JPH06295349A - 画像の画素セットに対してガウス型の再帰的演算を行う方法および装置 - Google Patents

画像の画素セットに対してガウス型の再帰的演算を行う方法および装置

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JPH06295349A
JPH06295349A JP5343156A JP34315693A JPH06295349A JP H06295349 A JPH06295349 A JP H06295349A JP 5343156 A JP5343156 A JP 5343156A JP 34315693 A JP34315693 A JP 34315693A JP H06295349 A JPH06295349 A JP H06295349A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 処理時間を短縮し、容易に実施可能であり、
低分散の演算結果を得る方法および装置を提供するこ
と。 【構成】 画像の、電圧によりおのおの表されている画
素のセットに対してガウス型の再帰的演算とくに二次元
コンボリューション演算を行う方法および装置であっ
て、a)基準電位に接続されている第1の端子と、ネッ
トワークの複数のノードを構成し、かつ相互に電気絶縁
されている第2の端子とを有する、複数の第1のコンデ
ンサ(Cd)の端子に電圧を加え、b)ネットワークの
向きにおいてすぐ隣り合うノードを、第2の充電されて
いないコンデンサ(Cb)を介して、所定の時間一緒に
接続し、c)ネットワークのノードを相互にもう1度絶
縁し、第2のコンデンサを放電させ、d)上記b)〜
c)を繰り返し、e)ネットワークのノードに存在し、
コンボルブされた画像の画素を表す電圧を読出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般に画像コンボリュー
ションに関するものであり、とくに、ネットワーク中に
配置されて、ガウス型インパルス応答を行う、複数の基
本センサにより供給される複数のアナログ電圧により表
される画像のアナログ・コンボリューションを、再帰的
反復により行うことを可能にする新規な再帰的方法に関
するものである。
【0002】画像のガウス濾波により、とくに人工的な
ビジョンの分野において、数多くの実際的応用がもたら
される。
【0003】
【従来の技術】そのような濾波は、スカラビリティー
(scalability)および最適時空間場所のよ
うな、ある数の興味のある数学的特性を実際に示す。
【0004】ガウス濾波の詳細については、アメリカ合
衆国サンフランシスコ所在のフリーマン(Freema
n)により出版された、マー(D.Marr)著「ビジ
ョン(Vision)」を参照されたい。
【0005】そのようなガウス濾波を実行するために当
業者の知っている1つの方法は、画像センサの種々の基
本電圧に対してアナログ/デジタル変換を行い、それか
ら蓄積されている電圧に、数値計算により、ガウス・コ
ンボリューション・カーネルを適用することにある。し
かし、そのような数値処理は極めて長くかかり、動いて
いる画像の実時間処理には決して適さない。
【0006】数値解のそのような欠点を克服するため
に、センサ電圧自体に対してアナログ型ガウス濾波を並
列に行うことが既に試みられている。
【0007】この種の第1の既知の解は、センサの、と
くに二次元ネットワークとともに、抵抗ネットワークを
インストールすることにある。各抵抗はセンサ・ネット
ワークの2つの隣接するノードをネットワークの各向き
に接続する。アメリカ合衆国マサチューセッツ州ケンブ
リッジ(Cambridge)所在のエムアイティー・
プレス(MIT Press)により1986年に出版
された、ホーン(B.K.P.Horn)著「ロボット
・ビジョン(Robot Vision)」にはこの種
の抵抗ネットワークが詳しく記載されている。
【0008】しかし、そのような抵抗フィルタは指数型
の応答を生ずる。その指数型応答は低レベル・ビジョン
のある種の問題にはあまり適さないことが判明してい
る。とくに、インパルス応答は、下流側処理動作を制限
する微分できない中央ピークを示す。
【0009】ガウスを多少とも近似する応答を得る目的
で、いくつかの抵抗ネットワークを縦続接続すること
が、他の研究者により提案されている。しかし、この方
法は、極めて厳しい仕様のアナログ部品、とくに増幅器
を必要とするから、実施することは困難である。
【0010】別の既知の技術は、センサに充電されてい
る電圧がコンデンサの端子に加えられ、抵抗がネットワ
ークの向きに隣接するノードを接続するように構成され
ているRCネットワークを、アナログ・センサのネット
ワークとともに、用いることにある。アメリカ合衆国マ
サチューセッツ州ケンブリッジ所在のマサチューセッツ
工科大学電気工学およびコンピュ−タ・サイエンス学科
にナイト(T.Knight)により提出された博士論
文「オンチップ前処理による集積化された光センサの設
計(Design of an integrated
optical sensor with on−t
ip preprocessing)」はこの種のフィ
ルタの改良についてのものである。
【0011】この既知の回路の問題は、半導体基板上に
製造された抵抗の値が必然的に低いから、得られたガウ
ス・カーネルの分散(variance)が極めて急速
に大きくなるという事実にある。したがって、満足でき
るガウス応答(十分に低くて、正確に決定される分散)
を得るためには、極めて正確な短い時間が経過した後
で、ネットワークにおける電圧のサンプリングを行う必
要があるが、これを実際に行うことは困難である。
【0012】最後に、アナログ・コンボルバの分野にお
いて知られている別の解決法は、ゾーネッツァー(S.
