JPH06280595A - Tcg制御装置 - Google Patents
Tcg制御装置Info
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- JPH06280595A JPH06280595A JP9372193A JP9372193A JPH06280595A JP H06280595 A JPH06280595 A JP H06280595A JP 9372193 A JP9372193 A JP 9372193A JP 9372193 A JP9372193 A JP 9372193A JP H06280595 A JPH06280595 A JP H06280595A
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- JP
- Japan
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- turbine
- circuit
- counter
- output
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Abstract
(57)【要約】
【目的】TCG付エンジンの制御装置において、CPU
の数を可及的に少なくしたTCG制御装置を提供するこ
と。 【構成】タービンの回転速度に見合ったパルスを発振さ
せ、同時にこれをn分の1に分周する。タービンの1回
転中に発生する該分周されたパルスの計数値をラッチし
ておき、前記発振されたパルスをカウントしてこのカウ
ント値と前記ラッチされた値とを比較し、一致する度に
カウント値をクリアする。タービンの1回転中にこの一
致する回数を出力してこの一致数をTCGの駆動信号と
する。この一致回数が前記nと相違すればTCGの運転
を一時中止する。
の数を可及的に少なくしたTCG制御装置を提供するこ
と。 【構成】タービンの回転速度に見合ったパルスを発振さ
せ、同時にこれをn分の1に分周する。タービンの1回
転中に発生する該分周されたパルスの計数値をラッチし
ておき、前記発振されたパルスをカウントしてこのカウ
ント値と前記ラッチされた値とを比較し、一致する度に
カウント値をクリアする。タービンの1回転中にこの一
致する回数を出力してこの一致数をTCGの駆動信号と
する。この一致回数が前記nと相違すればTCGの運転
を一時中止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンに付設される
TCGの制御装置に関する。
TCGの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの排気ガスによりタービンを回
転し、その回転駆動力によりコンプレッサを回転させ、
該コンプレッサにより圧縮された新気をエンジンの吸気
として用いるいわゆるターボチャージャが知られてい
る。また、排気によるタービンの回転力がコンプレッサ
を駆動する力より大きい場合に、タービンから得られる
回転力を用いて発電を行ったり、またタービンから得ら
れる回転力が小さい時にモータによりコンプレッサの回
転を助成する、いわゆるTCG付エンジンも実用化され
ている。なお、TCG付エンジンに関しては、例えば特
開平1ー155028号公報に詳細に記載されている。
転し、その回転駆動力によりコンプレッサを回転させ、
該コンプレッサにより圧縮された新気をエンジンの吸気
として用いるいわゆるターボチャージャが知られてい
る。また、排気によるタービンの回転力がコンプレッサ
を駆動する力より大きい場合に、タービンから得られる
回転力を用いて発電を行ったり、またタービンから得ら
れる回転力が小さい時にモータによりコンプレッサの回
転を助成する、いわゆるTCG付エンジンも実用化され
ている。なお、TCG付エンジンに関しては、例えば特
開平1ー155028号公報に詳細に記載されている。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】前記のTCG付エン
ジンは、エンジンの回転数、エンジン負荷状態など、エ
ンジンの動作状態をコンピュータ構成のコントローラが
把握し、エンジンの排気ガスによりコンプレッサが過回
転状態になるまえに、回転電機を発電機として作用させ
て、タービンに負荷を課し、タービンの過回転を防止す
る。またエンジンへの負荷が増加し、エンジン回転数が
減少し始めたような場合には、回転電機を電動機として
作用させ、コンプレッサの回転を助成し、エンジンに過
給を行って、その出力を増強する、というような動作を
