JPH06292657A - 医療データ記録装置 - Google Patents

医療データ記録装置

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JPH06292657A
JPH06292657A JP10728693A JP10728693A JPH06292657A JP H06292657 A JPH06292657 A JP H06292657A JP 10728693 A JP10728693 A JP 10728693A JP 10728693 A JP10728693 A JP 10728693A JP H06292657 A JPH06292657 A JP H06292657A
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JP
Japan
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patient
identifier
signal
bedside
bedside monitor
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JP10728693A
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English (en)
Inventor
Kazunari Owada
一成 大和田
Terumi Matsubara
照巳 松原
Kazuo Matsubara
一雄 松原
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Atom Corp
Atom Medical Corp
Original Assignee
Atom Corp
Atom Medical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の患者からの生体情報を採取するベッドサ
イドモニタ2と集中監視装置4との間の結線ミスを無く
して、患者の生体情報の取り違いを防止する。 【構成】医療データ記録装置1が患者の様態即ち心電
図、呼吸数、血圧値、脳波等を採取するベッドサイドモ
ニタ2と、同患者に特有の識別子を読み取り得るの患者
識別装置3と、複数のベッドサイドモニタ2及び識別装
置4に各々接続される集中監視装置4とを備える。ベッ
ドサイドモニタ2から送られる生体情報を、識別装置3
が患者の識別子を読み取り後有効とする。識別子に、患
者の指紋、声紋、患者の腕或は足バンドに記録されたバ
ーコード、磁気カード或はICカードを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の患者からの生体
情報を集中管理して記録する医療データ記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特開平4−266739号公報には、複
数のベッドサイドモニタの中から任意の組合せで選択で
き、ベッドサイドモニタからの生体情報を集中的にリア
ルタイムで監視できる患者監視装置が開示されている。
各ベッドサイドモニタは、患者の心電図、呼吸数、血圧
値、脳波等の生体情報を計測し、これらの生体情報を画
面に表示すると共に生体情報信号を出力することができ
る。
【0003】この患者監視装置は、通常ナースセンタに
設置される集中監視装置と、病室或は個室に設置される
ベッドサイドモニタとの間に生体情報を送る配線が張り
巡らされ、これらの配線が看護業務に支障がないように
壁内或は天井に埋設されている。
【0004】従って、各病室にはベッドサイドモニタか
らの生体情報を送る配線を接続するレセプタクルが設け
られ、ナースセンタには、各病室のレセプタクルに配線
を介して接続されたパッチ盤が設けられ、パッチ盤と集
中監視装置との間を適宜選択的に接続して、各病室のベ
ッドの患者を集中管理していた。
【0005】
【発明が解決しようする課題】この患者監視装置は、患
者直接でなく、ベッド毎に患者を集中管理するものであ
る。即ち、ある患者が緊急に他のベッドに移動した場
合、病室担当の看護婦は、患者とベッドサイドモニタと
の間の接続を外し、患者を他のベッドに移動させ、この
患者を他のベッドに設置されたベッドサイドモニタと再
度接続する必要がある。
【0006】一方、ナースセンタの看護婦は、パッチ盤
上の接続を変更してベッドの配線変更を実施し、更に集
中監視装置に表示されるベッドの番号を変更する必要が
ある。従って、少なくとも二人の看護婦間では、意志の
