JPH0629128A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH0629128A
JPH0629128A JP4181074A JP18107492A JPH0629128A JP H0629128 A JPH0629128 A JP H0629128A JP 4181074 A JP4181074 A JP 4181074A JP 18107492 A JP18107492 A JP 18107492A JP H0629128 A JPH0629128 A JP H0629128A
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JP
Japan
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core
coils
yokes
connector
coil
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JP4181074A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Inoue
博史 井上
Nobuyoshi Kondo
信義 近藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】信号送受信用の機器に適するコネクタ、特にコ
モンモードノイズ除去機能を備えたコネクタに関し、信
号源と受信端とが信号線路で接続される通信機器におい
て、小型かつ高耐圧のノイズ除去手段を簡易な装置で実
現することを目的とする。 【構成】一対のコイルA、Bと、その何れか一方のコイ
ルA中に挿入して機械的かつ磁気的に結合された一個の
コアCを有し、該コアCの先端側14が、他方のコイル
B中に相対的に出し入れ可能となっており、双方のコイ
ルA、Bによって、単一のコアCを共用可能とした構成
とする。また、コイルA、Bの外側に磁性体のヨークY
a、Ybを設けた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、信号送受信用の機器に
適するコネクタ、特にコモンモードノイズ除去機能を備
えたコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】通信機器は通常、信号源と受信端との間
の信号のやりとりによって動作している。これは機器内
部・外部間を問わない。すなわち、図7(a)に示すよ
うに、送信部Tの信号源1と受信部Rの負荷抵抗2との
間が、信号線路3で接続されているものとすると、信号
源1から送られた信号電流4は、受信側の負荷抵抗2を
経由して流れる。ここでの電圧を受信回路5で検出し増
幅することによって、図7(b)に示すような信号6が
受信される。
【0003】ところで、信号線路3が長くなるほど、ノ
イズ源7に接する機会が増え、図7(b)に8で示すよ
うなノイズが、信号波形6に重畳し、その結果、出力波
形9が歪んでしまい、信号の正確な伝送が不可能とな
る。このようなノイズの形態を「コモンモードノイズ」
と呼んでいる。
【0004】コモンモードノイズは、信号伝送では常に
存在するが、機器間伝送のように伝送距離が長い場合
に、特に問題となる。この影響を除去するため、図8に
示すように、受信側において、コモンモード除去トラン
ス10を、伝送線路3に挿入するのが通常である。すなわ
ち、コモンモード除去トランス10の一次側に加わる信号
6に、ノイズ波形8が重畳していても、高周波の信号に
比べてノイズ成分は、二次側に誘起されにくいため、図
8(b)に示すように、ノイズが除去された正確な出力
波形11が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、コモンモー
ド除去トランス10は形状が大きく、小型の電子機器に組
み込むには不適格である。必要に迫られて、無理やり組
み込む場合もあるが、通常は差動アンプ等で済ませてし
まうことが多い。
【0006】しかしながら、使用条件によっては、ノイ
ズ電圧が数千ボルトにも達することもあり、差動アンプ
等を用いた場合は、機器を構成している半導体素子が破
壊されるといった問題が発生する。このような高電圧の
ノイズに対する対策も可能ではあるが、装置が複雑でコ
スト高となる。そのため、小型かつ高耐圧の両方の条件
を満たす解決方法を簡易に実現することが求められてい
る。
【0007】本発明の技術的課題は、このような問題に
着目し、信号源と受信端とが信号線路で接続される通信
機器において、小型かつ高耐圧のノイズ除去手段を簡易
