JPH06296444A - 海老の養殖方法 - Google Patents
海老の養殖方法Info
- Publication number
- JPH06296444A JPH06296444A JP5108817A JP10881793A JPH06296444A JP H06296444 A JPH06296444 A JP H06296444A JP 5108817 A JP5108817 A JP 5108817A JP 10881793 A JP10881793 A JP 10881793A JP H06296444 A JPH06296444 A JP H06296444A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shrimps
- shrimp
- culture
- aqueous solution
- aquaculture pond
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 車海老や大正海老等の食用海老を効率的に養
殖する方法を提供することにある。 【構成】 地面を掘って作られた養殖池に海水を継続的
に流入させ、該養殖池に稚海老を放って養殖すると共
に、養殖池の貯水量約２５m3につき、本原液の２００倍
水溶液１l の割合で、約１週間から１０日間の間隔で散
布することにより行われる。 【効果】 本原液の希釈水溶液の散布により、養殖池中
のプランクトンを繁殖させて海水中の酸素を補給させる
と共に、海老の餌となるプランクトンを繁殖させること
ができるため、海老の餌を継続的に供給でき、かつ海老
を継続的に効率よく養殖できる。
殖する方法を提供することにある。 【構成】 地面を掘って作られた養殖池に海水を継続的
に流入させ、該養殖池に稚海老を放って養殖すると共
に、養殖池の貯水量約２５m3につき、本原液の２００倍
水溶液１l の割合で、約１週間から１０日間の間隔で散
布することにより行われる。 【効果】 本原液の希釈水溶液の散布により、養殖池中
のプランクトンを繁殖させて海水中の酸素を補給させる
と共に、海老の餌となるプランクトンを繁殖させること
ができるため、海老の餌を継続的に供給でき、かつ海老
を継続的に効率よく養殖できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車海老や大正海老等の
食用海老を効率的に養殖するための方法に関するもので
ある。
食用海老を効率的に養殖するための方法に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術】近年、特に台湾における海老の養殖は、
地面を掘って作られた養殖池に海水を継続的に流入さ
せ、該養殖池に稚海老を放って養殖することで、限られ
た場所で多量の海老を養殖することに成功している。し
かしながら、最近になって海老の収穫率が激減してお
り、場合によっては収穫率「０」の養殖池まで生じてお
り、養殖家にとって死活問題にまで波及しているのが実
状である。
地面を掘って作られた養殖池に海水を継続的に流入さ
せ、該養殖池に稚海老を放って養殖することで、限られ
た場所で多量の海老を養殖することに成功している。し
かしながら、最近になって海老の収穫率が激減してお
り、場合によっては収穫率「０」の養殖池まで生じてお
り、養殖家にとって死活問題にまで波及しているのが実
状である。
【０００３】この収穫率が激減または「０」となった養
殖池の水質を調べてみると、プランクトンも住めない状
態であった。そのため、極めて清浄な海水となり、海老
の成育に必要な餌を供給できないことが原因であること
が分かった。一方、この餌の不足を補うために、魚等を
擦り潰した餌を撒いて海老の養殖を行ったところ、食べ
残した餌の腐敗により海水が酸欠状態となり、海老は死
滅してしまった。
殖池の水質を調べてみると、プランクトンも住めない状
態であった。そのため、極めて清浄な海水となり、海老
の成育に必要な餌を供給できないことが原因であること
が分かった。一方、この餌の不足を補うために、魚等を
擦り潰した餌を撒いて海老の養殖を行ったところ、食べ
残した餌の腐敗により海水が酸欠状態となり、海老は死
滅してしまった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、養殖池中の
プランクトンの繁殖を助けることによって、養殖池の状
態を良好に保持し、海老を継続的に効率よく養殖するこ
との出来る方法を提供しようとするものである。