疎通の行き違いによって結線ミスが発生し、これによっ
て患者のデータを取り違える恐れがある。
【0007】本発明は、上記事情に鑑み、患者に識別子
を設けて、患者からの生体情報を、同患者の識別コード
の確認後送るようにしたことによって、ある患者が緊急
に他のベッドに移動した場合でも、病室担当の看護婦の
作業のみで配線変更を実施できる医療データ記録装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による医療データ
記録装置は、各々が患者の様態を採取する複数のベッド
サイドモニタと、各ベッドサイドモニタと組になって、
各患者に特有の識別子を読み取り得る複数の識別装置
と、複数のベッドサイドモニタ及び複数の識別装置に接
続される集中監視装置とを備えている。
【0009】また、別の態様の医療データ記録装置によ
れば、前記ベッドサイドモニタから送られる生体情報
が、前記識別装置が前記患者の識別子を読み取り後、有
効として処理される。前記識別子は、患者の指紋、声
紋、或は患者に固定されたバンドに記録されたバーコー
ドであり、患者に固定された磁気カード或はICカード
である。
【0010】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は、本発明による医療データ記録装置1の
ブロック図を示す。この医療データ記録装置1は、各々
が患者の様態を採取する複数のベッドサイドモニタ2
(一人の患者分のみを示す)と、各ベッドサイドモニタ
と組になって、各患者に特有の識別子を読み取り得る複
数の患者識別装置3(一人の患者分のみを示す)と、複
数のベッドサイドモニタ及び複数の識別装置に接続され
る集中監視装置4とを備える。
【0011】各ベッドサイドモニタ2は、患者の様態、
即ち心電図、呼吸数、血圧値、脳波等の生体情報をアイ
ソレータを経由して計測する。例えば、患者の心電図を
計測する少なくとも2つの電極は、ベッドサイドモニタ
2の主電源から隔離された別電源を持つ前置増幅器即ち
プリアンプに接続される。
【0012】このプリアンプは、出力が例えば100k
Hzの搬送波で変調されて、アイソレータ用のトランス
或はトロイダルコアの一次巻線に入力され、その後2次
巻線からの変調波を復調して所定のレベルに増幅後、ブ
ラウン管等の表示装置に表示している。従って、患者の
心電図は、アイソレータを経て心電図信号(アナログ信
号A)として出力される。呼吸数、血圧値、脳波等の別
の生体情報も、同様に対応のプリアンプ及びアイソレー
タを各々経由して対応のレベルに増幅されて、呼吸数信
号、血圧値信号、脳波信号(アナログ信号A)として出
力される。
【0013】これらの生体情報を4つ同時に表示する場
合において、心電図信号、呼吸数信号、血圧値信号、脳
波信号は、種々のレベルの直流電圧が加算されて、例え
ば30Hzのノコギリ波の水平掃引信号の開始に同期し
て、例えば3kHzの周波数で順次切り換えられて垂直
偏向波として表示装置に入力される。
【0014】勿論、これら心電図信号、呼吸数信号、血
圧値信号、脳波信号は、いずれか3つ、いずれか2つの
信号を同時に表示することができ、また、いずれか1つ
の信号のみを表示することができる。更に、心電図信
号、呼吸数信号、血圧値信号、脳波信号は、別個に、或
は順次切り換えられて別のアイソレータを経由して外部
に出力される。
【0015】従って、ベッドサイドモニタ2は、上記生
体情報を送信していることを示すゲート信号G(デジタ
ル信号)を出力する。このゲート信号Gは、所定幅のス
タートビットを送信後、予め設定された伝送クロック
(300bps)に同期して例えば8ビットの直列コー
ドに対応して伝送されるパルス列或はモデム変調波から
なる。
【0016】また、スタートビットは例えば1分毎に出
力され、直列コードが伝送中のアナログ信号の種類、即
ち心電図信号、呼吸数信号、血圧値信号、脳波信号のい
ずれか、これら信号の内いずれか2つ或は3つを合成し
た信号或は4つの合成信号を示すように定義される。ス
タートビットが1分以上出力されない時には、ベッドサ
イドモニタが使用されていないとみなす。
【0017】患者識別装置3は、識別子、例えば患者の
腕に取り付けられた腕バンド或は親指に結び付けられた
カードに記録されたバーコードを読取って、識別信号I
を出力するライトペン或はスキャナを備える。このバー
コードは、予め例えば20個の数字(10進数)の列を
定義しているが、2個ずつ組にして漢字コードを句点表
示して10個の文字列を示すようにしてもよい。従っ
て、最初の8字は、患者の姓名用に割り当て、残りの2