F.Zornetzer)、デービス(J.C.Dav
is)、ラウ(C.Lau)、アカデミック・プレス
(Academic Press)により出版された、
コッホ(C.Koch)著「ニューラル・ネットワーク
および電子回路網入門(An Introductio
n to Neuraland Electronic
Networks)」に記載されているように二項コ
ンボルバにある。そのような回路は電極の慎重な分布を
介するセンサの種々のノードへの電荷の部分的な移動を
採用している。
【0013】しかし、その回路は二次元画像を容易には
処理できないことが欠点である。実際に、軸線の1つに
沿ってコンボリューションをまず行い、それから結果を
センサ自体とは独立しているアナログ・メモリに記憶
し、最後に他の軸線に沿ってコンボリューションを行
う。
【0014】この二項コンボルバでは合理的に低い分散
でガウスを得ることも困難である。最後に、とくに、こ
の技術により製造されたコンボルバは再帰的ではなく、
従ってスペクトル・エイリアシング(spectral
aliasing)という望ましくない現象を生ずる
ことになる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術のそ
れらの欠点を克服するためになされたものであって、処
理時間を短縮し、容易に実施可能であり、低分散の演算
結果を得る方法および装置を提供することを目的とする
ものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】そのために、画像の、電
圧によりおのおの表されている、画素のセットに対して
ガウス型の再帰的演算とくに二次元コンボリューション
演算を行う方法であって、 a)基準電位に接続されている第1の端子と、ネットワ
ークの複数のノードを構成し、かつ相互に電気絶縁され
ている第2の端子とを有する、複数の第1のコンデンサ
の端子に前記電圧を加える過程と、 b)ネットワークの向きにおいてすぐ隣り合うノード
を、第2の充電されていないコンデンサを介して、所定
の時間一緒に接続する過程と、 c)ネットワークのノードを相互にもう1度絶縁し、第
2のコンデンサを放電させる過程と、 d)過程b)〜c)を繰り返す過程と、 e)ネットワークのノードに存在し、コンボルブされた
画像の画素を表す電圧を読出す過程と、 を備えることを特徴とする画像の画素セットに対してガ
ウス型の再帰的演算を行う方法を本発明は提供するもの
である。
【0017】また、本発明は、共通基準電位に接続され
る第1の端子と、画像画素を表す電圧を受けることがで
きる第2の端子とを有する第1のコンデンサのネットワ
ークと、ネットワークの向きに従って各隣接する第1の
コンデンサ対にそれぞれ関連する第2のコンデンサのセ
ットと、第1の所定の期間中は、各第2のコンデンサの
端子を関連する第1のコンデンサの対の第2の端子に結
合でき、第1の所定の期間に続く第2の所定の期間中
は、前記第2の端子を第1のコンデンサの関連する対か
ら絶縁でき、かつ各第2のコンデンサの端子を一緒に短
絡できる制御される遮断器手段と、を組み合わせて備え
ることを特徴とする、上記方法を実施する装置にも関す
るものである。
【0018】
【作用】したがって、ガウスに非常に近いことがある応
答を有するコンボリューションが、超大規模半導体集積
回路で技術的に非常に簡単かつ容易に適所に置かれる手
段により作用を受ける。再帰的コンボリューションも作
用を受ける。それは、反復の数を選択することにより、
分散を非常に精密に制御することができる。
【0019】本発明のコンボルバは、ネットワークの次
元が十分に大きくて、反復の数が十分であると、ガウス
とみなすことができるインパルス応答を行う、熱伝導方
程式を解く特性を示す。
【0020】
【実施例】まず図1(a),(b)を参照する。それら
の図には、複数のいわゆる水平コンデンサCbと、複数
のいわゆる垂直コンデンサCdを含む一次元ネットワー
クが示されている。コンデンサCdの第1の端子の全て
は基準電位、とくにアース、に接続される。
【0021】ここで、コンデンサCdはそれの端子にお
いて、第1の時刻に、種々のアナログ電圧V 〜V
を示す、と仮定する。
【0022】各水平コンデンサCbは隣接する2個の垂
