JPH0628764A - ディスク装置におけるスピンドルモータ制御方法 - Google Patents

ディスク装置におけるスピンドルモータ制御方法

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JPH0628764A
JPH0628764A JP18350992A JP18350992A JPH0628764A JP H0628764 A JPH0628764 A JP H0628764A JP 18350992 A JP18350992 A JP 18350992A JP 18350992 A JP18350992 A JP 18350992A JP H0628764 A JPH0628764 A JP H0628764A
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JP
Japan
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spindle motor
circuit
power failure
control
power supply
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Application number
JP18350992A
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English (en)
Inventor
Toru Shinohara
徹 篠原
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はディスク装置におけるスピンドルモ
ータ制御方法に関し、停電(瞬断)時、少ない電力で、
スピンドルモータを回転させ続けると共に、停電の回復
後、直ちに停電前の状態を維持出来るようにして、小
型、廉価、高信頼性の装置を実現することを目的とす
る。 【構成】 ディスク7を回転駆動するスピンドルモータ
3と、スピンドルモータ制御回路8と、内部に停電(瞬
断)検出機能を有すると共に、スピンドルモータ制御回
路8に電力を供給する電源回路9とを具備したディスク
装置において、停電を検出した際、スピンドルモータ3
に流れる電流を、減少させて流し続けることにより、ス
ピンドルモータ3の回転数の低下を遅らせる。また、こ
れと同時に、スピンドルモータ3の回転数の検出を行
い、停電回復後、直ちに回転数の回復制御を行なって、
停電前の動作を維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置等に
利用されるものであり、特に、停電(瞬断)が発生した
際のディスク装置におけるスピンドルモータの制御方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】図11、図12は、従来例を示した図で
あり、図11、図12中、1はディスク機構部、2はス
ピンドル、3はスピンドルモータ、4はVCM(ボイス
コイルモータ)、5は磁気ヘッド、6はセンサ(ホール
素子)、7は磁気ディスク(記録媒体)、8はスピンド
ルモータ制御回路、9はDC(直流)電源回路、10は
スイッチングレギュレータ、11はフィルタ(ラインフ
ィルタ)、12は整流回路、13は平滑回路、14はス
イッチ回路、15はトランス、16は整流回路、17は
平滑回路、18はパルス幅制御回路(PWM制御回
路)、19は電圧検出回路を示す。
【0003】従来の磁気ディスク装置の構成図(スピン
ドルモータと、その周辺部)を図11に示す。図示のよ
うに、ディスク機構部1には、スピンドルモータ3によ
って回転駆動されるスピンドル2が設けてあり、該スピ
ンドル2に、複数の磁気ディスク(記録媒体)7が設け
てある。
【0004】また、ディスク機構部1には、VCM(ボ
イスコイルモータ)4が設けてあり、このVCM4によ
って磁気ヘッド5を駆動するようになっている。スピン
ドルモータ制御回路8は、DC(直流)電源回路9から
電力を供給されて動作し、上記スピンドルモータ3の制
御を行うが、この場合、該スピンドルモータ制御回路8
では、スピンドルモータ3に設けられたセンサ(ホール
素子)6の検出信号を取り込んで制御を行う。
【0005】上記DC電源回路の1例を図12に示す。
図示のように、DC電源回路9は、フィルタ(ラインフ