な装置で実現することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明によるコネ
クタの基本原理を説明する斜視図である。請求項1の発
明は、図1に示すように、一対のコイルA、Bと、その
何れか一方のコイルA中に挿入して機械的かつ磁気的に
結合された一個のコアCを有している。そして、該コア
Cの先端側14を、他方のコイルB中に相対的に出し入
れ可能とすることで、双方のコイルA、Bによって、単
一のコアCを共用可能になっている。
【0009】請求項2の発明は、図3に例示するよう
に、請求項1のコネクタにおいて、コイルA、Bの外側
に磁性体のヨークYa、Ybを設けて、コアCからの漏
れ磁束を低減可能とした構成である。
【0010】請求項3〜5の発明は、請求項2のよう
に、それぞれのコイルA、Bの外側に磁性体のヨークY
a、Ybを設けて、コアCからの漏れ磁束を低減可能と
したコネクタを、それぞれのコアCが平行となるように
複数組配列してなるマルチ構造のコネクタである。
【0011】そして、請求項3の発明は、図4のよう
に、隣接するコネクタのヨークYa同士、ヨークYb同
士を一体化して、隣接するコネクタにおいてヨークを共
用した構成である。
【0012】請求項4の発明は、請求項3の発明とは異
なって、図5のように、マルチコネクタにおける隣接す
るコネクタのヨークYa・Ya同士、ヨークYb・Yb
同士を磁気的に分離した構成である。しかしながら、少
なくともコアC側の各コネクタは、ヨークYaのコアC
と垂直の部分17で一体に連結している。
【0013】請求項5の発明は、図6のように、マルチ
コネクタにおける隣接するコネクタのヨークYa・Ya
同士、ヨークYb・Yb同士を、非磁性のスペーサ1
8、19を挟んで一体に連結した構成である。
【0014】
【作用】請求項1のように、一方のコイルA中に挿入し
て機械的かつ磁気的に結合された一個のコアCの先端側
14が、他方のコイルB中に相対的に出し入れ可能なた
め、図1に示すようにコアCがコイルBから脱出した状
態では、コネクタが分離した状態となる。
【0015】これに対し、図2(a)のように、コイル
BをコイルA側に相対移動させて、コイルB中にコアC
の先端側14を挿入すると、コイルAとBとは、共通の
コアCを介して磁気的に結合される。そのため、いまコ
イルA側に信号電流が流れると、コイルAによって発生
した磁束fが共通のコアC中に発生し、他方のコイルB
と鎖交するため、コイルBに信号電流が誘起される。
【0016】このように、信号源側のコイルAから受信
側のコイルBに相互誘導作用によって信号が伝達され、
しかも単一のコアCが双方のコイルA、B中に挿入さ
れ、共用されるため、磁気的なロスが少なく、効率的か
つ正確に信号を伝達できる。
【0017】また、図8におけるコモンモード除去トラ
ンス10と同じ機能を有しているため、高電圧のノイズに
対しても有効である。そして、コアCをコイルB中に出
し入れできるため、コネクタ機能とコモンモード除去ト
ランスの機能を兼ねている。しかも、コモンモード除去
トランス10と違って、伝送線路3と受信部Rとの間に不
可欠なコネクタ15の部分に、本発明のコネクタを適用す
るだけで足りるため、小型かつ簡易な装置で高耐圧のノ
イズ除去手段を実現できる。
【0018】なお、図2(b)に示すように、図1に示
すコネクタを複数組用い、それぞれのコアCが平行とな
るように配列することにより、マルチ構造のコネクタを
実現することもできる。
【0019】請求項1の構成では、図2(a)に示すよ
うに、磁束fが空間を通るため、漏洩磁束が多い。これ
に対し、請求項2のように、コイルA、Bの外側に磁性
体のヨークYa、Ybを設けることにより、コイルAで
コアCに誘起された磁束fはすべて、磁性体のヨークY
a、Yb中を通るので、漏れ磁束が低減し、磁気効率が
向上する。
【0020】複数のコネクタを連結してマルチ構造にす
る場合、請求項3のように、隣接するコネクタのヨーク
Ya同士、ヨークYb同士を一体化して、隣接するコネ
クタにおいてヨークを共用する構成にした場合は、請求
項2のように漏洩磁束を低減でき、しかもヨークYa、
Ybを共用しているため、マルチ構造でありながら、全
体的にコンパクトなコネクタとなる。
【0021】このように、隣接するコネクタのヨークを
共用すると、小型化できるが、図4(c) のように、ヨー
クYa、Ybを介して、隣接するコネクタのコアC1に漏
洩磁束f1が発生し、相互干渉が生じる恐れがある。これ
に対し、請求項4の発明は、ヨークYa、Ybを共用し
ないで、図5のように、隣接するコネクタのヨークYa
・Ya同士、ヨークYb・Yb同士を磁気的に分離した