直コンデンサの第2の端子の間を延長する。水平コンデ
ンサCbの各端子と、垂直コンデンサCdの各第2の、
隣接する端子との間に、複数の2位置スイッチIがそれ
ぞれ設けられる。
【0023】適切な制御パルスの作用の下に、スイッチ
Iは図1(a)に示されている位置、または図1(b)
に示されている位置のいずれかをとることができる。
【0024】図1(a)の回路は次のように動作する。
休止状態(図1(a))の時は、垂直コンデンサCdの
第2の端子は絶縁され、電圧V 〜V が保存され
る。スイッチIは制御電圧を受ける。それらの制御電圧
はそれらのスイッチを図示の位置に置く。この位置にお
いては、各水平コンデンサに関連して設けられている短
絡リンクLにより、前記水平コンデンサを隣接するスイ
ッチIを介して完全に放電させる。
【0025】指定された時刻に、指定された時間だけ、
スイッチIを図1(b)に示されている位置に置くよう
に、制御信号がスイッチIに同時に加えられる。この状
態においては、垂直コンデンサに保持されている電荷は
等しくなろうとするから、電圧は指数法則に従って、水
平コンデンサを介して近くの垂直コンデンサへ向かっ
て、ネットワーク中へ拡散させられ、電圧V 〜V
はしだいに変化する。
【0026】時刻T+1の時にスイッチIが図1aの位
置へ戻ると、新しい電圧V T+1〜V T+1が垂直
コンデンサへ供給されて保持され、その間は、拡散中に
得た電荷を一掃するように、水平コンデンサのセットが
それ自体で短絡される。
【0027】次に、ネットワークにおける電圧を更新さ
せるために、新しい反復が上記のように行われる。
【0028】電圧V 〜V の拡散の長さは、抵抗
アナログ・ネットワークに類似するやり方で、コンデン
サCb、Cdの値の比により調整されることに注目され
るであろう。
【0029】コンデンサCbはネットワーク中の電荷転
送経路の役割を演ずるだけであること、および上記のよ
うに完全なサイクルの後では、それらのコンデンサにお
ける電荷の和は零であるから、コンデンサCdのセット
に充電されている初期電荷は保存されることが観察され
るであろう。とくに、これは、このネットワークの支援
により発生されたコンボリューション・カーネルの表面
積が、反復の数とは無関係に単一(unitary)で
あることを意味する。そのような特性は、とくに本発明
の特定の応用、すなわち、DOX型の濾波(ガウスの間
の差)、において不可欠である。
【0030】上記容量ネットワークは線形システムを構
成することにも注目されるであろう。したがって、それ
はそれのインパルス応答により十分に特徴づけることが
できる。
【0031】以下に、十分な数の反復の後で、図1
(a),(b)に示されているネットワークの応答を、
どのようにして、非常に良い近似で、ガウスに等しくで
きるかを証明する。
【0032】V で示されているネットワークのノー
ドにおける電圧で、下記の方程式(1)を各ノードにつ
いて書くことができる。
【0033】
【数1】 この同じ方程式は次の形で表すことができる。
【0034】
【数2】 熱伝導方程式は次の通りである。
【0035】
【数3】 式(2)は熱伝導方程式(3a)の絶対有限差近似(i
mplicit finite difference
approximation)であることが観察され
る。その熱伝導方程式においては、拡散係数Dはコンデ
ンサCdの値とコンデンサCbの値の比に等しい。
【0036】方程式(3a)のインパルス応答は周知の
ように、分散が次の式により与えられるガウスである。
【0037】
【数4】 数学的には、上記有限差方程式(2)は絶対に安定であ
る、すなわち、反復回数が増加するにつれて切り捨て誤
差が大きくなる傾向がある。
【0038】したがって、反復数が十分に大きくなる
と、図1(a),(b)の容量ネットワークが高い質の
ガウス・カーネルを提供することが証明される。
【0039】図2(a),(b)には、図1(a),
(b)のネットワークに類似するが、二次元であるネッ
トワークが示されている。
【0040】ネットワークの各ノードに存在する記号の
意味は図2(a)の左下に示されている。
【0041】水平コンデンサと、垂直コンデンサと、短
