JPH06285416A - 接着液供給方法及び装置 - Google Patents
接着液供給方法及び装置Info
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- JPH06285416A JPH06285416A JP9830393A JP9830393A JPH06285416A JP H06285416 A JPH06285416 A JP H06285416A JP 9830393 A JP9830393 A JP 9830393A JP 9830393 A JP9830393 A JP 9830393A JP H06285416 A JPH06285416 A JP H06285416A
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- adhesive liquid
- pressure
- coating
- liquid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】接着液が空気に触れないようにすることにより
接着液の性能の低下を防止でき、かつ空気が混入しない
ようにすることにより接着液の接着性能の低下を防止
し、装置のメンテナンス性の良い接着液供給方法および
装置を提供する。 【構成】 接着液をその貯蔵領域20から圧送路系40を介
して塗着領域50に送り、この液を被塗布物上に所定量塗
布する方法及び装置である。接着液を入れた柔軟な容器
23を前記貯蔵領域の格納手段28内に該容器の開口部を上
方にして前記圧送路系に接続してセットした後、前記格
納手段の加圧系を作用させて前記容器を加圧して、前記
容器の上部の空気を該容器および前記圧送路系外に排除
した後、前記容器を加圧することにより前記接着液を前
記塗着領域に供給を開始する。
接着液の性能の低下を防止でき、かつ空気が混入しない
ようにすることにより接着液の接着性能の低下を防止
し、装置のメンテナンス性の良い接着液供給方法および
装置を提供する。 【構成】 接着液をその貯蔵領域20から圧送路系40を介
して塗着領域50に送り、この液を被塗布物上に所定量塗
布する方法及び装置である。接着液を入れた柔軟な容器
23を前記貯蔵領域の格納手段28内に該容器の開口部を上
方にして前記圧送路系に接続してセットした後、前記格
納手段の加圧系を作用させて前記容器を加圧して、前記
容器の上部の空気を該容器および前記圧送路系外に排除
した後、前記容器を加圧することにより前記接着液を前
記塗着領域に供給を開始する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接着液供給方法および
装置に関し、さらに詳しくは接着液を溜めておく接着液
容器から適当な送液系を介して該送液系の先端部分に設
けられた塗着装置によって接着液を所定量吐出させる接
着液供給方法及び装置に関する。
装置に関し、さらに詳しくは接着液を溜めておく接着液
容器から適当な送液系を介して該送液系の先端部分に設
けられた塗着装置によって接着液を所定量吐出させる接
着液供給方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より各種製品の部品等を固定したり
或は結合するのに各種分野において接着液が使用されて
いる。この接着液を多量に使用する場合、例えば各種製
造工場においては、生産性の点から多量の接着液を硬化
しないように適当な密閉系の接着液容器等に収納し、こ
の接着液容器と塗着装置とを適当な送液系にて繋げ、こ
の接着液容器内の接着液を加圧することにより接着液を
所定量吐出させるような方法が取られていることがあ
る。このような従来の接着液供給方法及び装置を図8お
よび図9を用いて説明する。
或は結合するのに各種分野において接着液が使用されて
いる。この接着液を多量に使用する場合、例えば各種製
造工場においては、生産性の点から多量の接着液を硬化
しないように適当な密閉系の接着液容器等に収納し、こ
の接着液容器と塗着装置とを適当な送液系にて繋げ、こ
の接着液容器内の接着液を加圧することにより接着液を
所定量吐出させるような方法が取られていることがあ