字に、同姓同名の患者を識別するインデックス即ち2桁
の番号を割り当てている。
【0018】腕バンドの代りに、患者に固定される紐或
は輪ゴムが片側の穴に通された磁気カード或はICカー
ド等が用いられる。この磁気カードは、磁気ストライプ
がカードの長辺に沿って埋設されて、この部分に磁気ヘ
ッドを摺動させることによって患者の姓名必要ならばイ
ンデックスが識別装置3に送られる。従って、磁気ヘッ
ドは、識別装置3に接続され得る携帯の磁気カード記録
読取り装置に内蔵される。一方、ICカードは、患者の
姓名及びインデックスの外に患者の住所、電話番号或は
処方薬の分量も書込めるEE(電気的消去可能)PRO
Mを有して、携帯のICカード用のコネクタに接続され
る。
【0019】これらの代りに、識別子として患者の指
紋、声紋等が用いられてもよい。患者の指紋を識別子と
して用いる場合には、識別装置3が指紋用のパターン入
力装置、登録装置及び照合装置を備える。
【0020】パターン入力装置は、例えば親指が乗せら
れる1.3cm四方の透明板と、この透明板を裏から照明
する電灯と、この透明板の表面に対物レンズを介して合
焦される例えば256×256ピクセルのCCDカメラ
(撮像素子)と、このCCDカメラからの映像信号を一
時記憶する8kバイトのRAMとを備える。この映像信
号は、通常階調即ちアナログ量で出力されるが、閾値を
持つ比較器によってピクセル毎にデジタル信号に変換さ
れる。このデジタル変換を容易にするために、親指の像
のコントラストを高める緑色透明板或は緑色フィルタが
用いられる。
【0021】この登録装置は、患者の姓名を入力するキ
ーボードと、このCCDカメラから8kバイトのRAM
に一時記憶されたパターンと、上記患者名とを対に記憶
する磁気記憶メモリ(HDD)とを備える。
【0022】指紋の照合装置は、患者の親指を乗せて得
られた8kバイトのRAM内のパターンと、磁気記憶メ
モリ内の患者名と対になった8kバイトのパターンとを
照合して、80%程度一致したパターンに関連した患者
名を出力する照合器を備える。通常、患者の親指を乗せ
た透明板での位置は、登録時と照合時とが異なる。
【0023】従って、照合器は、例えば8kバイトのR
AM内のデータを10ビット毎に右にシフト、左にシフ
ト、上にシフト或は下にシフトし、更に略中心のピクセ
ルを基準にして10度毎に時計方向或は反時計方向に回
転して、磁気記憶メモリ内の8kバイトデータと順次粗
調照合し、その照合度が最大になった状態から更に、8
kバイトのRAM内のデータを1ビット毎に右にシフ
ト、左にシフト、上にシフト或は下にシフトし、更に略
中心のピクセルを基準にして1度毎に時計方向或は反時
計方向に回転して、磁気記憶メモリ内の8kバイトデー
タと順次微調照合して、照合度が更に最大(80%程
度)になったものの磁気記憶メモリ内の患者名を出力す
るようにしている。
【0024】患者の声紋を識別子として用いる場合に
は、識別装置3が声紋用の音声入力装置、録音装置及び
照合装置を備える。
【0025】音声入力装置は、患者が発音した特定の言
葉を採取するマイクロフォンと、このマイクロフォンの
音声信号をデジタル信号にA/D変換するA/D変換器
と、このA/D変換器からの信号をフーリエ変換して種
々の周波数成分のパターンに分解するFFT回路と、こ
の種々の周波数成分のパターンを一時記憶する8kバイ
トのRAMとを備える。
【0026】この録音装置は、患者の姓名を入力するキ
ーボードと、8kバイトのRAMに一時記憶された種々
の周波数成分と、上記患者名とを対に記憶する磁気記憶
メモリ(HDD)とを備える。
【0027】声紋の照合装置は、患者の発音で得られた
8kバイトのRAM内の周波数成分のパターンと、磁気
記憶メモリ内の患者名と対になった8kバイトの周波数
成分パターンとを照合して、一番一致した周波数成分に
関連した患者名を出力する照合器を備える。
【0028】このように、識別装置3は、例えば看護婦
がベッドサイドモニタ2の設定を変更した時点で、看護
婦が識別装置を用いて患者の識別子を読み取らない限
り、生体情報が有効として処理されない。看護婦が設定
の変更後例えば10分以内に識別子の読み取り作業を行
わない場合には、ベッドサイドモニタ2は、警報を発す
るようになっている。
【0029】また、ベッドサイドモニタ2は、生体情報
を出力する平衡ケーブル及びゲート信号を出力する不平
衡ケーブルが病室に設置されたレセプタクルに接続され
る。一方、識別装置3は、患者の姓名及びインデックス
を出力する不平衡ケーブルが別のレセプタクルに接続さ
