JPH06290088A - ネットワーク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 資源情報ファイル用の使用記憶容量を少なく
し、また、各ノードが他のノードの資源を利用する際
に、資源情報の問い合わせが一箇所に集中しないように
すること。 【構成】 ネットワーク上の各ノード１〜２６を複数の
ドメイン８〜１０にグループ分けし、各ドメインのノー
ドの内の１つを管理ノード１，１１，２１とする。該管
理ノードは、自ドメイン内の各ノードの資源情報を資源
情報ファイル１Ａ，１１Ａ，２１Ａとして管理し、ま
た、他の管理ノードへのアクセス情報を保持する管理ノ
ードリストを有している。管理ノードは、いずれかのノ
ードが自ドメインのノードの資源を利用する際に、自ド
メイン内のノードあるいは他ドメインの管理ノードの問
い合わせに応じて資源情報を提供する。また、自ドメイ
ンのノードが他ドメインのノードの資源を利用する際
に、上記管理ノードリストに基づいて、相手の管理ノー
ドをアクセスして相手ノードの資源情報を得る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、伝送路を通じて情報を
交換できる複数の電子計算機（以下、ノードという）が
接続されたネットワークに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図９は、第１方式のネットワークの概要
を示すブロック図である。図９において、１〜６はノー
ド、１Ａ〜６Ａは資源情報ファイル、１Ｂ〜６Ｂはネッ
トワーク・インターフェース、７は伝送路である。各ノ
ード１〜６は、伝送路７に接続されており、資源情報フ
ァイル１Ａ〜６Ａは、各ノードが有しているプリンタ，
通信回線，大容量磁気ディスク等の資源に関する情報を
保持しているファイルである。

【０００３】図１０は、資源情報ファイルの内容の一例
を示す図である。資源情報ファイル１Ａ〜６Ａには、こ
のように、各ノード毎にそれが有している資源の種類及
びその属性を保持している。各ノード１〜６は、他のノ
ードが有している資源を利用しようとするとき、自分の
資源情報ファイルの情報に基づいて、利用しようとして
いる資源をアクセスする。

【０００４】このようなネットワークにおいて、あるノ
ードのプリンタが故障のため使用不能になったとき等、
資源に何らかの変化が生じたとき、資源情報ファイル１
Ａ〜６Ａの内容を修正する必要があるが、従来は、次の
ように処理していた。一例として、ノードＡにおいて、
資源構成の変更が発生した場合の処理を説明する。

【０００５】図１１は、図９のネットワークにおいて、
資源情報を更新する場合の処理を示すフローチャートで
ある。図１１（イ）は、構成変更が発生したノードＡの
処理を示し、図１１（ロ）は、それ以外のノードの処理
を示している。 ステップＡ１…ノードＡの資源情報ファイル１Ａを構成
の変更に従って修正する。 ステップＡ２…資源情報ファイル１Ａの修正箇所だけを
取り出して修正情報ファイルを作成する。 ステップＡ３…作成した修正情報ファイルを伝送路７に
ブロードキャストする。

【０００６】ステップＮ１…ノードＡからのブロードキ
ャストを受信した各ノードは、受信したブロードキャス
トより修正情報ファイルを取得する。 ステップＮ２…各ノードの資源情報ファイル２Ａ〜６Ａ
の内容を、修正情報ファイルに基づいて修正する。

【０００７】第１方式のネットワークにおける資源情報
ファイルの修正処理は、上述した通りであるが、それ以
外にも、管理ノードを設けて資源情報の更新処理を行う
ようにしたものがある。図１２は、第２方式のネットワ
ークの概要を示すブロック図である。符号は、図９のも
のに対応している。ただし、ノードＡは、管理ノードと
して各ノードの資源情報を資源情報ファイル１Ａに保持
しており、その他のノードは資源情報ファイルを持って
いない。各ノード２〜６は、他のノードが有している資
源を利用しようとするとき、管理ノード１に問い合わせ
て、管理ノード１の資源情報ファイル１Ａに基づいて利
用しようとしている資源をアクセスする。

【０００８】この方式においては、資源情報ファイルは
各ノード２〜６は持たず、管理ノード１だけが持ってい
るので、あるノードの資源構成に変更があった場合に
は、当該ノードが管理ノード１に対して、変更された部
分の情報を通知するようにする。管理ノード１は、いず
れかのノードから上記通知があったとき、その情報に基
づいて資源情報ファイル１Ａを修正する。

