JPH06285705A - ツーリングホルダ - Google Patents

ツーリングホルダ

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Publication number
JPH06285705A
JPH06285705A JP7815393A JP7815393A JPH06285705A JP H06285705 A JPH06285705 A JP H06285705A JP 7815393 A JP7815393 A JP 7815393A JP 7815393 A JP7815393 A JP 7815393A JP H06285705 A JPH06285705 A JP H06285705A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holder
radial direction
holder body
bite
finishing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7815393A
Other languages
English (en)
Inventor
Manabu Kiji
学 木治
Kenji Otaka
健二 大高
Hirotaka Kawaura
弘貴 川浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP7815393A priority Critical patent/JPH06285705A/ja
Publication of JPH06285705A publication Critical patent/JPH06285705A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Testing Of Balance (AREA)
  • Drilling And Boring (AREA)
  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工作業の途中であってもホルダ本体の回転
アンバランスを修正するようにバランスウェイトを変位
させて加工精度の向上を図る。 【構成】 軸心回りに回転させながら軸方向へ送られる
ホルダ本体10に設けられたバイト16がバイト作動機
構20によってホルダ本体10の半径方向へ移動制御さ
れる構成のツーリングホルダにおいて、前記ホルダ本体
10に対してその半径方向へ変位可能に設けられたバラ
ンスウェイト36と、前記バイト作動機構20に連動し
てバイト16の移動による質量のアンバランスを相殺す
るように前記バランスウェイト36を半径方向へ変位さ
せるウェイト作動機構40とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両用エンジン
におけるシリンダブロックのボア内径を仕上げ加工する
ために使用されるツーリングホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開平4−2542号公報にはホ
ルダ本体に対しその回転軸線と所定の傾斜角をもってネ
ジ孔があけられ、このネジ孔に対してバランス調整用の
ネジ部材が進退調節可能にねじ込まれた構成のツーリン
グホルダが開示されている。この構成においては、ホル
ダ本体に所定の刃物工具(バイト)を取付けた状態で前
記ネジ部材を進退させることによりこのネジ部材(ウェ
イト)をホルダ本体の半径方向に移動させてホルダ本体
の回転アンバランスを調整できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のツーリングホ
ルダには、その加工中においてバイトをホルダ本体に対
して半径方向へ移動させれるように構成されたものがあ
る。例えばシリンダボアの内径を仕上げるのに使用され
るツーリングホルダでは、ホルダ本体が中仕上げバイト
と仕上げバイトとを備え、中仕上げバイトによる加工が
完了したら仕上げバイトをホルダ本体の半径方向へ移動
(突出)させることにより、ホルダ本体の回転を止める
ことなく加工を続けれるようになっている。この場合、
前記公報のツーリングホルダのように作業前にホルダ本
体のバランス調整を行っても、前記仕上げバイトの移動
に伴って再びアンバランスが生じてしまう。したがって
作業を中断してバランス調整を行わない限り、アンバラ
ンスによるホルダ本体の振れが原因となって加工精度が
低下する。
【0004】本発明の技術的課題は、加工作業中のバイ
トの移動に伴う質量のアンバランスを相殺するようにバ
ランスウェイトを変位させることにより、加工作業の途
中であってもホルダ本体の回転アンバランスを修正して
加工精度の向上を図ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のツーリングホルダはつぎのように構成され
ている。すなわち軸心回りに回転させながら軸方向へ送
くられるホルダ本体に対し所定のワークを加工するため
のバイトが設けられ、このバイトがバイト作動機構によ
ってホルダ本体の半径方向へ移動制御される構成のツー
リングホルダにおいて、前記ホルダ本体に対してその半
径方向へ変位可能に設けられたバランスウェイトと、前
記バイト作動機構に連動して前記バイトの移動による質
量のアンバランスを相殺するように前記バランスウェイ
トを半径方向へ変位させるウェイト作動機構とを備えて
いる。
【0006】
【作用】この構成によれば、加工作業中に前記バイト作
動機構によってバイトをホルダ本体の半径方向へ移動さ
せたとき、このバイト作動機構に連動するウェイト作動
機構により前記バランスウェイトをホルダ本体の半径方
向へ変位させることができる。これによってバイトの移
動による質量のアンバランスがバランスウェイトの質量