ィルタ)11、整流回路12、平滑回路13、スイッチ
回路14、トランス15、整流回路16、平滑回路1
7、パルス幅制御回路(PWM制御回路)18、電圧検
出回路19等で構成されている。
【0006】そして、これらの回路のうち、スイッチ回
路14、トランス15、整流回路16、平滑回路17、
パルス幅制御回路(PWM制御回路)18、電圧検出回
路19でスイッチングレギュレータを構成している。
【0007】DC電源回路9は、AC入力をDCに変換
して出力する回路である。先ず、フィルタ11で、ライ
ンに含まれるノイズを除去し、整流回路12により整流
し、平滑回路13で平滑することにより、DC電圧を得
る。
【0008】このDC電圧は、スイッチングレギュレー
タ10に入力し、ここでDC−DC変換を行って、安定
したDC出力を得る。このDC出力は、上記のスピンド
ルモータ制御回路8に供給される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 (1) 磁気ディスク装置のDC電源回路は、規格で決めら
れた時間内は、AC入力が無い状態(例えば、AC入力
の瞬断時)でも、DC出力を保持しなくてはならない。
【0010】従来の回路では、AC入力の停電(瞬断)
が発生した場合、DC電源回路内に設けてあるコンデン
サ(平滑回路13,17,フィルタ11等のコンデン
サ)に蓄えられている電荷(エネルギー)により、スピ
ンドルモータ制御回路にDC電源を供給していた。
【0011】従って、DC電源回路9内のコンデンサに
大型のものを必要とする。その結果、電源が大型化し、
更に、磁気ディスク装置が大型化で高価なものとなる。 (2) 近年では、AC電源の瞬断時間が、更に長くなって
も、DC出力を保持することが望まれている。しかし、
そのためには、更に大型のコンデンサを用いる事が必要
であるが、設計条件はますます難しくなり、大型で信頼
性の低い装置となる。
【0012】本発明は、このような従来の課題を解決
し、停電(瞬断)時、少ない電力で、スピンドルモータ
を回転させ続けると共に、停電の回復後、直ちに停電前
の状態を維持出来るようにして、小型、廉価、高信頼性
の装置を実現することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、図1中、図11、図12と同じものは、同一
符号で示してある。また、21は停電検出回路、22は
制御部、23はループ制御部、24はゲート回路、25
はパワーアンプを示す。
【0014】本発明は上記の課題を解決するため、次の
ように構成した。 (1) ディスク(記録媒体)7を回転駆動するスピンドル
モータ3と、該スピンドルモータの回転制御を行うスピ
ンドルモータ制御回路8と、内部に停電(瞬断)検出機
能を有すると共に、該スピンドルモータ制御回路8に電
力を供給する電源回路9とを具備したディスク装置にお
けるスピンドルモータ制御方法であって、上記停電(瞬
断)検出機能によって、外部からの電力供給が停止した
ことを検出した際、上記スピンドルモータ制御回路8の
制御により、スピンドルモータ3に流れる電流を、通常
の制御時より減少させて流し続けることにより、該スピ
ンドルモータ3の回転数の低下を遅らせるようにした。
【0015】(2) 構成(1)において、上記外部からの
電力供給が停止したことを検出した際、スピンドルモー
タ3に流れる電流を、通常の制御時より減少させて流し
続けると同時に、上記スピンドルモータ制御回路8によ
り、スピンドルモータ3の回転数の検出を行ない、停電
回復後、直ちに回転数の回復制御を行なって、停電前の
動作を維持するようにした。
【0016】
【作用】上記構成に基づく本発明の作用を、図1に基づ
いて説明する。スピンドルモータ制御回路8は、DC電
源回路9から電力を供給されて動作する。通常時は、制
御部22の指令値に基づき、ゲート回路24、パワーア
ンプ25、ループ制御部23等によるサーボループによ
って、スピンドルモータ3を回転制御する。
【0017】停電検出回路21が停電(瞬断)を検出す
ると、停電信号を制御部22に送る。制御部22では、
この停電信号を受け取ると、ゲート回路24に対して、
モータ電流を減少させる指令値を送る。
【0018】ゲート回路24では、指令値通りに、モー
タ電流を減少させて、スピンドルモータ3を回転させ続
ける。これによりスピンドルモータ3の回転速度が低下
