JPH0628311U - ブレーキ付シリンダ装置 - Google Patents

ブレーキ付シリンダ装置

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JPH0628311U
JPH0628311U JP6407292U JP6407292U JPH0628311U JP H0628311 U JPH0628311 U JP H0628311U JP 6407292 U JP6407292 U JP 6407292U JP 6407292 U JP6407292 U JP 6407292U JP H0628311 U JPH0628311 U JP H0628311U
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brake
piston
cylinder
piston rod
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達己 三田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作動用の与圧流体の複雑な制御を必要とする
ことなく、ピストンロッドに微弱な推力を発生すること
が可能なブレーキ付シリンダ装置を提供する。 【構成】 シリンダ1と、シリンダ1の両端を閉止する
ヘッドカバー2およびロッドカバー3と、シリンダ1の
内部に流体室Aおよび流体室Bを隔成するピストン4
と、ピストンロッド5と、ピストンロッド5の変位を拘
束するブレーキ機構7と、流体室Aに与圧流体を導入す
る与圧ポート2aとからなるブレーキ付シリンダ装置に
おいて、ピストン4の外周部とシリンダ1の内周部との
間に間隙G1を全周わたって設け、ピストンロッド5の
ロッドカバー3における挿通部に全長および全周にわた
って間隙G2が存在し、流体室Bは間隙G2を通じて外
部に連通している。流体室Aを与圧すると間隙G1を通
じて流体室Aから流体室Bに与圧流体は吹き抜け、ピス
トンロッド5には軽微な推力が発生する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ブレーキ付シリンダ装置に関し、特に、電子部品などの組み立て検 査工程におけるプリント基板の支持などに適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、電子部品の組み立て工程などにおいては、プリント基板に挿入実装 された多数の電子部品の端子に、プリント基板の裏面側からプローブを押し当て て機能検査などを実施する場合がある。
【0003】 その場合、プローブの押圧力によるプリント基板の撓み変形を防止するなどの 目的で、背面側から電子部品やプリント基板面にピンを押し当てて支持すること が考えられるが、電子部品の多様な実装状態を呈する種々のプリント基板の検査 を行う場合、その都度、ピンの位置や高さを人手で変更する必要があり、自動化 が困難となる。
【0004】 この対策として、たとえばピンの代わりに、複数のブレーキ付シリンダを配置 し、ピストンロッドの突出高さを電子部品の位置やプリント基板面の高さに応じ て変化させ、その高さに固定することにより、背面支持作業の自動化の実現を図 ることが考えられる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来のシリンダでは、シリンダ内のピストンおよびロッド挿通部に 、それぞれピストンパッキンおよびロッドパッキンを装着することにより、当該 ピストンによってシリンダ内に隔成される流体室の気密性を可能な限り高める構 造であるため、大きな推力を効率的に得られるという利点はあるものの、パッキ ンの摺動抵抗が大きく、かつ不安定であることなどから、外部から当該流体室に 導入される空気圧を複雑に制御することなく、軽微な負荷に当接した時に容易に 停止する程度に、ピストンに発生する推力を微弱に調整することは極めて困難で ある。
【0006】 このため、たとえば上記のようなピンの代わりに従来のシリンダを用いる場合 には、まちまちな高さにあるプリント基板面や電子部品などに対して、シリンダ 群の各ピストンロッドを適当に微弱な推力で一斉に突出させ、プリント基板面や 電子部品に対する当接位置で当該当接抵抗力によってまちまちの高さに停止させ 、その状態で一斉に固定する、といった制御は不可能であり、強いてこのような 制御を行おうとすれば、プリント基板や電子部品の破損を招くか、あるいは、必 要以上に複雑な流体圧制御回路を用いる必要がある、という問題を生じる。
【0007】 本考案の目的は、作動用の与圧流体の複雑な制御を必要とすることなく、ピス トンロッドに微弱な推力を発生することが可能なブレーキ付シリンダ装置を提供 することにある。
【0008】 本考案の他の目的は、ピストンロッドのブレーキ動作を確実に行うことが可能 なブレーキ付シリンダ装置を提供することにある。
