JPH06290767A - 安全機構付き化学電池 - Google Patents
安全機構付き化学電池Info
- Publication number
- JPH06290767A JPH06290767A JP5098974A JP9897493A JPH06290767A JP H06290767 A JPH06290767 A JP H06290767A JP 5098974 A JP5098974 A JP 5098974A JP 9897493 A JP9897493 A JP 9897493A JP H06290767 A JPH06290767 A JP H06290767A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- gas
- reaction
- electrode terminal
- piston
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
- Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
Abstract
ス爆発等を未然に防止することのできる安全機構付き化
学電池の提供。 【構成】 電池反応部15と,正極端子16と,負極極
端子を兼ねる電池容器41を有する化学電池10であ
る。異常反応時のガス圧又は反応熱に応動する駆動部材
21は,電流を遮断すると共に,この状態を保持する弾
性部材251を有する保持機構25を有している。ま
た,ガス放出部材を有している。駆動部材21は,電流
遮断後に正極端子16と電池容器41とを短絡すること
が好ましく,またガス放出後にガス通路47を再閉路す
る弁部材301を有することが好ましい。
Description
全機構の付いた化学電池に関する。
したり短絡などの現象が発生すると,化学反応が異常に
進行して著しい温度の上昇や夥しい反応ガスの発生を引
き起こすことがあり,その安全性の確保が重要課題であ
る。例えば,高エネルギ密度の電池として期待の高いリ
チウム金属電池では,水分の混入やデンドライトの析出
による異常反応により多量のガスの発生と温度の上昇を
引き起こし,その安全性の確保が実用化のための重要な
課題となっている。
は,内部ガス放出の機構が設けられており,ガスの急激
な噴出や爆発を防止している。そして,異常反応の進行
を抑制するため,様々な提案がなされている。
ため,内部温度が異常に上昇したとき,電池内部の集電
棒を正極端子である封口蓋から引き離し,内部の電流回
路を遮断する方法が提案されている(特開昭57−67
289号公報参照)。また,リチウム金属電池において
は,水分の混入による水素ガスの発生を水素吸蔵合金で
吸収し,ガスの噴出を防止する方法が提案されている
(特開昭60−258870号公報参照)。
池の安全機構には,次のような問題がある。まず,単に
ガスを放出する方法は,爆発などの危険を防止する効果
はあるが,異常反応を抑制する訳ではないから,ガスの
発生自体は停止せず,根本的な安全確保にはなっていな
い。
合金を設ける方法も,水素ガスの噴出を抑制する効果は
あるが反応は停止しない。また,水素ガス以外のガス,
例えば二酸化炭素を吸収することはできないから,安全
対策として一面的である。
封口蓋から引き離す方法(特開昭57−67289号公
報)は,電流を遮断して反応を抑制する効果はあるが,
電流の遮断状態を確実に維持するのに問題がある。即
ち,集電棒が自重によって凹部に落下し,封口蓋から引
き離されて電流を遮断する方法であるから,電池をひっ
くり返した状態,即ち封口蓋が下側にある状態では電流
は遮断されない。
断されたとしても,電池の上下を逆転させれば再び集電
棒は封口蓋と接触し導通する。更に,本方法には内部ガ
スを放出する機構が設けられていないから,電池反応が
完全に停止する前にガスが噴出又は爆発するなどの危険
がある。
パレータ)を温度上昇時に目づまりさせ,異常時の電池
反応を抑制することも,一般に用いられているが(特開
平3−25865号公報参照),目づまりした場合は,
電池の内部抵抗が極めて大きくなる。そのため,複数の
電池を直列に接続した組(集合)電池の場合には,上記
電池の異常により組電池全体が機能しなくなるという問
題がある。本発明は,かかる従来の問題点に鑑みて,電
池の異常反応を抑制すると共に,電池の爆発等を未然に
防止することのできる安全機構の付いた化学電池を提供
しようとするものである。
の極端子と,他の極端子を兼ねる電池容器とを有する化
学電池であって,電池の異常反応時に発生するガス圧又
は反応熱に応動する駆動部材を有しており,該駆動部材
は,上記電池反応部と極端子との間の導通を遮断すると
共に,上記遮断状態を保持するための弾性部材を有する
保持機構を有しており,また,電池内部のガス圧が所定