【０００９】なお、このようなネットワークに関連する
従来の文献としては、例えば、特開平３−２５７５７０
号公報，特開平２−２３０３６３号公報，特開平４−１
１９４４３号公報，特開平４−２６２４５号公報，特開
平２−２３１６９９号公報，特開昭６１−１３６３３６
号公報等がある。

【００１０】

【発明が解決しようとする課題】

（問題点）しかしながら、前記した従来の技術には、ネ
ットワークの規模が巨大になると、ノードの処理能力及
び記憶能力の多くの部分を資源情報の処理のために割く
ことになってしまい、ネットワーク全体の効率が極めて
悪くなるという問題点があった。

【００１１】（問題点の説明）前記第１方式のネットワ
ークにおいては、各ノード毎にネットワーク上の全ノー
ドが有する全ての資源の情報を資源情報ファイルとして
保持する必要がある。そのため、ネットワークが巨大に
なると、資源情報ファイルの大きさも巨大なものとな
り、膨大な記憶容量が必要になる。また、前記第２方式
のネットワークにおいては、各ノードが他のノードの資
源を利用しようとするとき、利用しようとする全てのノ
ードが１つの管理ノードに問い合わせをすることにな
り、管理ノードの処理が間に合わなくなってしまう。本
発明は、そのような問題点を解決することを課題とする
ものである。

【００１２】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明のネットワークは、複数のノードをドメイン
にグループ分けし、各ドメイン内のノードの内の１つを
管理ノードとしたネットワークであって、該管理ノード
を、自ドメイン内の各ノードの資源情報を保持する資源
情報ファイルと、他ドメインの管理ノードへのアクセス
情報を保持する管理ノードリストと、自ドメイン内のノ
ードあるいは他ドメインの管理ノードからの問い合わせ
に応じて上記資源情報ファイルの情報を通知する資源情
報通知手段と、自ドメイン内のノードが他ドメイン内の
ノードの資源を利用する際に、上記管理ノードリストに
基づいて相手方ドメインの管理ノードに対して相手ノー
ドの資源情報を問い合わせる資源情報問合せ手段とを具
えるものとした。

【００１３】

【作 用】ネットワーク上の複数のノードを複数のド
メインにグループ分けし、各ドメインのノードの内の１
つを管理ノードとする。そして、該管理ノードが自ドメ
イン内の各ノードが有する資源の情報を資源情報ファイ
ルとして管理し、資源情報通知手段は、ネットワーク内
のノードが自ドメインのノードの資源を利用する際に自
ドメイン内のノードあるいは他ドメインの管理ノードの
問い合わせに応じて資源情報を通知する。また、管理ノ
ードは、ネットワーク上の全ての管理ノードのネットワ
ークアドレス等のアクセス情報を保持する管理ノードリ
ストを有しており、自ドメインのノードが他ドメインの
ノードの資源を利用する際に、資源情報問合せ手段が該
管理ノードリストに基づいて、相手の管理ノードをアク
セスして相手ノードの資源情報を得る。

【００１４】そのため、ネットワークの規模が巨大にな
っても、資源情報については各管理ノードがそれぞれの
ドメイン内の資源情報を保持するだけであるので、前記
第１方式のネットワークのような膨大な記憶容量は必要
なくなる。また、他ドメイン内のノードの資源を利用す
る際には、少なくとも各ドメイン内のノード間で資源を
利用し合う場合は、他の管理ノードにアクセスする必要
はなくなる。その結果、前記第２方式のネットワークの
ように、他のノードの資源を利用しようとする全てのノ
ードが１つの管理ノードに問い合わせをするというよう
なことはなくなる。したがって、資源情報の処理のため
の負担が軽くなり、ネットワーク全体の効率が向上す
る。

【００１５】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図１は、本発明のネットワークの概要を示
すブロック図である。符号は、図９のものに対応し、８
〜１０はドメイン、１，１１，２１は管理ノード、１２
〜１６，２２〜２６はノード、１１Ａ，２１Ａは資源情
報ファイル、１１Ｂ〜１６Ｂ，２１Ｂ〜２６Ｂはネット
ワーク・インターフェースである。

【００１６】ノードＡ₁ 〜ノードＮ₁ がドメイン８に属
し、ノードＡ₂ 〜ノードＮ₂ がドメイン９に属し、ノー
ドＡ₃ 〜ノードＮ₃ がドメイン１０に属している。その
内、ノードＡ₁ ，ノードＡ₂ ，ノードＡ₃ は管理ノード
である。各管理ノードは、自分が所属するドメインの各
ノードが有している全ての資源に関する情報をそれぞれ
資源情報ファイル１Ａ，１１Ａ，２１Ａに保持してい
る。また、自分以外の管理ノードへのアクセス情報とし
て、各管理ノードのネットワークアドレスとドメイン識
別子とを図２に示すような管理ノードリストに保持して
いる。

