JPH06278949A - 紡績ボビン - Google Patents

紡績ボビン

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JPH06278949A
JPH06278949A JP5067197A JP6719793A JPH06278949A JP H06278949 A JPH06278949 A JP H06278949A JP 5067197 A JP5067197 A JP 5067197A JP 6719793 A JP6719793 A JP 6719793A JP H06278949 A JPH06278949 A JP H06278949A
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JP
Japan
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bobbin
identification marker
spinning
identification
amorphous magnetic
Prior art date
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Pending
Application number
JP5067197A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Hirano
俊幸 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06278949A publication Critical patent/JPH06278949A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H67/00Replacing or removing cores, receptacles, or completed packages at paying-out, winding, or depositing stations
    • B65H67/06Supplying cores, receptacles, or packages to, or transporting from, winding or depositing stations
    • B65H67/063Marking or identifying devices for packages
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H75/00Storing webs, tapes, or filamentary material, e.g. on reels
    • B65H75/02Cores, formers, supports, or holders for coiled, wound, or folded material, e.g. reels, spindles, bobbins, cop tubes, cans, mandrels or chucks
    • B65H75/18Constructional details
    • B65H75/182Identification means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

Landscapes

  • Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】アモルファス磁性金属細線の組み合せ配置で得
られる磁気的信号を検知して識別される紡績ボビンであ
って、悪影響下でも誤識別されることないようにするこ
とを目的とする。 【構成】スピンドルに嵌装できるように長手方向に中空
部をもつボビン本体1の頭部の内側に、アモルファス磁
性金属細線6をもつ略円筒状の識別マーカ4を嵌装し、
円柱状の抜け止めチップ5をボビン本体1の頭部内に装
着して前記識別マーカ4を把持した紡績ボビンの構成と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は識別マーカを有する紡績
ボビンに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に紡績糸としては多くの銘柄等の品
種があり、したがって、銘柄が異なる紡績糸を巻きつけ
たそれぞれの紡績ボビンが、銘柄別に識別できるように
しなければならなく、したがって、紡績ボビンには銘柄
に応じた識別マーカを付している。一方、多銘柄、小量
生産の傾向から、1台の繊維機械において、その稼働効
率を上げるために、複数のセクション毎に異なる銘柄の
紡績糸を精紡し紡績ボビンに巻き取るようになってきて
おり、このことから、前記各セクションに紡績糸の銘柄
に合わせた複数種類の識別マーカ付の紡績ボビンを自動
供給する必要が生じている。
【0003】前記識別マーカ付の紡績ボビンの自動供給
等において、その紡績ボビンを識別、区分するのに、紡
績ボビンには銘柄に応じた識別マーカとして着色紙を貼
りつけ、たとえば前記紡績ボビンの着色紙にレーザ光を
投射し、その反射光を受光するいわゆるカラーセンサに
よって識別する手段がとられている。
【0004】ところでカラーセンサは色の波長で識別す
るため、同色系統の色の識別は困難であり、識別可能な
色、すなわち識別可能な紡績ボビンの種類・数に限度が
ある。また、カラーセンサは周囲の光線の影響を大きく
受けるため、識別の場所・時間による周囲の明暗の変化
や日光の有無などの影響で識別の結果が安定していな
