JPH06296823A - オゾンの分解方法 - Google Patents
オゾンの分解方法Info
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- JPH06296823A JPH06296823A JP5110929A JP11092993A JPH06296823A JP H06296823 A JPH06296823 A JP H06296823A JP 5110929 A JP5110929 A JP 5110929A JP 11092993 A JP11092993 A JP 11092993A JP H06296823 A JPH06296823 A JP H06296823A
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- oxygen
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/20—Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
Abstract
(57)【要約】
【目的】 オゾンが気相、液相の如何を問わず分解して
基底状態酸素に還元すると共に、殺菌を行うことによっ
て空調のダクト内、ビル内の空気の無菌化と、残存酸素
の高い無菌の水を供給することを目的とする。 【構成】 オゾンに波長240nm〜310nmの紫外
線を照射して一重項酸素を生成させた後、波長600n
m〜650nmの可視光線と波長1200nm〜130
0nmの近赤外線を照射して、オゾンが一重項酸素を経
て電磁波の誘導を行わせながら、基底状態酸素に遷移さ
せる。
基底状態酸素に還元すると共に、殺菌を行うことによっ
て空調のダクト内、ビル内の空気の無菌化と、残存酸素
の高い無菌の水を供給することを目的とする。 【構成】 オゾンに波長240nm〜310nmの紫外
線を照射して一重項酸素を生成させた後、波長600n
m〜650nmの可視光線と波長1200nm〜130
0nmの近赤外線を照射して、オゾンが一重項酸素を経
て電磁波の誘導を行わせながら、基底状態酸素に遷移さ
せる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高濃度のオゾンを利用し
て、空気の殺菌、水の殺菌あるいは或る物質の表面活性
化を行う際、紫外線の照射によって発生する残留オゾン
を分解する方法に関する。
て、空気の殺菌、水の殺菌あるいは或る物質の表面活性
化を行う際、紫外線の照射によって発生する残留オゾン
を分解する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のオゾンの分解方法としては、オゾ
ンを活性炭に吸着させる活性炭吸着方法、熱によってオ
ゾンを分解する熱分解方法および触媒による分解方法が
知られている。
ンを活性炭に吸着させる活性炭吸着方法、熱によってオ
ゾンを分解する熱分解方法および触媒による分解方法が
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、高濃度のオゾ
ンを利用して、空気の殺菌、水の殺菌あるいは或る物質
の表面活性化を行う際に照射される紫外線によって発生
する残留オゾンの処理方法としては、前記した従来の活
性炭吸着方法、熱分解方法および触媒による分解方法を
用いるのは大容量のオゾンを分解するのには不適切であ
り、未だ適切な処理方法がないためにオゾンの高度利用
の大きな障壁となっていた。
ンを利用して、空気の殺菌、水の殺菌あるいは或る物質
の表面活性化を行う際に照射される紫外線によって発生
する残留オゾンの処理方法としては、前記した従来の活
性炭吸着方法、熱分解方法および触媒による分解方法を
用いるのは大容量のオゾンを分解するのには不適切であ
り、未だ適切な処理方法がないためにオゾンの高度利用
の大きな障壁となっていた。
【0004】本発明は前記した問題点を解決せんとする
もので、その目的とするところは、オゾンが気相、液相
の如何を問わず分解して基底状態酸素に還元すると共に
殺菌を行うことによって空調のダクト内、ビル内の空気
の無菌化と、溶存酸素の高い無菌の水を供給することが
できるオゾンの分解方法を提供せんとするにある。
もので、その目的とするところは、オゾンが気相、液相
の如何を問わず分解して基底状態酸素に還元すると共に
殺菌を行うことによって空調のダクト内、ビル内の空気
の無菌化と、溶存酸素の高い無菌の水を供給することが
できるオゾンの分解方法を提供せんとするにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のオゾンの分解方
法は前記した目的を達成せんとするものであり、その手
段は、オゾンに波長240nm〜310nmの紫外線を
照射して一重項酸素を生成させた後、波長600nm〜
650nmの可視光線と波長1200nm〜1300n
