JPH06284021A - 無線設備 - Google Patents
無線設備Info
- Publication number
- JPH06284021A JPH06284021A JP5068831A JP6883193A JPH06284021A JP H06284021 A JPH06284021 A JP H06284021A JP 5068831 A JP5068831 A JP 5068831A JP 6883193 A JP6883193 A JP 6883193A JP H06284021 A JPH06284021 A JP H06284021A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- directivity
- communication device
- gain
- distance
- fixed
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】特定方向への指向性を持たせ、通信可能な距離
を充分に確保する。 【構成】アンテナ11と筐体12が一体型構造の無線通
信装置13と、この無線通信装置の周囲に配置された金
属反射板15からなり、無線通信装置と金属反射板15
の中心との距離dを0.4〜0.7波長程度に設定し、
金属反射板を反射器として作用させ、矢印で示す方向に
数dBの指向性利得を得るようにしている。
を充分に確保する。 【構成】アンテナ11と筐体12が一体型構造の無線通
信装置13と、この無線通信装置の周囲に配置された金
属反射板15からなり、無線通信装置と金属反射板15
の中心との距離dを0.4〜0.7波長程度に設定し、
金属反射板を反射器として作用させ、矢印で示す方向に
数dBの指向性利得を得るようにしている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、構内無線局、特定小電
力無線局による近距離無線通信システムに使用される無
線設備に関する。
力無線局による近距離無線通信システムに使用される無
線設備に関する。
【0002】
【従来の技術】構内無線局及び特定小電力無線局に使用
する無線設備は、無線設備規則によりアンテナと無線通
信装置の筐体が一体構造であることが定められている。
する無線設備は、無線設備規則によりアンテナと無線通
信装置の筐体が一体構造であることが定められている。
【0003】このような無線設備に使用されるアンテナ
構造は、筐体内部に棒状又は板状のアンテナを格納した
構造か、筐体から棒状のアンテナを突出させた構造が大
半で、単体では充分な指向性は持っていない。
構造は、筐体内部に棒状又は板状のアンテナを格納した
構造か、筐体から棒状のアンテナを突出させた構造が大
半で、単体では充分な指向性は持っていない。
【0004】そして従来ではこのような無線設備を実際
に使用する場合は、図8に示すように、アンテナ1と筐
体2が一体型構造の無線通信装置3を壁用の取付け具4
を使用して壁面に取付けて使用するか、図9に示すよう
に、天井5の裏側に無線通信装置3の筐体2を固定し、
アンテナ1を室内に突出させて使用していた。
に使用する場合は、図8に示すように、アンテナ1と筐
体2が一体型構造の無線通信装置3を壁用の取付け具4
を使用して壁面に取付けて使用するか、図9に示すよう
に、天井5の裏側に無線通信装置3の筐体2を固定し、
アンテナ1を室内に突出させて使用していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような無線設備で
は、限られた送信電力を目的の方向に有効に放射する指
向性が得られないため、通信可能な距離が極端に短くな
り、特に無線設備を壁面に取付けた場合は、室内中央の
天井に取付ける場合に比べてサービスエリアが半分近く
に狭められるという問題があった。
は、限られた送信電力を目的の方向に有効に放射する指
向性が得られないため、通信可能な距離が極端に短くな
り、特に無線設備を壁面に取付けた場合は、室内中央の
天井に取付ける場合に比べてサービスエリアが半分近く
に狭められるという問題があった。
【0006】そこで本発明は、導電性の無給電素子を導
波器や反射器として作用させることにより、特定方向へ
の指向性を持たせ、これにより通信可能な距離を充分に
確保できる無線設備を提供しようとするものである。
波器や反射器として作用させることにより、特定方向へ
の指向性を持たせ、これにより通信可能な距離を充分に
確保できる無線設備を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、アンテナと筐
体が一体型構造の無線通信装置と、この無線通信装置の
周囲に配置された導電性の無給電素子とからなり、無線
通信装置と無給電素子との距離を1波長以下に設定した
ものである。
体が一体型構造の無線通信装置と、この無線通信装置の
周囲に配置された導電性の無給電素子とからなり、無線
通信装置と無給電素子との距離を1波長以下に設定した
ものである。
【0008】
【作用】このような構成の本発明においては、無線通信
装置から1波長以下の範囲に無給電素子を配置している
ので、無給電素子が導波器や反射器として作用し、無線
通信装置は特定方向への指向性を持つ。
装置から1波長以下の範囲に無給電素子を配置している
ので、無給電素子が導波器や反射器として作用し、無線
通信装置は特定方向への指向性を持つ。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
