JPH0629686A - 磁気遮へい装置 - Google Patents
磁気遮へい装置Info
- Publication number
- JPH0629686A JPH0629686A JP18142292A JP18142292A JPH0629686A JP H0629686 A JPH0629686 A JP H0629686A JP 18142292 A JP18142292 A JP 18142292A JP 18142292 A JP18142292 A JP 18142292A JP H0629686 A JPH0629686 A JP H0629686A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic field
- magnetic
- shield
- around
- magnetically shielded
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気遮へい対象物の設置場所,大きさ,形状
に制約されることなく磁気遮へいを確実にする。 【構成】 磁気遮へい対象物Aの周辺に設ける磁界セン
サ1の検出信号から磁気発生装置5の発生磁気を制御
し、外部磁界を打消す磁気を磁気発生装置5から発生さ
せる。
に制約されることなく磁気遮へいを確実にする。 【構成】 磁気遮へい対象物Aの周辺に設ける磁界セン
サ1の検出信号から磁気発生装置5の発生磁気を制御
し、外部磁界を打消す磁気を磁気発生装置5から発生さ
せる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器の磁気遮へい
装置に関する。
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気を利用した各種計測装置など磁気を
利用した電子機器では地球磁気などの外部磁界から磁気
遮へいした装置構成を必要とする。
利用した電子機器では地球磁気などの外部磁界から磁気
遮へいした装置構成を必要とする。
【0003】このための磁気遮へい装置は、シールドル
ーム内に電子機器を収納する構成、又は磁気遮へいを必
要とする部分を透磁率の高い特殊金属(パーマロイ,ア
モルファス)で構成する磁気遮へい物によって覆う構成
にされている。
ーム内に電子機器を収納する構成、又は磁気遮へいを必
要とする部分を透磁率の高い特殊金属(パーマロイ,ア
モルファス)で構成する磁気遮へい物によって覆う構成
にされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のシールドルーム
による磁気遮へい方法は、外部磁界の遮へいになるも電
子機器自体から発生する内部磁界の遮へいにはなり得な
い。
による磁気遮へい方法は、外部磁界の遮へいになるも電
子機器自体から発生する内部磁界の遮へいにはなり得な
い。
【0005】一方、磁気遮へい対象物のみを磁気遮へい
物で覆う方法は、内部磁界の遮へいもできるが、以下の
問題がある。
物で覆う方法は、内部磁界の遮へいもできるが、以下の
問題がある。
【0006】(1)完全な遮へいには磁気遮へい対象物全
体を覆うため、対象物自体の発熱で内部温度を上昇さ
せ、対象物の寿命を縮めたり、正常な動作を得るのが難
しくなることがある。
体を覆うため、対象物自体の発熱で内部温度を上昇さ
せ、対象物の寿命を縮めたり、正常な動作を得るのが難
しくなることがある。
【0007】(2)磁気遮へい物を対象物に合わせて製作
するのに曲げ、溶接等によって磁気遮へい物の透磁率が
低下し、遮へい効果を低下させることがある。
するのに曲げ、溶接等によって磁気遮へい物の透磁率が
低下し、遮へい効果を低下させることがある。
【0008】(3)外部磁界や内部磁界の強さによって磁
気遮へい物の厚さや構造の変更を必要とし、また対象物
の大きさ、構造によっても設計変更を必要とし、汎用性
に劣る。
気遮へい物の厚さや構造の変更を必要とし、また対象物
の大きさ、構造によっても設計変更を必要とし、汎用性
に劣る。
【0009】本発明の目的は、磁気遮へい対象物の設置
場所,大きさ,形状に制約されることなく磁気遮へいを
確実にする磁気遮へい装置を提供することにある。
場所,大きさ,形状に制約されることなく磁気遮へいを
確実にする磁気遮へい装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題の解
決を図るため、磁気遮へい対象物の周辺に設けられ該対
象物周辺の磁界の強さと方向を検出する磁界センサと、
前記磁気遮へい対象物の周辺に位置して制御信号に応じ
た強さと方向の磁気を発生する磁気発生装置と、前記磁
界センサの検出信号をフィードバック信号として前記磁
気発生装置が発生する磁気の強さと方向を前記磁気遮へ
い対象物の周辺で零にする制御信号を得る磁界制御手段
とを備えたことを特徴とする。
決を図るため、磁気遮へい対象物の周辺に設けられ該対
象物周辺の磁界の強さと方向を検出する磁界センサと、
前記磁気遮へい対象物の周辺に位置して制御信号に応じ
た強さと方向の磁気を発生する磁気発生装置と、前記磁
界センサの検出信号をフィードバック信号として前記磁