mの近赤外線を照射して、オゾンが一重項酸素を経て電
磁波の誘導を行いながら、基底状態酸素に遷移させるこ
とを特徴とする。
法は前記した目的を達成せんとするものであり、その手
段は、オゾンに波長240nm〜310nmの紫外線を
照射して一重項酸素を生成させた後、波長600nm〜
650nmの可視光線と波長1200nm〜1300n
mの近赤外線を照射して、オゾンが一重項酸素を経て電
磁波の誘導を行いながら、基底状態酸素に遷移させるこ
とを特徴とする。
【0006】また本発明のオゾンの分解方法は、オゾン
に波長240nm〜310nmの紫外線レーザを照射し
て一重項酸素を生成させた後、波長600nm〜650
nmの可視光レーザ光および波長1200nm〜130
0nmの赤外線レーザ光を照射し、オゾンが一重項酸素
を経て電磁波の誘導放出を促進させながら、基底状態酸
素に遷移させることを特徴とするものである。
に波長240nm〜310nmの紫外線レーザを照射し
て一重項酸素を生成させた後、波長600nm〜650
nmの可視光レーザ光および波長1200nm〜130
0nmの赤外線レーザ光を照射し、オゾンが一重項酸素
を経て電磁波の誘導放出を促進させながら、基底状態酸
素に遷移させることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】前記した如く方法による本発明のオゾンの分解
方法は、オゾン気相単体、空気とオゾンの混合気体、水
中に溶存するオゾン、あるいは水中に微細気泡となって
存在するオゾンに、240nm〜310nmの波長を持
つ紫外線を照射すると、 O3 +hυ(240nm〜310nm)→21 Δg+ 1
D すなわち、1重項酸素分子21 Δgと1重項酸素原子 1
Dとを生成する。
方法は、オゾン気相単体、空気とオゾンの混合気体、水
中に溶存するオゾン、あるいは水中に微細気泡となって
存在するオゾンに、240nm〜310nmの波長を持
つ紫外線を照射すると、 O3 +hυ(240nm〜310nm)→21 Δg+ 1
D すなわち、1重項酸素分子21 Δgと1重項酸素原子 1
Dとを生成する。
【0008】そして、紫外線の吸収によって励起された
1重項酸素分子は、波長600nm〜650nmの可視
光線が照射されると、1 D+hυ(600nm〜650nm)→2 3Σg すなわち、光子の誘導放出と共に基底酸素状態の分子2
3 Σgへと遷移する。
1重項酸素分子は、波長600nm〜650nmの可視
光線が照射されると、1 D+hυ(600nm〜650nm)→2 3Σg すなわち、光子の誘導放出と共に基底酸素状態の分子2
3 Σgへと遷移する。
【0009】さらに、一重項酸素原子 1Dに波長120
0nm〜1300nmの近赤外線を照射すると、1 D+hυ(1200nm〜1300nm)→ 3Σg すなわち、基底酸素状態の原子 3Σgに遷移し、分解す
るものである。
0nm〜1300nmの近赤外線を照射すると、1 D+hυ(1200nm〜1300nm)→ 3Σg すなわち、基底酸素状態の原子 3Σgに遷移し、分解す
るものである。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施の一例をオゾンと空気の
混合気体を分解するオゾン分解方法とその装置につい
て、以下に説明する。この方法および装置(図1)にお
いては、予めオゾンと空気の混合気体を人為的に生成し
ておいて、これに254nmの紫外線、633nmの可
視光線、さらには1270nmの近赤外線が照射されて
いる光帯を有する室内を通過させるものである。
混合気体を分解するオゾン分解方法とその装置につい
て、以下に説明する。この方法および装置(図1)にお
いては、予めオゾンと空気の混合気体を人為的に生成し
ておいて、これに254nmの紫外線、633nmの可
視光線、さらには1270nmの近赤外線が照射されて
いる光帯を有する室内を通過させるものである。
【0011】この装置は、エアーブロア1から送り込ま
れた空気はオゾン発生筒2の上部内に送り込まれるが、
このオゾン発生室2においては送り込まれた空気にオゾ
ン発生ランプ3の光線を照射し、送り込まれた空気がオ
ゾン発生室2の下部に到達した場合には、その一部がオ
ゾン4となる。
れた空気はオゾン発生筒2の上部内に送り込まれるが、
このオゾン発生室2においては送り込まれた空気にオゾ
ン発生ランプ3の光線を照射し、送り込まれた空気がオ
ゾン発生室2の下部に到達した場合には、その一部がオ
ゾン4となる。
【0012】このオゾン4は、下部連通管5を通って1
重項酸素発生筒6に送り込まれ、紫外線照射管7により
波長253.7nmの紫外線が照射されて、オゾン4は
1重項酸素8を生成する。
重項酸素発生筒6に送り込まれ、紫外線照射管7により
波長253.7nmの紫外線が照射されて、オゾン4は
1重項酸素8を生成する。
【0013】この1重項酸素8は、さらに上部連通管9