繰り返しながら運転される。ところで回転電機を電動機
運転する場合には、前記コントローラがタービンまたは
コンプレッサの回転翼の回転数をポジションセンサにて
検知して基準位置信号を得て、この回転数を示す基準位
置信号を基準信号として、これから回転電機を電動機運
転するための交流信号を作成する。すなわち、上記ポジ
ションセンサからの基準位置信号がトリガとなって多相
交流の第1相目がスタートし、続いて所定の位相差をも
って他の相が次々とスタートするようになっている。と
ころが、このような従来装置においては、基準位置信号
から電動機を駆動するための交流信号を作成するだけで
1個のCPUが使用され、全体を制御するCPUと、交
流信号の位相制御を行うCPUとを含めると、コントロ
ーラだけで合計3個のCPUを必要とし、このため、制
御が分散し、またカウントしたデータを再度パルスに変
換する作業が入るため全体の精度が悪くなるし、トレー
ドオフがしっかりしていないため、システムの規模が大
きくなる。加えて、コストも高くなるという種々の欠点
があった。
ジンは、エンジンの回転数、エンジン負荷状態など、エ
ンジンの動作状態をコンピュータ構成のコントローラが
把握し、エンジンの排気ガスによりコンプレッサが過回
転状態になるまえに、回転電機を発電機として作用させ
て、タービンに負荷を課し、タービンの過回転を防止す
る。またエンジンへの負荷が増加し、エンジン回転数が
減少し始めたような場合には、回転電機を電動機として
作用させ、コンプレッサの回転を助成し、エンジンに過
給を行って、その出力を増強する、というような動作を
繰り返しながら運転される。ところで回転電機を電動機
運転する場合には、前記コントローラがタービンまたは
コンプレッサの回転翼の回転数をポジションセンサにて
検知して基準位置信号を得て、この回転数を示す基準位
置信号を基準信号として、これから回転電機を電動機運
転するための交流信号を作成する。すなわち、上記ポジ
ションセンサからの基準位置信号がトリガとなって多相
交流の第1相目がスタートし、続いて所定の位相差をも
って他の相が次々とスタートするようになっている。と
ころが、このような従来装置においては、基準位置信号
から電動機を駆動するための交流信号を作成するだけで
1個のCPUが使用され、全体を制御するCPUと、交
流信号の位相制御を行うCPUとを含めると、コントロ
ーラだけで合計3個のCPUを必要とし、このため、制
御が分散し、またカウントしたデータを再度パルスに変
換する作業が入るため全体の精度が悪くなるし、トレー
ドオフがしっかりしていないため、システムの規模が大
きくなる。加えて、コストも高くなるという種々の欠点
があった。
【0004】そこで、本発明は、上述のような従来技術
の欠点を改善しようとするものであり、その目的は、T
CG付エンジンの制御装置において、CPUの数を可及
的に少なくしたTCG制御装置を提供することにある。
の欠点を改善しようとするものであり、その目的は、T
CG付エンジンの制御装置において、CPUの数を可及
的に少なくしたTCG制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のごとき発明の目的
を達成するために、本発明は、タービンの1回転毎にポ
ジション信号を出力するポジションセンサと、前記ポジ
ション信号の間隔からタービンの回転速度を検知する回
転速度検知手段と、前記回転速度検知手段により検知さ
れたタービン回転速度に相当する周波数のパルスを発振
するプログラマブル発振器と、該プログラマブル発振器
から発振された周波数をn分の1に分周する分周回路
と、前記分周回路で分周された数値のタービン1回転分
をタービン1回転の期間ラッチするラッチ回路と、前記
プログラマブル発振器から発振されたパルスの数をカウ
ントする主カウンタと、主カウンタとのカウント数値と
ラッチ回路にラッチされた数値とを比較する比較回路
と、比較回路で一致を見たとき主カウンタをクリアする
クリア手段と、比較回路で一致を見た一致信号をタービ
ンの1回転内でカウントして回転電機を駆動するパワー
部に駆動信号を供給する駆動信号供給手段と、該カウン
ト数が前記nから外れた時パワー部への信号の送出を停
止する出力禁止手段と、を具備することを特徴とするT
CG制御装置を提供するものである。
を達成するために、本発明は、タービンの1回転毎にポ
ジション信号を出力するポジションセンサと、前記ポジ
ション信号の間隔からタービンの回転速度を検知する回
転速度検知手段と、前記回転速度検知手段により検知さ
れたタービン回転速度に相当する周波数のパルスを発振
するプログラマブル発振器と、該プログラマブル発振器