【００１７】図３は、管理ノードの概要を示すブロック
図である。符号は、図１のものに対応し、１−１は資源
情報通知手段、１−２は資源情報問合せ手段、１−３は
管理ノードリスト、１−４は管理ノードリスト更新手
段、１−５は資源情報更新手段である。

【００１８】資源情報ファイル１Ａは、自ドメインの各
ノードの資源情報のみを保持する。管理ノードリスト１
−３は、他ドメインの管理ノードへのアクセス情報、例
えば、管理ノードのネットワークアドレスとドメイン識
別子を保持する。資源情報通知手段１−１は、自ドメイ
ン内のノードあるいは他ドメインの管理ノードからの問
い合わせに応じて上記資源情報ファイルの情報を通知す
る。資源情報問合せ手段１−２は、自ドメイン内のノー
ドが他ドメイン内のノードの資源を利用する際に、上記
管理ノードリストに基づいて相手方ドメインの管理ノー
ドに対して相手ノードの資源情報を問い合わせる。さら
に、資源情報ファイル１Ａや管理ノードリスト１−３の
内容に変更が生じたときは、資源情報更新手段１−５や
管理ノードリスト更新手段１−４によって更新を行う。

【００１９】次に、他のノードの資源をアクセスする場
合の動作を、ノードＢ₁ がアクセスする場合を例にして
説明する。図４は、他ノードへのアクセス手順を示すフ
ローチャートである。図４（イ）は、ノードＢ₁ におけ
る処理を示し、図４（ロ）は、管理ノードＡ₁ における
処理を示し、図４（ハ）は、相手の管理ノードＡ₂ にお
ける処理を示している。 ステップＢ１…アクセスするノードのドメイン識別子と
ネットワークアドレスを用意する。 ステップＢ２…用意したドメイン識別子とネットワーク
アドレスを使って問い合わせパケットを生成し、それを
管理ノードＡ₁ へ送信する。

【００２０】ステップＡ１…管理ノードＡ₁ は、ノード
Ｂ₁ からの問い合わせパケットを受信したら、該パケッ
トからドメイン識別子とネットワークアドレスを取り出
す。 ステップＡ２…取り出したドメイン識別子が自分のドメ
インのものか否かを判別する。 ステップＡ３…自分のドメインのものであったら、資源
情報通知手段１−１が、問い合わせがあったノードの資
源情報を資源情報ファイル１Ａから取り出す。 ステップＡ４…資源情報通知手段１−１は、取り出した
資源情報に基づいて返信パケットを生成し、ノードＢ₁
に返信する。

【００２１】ステップＡ５…ステップＡ２で自分のドメ
インのものでなかったら、資源情報問合せ手段１−２
が、ドメイン識別子に基づいて管理ノードリストから相
手ノードの管理ノードのネットワークアドレスを取り出
す。 ステップＡ６…資源情報問合せ手段１−２は、取り出し
たネットワークアドレス及びノードＢ₁ から受け取った
ドメイン識別子とネットワークアドレスに基づいて問い
合わせパケットを生成する。 ステップＡ７…相手の管理ノードに対して、問い合わせ
パケットを送信する。

【００２２】ステップａ１…相手の管理ノードＡ₂ は、
受信したパケットからドメイン識別子とネットワークア
ドレスを取り出す。 ステップａ２…問い合わせがあったノードの資源情報を
資源情報ファイル１１Ａから取り出す。 ステップａ３…取り出した資源情報に基づいて返信パケ
ットを生成し、管理ノードＡ₁ に返信する。

【００２３】ステップＡ８…管理ノードＡ₁ は、ステッ
プＡ７で問い合わせパケットを送信した後、問い合わせ
先の管理ノードＡ₂ から返信があったか否かを判別しな
がら待つ。 ステップＡ９…管理ノードＡ₂ から返信があったら、返
信パケットから資源情報を取り出し、それにより返信パ
ケットを生成してノードＢ₁ に返信する。

【００２４】ステップＢ３…ノードＢ₁ は、管理ノード
Ａ₁ からの返信があったか否かを判別しながら待つ。 ステップＢ４…管理ノードＡ₁ から返信があったら、返
信パケットから資源情報を取り出し、それに基づいて相
手ノードをアクセスする。このようにして、各ノード
は、自ドメイン，他ドメインのいずれのノードの資源で
も利用することができる。