するのを遅らせる事が出来る。
【0019】すなわち、停電時にモータ電流が遮断され
ると、スピンドルモータ3は慣性力だけで回転し続ける
が、このような場合は、急速に回転速度が低下する。し
かし、本発明のように、小電力でスピンドルモータ3を
回転駆動し続ければ、上記のように、回転速度が低下す
るのを遅らせる事が出来る。
【0020】そして、この時停電時に、制御部22によ
り、スピンドルモータ3の回転速度を検出しておき、停
電が回復した際、直ちに制御部22からゲート回路24
に回復制御のための指令値を送り、回復制御を行う。
【0021】このようにすれば、DC電源回路9に大型
のコンデンサを使用しなくても済み、電源回路が小型化
出来る。また、停電(瞬断)が発生しても、所定の時間
内であれば、スピンドルモータの回転速度を所定値以上
に保持出来るから、停電が回復すると、直ちに、規定の
回転数にして、処理を継続する事が出来る。従って、装
置の信頼性が向上する。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2〜図10は、本発明の実施例を示した図であ
り、図2〜図10中、図1、図11、図12と同じもの
は、同一符号で示してある。また、26は平滑回路、2
7は電圧検出コンパレータ、29は上位コントローラ、
30は目標回転数発生部、31は回転検出部、32は比
較部、33は位相補正フィルタ、35はデュート回路、
36はMPX(マルチプレクサ)、37−1〜37−3
はPWM(パルス幅変調)回路、38−1〜38−6は
ANDゲート、39−1〜39−6はドライブ回路、4
1はカウンタ、42はフリップフロップ回路(FF)、
43はコンパレータ、44はフリップフロップ回路(F
F)、45はインバータ、47〜52はトランジスタを
示す。
【0023】:実施例における構成の説明 以下、本実施例における磁気ディスク装置について、各
部の構成を説明する。 (磁気ディスク装置の説明)・・・図2参照 この実施例における磁気ディスク装置の構成(スピンド
ルモータと、その周辺部)を図2に示す。図示のよう
に、ディスク機構部1には、スピンドルモータ3によっ
て回転駆動されるスピンドル2が設けてあり、該スピン
ドル2に、複数の磁気ディスク(記録媒体)7が設けて
ある。
【0024】また、ディスク機構部1には、VCM(ボ
イスコイルモータ)4が設けてあり、このVCM4によ
って磁気ヘッド5を駆動するようになっている。スピン
ドルモータ制御回路8は、DC(直流)電源回路9から
電力を供給されて動作し、上記スピンドルモータ3の制
御を行うが、この場合、該スピンドルモータ制御回路8
では、スピンドルモータ(DCサーボモータ)3に設け
られたセンサ(ホール素子)6の検出信号を取り込んで
制御を行う。
【0025】この場合、DC(直流)電源回路9には、
停電検出回路21を設けておき、AC入力の停電(瞬
断)を検出し、検出した停電検出信号をスピンドルモー
タ制御回路8へ送るように構成してある。
【0026】(DC電源回路の説明)・・・図3参照 上記DC電源回路の1例を図3に示す。図示のように、
DC電源回路9は、フィルタ(ラインフィルタ)11、
整流回路12、平滑回路13、スイッチ回路14、トラ
ンス15、整流回路16、平滑回路17、パルス幅制御
回路(PWM制御回路)18、電圧検出回路19、ダイ
オード20、平滑回路26、電圧検出コンパレータ2
7、停電検出回路21等で構成されている。
【0027】そして、これらの回路のうち、スイッチ回
路14、トランス15、整流回路16、平滑回路17、
パルス幅制御回路(PWM制御回路)18、電圧検出回
路19でスイッチングレギュレータを構成している。
【0028】上記ダイオード20は、分離用のダイオー
ド、平滑回路26は、整流回路12の出力を平滑化して
直流信号に変換するもの、電圧検出コンパレータ27
は、前記直流信号を、所定の基準値と比較するもの、停
電検出回路21は、前記比較結果により、停電(瞬断)
を検出するものである。
【0029】この停電検出回路21で停電を検出した場
合には、停電検出信号を、スピンドルモータ制御回路8
へ送る。なお、ダイオード20、平滑回路26、電圧検
出コンパレータ27、停電検出回路21以外の構成は、
上記従来例と同じなので、詳細な説明は省略する。
【0030】(スビンドルモータ制御回路の説明)・・