れる。各病室のレセプタクルから壁内或は天井を経由し
た配線は、通常ナースセンタに設置される集中監視装置
4に直接接続される。
【0030】この集中監視装置4は、CPU10と、生
体情報及びゲート信号を入力し得るデータ入力部11
と、識別信号を入力し得るI/Oポート12とを備え
る。データ入力部11は、例えば4ビットの制御信号で
16組の平衡ケーブルから1組の生体情報用平衡ケーブ
ルを選択する第1のマルチプレクサと、同じ制御信号で
16の不平衡ケーブルから1つのゲート信号用不平衡ケ
ーブルを選択する第2のマルチプレクサとを備える。ま
た、I/Oポート12は、同じ制御信号で16の不平衡
ケーブルから1つの識別信号用不平衡ケーブルを選択す
る第3のマルチプレクサとを備える。第1のマルチプレ
クサは、アナログ信号を選択するので、トランスミッシ
ョンゲート或はリードリレーが用いられる。第2及び第
3のマルチプレクサは、デジタル信号を選択するので、
通常のCMOS或はTTLロジックのIC或はASIC
(ゲートアレー)が用いられる。
【0031】選択された生体情報は所定のサンプル比で
例えば8ビットのデータ幅にA/D変換されてA/D変
換器の出力レジスタにラッチされる。このA/D変換器
は、その後割込み信号をCPU10に送り、CPU10
は、割込みを受け付けて実行中の主プログラムを中断
し、出力レジスタの内容をデータバスを介してCPU1
0内に読出し、その後RAM13内の4ビットの制御信
号のコードに対応したメモリ領域に書込むサブルーチン
プログラムを実行する。中断した主プログラムを再開す
る。このサブルーチンプログラムは、主プログラムに比
べて例えば0.1%以下の時間占有率を持たず、殆どC
PU10に負担を掛けない。
【0032】従って、ROM14には、種々の主プログ
ラム及びサブルーチンプログラムが予め焼き付けられて
いる。このROM14は、マスクROM或は紫外線で消
去できるPROMが用いられる。勿論、集中監視装置4
は、通常のCPUシステムを拡張して使用できるので、
キーボード15を備え、またバス(アドレスバス、デー
タバス及び制御バスを含む)には小規模コンピュータシ
ステムインターフェース(SCSI)16を介して例え
ば200MBのHDD17が接続され、ビデオコントロ
ーラ18を介して表示器即ちブラウン管19に接続され
る。
【0033】また、バスには、赤外線のパルス列を受信
し得るフォトダイオードを持つワイヤレスリモコン受信
部20も接続され、ワイヤレスリモコン送信部21は、
種々のコマンドに対応した赤外線のパルス列を適宜送信
する。
【0034】図2は、本発明による医療データ記録装置
のプログラムのフローチャート図である。まず電源が投
入されると、ベッドサイドモニタ2の接続台数をチェッ
クする。ベッドサイドモニタ2の使用或は未使用の確認
は、ゲート信号の有無で確認される。次に初期設定の読
み込みを行い、更に周辺機器をチェックして、オープニ
ング画面を表示する。もしデータ入力部或はI/Oポー
トにエラーが発生したならば、そのエラー表示して動作
を停止する。どちらにもエラーが無い場合には、ベッド
サイドモニタ2が1台以上接続されているか否かの判定
を実行する。ベッドサイドモニタ2が1台も接続されて
いない時は、保存済みデータの有無を判定する。保存済
みデータがない場合、そのメッセージを表示して、キー
入力を催促して、電源投入後のベッドサイドモニタの接
続台数をチェックする。
【0035】ベッドサイドモニタ2が1台以上接続され
ている時は、ベッドサイドモニタの接続台数をチェック
する。次に、識別装置3を用いて、ベッドサイドモニタ
2に接続された患者の番号或は姓名インデックスを入力
する。この入力によって、CPU10は、記録媒体HD
D17にその患者用のファイルを作成して、患者の生体
情報を読出して、この生体情報をHDD17に書込む。
次に最適な画面表示を選択する。即ち、例えばファイル
が作成された患者が3名或は4名ならば、画面表示を4
分割して、患者姓名と共にその患者の生体情報を順次表
示し、16名ならば画面を16分割して各患者のデータ
を表示する。例えば画面を4分割していた時に、キー入
力によって、特定の患者の生体情報を面積比で9/4倍
に拡大し、残りの患者の生体情報を面積比で1/4倍に
縮小することができる。
【0036】従って、特定のテンキー或は平仮名キー入
力がある時には、対応の画面に変化できる。キー入力が
ない場合は、定時データの取り込みの有無を判定し、N
Oならばキー入力を要求し、YESならばベッドサイド
モニタ2が1台以上接続されていた状態に戻る。
【0037】上記実施例では、ベッドサイドモニタ2の