から発振された周波数をn分の1に分周する分周回路
と、前記分周回路で分周された数値のタービン1回転分
をタービン1回転の期間ラッチするラッチ回路と、前記
プログラマブル発振器から発振されたパルスの数をカウ
ントする主カウンタと、主カウンタとのカウント数値と
ラッチ回路にラッチされた数値とを比較する比較回路
と、比較回路で一致を見たとき主カウンタをクリアする
クリア手段と、比較回路で一致を見た一致信号をタービ
ンの1回転内でカウントして回転電機を駆動するパワー
部に駆動信号を供給する駆動信号供給手段と、該カウン
ト数が前記nから外れた時パワー部への信号の送出を停
止する出力禁止手段と、を具備することを特徴とするT
CG制御装置を提供するものである。
【0006】
【作用】タービンの回転速度に見合ったパルスを発振さ
せ、同時にこれをn分の1に分周する。タービンの1回
転中に発生する該分周されたパルスの計数値をラッチし
ておき、前記発振されたパルスをカウントしてこのカウ
ント値と前記ラッチされた値とを比較し、一致する度に
カウント値をクリアする。タービンの1回転中にこの一
致する回数を出力してこの一致数をTCGの駆動信号と
する。この一致回数が前記nと相違すればTCGの運転
を一時中止する。
せ、同時にこれをn分の1に分周する。タービンの1回
転中に発生する該分周されたパルスの計数値をラッチし
ておき、前記発振されたパルスをカウントしてこのカウ
ント値と前記ラッチされた値とを比較し、一致する度に
カウント値をクリアする。タービンの1回転中にこの一
致する回数を出力してこの一致数をTCGの駆動信号と
する。この一致回数が前記nと相違すればTCGの運転
を一時中止する。
【0007】
【実施例】つぎに本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図1は本発明の一実施例の構成を示す
構成ブロック図、図2は本実施例に用いるターボチャー
ジャの構成を示す断面図である。
詳細に説明する。図1は本発明の一実施例の構成を示す
構成ブロック図、図2は本実施例に用いるターボチャー
ジャの構成を示す断面図である。
【0008】これらの図面において、101はエンジン
で、吸気管111を通じて吸入する空気と供給される燃
料との燃焼エネルギーによって図示していない車両を駆
動するものである。燃焼後の排気ガスは排気管112を
介してターボチャージャ102に供給されてタービン1
21を回転駆動する。122はコンプレッサで、タービ
ン121の回転軸123に直結され、排気エネルギーに
より回転駆動されるタービン121のトルクにより空気
を圧縮するものであり、スクロール124を介して吸気
管111よりエンジンへの空気を過給するもので、コン
プレッサ122の作動によりエンジン出力を増大するよ
う構成されている。なお、113は過給気圧を検出する
ブースト圧センサで、吸気管111の内面に取付けられ
ており、114はエンジンの回転数を検出するエンジン
回転センサであり、これらのセンサからの信号は後述す
るコントローラに送信される。
で、吸気管111を通じて吸入する空気と供給される燃
料との燃焼エネルギーによって図示していない車両を駆
動するものである。燃焼後の排気ガスは排気管112を
介してターボチャージャ102に供給されてタービン1
21を回転駆動する。122はコンプレッサで、タービ
ン121の回転軸123に直結され、排気エネルギーに
より回転駆動されるタービン121のトルクにより空気
を圧縮するものであり、スクロール124を介して吸気
管111よりエンジンへの空気を過給するもので、コン
プレッサ122の作動によりエンジン出力を増大するよ
う構成されている。なお、113は過給気圧を検出する
ブースト圧センサで、吸気管111の内面に取付けられ
ており、114はエンジンの回転数を検出するエンジン
回転センサであり、これらのセンサからの信号は後述す
るコントローラに送信される。
【0009】103は交流電動発電機からなる回転電機
であり、回転軸123にねじ134により固定された回
転子131と、ターボチャージャ102のハウジング1
25の内壁に取付けられた固定子132とを有し、回転
子131は例えば永久磁石の界磁磁石を持ったを回転子
であり、固定子132と共に3相の同期回転電機を構成
している。そして、排気エネルギーによるタービン12
1の駆動力にて十分なコンプレッサ122の過給作動が
得られないときは、回転電機103に電力を供給して力
行させることにより、コンプレッサ122の過給作動を
助勢させるものである。なお、133はポジションセン
サで、図2から明らかなように、永久磁石片135と検
