
配線板8の銅箔を巻き込むことなくドリルを引き抜くこ
とができる。
【0011】ちなみに、ドリル径3.16mmのドリル
で板厚1.6mmのガラスエポキシ製の印刷配線板に穴
を開けたところ、従来のドリルで行なった穴の周囲のば
りの高さが平均値が31ミクロンメータに対して10ミ
クロンメータ以内であった。また、内壁の粗さが25ミ
クロンメータに対して5ミクロンメータ以下といた精密
な仕上げ面が得られた。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、硬質分質
を含む塗布膜が施される刃部を研磨し円滑な表面をもつ
マージン部を形成すると同時に刃部の刃先を鋭利にし、
刃部以降を細くし穴の内壁と接触しないようにすること
によって、表面に被着する金属箔を剥すこと無く円滑な
仕上げ面をもつ穴を開けることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すドリルの側面図および
拡大して示すAA断面図である。
【図2】印刷配線板に穴開けする過程を説明するための
印刷配線板の断面図である。
【図3】従来のこの種のドリルの一例を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1 シャンク部 2,2a 刃部 3 逃部 4 マージン部 5 溝部 6 刃先 7 塗布膜 8 印刷配線板 9 内壁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高硬度分質が塗布され先端が円錐状の金
    属棒に螺旋状に溝を形成し該先端より所定の長さの外周
    囲を研磨しマージン部をもつ刃部を形成するとともに該
    刃部以降から後端側の柄部にかけての外周囲の径が前記
    刃部がなす外径より細く形成されていることを特徴とす
    る金属箔が貼付けれらた板材に穴開けするドリル。
JP8825393A 1993-04-15 1993-04-15 金属箔が貼付けられた板材に穴開けするドリル Pending JPH06297219A (ja)

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JP8825393A JPH06297219A (ja) 1993-04-15 1993-04-15 金属箔が貼付けられた板材に穴開けするドリル

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ID=13937708

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JP (1) JPH06297219A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7306411B2 (en) 2002-09-03 2007-12-11 Mitsubishi Materials Corporation Drill with groove width variation along the drill and double margin with a thinning section at the tip
US20130121778A1 (en) * 2011-11-15 2013-05-16 Kennametal, Inc. Manufacturing of holemaking tools

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7306411B2 (en) 2002-09-03 2007-12-11 Mitsubishi Materials Corporation Drill with groove width variation along the drill and double margin with a thinning section at the tip
US20130121778A1 (en) * 2011-11-15 2013-05-16 Kennametal, Inc. Manufacturing of holemaking tools
US9358626B2 (en) * 2011-11-15 2016-06-07 Kennametal Inc. Manufacturing of holemaking tools

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990907