る。このような従来の接着液供給方法及び装置を図8お
よび図9を用いて説明する。
【0003】ここに示す装置は、図8に示すように、例
えば2液を調合して作られた接着液3が圧力容器2に移
し入れられ、該容器2の蓋を閉じた後、該容器2に繋げ
られた圧力供給装置4から適宜圧力Pを加えると、前記
接着液3は圧送管系6を通して、塗着装置7の開閉に応
じて、ノズル8から被塗布物上に供給される。また、従
来における前記塗着装置7は、例えば図9に示すように
前記ノズル8と前記圧送管系6とをつなぐ経路11を有
する旋回軸10aがシール押え12により押圧されたシ
ール材13内において回転作動して、前記圧送管系6と
前記ノズル8との間を開閉するものである。
えば2液を調合して作られた接着液3が圧力容器2に移
し入れられ、該容器2の蓋を閉じた後、該容器2に繋げ
られた圧力供給装置4から適宜圧力Pを加えると、前記
接着液3は圧送管系6を通して、塗着装置7の開閉に応
じて、ノズル8から被塗布物上に供給される。また、従
来における前記塗着装置7は、例えば図9に示すように
前記ノズル8と前記圧送管系6とをつなぐ経路11を有
する旋回軸10aがシール押え12により押圧されたシ
ール材13内において回転作動して、前記圧送管系6と
前記ノズル8との間を開閉するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、前記
接着液3は別の容器から前記圧力容器2に移し替えた
り、2液調合タイプの場合には適宜調合した後に前記圧
力容器2に入れる作業を行っていた。また、前記圧力容
器2の上方には上部空間5があって、前記接着液3は常
に圧力空気に接した状態で給送されている。このため、
空気と接触している部分から空気が接着液内に溶け込ん
だり、また空気接触した部分は接着液の硬化が進行する
ために、この部分を送液すると、接着液の供給不良が発
生したり、また前記圧力容器2内の前記接着液3が最後
の方になると、供給される前記接着液3には空気が混入
する機会が多く、接着の品質の低下を招いていた。ま
た、前記圧力容器2はその内面および外面には前記接着
液3が固化積層されていくために定期的に清浄しなけれ
ばならず、そのメンテナンスは非常に面倒であった。
接着液3は別の容器から前記圧力容器2に移し替えた
り、2液調合タイプの場合には適宜調合した後に前記圧
力容器2に入れる作業を行っていた。また、前記圧力容
器2の上方には上部空間5があって、前記接着液3は常
に圧力空気に接した状態で給送されている。このため、
空気と接触している部分から空気が接着液内に溶け込ん
だり、また空気接触した部分は接着液の硬化が進行する
ために、この部分を送液すると、接着液の供給不良が発
生したり、また前記圧力容器2内の前記接着液3が最後
の方になると、供給される前記接着液3には空気が混入
する機会が多く、接着の品質の低下を招いていた。ま
た、前記圧力容器2はその内面および外面には前記接着
液3が固化積層されていくために定期的に清浄しなけれ
ばならず、そのメンテナンスは非常に面倒であった。
【0005】また、前記塗着装置7は、前記シール押え
12(締付けボルト)によって前記シール材13を下方
に押圧する力で前記旋回軸10a、前記シール材13内
周等のシールを保っており、該旋回軸10aの回転によ
りノズルの開閉を行う構成であるので、比較的速い開閉
が可能あると共に該装置7をノズル方向に沿った縦長な
スリムな構造できる。しかしながら、前記塗着装置7
は、長期の使用によりその開閉動作部分が摺動してすり
減った場合には、前記シール押え12の締め付け作業等
のメンテナンスが必要になる。
12(締付けボルト)によって前記シール材13を下方
に押圧する力で前記旋回軸10a、前記シール材13内
周等のシールを保っており、該旋回軸10aの回転によ
りノズルの開閉を行う構成であるので、比較的速い開閉
が可能あると共に該装置7をノズル方向に沿った縦長な
スリムな構造できる。しかしながら、前記塗着装置7
は、長期の使用によりその開閉動作部分が摺動してすり
減った場合には、前記シール押え12の締め付け作業等
のメンテナンスが必要になる。
【0006】また、前記シール押え12を締め付けるこ
