JPH06296573A - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JPH06296573A
JPH06296573A JP8734093A JP8734093A JPH06296573A JP H06296573 A JPH06296573 A JP H06296573A JP 8734093 A JP8734093 A JP 8734093A JP 8734093 A JP8734093 A JP 8734093A JP H06296573 A JPH06296573 A JP H06296573A
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JP
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blow
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cleaning
space
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JP8734093A
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Keiji Kameishi
圭司 亀石
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 噴流で発生する霧の吹き上がりを防止し、洗
浄空間を十分に確保し、洗浄槽内部の清掃を容易にする
洗浄装置を得る。 【構成】 被洗浄物を出し入れする開口11を設け、内
部に洗浄空間12とノズル13を有する本体10内に一
端が回動部18により支承され、他端が上下に移動する
一対の吹き上がり防止板17を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、噴流水により食器類
を洗浄する洗浄装置の噴霧の吹き上がり防止に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図6は例えば特開昭62−236700
号公報に示された従来の洗浄装置の内部透斜視図であ
る。図において、本体1内部上方に設けられた噴流ノズ
ル2と、本体下段部のタンク3と、噴流の巻上がり防止
板4、5、6とで構成されているものである。
【0003】従来の洗浄装置は上記のように構成され、
噴流ノズル2から噴出した噴流は、格子板7を具備した
本体下段部のタンク3に衝突し、発生する霧の吹き上が
りを巻上がり防止板4、5、6で防止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の洗
浄装置では、格子板7を有する本体1下段部のタンク3
および複数の巻上がり防止板4、5、6を有する構造か
ら、次のような課題がある。 (1)洗浄空間が狭くなる。 (2)被洗浄物の汚物が格子板7を有するタンク3内に
流れ落ちるため、洗浄が困難である。
【0005】この発明は係る課題を解決するためになさ
れたもので、 (1)噴流で発生する霧の吹き上がりを防止し (2)洗浄空間を十分に確保し (3)洗浄槽内部の清掃を容易にする 洗浄装置を得ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る洗浄装置
は、洗浄すべき被洗浄物を出し入れできる開口を有し、
この開口に連通する洗浄空間が内部に形成された本体
と、上記被洗浄物を洗浄するよう上記洗浄空間に洗浄水
を噴出するノズルとを備えたものにおいて、上記洗浄空
間に一端に回動部を設け、他端がこの回動部を軸として
上下に可動する吹き上がり防止板を設けたものである。
【0007】また、本体内壁に吹き上がり防止板の停止
用突部を設けたものである。
【0008】また、ノズルより噴出される洗浄水が衝突
するとともに、開時における吹き上がり防止板の先端と
対向する本体内壁部分の本体面積を開口の面積より大き
くしたものである。
【0009】また、ノズルより噴出される洗浄水が衝突
するとともに、開時における吹き上がり防止板の先端と
対向する本体内壁部分において、この本体内壁部分と吹
き上がり防止板と間に位置し空間を形成するピースを設
けたものである。
【0010】
【作用】この発明においては、洗浄すべき被洗浄物を出
し入れできる開口を有し、この開口に連通する洗浄空間
が内部に形成された本体と、上記被洗浄物を洗浄するよ
う上記洗浄空間に洗浄水を噴出するノズルとを備えたも