構成になっている。
【0022】すなわち、隣接するコネクタのヨークYa
・Ya間、ヨークYb・Yb間に磁気抵抗の大きな空間
15、16を設けてあるため、隣接するコネクタ間で相
互干渉が起きるのを防止できる。しかも、少なくともコ
アC側の各コネクタは、ヨークYaのコアCと垂直の部
分17で一体に連結しているので、マルチ構造となって
おり、取扱いが簡便になる。
【0023】請求項4の発明は、前記のように、コアC
側の隣接ヨークYa、Ya間が、ヨークと同じ材料で一
体に連結しているのに対し、請求項5の発明は、図6の
ように、隣接するコネクタのヨークYa・Ya同士、ヨ
ークYb・Yb同士が、非磁性のスペーサ18、19を
挟んで一体に連結されている。
【0024】このように、隣接するコネクタのヨークY
a・Ya間、ヨークYb・Yb間が、磁気抵抗の大きな
非磁性体で磁気的に遮断されているので、隣接のコネク
タ間の相互干渉を確実に防止でき、しかも機械的に連結
されているので、マルチコネクタの特長である、取り扱
いの簡便性を発揮できる。
【0025】
【実施例】次に本発明によるコネクタが実際上どのよう
に具体化されるかを実施例で説明する。図3は請求項2
の発明の実施例を示す図であり、(a)図はコネクタ分
離状態の断面図、(b)図は(a)図におけるb−b断
面図、(c)図はコネクタ結合状態の断面図である。
【0026】請求項2のように、コアCからの漏れ磁束
を低減するために、コイルA、Bの外側に磁性体のヨー
クYa、Ybを設けた構成とする場合、ヨークYa、Y
bとして各種の形態がある。例えば、コアCの左右両側
のみにヨークを配置する場合は、コ字状のヨークで足り
る。
【0027】しかしながら、図3のように、磁性体によ
って有底円筒状に形成し、コイルA、Bの外周を囲む形
状としたものが、漏洩磁束を効率的に低減できる。すな
わち、有底円筒状のヨークYaの底部12に、コイルAを
巻いた共通のコアCの基端を固定する。あるいは、有底
円筒状のヨークYaとコアCを、フェライトなどを用
い、同じ材料で一体成型してもよい。
【0028】他方のコイルB側も、磁性材で底部13を有
する円筒状のヨークYbを形成し、その中にコイルBを
内蔵した構成とする。また、(c)図のように、コアC
の先端側14を他方のコイルB中に挿入し、コア先端14が
コイルB側のヨークYbの底部13に接したとき、ヨーク
Ya、Ybの先端同士が接するような寸法とする。
【0029】(c)図のように、コアCの先端側14を相
手側のコイルB中に挿入した状態において、コイルAに
信号電流が流れると、共通のコアCに誘起された磁束f
によって、コイルBに信号が誘起される。このとき、磁
束fは、ヨークYa、Ybを通して完全な閉磁路となる
ため、漏洩磁束が極めて少なく、マルチ構造にした場
合、隣接するコネクタ間での相互干渉が無くなり、コネ
クタの高密度実装が可能となる。なお、コアCは、コイ
ルAから発生した磁束fを効率よくコイルBへ導くため
の磁気回路の役目だけでなく、コイルA、B同士の位置
決めガイドの役目も兼ねている。
【0030】このように、コイルAとコイルBが共通の
コアCで効率的に磁気結合されるので、コモンモード除
去トランスの役割を果たすとともに、伝送線路3と受信
側Rとの間を電気的に接続するコネクタ機能も兼ねてい
る。したがって、図8のように、コネクタ15とコモンモ
ード除去トランス10を別々に設ける必要がなくなり、装
置を小型化できる。
【0031】ところで、単一のコネクタのみでは足り
ず、複数のコネクタを連結して一体化してなるマルチ構
造のコネクタが必要なこともある。マルチ構造にする場
合、図3のコネクタを一定の間隔をおいて、非磁性材の
ハウジングに取り付けることでも実現できるが、図4〜
6のように、ヨーク自体を利用して一体化すると、特別
のハウジングが不必要で、構成が簡素化される。
【0032】図4は請求項3に示すマルチコネクタの実
施例であり、(a)図はコネクタ分離状態の断面図、
(b)図は(a)図におけるb−b断面図、(c)図は
コネクタ結合状態の断面図である。
【0033】この実施例は、図3に示したコネクタを複
数組連結して一体化するために、隣接ヨークYa同士、
ヨークYb同士を一体成型したものである。もちろん、
各ヨークYa…の底部12の中心にコアCも一体成型して
もよい。このように、ヨークYa同士、Yb同士を連結
して一体構造とすることで、同時に複数のコネクタ接続
を行うことが可能となる。しかも、前記のように、図3
のコネクタを、ハウジングを用いて連結する構造に比べ
て、小型化できる。
【0034】しかしながら、このように、隣接するヨー
ク同士が一体化していると、図4(c)のように、隣接