出用のコイル136からなり、コンプレッサ122のブ
レードの回転を検出して回転電機103の回転数と基準
位置を検知するもので、検知したポジション信号PSを
コントローラ106に送信する(このポジション信号S
Pはタービン回転の基準位置の信号すなわちタービン回
転パルスに代替する。)なお、図1にはポジションセン
サ133の詳細を示さず、ただ図式的にそのおおよその
設置位置を示している。104は排気管で、排気タービ
ン102から排出される排ガスを外部に放出するもので
ある。
であり、回転軸123にねじ134により固定された回
転子131と、ターボチャージャ102のハウジング1
25の内壁に取付けられた固定子132とを有し、回転
子131は例えば永久磁石の界磁磁石を持ったを回転子
であり、固定子132と共に3相の同期回転電機を構成
している。そして、排気エネルギーによるタービン12
1の駆動力にて十分なコンプレッサ122の過給作動が
得られないときは、回転電機103に電力を供給して力
行させることにより、コンプレッサ122の過給作動を
助勢させるものである。なお、133はポジションセン
サで、図2から明らかなように、永久磁石片135と検
出用のコイル136からなり、コンプレッサ122のブ
レードの回転を検出して回転電機103の回転数と基準
位置を検知するもので、検知したポジション信号PSを
コントローラ106に送信する(このポジション信号S
Pはタービン回転の基準位置の信号すなわちタービン回
転パルスに代替する。)なお、図1にはポジションセン
サ133の詳細を示さず、ただ図式的にそのおおよその
設置位置を示している。104は排気管で、排気タービ
ン102から排出される排ガスを外部に放出するもので
ある。
【0010】電力変換器105はバッテリ107からの
電力を入力して、回転電機103を力行せしめる所定の
交流電力に変換するとともに、回転電機103が発電動
作を行なっている時にはこの発電電力を整流してバッテ
リ107に蓄電するものである。そして、回転電機10
3から出力される交流を整流する整流器、バッテリ10
7の直流電力を所要周波数の交流電力に変換するインバ
ータなどの強電用機器を備えている。上記交流周波数の
制御指令はコントローラ106から行なうが、その詳細
は後に述べる。
電力を入力して、回転電機103を力行せしめる所定の
交流電力に変換するとともに、回転電機103が発電動
作を行なっている時にはこの発電電力を整流してバッテ
リ107に蓄電するものである。そして、回転電機10
3から出力される交流を整流する整流器、バッテリ10
7の直流電力を所要周波数の交流電力に変換するインバ
ータなどの強電用機器を備えている。上記交流周波数の
制御指令はコントローラ106から行なうが、その詳細
は後に述べる。
【0011】108はアクセルペダルで運転者の操作に
より、エンジン101への燃料供給量を制御するもので
あり、アクセルペダル108の踏込量を検出するアクセ
ルセンサ181が取付けられ、コントローラ106に検
出信号を送出する。
より、エンジン101への燃料供給量を制御するもので
あり、アクセルペダル108の踏込量を検出するアクセ
ルセンサ181が取付けられ、コントローラ106に検
出信号を送出する。
【0012】コントローラ106はマイクロコンピュー
タからなり、演算処理を行う中央制御装置、演算結果や
制御プログラムなどを格納する各種メモリ、入/出力ポ
ートなどを備えており、前記のブースト圧センサ11
3、エンジン回転センサ114ポジションセンサ13
3、アクセルセンサ181などからの検出信号が入力さ
れると演算処理が行われ、制御プログラムにしたがっ
て、インバータ105に対して交流電力の周波数を変換
する制御指令を発するよう構成されている。
タからなり、演算処理を行う中央制御装置、演算結果や
制御プログラムなどを格納する各種メモリ、入/出力ポ
ートなどを備えており、前記のブースト圧センサ11
3、エンジン回転センサ114ポジションセンサ13
3、アクセルセンサ181などからの検出信号が入力さ
れると演算処理が行われ、制御プログラムにしたがっ
て、インバータ105に対して交流電力の周波数を変換
する制御指令を発するよう構成されている。
【0013】図3は、上記コントローラ106の内部に
組み込まれたTCG制御装置の詳細を示すブロック図で
ある。図において、1は主カウンタであり、後に述べる
マイクロコンピュータから出力され、タービン121の
回転数に依存して出力するパルスをカウントする。2は
比較回路で、主カウンタ1のカウント数とデータラッチ
回路3にラッチされている数とを比較し、一致した時一