により相殺され、加工作業の途中においてホルダ本体の
回転アンバランスが調整される。
【0007】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説
明する。図1に車両用エンジンにおけるシリンダブロッ
クのボア内径を仕上げ加工(ボーリング)するために使
用されるツーリングホルダが断面図で示されている。こ
の図面においてホルダ本体10は円筒状に形成されてい
て、その中空部には後で説明するバイト作動機構20の
ドローバー22が挿入されている。このホルダ本体10
は、その上端部に形成されているフランジ部分11が所
定の工作機の主軸(図示しない)に結合されることで、
その軸心回りの回転力ならびに軸方向への送りが与えら
れることとなる。また前記ドローバー22は、同じく工
作機からの駆動力を受けることによりホルダ本体10と
は相対的に軸方向へスライド操作される。
【0008】前記ホルダ本体10の外周にはそれぞれ加
工目的の異なる面取りバイト12、中仕上げバイト14
及び仕上げバイト16が設けられている。すなわち面取
りバイト12は、本実施例のワークであるシリンダブロ
ック50におけるボアの上縁を面取り加工するためのも
ので、チップ12aを備えたカートリッジ12bはホル
ダ本体10の外周に対して最も上端部寄りに固定されて
いる。これに対し前記中仕上げバイト14及び仕上げバ
イト16は、それぞれシリンダブロック50におけるボ
アの内周面を加工するためのものである。前記中仕上げ
バイト14は第一バイトとして最初にボアの内周面を加
工するもので、チップ14aを備えたカートリッジ14
bがホルダ本体10に固定されている。また仕上げバイ
ト16は、第二バイトとして中仕上げバイト14による
加工の完了後にボアの内周面を加工するもので、そのチ
ップ16aを備えたカートリッジ16bがホルダ本体1
0に対して半径方向へ移動(突出)可能に取付けられて
いる。なお中仕上げバイト14のチップ14aの先端
は、仕上げバイト16のチップ16aの先端より僅かに
ホルダ本体10の先端(下端)寄りに位置し、かつ図1
の状態においてはチップ14aの先端がチップ16aの
先端より半径方向へ突出している。
【0009】つぎに前記バイト作動機構20について説
明すると、前記ドローバー22にはその外周の一部にお
いて軸方向(上下方向)に長い溝23が形成されてい
て、ここには前記ホルダ本体10に固定された回止めピ
ン24が係合している。またドローバー22の先端寄り
で、かつ前記仕上げバイト16と対応する外周部分には
テーパ面27が形成されている。このテーパ面27と仕
上げバイト16のカートリッジ16bとの間には、ホル
ダ本体10の壁にあけられた孔に緩く挿通された押出し
ピン28を介在させている。そこで前記ドローバー22
が軸方向へ押し下げられると、前記テーパ面27により
前記押出しピン28が半径方向へ押されて仕上げバイト
16がホルダ本体10に対して半径方向へ突出すること
となる。
【0010】さて前記ホルダ本体10の下端部には、こ
の端部とほぼ同じ寸法の外径に設定された円筒状のウェ
イトホルダ30が結合されている。このウェイトホルダ
30はボルト34によりホルダ本体10に取付けられて
いるとともに、その下端の開口部は蓋32により閉ざさ
れている。またウェイトホルダ30の内部には、その軸
線に対し所定の傾斜角をもって二本のガイド溝31が形
成されている。これらのガイド溝31のうち、前記仕上
げバイト16と周方向に関して180°偏倚したガイド
溝31に対してバランスウェイト36がスライド自在に
組付けられている。なおこのバランスウェイト36は、
前記ガイド溝31に沿って移動することにより前記ウェ
イトホルダ30(延いてはホルダ本体10)の半径方向
へ変位することとなる。
【0011】前記バランスウェイト36をガイド溝31
に沿って移動させるためのウェイト作動機構40につい
て説明すると、前記バイト作動機構20におけるドロー
バー22の下端部にはバー42が連結ねじ43を通じて
一体的に結合されている。このバー42の軸上にはその
軸線と直交するようにサポートピン44が設けられ、こ
のサポートピン44はバー42の端部からねじ込まれた
固定ねじ45によりバー42と一体化されている。そし
てこのサポートピン44の一端部が前記バランスウェイ
ト36の孔37に対して緩く係合している。言い換えれ
ば、このバランスウェイト36はサポートピン44によ
り前記ガイド溝31の所定位置において支持されてい
る。
【0012】つぎに前記構成のツーリングホルダによっ
てシリンダブロック50のボア内周を加工する手順につ
いて説明する。まず中仕上げの工程では、すでに説明し
たように前記中仕上げバイト14のチップ14aの先端
が仕上げバイト16のチップ16aの先端より半径方向
へ突出しており、この状態においてホルダ本体10を回
転させたときの質量がバランスするように前記サポート
ピン44によるバランスウェイト36の支持位置が設定
されている。そこでホルダ本体10をその軸心回りに回
転させながら軸方向に送ることにより、中仕上げバイト
14によるシリンダブロック50のボア内周を加工す
る。
【0013】図2(A)に中仕上げバイト14によるボ
ア内周の加工状態が示されている。この図面で明らかな
ようにホルダ本体10はシリンダブロック50のボアに
対して上から下に送られ、このボアの内周が中仕上げバ
イト14のチップ14aにより加工される。そしてこの
中仕上げバイト14による加工の完了間近において前記
面取りバイト12のチップ12aによりボアの上縁が面
取り加工される。前記面取りバイト12による加工を終
え、かつ中仕上げバイト14のチップ14aがシリンダ
ブロック50のボアを通過してこの中仕上げバイト14
による加工も完了したら、図2(B)で示すように前記
バイト作動機構20のドローバー22が押し下げられ