・図4参照 上記スピンドルモータ制御回路8のブロック図を図4に
示す。この例では、スピンドルモータ制御回路8を、制
御部22、比較部32、回転検出部31、目標回転数発
生部30、位相補正フィルタ33、ゲート回路24、パ
ワーアンプ25、等で構成している。
【0031】制御部22は、上位コントローラ29との
間の各種制御や、スピンドルモータ制御回路8内の各種
制御を行うと共に、上記停電検出回路21からの停電検
出信号を入力して、停電時の各種制御等を行う。
【0032】回転検出部31はセンサ6からの検出信号
から、スピンドルモータ3の回転数を検出する。比較部
32は、回転検出部31で検出した回転数の信号と、目
標回転数発生部30からの目標回転数の信号とを比較す
る。なお、回転検出部31で検出した回転数は、上記制
御部22に取り込んで監視する。
【0033】位相補正フィルタ33は、比較部32で比
較した結果のデータを基に、信号の位相補正を行う。ゲ
ート回路24は、位相補正フィルタ33からの信号、或
いは、制御部22からの信号等に基づいて、モータ電流
の制御を行う(詳細な説明は、後述する。)パワーアン
プ25は、ゲート回路24からの信号を増幅して、スピ
ンドルモータ3にモータ電流を供給する。
【0034】そして、上記回転検出部31、比較部3
2、位相補正フィルタ33、ゲート回路24、パワーア
ンプ25と、センサ6等でスピンドルモータ3に対する
サーボ制御のサーボループを構成し、制御部22から指
令値データが与えられると、該サーボループの制御によ
り、指令値通りに、スピンドルモータ3を回転させる。
【0035】(ゲート回路の説明)・・・図5参照 図5に示したように、ゲート回路24は、デコード回路
35、MPX(マルチプレクサ)36、PWM(パルス
幅変調)回路37−1〜37−3、AND(論理積)ゲ
ート38−1〜38−6、ドライブ回路39−1〜39
−6、等で構成する。
【0036】図5に示したH1、H2、H3は、上記セ
ンサ6の検出信号である。また、CLKはクロック、W
GTはライト信号(FFへの書き込み信号)、GATE
はゲート信号、DATA1はデータ、EXCはMPX3
6の切り換え信号であり、これらCLK、WGT、GA
TE、DATA1、EXCの各信号は、上記制御部22
から送られてくる信号である。
【0037】更に、DATA2はデータであり、位相補
正フィルタ33から入力するデータ(サーボループの制
御量)である。上記信号の内、H1、H2、H3はデコ
ード回路35に入力し、CLKと、WGTは、PWM回
路37−1〜37−3に入力し、DATA1と、DAT
A2と、EXCは、MPX(マルチプレクサ)36に入
力する。また、GATEは、ANDゲート38−1〜3
8−6に入力する。
【0038】上記DATA1は、制御部22からの指令
値データ(モータ電流の指令値)、DATA2は、サー
ボループから設定される正常動作時のデータ(サーボル
ープの制御量)であり、このDATA1、DATA2
を、EXCで切り換え、いずれか一方のデータをPWM
回路37−1〜37−3に出力する。
【0039】上記デコード回路35から出力するSW
A、SWB、SWCは、それぞれスイッチ信号であり、
モータ電流の切り換えを行うためのスイッチング周期に
合わせたタイミング信号である。そして、SWA、SW
B、SWCは、各PWM回路37−1〜37−3に供給
される。
【0040】また、デコード回路35から出力する他の
3つの信号(SWA、SWB、SWC以外の信号)は、
それぞれ、ANDゲート38−4〜38−6に入力し、
更に、ドライバ回路39−4〜39−6に入力して、制
御信号AL、BL、CL(後述するパワーアンプのトラ
ンジスタ駆動用の制御信号)を出力する。
【0041】また、上記PWM回路37−1〜37−3
の出力信号a、b、cは、ANDゲート38−1〜38
−3に入力し、更にドライブ回路39−1〜39−3に
入力して、制御信号AH、BH、CH(後述するパワー
アンプのトランジスタ駆動用の制御信号)を出力する。
【0042】(PWM回路の説明)・・・図6参照 上記3つのPWM回路内、1つのPWM回路37−1の
ブロック図を図6に示す。
【0043】図6に示したように、PWM回路37−1
は、カウンタ(CUNT)41、フリップフロップ回路
(以下、単に「FF」という)42、44、コンパレー
タ(COMP)43、インバータ45で構成する。
