JPH06295329A - 移動体の画像処理装置 - Google Patents

移動体の画像処理装置

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JPH06295329A
JPH06295329A JP5105144A JP10514493A JPH06295329A JP H06295329 A JPH06295329 A JP H06295329A JP 5105144 A JP5105144 A JP 5105144A JP 10514493 A JP10514493 A JP 10514493A JP H06295329 A JPH06295329 A JP H06295329A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の走行状況に応じて必要な画像処理ので
きるシステムを簡単に構成してコストを下げる。 【構成】 走行状況検出装置56は速度検出装置55の
出力を基に、高速モードや低速モードなど走行モードを
決定する。選択順位付与部54は、各々の走行モードに
必要な画像処理を選択し、選択した画像処理に優先順位
をつけて記憶装置57から処理プログラムを読み出し、
画像処理部53へ送る。画像処理部では、入力画像選択
装置52で選択したTVカメラ51からの画像を処理プ
ログラムに従って画像処理する。警報装置58は、画像
処理の結果、例えば標識が検出されたら検出ブザーを鳴
らし、レーンからの逸脱を検出したら警報ブザーを鳴ら
す。これにより、画像処理部53が複数の処理に有効に
使用され、システムの冗長をなくすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば車両など移
動体の画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の移動体の画像処理装置としては、
たとえば、特開平3−194669号公報に開示された
ものがある(以下、第1従来例という)。これは、車両
に取り付けられた撮像手段で撮像された画像情報のうち
車線端が含まれるべき所定の領域を決定し、その領域に
おける明度分布をフイルタで強調して、この強調された
明度分布に基づき車線端を検出することにより、処理効
率を向上させようとするものである。
【0003】この目的を達成するために、車両に取り付
けられたカメラによって進行方向前方の画像を入力し画
像上に設定された所定領域内に車線端が存在する場合に
は、フイルタ出力がその車線端が存在する部分で突出値
を示し、車線端がない場合にはフイルタ出力は小さい値
を出力するようにして、フイルタ出力を適切なしきい値
でスライスし、前記領域内の車線端の有無を判定する。
この判定の結果、車線端がないと判定された場合には、
車両と車線端との相対関係に通報すべき変化が生じたも
のと判断して、警報出力部から警報を出し、運転者に注
意を促すようにしている。
【0004】また、特開平3−260813号公報(以
下、第2従来例という)には、所定時間を挟んだ入力画
像間で対象物体の重心位置変化と面積変化とに基づい
て、対象物体の相対移動を認識することにより、識別対
象の移動量をコストの低減と処理時間の短縮とを両立さ
せた上で認識可能にすることを目的とした環境認識装置
が開示されている。
【0005】この環境認識装置は、入力画像内で認識対
象の物体の面積を算出し、所定時間を挟んだ入力画像間
で面積の変化を算出する手段と、対象物体の重心位置を
算出し、所定時間挟んだ入力画像間で重心位置の変化を
算出する手段とを備えている。また、これらの重心位置
変化と、面積変化とに基づいて対象物体の相対移動を認
識する手段を備えている。つまり、移動体と自車とを結
ぶ方向の変位は面積変化により直交する方向の変位は重
心位置の変化により計算できるようにする。移動体の画
像の面積および重心位置は簡単かつ高速に得られるか
ら、これにより、移動体の変位をある程度の精度で高速
かつ簡単に得ることができる。
【0006】さらに、特開平2−157998号公報
(以下、第3従来例という)には、主要交差点の地名標
識を読み取って絶対位置を直接現地で把握することによ
り、運転者が常に現在位置を高精度に把握できるように
することを目的としたナビゲ−ション装置が開示されて
いる。
【0007】この第3従来例のナビゲ−ション装置の場
合では、移動体に搭載したテレビカメラにより、交差点
にさしかかった移動体上から地名標識を撮像し、その画
像情報を画像処理情報装置に入力し、それにより画像情
報処理装置が信号機のパタ−ンを抽出し、次に、その周
辺の地名照合装置に入力して、地名情報記憶装置に記憶
されている主要交差点の地名情報と照合される。地名照
合装置では、まず、相対位置認識装置から得られる現在
位置周辺の地名を優先して、地名情報記憶装置に記憶さ
れた地名と照合する。その照合を行った後、その地名に
対応する絶対位置を同じく地名情報記憶装置から出力し
て、相対位置認識装置から得られる現在位置周辺の地名