値を越えたとき,内部ガスを外部に放出するガス放出部
材を有することを特徴とする化学電池にある。
池の異常反応時に発生するガス圧又は反応熱に応動する
駆動部材を設けてあり,該駆動部材は,電池反応部と極
端子との間の導通を遮断することである。また,駆動部
材には保持機構が設けてあり該保持機構は,弾性部材を
有し,電池反応部と極端子との間の電流遮断状態を保持
することである。
ピストンやダイヤフラム等,異常反応時の発熱により伸
縮する形状記憶合金やバイメタルなどがある。また,保
持機構には,弾性部材を用いて非可逆的な動作を行う各
種のロック機構がある。
圧が所定値を越えたときガスを外部に放出するガス放出
部材を設けてある。上記ガス放出部材には,所定の圧力
で破断する封印紙や各種の薄板状安全弁などがある。
の導通を遮断した後,上記極端子と電池容器との間を短
絡するよう構成することが好ましい。こうすれば,単電
池を複数個数直列にして用いる集合電池に,上記電池を
単電池として用いて,仮に一部分の単電池が異常であっ
ても該単電池をバイパスさせることにより,集合電池の
給電を継続することができるからである。
のままにすれば,集合電池の直列回路全体が遮断状態と
なり電流を供給できなくなるが,異常な電池を短絡して
バイパスすれば,該異常電池の出力電圧だけが低下した
状態で集合電池からは電流を供給できるからである。
レータと共に,本発明の機構を用いる場合は,まず,本
機構が作動し,組(集合)電池としての給電機能を確保
した上で,更なる温度上昇が起こった場合には,セパレ
ータを目づまりさせてこの単電池反応部の発熱を抑止す
ることができる。即ち,本機能の作動圧力や温度の設定
を,セパレータの目づまり作動温度より低目に設定する
ことにより,上記の2段階作動を実現することができ
る。
定値を越えたとき,ガス通路を開路し,ガス圧が低下し
たとき,再びガス通路を閉路する弁部材を有することが
好ましい。ガス圧が所定値を越えたときガス通路を開路
し,ガスを外部に放出して,安全を確保し,ガス圧が低
下したときに再びガス通路を遮断して,外気が内部に浸
入することを防ぐことができるからである。その結果,
内部に外気や水分が浸入すると不具合を生ずる電池(例
えばリチウムやナトリウム電極を有するもの)に対し
て,このような不具合を未然に防止することができるか
らである。
時に,駆動部材が作動し,電池反応部と極端子との間の
導通を遮断するから,異常電流による温度上昇や,ガス
の発生,電池反応の異常進行を停止させる。そして,保
持機構により上記電流の遮断状態を確実に保持するか
ら,何らかのきっかけによって極間に電流が流れて再び
反応が進行することがない。
流を遮断する従来形の電池(特開昭57−67289号
公報)のように,電池をひっくり返して再び電流が流れ
るようなことがない。また,内部のガス圧が所定値以上
に上昇したときは,ガス放出部材が作動して外部にガス
を放出するから爆発などの危険を未然に防止することが
できる。上記のように,本発明によれば,電池の異常反
応を抑制すると共に,電池のガス爆発等を未然に防止す
ることのできる安全機構の付いた化学電池を提供するこ
とができる。
用いて説明する。本例は,図1に示すように,電池反応
部15と,正極端子16と,負極極端子を兼ねる電池容
器41とを有する化学電池10であって,電池の異常反
応時に発生するガス圧又は反応熱に応動する駆動部材2
1を有している。
正極端子16との間の導通を遮断すると共に,上記遮断
を保持するための弾性部材251を有する保持機構25
を有している。また,電池内部のガス圧が所定値を越え
たとき,内部ガスを外部に放出するガス放出部材を有す
る。
5と正極端子16との導通を遮断した後,上記正極端子
16と電池容器41との間を短絡する。更に,駆動部材
21は,内部のガス圧が所定値を越えたとき,ガス通路
47を開路し,ガス圧が低下したとき,再び上記ガス通
路47を閉路する弁部材301を有する。
リチウム金属電池であって,図1に示すように,負極端
子を兼ねる電池容器41の内部に,電池反応部15を収
納し,上部に正極端子16を設けたものである。電池反
応部15は正負の電極板をセパレータを介して積層巻回
し,中心部に心棒151を設けたものである。
極板と接続されており,また電池容器41の底部412
と接続されている。一方,電池反応部15の正の電極板
は,リード152を経て仕切板42に接続されている。
上記仕切板42は,絶縁材411を介して,電池容器4
1の上部に固定されている。
穿設されており,仕切板42の上面は,正極端子16の
下足部161と面接触している。そして,仕切板42の
上面と正極端子16の上部凸面162との間には弾性部
材251が介設されている。そして,正極端子16の凸
面162下部には,絶縁部材からなるピストン30を摺