とにより所要部のシール性の回復がなされるが、該シー
ル押え12の締め付けが大きくなると、前記シール材1
3は大きく変形するおそれがあり、この変形により該シ
ール材13の連通孔13aの位置ずれが発生し、前記接
着液3の供給に支障をきたす問題があった。さらに、前
記旋回軸10aや前記シール材13の形状は比較的複雑
で加工精度が要求されることから、高価に付く欠点を有
していた。本発明の目的は、接着液が空気に触れないよ
うにすることにより接着液の性能の低下を防止でき、か
つ空気が混入しないようにすることにより接着液の接着
性能の低下を防止することができ、さらに装置のメンテ
ナンス性の良い接着液供給方法および装置を提供するも
のである。
とにより所要部のシール性の回復がなされるが、該シー
ル押え12の締め付けが大きくなると、前記シール材1
3は大きく変形するおそれがあり、この変形により該シ
ール材13の連通孔13aの位置ずれが発生し、前記接
着液3の供給に支障をきたす問題があった。さらに、前
記旋回軸10aや前記シール材13の形状は比較的複雑
で加工精度が要求されることから、高価に付く欠点を有
していた。本発明の目的は、接着液が空気に触れないよ
うにすることにより接着液の性能の低下を防止でき、か
つ空気が混入しないようにすることにより接着液の接着
性能の低下を防止することができ、さらに装置のメンテ
ナンス性の良い接着液供給方法および装置を提供するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、接
着液をその貯蔵領域から圧送路系を介して塗着領域に送
り、該接着液を被塗布物上に所定量塗布する方法であっ
て、前記接着液を入れた柔軟な容器を前記貯蔵領域の格
納手段内に該容器の開口部を上方にして前記圧送路系に
接続してセットした後、前記格納手段の加圧系を作用さ
せて前記容器を加圧して、前記容器の上部の空気を該容
器および前記圧送路系外に排除した後、前記容器を加圧
することにより前記接着液を前記塗着領域に供給を開始
することを特徴とする接着液供給方法により達成でき
る。また、前記加圧系は流体による加圧及び/又は板状
部材による加圧で行うことができる。
着液をその貯蔵領域から圧送路系を介して塗着領域に送
り、該接着液を被塗布物上に所定量塗布する方法であっ
て、前記接着液を入れた柔軟な容器を前記貯蔵領域の格
納手段内に該容器の開口部を上方にして前記圧送路系に
接続してセットした後、前記格納手段の加圧系を作用さ
せて前記容器を加圧して、前記容器の上部の空気を該容
器および前記圧送路系外に排除した後、前記容器を加圧
することにより前記接着液を前記塗着領域に供給を開始
することを特徴とする接着液供給方法により達成でき
る。また、前記加圧系は流体による加圧及び/又は板状
部材による加圧で行うことができる。
【0008】又、本発明の上記目的は、接着液をその貯
蔵部から圧送路を介して塗着部に送り、該接着液を被塗
布物上に所定量塗布する接着液供給装置において、前記
貯蔵部は前記接着液を入れた柔軟な容器の少なくとも開
口部の首部を上にして係止し保持するとともに該開口部
と前記圧送路を連通する格納手段及び該容器を押圧する
加圧手段が設けられ、前記格納手段内にセットした前記
容器を前記加圧手段により加圧することにより、前記接
着液を前記塗着部に供給することを特徴とする接着液供
給装置によっても達成することができる。さらに、前記
塗着部は前記圧送路が貫通された上下のシール材により
弾性的に挟持されて該シール材間を間欠的に直線往復運
動する開閉板が設けられ、該開閉板に形成された連通孔
を前記圧送路に対応させることにより前記接着液の送液
するような構成とすることができる。
蔵部から圧送路を介して塗着部に送り、該接着液を被塗
布物上に所定量塗布する接着液供給装置において、前記
貯蔵部は前記接着液を入れた柔軟な容器の少なくとも開
口部の首部を上にして係止し保持するとともに該開口部
と前記圧送路を連通する格納手段及び該容器を押圧する
加圧手段が設けられ、前記格納手段内にセットした前記
容器を前記加圧手段により加圧することにより、前記接
着液を前記塗着部に供給することを特徴とする接着液供
給装置によっても達成することができる。さらに、前記