を校正する。これにより、運転者が道路経路などの情報
を正確に知ることができるようにしている。
【0008】
【発明が解決しょうとする課題】しかしながら、上記第
1の従来例の場合、車両制御のためには入力された車線
端画像に対する画像処理については高速演算が必要であ
るが、車線端、例えば道路白線の検出それ自体は前方1
0m位まで一度に検出できるので、演算すべき画像の周
期は必ずしもビデオレ−トである必要はない。しかし、
画像処理装置が空いている時間には、他の処理に切り換
えてその画像処理装置を利用することは行われておら
ず、他の画像処理を行う場合、別の画像処理装置を搭載
する等の手段を講じなければならない。したがって、シ
ステムが冗長になり、また、コストも高くなるという問
題点があった。
【0009】そして第2従来例および第3従来例の場合
も同様に、画像処理の処理手段を他の画像処理を行うた
めの兼用としていないため、他の画像処理を行う場合に
は、別の画像処理装置を搭載する必要があり、システム
の冗長とコスト高が免れない。
【0010】このように、従来の移動体の画像処理装置
にあっては、処理に優先順位を設定することができない
ため、走行時に必要な処理が多くなると、全ての処理を
行うためには、高速処理の可能な画像処理装置でないと
処理が間に合わないという問題点があった。また、対策
として事前に処理の順序を設定することが考えられる
が、走行状況が変わると設定しておいた処理だけでは不
十分な状況が発生することがあるという問題点がある。
したがって本発明は、このような従来の問題点に着目
し、同一の装置を用いて移動体の走行状況に応じた優先
順位にしたがって、必要な画像処理を順次行えるように
して、システムの冗長をなくするとともに、コストの低
減化を期することができる、移動体の画像処理装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は図1に示すように、移動体に搭載され走
行路の画像を入力する入力手段31と、この入力手段で
入力された画像を処理するための複数の処理プログラム
を記憶しておく記憶装置32と、移動体の走行状況を検
出する状況検出手段33と、この状況検出手段の検出結
果をもとに、必要な画像処理を選択し、選択した画像処
理に優先順位をつけて、記憶装置32に記憶されている
処理プログラムを読み出し、また画像処理に必要な画像
を選択する選択順位付与手段34と、前記の入力手段3
1で入力された画像を画像選択順位付与手段34で選択
された処理プログラムで処理する画像処理手段35と、
この画像処理手段35による画像処理結果を基に制御さ
れ作動する制御作動装置36とを有するものとした。
【0012】
【作用】この発明によれば、走行状況に応じて必要な画
像処理が選択され、選択した画像処理に優先順位が付け
られるので、記憶装置にあらかじめ記憶された処理プロ
グラムは、画像処理の優先順に読み出され、画像処理手
段では、優先順位の順番に画像処理が行われる。
【0013】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
2および図3は、本発明の第一の実施例を示す図であ
る。まず構成を図2のブロック図により説明する。 予
防安全車両50には、画像を入力する入力手段としての
テレビカメラ(以下、TVカメラと呼ぶ)51が搭載さ
れている。TVカメラは予防安全車両50の走行路を撮
像し、画像情報を入力画像選択装置52に出力する。
【0014】入力画像選択装置52は、選択順位付与部
54からの指令によりTVカメラ51で撮像した画像情
報から画像処理する画像情報を選択して画像処理部53
に出力する。なお、選択順位付与部54と入力画像選択
装置52とで発明の選択順位付与手段34が構成され
る。画像処理部53では後述するように選択順位付与部
54から送信された処理プログラムに基づいて画像の処
理を行う。
【0015】次に、処理プログラムに関係する構成部分
を説明する。速度検出装置55は、例えばロータリエン
コーダを使用して、左右後輪タイヤの回転数を測定し、
単位時間内の移動距離を測定することにより走行速度を
検出する。そして、速度検出装置55からの走行速度信
号を基に、走行状況検出装置56において、現在の走行
状況が例えば60Km/hより速い高速走行か、60K
m/hより遅い中低速走行であるかを判断し、走行モー
ドを高速走行であれば高速モードとし中低速走行であれ
ば低速モードと決めて選択順位付与部54に出力する。
なお、速度検出装置55および走行状況検出装置56
により発明の走行状況を検出する状況検出手段33が構
成されている。
【0016】選択順位付与部54は、走行状況検出装置
56からの走行モード信号に基づいて、必要な画像処理
を選択し、選択した画像処理に優先順位をつける。そし
て、画像処理部53での画像処理に必要な処理プログラ
ムを記憶装置57から読み出し、画像処理部53へ出力
する。記憶装置57には、画像処理部53での画像情報
の画像処理に必要な各種の処理プログラムが記憶されて