明する。
【0010】図1に示すように、アンテナ11と筐体1
2が一体型構造の無線通信装置13を取付け具14に固
定する。
2が一体型構造の無線通信装置13を取付け具14に固
定する。
【0011】また導電性の無給電素子であるV字状に折
曲げた金属反射板15を取付け具16に固定する。
曲げた金属反射板15を取付け具16に固定する。
【0012】そして前記各取付け具14,16を壁面1
7に対して、無線通信装置13が金属反射板15の前面
に位置するようにして取付ける。
7に対して、無線通信装置13が金属反射板15の前面
に位置するようにして取付ける。
【0013】前記金属反射板15の折曲げ角度θは、6
0°〜90°が望ましく、また無線通信装置13と金属
反射板15の中心との距離dは、0.4〜0.7波長程
度が望ましい。
0°〜90°が望ましく、また無線通信装置13と金属
反射板15の中心との距離dは、0.4〜0.7波長程
度が望ましい。
【0014】このような構成の実施例においては、金属
反射板15は反射器として作用し、無線通信装置13は
図中矢印で示す方向に数dBの指向性利得を得ることが
でき、これにより通信可能な距離を充分に確保できる。
反射板15は反射器として作用し、無線通信装置13は
図中矢印で示す方向に数dBの指向性利得を得ることが
でき、これにより通信可能な距離を充分に確保できる。
【0015】金属反射板15の折曲げ角度θ及び距離d
によって指向性の半値幅及び利得を変化させることがで
きる。なお、半値幅は、指向性の最大利得方向から3d
B利得が低下する角度までの幅をいう。
によって指向性の半値幅及び利得を変化させることがで
きる。なお、半値幅は、指向性の最大利得方向から3d
B利得が低下する角度までの幅をいう。
【0016】またこのような無線通信装置13と金属反
射板15からなる充分な指向性を持つ無線設備を、壁面
に取付けると共に図2に示すようにPOS(ポイント・
オブ・セールス)システムにおける端末装置(例えばキ
ャッシュレジスタ)18の背面に固定すれば、壁面側の
無線設備をホストコンピュータと接続することにより、
ホストコンピュータと端末装置18との無線によるデー
タの送受信が良好にできることになる。
射板15からなる充分な指向性を持つ無線設備を、壁面
に取付けると共に図2に示すようにPOS(ポイント・
オブ・セールス)システムにおける端末装置(例えばキ
ャッシュレジスタ)18の背面に固定すれば、壁面側の
無線設備をホストコンピュータと接続することにより、
ホストコンピュータと端末装置18との無線によるデー
タの送受信が良好にできることになる。
【0017】次に本発明の他の実施例を図面を参照して
説明する。
説明する。
【0018】図3に示すものは、導電性の無給電素子と
して棒状の反射素子19を使用し、この反射素子19を
合成樹脂等の絶縁材料からなる取付け具20に固定して
いる。
して棒状の反射素子19を使用し、この反射素子19を
合成樹脂等の絶縁材料からなる取付け具20に固定して
いる。
【0019】反射素子19の長さは1/2波長よりも若
干長く設定されている。
干長く設定されている。
【0020】そして前記各取付け具14,20を壁面1
7に対して、無線通信装置13が反射素子19の前面に
位置するようにして取付ける。
7に対して、無線通信装置13が反射素子19の前面に
位置するようにして取付ける。
【0021】前記無線通信装置13と反射素子19との
距離dは、1/4波長に設定している。
距離dは、1/4波長に設定している。
【0022】この実施例においては、反射素子19は金
属反射板15と同様に反射器として作用する。
属反射板15と同様に反射器として作用する。
【0023】従って、この実施例においても無線通信装
置13は図中矢印で示す方向に数dBの指向性利得を得
ることができ、これにより通信可能な距離を充分に確保
できる。
置13は図中矢印で示す方向に数dBの指向性利得を得
ることができ、これにより通信可能な距離を充分に確保
できる。
【0024】図4に示すものは、無線通信装置13の指
向性を得たい方向に距離d隔てて導電性の無給電素子と
して金属テープ又は金属板からなる導波素子21を配置
している。すなわち、合成樹脂等の絶縁材料からなるL
字形状の取付け具22の途中に無線通信装置13を固定
し、その取付け具22の前面に導波素子21を張付けて
いる。前記導波素子21の長さは1/2波長よりも若干
短く設定されている。また距離dは、1/4波長に設定
している。
向性を得たい方向に距離d隔てて導電性の無給電素子と
して金属テープ又は金属板からなる導波素子21を配置
している。すなわち、合成樹脂等の絶縁材料からなるL
字形状の取付け具22の途中に無線通信装置13を固定
し、その取付け具22の前面に導波素子21を張付けて
いる。前記導波素子21の長さは1/2波長よりも若干
短く設定されている。また距離dは、1/4波長に設定
している。
【0025】そして前記取付け具22を壁面17に取付
ける。
ける。
【0026】この実施例においては、導波素子21は導
波器として作用し、無線通信装置13は図中矢印で示す
方向に充分な指向性利得を得ることができ、これにより
通信可能な距離を充分に確保できる。
波器として作用し、無線通信装置13は図中矢印で示す
方向に充分な指向性利得を得ることができ、これにより
通信可能な距離を充分に確保できる。
【0027】またこのような無線通信装置13と導波素