【0009】 本考案の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付 図面から明らかになるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本考案のブレーキ付シリンダ装置は、軸をほぼ鉛直方向にしたシリ ンダと、このシリンダの上端および下端をそれぞれ閉止するロッドカバーおよび ヘッドカバーと、シリンダ内のヘッドカバーおよびロッドカバー側にそれぞれ第 1および第2の流体室を隔成するピストンと、下端がピストンに接続され、上端 部が第2の流体室側からロッドカバーを貫通して外部に突出したピストンロッド と、このピストンロッドの軸方向における上下動の拘束および拘束解除動作を行 うブレーキ機構と、ヘッドカバーに形成され、第1の流体室に対してピストンを 上昇駆動する与圧流体の給排を行う与圧ポートとからなり、ピストンの外周とシ リンダの内周との間には、第1および第2の流体室を連通させる第1の間隙を設 け、ロッドカバーに対するピストンロッドの挿通部には全長にわたって第2の間 隙を形成し、当該挿通部を通じて第2の流体室を外部に連通させ、ピストンロッ ドの下降動作は、当該ピストンロッドおよびピストンの自重によって行う構造と したものである。
【0011】 また、本考案のブレーキ付シリンダ装置は、請求項1記載のブレーキ付シリン ダ装置において、ブレーキ機構が、ロッドカバーにおいてピストンロッドの経路 に交差して形成された第1のブレーキシリンダと、この第1のブレーキシリンダ の内部に位置し、ピストンロッドの側面に当接する第1のブレーキ片を駆動する 第1のブレーキピストンと、この第1のブレーキピストンをピストンロッドに当 接させる方向に駆動する与圧流体を第1のブレーキシリンダに導入する第1のブ レーキポートと、第1のブレーキピストンをピストンロッドから離間させる方向 に付勢する第1のブレーキ解除手段とからなる構造としたものである。
【0012】 また、本考案のブレーキ付シリンダ装置は、請求項1記載のブレーキ付シリン ダ装置において、ブレーキ機構が、ロッドカバーにおいてピストンロッドを取り 囲むように同軸に形成された第2のブレーキシリンダと、この第2のブレーキシ リンダの内部にピストンロッドに貫通されて位置する第2のブレーキピストンと 、第2のブレーキシリンダの端部にピストンロッドを取り囲むように配置され、 弾性体からなるドーナツ型の第2のブレーキ片と、第2のブレーキピストンを第 2のブレーキ片に当接させる方向に駆動する与圧流体を第2のブレーキシリンダ に導入する第2のブレーキポートと、第2のブレーキピストンを第2のブレーキ 片から離間させる方向に付勢する第2のブレーキ解除手段とからなり、第2のブ レーキピストンによって第2のブレーキ片を圧潰変形させ、当該第2のブレーキ 片をピストンロッドの外周部に全周にわたって押圧することによりブレーキ動作 を行う構造としたものである。
【0013】 また、本考案のブレーキ付シリンダ装置は、請求項1記載のブレーキ付シリン ダ装置において、ブレーキ機構は、ロッドカバーにおいてピストンロッドを取り 囲むように同軸に形成された第3のブレーキシリンダと、この第3のブレーキシ リンダの内部にピストンロッドに貫通され、内周部にテーパ面が形成された第3 のブレーキピストンと、この第3のブレーキピストンとピストンロッドとの間に 当該ピストンロッドに同軸に配置され、軸方向に複数のすり割りが形成されたブ レーキ駆動片と、このブレーキ駆動片とピストンロッドとの間に配置された第3 のブレーキ片と、第3のブレーキピストンのテーパ面をブレーキ駆動片に摺接さ せる方向に駆動する与圧流体を第3のブレーキシリンダに導入する第3のブレー キポートと、テーパ面をブレーキ駆動片から離間させる方向に付勢する第3のブ レーキ解除手段とからなり、第3のブレーキピストンのテーパ面によってブレー キ駆動片の一端を縮閉変形させ、第3のブレーキ片をピストンロッドの外周部に 全周にわたって押圧することによりブレーキ動作を行う構造としたものである。
【0014】 また、本考案のブレーキ付シリンダ装置は、請求項1,2,3または4記載の ブレーキ付シリンダ装置において、ブレーキ機構における第1または第3のブレ ーキ片のピストンロッドに対する当接部を弾性体で構成し、ピストンロッドの外 周部には、ほぼ全長に渡って凹凸加工を施したものである。
【0015】
【作用】
上記した本考案のブレーキ付シリンダ装置によれば、ピストンとシリンダとの 間に設けられた第1の間隙を通じてシリンダ内の第1および第2の流体室が連通 状態となっているととともに、ロッドカバーにおけるピストンロッドの挿通部に は全長にわたって第2の間隙が形成された構造であるため、上下動するピストン とシリンダ、およびロッドカバーとピストンロッドとがほぼ非接触となり摺動抵 抗が発生しないとともに、第1の流体室に与圧ポートから与圧流体を導入してピ ストンロッドを上昇突出する方向に駆動するとき、ピストンにはピストンロッド の断面積分の受圧面積に相当する軽微な推力が得られ、与圧流体の複雑な圧制御 などを必要とすることなく、第1の流体室に与圧流体を供給したままでピストン ロッドを軽い負荷に当接した位置で自動的に停止させることが容易に実現できる 。