動自在に装着する筒体31が取付けられている。上記ピ
ストン30は弾性部材251と共に駆動部材21を構成
するものである。
は,仕切板42の上面に取付けられたピストンルーム3
2に収容されており,ピストンルーム32内を昇降す
る。そして,ピストンルーム32の上面とピストン30
の弁部材301の上面との間には,コイルスプリング3
3が介挿されており,コイルスプリング33は弁部材3
01を下方に向かって押圧している。また,ピストンル
ーム32の側部には,通気孔321が穿設されている。
電池容器41の上端面413との間には,図2に示すよ
うに,切り欠き部166を有するスペーサ165が介設
されている。該スペーサ165は一定値以上の圧力P0
がかかると,同図(b)に示すように塑性変形して屈曲
する部材である。上記屈曲圧力P0 は,弾性部材251
の付勢力F0 より大きい値である(P0>F0 )。
スの放出口452が形成されている。そして,上記放出
口452の上面には,安全弁が作動する異常が起こった
電池であることを表示するものとして,例えば封印紙4
51が貼着されている。該封印紙451は安全弁作動時
に破断あるいは剥離し電池の異常を表示する部材であ
る。
て述べる。電池が異常反応を起こして,内部のガス圧P
1 が上昇するとコイルスプリング33の付勢力F1 に打
ち勝ってピストン30が上昇する(P1 >F1 )。そう
すると,ガス通路47からガスが浸入し,正極端子16
にガス圧P1 がかかる。
ス圧P1 の合計値がスペーサ165の屈曲圧力P0 より
大きくなり(P0 <F0 +P1 ),スペーサ165は,
図2(b)に示すように塑性変形する。そして,正極端
子16は弾性部材251に駆動されて上昇し,仕切板4
2から離隔し,電池電流は遮断される。その結果,電池
反応は停止する。また,上記電流の遮断状態は,保持機
構25を構成する弾性部材251の付勢力F0 によって
保持される。
上端面413に接触し,正負の極端子の間が短絡され
る。また,上記放出ガスは,封印紙451が破断または
剥離しながら,放出口452から放出される。その結
果,ガス圧が低下し,コイルスプリング33の付勢力に
より,ピストン30の弁部材301がガス通路47を再
び閉路し,電池内部に外気が浸入するのを防止し,電解
液の流出も抑止する。
池の異常反応によるガス圧に応動して電池の電流を遮断
し,反応を抑止する。そして,電流の遮断状態は,弾性
部材251によって保持される。また,ガス圧が所定値
F2 を越えると,内部ガスを外部に放出して安全を確保
する。
の正負の極端子間は,弾性部材251に駆動されて短絡
される。従って,本例の電池を直列形集合電池の単電池
として用いた場合には,集合電池は本電池をバイパス
(短絡)して電流の供給を継続することができる。
反応を抑制すると共に,電池のガスによる爆発等を未然
に防止することのできる安全機構の付いた化学電池を提
供することができる。
機構を設けないもう1つの実施例である。本例は,図3
に示すように,電池容器40の内部に電池反応部15を
収納し,電池容器40の上部には,絶縁部材401を介
して正極端子18を装着した化学電池10である。
接続され,正極は仕切板42に接続されている。正極端
子18は,図3に示すように,底板181上に半球面状
の凸面182を形成してあり,該凸面182にはガス放
出口462を設けてある。
池の異常を表示する封印紙461を貼着してある。ま
た,正極端子18の底板181には,ピストン37の弁
部材371を着脱するガス通路48が開設されている。
面182に装着されたコイルスプリング34によって下
方に押圧されたピストン37が配設されている。駆動部
材を構成する部材である上記ピストン37は,上記ガス
通路48に着脱する弁部材371と,ピストンヘッド3
72と,両者371,372を連結する連結棒373
と,ピストンヘッド372を摺動自在に覆うピストンカ
バー374とを有している。
いては,仕切板42の上部に設けたロック部材36のロ
ック爪361に押圧,保持されており,仕切板42の上
面に接している。その結果,仕切板42は,ピストンカ
バー374,ピストン37を経て,正極端子18に電気
的に接続されている。上記ロック部材36には,通気孔
362が穿設してあり内部ガスを上部に送出する。
のロック爪361は,弾性部材により形成されており,
電池の中心部に向かってピストンカバー374を押圧し
これを保持するよう付勢されている。なお,図3におい
て,符号402は,仕切板42と電池容器41とを絶縁
する絶縁シートである。
いて述べる。電池10の異常反応により,ガス圧が上昇
すると,コイルスプリング34の付勢力及びロック爪3
61の保持力に打勝って,ピストン37は上方に押し上
げられる。その結果,ピストンカバー374は仕切板4
