JPH06281561A - 耐候試験装置 - Google Patents

耐候試験装置

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JPH06281561A
JPH06281561A JP5092350A JP9235093A JPH06281561A JP H06281561 A JPH06281561 A JP H06281561A JP 5092350 A JP5092350 A JP 5092350A JP 9235093 A JP9235093 A JP 9235093A JP H06281561 A JPH06281561 A JP H06281561A
Authority
JP
Japan
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air
expansion
item
turbine
chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP5092350A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidefumi Saito
英文 斎藤
Yoshio Tanaka
淑夫 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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  • Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 空気冷凍サイクルを構成する空気膨張機構1
2に送り込まれる空気中に水分を供給する手段10a、
10bを備える。その空気膨張機構12の下流に被試験
物18が配置される。 【効果】 多量の冷却空気を必要とすることなく水滴や
氷滴を生成でき、装置を小型化して低コストで製造で
き、エネルギー消費が少なく、フロン等の冷媒を必要と
しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屋外で使用される建
材、繊維、布地、塗料、コーティング材などの各種材料
の耐雪、耐雨などの耐環境性能を調べるため、被試験物
に氷滴や水滴等を付着させる耐候試験装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、着氷のない建材や撥水性の布地、
塗料、コーティング材等の新素材製品が増加し、それに
伴い、それら素材に雪や霧を付着させて着氷試験等の耐
候試験を行なう必要が多くなってきている。そのような
耐候試験装置として、温度の低い空気を作り、この冷却
空気の中に水滴を噴霧することで、人工的に氷滴や人工
雪などを作り、これを被試験物に付着させるものがあっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、水の融解熱は
約80cal/gであるため、従来の耐候試験装置のよ
うに冷却空気の中に水滴を噴霧することで試験に必要な
多くの氷滴や水滴を作ろうとすれば、非常に多量の冷却
空気が必要となる。そのため、従来の試験装置は例えば
高さが3〜10mにもなる大きなものになってしまい、
非常に高価であり、容易に導入できないという問題があ
った。また、そのような耐候試験装置が必要とされるの
は、主に屋外に雪のない温暖地や夏期であるため、試験
装置が大型化する程に熱の侵入が大きくなり、空気を冷
却するためのエネルギー消費が大きくなるという問題が
あった。また、環境破壊の原因になるフロン等の冷媒が
必要であった。
【0004】本発明は、上記従来の問題を解決すること
のできる耐候試験装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の耐候試験装置
は、空気冷凍サイクルを構成する空気膨張機構と、この
空気膨張機構に送り込まれる空気中に水分を供給する手
段とを備え、その空気膨張機構の下流に被試験物が配置
されることを特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成によれば、水分を供給された空気は空
気膨張機構において膨張することで内部エネルギを失い
エンタルピが低下する。これにより、その空気中の水分
は凝固し、さらに凝結するので、微細な水滴や氷滴が発
生する。この水滴や氷滴は、空気膨張機構の下流の被試
験物に付着する。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。
【0008】図1に示す耐候試験装置1は、高周波モー
タ2により駆動される第1ラジアルコンプレッサー3を
備える。この第1ラジアルコンプレッサー3の入口から
図中矢印で示すように空気がフィルター(図示省略)を
介し導入される。その第1ラジアルコンプレッサー3の
出口に空気搬送ダクトを介し再生熱交換器4の内層側の
入口が接続される。その熱交換器4の内層側の出口に空
気搬送ダクトを介し第2ラジアルコンプレッサー5の入
口が接続されている。その第2ラジアルコンプレッサー
5の出口に連通する加湿チャンバ7が設けられている。
その加湿チャンバ7内に、ポンプ9によってリザーバタ
ンク8から給水管20を通り送られる水をノズル10
a、10bから噴霧する噴霧装置11が設けられてい
る。なお、そのノズル10a、10bの先端に、超音波
振動により水を微粒子化する機構を設けるようにするの
が好ましい。また、その加湿チャンバ7の底部に連通す
る還流用配管22と給水管20とは混合弁21を介し連
通する。その加湿チャンバ7に膨張タービン12の入口
が連通する。その膨張タービン12と第2ラジアルコン
プレッサー5とは共通の回転軸15により接続され、そ
の回転軸15はフォイル軸受16a、16b、16cに
より支持されている。その膨張タービン12の出口に試
験チャンバ17が連通する。この試験チャンバ17内に
被試験物18が保持可能とされている。その試験チャン
バ17の内部は空気搬送ダクトを介し前記再生熱交換器
4の外層側の入口に連通し、その再生熱交換器4の外層