プランクトンの繁殖を助けることによって、養殖池の状
態を良好に保持し、海老を継続的に効率よく養殖するこ
との出来る方法を提供しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明による海老の養殖
方法は、地面を掘って作られた養殖池に海水を継続的に
流入させ、該養殖池に稚海老を放って養殖すると共に、
養殖池の貯水量約２５m3につき、本原液の２００倍水溶
液１l の割合で、約１週間から１０日間の間隔で散布す
ることにより行われる。
方法は、地面を掘って作られた養殖池に海水を継続的に
流入させ、該養殖池に稚海老を放って養殖すると共に、
養殖池の貯水量約２５m3につき、本原液の２００倍水溶
液１l の割合で、約１週間から１０日間の間隔で散布す
ることにより行われる。
【０００６】本発明による海老の養殖方法では、雨が降
りだす前および／または長期の雨降りにおけるその途中
および／または雨上がりにも、前記本原液の希釈水溶液
の散布を行うのが望ましい。
りだす前および／または長期の雨降りにおけるその途中
および／または雨上がりにも、前記本原液の希釈水溶液
の散布を行うのが望ましい。
【０００７】
【作用】生物学的或いは生化学的に解明されてはいない
が、本原液の希釈水溶液を養殖池に散布することによ
り、養殖池を形作っている土の土壌改良が行われ、それ
により、この土壌改良された土からの栄養補給により、
養殖池中にプランクトンが繁殖して海水中の酸素を補給
すると共に、海老の餌となるプランクトンが繁殖するた
め、海老を継続的に養殖できる環境を維持すると考察さ
れる。
が、本原液の希釈水溶液を養殖池に散布することによ
り、養殖池を形作っている土の土壌改良が行われ、それ
により、この土壌改良された土からの栄養補給により、
養殖池中にプランクトンが繁殖して海水中の酸素を補給
すると共に、海老の餌となるプランクトンが繁殖するた
め、海老を継続的に養殖できる環境を維持すると考察さ
れる。
【０００８】
【実施例】本発明の実施例に用いられる原液（以下、
「本原液」と云う。）は、大根、人蔘等の野菜、林檎、
蜜柑等の果実、および大葉子、アロエ等の野草のような
植物を複数種混合して発酵させ、その発酵物から抽出し
たエキスであり、次のような組成および特性を有するも
のである。
「本原液」と云う。）は、大根、人蔘等の野菜、林檎、
蜜柑等の果実、および大葉子、アロエ等の野草のような
植物を複数種混合して発酵させ、その発酵物から抽出し
たエキスであり、次のような組成および特性を有するも
のである。
【０００９】《本溶液の組成および特性》 糖 質 ５６.８％ 蛋 白 質 ０.２％ 灰 分 ０.２％ 水 分 ４２.８％ 酵 母 数 ４０／g 乳 酸 菌 数 ８０〜１００／g pＨ ３.２
【００１０】約２５０m3の海水を貯水する第１〜第４の
養殖池を掘り、海水を汲み上げて継続的に流し込み、各
養殖池に３０００匹の稚海老を放って養殖した。
養殖池を掘り、海水を汲み上げて継続的に流し込み、各
養殖池に３０００匹の稚海老を放って養殖した。
【００１１】第１養殖池には本原液の２００倍水溶液４
l を１週間に１回散布し、第２養殖池には本原液の２０
０倍水溶液５l を１週間に１回散布し、第３養殖池には
本原液の２００倍水溶液６l を１週間に１回散布した。
比較のために、第４養殖池への本原液の散布は行わず、
８ヶ月後における各養殖池における成海老の収穫量を比
較したところ、表２に示すような結果を得た。
l を１週間に１回散布し、第２養殖池には本原液の２０
０倍水溶液５l を１週間に１回散布し、第３養殖池には
本原液の２００倍水溶液６l を１週間に１回散布した。
比較のために、第４養殖池への本原液の散布は行わず、
８ヶ月後における各養殖池における成海老の収穫量を比
較したところ、表２に示すような結果を得た。
【００１２】
【００１３】この１回目の養殖後、引き続き同じ条件
で、海老の養殖を継続して行った。この各回における各
養殖池の成海老の収穫量および収穫率は表３に示す通り
であった。
で、海老の養殖を継続して行った。この各回における各
養殖池の成海老の収穫量および収穫率は表３に示す通り
であった。
【００１４】
【００１５】これらの結果から、本原液を使用しない第
４養殖池の場合、回を追う毎に海老の収穫率は減少し、
５回目の養殖では収穫率が半減してしまうのに対し、本
原液を使用した第１、第２および第３養殖池の場合、少
なくとも９割の収穫量を得られることが判明した。ま
た、第１養殖池の場合、僅少ではあるが、回を追う毎に