2から離隔し,電池電流は遮断され,電池反応は停止す
る。
が,ロック爪361の上方に押し挙げられると,ロック
爪361が屈曲し,図4に示すように,ピストンカバー
374の下降をロックする。その結果,ピストンカバー
374と仕切板42との電流遮断状態が保持され,電池
電流が再び流れることはない。
ガス通路48を通って正極端子18の凸面182下部に
浸入する。そして,封印紙461が破れて,ガスは外部
に放出される。その結果,ガスによる爆発等は未然に防
止される。
ように,コイルスプリング34の付勢力により,ピスト
ン37の弁部材371が下降し,再びガス通路48を閉
路する。その結果,外気の内部への浸入は阻止される。
がなく,また電解液の流出も防止することができる。そ
して,ナトリウムやリチウム等,反応性の高い活物質
が,酸素や水分と反応して引火性ガスが発生したりする
ことを抑止することができる。上記のように,本例によ
れば,電池の異常反応を抑制すると共に,電池のガスに
よる爆発等を未然に抑制することのできる安全機構の付
いた化学電池を提供することができる。
持機構のロック部材38の構造を変更したもう1つの実
施例である。本例におけるピストンカバー375は,図
5,図6に示すように,ロック部材38の頭部381を
嵌合させるロック溝376をその下方に設けてある。ま
た,ロック部材38の外側には,ロック部材38の頭部
381を内側に向かって押圧する保持スプリング35が
設けてある。
に示すように,ピストンカバー375は,ロック部材3
8の頭部381がロック溝376に嵌合し,その位置に
保持される。なお,図5,図6において符号382は通
気孔である。その他については,実施例2と同様であ
る。
動させるもう1つの実施例である。また,安全弁49に
よりガスを放出させている。本例は,図7に示すよう
に,正極端子19の下面に一定値以上のガス圧によって
破断するガス放出部材としての安全弁49を設けてあ
る。安全弁49は通常時には電池10の内部と外気とを
遮断している。
材と保持機構とを兼ねる板バネ26の端部262が固着
されている。そして,板バネ26の他端部261は,熱
可塑性の接着剤27によって,仕切板43の底面に接着
されている。
ネ26の他端部261に対向する位置に,導電性の接片
415を容器内側に向けて突設してある。そして,板バ
ネ26は,容器外側に向かって凸面状に湾曲させてあ
り,他端部261は上記接片415に向かって付勢され
ている。
における異常反応により温度が上昇すると,熱可塑性の
接着剤27が軟化あるいは溶融する。その結果,板バネ
26の付勢力により板バネ26の他端部261が仕切板
43から離れ,接片415に当接する。
の導通が遮断され,一方,正極端子19と電池容器41
とが短絡される。その結果,電池電流が流れなくなり,
電池反応が抑制される。また,板バネ26により電池の
正負の極端子間が短絡され,電池は回路としての導通状
態を維持する。
所定値を越えると安全弁49が破断し,ガスは放出口4
92から放出され,爆発等は未然に回避される。しかし
ながら,本例は,実施例1とは異なりガス放出後に閉口
して外気の浸入を防止する機能は有していない。
例2のピストン37,コイルスプリング34,封印紙4
61等からなる復帰式安全弁を適用することが可能であ
り,それによってガス放出後の外気浸入防止機能を有す
ることもできる。その他については,実施例1と同様で
ある。
と熱可塑性接着剤に代えて,弾性部材251と熱可塑性
のスペーサ175を用いたもう一つの実施例である。本
例は,図8に示すように,正極端子20は,通常時にお
いては仕切板42と面接触すると共に,電池容器41の
上面413との間に絶縁性のスペーサ175を介設させ
電池容器41との間を絶縁している。
よって形成されている。また,正極端子20と仕切板4
3との間には,駆動部材及び保持機構を構成する弾性部
材251が介設されている。上記弾性部材251は,正
極端子20と仕切板43とを離隔する方向に付勢されて
いる。
9を装着し,上面にはガスの放出口492を設けてあ
る。そして電池に異常反応が発生すると,電池の温度が
上昇し,スペーサ175が軟化又は溶融する。その結
果,弾性部材251に駆動されて正極端子20が上昇
し,仕切板42と離隔し電池電流が遮断される。
413とが接触し,両者20,41の間が短絡される。
そして,保持機構を兼ねる弾性部材251によって,正
極端子20と仕切板42との遮断状態を維持し,また正
極端子20と電池容器41との短絡状態が保持される。
その他については,実施例4と同様である。
駆動部材の構造を変更したもう1つの実施例である。本
例は,図9,図10に示すように,電池容器41の上部
に絶縁材411を介して正極端子17が取付けられてい
る。正極端子17の上側部には,ガスの放出口172が