を通って誘導放出分解筒10に送り込まれるが、この誘
導放出分解筒10は内面に鏡11が張られると共に波長
633nmの可視光He−Neレーザ12を光ファイバ
で導いて、プリズム13を通して照射することによって
生ずる光膜14が形成されている。
を通って誘導放出分解筒10に送り込まれるが、この誘
導放出分解筒10は内面に鏡11が張られると共に波長
633nmの可視光He−Neレーザ12を光ファイバ
で導いて、プリズム13を通して照射することによって
生ずる光膜14が形成されている。
【0014】さらに、この誘導放出分解筒10の下部に
は、波長1270nmの近赤外線を照射するレーザ光1
5からの近赤外線を光ファイバで導いて、プリズム16
を通して鏡11に照射することによって生じる光膜16
が形成されている。
は、波長1270nmの近赤外線を照射するレーザ光1
5からの近赤外線を光ファイバで導いて、プリズム16
を通して鏡11に照射することによって生じる光膜16
が形成されている。
【0015】従って、前記の誘導放出分解筒10に送り
込まれた1重項酸素8は、最初の光膜14を通過する際
に電磁波の誘導放出をを行って基底状態酸素に分解した
後、その下側に設けられた光膜16を通過する際に励起
酸素は完全に安定な基底状態の酸素17となって、下部
吐出口18から放出される。
込まれた1重項酸素8は、最初の光膜14を通過する際
に電磁波の誘導放出をを行って基底状態酸素に分解した
後、その下側に設けられた光膜16を通過する際に励起
酸素は完全に安定な基底状態の酸素17となって、下部
吐出口18から放出される。
【0016】このオゾンの基底状態の酸素17への遷移
を監視するために、各連通管5,9,18にオゾン濃度
計21,22,23を挿入し、モニタ20でオゾン濃度
の測定を行った。この時の室温18°C、各連通管5,
9,18における通過量は2リットル/分、オゾン濃度
計としてはオクトロニクス株式会社製のOZM−21−
2〜200型の気相用を用いた。
を監視するために、各連通管5,9,18にオゾン濃度
計21,22,23を挿入し、モニタ20でオゾン濃度
の測定を行った。この時の室温18°C、各連通管5,
9,18における通過量は2リットル/分、オゾン濃度
計としてはオクトロニクス株式会社製のOZM−21−
2〜200型の気相用を用いた。
【0017】この時の各オゾン濃度計21,22,23
における濃度の測定値は下表の通りである。
における濃度の測定値は下表の通りである。
【表1】
【0017】さらに、水中に溶存しているオゾン、もし
くは水中に微細気泡となって存在するオゾンを分解する
オゾンの分解方法と、その装置(図2)を第2実施例と
して次に説明する。予め溶存するオゾンの濃度が判って
いる溶存オゾン水31が下部入り口33から送り込まれ
る円筒形の筒32は、光ファイバー35によって導かれ
た波長254nmの紫外線を筒32の内側に張ってある
鏡34に、プリズム36によって拡張して照射して光膜
37を形成する。
くは水中に微細気泡となって存在するオゾンを分解する
オゾンの分解方法と、その装置(図2)を第2実施例と
して次に説明する。予め溶存するオゾンの濃度が判って
いる溶存オゾン水31が下部入り口33から送り込まれ
る円筒形の筒32は、光ファイバー35によって導かれ
た波長254nmの紫外線を筒32の内側に張ってある
鏡34に、プリズム36によって拡張して照射して光膜
37を形成する。
【0018】筒32には、この光膜37の上側に、前記
と同様にして波長633nmの可視光線の光膜38を形
成し、さらに、この光膜38の上側に、近赤外線を放出
するレーザ光の波長1270nmの近赤外線により、前
記と同様にして光膜39を形成する。
と同様にして波長633nmの可視光線の光膜38を形
成し、さらに、この光膜38の上側に、近赤外線を放出
するレーザ光の波長1270nmの近赤外線により、前
記と同様にして光膜39を形成する。
【0019】従って、筒32の下部の入り口33から筒
32内に送り込まれた溶存オゾン水31は光膜37,3
8,39を順次に通過して、筒32の上部からオーバー
フローさせるものであるが、これらの光膜37,38,
39を通過する際に、前実施例と同様な作用を受け、1
重項状態の酸素を経て安定した基底状態の酸素となるも
のである。
32内に送り込まれた溶存オゾン水31は光膜37,3
8,39を順次に通過して、筒32の上部からオーバー
フローさせるものであるが、これらの光膜37,38,
39を通過する際に、前実施例と同様な作用を受け、1
重項状態の酸素を経て安定した基底状態の酸素となるも
のである。
【0020】この時の筒32の上部でオーバーフローす
る際の残留オゾンの量を測定するために、筒32の上部
40に溶存オゾンセンサ41を設置し、この溶存オゾン
センサ41が捕らえた溶存オゾンの量をモニタ42で測
定した。この時の通過水量は1リットル/分、水温は1
6°C、溶存オゾン計はバイオニクス機器株式会社製の