ゲート信号と、識別装置3の識別信号は別々に伝送され
ているが、ゲート信号と識別信号とを合同して送るよう
にしてもよい。この場合、ゲート信号は、識別装置3に
入力されて、ベッドサイドモニタ2の電極を患者に取り
付けた後に、患者の識別作業をしない限り、識別装置3
がゲート信号をマスクするアンドゲートを持っている。
従って、識別装置3は、ゲート信号或は識別信号をデー
タ入力部11に送り、この結果I/Oポート12を省く
ことができる。
【0038】また、この実施例では、生体情報をアナロ
グで伝送しているが、識別装置3は、これらの生体情報
をデジタル信号にA/D変換するA/D変換器と、これ
らのデジタル信号をイーサネットに接続し得るアダプタ
とを付加してもよい。図3は、ローカルエリアネットワ
ーク(LAN)を用いた例えばベッドサイドモニタ2及
び患者識別装置3のと、データ入力部11との実施例を
示す。
【0039】まず、識別装置3には、ベッドサイドモニ
タ2からの生体情報(信号)をA/D変換して例えば8
ビット幅のデジタル信号を出力するA/D変換器30
と、このデジタル信号を所定のプロトコル即ちイーサネ
ットに接続し得るイーサネットアダプタ31とが付加さ
れる。このアダプタ31には、ベッドサイドモニタ2を
識別するためID番号32がディップスイッチ等で入力
される。
【0040】従って、識別装置3即ちベッドサイドモニ
タ2の機器アドレス、患者の姓名コード、生体情報の名
称コード、生体情報のデジタルデータ、パリティチェッ
ク用のCRCコードは、パッケージにして、病室間及び
ナースセンタ間に付設された1本の同軸ケーブル33に
直列伝送される。また、病室或はナースセンタには、こ
の同軸ケーブル33の所々に取付たBNCコネクタが各
々設置される。更に、同軸ケーブル33の両端には図示
しない終端抵抗が接続される。
【0041】一方、集中監視装置4のデータ入力部11
にも別のイーサネットアダプタ34が付加され、この集
中監視装置4にも別のID番号35が割り当てられる。
これらを操作するOSにはノベル社のネットウェアが用
いられる。このLANを用いたシステムでは、ゲート信
号が双方向性で構成できることであり、これによって、
集中監視装置4からベッドサイドモニタ2を個別にリモ
ート制御できることである。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による医療デ
ータ記録装置は、ある患者が緊急に他のベッドに移動し
た場合に、病室担当の看護婦は、患者とベッドサイドモ
ニタとの間の接続を外し、患者を他のベッドに移動さ
せ、この患者を他のベッドに設置されたベッドサイドモ
ニタと再度接続し、その後患者の識別子の確認作業をす
るのみでよい。従って、結線ミスによる患者のデータの
取り違いが無くなり、信頼性の高い医療データ記録装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の医療データ記録装置の概略
ブロック図である。
【図2】図1に示す医療データ記録装置に用いられるプ
ログラムのフローチャート図である。
【図3】LANを用いた場合の医療データ記録装置の別
の実施例を部分的に示すブロック図である。
【符号の説明】
1 医療データ記録装置 2 ベッドサイドモニタ 3 識別装置 4 集中管理装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々が患者の様態を採取する複数のベッド
    サイドモニタと、 各ベッドサイドモニタと組になって、各患者に特有の識
    別子を読み取り得る複数の識別装置と、 複数のベッドサイドモニタ及び複数の識別装置に接続さ
    れる集中監視装置とを備えた医療データ記録装置。
  2. 【請求項2】前記ベッドサイドモニタから送られる生体
    情報は、前記識別装置が前記患者の識別子を読み取り
    後、有効として処理される請求項1に記載の医療データ
    記録装置。
  3. 【請求項3】前記識別子は、患者の指紋、声紋、或は患
    者に固定されたバンドに記録されたバーコードである請
    求項1に記載の医療データ記録装置。
  4. 【請求項4】前記識別子は、患者に固定された磁気カー
    ド或はICカードである請求項1に記載の医療データ記
    録装置。
JP10728693A 1993-04-09 1993-04-09 医療データ記録装置 Pending JPH06292657A (ja)

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