【0044】図示のように、上記CLKは、カウンタ4
1に入力すると共に、インバータ45を介して、FF4
4に入力する。また、SWAは、カウンタ41のリセッ
ト端子(RST))と、FF44のリセット端子(RS
T)に入力する。
【0045】更に、DATA(この例では、8ビットの
DATA1又はDATA2)は、FF42に入力し、W
GTも、FF42に入力する。上記カウンタ41では、
SWAのタイミングに合わせてCLKをカウントし、カ
ウント値をコンパレータ43に出力(この例では、8ビ
ット)する。また、FF42では、WGTにより、DA
TA(DATA1又はDATA2)をセットすると、そ
のデータをコンパレータ43に出力(この例では、8ビ
ット)する。
【0046】コンパレータ43では、カウンタ41から
の入力データ(これを「P」とする)と、FF42から
のデータ(これを「Q」とする)との比較を行い、「P
>Q」出力信号をFF44に送る。
【0047】この「P>Q」出力信号は、P≧Qの条件
を満たした時、ローレベルLを出力し、前記条件を満た
さない時、すなわち、P<Qの時、ハイレベルHを出力
する。 FF44では、「P>Q」出力信号を入力する
とその信号(H或いはL)をセットし、次のCLKでセ
ットされた信号を信号a(H或いはL)として出力す
る。
【0048】なお、PWM回路37−2、37−3も上
記PWM回路37−1と同じ構成なので説明を省略す
る。 (パワーアンプとスピンドルモータの説明)・・・図7
参照 図7に示したように、パワーアンプ25は、6個のトラ
ンジスタ47〜52で構成する。これらの各トランジス
タ47〜52には、それぞれ、上記ゲート回路24から
の制御信号AH、BH、CH、AL、BL、CLが印加
し、各トランジスタを切り換え制御して、スピンドルモ
ータ3に流す電流(モータ電流)を増幅する。
【0049】そして、この各トランジスタの出力電流を
スピンドルモータ3に流して、該スピンドルモータ3を
回転駆動する。このスピンドルモータ3の回転は、セン
サ6によって検出され、該センサ6の検出信号H1、H
2、H3は、上記各回路に送られる。
【0050】:実施例の制御の説明 以下、図8〜図10を参照しながら、実施例におけるス
ピンドルモータ制御方法について説明する。
【0051】図8は、実施例の制御フローチャート、図
9は、図6のタイミングチャート、図10は、図5、図
7の各部のタイミングチャートである。なお、図8の各
処理番号は、カッコ内に示す。
【0052】(通常時の制御の概要)通常時には、次の
ようにしてスピンドルモータの制御を行う。先ず、上位
コントローラ29からの指示に基づき、制御部22がゲ
ート回路24に対して、指令値データを送り、スピンド
ルモータ3を回転させる。この場合、制御部22は、E
XC信号を出してMPX36を切り換え、DATA1が
各PWM回路37−1、37−2、37−3に入力する
ようにする。そして、DATA1を通常動作時の指令
値、例えば、「C0」として、FF42に設定する。
【0053】その後、制御部22は、EXC信号を出し
てMPX36を切り換え、DATA2が各PWM回路3
7−1、37−2、37−3に入力するようにする。そ
して、回転検出部31、比較部32、位相補正フィルタ
33、ゲート回路24、パワーアンプ25等からなるサ
ーボループの制御により、スピンドルモータ3を、上記
指令値「C0」通りの速度で回転させる。
【0054】なお、制御部22では、回転検出部31か
らの信号を取り込んで、スピンドルモータ3の回転数を
常時監視しており、必要に応じてゲート回路24に指令
を出す。また、スピンドルモータ3を減速したり、停止
させたりする場合にも、制御部22から、ゲート回路2
4に指令を送ることにより、制御する。
【0055】(停電時の制御の説明)先ず、図8の制御
フローチャートに基づいて、説明する。通常の状態でス
ピンドルモータ3が回転している時、停電(瞬断)が発
生すると、停電検出回路21(図2、図3参照)が停電
を検出し、停電検出信号をスピンドルモータ制御回路8
に送る。
【0056】この停電検出信号を制御部22が受け付け
ると(S1)、該制御部22は、FF42に、DATA
1として、上記通常時のデータ「C0」より小さいデー
タ、たとえば、「60」(「C0」>「60」)をセッ
トする(S2)。
【0057】前記データ「60」がFF42にセットさ
れると、各PWM回路37−1〜37−3から出力する