塗着部は前記圧送路が貫通された上下のシール材により
弾性的に挟持されて該シール材間を間欠的に直線往復運
動する開閉板が設けられ、該開閉板に形成された連通孔
を前記圧送路に対応させることにより前記接着液の送液
するような構成とすることができる。
【0009】
【実施態様】以下、本発明の接着液供給装置の一実施態
様を図1、図2、図3および図4に基づいて詳細に説明
する。図1は、本実施態様の接着液供給装置の全体概要
図を示すものであり、図2は接着液の貯蔵部の概略断面
図である。また図3および図4は塗着部の概略側面図お
よび概略平面図である。図1に示す接着液供給装置10
は接着液Fをその貯蔵部20から配管からなる圧送路4
0を介して塗着部50に送り、該接着液Fを例えば磁気
ディスクカートリッジ内に装着されるディスクシートの
センターコア等の被塗布物9上に所定量塗布するように
構成されている。
様を図1、図2、図3および図4に基づいて詳細に説明
する。図1は、本実施態様の接着液供給装置の全体概要
図を示すものであり、図2は接着液の貯蔵部の概略断面
図である。また図3および図4は塗着部の概略側面図お
よび概略平面図である。図1に示す接着液供給装置10
は接着液Fをその貯蔵部20から配管からなる圧送路4
0を介して塗着部50に送り、該接着液Fを例えば磁気
ディスクカートリッジ内に装着されるディスクシートの
センターコア等の被塗布物9上に所定量塗布するように
構成されている。
【0010】前記貯蔵部20には前記接着液Fを収納し
た接着液容器23をその首部23aにて取り付け固定す
る容器取付箱28が設けられている。前記容器取付箱2
8は上方が閉じ下方に開放された容器であって、上部に
前記接着容器23の首部23a(雄ねじ部に構成されて
いる)を固定する例えば雌ねじが形成された容器取付部
28aを有している。なお、前記首部23aの形状は図
示の如く雄ねじを有する構造でなくその他の形状を取り
うるものであり、前記容器取付部28aの構成も首部の
構成に合わせて適宜構成となるものである。また、前記
接着液容器23は合成樹脂により構成することができ、
前記首部23a以外の部分は柔軟なもので変形し易い構
造となっている。
た接着液容器23をその首部23aにて取り付け固定す
る容器取付箱28が設けられている。前記容器取付箱2
8は上方が閉じ下方に開放された容器であって、上部に
前記接着容器23の首部23a(雄ねじ部に構成されて
いる)を固定する例えば雌ねじが形成された容器取付部
28aを有している。なお、前記首部23aの形状は図
示の如く雄ねじを有する構造でなくその他の形状を取り
うるものであり、前記容器取付部28aの構成も首部の
構成に合わせて適宜構成となるものである。また、前記
接着液容器23は合成樹脂により構成することができ、
前記首部23a以外の部分は柔軟なもので変形し易い構
造となっている。
【0011】そして、前記首部23aを前記容器取付部
28aに螺合することにより、前記接着液容器23と前
記圧送路40とが繋げられる。また、前記容器取付箱2
8は底部分が開放され、この開放された底部分に嵌合し
て上下方向に移動自在な板状部材である押上蓋29が設
けられている。前記押上蓋29は、例えばラック29b
により押される構成で、該ラック29bとピニオン29
cとの係合によりモータ29aの駆動により移動される
ようになっている。また、前記容器取付箱28は管路3
1を介して例えばコンプレッサ30が接続されている。
したがって、前記接着液容器23を加圧するには、前記
コンプレッサ30或は前記押上蓋29のいずれでも、ま
た両方でもよい。
28aに螺合することにより、前記接着液容器23と前
記圧送路40とが繋げられる。また、前記容器取付箱2
8は底部分が開放され、この開放された底部分に嵌合し
て上下方向に移動自在な板状部材である押上蓋29が設
けられている。前記押上蓋29は、例えばラック29b
により押される構成で、該ラック29bとピニオン29
cとの係合によりモータ29aの駆動により移動される
ようになっている。また、前記容器取付箱28は管路3
1を介して例えばコンプレッサ30が接続されている。
したがって、前記接着液容器23を加圧するには、前記