【0016】 また、ロッドカバーにおけるピストンロッドの挿通部に全長にわたって形成さ れた第2の間隙によって、ロッドカバーとピストンロッドとが非接触であるため 、当該パッキンの損傷などを懸念することなく、ピストンロッドの外周部に凹凸 を形成することができ、ピストンロッドの外周部に所望のブレーキ片を押圧する ことによるブレーキ動作を確実に行うことができる。
【0017】
【実施例1】 以下、本考案の一実施例であるブレーキ付シリンダ装置について、図面を参照 しながら詳細に説明する。
【0018】 図1は、本考案の一実施例であるブレーキ付シリンダ装置の要部を示す略断面 図であり、図2は、その横断面図、図3の(a)および(b)は、本実施例のブ レーキ付シリンダ装置を用いた、プリント基板検査装置の構成および作用の一例 を示す概念図である。
【0019】 軸を鉛直方向にしたシリンダ1の両端部は、ヘッドカバー2およびロッドカバ ー3によって閉止されている。
【0020】 シリンダ1の内部には、ピストン4が配置され、当該シリンダ1の内部に流体 室Aおよび流体室Bを隔成している。ピストン4の外径はシリンダ1の内径より も小さく設定され、当該ピストン4の外周部とシリンダ1の内周部とは、全周に わたって間隙G1をなす構造となっており、シリンダ1の内部にピストン4によ って隔成される流体室Aおよび流体室Bは間隙G1を通じて相互に連通している とともに、ピストン4はシリンダ1に対してほぼ非接触となり、ピストン4には シリンダ1の内部における上下動に際して全く摺動抵抗が作用しないものである 。
【0021】 ヘッドカバー2には、与圧ポート2aが軸方向に穿設されており、流体室Aに 連通している。
【0022】 このピストン4にはピストンロッド5の一端が固定螺子5aを介して接続され 、他端部はロッドカバー3を貫通して外部に突出している。この場合、ロッドカ バー3におけるピストンロッド5の挿通部には、ロッドパッキンは存在せず、当 該ピストンロッド5の側の流体室Bは、ロッドカバー3とピストンロッド5との 僅かな間隙G2を通じて外部に連通しているとともに、ロッドパッキンの存在に 起因するピストンロッド5の摺動抵抗が発生しない構造となっている。
【0023】 また、ピストンロッド5の外端部の先端には、たとえば、絶縁性の合成樹脂な どからなる絶縁片5bが接着されている。
【0024】 ロッドカバー3には、ブレーキ機構7が一体に設けられている。このブレーキ 機構7は、ピストンロッド5の挿通部に交差して穿設されたブレーキシリンダ7 aと、当該ブレーキシリンダ7aの両端を閉止するカバー7bおよびカバー7c と、ブレーキシリンダ7aの内部に収容され、外端面とカバー7bとの間に流体 室Cを構成するとともに、ピストンロッド5に面する内端面にはブレーキ片7e が一体に設けられたブレーキピストン7dと、流体室Cに与圧流体を給排するこ とにより、ブレーキピストン7dを駆動するブレーキポート7fと、ブレーキ片 7eをピストンロッド5から離間する方向に常時付勢する復帰バネ7hとで構成 されている。
【0025】 また、ブレーキシリンダ7aの一端を閉止するカバー7bおよびブレーキピス トン7dの外周部には、パッキン7gおよびパッキン7kが装着されており、流 体室Cに給排される与圧流体の漏洩が防止されている。
【0026】 以下、本実施例のブレーキ付シリンダ装置の作用の一例について説明する。
【0027】 図3(a)および(b)は、本実施例のブレーキ付シリンダ装置を用いた、プ リント基板検査装置の構成および作用の一例を示す概念図である。
【0028】 同図のプリント基板検査装置は、コンベア100と、その上部に配置された複 数のプローブ100aとを備えている。コンベア100は、表面に複数の電子部 品101が、その外部接続端子101aを介して挿入実装されたプリント基板1 02を反転姿勢で支持している。
【0029】 また、コンベア100の下側には、プローブ100aに対向する領域に、本実 施例の複数のブレーキ付シリンダ装置が、ピストンロッド5の突出端を上向きに した垂直な姿勢で所定の間隔で二次元的に配置されている。なお、引き込まれた 状態のピストンロッド5の高さは、その上を逐次移動するプリント基板102の 電子部品101と干渉しないように設定されている。
【0030】 まず、複数のブレーキ付シリンダ装置の各々のピストンロッド5を引き込んだ 状態で、コンベア100を作動させ、同図の紙面に垂直な方向に移動させること により、目的のプリント基板102をプローブ100aの直下の所定位置、すな わち、複数のブレーキ付シリンダ装置の直上位置に位置決めする。これが、図3 (a)の状態である。