信号(パルス)a、b、cが変化(ハイレベルHの時間
が短くなる)し、スピンドルモータ3に流れる電流が通
常動作時より減少する。なお、この時のモータ電流は、
制御部22からの指令値(上記「60」)によって決ま
る。
【0058】そして、この小電流による駆動と、慣性力
とにより、スピンドルモータ3は、回転し続ける。この
場合、モータ電流を遮断してしまうと、慣性力だけで回
転することになるから、極めて短時間で回転数が低下し
てしまう。
【0059】しかし、上記のように、小電流で駆動し続
けると、回転数の低下を遅らせることができる。また、
この時のモータ電流は、極めて少なくて済むので、電源
回路のコンデンサが小容量でも、長時間(瞬断時間と比
較して)にわたって、電力の供給をする事が出来る。
【0060】その後、停電が回復すると、停電検出回路
21が検出し、制御部22に停電回復の信号を送る。制
御部22では、前記信号により、停電が回復したことを
知ると(S3)、直ちに、FF42にDATA1とし
て、最大値のデータ(モータ電流の最大指令値)である
「FF」をセット(S4)する。
【0061】このデータがセットされると、PWM回路
37−1、37−2、37−3では、モータ電流が最大
値となるように出力信号a、b、cを作成する。そし
て、パワーアンプ25からスピンドルモータ3に最大電
流を流して加速する。これにより、スピンドルモータ3
の回転数の回復を早める。
【0062】このようにするのは、位相補正フィルタ3
3等の動作が比較的遅いためであり、停電回復後の制御
(回転数回復制御)では、上記のように先ず、最大のデ
ータ(モータ電流の最大指令値)を設定して、スピンド
ルモータ3の速度の回復を早める。
【0063】その後、通常の回転数に回復させた後、制
御回路では、MPU36を切り換え、DATA2(フィ
ードバック量より求めた値)を各PWM回路37−1、
37−2、37−3に設定(S5)して、各種測定を行
いながら(S6)、通常の制御を行う。
【0064】上記の制御を図9を、参照しながら更に詳
細に説明する。例えば、図9(図6に対応)において、
DATA(DATA1、DATA2)の切り換え後、時
刻t1でWGTが立ち上がると、FF42にDATAを
セットする。その後、SWAがハイレベルとなり、時刻
t2でカウンタ41がカウントを開始する。
【0065】そして、次のCLKの立ち下がる時刻t3
では、コンパレータ43の「P>Q」出力信号のハイレ
ベルHにより、FF44の出力信号aがハイレベルHと
なる。
【0066】その後、カウンタ41のカウントが進み、
時刻t4でP=Qになると、P≧Qの条件を満足するか
ら、「P>Q」出力信号がローレベルLとなって、次の
クロックの時刻t5(次のクロック)でFF44の出力
aがローレベルLとなる。
【0067】従って上記のように、停電時には、FF4
2に設定するDATA1の値を、通常制御時のデータよ
りも小さいデータ「60」(「C0」>「60」)に設
定すれば、スピンドルモータ3に流れる電流は、通常制
御時より減少する。
【0068】また、停電回復後の回転数回復制御時に
は、DATA1の値を最大値「FF」に設定すれば、最
大のモータ電流が流れることになる。上記制御時の各部
のタイミングチャートを図10に示す。図10におい
て、TSは、停電時時間であり、この間のモータ電流
(スピンドルモータ3に流れる電流)は、通常制御時の
電流より減少している。
【0069】また、停電回復直後のモータ電流は、最大
電流となっており、この電流により、回転数の回復を早
めている。停電後の回転数回復制御が終了すると、通常
制御時の制御になり、停電前の動作を継続して行う。
【0070】
【他の実施例】以上実施例について説明したが、本発明
は次のようにしても実施可能である。 (1) 磁気ディスク装置に限らず、他の同様な装置等に適
用可能である。
【0071】(2) 停電時のモータ電流は、電源回路のコ
ンデンサの容量や、他の諸条件等を基に任意に決定すれ
ば良い。 (3) 停電時間が長くなって、スピンドルモータの回転数
が規定の回転数を維持できなくなった場合には、ストッ
プ制御を行い、モータ電流を遮断してもよい。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 (1) 停電時には、小電流駆動により、スピンドルモータ