海老の収穫率が低減するのに対し、第２および第３養殖
池の場合、ほぼ１００％に近い収穫率を維持することも
判明した。
４養殖池の場合、回を追う毎に海老の収穫率は減少し、
５回目の養殖では収穫率が半減してしまうのに対し、本
原液を使用した第１、第２および第３養殖池の場合、少
なくとも９割の収穫量を得られることが判明した。ま
た、第１養殖池の場合、僅少ではあるが、回を追う毎に
海老の収穫率が低減するのに対し、第２および第３養殖
池の場合、ほぼ１００％に近い収穫率を維持することも
判明した。
【００１６】第２および第３養殖池における各回の収穫
量の差は、稚海老の個体差により生じたと考えらる。一
方、各養殖池における稚海老の繁殖は、前記実験例後、
そのまま稚海老を放すことなく定期的に収穫を行った結
果から、第１養殖池では２５００〜３０００匹程度、第
２および第３養殖池では３５００〜４０００匹程度が産
まれていると推測される。これに対し、本原液を用いな
い第４養殖池の場合、継続して養殖を行うと最終的に収
穫率が０％になってしまうことから、経年的に稚海老の
繁殖は減少すると推測される。
量の差は、稚海老の個体差により生じたと考えらる。一
方、各養殖池における稚海老の繁殖は、前記実験例後、
そのまま稚海老を放すことなく定期的に収穫を行った結
果から、第１養殖池では２５００〜３０００匹程度、第
２および第３養殖池では３５００〜４０００匹程度が産
まれていると推測される。これに対し、本原液を用いな
い第４養殖池の場合、継続して養殖を行うと最終的に収
穫率が０％になってしまうことから、経年的に稚海老の
繁殖は減少すると推測される。
【００１７】養殖期間中の天候の変化に対しては、雨が
降りだす前に本原液の希釈水溶液を養殖池に散布してお
くのが望ましく、また、長期の雨降りに対しては、その
途中および雨上がりに本原液の希釈水溶液を散布するの
が望ましい。これにより、雨による流出分の補給が行わ
れることになる。
降りだす前に本原液の希釈水溶液を養殖池に散布してお
くのが望ましく、また、長期の雨降りに対しては、その
途中および雨上がりに本原液の希釈水溶液を散布するの
が望ましい。これにより、雨による流出分の補給が行わ
れることになる。
【００１８】
【発明の効果】本発明によれば、本原液の希釈水溶液を
養殖池に散布することにより、養殖池中のプランクトン
を繁殖させて海水中の酸素を補給すると共に、海老の餌
となるプランクトンを繁殖させることができるため、海
老の餌を継続的に供給でき、かつ海老を継続的に効率よ
く養殖できるものである。
養殖池に散布することにより、養殖池中のプランクトン
を繁殖させて海水中の酸素を補給すると共に、海老の餌
となるプランクトンを繁殖させることができるため、海
老の餌を継続的に供給でき、かつ海老を継続的に効率よ
く養殖できるものである。
【００１９】また、定期的な本原液の希釈水溶液の散布
に加え、雨降りの前後やその最中にも散布を行うことに
より、雨で流出されて効果を発揮できなくなるのを回避
することができるものである。
に加え、雨降りの前後やその最中にも散布を行うことに
より、雨で流出されて効果を発揮できなくなるのを回避
することができるものである。
Claims (2)
- 【請求項１】 地面を掘って作られた養殖池に海水を継
続的に流入させ、該養殖池に稚海老を放って養殖すると
共に、養殖池の貯水量約２５m3につき、本原液の２００
倍水溶液１l の割合で、約１週間から１０日間の間隔で
散布することを特徴とする海老の養殖方法。 - 【請求項２】 前記本原液の希釈水溶液の散布は、雨が
降りだす前および／または長期の雨降りにおけるその途
中および／または雨上がりにも行うことを特徴とする請
求項１記載の海老の養殖方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5108817A JPH06296444A (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 海老の養殖方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5108817A JPH06296444A (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 海老の養殖方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06296444A true JPH06296444A (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=14494271