【0031】 次に、個々のブレーキ付シリンダ装置において、与圧ポート2aを通じてヘッ ドカバー2側の流体室Aに圧縮空気などの与圧流体を導入する。これにより、ピ ストン4は上昇を開始し、ピストンロッド5はロッドカバー3から突出する方向 に移動し始める。
【0032】 この時、本実施例の場合、上述のように、ピストン4の外周部とシリンダ1の 内周部との間隙G1により、流体室Aと流体室Bとはほぼ同じ圧になり、また、 流体室Bに流れ込んだ与圧流体は、ロッドカバー3とピストンロッド5との間隙 G2を通過して外部に流出するが、ピストン4における受圧面積は、流体室Bの 側がピストンロッド5の断面積分だけ流体室A側よりも小さくなるため、ピスト ン4およびピストンロッド5は上昇し続ける。本実施例の場合、流体室Aに作用 させる与圧流体の圧は、当該圧によってピストン4に発生する推力が、ピストン 4およびピストンロッド5の自重よりも僅かに大きくなる程度に設定される。
【0033】 このため、上昇する各ピストンロッド5は、電子部品101やプリント基板1 02に当接すると、当該電子部品101やプリント基板102に大きな押圧力を 及ぼすことなく、各々の当接位置で容易に停止し、この当接停止状態が維持され る。この状態が図3(b)である。
【0034】 そして、この当接および停止状態で、ブレーキポート7fを通じてブレーキシ リンダ7aの流体室Cに圧縮空気を作用させ、ブレーキピストン7dに推力を発 生させ、ブレーキ片7eを復帰バネ7hの付勢力に抗してピストンロッド5に密 着させることにより、個々のピストンロッド5を各々の突出高さで固定する。
【0035】 これにより、プリント基板102およびそれに実装された電子部品101は、 下側から各ピストンロッド5によって安定に支持された状態となる。
【0036】 この状態で、プリント基板102の上面(裏面)側に露出した電子部品101 の外部接続端子101aにプローブ100aを所定の押圧力で当接させ、所望の 試験検査作業を遂行する。
【0037】 この時、プリント基板102の下面(表面)側は、前述のように制動固定され た複数のピストンロッド5によって安定に支持されているため、プローブ100 aを押し当てても、プリント基板102の撓み変形や損傷などが生じる懸念がな く、プローブ100aによって安定かつ正確に試験を行うことができる。
【0038】 プローブ100aによる試験が終了すると、ブレーキポート7fに対する与圧 流体の導入を解除し、復帰バネ7hの付勢力により、ブレーキ片7eをピストン ロッド5から離間する方向に移動させることにより、ピストンロッド5の固定状 態を解除する。これにより、ピストン4およびピストンロッド5は自重によって シリンダ1の内部を降下し、ピストンロッド5は速やかにシリンダ1の内部に引 き込まれ、図3(a)に示す状態となる。
【0039】 その後、コンベア100によって試験済のプリント基板102を移動させ、次 の未試験のプリント基板102に対して同様の動作を繰り返す。
【0040】 このように、本実施例のブレーキ付シリンダ装置によれば、与圧ポート2aに 作用する流体圧を複雑に制御することなく、ピストンロッド5に発生する推力の 大きさを、軽微な負荷に当接しただけで停止するような微弱な値に容易に設定で きる。
【0041】 この結果、たとえば、プリント基板102のような多様な形状で変形しやすい 物品を背面側から複数のブレーキ付シリンダ装置でまちまちの高さに支持するな どの用途に適用して、当該支持作業の自動化を容易に実現できるなどの利点があ る。
【0042】
【実施例2】 図4および図5は、本考案の他の実施例であるブレーキ付シリンダ装置の一部 を示す略断面図および横断面図である。
【0043】 この実施例2の場合には、ブレーキピストン7dによって駆動されるブレーキ 片として、弾性体ブレーキ片7jを用いるとともに、ピストンロッド5の外周面 にはほぼ全長および全周にわたって、たとえばローレット加工などにより、凹凸 面5cを形成したものである。
【0044】 すなわち、通常のシリンダ装置では、ロッドカバー3におけるピストンロッド 5の挿通部の気密性を保持すべくロッドパッキンを設けることが一般的であるた め、当該ロッドパッキンの損傷防止および寿命の延長を図るべく、ピストンロッ ド5の外周面は、鏡面加工などによって平滑化することが必要になるが、本実施 例のブレーキ付シリンダ装置では、ロッドパッキンが存在せず、ロッドカバー3 に対するピストンロッド5の挿通部には全長にわたって間隙G2が形成されてほ ぼ非接触となる構造であるため、前述のような懸念を生じることなく、ピストン ロッド5の表面に凹凸加工を施すことが可能になる。
【0045】 これにより、弾性体ブレーキ片7jを用いることと相まってブレーキ機構7に よるピストンロッド5の制動力を一層大きくできるという効果が得られる。