コンプレッサ30或は前記押上蓋29のいずれでも、ま
た両方でもよい。
【0012】次に使用方法を説明する。前記接着液容器
23は例えば適宜調合された接着液が収納されてたのち
に、その首部の蓋を外して図示しない開閉扉を開けて前
記容器取付箱28の接着液容器取付部28aにねじ止め
し、前記容器取付箱28内にセットする。次に前記モー
ア29aを作動して前記押上蓋29を押し上げる。この
結果、前記接着液容器23は前記押上蓋29に押し上げ
られて変形し、容器上部の空気Aは前記圧送路40を介
して、該圧送路及び接着液容器からなる密閉系外に排出
される。このように前記接着液容器23を、そのまま取
付箱のねじ部に螺合して取り付け、前記押上蓋29を押
し上げていくと、接着液容器上部の空気を該容器から効
果的に吐出させることができ、これにより前記接着液F
は空気の混入や空気との接触による硬化といった問題を
回避することができる。そうしてから、前記接着液Fの
被塗布物9への塗着を開始する。この塗着のための加圧
力は前記コンプレッサ30による加える。そして、塗着
部50の動作により前記接着液Fの間欠的な塗着作業を
行うことができる。そして、容器上部の空気を吐出後
は、空気の混入のない接着液を良好に送液することがで
きる。
23は例えば適宜調合された接着液が収納されてたのち
に、その首部の蓋を外して図示しない開閉扉を開けて前
記容器取付箱28の接着液容器取付部28aにねじ止め
し、前記容器取付箱28内にセットする。次に前記モー
ア29aを作動して前記押上蓋29を押し上げる。この
結果、前記接着液容器23は前記押上蓋29に押し上げ
られて変形し、容器上部の空気Aは前記圧送路40を介
して、該圧送路及び接着液容器からなる密閉系外に排出
される。このように前記接着液容器23を、そのまま取
付箱のねじ部に螺合して取り付け、前記押上蓋29を押
し上げていくと、接着液容器上部の空気を該容器から効
果的に吐出させることができ、これにより前記接着液F
は空気の混入や空気との接触による硬化といった問題を
回避することができる。そうしてから、前記接着液Fの
被塗布物9への塗着を開始する。この塗着のための加圧
力は前記コンプレッサ30による加える。そして、塗着
部50の動作により前記接着液Fの間欠的な塗着作業を
行うことができる。そして、容器上部の空気を吐出後
は、空気の混入のない接着液を良好に送液することがで
きる。
【0013】前記塗着装置50は、通路孔51aが透設
された開閉板51を上下のシール材53,53で挟み、
さらに上下から基板52a,52を重ねて挟み、該基板
52a,52を引っ張りバネであるスプリング55で加
圧シールしている構成である。前記開閉板51は例え
ば、4個のサイドローラ54によって両端面部分がガイ
ドされ、駆動系60によって直線往復運動を行なって前
記接着液Fを適当な間隔で被塗布物9上に供給する。ま
た、前記開閉板51の駆動は特に図示のものに限定する
ものではないが、前記間欠駆動系60は、例えば間欠パ
ルスモータMと第1,第2クランク61,62を用いた
クランク機構を用いた構造を採用することが出来るこの
ように、前記開閉板51は単なる孔付き平板であり、ま
た、前記スプリング55によって前記シール材53,5
3を加圧する構造であるから、該シール材53と該開閉
板51とは常に圧接状態が保たれ、長期使用によっても
シール部分の調節等のメンテナンスを必要としない。
された開閉板51を上下のシール材53,53で挟み、
さらに上下から基板52a,52を重ねて挟み、該基板
52a,52を引っ張りバネであるスプリング55で加
圧シールしている構成である。前記開閉板51は例え
ば、4個のサイドローラ54によって両端面部分がガイ
ドされ、駆動系60によって直線往復運動を行なって前
記接着液Fを適当な間隔で被塗布物9上に供給する。ま
た、前記開閉板51の駆動は特に図示のものに限定する
ものではないが、前記間欠駆動系60は、例えば間欠パ
ルスモータMと第1,第2クランク61,62を用いた
クランク機構を用いた構造を採用することが出来るこの
ように、前記開閉板51は単なる孔付き平板であり、ま
た、前記スプリング55によって前記シール材53,5
3を加圧する構造であるから、該シール材53と該開閉