絡リンクと、制御スイッチとは同じ参照符号で示されて
いる。
【0042】動作は、図2により示されている位相中
に、ネットワークの両方向でノードへの電圧拡散が起き
ることを除き、図1(a),(b)の回路の動作に全く
類似する。
【0043】Vn,m が座標(n,m)のノードの電
圧を示すものとすると、上記方程式(1)に類似する電
荷方程式の保存を下記のように書き改めることができ
る。これは下の式(4)である。
【0044】
【数5】 以前の場合におけるように、この方程式は熱伝導方程式
の絶対有限差近似であるが、二次元表面におけるもので
ある。二次元における熱伝導方程式は下記の通りであ
る。
【0045】
【数6】 一次元ネットワークの場合におけるように、上の有限差
方程式(4)は絶対に安定である、すなわち、反復の数
が増加するにつれて切り捨て誤差が零になる傾向があ
る。
【0046】したがって、図2(a),(b)の容量ネ
ットワークは、反復の数が十分に大きくなると高い質の
ガウス・カーネルを供給することが同様に証明される。
【0047】この質を達成するための最少数の反復は数
値計算により決定することができる。これに関して、図
5の上の部分に(カーブ(a))反復の数の関数として
計算された応答の分散が示され、下の部分に(カーブ
(b))カーブ(a)に示されている計算された分散
と、正規化の後で式(4)から演繹された理論的な分散
との間の累積誤差が示されている。
【0048】反復の数が20(すなわち、一次元ネット
ワークの場合の2倍)を超えると、誤差は5%以下に減
少する。したがって、20回またはそれ以上の反復の場
合には、実際に得られるインパルス応答の分散は、良い
近似で、熱伝導方程式(5)から演繹される理論的な分
散とみなすことができる。
【0049】次に、C−MOS技術を用いる一次元容量
ネットワークのセルの1つの可能な特定の実施例を、図
3を参照して説明する。
【0050】垂直コンデンサCdの第1の端子が接地さ
れ、それの第2の端子は、図上右側に配置されている近
くのセルにMOSトランジスタQ1を介して接続される
とともに、水平コンデンサCbと別のMOSトランジス
タQ2の並列接続に接続される。この並列接続の第2の
端子は図上左側に配置されている近くのセルに接続され
る。
【0051】トランジスタQ1のゲートは、指定された
周波数のパルス列より成る制御信号S1を伝えるバスに
接続される。トランジスタQ2は同様な周波数のパルス
列より成り、信号S1のパルスの間に時間的に挿入され
る制御信号S2を伝えるバスに接続される。
【0052】休止相においては、[lacuna]は、
信号S1がパルスを供給しないような期間により定義さ
れる。全てのトランジスタQ1はディスエーブルにされ
て、ネットワークのノードは相互に絶縁される。
【0053】それらの期間の少なくともいくつかの間
は、信号S2によりパルスが各トランジスタQ2に供給
される。それは、コンデンサCbを放電させるように、
関連するコンデンサCbの端子を飽和させ、短絡する。
【0054】電圧拡散相においては、各トランジスタQ
2がディスエーブルにされ、各トランジスタQ1はある
期間中飽和させられる。
【0055】図4の回路はC−MOS技術による二次元
容量ネットワークの実施例を示すものである。
【0056】このネットワークの各セルC(i,j)は
ネットワークの1つのノードN(i,j)と、このノー
ドとアースの間の関連する垂直コンデンサCdを示す。
【0057】MOSトランジスタQ1、Q1′はノード
N(i,j)を、真上に配置されているノードN(i,
j−1)に関連するセルと、右側に配置されているノー
ドN(i+1,j)に関連するセルとに接続する。
【0058】ノードN(i,j)は、真下に配置されて
いるノードN(i,j+1)に関連するセルに、並列接
続されている垂直コンデンサCbとMOSトランジスタ
Q2を介して接続されるとともに、左側に配置されてい
るノードN(i−1,j)に関連するセルに、並列接続
されている水平コンデンサCdとMOSトランジスタQ
2′を介して接続される。
【0059】トランジスタQ1とQ1′はパルス信号S
1により制御され、トランジスタQ2とQ2′はパルス
信号S2により制御される。
【0060】この回路の動作は、電圧がネットワークの