おり、選択順位付与部54からの指令で選択順位付与部
54へ記憶した処理プログラムを出力する。
【0017】画像処理部53は、前述のように、入力画
像選択装置52で選択したTVカメラ51からの画像情
報を、選択順位付与部54から送られた処理プログラム
に基づいて処理し、警報装置58に出力する。警報装置
58には、状況に対応した装置が備えられており、画像
処理部53から送られた処理結果を基に、例えば標識が
検出されたときは検出ブザーを鳴らし、また走行レーン
からの逸脱を検出したときには警報ブザーを鳴らす。
【0018】次に、上記構成における作動の流れを図3
のフローチャートにより説明する。作動のステップは、
大きく、速度検出装置55における速度検出のステップ
群201、走行状況検出装置56における走行状況検出
のステップ群202、選択順位付与部54における走行
状況に応じて必要な画像処理を選択し、選択した画像処
理に優先順位を付与するステップ群203、画像処理部
53における画像処理のステップ群204、および警報
装置57における警報判断のステップ205に分けられ
る。
【0019】次に、これらステップ群中の各ステップを
順を追って説明する。 本装置がスタートすると、まず
ステップ301で両後輪に取り付けられたロータリエン
コーダによって左右後輪タイヤの回転数の測定が行なわ
れ、ステップ302で、走行速度が算出される。速度検
出装置55での走行速度の算出は、単位時間dt(例え
ば100ms)内の右タイヤの回転数round_Rと
左タイヤの回転数round_Lから次式で算出され
る。 V={(round_R+round_L)×tire
_L}/(2×dt) ただし、tire_Lはタイヤの外周長である。
【0020】走行状況検出装置56では、速度検出装置
55で検出された走行速度を基に、現在の走行状態を決
定する。すなわち、ステップ303では、ステップ30
2で算出された車速が60Km/hより大きいか否かが
判断され、大きければステップ304へ進み、走行モー
ドを高速モードとする。車速が60Km/hより小さけ
ればステップ305へ進み走行モードを低速モードとす
る。
【0021】選択順位付与部54では、走行状況検出装
置56でのステップ304またはステップ305で決定
されたモードに基づいて、必要な画像処理と、その画像
処理の優先順位が決定される。すなわち、ステップ30
6において、走行モードが高速モードか低速モードかが
チェックされ、高速モードであれば、ステップ307へ
進み、低速モードであればステップ308へ進む。ステ
ップ307では、高速モードに必要な画像処理を選択
し、選択した画像処理に優先順位をつけて、その優先順
位の順番に記憶装置57から高速モード時の画像処理に
必要な処理プログラムが読み出され、画像処理部へ送出
される。高速モードに必要な画像処理およびその優先順
位は、車両が60Km/hより速い高速で走行している
ことを勘案し、1)レーン検出、2)障害物認識、3)
案内標識認識とされている。
【0022】ステップ308では、低速モードの画像処
理に必要な画像処理を選択し、画像処理に優先順位をつ
けて、記憶装置57から低速モード時の画像処理に必要
な処理プログラムが読み出され、画像処理部へ送出され
る。低速モードに必要な画像処理とその優先順位は、
1)規制標識認識、2)障害物認識、3)案内標識認
識、4)レーン検出となっている。なお、記憶装置57
には、画像処理に必要な処理プログラムが、例えばレー
ン検出処理にはレーン検出処理プログラムの如く、各画
像処理毎に記憶されている。
【0023】ステップ307および308のあと、ステ
ップ309へ進む。 ステップ309では、画像処理部
53において、TVカメラ51で撮影され入力画像選択
装置52で選択された車両前方の道路画像が入力され、
ステップ310において、この道路画像を対象として、
選択順位付与部54から送られた処理プログラムに従っ
て、画像処理が行なわれる。警報装置58では、ステッ
プ205において、ステップ310から送られた処理結
果を判断して、例えば標識が検出されたら検出ブザーを
鳴らし、レーンからの逸脱を検出したら警報ブザーを鳴
らす。
【0024】以上本実施例によれば、走行状況に応じて
必要な画像処理を選択し、かつ選択した画像処理に優先
順位を付け、その優先順位に従って画像処理を行うの
で、安価にシステムを構築することができる。なお、上
記実施例においては、速度検出装置55で検出した車速
を基に走行モードを決めているが、速度検出装置の代り
にナビゲーション装置を用いて、現在の走行位置が高速
道路上か否かを判断するようにして、高速道路上と判断
されるときは高速モードと決定し、それ以外の場合を低
速モードとしてもよい。
【0025】図4には、本発明の第2の実施例を示す。
この実施例は、第1の実施例の構成に加え、さらに図
示省略した雨滴検出センサと照度検出センサとを設け、
走行モードを高速モード、低速モードおよび雨天・夜間
モードの3モードとしたものである。図4はとくに図3
におけるステップ群202、203に代えてその特徴部