開設されており,該放出口172は常時開口されてい
る。
らなる第1導通板171が接合されている。一方,上記
第1導通板171の下方で,仕切り板42の上方には,
電池容器41に接合された弾性部材からなる第2導通板
415が配設されている。そして,正極端子17の天井
面と,仕切板42の上面との間には,コイルスプリング
34を介設させて駆動部材を構成するピストン39が配
設されている。
連結された軸部391と,該軸部391の下端に取付け
られた絶縁性の幅の広いキャップ392と,軸部391
の外周面を摺動可能に覆うピストンカバー393とを有
している。また,仕切板42の中心部には,ガス通路4
7が設けられており,ガス通路47は,通常時にはコイ
ルスプリング34に押圧されてキャップ392が閉路し
ている。
にくびれ3931を有しており,くびれ3931の上部
には,保持機構を構成するロック部394を有してい
る。上記ロック部394は,上方に向かって径を漸減さ
せるテーパ面3941を有しており,くびれ3931と
の境界には鋭角な尖頭部3941を形成している。
5は,図11,図12に示すように,その中心部に前記
ピストン39を挿通させるピストン穴1711,415
1を有し,ピストン穴1711,4151の外周には,
スリット1712,4152を設けてある。そして,そ
れぞれにおいて2つのスリット1712,4152に挟
まれた切片1713,4153は板ばねの作用を奏す
る。
上昇すると,コイルスプリング34の付勢力と,第1導
通板171及び第2導通板415の弾性力に打勝って,
ピストン39が上昇する。即ち,ピストン39は,上記
切片1713,4153の板ばね力と,コイルスプリン
グ34の付勢力に打勝って上昇し,ガス通路47から放
出口172に至るガス流路を形成する。
板171の間で,電流路として作用していたピストンカ
バー393も上昇し,仕切板42から離れるので,電流
路が遮断され,異常電流による温度上昇や電池反応進行
を抑制する。ピストン39が上昇し,第1導通板171
の切片1713が,ピストンカバー393のロック部3
94の下方に来ると,図10に示すように,切片171
3はくびれ3931内に反り返り,ピストンカバー39
3の下降をロックする。一方,ガスの流出力が弱まる
と,ピストンの軸部391は,コイルスプリング34に
よって押下げられ,キャップ392がガス通路47を再
び閉路する。
とによって,図10に示すように,ピストンカバー39
3が第1導通板172と第2導通板415とを導通させ
る。これによって,正極端子17と電池容器41とが短
絡され,ロック部394によって短絡状態は保持され,
集合電池としての機能は保持される。その他について
は,実施例と同様であり,同様の効果を得ることができ
る。
て第1導通板173と第2導通板417の上下の配置を
反対にすると共に,両者173,417の間に挟持され
て,両者173,417を短絡する導通片396を設け
たもう1つの実施例である。本例は,図13,図14に
示すように,正極端子170の側下部に導通ピン174
を植設し,該導通ピン174の下端部に第1導通板17
3を取付けてある。
電池容器41と接合された,第2導通板417が配設さ
れている。第2導通板417は,上記導通ピン174と
接触しないようにピン穴が穿設されている。
からなるスプリング取付板175が設けられており,コ
イルスプリング34が取付けられている。上記コイルス
プリング34と仕切板42との間には,コイルスプリン
グ34によって下方に押圧されたピストン390が配設
されている。
の軸心に挿入する小径の頭部397と大径の胴部395
とを有する。上記胴部395の上部には,肉厚のリング
状の導通片396が配設されている。導通片396は,
通常時には,図13に示すように,第1導通板173の
切片1713(図11)のバネ力によって,ピストン3
90の胴部395に押圧されている。
とが導通し,導通ピン174を経て,仕切板42と正極
端子170とが電気的に接続されている。そして,電池
10の内部ガス圧が上昇すると,ピストン390が上昇
し,ガス通路47とガスの放出口172との間にガス流
出路が形成される。そして,仕切板42とピストン39
0との導通は遮断される。
ン390が更に上昇すると,図14に示すように,導通
片396が第1導通板173と第2導通板417との間
に保持される。その結果,正極端子170と電池容器4
1とが短絡される。そしてこの短絡状態は,ガス圧が低
下してピストン390が降下した後も変わらない(図1
4)。また,ピストン390の底部には,正常時にシー
ル性を確保し外気を遮断するためのシール部材398が
貼付されている。
る。なお,実施例1〜実施例7は,携帯用電子機器など
に用いる小型電池に適用することができると共に,電気
自動車用や電力貯蔵用などの大容量電池にも適用するこ