【００２５】次に、既存のドメイン８に新規のノードＣ
₁ が接続された場合の動作を説明する。図５は、新規に
ノードが接続された場合の処理手順を示すフローチャー
トである。図５（イ）は、ノードＣ₁ における処理を示
しており、図５（ロ）は、管理ノードにおける処理を示
している。 ステップＣ１…ノードＣ₁ が有している資源に関する全
ての情報をブロードキャストにより、ネットワーク上の
全ての管理ノードに対して送信する。 ステップＡ１…各管理ノードでは、ブロードキャストを
受信したら、ノードＣ₁ の資源情報を保持し、ノードＣ
₁ に対して自分のネットワークアドレスとドメイン識別
子とを返信する。

【００２６】ステップＣ２…ノードＣ₁ は、各管理ノー
ドから返信があったか否かを判別しながら待つ。 ステップＣ３…管理ノードから返信があったら、最も早
く到着した管理ノードからのパケットのみを保持し、そ
の他のパケットは破棄する。 ステップＣ４…パケットから管理ノードのネットワーク
アドレスとドメイン識別子を取り出して保持する。 ステップＣ５…管理ノードのネットワークアドレスに対
してアクノリッジを送信する。

【００２７】ステップＡ２…管理ノードは、ステップＡ
１でアドレスとドメイン識別子とを送信した後、所定時
間が経過したか否かを判別する。 ステップＡ３…所定時間が経過していない内は、ノード
Ｃ₁ からのアクノリッイジが返信されてきたか否かを判
別する。 ステップＡ４…返信があったら、保持しておいたノード
Ｃ₁ の資源情報を、資源情報更新手段１−５により資源
情報ファイルに登録する。既存のドメインに新規のノー
ドが接続された場合は、このようにして管理ノードの資
源情報ファイルが修正される。

【００２８】次に、既存のノードにおいて資源構成が変
更された場合の処理を説明する。ここでは、ノードＢ₁
で資源構成が変更されたものとする。図６は、資源構成
に変更が生じた場合の処理手順を示すフローチャートで
ある。図６（イ）は、ノードＢ₁ における処理を示して
おり、図６（ロ）は、管理ノードＡ₁ における処理を示
している。

【００２９】ステップＢ１…資源構成の変更に基づい
て、変更内容を示す修正情報ファイルを作成する。 ステップＢ２…作成した修正情報ファイルを管理ノード
Ａ₁ に送信する。 ステップＡ１…管理ノードＡ₁ は、修正情報ファイルを
受信したら、資源情報更新手段１−５により、受信した
修正情報ファイルに基づいて資源情報ファイル１Ａを修
正する。 既存のノードにおいて資源構成が変更された場合は、こ
のようにして管理ノードの資源情報ファイルが修正され
る。

【００３０】次に、ドメインが新設された場合の処理を
説明する。図７は、新規ドメインにおける管理ノードの
資源情報ファイル生成の処理手順を示すフローチャート
である。図７（イ）は、新規ドメインの管理ノードＡ₃
における処理を示しており、図７（ロ）は、新規ドメイ
ンに属することになるノードにおける処理を示してい
る。

【００３１】ステップＡ１…自分が管理すべき全てのノ
ードのネットワークアドレスを入力する。 ステップＡ２…自分が管理するドメインのドメイン識別
子を入力する。 ステップＡ３…自分が管理するノードの内の１つに対し
て資源情報の提供を依頼する。 ステップＮ１…各ノードは、新規管理ノードＡ₃ から資
源情報提供依頼を受信したら、自分がネットワークに対
して提供できる資源をリストアップしてファイルを作成
する。 ステップＮ２…作成したファイルを新規管理ノードＡ₃
に対して返信する。

【００３２】ステップＡ４…管理ノードＡ₃ は、ステッ
プＡ３で資源情報提供依頼を送信した後、各ノードから
の返信があったか否かを判別しながら待つ。 ステップＡ５…ノードから返信があったら、受信した資
源情報を資源情報ファイル２１Ａに追加する。 ステップＡ６…次のノードを指定する。 ステップＡ７…全てのノードの処理が終了したか否かを
判別し、終了していなければ、ステップＡ３に戻る。ド
メインが新設された場合その管理ノードでは、このよう
にして資源情報ファイルが生成される。

【００３３】図８は、新規ドメインにおける管理ノード
の管理ノードリスト生成処理手順を示すフローチャート
である。図８（イ）は、新規管理ノードＡ₃ における処
理を示しており、図８（ロ）は、他の管理ノードにおけ
る処理を示している。 ステップＡ１…自分が管理するドメイン識別子を含み、
管理ノードだけに有効な特殊パケットを用意する。 ステップＡ２…用意した特殊パケットをブロードキャス
トにより送信する。