分となるフローチャート上の走行状況検出ステップ群4
02および処理選択ステップ群403を示す。
【0026】まずステップ503では、雨滴検出センサ
で雨滴が検出されるか否か、あるいは照度検出センサに
より夜間と検出されるか否かが判断される。ここで、雨
滴が検出されあるいは夜間と判断されれば、ステップ5
04へ進み、走行モードが雨天・夜間モードと決定され
る。また、雨滴が検出されずまた夜間でもなければ、ス
テップ505に進んで、走行平均速度が60Km/hよ
り大きいか否かがチェックされる。速度が60Km/h
より大きいときにはステップ506で高速モードと決定
され、低速ならばステップ507で低速モードと決定さ
れて、走行状況検出ステップ群402としての出力とさ
れる。
【0027】次の処理選択ステップ群403では、まず
ステップ508において、上に決定された走行モードが
雨天・夜間モードか否かがチェックされる。雨天・夜間
モードであればステップ509へ進み、選択順位付与部
54から記憶装置57に走行モードが雨天・夜間モード
である旨の指令を出すことにより、雨天・夜間モード用
の処理プログラムが読み出される。雨天・夜間モードに
必要な画像処理およびその画像処理の優先順位は、1)
障害物認識、2)レーン検出、3)規制標識認識、4)
案内標識認識となっている。
【0028】ステップ508でのチェック結果が雨天・
夜間モードでないときには、ステップ510へ進んで高
速モードであるかどうかがチェックされる。高速モード
にあれば、ステップ511に進んで、高速モードの画像
処理に必要な処理プログラムが記憶装置57から読み出
され、高速モードでなければステップ512に進んで低
速モードの画像処理に必要な処理プログラムが記憶装置
57から読み出される。高速モードおよび低速モードに
必要な処理および処理の優先順位は第1の実施例と同じ
である。各走行モードに対応して読み出された処理プロ
グラムは画像処理部へ送出される。なお、速度検出の作
動ステップ、画像処理の作動ステップおよび警報判断の
作動ステップは、図3に示された前記第1実施例と同じ
である。
【0029】本実施例によれば、前記第1の実施例の走
行モードに、雨が降っているか否か、あるいは夜間であ
るか否かの雨天・夜間モードを加え、これら3モードで
画像の処理およびその優先順位を切り替えるようにした
ので、より一層走行状況に応じた細かい制御が行なわ
れ、安全性も向上するという利点がある。
【0030】次に図5は、第3の実施例を示すブロック
図である。 この実施例は、走行路に沿って自律走行す
る自律走行車両に適用されたもので、ある時点において
画像処理部で実行されている画像処理からその画像処理
状況に応じて低順位の画像処理に切り換えるようにした
ものである。自律走行車両20には、運転制御装置4が
設けられ、ステアリングアクチュエ−タ1、ブレ−キア
クチュエ−タ2、そしてスロットルアクチュエ−タ3が
運転制御装置4からの指令値にしたがってそれぞれ図示
しないステアリング、ブレ−キ、およびスロットルを制
御するようになっている。そしてこれらの制御により、
自律走行車両20は走行路に沿って自律走行する。
【0031】運転制御装置4には、画像処理部5と、切
り換え装置8と、位置検出装置10からの各出力信号が
入力されるようになっている。運転制御装置4はこれら
の各出力信号を基に、ステアリングアクチュエ−タ1、
ブレ−キアクチュエ−タ2、スロットルアクチュエ−タ
3の各制御目標指令値を算出して、ステアリングアクチ
ュエ−タ1、ブレ−キアクチュエ−タ2、スロットルア
クチュエ−タ3にそれぞれの制御目標指令値を出力して
運転制御を行う。
【0032】自律走行車両20には、TVカメラ12、
13が搭載されている。TVカメラ12は、自律走行車
両20の前方走行路を撮像し、走行路の識別情報として
走行路に描かれた白線情報を含む画像情報を入力画像選
択装置6に出力する。TVカメラ13は、障害物検出用
として、自律走行車両20の前方走行路上を撮像し、そ
の画像情報を同じく入力画像選択装置6に出力するもの
である。
【0033】入力画像選択装置6は、TVカメラ12で
撮像された画像情報と、TVカメラ13で撮像された画
像情報とを切り換え装置8からの指令により選択して、
その選択した画像情報を画像処理部5に出力するように
なっている。これらのTVカメラ12、13および入力
画像選択装置6とにより、入力手段が構成される。
【0034】また、記憶装置9が設けられ、画像処理部
5における画像処理に必要な処理プログラムが複数あら
かじめ格納されている。この処理プログラムとして、た
とえば、走行路の白線を検出して走行路の形状を算出す
るプログラム、走行路上の障害物を検出するプログラム
などが含まれている。この記憶装置9に記憶されている
処理プログラムは切り換え装置8からの指令により処理
選択装置7で選択されて、画像処理部5に転送されるよ
うになっている。デ−タ記憶装置11には、切り換え装
置8を介して画像処理部5での処理結果が入力されて格
納されているとともに、切り換え装置8からの指令によ
