JPH0628826Y2 - Alc増幅回路 - Google Patents

Alc増幅回路

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JPH0628826Y2
JPH0628826Y2 JP11891387U JP11891387U JPH0628826Y2 JP H0628826 Y2 JPH0628826 Y2 JP H0628826Y2 JP 11891387 U JP11891387 U JP 11891387U JP 11891387 U JP11891387 U JP 11891387U JP H0628826 Y2 JPH0628826 Y2 JP H0628826Y2
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amplifier
alc
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control
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勇二 伏木
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は増幅利得の異なる複数の増幅器において、切
換器によってそれぞれの定められた増幅利得を維持する
ことのできるALC増幅回路に関するものであり、特に通
信分野で周波数帯や電波形式などによって異なる送信出
力を制御する増幅器に好適なALC増幅回路である。
(ロ)従来技術 従来より、増幅利得の異なる複数の増幅回路を、目的に
合わせて切換えて使用する増幅器のALC(自動レベル制
御)増幅回路の構成を第4図に示す。
入力電圧1は制御増幅器2で増幅され、切換器3に供給
される。
今、大きな利得AHを必要とする増幅回路と、比較的小さ
な利得ALを必要とする増幅回路の2系統の切換について
説明する。
大きな増幅利得AHを必要とする増幅系統(以下AH系とい
う)。として切換器3をa側に接続し、増幅器4と検出
器5を通して切換器8のa接点から負荷9に供給され
る。
一方、小さな増幅利得ALを必要とする増幅系統(以下AL
系という。)は切換3,8がb側に接続されて、増幅器
6,検出器7で小さな増幅利得ALを設定し、負荷9に供
給されている。
増幅利得は検出回路5,7より検出され、検出制御電圧
がALC回路10によって制御増幅回路2を制御し、目的と
する増幅利得AH,ALを得るように構成されている。
AH系の検出器5より検出された制御電圧は、制御電圧レ
ベル調整器11により調整され、入力抵抗R1を通し、OPア
ンプ13の反転入力端子(−)に供給される。
OPアンプ13の非反転入力端子(+)にはR3,R4,R5,によ
り設定されたスレシホールド電圧が加えられている。OP
アンプ13は反転増幅器を形成し、制御電圧レベル調整器
11で調整された入力制御電圧を反転増幅し、ALC時定
数回路14によって設定された時定数で制御増幅器2の増
幅利得を制御している。
入力電圧1が小さい場合、ALC回路10の反転入力端子
(−)に供給される制御電圧は、非反転入力端子(+)
のスレシホールド電圧に比べて小さく、制御増幅器2は
制御されることなく、入力電圧1に比例して出力電圧は
増加し、負荷9に供給される。入力電圧1が増大し、制
御電圧がスレシホールド電圧を超えるとALCが動作し、
制御増幅器2を制御し増幅利得を引き上げる。
この入力電圧対出力電圧特性は第6図(a)のAH系の特
性図で示される。すなわちALC動作が行われ増幅器の出
力電圧が制御されると、入力電圧が大きくなっても出力
電圧は一定となる。
一方、AL系の場合は、切換器3、8がb側に接続され、
検出器7により検出された制御電圧は制御電圧レベル調
整器12により調整され、上記AH系と同様に、ALC回路10
及び制御増幅器2により制御される。
この場合、検出回路7の検出制御電圧は、AH系増幅器4
及び検出器5の検出制御電圧に比べて、小さくなってい
る。このため制御電圧レベル調整器12はAH系の制御電圧
レベルと同じになるように調整され、ALC回路10に供給
される。
このように検出電圧レベルをそれぞれのレベル調整器1
1,12で設定することにより、OPアンプ13の非反転入力端
子(+)に加えられたスレシホールド電圧が一定である
ため、同じ条件のALC回路10の動作ができ、AH系とAL
の利得の異なる2系統の増幅器が増幅系統を切換えて実
現する。
第5図は他の従来例を示したブロック図であり、基本的
には第4図と同様の回路構成である。但し、検出回路5
及び制御電圧レベル調整器11は共用され、1個で構成さ
れている。このため切換器15が追加され、ALC回路10のO
Pアンプ13の非反転入力端子(+)に加えられるスレシ
ホールド電圧を切換えて、それぞれの増幅利得に合わせ
たスレシホールド電圧を抵抗回路R10〜R12で設定してい