するコネクタのコアC1に漏洩磁束f1が発生し、その受信
側コイルB1にクロストーク信号が発生することになる。
この値は、ヨーク部を含めた全磁気回路の磁束分布より
計算可能で、最大でおよそ-7dBである。
【0035】従って、微弱な信号を扱うには不安が残
る。そこで、この相互干渉を抑制したのが、請求項4の
構成である。図5はその実施例を示す断面図であり、コ
ネクタが分離した状態を示している。
【0036】この実施例は、図4の実施例と違って、マ
ルチコネクタにおける隣接するコネクタのヨークYa・
Ya同士の間に空間15を設け、またヨークYb・Yb同
士の間に空間16を設けてある。空気は、磁性体に比べて
磁気抵抗が大きいため、コアCで発生した磁束が、図4
(c)のように隣接するコネクタのコアC1に廻り込む磁
束f1は格段と減少する。その結果、隣接するコネクタ同
士の相互干渉は抑制される。
【0037】この実施例では、コアC側の各コネクタ
を、ヨークYaのコアCと垂直の部分17で一体に連結す
ることによって、複数のコネクタを一体的に取り扱える
ようになっている。図示例では、ヨークYb側は連結し
ていないが、ヨークYa側と同様に連結部17を設けて、
一体成型してもよい。
【0038】しかしながら、空間15、16を設けたとして
も、隣接するヨークYa同士が連結部17を介して一体に
なっていると、隣接するコネクタへの漏洩磁束は避けら
れない。これに対し、請求項5の思想に従って、図6の
ように、隣接するコネクタのヨークYa・Ya間、ヨー
クYb・Yb間を完全に分離し、非磁性のスペーサ18、
19を挟んで接着するなどの手法で一体化するのが有効で
ある。
【0039】この構成によれば、隣接するヨークYa・
Ya間、ヨークYb・Yb間は非磁性のスペーサ18、19
で磁気的に分離されているので、コアCで発生した磁束
が隣接するコネクタのコアC1に漏れるのをより確実に抑
制でき、隣接するコネクタ間の相互干渉を防止できる。
なお、この実施例は、ヨークYa、Ybの形状が、図3
の実施例と多少異なるが、図3の円形コネクタを、非磁
性スペーサを挟んで複数個連結し一体化した場合も、図
6の実施例と基本的に同じことになる。
【0040】
【発明の効果】請求項1は、一方のコイルA中に挿入し
て機械的かつ磁気的に結合された一個のコアCの先端側
14が、他方のコイルB中に相対的に出し入れ可能なコネ
クタ構造なため、コイルB中にコアCの先端側を挿入す
ると、コイルAとBが、単一の共通のコアCによって磁
気的に効率的に結合されるので、磁気的な損失が少な
く、相互誘導作用による信号伝達が正確に行われる。
【0041】また、コネクタでありながら、コモンモー
ド除去トランス10と同じ機能を有しているため、高電圧
のノイズに対しても有効である。しかも、コモンモード
除去トランス10と違って、伝送線路3と受信側Rとの間
に不可欠なコネクタ15の部分に、本発明のコネクタを適
用するだけで足りるため、小型かつ簡易な装置で高耐圧
のノイズ除去手段を実現できる。
【0042】請求項2によれば、コイルA、Bの外側に
磁性体のヨークYa、Ybを有しているので、コイルA
によってコアCに誘起された磁束はすべて、磁性体のヨ
ークYa、Yb中を通ることになり、漏れ磁束が低減
し、磁気効率がより向上する。
【0043】請求項2のようなコネクタを複数組連結し
てマルチ構造にする場合、請求項3のように、隣接する
コネクタのヨークYa同士、ヨークYb同士を一体化し
て、隣接するコネクタにおいてヨークを共用する構成に
することで、請求項2のように漏洩磁束を低減でき、し
かもヨークYa、Ybを共用することで、全体的にコン
パクト化できる。
【0044】請求項4の場合は、隣接するヨークを共用
しないで、図5のように、隣接するコネクタのヨークY
a・Ya同士、ヨークYb・Yb同士を磁気的に分離す
ることで、隣接するコネクタ間の相互干渉をより確実に
防止できる。
【0045】請求項4の場合、マルチコネクタとするた
めに、少なくともコアC側の各コネクタは、ヨークYa
のコアCと垂直の部分17で一体に連結されているた
め、この連結部における漏洩磁束をも解消するために、
請求項5の発明は、ヨークと同じ材料で連結するのでな
く、隣接するコネクタのヨークYa・Ya同士、ヨーク
Yb・Yb同士が、非磁性のスペーサ18、19を挟ん
で一体に連結されているため、隣接コネクタ間の相互干
渉を確実に防止でき、しかもコイルB側も一体に連結さ
れているので、完全なマルチ構造となり、取り扱いも簡
便となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコネクタの基本原理を説明する斜
視図である。
【図2】請求項1の発明の作用を説明する斜視図であ