りそのデータが読み出される。
【0035】切り換え装置8は、画像処理部5からの算
出結果と後述する位置検出装置10の算出結果と、デ−
タ記憶装置11に記憶されているデ−タとから、白線検
出の要否を判断し、入力画像選択装置6に対して、画像
処理部5で処理するため、TVカメラ12で撮像された
画像情報とTVカメラ13で撮像された画像情報のいず
れかを選択して画像処理部5に出力するよう指令を出力
するようになっている。また、切り換え装置8は上記指
令にあわせて、上述のように画像処理部5で処理する処
理プログラムの選択指令を処理選択部7に対して出力
し、記憶装置9から必要な処理プログラムを画像処理部
5に転送させる。
【0036】さらに、画像処理部5において画像処理の
切り換えが行なわれることは、切り換え装置8からの切
り換え情報として運転制御装置4にも伝達され、所定の
処理プログラムによる場合の画像処理部5の出力に基づ
いてのみステアリングアクチュエ−タ1、ブレ−キアク
チュエ−タ2、スロットルアクチュエ−タ3の制御が行
なわれることが確保されるようになっている。
【0037】位置検出装置10は、車両位置に関する各
種情報を得る。たとえば、単位時間内の自律走行車両2
0の左右の後輪タイヤの回転数から左右後輪タイヤの移
動距離を求め、その平均値を算出することにより、単位
時間内の自律走行車両20の走行距離を算出し、その
差、すなわち、(左右後輪タイヤの移動距離)−(単位
時間内の自律走行車両20の走行距離)の差から単位時
間内の自律走行車両の旋回量を算出し、それらを積分し
ていくことにより、初期設定された座標(gx,gy)
からの相対位置座標を算出するようにしている。
【0038】このタイヤの回転数の測定は、左右の後輪
タイヤに図示しないロ−タリエンコ−ダを取り付け、単
位時間内でのタイヤの回転数を測定するようにしてい
る。また、位置検出装置10は、単位時間内の移動距離
から走行速度を算出する。その算出した走行距離、車量
位置座標を切り換え装置8に出力するとともに、この算
出した走行速度を運転走行装置4に出力するようになっ
ている。
【0039】上記構成において、TVカメラ12、13
で撮像された画像情報を入力画像選択装置6で切り換え
て画像処理部5に入力する画像情報の画像処理の切り換
えには、位置検出装置10で得られる車両位置情報のう
ち、走行距離が用いられる。位置検出装置10は、左右
後輪タイヤに取り付けられたロ−タリエンコ−ダで単位
時間内のタイヤの回転数を測定し、その回転数にタイヤ
の外周長を乗じて各タイヤの単位時間内の移動距離を測
定し、その平均値から車両の移動距離ΔSを以下に記す
(1)式のように算出する。
【0040】そして、その差から単位時間内の車両の旋
回量Δθを(2)式のように算出し、それらを積分して
いくことによって、初期設定された座標(gx,gy,
gt)からの相対位置座標を算出する。また、単位時間
内の移動距離から走行速度vを算出する。 ΔS=(ΔSL +ΔSR )/2・・・・・・・・・・・・・・・(1) Δθ=(ΔSL −ΔSR )/T・・・・・・・・・・・・・・・(2) ただし、 ΔSL は左タイヤの単位時間内の移動距離、
ΔSR は右タイヤの単位時間内の移動距離、Tは後輪タ
イヤのトレッド幅、である。
【0041】また、車両の新しい位置座標(gxn,g
yn,gtn)は、古い位置座標(gxo,gyo,g
to)から、 gxn=gxo+ΔS×sin(gto+Δθ/2)・・・・・(3) gyn=gyo+ΔS×cos(gto+Δθ/2)・・・・・(4) gtn=gto+Δθ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5) v=ΔS/dt・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(6) となる。この(6)式におけるdtは単位時間(たとえ
ば、0.2秒)である。
【0042】画像処理部5は、白線検出用の画像処理を
行う場合には、入力画像選択装置6で選択されたTVカ
メラ12で撮像した白線を含む走行路の画像情報を取り
入れ、その入力画像を2値化して、白線の領域を識別
し、車両軸線との偏差として算出する処理をする。した
がって、算出結果は自律走行車両20からの距離とその
地点での白線までの横方向の偏差からなる白線情報とさ
れる。
【0043】この白線情報について図6により説明す
る。 走行路16の表面に白線14、15が所定の幅を
もって描かれており、両白線14、15に挟まれた間を
自律走行車両20が走行するものとする。図6の例で
は、カ−ブのために白線14、15は角度θをもって傾
いている。自律走行車両20に搭載されたTVカメラ1
2で進行方向の車両前方を撮像するものとして、TVカ
メラ12の位置を(X,Y)座標の原点としたとき、T
Vカメラ12前方の注視点Lにおける白線14までの距
離wxが白線14の偏差である。白線検出処理において
は、注視点Lをたとえば車両前方5mから25mまでの
範囲を1m刻みで複数設定して各注視点での偏差wxが