る。これにより前述したようにテーパ面27により押出
しピン28が半径方向へ押されて前記仕上げバイト16
を半径方向へ突出させる。このときの仕上げバイト16
のチップ16aの先端は、中仕上げバイト14のチップ
14aの先端より半径方向へ突出することとなる。
【0014】前記ドローバー22の下降動作に連動して
前記ウェイト作動機構40のバー42も押し下げられ
る。そしてこのバー42の動作は前記サポートピン44
を通じてバランスウェイト36に伝えられ、このバラン
スウェイト36はウェイトホルダ30のガイド溝31に
沿って図2(B)で示す位置に移動する。つまりバラン
スウェイト36は、前記仕上げバイト16と周方向へ1
80°偏倚した位置において半径方向へ突出し、前記仕
上げバイト16の突出による質量のアンバランスを相殺
する。このようにして回転バランスのとれた状態のホル
ダ本体10を回転させながら上方向へ送ることにより、
今度は仕上げバイト16のチップ16aによりシリンダ
ブロック50のボア内周が加工され、このボア内周は高
精度に仕上げられる。
【0015】なお本実施例においては、前記ウェイトホ
ルダ30をホルダ本体10に対してボルト34で結合
し、かつ前記ウェイト作動機構40のバー42をバイト
作動機構20のドローバー22に連結ねじ43で結合す
ることによって前記のバランス修正機能が得られる。し
たがってバイト作動機構20を備えた既存のツーリング
ホルダに対しても簡単に前記のバランス修正機能をもた
せることができる。また本実施例では中仕上げバイト1
4による加工後、仕上げバイト16を半径方向へ突出さ
せて加工を続ける場合のバランス修正について説明した
が、単一のバイトで同じワークを何度か繰り返して加工
する場合に、加工を終える毎にバイトを半径方向へ突出
させるときのバランス修正にも適用できる。
【0016】
【発明の効果】このように本発明は、加工作業の途中で
あってもバイトの移動に伴うホルダ本体の回転アンバラ
ンスを修正して加工精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ツーリングホルダの断面図である。
【図2】ツーリングホルダによる加工状態を表した説明
図である。
【符号の説明】
10 ホルダ本体 16 バイト(仕上げバイト) 20 バイト作動機構 36 バランスウェイト 40 ウェイト作動機構 50 ワーク(シリンダブロック)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸心回りに回転させながら軸方向へ送く
    られるホルダ本体に対し所定のワークを加工するための
    バイトが設けられ、このバイトがバイト作動機構によっ
    てホルダ本体の半径方向へ移動制御される構成のツーリ
    ングホルダにおいて、 前記ホルダ本体に対してその半径方向へ変位可能に設け
    られたバランスウェイトと、前記バイト作動機構に連動
    して前記バイトの移動による質量のアンバランスを相殺
    するように前記バランスウェイトを半径方向へ変位させ
    るウェイト作動機構とを備えていることを特徴としたツ
    ーリングホルダ。
JP7815393A 1993-04-05 1993-04-05 ツーリングホルダ Pending JPH06285705A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7815393A JPH06285705A (ja) 1993-04-05 1993-04-05 ツーリングホルダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7815393A JPH06285705A (ja) 1993-04-05 1993-04-05 ツーリングホルダ

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Publication Number Publication Date
JPH06285705A true JPH06285705A (ja) 1994-10-11

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ID=13653975

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JP7815393A Pending JPH06285705A (ja) 1993-04-05 1993-04-05 ツーリングホルダ

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JP (1) JPH06285705A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020528358A (ja) * 2017-07-28 2020-09-24 ギューリング カーゲーGuehring Kg 切削工具および軸受通路の加工方法
US10933932B2 (en) 2012-05-31 2021-03-02 Arctic Cat, Inc. Off-highway recreational device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US11648998B2 (en) 2012-05-31 2023-05-16 Arctic Cat Inc. Off-highway recreational vehicle
JP2020528358A (ja) * 2017-07-28 2020-09-24 ギューリング カーゲーGuehring Kg 切削工具および軸受通路の加工方法

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