とができる。
((a)は遮断前,(b)は遮断後の状態を示す)。
の断面図。
の断面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 電池反応部と,正又は負の極端子と,他
の極端子を兼ねる電池容器とを有する化学電池であっ
て,電池の異常反応時に発生するガス圧又は反応熱に応
動する駆動部材を有しており,該駆動部材は,上記電池
反応部と極端子との間の導通を遮断すると共に,上記遮
断状態を保持するための弾性部材を有する保持機構を有
しており,また,電池内部のガス圧が所定値を越えたと
き,内部ガスを外部に放出するガス放出部材を有するこ
とを特徴とする化学電池。 - 【請求項2】 請求項1において,上記駆動部材は,電
池反応部と極端子との導通を遮断した後,上記極端子と
電池容器との間を短絡することを特徴とする化学電池。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2において,上記駆
動部材は,内部のガス圧が所定値を越えたとき,ガス通
路を開路し,ガス圧が低下したとき,再び上記ガス通路
を閉路する弁部材を有することを特徴とする化学電池。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09897493A JP3232767B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 安全機構付き化学電池 |
US08/465,618 US5523178A (en) | 1992-12-14 | 1995-06-05 | Chemical cell |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09897493A JP3232767B2 (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 安全機構付き化学電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06290767A true JPH06290767A (ja) | 1994-10-18 |
JP3232767B2 JP3232767B2 (ja) | 2001-11-26 |
Family
ID=14234012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09897493A Expired - Lifetime JP3232767B2 (ja) | 1992-12-14 | 1993-03-31 | 安全機構付き化学電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3232767B2 (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005190850A (ja) * | 2003-12-25 | 2005-07-14 | Yuasa Corp | 密閉型蓄電池 |
JP2005285404A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Sanyo Electric Co Ltd | 密閉型二次電池 |
JP2005340053A (ja) * | 2004-05-28 | 2005-12-08 | Yuasa Corp | 密閉形蓄電池 |
JP2011018645A (ja) * | 2009-07-09 | 2011-01-27 | Sb Limotive Co Ltd | 二次電池 |
US8236439B2 (en) | 2009-08-14 | 2012-08-07 | Sb Limotive Co., Ltd. | Rechargeable battery |
CN103000831A (zh) * | 2012-08-13 | 2013-03-27 | 刘立文 | 一种蓄电池可监控防爆装置 |
US8877361B2 (en) | 2009-09-01 | 2014-11-04 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Rechargeable battery |
KR20140147313A (ko) * | 2013-06-19 | 2014-12-30 | 삼성에스디아이 주식회사 | 이차 전지 |
US9012050B2 (en) | 2011-07-26 | 2015-04-21 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Rechargeable battery |