のにおいて、上記洗浄空間に一端に回動部を設け、他端
がこの回動部を軸として上下に可動する吹き上がり防止
板を設けたことより、ノズルよりの噴流により発生する
動圧または静圧を受けて吹き上がり防止板が上昇され
る。さらに、洗浄空間内で食器類などによって噴流がせ
き止められると吹き上がり防止板は揚力を失い下降す
る。
【0011】また、本体内壁に吹き上がり防止板の停止
用突部を設けたことより、揚力を受けて上昇した吹き上
がり防止板は停止用突部に係止され、停止する。
【0012】また、ノズルより噴出される洗浄水が衝突
するとともに、開時における吹き上がり防止板の先端と
対向する本体内壁部分の本体面積を開口の面積より大き
くしたことより、ノズルよりの噴流が本体内壁部分に衝
突、且つ閉じ込められ本体内の動圧、静圧が大きくなる
ことにて吹き上がり防止板の揚力が大きくなる。
【0013】また、ノズルより噴出される洗浄水が衝突
するとともに、開時における吹き上がり防止板の先端と
対向する本体内壁部分において、この本体内壁部分と吹
き上がり防止板と間に位置し空間を形成するピースを設
けたことより、ノズルよりの噴流が空間内部まで及び、
且つ閉じ込められ本体内の動圧、静圧が大きくなること
にて吹き上がり防止板の揚力が大きくなる。
【0014】
【実施例】
実施例1.図1および図2はこの発明の実施例1を示す
図であり、図において10は本体で、箱体にて上部に開
口11を有し外部と連通される洗浄空間12を設けてい
る。13はこの本体10の対向する内壁14に設けられ
た1対のノズル。なお、このノズルは洗浄水15を供給
する温水器(図示せず)の給水口(図示せず)に接続さ
れた加圧用ポンプ(図示せず)に接続され上記加圧用ポ
ンプにて食器類(図示せず)に付着した汚れを落とす水
勢までに加圧された洗浄水15を噴出するものである。
16は上記本体10の本体底部、17は吹き上がり防止
板で、平板にて一端が上記ノズル13側内壁14上部に
回動部18にて回動自在に支承され、他端がこの回動部
18を軸として上下に可動するようになっており、本体
10内に左右一対が設けられ観音開きの構造よりなる。
19はこの吹き上がり防止板のほぼ中央に設けられた切
欠き部で、上記ノズル13よりの噴流を逃げるととも
に、食器類が挿入される。20は係止用突部で、本体1
0の内壁14において上記吹き上がり防止板17のそれ
ぞれの側部21が係止されるよう一対傾斜を持って配設
され、その位置は一対の吹き上がり防止板17の他端が
向きあう位置関係になるよう設定されている。これによ
り、吹き上がり防止板17は不安定な揚力を受けても定
位置にて静止することができるものである。
【0015】上記のように構成された洗浄装置において
は、例えば洗浄スイッチ(図示せず)を操作すると、温
水器より給水口を経由して供給された洗浄水15が加圧
用ポンプにより食器類(図示せず)に付着した汚れを落
とし得る水勢にまで加圧され、ノズル13から洗浄空間
12に噴射される。この場合、上記ノズル13からの噴
流は本体底部16、内壁14に衝突し、図2に示すよう
に衝突面付近に噴流により動圧と静圧が発生し、該圧力
が吹き上がり防止板17に揚力を与えて吹き上がり防止
板17が上昇し、その結果、洗浄空間12内外で吹き上
がる霧を遮蔽する。
【0016】そして、上昇した吹き上がり防止板17は
係止用突部20に係止、停止される。これにより、噴流
から過大あるいは不安定な揚力を受けても定位置に静止
することができる。さらに、洗浄空間12内で食器類な
どによって噴流をせき止めると、吹き上がり防止板17
は揚力を失い下降するため、洗浄時において充分に広い
洗浄空間12を確保することができる。
【0017】実施例2.図3はこの発明の実施例2を示
す図であり、図において30はノズル13より噴出され
る洗浄水15が衝突するとともに、開時における吹き上
がり防止板17の先端と対向する本体内壁部分で、その
本体面積は開口11の面積より大きく、膨らみ31を形
成している。
【0018】上記のように構成された実施例2における
洗浄装置においては、上記実施例1と同様に運転され、
ノズル13よりの噴流が本体内壁部分30である膨らみ
31に衝突することにてこの噴流が膨らみ31内に閉じ
込められる。これにより、洗浄空間12内の動圧および
静圧が大きくなり、吹き上がり防止板17の揚力が大き
くなり、より速く吹き上がり防止板17が上昇し閉状態
となる。
【0019】実施例3.図4はこの発明の実施例3を示
す図であり、40はピースで、本体内壁部分30に設け
られ、この本体内壁部分30と吹き上がり防止板17と