両方向へ同時に拡散することを除き、図3の回路の動作
に類似する。
【0061】図3と図4の特定の実施例においては、必
要なスイッチング素子の数が最少にされることが観察さ
れるであろう。
【0062】更に、コンボルボすべき初期電圧のネット
ワークの種々のノードへのローディングは、従来の任意
のスイッチング技術により実行できることにも気がつく
であろう。同様に、反復後の新しい電圧の取り出しは適
切なスイッチング技術により行うことができる。
【0063】しかし、画像源がMOS画像形成器を構成
する光ダイオードのマトリックスで構成されるような場
合についてここで説明する。
【0064】この場合には、垂直コンデンサCdの代わ
りに光ダイオード自体が用いられる。その光ダイオード
の接合容量はそれらの光ダイオードが、光子を受けた後
で、前記垂直コンデンサと同じ役割を演ずるために十分
である。
【0065】上記のようにC−MOS技術を用いる2つ
の特定の実施例は、ダイナミックC−MOS回路の電流
障害、すなわち、電荷注入およびスイッチング・ノイズ
を示さないことを観察されるであろう。
【0066】電荷注入に関しては、いくつかの領域にお
いて、かつ、たとえば電荷領域と電圧領域において、ま
たは電荷領域および電流領域において、同時に機能する
時にのみその問題は起きる。本発明のC−MOSネット
ワークは電荷領域においてのみ機能するから、問題は存
在しない。
【0067】更に、通常は、スイッチング・ノイズは信
号の間の漏話から生じ、出力信号を常に標本化するよう
な回路においてとくに大きい困難をひき起こす。しか
し、本発明の回路においては、ノードにおける新しい電
圧は、クロック信号S1、S2を停止することにより標
本化することができる。言い換えると、反復相とサンプ
リング相(電圧の印加と取り出し)は交互に起きる。し
たがって、面倒なスイッチング・ノイズは存在しない。
【0068】図6は本発明に従って製作された原型回路
の応答を示す。48×48画素の回路をC−MOS技術
により製造した。光センサを、回路に集積化したC−M
OS光ダイオードの態様で製造した。元の画像と、コン
ボリューション後の画像を電流モードのアナログ走査器
で読み取った。走査器の出力端子に接続されている電流
/電圧変換器が情報を、オッシロスコープに加えられる
電圧Vに変換する。そのオッシロスコープは図6に示さ
れているものを回復した。
【0069】この図でいくつかの応答(カーブR1〜R
4)を観察することができる。各応答は異なる数の反復
に対応する(反復無しはカーブR1である)。クロック
信号の1つS1も観察される。
【0070】図6は予測結果、すなわち、反復の数が十
分になり、分散がしだいに増大する、疑似ガウスを得る
ことを確認するものである。
【0071】最後に、本発明の容量コンボルバは、それ
の再帰性のために、従来技術のあるものにおいて観察さ
れ、かつ小さい次元のコンボリューション・カーネルの
使用に関連するどのようなスペクトル・エイリアシング
現象も避けることを可能にすることが観察されるであろ
う。
【0072】本発明は、画像の仕上げと、ノイズの除
去、輪郭および動きの検出のような無数の分野に応用さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一次元アナログ・コンボリューション
のための回路を2つの異なる状態で表す図。
【図2】本発明の二次元アナログ・コンボリューション
のための回路を2つの異なる状態で表す図。
【図3】本発明の特定の実施例による一次元アナログ・
コンボリューションのための回路のセルを表す図。
【図4】本発明の特定の実施例による二次元アナログ・
コンボリューションのための回路のセルを表す図。
【図5】完全なガウスと比較して、得た応答のいくつか
の特性をグラフ的に示す線図。
【図6】得た複数の応答を行われた反復の数の関数とし
てグラフ的に示す線図。
【符号の説明】
Cd 垂直コンデンサ Cb 水平コンデンサ I スイッチ L 短絡リンク Q C−MOSトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヤン、ニ フランス国レ、ジュリ、アブニュ、シャ ン、ラスニエ、8、トゥール、メ(番地な し) (72)発明者 フランシス、ドゥボ フランス国ラ、ビル、ジュ、ボワ、リュ、 デュ、ビユー、シュマン、ド、モンレリ ー、20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像の、電圧によりおのおの表されている