る。
基本動作は同じであり、ALC回路10からの制御電圧は制
御増幅器2に供給され、ALC動作を実施している。
このようにして、増幅利得を変えた複数(上記説明では
2系統)の増幅器とALC回路と切換器で構成し、目的に
合わせた増幅利得を持つALC増幅回路を作り出してい
る。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかし上記した第4図の従来のものにおいては、検出器
をそれぞれの増幅系に対して必要とし、回路が複雑にな
ると同時に、調整が面倒であり、帰還量の設定により不
安定な増幅器になる要素が大きいという欠点がある。
第5図の従来のALC増幅回路は検出回路を共用し、上記
のような欠点は解消されているが、ALC回路のスレシー
ホールド・レベルを切換えて複数の増幅利得を制御する
方法で、この制御増幅利得によって、増幅系全体の利得
の設定による入出力特性が異ってしまうという欠点があ
る。
第7図はALC回路の反転増幅器の入出力電圧とその制御
範囲を図示した特性図である。
反転入力端子(−)電圧は増幅器の検出電圧であり、非
反転入力端子(+)電圧は予め設定されたスレシホール
ド電圧である。スレシホールド電圧をAH系で「H」に、
またAL系で「L」に設定し、これを基準に検出電圧とAL
C回路出力電圧との関係を直線で表わしたものである。
今、ALC回路出力電圧である制御増幅器の制御電圧を範
囲をP,P′と設定すると、スレシホールド・レベルが
「H」の場合、制御電圧(OPアンプ反転入力電圧)はV
H1〜VH2の範囲になる。またスレシホールド・レベルが
「L」の場合、同様に制御電圧はVL1〜VL2の範囲にな
る。
制御増幅器2の増幅利得をP〜P′の範囲変化させる検
出電圧の場合は および となり、ALC回路の出力電圧に対し、 の割合の方が大きくなるため、AL系の場合、過大な入力
が加わった時、制御増幅器の利得の変化が出力に対して
小さいため、出力電圧が増加してしまうという現象が起
こる。
第6図はAH系及びAL系の入出力の関係を表わした特性図
であるが、AL系の場合、特性図(b)のように入力電圧
の増加に従って制御レベルの範囲においても徐々に出力
電圧が増加し、出力電圧が一定となるような十分な制御
がなされないという問題がある。すなわち、AH系とAL
のALC増幅回路の入出力特性が変わってしまうという欠
点がある。
この考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは増幅利得の異なる増幅器系を切換
えて、1個の検出器で制御電圧を検出し、帰還回路の前
置増幅を持ったALC回路で制御増幅器を制御して、一定
の出力レベルを維持するALC増幅回路を提供するもので
ある。
(ニ)問題を解決するための手段 この考案に係るALC増幅回路は増幅利得の異なる複数の
増幅器を切換えて接続する切換手段と、それぞれの増幅
器の出力電圧を検出する検出手段と、検出制御電圧で増
幅利得を制御する制御手段とを備えたALC回路におい
て、 1個の検出器で複数の増幅器の出力電圧を検出する検出
手段と、増幅利得の異なる増幅器に合わせたALC回路の
前置増幅器で増幅する増幅手段とを、備えたことを特長
とするALC増幅回路である。
(ホ)作用 増幅利得の異なる複数の増幅器を切換え、目的に合った
増幅系統を選択して出力電圧を得る増幅器において、そ
の選択された増幅器の出力電圧を検出し、検出された電
圧は帰還回路を形成するALC回路に供給される。
ALC回路は前置増幅器を有し、増幅利得の異なる複数の
増幅器のそれぞれの増幅利得に合わせた増幅利得を前置
増幅器で設定し、一定レベルにしてALC回路に供給す
る。
ALC回路は予め設定されたスレシホールド・レベルに対
し、検出された前置増幅器の出力電圧の変化をとらえ、
制御増幅器を制御し、設定された一定の出力電圧を負荷
に供給するように動作するALC増幅回路である。
(ヘ)実施例 この考案に係るALC増幅回路の実施例を第1図のブロッ
ク図に基づいて説明する。
入力電圧1,制御増幅器2,切換器3,8,増幅器4,
6,検出器5,負荷9は第3図及び第4図の従来例と同
じである。更に検出制御電圧を検出器5で検出し、制御
電圧レベル調整器11により調整され、ALC回路10に供給
される基本的構成は同じであるが、制御電圧レベル調整
器11で調整された制御電圧はOPアンプ20に供給され、OP
アンプ20の出力電圧がALC回路10に送られる。
OPアンプ20は非反転増幅回路を形成し、制御電圧レベル
調整器11で調整された制御電圧は入力抵抗R21を通り、O
Pアンプ20の非反転入力端子(+)に入力される。OPアンプ
20の反転入力(-)はR22とR24でバイアスされている。
切換器21はメイン増幅器系の切換器3,8と連動し、AH
系ではa接点に接続され、AL系ではb接点側に接続され
る。
今、AH系に設定すると切換器3,8はa側に接続され、