気発生装置が発生する磁気の強さと方向を前記磁気遮へ
い対象物の周辺で零にする制御信号を得る磁界制御手段
とを備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】磁界センサで検出した信号により磁気遮へい対
象物の周辺磁界を打消す磁気を磁気発生装置から発生さ
せる。
象物の周辺磁界を打消す磁気を磁気発生装置から発生さ
せる。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す装置構成図で
ある。磁界センサ1は磁気遮へい対象物Aの周辺の磁界
の強さと方向を極性を持つ電圧信号として検出する。磁
界制御アンプ2は磁界センサ1の検出信号をフィードバ
ック信号とし、零レベルの磁界指令との突合わせによっ
て電流制御指令を得る。補正回路3は磁界制御アンプ2
の制御遅れを補正する。電源4は電流制御アンプ2から
の電流制御指令に従って増幅した電流出力を得る。
ある。磁界センサ1は磁気遮へい対象物Aの周辺の磁界
の強さと方向を極性を持つ電圧信号として検出する。磁
界制御アンプ2は磁界センサ1の検出信号をフィードバ
ック信号とし、零レベルの磁界指令との突合わせによっ
て電流制御指令を得る。補正回路3は磁界制御アンプ2
の制御遅れを補正する。電源4は電流制御アンプ2から
の電流制御指令に従って増幅した電流出力を得る。
【0013】磁気発生装置5は、磁気発生のためのコイ
ル51を磁性体52と一体に設け、電源4からコイル51
に電流が供給されることで周辺に磁界を生成する。磁気
遮へい部53は電源4からコイル51への通電線からの磁
気発生を遮へいし、コイル51からの磁気発生に対する
影響を取除く。コイル51と磁性体52による磁気発生は
互いに直交するX,Y,Z軸方向の磁界成分を発生し、
その合成磁界として任意方向かつ制御された強さの磁界
を生成する。
ル51を磁性体52と一体に設け、電源4からコイル51
に電流が供給されることで周辺に磁界を生成する。磁気
遮へい部53は電源4からコイル51への通電線からの磁
気発生を遮へいし、コイル51からの磁気発生に対する
影響を取除く。コイル51と磁性体52による磁気発生は
互いに直交するX,Y,Z軸方向の磁界成分を発生し、
その合成磁界として任意方向かつ制御された強さの磁界
を生成する。
【0014】本実施例の動作を説明する。磁気遮へい対
象物Aの周辺に外部磁界があるとき、この磁界の強さと
方向が磁界センサ1で検出され、零磁界の指令値との偏
差が磁界制御アンプ2によって検出増幅され、電源4の
出力電流を制御する。これにより、磁気発生装置5のコ
イル51と磁性体52から磁気を発生し、磁気遮へい対象
物Aの周辺にその磁界と同じ強さ及び逆方向の磁気力を
作用させ、該対象物Aの周辺の磁気を打消して零になる
ように制御する。
象物Aの周辺に外部磁界があるとき、この磁界の強さと
方向が磁界センサ1で検出され、零磁界の指令値との偏
差が磁界制御アンプ2によって検出増幅され、電源4の
出力電流を制御する。これにより、磁気発生装置5のコ
イル51と磁性体52から磁気を発生し、磁気遮へい対象
物Aの周辺にその磁界と同じ強さ及び逆方向の磁気力を
作用させ、該対象物Aの周辺の磁気を打消して零になる
ように制御する。
【0015】本実施例による磁気打消しは、外部磁界の
強さと方向の変化に応じて磁気発生装置5の磁気発生の
強さと方向が制御され、対象物Aの周辺を常に無磁気状
態に維持する。
強さと方向の変化に応じて磁気発生装置5の磁気発生の
強さと方向が制御され、対象物Aの周辺を常に無磁気状
態に維持する。
【0016】なお、実施例において、磁気発生装置5は
その形状,構造は適宜設計変更されるものである。
その形状,構造は適宜設計変更されるものである。
【0017】また、磁界センサの検出信号に従って磁気
発生装置の出力を制御する制御手段は適宜設計変更され
る。
発生装置の出力を制御する制御手段は適宜設計変更され
る。
【0018】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、磁気遮
へい対象物の周辺の外部磁界を打消す磁気を発生するこ
とで磁気遮へいを得るため、磁気遮へい対象物の設置場
所,大きさ,形状に拘わらず磁気遮へいができる。ま
た、対象物を覆うことが不要になり、対象物の温度上昇
を起こすことが無くなるし、対象物の周辺磁界の変化に
も設計変更等を不要にして磁気打消しができる。
へい対象物の周辺の外部磁界を打消す磁気を発生するこ
とで磁気遮へいを得るため、磁気遮へい対象物の設置場
所,大きさ,形状に拘わらず磁気遮へいができる。ま
た、対象物を覆うことが不要になり、対象物の温度上昇
を起こすことが無くなるし、対象物の周辺磁界の変化に
も設計変更等を不要にして磁気打消しができる。
【図1】本発明の一実施例を示す装置構成図。
【符号の説明】 1…磁界センサ 2…磁界制御アンプ 4…電源 5…磁気発生装置 A…磁気遮へい対象物
Claims (1)
- 【請求項1】 磁気遮へい対象物の周辺に設けられ該対
象物周辺の磁界の強さと方向を検出する磁界センサと、 前記磁気遮へい対象物の周辺に位置して制御信号に応じ
た強さと方向の磁気を発生する磁気発生装置と、 前記磁界センサの検出信号をフィードバック信号として