【0046】
【実施例3】 図6は、本考案のさらに他の実施例であるブレーキ付シリンダ装置の一部を示 す略断面図である。
【0047】 この実施例3の場合には、ブレーキ機構をピストンロッド5と同軸に設けた点 が前記各実施例と異なる。
【0048】 すなわち、本実施例のブレーキ機構10は、一端がロッドカバー3に、他端が カバー11によって閉止され、ピストンロッド5と同軸に設けられたブレーキシ リンダ12と、このブレーキシリンダ12の内部に、ピストンロッド5に貫通さ れた状態で収容され、その間に流体室Dを構成する一対の異径のブレーキピスト ン13を備えている。
【0049】 ロッドカバー3およびカバー11には、それぞれピストンロッド5を取り囲む ように、ブレーキ片収容穴11aが形成されており、各々の内部には、ドーナツ 型の弾性体ブレーキ片15が配置されているととともに、当該ブレーキ片収容穴 11aにはブレーキピストン13の小径端13aが嵌合している。
【0050】 ブレーキピストン13の対向面には、ピストンロッド5によって貫通されるス リーブ17が同軸に嵌合しており、当該スリーブ17の外周部の両端に設けられ たパッキン17aによって、ピストンロッド5を拘束することなく、当該ピスト ンロッド5のブレーキピストン13の挿通部における流体室Dの気密保持が行わ れる構造となっている。
【0051】 すなわち、本実施例のブレーキ機構10では、ブレーキ動作のための流体室D の気密を保持するパッキン17aは、ピストンロッド5に対して非接触であり、 また、従来のロッドパッキンなども存在せず、挿通部に全長にわたって形成され た間隙G2により、ピストンロッド5は、全く摺動抵抗などを受けることなく、 滑らかに移動することが可能になっている。
【0052】 ブレーキピストン13の大径部および小径部の外周にも、パッキン13b、パ ッキン13cが装着され、ブレーキシリンダ12と当該ブレーキピストン13の 各々との間における流体室Dの気密性を確保する構造となっている。
【0053】 ブレーキピストン13とロッドカバー3との間、およびブレーキピストン14 とカバー11との間には、それぞれ復帰バネ18が介設されており、ブレーキピ ストン13が互い接近する方向に常時付勢されている。
【0054】 ロッドカバー3には、ブレーキシリンダ12の内部の前記流体室Dに連通する ブレーキポート12aがピストンロッド5と平行に穿設されている。
【0055】 そして、ブレーキポート12aを通じて流体室Dに与圧流体を導入し、復帰バ ネ18の付勢力に抗して、ブレーキピストン13を互いに離間する方向に変位さ せ、小径端13aをブレーキ片収容穴11aの内部に圧入すると、当該ブレーキ 片収容穴11aの内部に位置する弾性体ブレーキ片15は圧潰変形して、ピスト ンロッド5の外周部に密着し、当該ピストンロッド5の軸方向の変位を拘束して 固定する。
【0056】 また、流体室Dに対する与圧流体の作用を解除すると、復帰バネ18の付勢力 によって、ブレーキピストン13は、互いに接近する方向に移動し、小径端13 aはブレーキ片収容穴11aから退出する方向に移動し、弾性体ブレーキ片15 は自身の弾性によって圧潰変形から回復し、ピストンロッド5の拘束状態が解除 される。
【0057】 このように、本実施例のブレーキ付シリンダ装置によれば、ブレーキ機構10 がピストンロッド5の軸方向に同軸に設けられた構造であるため、ブレーキ付シ リンダ装置の全体としての幅寸法が小さくなり、所要設置スペースが小さくなる とともに、複数のブレーキ付シリンダ装置を、隣接して密に配置することができ るという利点がある。
【0058】 また、ピストンロッド5のロッドカバー3やブレーキ機構10における挿通部 には、当該ピストンロッド5に摺接するパッキンなどが全く存在せず、ロッドカ バー3に対するピストンロッド5の挿通部には全長にわたって間隙G2が形成さ れて実質的に非接触となる構造であるため、ピストンロッド5を軽微な推力で円 滑に作動させることができるので、作動用の与圧流体の複雑な制御を必要とする ことなく、ピストンロッドに微弱な推力を発生することが可能となるという効果 が得られる。
【0059】
【実施例4】 図7は、本考案のさらに他の実施例であるブレーキ付シリンダ装置の一部を示 す略断面図である。
【0060】 この実施例4は、ブレーキ機構をピストンロッド5と同軸に設ける場合の変形 例である。
【0061】 本実施例のブレーキ機構20は、ピストンロッド5と同軸にロッドカバー3に 装着された底付円筒状のブレーキシリンダ21と、このブレーキシリンダ21の 内部にピストンロッド5と同軸に設けられ、中央部には、ロッドカバー3の側に 向かって開いた円錐面状のテーパ面22aが形成された、ブレーキシリンダ21 の閉止端との間に流体室Eを形成するブレーキピストン22と、このブレーキピ ストン22の内部に収容され、ピストンロッド5が挿通された円筒状のブレーキ 駆動片23とを備えている。