側の出口は外気中に開口する。
【0009】上記構成によれば、第1ラジアルコンプレ
ッサー3により圧縮された空気は、再生熱交換器4にお
いて冷却され、第2ラジアルコンプレッサー5によりさ
らに圧縮され、加湿チャンバ7を介し膨張タービン12
に至り膨張する。この膨張は断熱変化に近いものとされ
る。また、その膨張の際に空気は膨張タービン12を回
転させることで外部仕事を行なうので、内部エネルギを
失って温度が低下し、この温度低下した空気は再生熱交
換器4の外層側に導かれ、第1ラジアルコンプレッサー
3から再生熱交換器4の内層側に導かれる空気を前述の
ように冷却する。これにより空気冷凍サイクルが構成さ
れている。
【0010】その加湿チャンバ7内にノズル10a、1
0bから噴霧される水滴25と、第2ラジアルコンプレ
ッサー5から加湿チャンバ7に送り出される空気とが混
合することで、膨張タービン12に送り込まれる空気は
微細な水滴を含む飽和蒸気になる。これにより、膨張タ
ービン12において膨張した空気中の水分は、膨張ター
ビン12の下流に設けられた試験チャンバ17内におい
て空気のエンタルピの低下により凝固し、さらに凝結す
ることで微細な氷滴26になる。その氷滴26が被試験
物18に付着することで、被試験物18の氷着状況や劣
化状況等を調べることができる。なお、膨張タービン1
2の回転により第2ラジアルコンプレッサー5が駆動さ
れエネルギーの無駄をなくせる。また、加湿チャンバ7
の底部に貯留された水は混合弁21を介し再び加湿チャ
ンバ7内に噴霧される。また、空気膨張機構として膨張
タービン12を用いているので、空気の膨張を可及的に
断熱変化に近付けることができ、そのタービン12も直
径数10mmとして装置を非常に小型化することができ
る、また、水滴や氷滴を被試験物18に吹き付け、屋外
における風雪の激しい環境を模擬的に再現することも可
能になる。
【0011】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例の冷凍サイクルは、試
験チャンバ17内の冷却空気が再生熱交換器4から外気
中に放出されるオープンサイクルであるが、その冷却空
気を第1ラジアルコンプレッサー3の入口に導入するク
ローズドサイクルとしてもよい。また、第1ラジアルコ
ンプレッサー3をルーツ型コンプレッサーやスクリュー
型コンプレッサーに換えてもよく、第2ラジアルコンプ
レッサー5は必須ではない。また、膨張タービンの出口
側における空気流をダクト等により、航空機、車両、建
築物等の大きな構造物の一部に案内することで、大きな
構造物の一部について着氷試験を行なうことができる。
また、空気膨張機構として膨張弁や膨張機関等を用いる
ことができる。また、上記実施例では氷滴を生成して被
試験物に付着させる着氷試験を行なう場合を示したが、
試験内容は特に限定されず、例えば水滴を生成して被試
験物に付着させて撥水性試験を行なってもよい。
【0012】
【発明の効果】本件発明の耐候試験装置によれば、水分
を含んだ空気そのものの冷却により水滴や氷滴を作るの
で、冷却空気中に水滴を噴霧することで水滴や氷滴を作
る従来装置におけるような多量の冷却空気を必要とする
ことはなく、装置を小型化して低コストで製造でき、低
温部は空気膨張機構の下流域のみであるので外部からの
熱侵入が小さくエネルギー消費が少なく、また、フロン
等の冷媒を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す耐候試験装置の構成説
明図
【符号の説明】
10a、10b ノズル 12 膨張タービン 18 被試験物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気冷凍サイクルを構成する空気膨張機
    構と、この空気膨張機構に送り込まれる空気中に水分を
    供給する手段とを備え、その空気膨張機構の下流に被試
    験物が配置されることを特徴とする耐候試験装置。
JP5092350A 1993-03-26 1993-03-26 耐候試験装置 Pending JPH06281561A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5092350A JPH06281561A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 耐候試験装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5092350A JPH06281561A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 耐候試験装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06281561A true JPH06281561A (ja) 1994-10-07

Family

ID=14051962

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5092350A Pending JPH06281561A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 耐候試験装置

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JP (1) JPH06281561A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02136662A (ja) * 1988-11-16 1990-05-25 Hitachi Ltd 人工降雪装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02136662A (ja) * 1988-11-16 1990-05-25 Hitachi Ltd 人工降雪装置

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