板51とは常に圧接状態が保たれ、長期使用によっても
シール部分の調節等のメンテナンスを必要としない。
【0014】本発明の装置は前記実施態様に限らず種々
変更することができ、例えば、前記塗着部50は図9に
示すような従来のものを使用してもよく、また貯蔵部2
0は図5乃至図7に示すように構成してもよい。図5は
貯蔵部の正面図であり。図6は貯蔵部の側面図、図7は
貯蔵部の平面図である。前記貯蔵部20が前記実施態様
と大きく相違する点は、前記モータ29aの如き容器下
方からの加圧駆動系を備えていないこと、さらには後述
する押え板22が容器格納箱21の扉となっていること
である。
変更することができ、例えば、前記塗着部50は図9に
示すような従来のものを使用してもよく、また貯蔵部2
0は図5乃至図7に示すように構成してもよい。図5は
貯蔵部の正面図であり。図6は貯蔵部の側面図、図7は
貯蔵部の平面図である。前記貯蔵部20が前記実施態様
と大きく相違する点は、前記モータ29aの如き容器下
方からの加圧駆動系を備えていないこと、さらには後述
する押え板22が容器格納箱21の扉となっていること
である。
【0015】すなわち、接着液の入った接着液容器23
は、必要に応じて例えば比較的硬質でテーパ円環状(接
着液容器の肩部分の傾斜に対応したテーパを有した形
状)の円環部材23bを嵌めて、前記容器格納箱21に
入れ載置台21bの上に載せると、接着液容器23は首
部23aに近い前記円環部材23bの上から首部シール
24によって嵌合させて該首部23aを容器格納箱外に
出す。そこで前記首部23aを接続金具41によって圧
送路40に接続する。なお、前記円環部材23bは容器
首部分のシール性を向上させるための補助部材である
が、接着液容器の首部の形状によってはシール構造は適
宜変更できるものである。
は、必要に応じて例えば比較的硬質でテーパ円環状(接
着液容器の肩部分の傾斜に対応したテーパを有した形
状)の円環部材23bを嵌めて、前記容器格納箱21に
入れ載置台21bの上に載せると、接着液容器23は首
部23aに近い前記円環部材23bの上から首部シール
24によって嵌合させて該首部23aを容器格納箱外に
出す。そこで前記首部23aを接続金具41によって圧
送路40に接続する。なお、前記円環部材23bは容器
首部分のシール性を向上させるための補助部材である
が、接着液容器の首部の形状によってはシール構造は適
宜変更できるものである。
【0016】その後、前記扉22をヒンジ27,27を
回転中心にして閉じていくと、該扉22の裏側(内側)
の押え板22aと前記容器格納箱21内の後方押え板2
2aとによって、前記接着液容器23はその前後から押
されて上部の空気は該接着液容器23および圧送路40
から排出される。次に、前記扉22をその左右両側に設
けられたバタフライ26,26によって締めつけると、
前記扉22の内側に当接するシール25によって前記容
器格納箱21内は密閉される。したがって、コンプレッ
サ30等により加圧することにより、前記接着液容器2
3は加圧されて、空気の混入のない接着液を塗着部側へ
供給することができる。
回転中心にして閉じていくと、該扉22の裏側(内側)
の押え板22aと前記容器格納箱21内の後方押え板2
2aとによって、前記接着液容器23はその前後から押
されて上部の空気は該接着液容器23および圧送路40
から排出される。次に、前記扉22をその左右両側に設
けられたバタフライ26,26によって締めつけると、
前記扉22の内側に当接するシール25によって前記容
器格納箱21内は密閉される。したがって、コンプレッ
サ30等により加圧することにより、前記接着液容器2
3は加圧されて、空気の混入のない接着液を塗着部側へ
供給することができる。
【0017】このように、接着液容器を、そのまま格納
箱にセットして首部でシール材に通し、接続金具で圧送
管系に連結し、扉を閉じると、扉の裏側の押え板と格納
箱の中の押え板とが容器を押えて容器上部の空気を容器
外に排出でき、次に扉を完全に閉めると、格納箱内は格
納箱シールによってシールされるので、空気等の圧力手
段を作動させることで接着液容器は加圧されて、空気の
混入のない接着液を圧送管系へ給送することができる。