【0062】 このブレーキ駆動片23は、ブレーキピストン22側の端部に軸方向に複数の すり割り23aが形成されており、各すり割り23aの間には、ブレーキピスト ン22の前記テーパ面22aに摺接する鋼球23bが配置されている。
【0063】 ブレーキ駆動片23とピストンロッド5との間には、当該ピストンロッド5が 挿通されたブレーキ片28が配置され、ブレーキ駆動片23の縮閉変形によって ピストンロッド5に摺接される構造となっている。
【0064】 ブレーキピストン22とロッドカバー3との間には、当該ブレーキピストン2 2をブレーキ駆動片23から離間させる方向に常時付勢する復帰バネ25が配置 されている。流体室Eには、ブレーキポート26が導通されており、ブレーキピ ストン22を復帰バネ25に抗して移動させる与圧流体を外部から作用させるこ とが可能になっている。
【0065】 ピストンロッド5のブレーキピストン22およびブレーキシリンダ21の貫通 部には、スリーブ27が配置されており、このスリーブ27の外周部とブレーキ ピストン22およびブレーキシリンダ21との間に流体室Eの気密を保持するた めのパッキン27aおよびパッキン27bが装着されている。また、ブレーキピ ストン22の外周部とブレーキシリンダ21の内周部との間にも流体室Eの気密 を保持するためのパッキン27cが装着されている。
【0066】 すなわち、本実施例の場合、ブレーキ機構20およびロッドカバー3における ピストンロッド5の挿通部には、全長にわたって当該ピストンロッド5に摺接す るパッキンなどは存在せず、ロッドカバー3に対するピストンロッド5の挿通部 には全長にわたって間隙G2が形成されて実質的に非接触となる構造であるため 、当該ピストンロッド5は摺動抵抗を受けることなく滑らかに往復動可能である とともに、シリンダ1の流体室Bは、ピストンロッド5とロッドカバー3および ブレーキ機構20における挿通部の間隙G2を通じて外部に連通している。
【0067】 そして、本実施例のブレーキ機構20では、ブレーキポート26を通じて流体 室Eの内部に圧縮空気などを導入すると、ブレーキピストン22は復帰バネ25 の付勢力に抗してブレーキ駆動片23に接近する方向に移動し、この時、当該ブ レーキピストン22のテーパ面22aは、転動する鋼球23bを介してブレーキ 駆動片23のすり割り23aが形成された部分を縮閉変形させ、当該ブレーキ駆 動片23の内部に位置するブレーキ片28はピストンロッド5の周囲に強く摺接 して、ピストンロッド5を固定する。また、流体室Eにおける流体圧が解除され ると、復帰バネ25の付勢力によってブレーキピストン22は、ブレーキ駆動片 23から離間する方向に移動し、当該ブレーキ駆動片23およびブレーキ片28 は、自身の弾性によって拡開変形し、ピストンロッド5の拘束状態が解除される 。
【0068】 このように、本実施例の場合にも、ブレーキ機構20をピストンロッド5と同 軸に配置したので、ブレーキ付シリンダ装置の全体としての幅寸法が小さくなり 、所要設置スペースが小さくなるとともに、複数のブレーキ付シリンダ装置を、 隣接して密に配置することができるという利点がある。
【0069】 また、ピストンロッド5のロッドカバー3やブレーキ機構20における挿通部 には、当該ピストンロッド5に摺接するパッキンなどが全く存在せず、ピストン ロッド5を軽微な推力で円滑に作動させることができるので、作動用の与圧流体 の複雑な制御を必要とすることなく、ピストンロッドに微弱な推力を発生するこ とが可能となるという効果が得られる。
【0070】
【実施例5】 図8は、本考案のさらに他の実施例であるブレーキ付シリンダ装置の構成の一 例を示す略断面図である。
【0071】 この実施例5の場合には、流路空間gをなして同軸に二重構造をなす内筒1a および外筒1bによってシリンダ1を構成するとともに、ヘッドカバー2には、 流体室Aに連通する与圧ポート2aの他に、与圧ポート2bを穿設し、この与圧 ポート2bは、前記流路空間gおよび内筒1aのロッドカバー3側の端部に穿設 された連通孔1cを介して流体室Bに連通する構造とした点が、前記実施例1の 場合と異なっている。
【0072】 そして、ピストンロッド5を引き込む方向に変位させる復帰動作は、当該ピス トンロッド5およびピストン4の自重と、与圧ポート2bから流体室Bに導入さ れる流体圧の双方によって行われるものである。
【0073】 なお、特に図示しないが、与圧ポート2bの側には、他方の与圧ポート2aを 通じて流体室Aの側に与圧流体を作用させ、ピストンロッド5を外部に突出させ る際に当該与圧ポート2bを介して流体室Bから排出される流体の流量を制御す る絞り弁を必要に応じて配置する。