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5108817A Pending JPH06296444A (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 海老の養殖方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06296444A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102986563A (zh) * | 2012-09-13 | 2013-03-27 | 中国水产科学研究院南海水产研究所 | 一种对虾养殖池塘网箱生态伴养投食性鱼类的方法 |
| CN103461246A (zh) * | 2013-09-23 | 2013-12-25 | 中国长江三峡集团公司中华鲟研究所 | 岩原鲤苗种生态池塘培育方法 |
| CN104067970A (zh) * | 2014-07-15 | 2014-10-01 | 句容市福源水产品养殖场 | 一种小龙虾的养殖方法 |
| CN104621024A (zh) * | 2015-03-17 | 2015-05-20 | 天津渤海水产研究所 | 一种南美白对虾反季节工厂化养殖的方法 |
| CN105028262A (zh) * | 2015-06-18 | 2015-11-11 | 广东海洋大学 | 一种南美白对虾半同胞家系构建方法 |
| CN110583558A (zh) * | 2019-10-22 | 2019-12-20 | 陕西壹加壹农业科技发展有限公司 | 一种用于南美白对虾养殖的池塘内淡化装置及其使用方法 |
| CN113875662A (zh) * | 2021-11-06 | 2022-01-04 | 唐山市曹妃甸区会达水产养殖有限公司 | 一种中国对虾和日本对虾池塘轮养方法 |
| KR102475512B1 (ko) * | 2022-05-19 | 2022-12-09 | 전라북도 | 새뱅이 성숙 유도방법 |
| KR102475503B1 (ko) * | 2022-05-19 | 2022-12-09 | 전라북도 | 새뱅이 수확방법 |
| KR102475502B1 (ko) * | 2022-05-19 | 2022-12-09 | 전라북도 | 새뱅이 선택적 선별장치 및 선별방법 |
-
1993
- 1993-04-13 JP JP5108817A patent/JPH06296444A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102986563A (zh) * | 2012-09-13 | 2013-03-27 | 中国水产科学研究院南海水产研究所 | 一种对虾养殖池塘网箱生态伴养投食性鱼类的方法 |
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| CN104621024A (zh) * | 2015-03-17 | 2015-05-20 | 天津渤海水产研究所 | 一种南美白对虾反季节工厂化养殖的方法 |
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| CN110583558A (zh) * | 2019-10-22 | 2019-12-20 | 陕西壹加壹农业科技发展有限公司 | 一种用于南美白对虾养殖的池塘内淡化装置及其使用方法 |
| CN113875662A (zh) * | 2021-11-06 | 2022-01-04 | 唐山市曹妃甸区会达水产养殖有限公司 | 一种中国对虾和日本对虾池塘轮养方法 |
| KR102475512B1 (ko) * | 2022-05-19 | 2022-12-09 | 전라북도 | 새뱅이 성숙 유도방법 |
| KR102475503B1 (ko) * | 2022-05-19 | 2022-12-09 | 전라북도 | 새뱅이 수확방법 |
| KR102475502B1 (ko) * | 2022-05-19 | 2022-12-09 | 전라북도 | 새뱅이 선택적 선별장치 및 선별방법 |
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