検出される。
【0044】このようにして、画像処理部5から車両前
方注視点での偏差を内容とする白線情報が運転制御装置
4に送出される。 運転制御装置4は、この白線情報を
受けてたとえば前方5mでの偏差を設定値に近付けるよ
うに操舵角を算出し、その算出した操舵角の指令角をス
テアリングアクチュエ−タ1に出力する。
【0045】また、自律走行車両20の走行速度vは、
白線追従時において設定された速度での定速走行となる
ように、、運転制御装置4は、設定速度と位置検出装置
10で求められた現在の走行速度をもとに、スロットル
開度とブレ−キ圧を算出して、その開度指令値をスロッ
トルアクチュエ−タ1に出力するとともに、必要に応じ
て圧力指令値をブレ−キアクチュエ−タ2に出力する。
【0046】切り換え装置8では、画像処理部5で算出
された白線情報から、その白線情報が検出されている範
囲を推定して、その推定結果に基づき次に白線情報を検
出する必要のある位置を算出し、その位置に自律走行車
両20が到達するまでは、画像処理部5で他の処理を行
うように入力画像選択装置6および処理選択装置7へ指
令を出力する。すなわち、位置検出装置10の検出結果
と、画像処理部5からの処理情報をもとに白線検出の処
理を行うか否かを判断し、この処理を行わないときに
は、白線情報の検出処理を実行していた画像処理部5を
別処理に用いることができるようにする。
【0047】次に、上記構成における作動の流れを図7
のフロ−チャ−トにより説明する。まず、ステップ10
1において、切り換え装置8では、制御値の初期値が設
定される。すなわちここでは初期値として自律走行車両
20のゴ−ル位置までの距離が0とされ、自律走行車両
20の総走行距離が0以上に設定される。これにより、
始動時には、必ずステップ105以降のゴ−ル位置設定
処理に進むことになる。
【0048】ステップ101での設定が行われると、ス
テップ102の車両位置情報入力の処理に進む。このス
テップでは、位置検出装置10で算出された(1)式で
示した走行距離ΔSが切り換え装置8に入力され、総走
行距離に積算される。次いで、ステップ103におい
て、切り換え装置8で積算した総走行距離とステップ1
01で設定されたゴ−ル位置とが比較される。
【0049】この比較の結果、ゴ−ル位置が総走行距離
より小さい場合には、自律走行車両20がゴ−ル位置に
到達したものとして、ステップ105に進み、ゴ−ル位
置設定処理に入る。ここではまず、ステップ105で総
走行距離がクリアされるとともに、ステップ106で、
白線情報検出の指令が出力される。すなわち、切り換え
装置8から処理選択装置7に対して、記憶装置9から白
線検出処理を行う処理プログラムを読み出して画像処理
部5に転送させるとともに、入力画像選択装置6にはT
Vカメラ12の画像情報を画像処理部5に入力させる。
これにより、画像処理部5は、記憶装置9から読み出さ
れた処理アルゴリズムにしたがつて白線検出処理を実行
する。
【0050】ステップ107において、切り換え装置8
に画像処理部5で検出された白線情報として各注視点で
の偏差wx[i]が入力される。注視点が5m〜25m
の間1m毎であると、iは1〜21の21データとな
る。このデ−タは、車両位置の座標(gx,gy,g
t)を用いて、次の(7)式、(8)式により地図座標
(mx,my)に変換される。 mx=wx×cos(gt)+L×sin(gt)+gx・・・・・(7) my=−wx×sin(gt)+L×cos(gt)+gy・・・・(8) ここで、(gx,gy)は車両の位置座標、gtは車両
姿勢、L は注視点位置(5m〜25m)、であり、w
xが注視点での白線の偏差である。
【0051】このようにして、地図座標(mx,my)
が算出された後、ステップ108で、過去白線情報の整
理が行なわれる。 ここでは、切り換え装置8が画像処
理部5から前回までに受け取った白線情報のうちで、自
律走行車両20がすでに通過した範囲に対応するデータ
が削除され、まだ通過していない範囲に対応するデ−タ
のみが残される。
【0052】過去デ−タの中で、削除するか否かの判断
は、新しく検出された白線情報の最近点(5m注視点)
のデ−タ(gx5,gy5)と次の6m注視点のデ−タ
(gx6,gy6)を用いて次のように行なわれる。 gx6−gx5>0の場合、x=gx5以下の過去デ−
タを削除する。gx6−gx5<0の場合、x=gx5
以上の過去デ−タを削除する。gy6−gy5>0の場
合、y=gy5以下の過去デ−タを削除する。gy6−
gy5<0の場合、y=gy5以上の過去デ−タを削除
する。
【0053】そして、ステップ109で、ステップ10
8の処理で残された過去の白線情報と、新しく入力され
た白線情報とが並べ替えられ結合される。すなわち、自
律走行車両20の位置から各白線情報の位置までの距離
で並べ替えられ、計算に利用しやすい形式にして、この
あとステップ110に進む。
【0054】ステップ110では、走行可能範囲算出処
理が行なわれる。ステップ109で並べ替えられた白線