    画素のセットに対してガウス型の再帰的演算とくに二次
    元コンボリューション演算を行う方法であって、 a)基準電位に接続されている第1の端子と、ネットワ
    ークの複数のノード(N(i,j))を構成し、かつ相
    互に電気絶縁されている第2の端子とを有する、複数の
    第1のコンデンサ(Cd)の端子に前記電圧を加える過
    程と、 b)ネットワークの向きにおいてすぐ隣り合うノード
    を、第2の充電されていないコンデンサ(Cb)を介し
    て、所定の時間一緒に接続する過程と、 c)ネットワークのノードを相互にもう1度絶縁し、第
    2のコンデンサを放電させる過程と、 d)過程b)〜c)を繰り返す過程と、 e)ネットワークのノードに存在し、コンボルブされた
    画像の画素を表す電圧を読出す過程と、 を備えることを特徴とする画像の画素セットに対してガ
    ウス型の再帰的演算を行う方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法において、各第2のコ
    ンデンサ(Cb)の端子に接続され、かつ第1の関連す
    るコンデンサ(Cd)の第2の端子または第2の関連す
    るコンデンサに関連する短絡リンク(L)に選択的に接
    続されるスイッチング手段(I)に制御パルスを加える
    ことにより過程b)とc)を行うことを特徴とする方
    法。
  3. 【請求項3】共通基準電位に接続される第1の端子と、
    画像画素を表す電圧を受けることができる第2の端子と
    を有する第1のコンデンサ(Cd)のネットワークと、 ネットワークの向きに従って各隣接する第1のコンデン
    サ対にそれぞれ関連する第2のコンデンサ(Cb)のセ
    ットと、 第1の所定の期間中は、各第2のコンデンサ(Cd)の
    端子を関連する第1のコンデンサ(Cd)の対の第2の
    端子に結合でき、第1の所定の期間に続く第2の所定の
    期間中は、前記第2の端子を第1のコンデンサの関連す
    る対から絶縁でき、かつ各第2のコンデンサ(Cb)の
    端子を一緒に短絡できる制御される遮断器手段(Q1、
    Q2;Q1、Q1′、Q2、Q2′)と、を組み合わせ
    て備えることを特徴とする請求項1記載の方法を実施す
    る装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の装置において、第1のコン
    デンサは光ダイオードの接合容量により構成され、前記
    光ダイオードは、前記画像を構成する光子を受けたこと
    に応答して、画像画素を表す前記電圧を発生できること
    を特徴とする装置。
  5. 【請求項5】請求項3または4記載の装置において、制
    御される遮断器手段は、第2の関連するコンデンサにお
    のおの直列接続される第1の制御される遮断器(Q1、
    Q1′)と、第2の関連するコンデンサにおのおの並列
    接続される第2の制御される遮断器(Q2、Q2′)と
    を備えることを特徴とする装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の装置において、前記第1の
    遮断器(Q1、Q1′)を前記第1の期間の間閉じるた
    めの第1のパルスを発生し、前記第2の遮断器(Q2、
    Q2′)を前記第2の期間の間閉じるための第2のパル
    スを発生するパルス発生手段が更に設けられることを特
    徴とする装置。
  7. 【請求項7】請求項5または6記載の装置において、第
    1のコンデンサと第2のコンデンサおよび第1の遮断器
    と第2の遮断器は、同じ半導体基板上にC−MOS技術
    で製造されることを特徴とする装置。
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