JPH0628605B2 - 歯ブラシの交換時期判別装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は歯ブラシの毛先の疲労による開き具合をチェッ
クして歯ブラシの交換時期を判別する歯ブラシの交換時
期判別装置に関する。

（従来の技術） 歯ブラシの毛先が疲労して広がってくると、歯垢の除去
効果が落ちて長時間かけて歯磨きしても効果がなく無意
味になってしまう。つまり歯垢の除去効果が低下し始め
た時に交換すればよいわけであり、従来から歯ブラシの
裏から見て、毛先が柄部からはみ出して見えた時、また
は１〜２カ月が交換時期と言われているが、その交換時
期の判断が難しく、交換時期を過ぎてもそのまま使用し
てしまうことが多い。このような交換時期の判断の難し
さに対し、それを判別する適当なものがなかった。

（発明の目的） 本発明は上記問題点に鑑みて提案されたものであって、
その目的とするところは、極めて簡単な判断装置で歯ブ
ラシの交換時期の目安を示し、歯ブラシの歯垢除去効果
が落ちないうちに歯ブラシを交換して虫歯、歯槽膿漏等
を予防し得る、紛失のおそれがなく、かつ清潔な歯ブラ
シの交換時期判別装置を提供することにある。

（問題点を解決するための手段） 上記目的を達成するために本発明は、複数の歯ブラシが
収納可能なスタンドの表面に歯ブラシの交換時期判別用
の複数の枠部を形成し、この枠部はシールに印刷して形
成されたことを要旨とするものである。

（作用） 複数の歯ブラシに対応して、毛先が広がったことを判断
する寸法の異なる複数の枠部をそれぞれ設け、歯ブラシ
の表示部から、その歯ブラシに関連する枠部を見つけ、
歯ブラシをその枠部に合わせ、歯ブラシの毛がその枠部
に接触、または、はみ出す状態にあれば歯ブラシの交換
時期であることを判断する。

すなわち、シールに前記複数の枠部を植毛領域と対応す
る寸法範囲で印刷し、シールを適当な所に貼着し、歯ブ
ラシの表示部から、その歯ブラシに関連する枠部を見つ
け、歯ブラシを枠部に合わせて交換時期が来たことを判
断する。

（実施例） 以下、図面に沿って本発明の一実施例を説明する。な
お、実施例は一つの例示であって、本発明の精神を逸脱
しない範囲で種々の変更あるいは改善を成し得ることは
言うまでもない。

第１図（イ）は本発明の一実施例の斜視図、同図（ロ）
は複数の歯ブラシ４′が収納可能な歯ブラシスタンド１
９の表面にシール１７を貼着した使用状態を示す図で、
シール１７に幅ａのコ字状標示１８からなる枠部を複数
印刷する。標示１８には表示部Ａ，Ｂ，Ｃがそれぞれ表
示され、各標示１８はそれぞれの幅ａの寸法を変えて子
供用、大人用等に使い分けるように大きさが異なってい
る。

表示部Ｂが表示された歯ブラシ４′の交換時期を判断す
る時は、歯ブラシスタンド１９の適当な所にシール１７
を貼着して、歯ブラシ４′を歯ブラシスタンド１９の歯
ブラシ差し込み孔２０から外して、歯ブラシ４′の表示
部Ｂと同じ表示部Ｂが表示された標示１８に歯ブラシ
４′の植毛部を突き合わせ、標示１８から歯ブラシ４′
の毛５がはみ出すか否かで歯ブラシ４′の交換時期を判
断する。

（発明の効果） 以上のように本発明によれば、判別装置は歯ブラシスタ
ンドの任意の位置に貼着可能なシールからなるため、判
別時に判別し易い位置に貼着でき便利であり、かつ貼着
することから紛失のおそれはない。

また、シールであるため、表面を容易に清掃でき、口に
入る歯ブラシを判別時に衛生的に取扱うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（イ）は本発明の一実施例の歯ブラシスタンドの
斜視図、同図（ロ）はその使用状態説明図である。 ４′……歯ブラシ、１７……シール、１８……標示、１
９……歯ブラシスタンド、２０……歯ブラシ差し込み孔

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 啓介 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (56)参考文献 実開 昭50−78468（ＪＰ，Ｕ)

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】複数の歯ブラシが収納可能なスタンドの表
   面に歯ブラシの交換時期判別用の複数の枠部を形成し、
   この枠部はシールに印刷して形成されたことを特徴とす
   る歯ブラシの交換時期判別装置。