隔膜ポーロラグラフ方式/モデル0C−100である。
る際の残留オゾンの量を測定するために、筒32の上部
40に溶存オゾンセンサ41を設置し、この溶存オゾン
センサ41が捕らえた溶存オゾンの量をモニタ42で測
定した。この時の通過水量は1リットル/分、水温は1
6°C、溶存オゾン計はバイオニクス機器株式会社製の
隔膜ポーロラグラフ方式/モデル0C−100である。
【0021】この測定結果を次表に示す。
【表2】
【0022】前記第2実施例の発明は、前記各実施例の
波長253.6nmの紫外線を照射する紫外線照射管7
を、240nm〜310nmの紫外線レーザに、また、
波長633nmの可視光He−Neレーザ12を可視光
線レーザに、さらに、波長1270nmのレーザ光15
を近赤外線レーザに替えるもので、これにより前記各実
施例と同様な作用効果を生ずるものである。
波長253.6nmの紫外線を照射する紫外線照射管7
を、240nm〜310nmの紫外線レーザに、また、
波長633nmの可視光He−Neレーザ12を可視光
線レーザに、さらに、波長1270nmのレーザ光15
を近赤外線レーザに替えるもので、これにより前記各実
施例と同様な作用効果を生ずるものである。
【0023】なお、前記した2つの実施例にあっては、
可視光線照射と近赤外線照射の2つを順次行うものにつ
いて説明したが、いずれか一方のみの照射を行っても溶
存オゾンを分解することができる。もちろん、この場
合、可視光線照射と近赤外線照射の2つを行った方が、
分解効率は高いものである。
可視光線照射と近赤外線照射の2つを順次行うものにつ
いて説明したが、いずれか一方のみの照射を行っても溶
存オゾンを分解することができる。もちろん、この場
合、可視光線照射と近赤外線照射の2つを行った方が、
分解効率は高いものである。
【0024】
【発明の効果】本発明は前記したように、光子の誘導放
出により励起された酸素が、基底状態への遷移で分解す
るオゾンの分解方法であり、オゾンが気相、液相の何れ
を問わず、分解することが可能である。
出により励起された酸素が、基底状態への遷移で分解す
るオゾンの分解方法であり、オゾンが気相、液相の何れ
を問わず、分解することが可能である。
【0024】この分解方法においては、従来の熱分解方
法、触媒による分解方法および活性炭吸着方法等とは異
なり、分解過程において1重項酸素を経て基底状態酸素
に分解するために、酸素が蘇り、空気が無菌化されると
同時に殺菌され、従って、空調のダクト、もしくは空気
清浄器として組み込むことにより、現在問題となってい
る病院内感染はもとより、ビル内の空気の無菌化が達成
される。
法、触媒による分解方法および活性炭吸着方法等とは異
なり、分解過程において1重項酸素を経て基底状態酸素
に分解するために、酸素が蘇り、空気が無菌化されると
同時に殺菌され、従って、空調のダクト、もしくは空気
清浄器として組み込むことにより、現在問題となってい
る病院内感染はもとより、ビル内の空気の無菌化が達成
される。
【0025】また、溶存オゾン水も同様に分解し、溶存
オゾンによる弊害がなくなり、養殖魚介はもとより、病
院の手洗い水、食品加工水、飲料水、井戸水等を安全な
水に変えて供給することが可能になる等の効果を有する
ものである。
オゾンによる弊害がなくなり、養殖魚介はもとより、病
院の手洗い水、食品加工水、飲料水、井戸水等を安全な
水に変えて供給することが可能になる等の効果を有する
ものである。
【図1】本発明の第1実施例の装置の断面図であるもの
である。
である。
【図2】本発明の第2実施例の装置の断面図である。
2 オゾン発生筒 3 オゾン発生ランプ 6 1重項酸素発生筒 7 紫外線照射管 10 誘導放出分解筒 12 可視光He−Neレーザ 14 可視光線の光膜 17 基底状態の酸素 31 溶存オゾン水 32 筒 37 紫外線の光膜 38 可視光線の光膜 39 近赤外線の光膜
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年6月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のオゾンの分解方
法は前記した目的を達成せんとするものであり、その手
段は、オゾンに波長240nm〜310nmの紫外線を
照射して一重項酸素を生成させた後、波長600nm〜
650nmの可視光線と波長1200nm〜1300n
mの近赤外線を照射して、オゾンが一重項酸素を経て電
磁波の誘導放出を行いながら、基底状態酸素に遷移させ
ることを特徴とする。
法は前記した目的を達成せんとするものであり、その手
段は、オゾンに波長240nm〜310nmの紫外線を
照射して一重項酸素を生成させた後、波長600nm〜
650nmの可視光線と波長1200nm〜1300n
mの近赤外線を照射して、オゾンが一重項酸素を経て電
磁波の誘導放出を行いながら、基底状態酸素に遷移させ
ることを特徴とする。
Claims (2)