箱にセットして首部でシール材に通し、接続金具で圧送
管系に連結し、扉を閉じると、扉の裏側の押え板と格納
箱の中の押え板とが容器を押えて容器上部の空気を容器
外に排出でき、次に扉を完全に閉めると、格納箱内は格
納箱シールによってシールされるので、空気等の圧力手
段を作動させることで接着液容器は加圧されて、空気の
混入のない接着液を圧送管系へ給送することができる。
【0018】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は接着液を入
れた柔軟な容器を貯蔵部の格納手段内に該容器の開口部
を上方にし、圧送路に接続した状態で格納手段の加圧系
を作用させて前記容器を加圧することにより前記容器内
の空気を該容器および前記圧送路系外に排除し、また前
記容器を加圧することにより前記接着液の送液を行うも
のである。したがって、本発明によれば、接着液を貯蔵
しておく系内において従来のように空気と接触すること
がなく空気が接着液内に溶け込んだり、また空気接触し
た部分は接着液の硬化が進行するようなことがなくなる
ので、接着液の品質低下による該液の供給不良が発生し
たり、接着不良の原因を防止することができる。また、
本発明の装置によれば接着液は柔軟な容器はそのまま容
器格納箱にセットして使うことができるので、従来のよ
うに圧力容器(格納箱)はその内面および外面には接着
液が固化積層されることがなくなり、そのメンテナンス
性は極めて向上する。また、本発明の塗着部において、
スライド式の開閉板が単なる孔付き平板で該開閉板がそ
の表裏面側からシール材にて常時弾性的に加圧された構
造であるので、該シール材と該開閉板とは常に圧接状態
が保たれ、長期使用によってもシール部分の調節等が必
要なくメンテナンス性が向上する。
れた柔軟な容器を貯蔵部の格納手段内に該容器の開口部
を上方にし、圧送路に接続した状態で格納手段の加圧系
を作用させて前記容器を加圧することにより前記容器内
の空気を該容器および前記圧送路系外に排除し、また前
記容器を加圧することにより前記接着液の送液を行うも
のである。したがって、本発明によれば、接着液を貯蔵
しておく系内において従来のように空気と接触すること
がなく空気が接着液内に溶け込んだり、また空気接触し
た部分は接着液の硬化が進行するようなことがなくなる
ので、接着液の品質低下による該液の供給不良が発生し
たり、接着不良の原因を防止することができる。また、
本発明の装置によれば接着液は柔軟な容器はそのまま容
器格納箱にセットして使うことができるので、従来のよ
うに圧力容器(格納箱)はその内面および外面には接着
液が固化積層されることがなくなり、そのメンテナンス
性は極めて向上する。また、本発明の塗着部において、
スライド式の開閉板が単なる孔付き平板で該開閉板がそ
の表裏面側からシール材にて常時弾性的に加圧された構
造であるので、該シール材と該開閉板とは常に圧接状態
が保たれ、長期使用によってもシール部分の調節等が必
要なくメンテナンス性が向上する。
【図1】本発明の接着液供給装置の全体概要図を示す。
【図2】図1に示した装置の要部断面図を示す。
【図3】本発明の塗着部の側面図を示す。
【図4】本発明の塗着部の平面図を示す。
【図5】本発明の他の実施態様における容器格納箱の部
分断面の正面図を示す。
分断面の正面図を示す。
【図6】図5に示した容器格納箱の部分断面の側面図を
示す。
示す。
【図7】図5に示した容器格納箱の部分断面の平面図を
示す。
示す。
【図8】従来の接着液供給装置の全体概要図を示す。
【図9】従来の塗着部の縦断面図を示す。
8 ノズル 9 被塗布物 10 接着液供給装置 20 貯蔵部 21 容器格納箱 22 扉 23 接着液容器 24 容器首部シール 25 扉シール 26 バタフライ 27 ヒンジ 28 容器取付箱 29 押上蓋 30 ポンプ 40 圧送路 50 塗着部 51 開閉板 51a 通路孔 52 基板 52a 基板 53 シール材 54 サイドローラ 55 スプリング 60 間欠駆動系
Claims (4)
- 【請求項1】 接着液をその貯蔵領域から圧送路系を介
して塗着領域に送り、該接着液を被塗布物上に所定量塗