増幅器4で増幅されハイ・レベルの信号電圧として、検
出器5で検出されると同時に負荷9に供給されている。
検出器5で検出されたハイ・レベルの制御電圧は制御電
圧レベル調整器11で調整され、OPアンプ20に供給され
る。
OPアンプ20はALC回路10に対し前置増幅器25として機能
する。その前置増幅器25の入出力電圧の関係は次式のよ
うに表わされる。
すなわち、出力電圧は抵抗R23とR22の割合で増幅され設
定される。
この前置増幅器25の出力電圧eO・Hは第6図(a)の
特性図で説明したように、制御増幅器2の制御範囲に対
し、充分に制御しうる最適の制御電圧に設定されるよう
なALC回路の入力電圧を得るための前置増幅回路25であ
る。
一方、AL系(切換器3,8,21がb接点に接続されてい
る場合)では増幅器6の増幅利得は小さく、ロー・レベ
ルの信号電圧として負荷9に供給される。
検出器5で検出された制御電圧もロー・レベルの制御電
圧で、AH系と同様に制御電圧レベル調整器11で調整さ
れ、OPアンプ20に供給される。OPアンプ20の非反転増幅
回路の出力電圧は次式で表わされる。
出力電圧eO・LはR22の割合により設定することがで
きる。今、eO・Lの出力電圧値を、AH系の出力電圧e
O・Hと同じになるようR24とR22を設定し、前置増幅器
25の増幅利得を大きくする。O・H の制御出力電圧で最適なALC動作を行うように、A
LC回路10と制御増幅器2が設定されているため、e
O・L制御電圧の場合も、同様に最適なALC動作を行う
ことができる。
第3図の入出力特性図はAH系及びAL系の入力電圧に対す
る出力電圧の関係を表わした特性図である。AH系特性
(a)もAL系特性(a)もAL系特性(b)も出力レベル
が異なることだけで、同じALC特性を実現していること
がわかる。
第2図はこの考案の他の実施例を示すブロック図であ
る。増幅器4の内部増幅利得調整器30とALC帰還回路の
前置増幅器25の利得設定用可変抵抗器31が連動して、同
じ割合でそれぞれの増幅利得が可変できるように構成さ
れている。
上記利得調整器30及び31を連続可変することにより、連
続的に増幅器のALCレベルを設定することができ、任意
の希望する出力レベルを得ることができるALC増幅回路
が可変である。
(ト)考案の効果 この考案に係るALC増幅回路は増幅利得の異なる複数の
増幅器において、複数の増幅器の検出を1個の検出器で
制御電圧を検出するため、回路構成が簡単になり、しか
も増幅利得に合わせた制御電圧レベル調整器の調整が一
定に保持され、調整の手間がなくなり、それだけ安定に
なるという効果がある。
更に、増幅利得が複数にわたって多く設定せれても、AL
C回路の動作が前置増幅器で増幅し同じ条件で動作する
ことができるため、その出力特性は設定レベルごとに均
一な入出力特性を得ることができるという効果がある。
しかも、簡単で安価に構成することができるため、実施
も容易であるなどの優れた特長を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はこの考案に係るALC増幅回路の実施
例を示し、第1図はブロック図、第2図は他の実施例を
示したブロック図であり、第3図は第1図のALC増幅回
路の入力電圧対出力電圧の特性図である。 第4図乃至第7図は従来のALC増幅回路の実施例を示
し、第4図及び第5図はブロック図、第6図は入出力電
圧特性を表わした特性図、第7図はALC回路の制御電圧
を示した特性図である。 主な図番の説明 1:入力電圧、2:制御増幅器、 3,8,15,21:切換器、4,6:増幅器、 5,7:検出器、9:負荷、10:ALC回路、 11,12:制御電圧レベル調整器、 13,20:OPアンプ、14:ALC時定数、 25:前置増幅器、30,31:増幅利得可変抵抗器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】増幅利得の異なる複数の増幅器を切換えて
    接続する切換手段と、それぞれの増幅器の出力電圧を検
    出する検出手段と、検出制御電圧で増幅利得を制御する
    制御手段とを備えたALC回路において、 1個の検出器で複数の増幅器の出力電圧を検出する検出
    手段と、増幅利得の異なる増幅器に合わせたALC回路の
    前置増幅器で増幅する増幅手段とを備えたことを特徴と
    するALC増幅回路。
JP11891387U 1987-08-04 1987-08-04 Alc増幅回路 Expired - Lifetime JPH0628826Y2 (ja)

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JPS6425221U JPS6425221U (ja) 1989-02-13
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