致出力を発生する。4はデータラッチ回路であり、マイ
クロコンピュータ5から出力されるデータをラッチし、
さらにラッチされたデータをラッチ回路3方向に出力す
る。5は1チップのマイクロコンピュータであり、制御
プログラムが記憶されているROM、作業用RAM、A
/D変換器、などを装備している他、タービンが1回転
する間に出力されるパルスをカウントするカウンタ8を
内蔵している。6はプログラマブル発振器であり、前記
マイクロコンピュータ5からの指令26により任意に発
振周波数を変更することができるものである。7は分周
回路であり、プログラマブル発振器6から出力される周
波数を6分の1に分周してその逓降された信号をマイク
ロコンピュータ5に送る。カウンタ8はタービン121
が1回転する間すなわちタービン回転パルスと次のター
ビン回転パルスとの間に、分周回路7から出力されるパ
ルスの数をカウントする。11は出力カウンタ回路であ
り、比較回路2で一致を見た回数をカウントする。12
は6ステップ変換回路であり、出力カウンタ回路11で
計数されたデータをもとに、周知の6ステップパルスを
発生させる。27はパワー部で、回転電機102を電動
機運転したり発電機運転したりを行うための、インバー
タ及びレギュレータ回路を内蔵している。
組み込まれたTCG制御装置の詳細を示すブロック図で
ある。図において、1は主カウンタであり、後に述べる
マイクロコンピュータから出力され、タービン121の
回転数に依存して出力するパルスをカウントする。2は
比較回路で、主カウンタ1のカウント数とデータラッチ
回路3にラッチされている数とを比較し、一致した時一
致出力を発生する。4はデータラッチ回路であり、マイ
クロコンピュータ5から出力されるデータをラッチし、
さらにラッチされたデータをラッチ回路3方向に出力す
る。5は1チップのマイクロコンピュータであり、制御
プログラムが記憶されているROM、作業用RAM、A
/D変換器、などを装備している他、タービンが1回転
する間に出力されるパルスをカウントするカウンタ8を
内蔵している。6はプログラマブル発振器であり、前記
マイクロコンピュータ5からの指令26により任意に発
振周波数を変更することができるものである。7は分周
回路であり、プログラマブル発振器6から出力される周
波数を6分の1に分周してその逓降された信号をマイク
ロコンピュータ5に送る。カウンタ8はタービン121
が1回転する間すなわちタービン回転パルスと次のター
ビン回転パルスとの間に、分周回路7から出力されるパ
ルスの数をカウントする。11は出力カウンタ回路であ
り、比較回路2で一致を見た回数をカウントする。12
は6ステップ変換回路であり、出力カウンタ回路11で
計数されたデータをもとに、周知の6ステップパルスを
発生させる。27はパワー部で、回転電機102を電動
機運転したり発電機運転したりを行うための、インバー
タ及びレギュレータ回路を内蔵している。
【0014】次に本発明の動作を、図4に示すフロー図
を用いて説明する。タービンが回転すると、これの回転
に伴ってタービン回転パルス9がマイクロコンピュータ
5に入力される。この回転パルス9がマイクロコンピュ
ータ5に入力されると、図には示されていないが、これ
に内蔵されているクロック信号のタービン回転パルス間
の数によりタービンの回転数を検出する。そしてこのタ
ービンの回転数に比例した指令26がプログラマブル発
振器6に発せられる。該プログラマブル発振器6はター
ビンの回転数に比例した周波数のパルスを発振する。こ
の周波数をfとする。この信号は主カウンタ1に送られ
てカウントが始まるとともに、分周回路7に送られて6
分の1の周波数に逓降され、この1/6されたパルスは
カウンタ8に送られる。同時にステップ1において、タ
ービン回転パルス9がカウンタ8に入力されると、これ
がクリアされると同時に1/6されたパルスはカウンタ
8でカウントされ、次のタービン回転パルス9がくる迄
の計数値がバス16を通ってラッチ回路4にラッチされ
る(ステップ2、3)。なお、タービンの初期位置とこ
れに連接されている回転電機の初期位置とが機械的にず
れている場合には、その初期設定された機械的なずれの
補正値だけカウンタ8から遅れてタービン回転位置補正
パルス10が発せられるが、理想的にはこのようなずれ
がゼロであるとして考える、すなわち、タービン回転パ
ルスとタービン回転位置補正パルスとは同一のタイミン
グで発せられる(ステップ4)。
を用いて説明する。タービンが回転すると、これの回転
に伴ってタービン回転パルス9がマイクロコンピュータ
5に入力される。この回転パルス9がマイクロコンピュ
