JPH06285094A - 歯科用器具収容ケース - Google Patents

歯科用器具収容ケース

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JPH06285094A
JPH06285094A JP10500593A JP10500593A JPH06285094A JP H06285094 A JPH06285094 A JP H06285094A JP 10500593 A JP10500593 A JP 10500593A JP 10500593 A JP10500593 A JP 10500593A JP H06285094 A JPH06285094 A JP H06285094A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用時のリーマーの長さ調節設定および使用
後の消毒・保管を一つのケースに入れたままで行なう。 【構成】 リーマー(6)の先端が接する中板(14)
が上下移動可能であり、側板(2)には中板(14)の
高さを知ることのできる目盛(16)がついている。さ
らに、全体が薬液、超音波、オートクレーブその他の消
毒に耐えられるような材料から形成されている。中板
(14)を除き、全体を多孔状またはネット状の材料か
ら形成するのが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歯科用器具の収容ケース
に関する。特に、リーマー、ファイルなどの根管治療に
用いる小型器具に関して、使用時の長さ調節設定、使用
後の消毒・保管を一括して行なうことのできる収容ケー
スに関する。
【0002】
【従来の技術】リーマーやファイル(以下、単に「リー
マー」という)は歯科医が根管拡張に使用するまち針に
似た器具で、刃形、太さ、長さに応じて数種類ある。そ
の針部分には、歯科医が患者の罹患歯における根管の長
さの目安とするストッパーリングがスライド可能に設定
されている。ストッパーリングの位置を調節設定するに
は、エンドゲージと呼ばれる、目盛のついた器具が使用
されることが多い。
【0003】リーマーには患者の唾液や血液が付着する
ので、病気の伝染を防止するために頻繁に消毒しなけれ
ばならない。この目的のために、使用後のリーマーは水
洗した後、薬液消毒、超音波洗浄、オートクレーブ(高
圧蒸気滅菌)の順で消毒滅菌処理をしている。歯科医院
では、毎日大量のリーマーを使用するので、その消毒滅
菌作業には多大の労力と時間を費している。
【0004】このようにして消毒の終わったリーマー
は、次の使用に備えて、収容ケースに収容される。この
収容ケースは多数の穴を備えた棚板を有する小さなケー
スであることが多い。これらの穴にリーマーを差し込ん
で縦方向に保管収容する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、リー
マーには使用時の長さ調節設定、使用後の消毒・保管と
いう作業が必要である。従来、それぞれの過程におい
て、別の器具を使用していたので、リーマーをいちいち
取り出しては元に戻すという工程を繰り替えしていた。
また、それぞれの工程に用いる器具、とりわけエンドゲ
ージは精密で高価である。
【0006】本発明においては、使用時のリーマーの長
さ調節設定、使用後の消毒・保管を一つのケースに入れ
たままで行なうことのできるような収容ケースを提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の収容ケースは、側板と、この棚板により支持される
と共に、リーマーを差し込む穴を有する棚板からなる収
容ケースであって、リーマーの先端が接する中板と、こ
の中板を上下させる手段を設けると共に、側板には中板
の高さを知ることのできる目盛をつけ、全体を薬液、超
音波、オートクレーブその他の消毒に耐えられるような
材料から形成したことを特徴とする。
【0008】その他、本発明にとって必須ではないが、
底板と開閉自在な蓋を取り付ける方が好ましい。底板は
強度をあげるため、蓋は保管時のほこり徐けのためであ
る。
【0009】全体は、薬液、超音波、オートクレーブそ
の他の消毒に耐えられるような材料、例えばステンレス
鋼板から作成する。中板と蓋を除き、多孔状またはネッ
ト状であるのが好ましい。中板はリーマーの先端が接す
る必要があるので、穴のない板状のものであり、蓋はほ
こり徐けの意味があるので、やはり穴のない板状のもの
である。側板及び棚板が多孔状またはネット状であるこ
とは、棚板にリーマー固定用の穴を改めてあける必要が
なくなること、網目を通して薬液が中まで浸漬しやすく
なること、リーマーの先端が中板に達したことが触覚だ
けでなく、網目を通して肉眼で確認できることなどの点
で有利である。
【0010】中板を上下移動させる手段としては、例え
ば、側板から突出した取っ手により幅の拡張縮小が容易
な弾力針金を使用することができる。その他、歯車やね
じを使用することにより、中板を精密に上下移動させる
機構を採用することもできる。
【0011】
【作用】本発明によれば、リーマーの先端が接する中板
が上下移動可能であり、側板には中板の高さを知ること
のできる目盛がついているので、リーマーの長さ調節が
容易である。さらに、全体が薬液、超音波、オートクレ