布する方法であって、前記接着液を入れた柔軟な容器を
前記貯蔵領域の格納手段内に該容器の開口部を上方にし
て前記圧送路系に接続してセットした後、前記格納手段
の加圧系を作用させて前記容器を加圧して、前記容器の
上部の空気を該容器および前記圧送路系外に排除した
後、前記容器を加圧することにより前記接着液を前記塗
着領域に供給を開始することを特徴とする接着液供給方
法。 - 【請求項2】 前記加圧系は流体による加圧及び/又は
板状部材による加圧で行うことを特徴とする請求項1に
記載の接着液供給方法。 - 【請求項3】 接着液をその貯蔵部から圧送路を介して
塗着部に送り、該接着液を被塗布物上に所定量塗布する
接着液供給装置において、前記貯蔵部は前記接着液を入
れた柔軟な容器の少なくとも開口部の首部を上にして係
止し保持するとともに該開口部と前記圧送路を連通する
格納手段及び該容器を押圧する加圧手段が設けられ、前
記格納手段内にセットした前記容器を前記加圧手段によ
り加圧することにより、前記接着液を前記塗着部に供給
することを特徴とする接着液供給装置。 - 【請求項4】 前記塗着部は前記圧送路が貫通された上
下のシール材により弾性的に挟持されて該シール材間を
間欠的に直線往復運動する開閉板が設けられており、該
開閉板に形成された通路孔を前記圧送路に対応させるこ
とにより前記接着液の送液するように構成されたことを
特徴とする請求項2に記載の接着液供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9830393A JPH06285416A (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 接着液供給方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9830393A JPH06285416A (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 接着液供給方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06285416A true JPH06285416A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=14216163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9830393A Pending JPH06285416A (ja) | 1993-04-02 | 1993-04-02 | 接着液供給方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06285416A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100451781B1 (ko) * | 1995-12-19 | 2004-11-16 | 간사이 페인트 가부시키가이샤 | 도료공급방법및자동차차체의상도도장방법 |
DE102015212198A1 (de) * | 2015-06-30 | 2017-01-05 | Krones Ag | Vorrichtung und Verfahren zum Leimauftrag ohne Rücklauf |
-
1993
- 1993-04-02 JP JP9830393A patent/JPH06285416A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100451781B1 (ko) * | 1995-12-19 | 2004-11-16 | 간사이 페인트 가부시키가이샤 | 도료공급방법및자동차차체의상도도장방법 |
DE102015212198A1 (de) * | 2015-06-30 | 2017-01-05 | Krones Ag | Vorrichtung und Verfahren zum Leimauftrag ohne Rücklauf |
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