US9023497B2 (en) | 2011-02-18 | 2015-05-05 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Secondary battery |
US9054371B2 (en) | 2011-11-17 | 2015-06-09 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Rechargeable battery |
US9478774B2 (en) | 2010-12-02 | 2016-10-25 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Rechargeable battery |
US9634299B2 (en) | 2011-09-06 | 2017-04-25 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Rechargeable battery |
CN109962205A (zh) * | 2017-12-25 | 2019-07-02 | 惠州比亚迪电池有限公司 | 电池盖板组件、单体电池、电池模组、动力电池包和电动汽车 |
WO2024143319A1 (ja) * | 2022-12-27 | 2024-07-04 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 蓄電装置および蓄電モジュール |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP09897493A patent/JP3232767B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005190850A (ja) * | 2003-12-25 | 2005-07-14 | Yuasa Corp | 密閉型蓄電池 |
JP4617671B2 (ja) * | 2003-12-25 | 2011-01-26 | 株式会社Gsユアサ | 密閉型蓄電池 |
JP2005285404A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Sanyo Electric Co Ltd | 密閉型二次電池 |
JP4592315B2 (ja) * | 2004-03-29 | 2010-12-01 | 三洋電機株式会社 | 密閉型二次電池 |
JP2005340053A (ja) * | 2004-05-28 | 2005-12-08 | Yuasa Corp | 密閉形蓄電池 |
JP2011018645A (ja) * | 2009-07-09 | 2011-01-27 | Sb Limotive Co Ltd | 二次電池 |
US9246140B2 (en) | 2009-07-09 | 2016-01-26 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Rechargeable battery with a cap assembly having a first tab located outside of the case |
US8236439B2 (en) | 2009-08-14 | 2012-08-07 | Sb Limotive Co., Ltd. | Rechargeable battery |
US8877361B2 (en) | 2009-09-01 | 2014-11-04 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Rechargeable battery |
US9478774B2 (en) | 2010-12-02 | 2016-10-25 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Rechargeable battery |
US9023497B2 (en) | 2011-02-18 | 2015-05-05 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Secondary battery |
US9012050B2 (en) | 2011-07-26 | 2015-04-21 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Rechargeable battery |
US9634299B2 (en) | 2011-09-06 | 2017-04-25 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Rechargeable battery |