【0074】 すなわち、本実施例のような構成の複数のブレーキ付シリンダ装置を同期して 動作させる場合、個々のブレーキ付シリンダ装置におけるピストン4と内筒1a の間隙G1の寸法のばらつき等に起因して、同一の圧の与圧流体を流体室Aに作 用させても、流体室Aから流体室Bに吹き抜ける状態は必ずしも一定とはならず 、ピストンロッド5の飛び出しのタイミングや軽微な推力にばらつきを生じる場 合がある。そこで、複数のブレーキ付シリンダ装置を設置する際に、各々の与圧 ポート2bに配置された図示しない絞り弁を個別に調整すれば、各ブレーキ付シ リンダ装置におけるピストンロッド5の飛び出しのタイミングや軽微な推力の値 などの動作特性を一様に調整することができる。
【0075】 このように、本実施例のブレーキ付シリンダ装置によれば、前記実施例1の場 合と同様の効果を得ることができるとともに、複数のブレーキ付シリンダ装置を 同期させて稼動させる場合に、個々のブレーキ付シリンダ装置の動作特性を一様 に調整することができるという効果が得られる。
【0076】
【考案の効果】
本願において開示される考案のうち、代表的なものによって得られる効果を簡 単に説明すれば、以下のとおりである。
【0077】 本考案のブレーキ付シリンダ装置によれば、作動用の与圧流体の複雑な制御を 必要とすることなく、ピストンロッドに微弱な推力を発生することができるとい う効果が得られる。
【0078】 また、本考案のブレーキ付シリンダ装置によれば、ピストンロッドのブレーキ 動作を確実に行うことができるという効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例であるブレーキ付シリンダ装
置の要部を示す略断面図である。
【図2】その横断面図である。
【図3】(a)および(b)は、本実施例のブレーキ付
シリンダ装置を用いた、プリント基板検査装置の構成お
よび作用の一例を示す概念図である。
【図4】本考案の他の実施例であるブレーキ付シリンダ
装置の一部を示す略断面図である。
【図5】その横断面図である。
【図6】本考案のさらに他の実施例であるブレーキ付シ
リンダ装置の一部を示す略断面図である。
【図7】本考案のさらに他の実施例であるブレーキ付シ
リンダ装置の一部を示す略断面図である。
【図8】本考案のさらに他の実施例であるブレーキ付シ
リンダ装置の一部を示す略断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダ 1a 内筒 1b 外筒 1c 連通孔 2 ヘッドカバー 2a 与圧ポート 2b 与圧ポート 3 ロッドカバー 4 ピストン 5 ピストンロッド 5a 固定螺子 5b 絶縁片 5c 凹凸面 7 ブレーキ機構 7a ブレーキシリンダ(第1のブレーキシリンダ) 7b カバー 7c カバー 7d ブレーキピストン(第1のブレーキピストン) 7e ブレーキ片(第1のブレーキ片) 7f ブレーキポート(第1のブレーキポート) 7g パッキン 7j 弾性体ブレーキ片(第1のブレーキ片) 7h 復帰バネ(第1のブレーキ解除手段) 7k パッキン 10 ブレーキ機構 11 カバー 11a ブレーキ片収容穴 12 ブレーキシリンダ(第2のブレーキシリンダ) 12a ブレーキポート(第2のブレーキポート) 13 ブレーキピストン(第2のブレーキピストン) 13a 小径端 13b パッキン 13c パッキン 15 弾性体ブレーキ片(第2のブレーキ片) 17 スリーブ 17a パッキン 18 復帰バネ(第2のブレーキ解除手段) 20 ブレーキ機構 21 ブレーキシリンダ(第3のブレーキシリンダ) 22 ブレーキピストン(第3のブレーキピストン) 22a テーパ面 23 ブレーキ駆動片 23a すり割り 23b 鋼球 25 復帰バネ(第3のブレーキ解除手段) 26 ブレーキポート(第3のブレーキポート) 27 スリーブ 27a パッキン 27b パッキン 27c パッキン 28 ブレーキ片(第3のブレーキ片) 100 コンベア 100a プローブ 101 電子部品 101a 外部接続端子 102 プリント基板 A 流体室(第1の流体室) B 流体室(第2の流体室) C 流体室 D 流体室 E 流体室 G1 間隙(第1の間隙) G2 間隙(第2の間隙) g 流路空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F15B 15/14 380 Z 9026−3H

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸をほぼ鉛直方向にしたシリンダと、こ
    のシリンダの上端および下端をそれぞれ閉止するロッド
    カバーおよびヘッドカバーと、前記シリンダ内の前記ヘ
    ッドカバーおよびロッドカバー側にそれぞれ第1および
    第2の流体室を隔成するピストンと、下端が前記ピスト
    ンに接続され、上端部が前記第2の流体室側から前記ロ
    ッドカバーを貫通して外部に突出したピストンロッド