ーブその他の消毒に耐えられるような材料から形成され
ているので、そのまま消毒滅菌ができる。
【0012】
【実施例】以下、添付の図面に基づき、本発明の実施例
を説明する。図1は、本発明の実施例に係る収容ケース
の斜視図である。
【0013】全体は、縦横高さ約5cmの立方体であ
る。もちろん、全体の形状は立方体以外にも、直方体、
円柱状であってもよく、大きさも必要に応じて小さくし
ても大きくしてもよい。
【0014】側面を構成する側板2の頂部から約1cm
下の位置に棚板4が水平に固定されている。ただし、棚
板4は側板2の頂部の位置に水平に固定してもよい。側
板2及び棚板4は多孔状またはネット状のステンレス板
から形成する。図面では作図の都合上、一部のみを多孔
状として描いている。図1は棚板4の網目にリーマーが
3本差し込まれた状態である。図示しないが、側板2の
最下部に水平に底板を設けてもよく、また、最上部に開
閉可能な蓋を設けてもよい。底板は容器の強度をあげる
ため、蓋は保管時のほこり徐けのためである。そのた
め、蓋は穴のない板状のものである必要がある。
【0015】側板2の一箇所に縦方向にスロット8が形
成されている。このスロット8から針金の取っ手10a
が突出している。この針金10aは、例えば図2(a)
に示すように、ピンセットの左右の足10bをU字状に
湾曲させたような構造の高さ調節具10の一部である。
本発明にとって必須ではないが、高さ調節具10の足の
先端には耐熱・耐薬品の合成樹脂からなる滑り止め10
cを被せることが好ましい。幅の広い容器用には、図2
(b)に示すように、足10bをS字状に湾曲させた針
金でもよい。更に、高さ調節具の水平を保つために、図
2(c)に示すように、足10bを左右に曲げた後、そ
の末端10dを垂直方向に延長させてもよい。この場
合、側板2にはこの垂直末端部10dを収容してスライ
ドさせるコの字又はU字状の溝12(図3参照)を予め
形成しておく必要がある。この取っ手10aを摘んで力
を加えると針金の左右幅が縮小し、滑り止め10cが側
板2から離れるので、高さ調節具10の位置を変更でき
る。取っ手10aから手を離すと針金の弾力作用により
針金はもとの幅に復元し、滑り止め10cが側板2に当
たってこれを押圧するので、その位置で固定される。
【0016】図4の断面図に示すように、この高さ調節
具10の上に中板14を置く。中板14は容器の縦横と
ほぼ同じ大きさの穴のない板である。中板14は、単に
高さ調節具10の上に置かれているだけなので、高さ調
節具10の位置変更に伴なって上下の位置変更が可能で
ある。
【0017】棚板4から中板14までの距離が分かるよ
うに、側板2には棚板の位置を0として、下方に向かっ
て数字が増える目盛16が刻まれている。
【0018】本発明の容器の使用法は次の通りである。
まず、リーマー6の長さ調節のためには、側板2の目盛
16を見ながら中板14を希望する高さに設定する。そ
のためには、上記した要領で、弾力針金の取っ手10a
を手で握ったり離したりして位置を変更することによ
る。次にリーマーの足6bを棚板の穴に差し込み足6b
の先端が接触する位置にストッパーリング6cを固定す
る。
【0019】使用後のリーマーの消毒滅菌のためには、
水洗だけを済ませてから、棚板2の網目に差し込み、そ
の状態のまま容器ごと一連の消毒滅菌工程、即ち、薬液
消毒、超音波洗浄、オートクレーブ(高圧蒸気滅菌)を
行なう。消毒後は、蓋をしてそのまま収納容器とする。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、使用時のリーマーの長
さ調節設定および使用後の消毒・保管を一つのケースに
入れたままで行なうことができ、便利である。さらに、
使用する材料は、多孔状またはネット状のステンレス板
や弾力針金であり、安価に製作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る収容ケースの斜視図であ
る。
【図2】(a),(b),(c)は高さ調節具の実施例
の斜視図である。
【図3】図2(c)の高さ調節具を使用する場合の側板
の斜視図である。
【図4】図1のA−A断面図である。
【符号の説明】
2 側板 4 棚板 6 リーマー 8 スロット 10 高さ調節具 14 中板 16 目盛

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側板(2)と、この側板(2)によって
    支持されると共に、リーマーやファイルを差し込む穴を
    有する棚板(4)を有する歯科用器具の収容ケースにお
    いて、 リーマーやファイルの先端が接する中板(14)と、こ
    の中板を上下させる手段(10)を設けると共に、側板
    (4)には中板(14)の高さを知ることのできる目盛
    (16)をつけ、全体を薬液、超音波、オートクレーブ
    その他の消毒に耐えられるような材料から形成したこと
    を特徴とする歯科用器具収容ケース。
  2. 【請求項2】 中板(14)を除き、全体を多孔状また
    はネット状の材料から形成した請求項1記載の収容ケー
    ス。
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