る。
【図3】請求項2の発明の実施例を示す図である。
【図4】請求項3の発明の実施例を示す図である。
【図5】請求項4の発明の実施例を示す断面図である。
【図6】請求項5の発明の実施例を示す図である。
【図7】信号源と受信側との間を伝送線路で接続してな
る送受信システムを示すブロック図と波形図である。
【図8】受信側にコモンモード除去トランスを設けた送
受信システムを示すブロック図と波形図である。
【符号の説明】
T 送信部 R 受信部 1 信号源 3 信号線路 7 ノイズ源 8 ノイズ波形 9 出力波形 10 コモンモード除去トランス 11 ノイズ成分が除去された出力波形 A コイル B コイル C コイルA、Bに共通のコア Ya コイルA側のヨーク Yb コイルB側のヨーク 12 コイルA側の有底円筒状ヨークの底部 13 コイルB側の有底円筒状ヨークの底部 14 コアの先端側 f コアCおよびヨークYa、Ybを通る磁束 f1 他のコネクタのコアへの漏洩磁束 15,16 空間 17 ヨークYaのコアCと垂直の部分( 連結部 ) 18,19 非磁性のスペーサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のコイル(A),(B) と、 その何れか一方のコイル(A) 中に挿入して機械的かつ磁
    気的に結合された一個のコア(C) を有し、 該コア(C) の先端側(14)が、他方のコイル(B) 中に相対
    的に出し入れ可能となっており、 双方のコイル(A),(B) によって、単一のコア(C) を共用
    可能としたこと、 を特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記コネクタにおいて、コイル(A),(B)
    の外側に磁性体のヨーク(Ya)、(Yb)を設けてなることを
    特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 一対のコイル(A),(B) と、その何れか一
    方のコイル(A) 中に挿入して機械的かつ磁気的に結合さ
    れた一個のコア(C) を有し、 該コア(C) の先端側(14)を、他方のコイル(B) 中に相対
    的に出し入れ可能とすることで、双方のコイル(A),(B)
    によって、単一のコア(C) を共用可能とし、 前記コイル(A),(B) の外側に磁性体のヨーク(Ya)、(Yb)
    を設けてなるコネクタを、 それぞれのコア(C) が平行となるように複数組配列し、
    かつ隣接するコネクタのヨーク(Ya)同士、ヨーク(Yb)同
    士を一体化して、隣接するコネクタにおいてヨークを共
    用可能とし、かつマルチ構造としたことを特徴とするコ
    ネクタ。
  4. 【請求項4】 一対のコイル(A),(B) と、その何れか一
    方のコイル(A) 中に挿入して機械的かつ磁気的に結合さ
    れた一個のコア(C) を有し、 該コア(C) の先端側(14)を、他方のコイル(B) 中に相対
    的に出し入れ可能とすることで、双方のコイル(A),(B)
    によって、単一のコア(C) を共用可能とし、 前記コイル(A),(B) の外側に磁性体のヨーク(Ya)、(Yb)
    を設けてなるコネクタを、 それぞれのコア(C) が平行となるように複数組配列し、
    かつ隣接するコネクタのヨーク(Ya)・(Ya)同士、ヨーク
    (Yb)・(Yb)同士を磁気的に分離し、かつ少なくともコア
    (C) 側の各コネクタは、ヨーク(Ya)のコア(C) と垂直の
    部分(17)で一体に連結してマルチ構造としたことを特徴
    とするコネクタ。
  5. 【請求項5】 一対のコイル(A),(B) と、その何れか一
    方のコイル(A) 中に挿入して機械的かつ磁気的に結合さ
    れた一個のコア(C) を有し、 該コア(C) の先端側(14)を、他方のコイル(B) 中に相対
    的に出し入れ可能とすることで、双方のコイル(A),(B)
    によって、単一のコア(C) を共用可能とし、 前記コイル(A),(B) の外側に磁性体のヨーク(Ya)、(Yb)
    を設けてなるコネクタを、 それぞれのコア(C) が平行となるように複数組配列し、
    かつ隣接するコネクタのヨーク(Ya)・(Ya)同士、ヨーク
    (Yb)・(Yb)同士を、非磁性のスペーサ(18)、(19)を挟ん
    で一体に連結し、マルチ構造としたことを特徴とするコ
    ネクタ。
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