- 【請求項1】 オゾンに波長240nm〜310nmの
紫外線を照射して一重項酸素を生成させた後、波長60
0nm〜650nmの可視光線と波長1200nm〜1
300nmの近赤外線を照射して、オゾンが一重項酸素
を経て電磁波の誘導を行いながら、基底状態酸素に遷移
させることを特徴とするオゾンの分解方法。 - 【請求項2】 オゾンに波長240nm〜310nmの
紫外線レーザを照射して一重項酸素を生成させた後、波
長600nm〜650nmの可視光レーザ光および波長
1200nm〜1300nmの赤外線レーザ光を照射
し、オゾンが一重項酸素を経て電磁波の誘導放出を促進
させながら、基底状態酸素に遷移させることを特徴とす
るオゾンの分解方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11092993A JP3255488B2 (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | オゾンの分解方法 |
AU64369/94A AU6436994A (en) | 1993-04-14 | 1994-04-07 | Method and apparatus for ozone decomposition by stimulated emission of electromagnetic wave |
CN94190201A CN1037426C (zh) | 1993-04-14 | 1994-04-07 | 以受激发射的电磁波分解臭氧的方法及装置 |
PCT/JP1994/000580 WO1994024043A1 (en) | 1993-04-14 | 1994-04-07 | Method and apparatus for ozone decomposition by stimulated emission of electromagnetic wave |
TW83104470A TW290526B (ja) | 1993-04-14 | 1994-05-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11092993A JP3255488B2 (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | オゾンの分解方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06296823A true JPH06296823A (ja) | 1994-10-25 |
JP3255488B2 JP3255488B2 (ja) | 2002-02-12 |
Family
ID=14548190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11092993A Expired - Fee Related JP3255488B2 (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | オゾンの分解方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3255488B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999021799A1 (de) * | 1997-10-23 | 1999-05-06 | Eco Computer Zubehör Gmbh | Verfahren zur verbesserung der biologischen eigenschaften von wässrigen flüssigkeiten sowie speiseölen und zur verbesserung der verbrennung |
KR100367371B1 (ko) * | 2000-06-08 | 2003-01-10 | 유병호 | 오존수 제조기 |
JP2006002232A (ja) * | 2004-06-18 | 2006-01-05 | Shimizu Densetsu Kogyo Kk | 洗浄乾燥方法および洗浄乾燥装置 |
JP2009242191A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 一重項酸素生成装置 |
CN114569779A (zh) * | 2022-03-17 | 2022-06-03 | 深圳市晶宏照明有限公司 | 消毒方法、消毒装置及计算机可读存储介质 |
-
1993
- 1993-04-14 JP JP11092993A patent/JP3255488B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
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