US9054371B2 (en) | 2011-11-17 | 2015-06-09 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Rechargeable battery |
CN103000831A (zh) * | 2012-08-13 | 2013-03-27 | 刘立文 | 一种蓄电池可监控防爆装置 |
KR20140147313A (ko) * | 2013-06-19 | 2014-12-30 | 삼성에스디아이 주식회사 | 이차 전지 |
CN109962205A (zh) * | 2017-12-25 | 2019-07-02 | 惠州比亚迪电池有限公司 | 电池盖板组件、单体电池、电池模组、动力电池包和电动汽车 |
CN109962205B (zh) * | 2017-12-25 | 2021-09-21 | 惠州比亚迪电池有限公司 | 电池盖板组件、单体电池、电池模组、动力电池包和电动汽车 |
WO2024143319A1 (ja) * | 2022-12-27 | 2024-07-04 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 蓄電装置および蓄電モジュール |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3232767B2 (ja) | 2001-11-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN213584016U (zh) | 电池、用电装置和制备电池的装置 | |
JP4187685B2 (ja) | 二次電池 | |
JP2970340B2 (ja) | 密閉型電池用防爆封口板 | |
JP4213846B2 (ja) | 密封電池 | |
CN214898799U (zh) | 端盖组件、电池及用电装置 | |
KR19990087638A (ko) | 가단탭 절단 메카니즘을 가진 전지캡 조립체 | |
JPH06290767A (ja) | 安全機構付き化学電池 | |
KR20040017094A (ko) | 안전변을 구비한 파우치형 이차전지 | |
CN114175381A (zh) | 电池、用电装置、制备电池的方法和装置 | |
JPH11144705A (ja) | 防爆型非水電解液二次電池及びその破断圧力設定方法 | |
US20040241536A1 (en) | Rechargeable battery | |
JPH0562664A (ja) | 防爆型非水二次電池 | |
US8685555B2 (en) | Thermo-mechanically activated current interrupter | |
JP2003051304A (ja) | 非水電解質二次電池 | |
JP2004537835A (ja) | 電気化学的電池のエンドキャップ組立体 | |
JP7549733B2 (ja) | 電池、受電装置、電池を作製する方法及び設備 | |
JP3754793B2 (ja) | 温度ヒュ−ズ及び二次電池における温度ヒュ−ズの取付け構造 | |
KR20040110156A (ko) | 안전변을 구비한 파우치형 이차전지 | |
JPH09320562A (ja) | 密閉円筒型非水二次電池 | |
JPH10247483A (ja) | 密閉型電池の安全構造 | |
KR100399784B1 (ko) | 안전변을 구비한 리튬 이차 전지 및 그 제조방법 | |
JPH10172528A (ja) | 非水電解液電池 | |
JP3527548B2 (ja) | 二次電池用安全装置および安全装置付き非水電解質二次電池 | |
JPH06290812A (ja) | 安全機構付き化学電池 | |
KR100277652B1 (ko) | 이차전지의 캡 어셈블리 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100921 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110921 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110921 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120921 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120921 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130921 Year of fee payment: 12 |