子21からなる充分な指向性を持つ無線設備を、壁面に
取付けると共に図5に示すようにPOSシステムにおけ
る端末装置18の背面に固定すれば、図2の場合と同様
に、壁面側の無線設備をホストコンピュータと接続する
ことにより、ホストコンピュータと端末装置18との無
線によるデータの送受信が良好にできることになる。
子21からなる充分な指向性を持つ無線設備を、壁面に
取付けると共に図5に示すようにPOSシステムにおけ
る端末装置18の背面に固定すれば、図2の場合と同様
に、壁面側の無線設備をホストコンピュータと接続する
ことにより、ホストコンピュータと端末装置18との無
線によるデータの送受信が良好にできることになる。
【0028】図6に示すものは、天井23の裏側に無線
通信装置24の筐体25を固定し、アンテナ26を室内
に突出させている。
通信装置24の筐体25を固定し、アンテナ26を室内
に突出させている。
【0029】そして室内に突出したアンテナ26に対し
て指向性を得たい方向とは反対側の天井23に金属反射
板27を固定している。前記アンテナ26と金属反射板
27の中心との距離dを0.4〜0.7波長程度に設定
する。
て指向性を得たい方向とは反対側の天井23に金属反射
板27を固定している。前記アンテナ26と金属反射板
27の中心との距離dを0.4〜0.7波長程度に設定
する。
【0030】このようにしても図1の場合と同様、金属
反射板27は反射器として作用し、無線通信装置24は
図中矢印で示す方向に充分な指向性利得を得ることがで
き、これにより通信可能な距離を充分に確保できる。
反射板27は反射器として作用し、無線通信装置24は
図中矢印で示す方向に充分な指向性利得を得ることがで
き、これにより通信可能な距離を充分に確保できる。
【0031】図7に示すものは、アンテナ26に対して
指向性を得たい方向とは反対側の天井23に金属テープ
28を張付けた樹脂部材29を固定している。そして前
記アンテナ26と金属テープ28との距離dを1/4波
長に設定する。
指向性を得たい方向とは反対側の天井23に金属テープ
28を張付けた樹脂部材29を固定している。そして前
記アンテナ26と金属テープ28との距離dを1/4波
長に設定する。
【0032】また金属テープ28の長さを1/2波長よ
りも若干長く設定する。
りも若干長く設定する。
【0033】この場合金属テープ28は、反射器として
作用し、無線通信装置24は図中矢印で示す方向に充分
な指向性利得を得ることができ、これにより通信可能な
距離を充分に確保できる。
作用し、無線通信装置24は図中矢印で示す方向に充分
な指向性利得を得ることができ、これにより通信可能な
距離を充分に確保できる。
【0034】
【発明の効果】以上、本発明によれば、導電性の無給電
素子を導波器や反射器として作用させることにより、特
定方向への指向性を持たせ、これにより通信可能な距離
を充分に確保できる。
素子を導波器や反射器として作用させることにより、特
定方向への指向性を持たせ、これにより通信可能な距離
を充分に確保できる。
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図2】同実施例の応用例を示す斜視図。
【図3】本発明の他の実施例を示す斜視図。
【図4】本発明の別の他の実施例を示す斜視図。
【図5】同実施例の応用例を示す斜視図。
【図6】本発明のさらに別の他の実施例を示す斜視図。
【図7】本発明のさらに別の他の実施例を示す斜視図。
【図8】従来例を示す斜視図。
【図9】他の従来例を示す斜視図。
11…アンテナ 12…筐体 13…無線通信装置 15…金属反射板
Claims (1)
- 【請求項1】 アンテナと筐体が一体型構造の無線通信
装置と、この無線通信装置の周囲に配置された導電性の
無給電素子とからなり、前記無線通信装置と無給電素子
との距離を1波長以下に設定したことを特徴とする無線
設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5068831A JPH06284021A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 無線設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5068831A JPH06284021A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 無線設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06284021A true JPH06284021A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=13385045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5068831A Pending JPH06284021A (ja) | 1993-03-26 | 1993-03-26 | 無線設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06284021A (ja) |
-
1993
- 1993-03-26 JP JP5068831A patent/JPH06284021A/ja active Pending
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