【００３４】ステップａ１…他のパケットは、新規管理
ノードＡ₃ からの特殊パケットを受信したら、パケット
から送信元のネットワークアドレス（パケットの先頭部
分にある送信元アドレス）とドメイン識別子とを取り出
し、管理ノードリストに追加する。 ステップａ２…自ドメインのドメイン識別子をファイル
にする。 ステップａ３…上記ファイルを新規管理ノードＡ₃ に返
信する。

【００３５】ステップＡ３…新規管理ノードＡ₃ は、ス
テップＡ２で特殊パケットを送信した後、他の管理ノー
ドから返信があったか否かを判別しながら待つ。 ステップＡ４…返信があったら、受信したパケットを蓄
積しておく。 ステップＡ５…所定時間が経過したか否かを判別する。 ステップＡ６…所定時間が経過したら、蓄積しておいた
パケット群から１つのパケットを取り出す。 ステップＡ７…そのパケットから管理ノードのネットワ
ークアドレスとドメイン識別子とを取り出す。 ステップＡ８…取り出したネットワークアドレスとドメ
イン識別子とを管理ノードリストに追加する。 ステップＡ９…全てのパケットの処理が終了したか否か
を判別し、終了していなければステップＡ６に戻って処
理を継続する。ドメインが新設された場合そのドメイン
の管理ノード及び他ドメインの管理ノードでは、このよ
うにして管理ノードリストの生成及び修正が行われる。

【００３６】

【発明の効果】以上述べた如く、本発明のネットワーク
によれば、ネットワークの規模が巨大になっても、資源
情報については各管理ノードがそれぞれのドメイン内の
資源情報を保持するだけであるので、前記第１方式のネ
ットワークのような膨大な記憶容量は必要なくなる。ま
た、他ドメイン内のノードの資源を利用する際には、少
なくとも各ドメイン内のノード間で資源を利用し合う場
合は、他の管理ノードにアクセスする必要はなくなる。
そのため、前記第２方式のネットワークのように、他の
ノードの資源を利用しようとする全てのノードが１つの
管理ノードに問い合わせをするというようなことはなく
なる。その結果、資源情報の処理のための負担が軽くな
り、ネットワーク全体の効率が向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明のネットワークの概要を示すブロック
図

【図２】 管理ノードリストの一例を示す図

【図３】 管理ノードの概要を示すブロック図

【図４】 他ノードへのアクセス手順を示すフローチャ
ート

【図５】 新規にノードが接続された場合の処理手順を
示すフローチャート

【図６】 資源構成に変更が生じた場合の処理手順を示
すフローチャート

【図７】 新規ドメインにおける管理ノードの資源情報
ファイル生成の処理手順を示すフローチャート

【図８】 新規ドメインにおける管理ノードの管理ノー
ドリスト生成処理手順を示すフローチャート

【図９】 従来の第１方式のネットワークの概要を示す
ブロック図

【図１０】 資源情報ファイルの内容の一例を示す図

【図１１】第１方式のネットワークにおいて、資源情報
を更新する場合の処理手順を示すフローチャート

【図１２】従来の第１方式のネットワークの概要を示す
ブロック図

【符号の説明】

１，１１，２１…管理ノード、１−１…資源情報通知手
段、１−２…資源情報問合せ手段、１−３…管理ノード
リスト、１−４…管理ノードリスト更新手段、１−５…
資源情報更新手段、２〜６，１２〜１６，２２〜２６…
ノード、１Ａ〜６Ａ，１１Ａ，２１Ａ…資源情報ファイ
ル、１Ｂ〜６Ｂ，１１Ｂ〜１６Ｂ，２１Ｂ〜２６Ｂ…ネ
ットワーク・インターフェース、７…伝送路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数のノードをドメインにグループ分け
   し、各ドメイン内のノードの内の１つを管理ノードとし
   たネットワークであって、該管理ノードを、自ドメイン
   内の各ノードの資源情報を保持する資源情報ファイル
   と、他ドメインの管理ノードへのアクセス情報を保持す
   る管理ノードリストと、自ドメイン内のノードあるいは
   他ドメインの管理ノードからの問い合わせに応じて上記
   資源情報ファイルの情報を通知する資源情報通知手段
   と、自ドメイン内のノードが他ドメイン内のノードの資
   源を利用する際に、上記管理ノードリストに基づいて相
   手方ドメインの管理ノードに対して相手ノードの資源情
   報を問い合わせる資源情報問合せ手段とを具えるものと
   したことを特徴とするネットワーク。