情報のうち、図8に示すように、自律走行車両20から
最も遠い白線情報(mxf,myf)から自律走行車両
20までの距離rcsを走行可能範囲として、次の
(9)式により算出される。 rcs2 =(mxf−gx)2 +(myf−gy)2 ・・・・・・(9)
【0055】そして次のステップ111において、ゴ−
ル位置がそのゴ−ル位置までの距離として決定される。
すなわち、ここでは上記走行可能範囲rcsから5mを
減算したものが新しいゴ−ル位置として設定される。
【0056】ゴ−ル位置が設定されると、このあとステ
ップ112に進んで、制御用偏差算出が行なわれる。図
8を用いてこの制御用偏差算出の処理について説明す
る。まず、白線情報(mx[i]、my[i])を用い
て、線分Aを2次関数 Y=a*X2 +b*X+c で算出する。上記白線情報はステップ108,ステップ
109の処理で整合、結合されたものであり、デ−タの
数iは白線情報の検出状況で異なる。
【0057】自律走行車両20の前方5mの注視点(c
x,cy)を通り、自律走行車両20の進行方向に垂直
な直線を線分Bとしてこれを Y=d*X+e で表わし、線分Bと線分Aとの交点(xx,xy)と注
視点(cx,cy)との距離wxが前方5m地点での偏
差となる。
【0058】ステップ113で、ステップ112で算出
された5m地点での偏差が切り換え装置8から運転制御
装置4へ出力されて、ステアリングアクチュエ−タ1な
どの制御に用いられる。このあと、ステップ102に戻
る。
【0059】先のステップ103において、(ゴ−ル位
置)>(総走行距離)の場合には、自律走行車両20が
設定されたゴ−ル位置に到達していないものとして、ス
テップ104に進む。ここでは、先に画像処理部5で求
められた白線情報がまだ利用可能であり、まだ白線検出
処理を行う必要がないため、他の画像処理を行う指令が
切り換え装置8から処理選択装置7、入力画像選択装置
6に出力されて、ステップ112へ進む。
【0060】なお、本実施例では、位置検出装置10が
発明の状況検出手段を構成し、また、画像処理部による
処理の結果と位置検出装置の検出結果とを基に処理プロ
グラムの切り換え判断を行なう切り換え装置8と、この
切り換え装置からの制御により記憶装置から処理プログ
ラムを読み出す処理選択部7と、切り換え装置からの制
御により画像を切り換える入力画像選択装置6とで選択
順位付与手段が構成されている。
【0061】以上のように、この第3の実施例では、車
両前方を撮像した入力画像から走行路の白線を検出して
車両軸線と白線との偏差を算出し、これに基づいて走行
制御が行なわれる自律走行車両において、画像処理部5
で算出された白線情報と位置検出装置10で算出された
走行距離を基に、自律走行車両20が白線情報がすでに
得られている範囲に設定されたゴール位置に達している
かどうかを判断する。そして、次に白線の偏差情報を算
出する必要のある位置、すなわちゴール位置に自律走行
車両20が到達するまでの間、画像処理部5に他の画像
処理を行なわせるよう切り換え装置8から入力画像選択
装置6および処理選択装置7に切り換え指令するように
構成しているから、画像処理部5が白線情報の検出処理
を行う必要のない間、画像処理部5が他の処理に有効に
使用される。これにより、システムの冗長をなくするこ
とができ、それに伴ってコストの低減化が可能となる効
果を奏する。
【0062】次に、画像処理切り換えを他の条件で行な
うようにした第4の実施例について説明する。ここで
は、図8に示された最遠方の白線情報の位置(mxf,
myf)と最近の白線情報の位置(mxn,myn)と
注視点位置(cx,cy)における白線との交点(x
x,xy)を用いて、下記の2条件が満足されていると
き、白線検出用の画像処理を行う必要がないものとし
て、切り換え装置による画像処理切り換えの指令が出力
される。 (条件1):xxがmxnとmxfの間にある。 (条件2):xyがmynとmyfの間にある。
【0063】この第4の実施例においても、前実施例と
同様の効果が得られるとともに、(条件1)、(条件
2)による限定により、走行路の形状の変化に対応して
白線検出の画像処理の必要性の有無の判断の精度が一層
向上するという利点がある。
【0064】なお、上記第3および第4の実施例では画
像を入力するTVカメラ2台を搭載した例を示したが、
複数の画像処理を行なうのに必ずしも複数のTVカメラ
を備える必要はなく、目的に応じて画像の入力手段とし
て1台のTVカメラを共用することができる。 例え
ば、車両前方の障害物検出や標識検出などのためには白
線情報検出に用いるのと同一の画像を使用することがで
き、この場合には、入力画像選択装置6を省いて、処理
プログラムの選択のみを記憶装置9から行うだけでよ
い。これにより、構成が簡略化され、さらにコストが低
減される。
【0065】なおまた、第3および第4の実施例では走
行路の識別情報としていわゆるレ−ンマ−カとしての白
線を利用したが、他の色や、蛍光塗料などの入った線で
もよく、色が限定されるものではない。また画像処理の