の回転速度を所定値以上に保持する。従って、スピンド
ルモータの慣性力だけで回転させた場合よりも、長時間
に渡って、所定の速度を維持する事ができる。
【0073】(2) 停電時に流すモータ電流は、極めて僅
かですむから、比較的小容量のコンデンサでも、長時間
の停電に対し、スピンドルモータの回転速度を所定値以
上に保持する事が出来る。
【0074】(3) DC電源回路に大型のコンテンサを使
用しなくても済み、電源回路が小型化出来る。従って、
装置全体が小型化出来、コストダウンも可能である。 (4) 停電が発生しても、所定の時間内であれば、スピン
ドルモータの回転速度を所定値以上に保持出来るから、
停電が回復すると、直ちに、規定の回転数にして、処理
を継続する事が出来る。従って、装置の信頼性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例における磁気ディスク装置の構
成図(スピンドルモータと、その周辺部)である。
【図3】本発明の実施例におけるDC電源回路のブロッ
ク図である。
【図4】本発明の実施例におけるスピンドルモータ制御
回路のブロック図である。
【図5】本発明の実施例におけるゲート回路のブロック
図である。
【図6】本発明の実施例におけるPWM回路のブロック
図である。
【図7】本発明の実施例におけるパワーアンプとスピン
ドルモータの構成図である。
【図8】本発明の実施例の制御フローチャートである。
【図9】図6の各部のタイミングチャートである。
【図10】図5、図7の各部のタイミングチャートであ
る。
【図11】従来の磁気ディスク装置の構成図(スピンド
ルモータとその周辺部)である。
【図12】従来のDC電源回路のブロック図である。
【符号の説明】
1 ディスク機構部 2 スピンドル機構 3 スピンドルモータ 4 VCM(ボイスコイルモータ) 5 磁気ヘッド 6 センサ 7 磁気ディスク(記録媒体) 8 スピンドルモータ制御回路 9 DC電源回路 21 停電検出回路 22 制御回路 23 ループ制御部 24 ゲート回路 25 パワーアンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク(記録媒体)(7)を回転駆動
    するスピンドルモータ(3)と、 該スピンドルモータの回転制御を行うスピンドルモータ
    制御回路(8)と、 内部に停電(瞬断)検出機能を有すると共に、該スピン
    ドルモータ制御回路(8)に電力を供給する電源回路
    (9)とを具備したディスク装置におけるスピンドルモ
    ータ制御方法であって、 上記停電(瞬断)検出機能によって、外部からの電力供
    給が停止したことを検出した際、 上記スピンドルモータ制御回路(8)の制御により、ス
    ピンドルモータ(3)に流れる電流を、通常の制御時よ
    り減少させて流し続けることにより、 該スピンドルモータ(3)の回転数の低下を遅らせるこ
    とを特徴としたディスク装置におけるスピンドルモータ
    制御方法。
  2. 【請求項2】 上記外部からの電力供給が停止したこと
    を検出した際、 スピンドルモータ(3)に流れる電流を、通常の制御時
    より減少させて流し続けると同時に、 上記スピンドルモータ制御回路(8)により、スピンド
    ルモータ(3)の回転数の検出を行い、 停電回復後、直ちに回転数の回復制御を行なって、停電
    前の動作を維持することを特徴とした請求項1記載のデ
    ィスク装置におけるスピンドルモータ制御方法。
JP18350992A 1992-07-10 1992-07-10 ディスク装置におけるスピンドルモータ制御方法 Pending JPH0628764A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7369346B2 (en) 2005-01-25 2008-05-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Method for retracting head upon interruption of power, and disk drive employing the method

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Effective date: 20010828