の間に位置し空間41を形成する。
【0020】上記のように構成された実施例3における
洗浄装置においては、上記実施例1と同様に運転され、
ノズル13よりの噴流が本体内壁に衝突することにて上
記噴流が空間41に閉じ込められる。これにより、洗浄
空間12内の動圧および静圧が大きくなり、吹き上がり
防止板17の揚力が大きくなり、より速く吹き上がり防
止板17が上昇し閉状態となる。
【0021】実施例4.上記実施例3ではピース40を
本体10の内壁に設けたが、図5に示すように吹き上が
り防止板17の先端に設けてもよく、上記実施例3と同
様の効果が得られる。
【0022】
【発明の効果】この発明は以上説明したとおり、洗浄す
べき被洗浄物を出し入れできる開口を有し、この開口に
連通する洗浄空間が内部に形成された本体と、上記被洗
浄物を洗浄するよう上記洗浄空間に洗浄水を噴出するノ
ズルとを備えたものにおいて、上記洗浄空間に一端に回
動部を設け、他端がこの回動部を軸として上下に可動す
る吹き上がり防止板を設けたことより、ノズルよりの噴
流により発生する動圧と差圧とを受けて吹き上がり防止
板が上昇し、吹き上がる霧を遮蔽することができる。さ
らに、洗浄空間内で食器類などによって噴流をせき止め
ると、吹き上がり防止板は揚力を失い下降するため、洗
浄時において充分に広い洗浄空間を確保することができ
る。
【0023】また、本体内壁に吹き上がり防止板の停止
用突部を設けたことより、吹き上がり防止板の停止位置
が安定し、製品性能が向上される。
【0024】また、ノズルより噴出される洗浄水が衝突
するとともに、開時における吹き上がり防止板の先端と
対向する本体内壁部分の本体面積を開口の面積より大き
くしたことより、洗浄空間内の動圧および静圧が本体内
壁部分により大きくなり吹き上がり防止板の揚力を大き
くし、より製品性能が向上される。
【0025】また、ノズルより噴出される洗浄水が衝突
するとともに、開時における吹き上がり防止板の先端と
対向する本体内壁部分において、この本体内壁部分と吹
き上がり防止板と間に位置し空間を形成するピースを設
けたことより、洗浄空間内の動圧および静圧が空間によ
り大きくなり吹き上がり防止板の揚力を大きくし、より
製品性能が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す内部透斜視図であ
る。
【図2】この発明の実施例1を示す断面図である。
【図3】この発明の実施例2を示す断面図である。
【図4】この発明の実施例3を示す断面図である。
【図5】この発明の実施例4を示す断面図である。
【図6】従来の洗浄装置を示す内部透斜視図である。
【符号の説明】
10 本体 11 開口 12 洗浄空間 13 ノズル 17 吹き上がり防止板 18 回動部 20 係止用突部 30 本体内壁部分 40 ピース 41 空間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄すべき被洗浄物を出し入れできる開
    口を有し、この開口に連通する洗浄空間が内部に形成さ
    れた本体と、上記被洗浄物を洗浄するよう上記洗浄空間
    に洗浄水を噴出するノズルとを備えたものにおいて、上
    記洗浄空間に一端に回動部を設け、他端がこの回動部を
    軸として上下に可動する吹き上がり防止板を設けたこと
    を特徴とする洗浄装置。
  2. 【請求項2】 本体内壁に吹き上がり防止板の停止用突
    部を設けたことを特徴とする請求項1記載の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 ノズルより噴出される洗浄水が衝突する
    とともに、開時における吹き上がり防止板の先端と対向
    する本体内壁部分の本体面積を開口の面積より大きくし
    たことを特徴とする請求項2記載の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 ノズルより噴出される洗浄水が衝突する
    とともに、開時における吹き上がり防止板の先端と対向
    する本体内壁部分において、この本体内壁部分と上記吹
    き上がり防止板と間に位置し空間を形成するピースを設
    けたことを特徴とする請求項2記載の洗浄装置。
JP8734093A 1993-04-14 1993-04-14 洗浄装置 Expired - Lifetime JP2903936B2 (ja)

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