ータ5に入力されると、図には示されていないが、これ
に内蔵されているクロック信号のタービン回転パルス間
の数によりタービンの回転数を検出する。そしてこのタ
ービンの回転数に比例した指令26がプログラマブル発
振器6に発せられる。該プログラマブル発振器6はター
ビンの回転数に比例した周波数のパルスを発振する。こ
の周波数をfとする。この信号は主カウンタ1に送られ
てカウントが始まるとともに、分周回路7に送られて6
分の1の周波数に逓降され、この1/6されたパルスは
カウンタ8に送られる。同時にステップ1において、タ
ービン回転パルス9がカウンタ8に入力されると、これ
がクリアされると同時に1/6されたパルスはカウンタ
8でカウントされ、次のタービン回転パルス9がくる迄
の計数値がバス16を通ってラッチ回路4にラッチされ
る(ステップ2、3)。なお、タービンの初期位置とこ
れに連接されている回転電機の初期位置とが機械的にず
れている場合には、その初期設定された機械的なずれの
補正値だけカウンタ8から遅れてタービン回転位置補正
パルス10が発せられるが、理想的にはこのようなずれ
がゼロであるとして考える、すなわち、タービン回転パ
ルスとタービン回転位置補正パルスとは同一のタイミン
グで発せられる(ステップ4)。
【0015】このタービン位置回転補正パルス10はO
R回路13を通過して、主カウンタ1及び出力カウンタ
回路11をクリアし(ステップ5、6)、該主カウンタ
1はプログラマブル発振器6からのパルスをカウントし
始める(ステップ8)。この時ラッチ回路4にラッチさ
れているデータはラッチ回路3にラッチされる(ステッ
プ7)。比較回路2では主カウンタ1の値とラッチ回路
3の値を比較し、一致した場合に一致出力15を出力す
る(ステップ9)。このような比較は、ラッチ回路3の
数値が同じ間に主カウンタ1の計数値が6回繰り返し比
較が行われる。そして主カウンタ1がクリアされる毎に
一致出力15が出力カウンタ回路11に加えられて計数
されると同時にラッチ回路4のデータをラッチ回路3に
ラッチする(ステップ10)。出力カウンタ回路11は
一致出力15をカウントしてこのカウント値を24とし
て6ステップ変換回路12に出力する(ステップ1
1)。6ステップ変換回路12はカウントされた値を周
知の6ステップ出力に変換し、パワー部27に出力する
(ステップ12)。
R回路13を通過して、主カウンタ1及び出力カウンタ
回路11をクリアし(ステップ5、6)、該主カウンタ
1はプログラマブル発振器6からのパルスをカウントし
始める(ステップ8)。この時ラッチ回路4にラッチさ
れているデータはラッチ回路3にラッチされる(ステッ
プ7)。比較回路2では主カウンタ1の値とラッチ回路
3の値を比較し、一致した場合に一致出力15を出力す
る(ステップ9)。このような比較は、ラッチ回路3の
数値が同じ間に主カウンタ1の計数値が6回繰り返し比
較が行われる。そして主カウンタ1がクリアされる毎に
一致出力15が出力カウンタ回路11に加えられて計数
されると同時にラッチ回路4のデータをラッチ回路3に
ラッチする(ステップ10)。出力カウンタ回路11は
一致出力15をカウントしてこのカウント値を24とし
て6ステップ変換回路12に出力する(ステップ1
1)。6ステップ変換回路12はカウントされた値を周
知の6ステップ出力に変換し、パワー部27に出力する
(ステップ12)。
【0016】これまでの動作は、タービンの回転数が極
めて冗長的な場合の説明であるが、もし、回転数が急変
し、出力カウンタ回路11のカウント値が6を越えた場
合には、図示はないが、マイクロコンピュータがこれを
検知して、6ステップ変換回路12に対して、出力禁止
信号25を発して、6ステップ変換回路12の動作を一
次停止する。この動作により、タービンの異常な変動に
対してパワー部27を保護することができる(ステップ
13)。なお、図5に本実施例動作のタイムチャートを
示す。
めて冗長的な場合の説明であるが、もし、回転数が急変
し、出力カウンタ回路11のカウント値が6を越えた場
合には、図示はないが、マイクロコンピュータがこれを
検知して、6ステップ変換回路12に対して、出力禁止
信号25を発して、6ステップ変換回路12の動作を一
次停止する。この動作により、タービンの異常な変動に
対してパワー部27を保護することができる(ステップ
13)。なお、図5に本実施例動作のタイムチャートを
示す。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明で
は、出力カウンタ回路カウント値によりタービンの回転
が急変したことを検知し、パワー部を一時動作停止させ