前記磁気発生装置が発生する磁気の強さと方向を前記磁
気遮へい対象物の周辺で零にする制御信号を得る磁界制
御手段と、 を備えたことを特徴とする磁気遮へい装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18142292A JPH0629686A (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 磁気遮へい装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18142292A JPH0629686A (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 磁気遮へい装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0629686A true JPH0629686A (ja) | 1994-02-04 |
Family
ID=16100499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18142292A Pending JPH0629686A (ja) | 1992-07-09 | 1992-07-09 | 磁気遮へい装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0629686A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111308403A (zh) * | 2018-12-12 | 2020-06-19 | Tdk株式会社 | 磁传感器装置 |
-
1992
- 1992-07-09 JP JP18142292A patent/JPH0629686A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111308403A (zh) * | 2018-12-12 | 2020-06-19 | Tdk株式会社 | 磁传感器装置 |
CN111308403B (zh) * | 2018-12-12 | 2022-08-05 | Tdk株式会社 | 磁传感器装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3801877A (en) | Apparatus for producing a region free from interfering magnetic fields | |
KR100524797B1 (ko) | 자기 및 전자기 간섭 필드를 능동적으로 보상하기 위한 방법 및 장치 | |
US5469058A (en) | Feedback enhanced sensor, alternating magnetic field detector | |
JP4969048B2 (ja) | 動作領域内の磁界補償方法 | |
JP2017133993A (ja) | 磁気ノイズ消去装置及び磁場測定装置 | |
US5465012A (en) | Active feedback system for suppression of alternating magnetic fields | |
US4380703A (en) | Method and device for the regulation of a magnetic deflection system | |
JPS6217844B2 (ja) | ||
JPH11513793A (ja) | 磁界センサ | |
JP2002257914A (ja) | アクティブ磁気シールド装置 | |
JPH0629686A (ja) | 磁気遮へい装置 | |
JPS5814056B2 (ja) | 車両用消磁装置 | |
US20060049827A1 (en) | Sensor and method | |
JP2002033262A (ja) | 荷電粒子線露光装置の磁気シールド方法 | |
JPH0697690A (ja) | 磁気遮蔽装置 | |
JP2003273565A (ja) | アクティブ磁気シールド装置 | |
JP2003243874A (ja) | アクティブ磁気シールド装置 | |
GB2080955A (en) | Earth field compensation for a magnetic detector | |
JPH0282612A (ja) | 電子線描画装置の外部磁気補正方法 | |
JPH05267053A (ja) | 変動磁場発生装置 | |
JP3571285B2 (ja) | Crtの映像動揺低減装置 | |
JPH03280595A (ja) | 磁気遮へい方法 | |
JPS5821063Y2 (ja) | ジカイノサヨウウチケシソウチ | |
JP2005044826A (ja) | 磁気キャンセラ装置 | |
IL292255A (en) | System and method for active cancellation of magnetic fields |