目的として走行路の形状を求めるほか、路肩の検出など
にも応用できる。さらに、画像処理はモノクロ画像処理
だけでなく、カラ−画像処理を行なう画像処理装置にも
適用できることはいうまでもない。
【0066】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、走行状況に応じて、必要な画像処理を選択し、選択
した画像処理に優先順位をつけて、その優先順位に従っ
て処理を行うようにしたので、画像処理部の処理能力を
低く設定することが可能となる。 したがってシステム
の冗長をなくすことができ、コストが低減されるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図3】第1の実施例における処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図4】本発明の第2の実施例における処理手順の主要
部を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第3の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図6】走行路に描かれた白線の定義を説明するための
説明図である。
【図7】第3の実施例における処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図8】白線の偏差の算出の処理を説明するための説明
図である。
【符号の説明】
1 ステアリングアクチュエ−タ 2 ブレ−キアクチュエ−タ 3 スロットルアクチュエ−タ 4 運転制御装置 5 画像処理部 6 入力画像選択装置 7 処理選択装置 8 切り換え装置 9 記憶装置 10 位置検出装置 11 デ−タ記憶装置 12、13 TVカメラ 14、15 白線 16 走行路 20 自律走行車両 31 入力手段 32 記憶装置 33 状況検出装置 34 選択順位付与手段 35 画像処理手段 51 TVカメラ 52 入力画像選択装置 53 画像処理部 54 選択順位付与部 55 速度検出装置 56 走行状況検出装置 57 記憶装置 58 警報装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体に搭載され走行路の画像を入力す
    る入力手段と、該入力手段で入力された画像を処理する
    ための複数の処理プログラムを記憶しておく記憶装置
    と、前記移動体の走行状況を検出する状況検出手段と、
    該状況検出手段の検出結果をもとに、必要な画像処理を
    選択し、選択した画像処理に優先順位をつけて前記記憶
    装置に記憶されている処理プログラムを読み出し、また
    画像処理に必要な画像を選択する選択順位付与手段と、
    前記入力手段で入力された画像を前記選択順位付与手段
    で読み出した処理プログラムで処理する画像処理手段
    と、該画像処理手段の画像処理結果を基に制御され作動
    する制御作動装置とを有することを特徴とする移動体の
    画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記選択順位付与手段が、前記記憶装置
    に記憶されている処理プログラムを選択する処理選択部
    と、画像処理手段による処理結果と状況検出手段の結果
    を基に前記処理選択部に処理プログラムを選択切り換え
    させる切り換え装置とを有することを特徴とする請求項
    1記載の移動体の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記制御作動装置は、前記画像処理手段
    による画像処理の結果を基に警報を発する警報装置であ
    ることを特徴とする請求項1または2記載の移動体の画
    像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記制御作動装置は、前記画像処理手段
    による画像処理の結果を基に自律走行する車両の運転制
    御装置であることを特徴とする請求項1または2記載の
    移動体の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記状況検出手段は、移動体の走行速度
    を用いて移動体の走行状況を検出するものであることを
    特徴とする請求項1、2、3または4記載の移動体の画
    像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記状況検出手段は、移動体の走行距離
    または位置座標を出力とし、前記切り換え装置は前記出
    力と前記画像処理手段により検出された走行路の範囲を
    基に選択切り換えをさせるものであることを特徴とする
    請求項1、2、3または4記載の移動体の画像処理装
    置。
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