るので、マイクロコンピュータの演算処理を軽減するこ
とができる。また、マイクロコンピュータ内でタービン
の回転数を検知し、プログラマブル発振器の発振周波数
をタービンの回転数に依存せしめるように構成したの
で、従来のような回転数を管理するようなマイクロコン
ピュータを付設することはない。
は、出力カウンタ回路カウント値によりタービンの回転
が急変したことを検知し、パワー部を一時動作停止させ
るので、マイクロコンピュータの演算処理を軽減するこ
とができる。また、マイクロコンピュータ内でタービン
の回転数を検知し、プログラマブル発振器の発振周波数
をタービンの回転数に依存せしめるように構成したの
で、従来のような回転数を管理するようなマイクロコン
ピュータを付設することはない。
【図1】ターボチャージャのブロック図
【図2】ターボチャージャの回転電機の断面図
【図3】本発明の一実施例の構成を示すブロック構成図
【図4】本発明の実施例の制御フローチャート
【図5】本発明の実施例のタイムチャート
1・・・・・主カウンタ 2・・・・・比較回路 3・・・・・ラッチ回路 4・・・・・ラッチ回路 5・・・・・マイクロコンピュータ 6・・・・・プログラマブル発振器 7・・・・・分周回路 8・・・・・カウンタ 11・・・・出力カウンタ回路 12・・・・6ステップ変換回路 27・・・・パワー部
Claims (1)
- 【請求項1】タービンの1回転毎にポジション信号を出
力するポジションセンサと、 前記ポジション信号の間隔からタービンの回転速度を検
知する回転速度検知手段と、 前記回転速度検知手段により検知されたタービン回転速
度に相当する周波数のパルスを発振するプログラマブル
発振器と、 該プログラマブル発振器から発振された周波数をn分の
1に分周する分周回路と、 前記分周回路で分周された数値のタービン1回転分をタ
ービン1回転の期間ラッチするラッチ回路と、 前記プログラマブル発振器から発振されたパルスの数を
カウントする主カウンタと、 主カウンタとのカウント数値とラッチ回路にラッチされ
た数値とを比較する比較回路と、 比較回路で一致を見たとき主カウンタをクリアするクリ
ア手段と、 比較回路で一致を見た一致信号をタービンの1回転内で
カウントして回転電機を駆動するパワー部に駆動信号を
供給する駆動信号供給手段と、 該カウント数が前記nから外れた時パワー部への信号の
送出を停止する出力禁止手段と、を具備することを特徴
とするTCG制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9372193A JPH06280595A (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | Tcg制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9372193A JPH06280595A (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | Tcg制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06280595A true JPH06280595A (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=14090281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9372193A Pending JPH06280595A (ja) | 1993-03-29 | 1993-03-29 | Tcg制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06280595A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100495453B1 (ko) * | 2002-12-13 | 2005-06-14 | 현대자동차주식회사 | 가변형 터보 차저의 제어장치 및 방법 |
-
1993
- 1993-03-29 JP JP9372193A patent/JPH06280595A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100495453B1 (ko) * | 2002-12-13 | 2005-06-14 | 현대자동차주식회사 | 가변형 터보 차저의 제어장치 및 방법 |
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