    と、このピストンロッドの軸方向における上下動の拘束
    および拘束解除動作を行うブレーキ機構と、前記ヘッド
    カバーに形成され、前記第1の流体室に対して前記ピス
    トンを上昇駆動する与圧流体の給排を行う与圧ポートと
    からなり、前記ピストンの外周と前記シリンダの内周と
    の間には、前記第1および第2の流体室を連通させる第
    1の間隙が設けられ、前記ロッドカバーに対する前記ピ
    ストンロッドの挿通部には全長にわたって第2の間隙が
    形成され、この第2の間隙を通じて前記第2の流体室は
    外部に連通し、前記ピストンロッドの下降動作は、当該
    ピストンロッドおよび前記ピストンの自重によって行わ
    れることを特徴とするブレーキ付シリンダ装置。
  2. 【請求項2】 前記ブレーキ機構は、前記ロッドカバー
    において前記ピストンロッドの経路に交差して形成され
    た第1のブレーキシリンダと、この第1のブレーキシリ
    ンダの内部に位置し、前記ピストンロッドの側面に当接
    する第1のブレーキ片を駆動する第1のブレーキピスト
    ンと、この第1のブレーキピストンを前記ピストンロッ
    ドに当接させる方向に駆動する与圧流体を前記第1のブ
    レーキシリンダに導入する第1のブレーキポートと、前
    記第1のブレーキピストンを前記ピストンロッドから離
    間させる方向に付勢する第1のブレーキ解除手段とから
    なることを特徴とする請求項1記載のブレーキ付シリン
    ダ装置。
  3. 【請求項3】 前記ブレーキ機構は、前記ロッドカバー
    において前記ピストンロッドを取り囲むように同軸に形
    成された第2のブレーキシリンダと、この第2のブレー
    キシリンダの内部に前記ピストンロッドに貫通されて位
    置する第2のブレーキピストンと、前記第2のブレーキ
    シリンダの端部に前記ピストンロッドを取り囲むように
    配置され弾性体からなるドーナツ型の第2のブレーキ片
    と、前記第2のブレーキピストンを前記第2のブレーキ
    片に当接させる方向に駆動する与圧流体を前記第2のブ
    レーキシリンダに導入する第2のブレーキポートと、前
    記第2のブレーキピストンを前記第2のブレーキ片から
    離間させる方向に付勢する第2のブレーキ解除手段とか
    らなり、前記第2のブレーキピストンによって前記第2
    のブレーキ片を圧潰変形させ、当該第2のブレーキ片を
    前記ピストンロッドの外周部に全周にわたって押圧する
    ことによりブレーキ動作を行うことを特徴とする請求項
    1記載のブレーキ付シリンダ装置。
  4. 【請求項4】 前記ブレーキ機構は、前記ロッドカバー
    において前記ピストンロッドを取り囲むように同軸に形
    成された第3のブレーキシリンダと、この第3のブレー
    キシリンダの内部に前記ピストンロッドに貫通され、内
    周部にテーパ面が形成された第3のブレーキピストン
    と、この第3のブレーキピストンと前記ピストンロッド
    との間に当該ピストンロッドに同軸に配置され、軸方向
    に複数のすり割りが形成されたブレーキ駆動片と、この
    ブレーキ駆動片と前記ピストンロッドとの間に配置され
    た第3のブレーキ片と、前記第3のブレーキピストンの
    前記テーパ面を前記ブレーキ駆動片に摺接させる方向に
    駆動する与圧流体を前記第3のブレーキシリンダに導入
    する第3のブレーキポートと、前記テーパ面を前記ブレ
    ーキ駆動片から離間させる方向に付勢する第3のブレー
    キ解除手段とからなり、前記第3のブレーキピストンの
    前記テーパ面によって前記ブレーキ駆動片の一端を縮閉
    変形させ、前記第3のブレーキ片を前記ピストンロッド
    の外周部に全周にわたって押圧することによりブレーキ
    動作を行うことを特徴とする請求項1記載のブレーキ付
    シリンダ装置。
  5. 【請求項5】 前記ブレーキ機構における前記第1また
    は第3のブレーキ片の前記ピストンロッドに対する当接
    部が弾性体からなり、前記ピストンロッドの外周部に
    は、ほぼ全長に渡って凹凸加工が施されていることを特
    徴とする請求項1,2,3または4記載のブレーキ付シ
    リンダ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000050777A1 (fr) * 1999-02-24 2000-08-31 Pascal Kabushiki Kaisha Dispositif de verrouillage hydraulique

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