い。紡績工場は本質的に風綿の多い環境下にあるが、カ
ラーセンサは受光線路に風綿が存在すると正常に動作し
ない。
【0005】これらの問題点のためにカラーセンサと着
色識別マーカ付ボビンによる自動選別は、導入はしたも
ののほとんど稼働していないのが現状である。カラーセ
ンサに替わる方法として非接触で悪環境下でも使用可能
な磁気式の物品識別方法が提案されている(特願平2−
17520号)。その方法とは、異なる磁気特性を有す
る数種のアモルファス磁性金属細線の組合せ配置から得
られるパルス列信号を解析する方法である。すなわち、
識別すべき物品に大バルクハウゼン不連続発生磁界値の
各々異なるアモルファス磁性金属細線を少なくとも2種
以上組合せたマーカを適当な手段で添付し、入射磁界に
対して応答するパルスの発生位置が前記アモルファス磁
性金属細線の組合せに対応して異なっている時系列パル
スを認識することにより、物品の識別を行う方法であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法で紡績ボビンを識別する場合に、通常の一般的な方式
で識別マーカを紡績ボビンに固定することには問題があ
る。まず第一に糸が巻き付けられるためボビン表面には
マーカ固定は事実上不可能であること、第二にはボビン
は通常15000〜20000rpmで高速回転するた
め、回転に伴う偏心振れが発生しないような構造である
こと、第三には、識別マーカに使用されているアモルフ
ァス磁性金属細線がボビンの固定作業や環境温度変化に
伴う外部からの応力印加によって特性変化を生じ、事実
上識別マーカとして機能しなくなること、第四にボビン
の搬送や運搬中の強い機械的衝撃によっても識別用マー
カが離脱・損傷しないことが必要である。
【0007】本発明は、アモルファス磁性金属細線の組
み合せ配置から得られる磁気的信号を検知して物品を識
別する方法を用いて紡績用ボビンの識別を行う場合の上
記問題点を解決し、非接触で簡便に、しかも紡績工場の
悪影響下でも誤識別することなく、正確に識別すること
が可能な紡績ボビンを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第一の問
題を解決するために、識別マーカを、スピンドルに嵌装
できるように長手方向の中空部をもつボビンの頭部の内
壁部に装着する構成とし、第二の問題のために、識別マ
ーカを略円筒状の形態として回転の偏心振れの発生を防
止し、第三の問題の解決のために、識別マーカをボビン
には直接固定せず、外部からの応力の印加によっても識
別マーカには直接応力が加わらない構成とし、第四には
識別マーカを装着したのち識別マーカ把持のためボビン
頭部の中空部に円柱状のチップをはめ込んだ構成とす
る。
【0009】すなわち、非磁性材よりなり、スピンドル
に嵌装できるように長手方向に中空部を有するボビンで
あって、その頭部に対応する中空部内に識別マーカを嵌
装する。前記識別マーカは、非磁性材よりなる円筒体の
周面にそれぞれ磁化反転磁界値の異なる複数のアモルフ
ァス金属細線を長手方向に配設して構成される。前記ボ
ビン内の識別マーカは、非磁性材よりなる円柱状の抜け
止めチップで把持される構成とする。
【0010】
【作用】アモルファス磁性金属は、その特性に角型ヒス
テリシス曲線をもち、この特性によって外部から磁界を
かけることにより、S極、N極は短時間に反転する性質
を有している。したがって、センサとして検出コイルを
設けておけば、前記磁極反転時に検出コイルにパルス状
の誘起電圧が得られる。前記アモルファス磁性金属は前
記誘起電圧のパルスが鋭峻であり、したがって、パルス
信号として取出すのに都合がよい。これらの性質を利用
して、本発明の紡績ボビンは識別マーカとして各々磁化
反転磁界値の異なる複数本のアモルファス磁性金属細線
を備えている。
【0011】前記の識別は識別センサで行なう。識別セ
ンサは交流発振器で交流電流を発生させ、これを励磁コ
イルに流して交流磁界を発生させる。この交流磁界によ
って紡績ボビンにおける複数のアモルファス磁性金属細
線の磁極反転に伴う磁束の変化を検出コイルがパルス状
の誘起電圧として検出し、このパルス状の誘起電圧を計
測器がビット列に変換する。
【0012】さらに詳しく述べると、図5に示すように
交流磁界は時間的に次第に大きくなるようにかけられ
る。これに応じてまず第1の位置のアモルファス磁性金
属細線HC1が磁極反転してパルス状の誘起電圧が得ら
れる。つぎに小時間遅れて、第2の位置に位置する少し
磁化反転磁界値の大きいアモルファス磁性金属細線HC
2が磁極反転して2番目のパルス状の誘起電圧が得られ
る。こうして順次に第6の位置に位置する最も磁化反転
磁界値の大きいアモルファス磁性金属細線HC6が磁極
反転して6番目のパルス状の誘起電圧が得られる。ここ
で1つのアモルファス磁性金属細線の存在でビットは
「1」、前記アモルファス磁性金属細線を欠落させた位
置ではビットは「0」となる。こうしてビット判定する
が、図5の場合にはビット列は111111となる。
【0013】前記アモルファス金属細線の本数は、識別
区分する種類に応じて決定され、たとえばN本の磁化反
転磁界値の異なるアモルファス磁性金属細線を用いた場
合、1本を基準位置のパルスとして使用すると、これと
組み合わせて取り出されるパルス列、すなわち識別可能
な種類の数は2の(N−1)乗となる。なお前記組み合
せとは、基準用のアモルファス磁性金属細線1本のみの
配置、基準用アモルファス磁性金属細線1本と、各1本
のアモルファス磁性金属細線の配置、基準用アモルファ
ス磁性金属細線1本と2種のアモルファス磁性金属配線
の配置…、基準用アモルファス磁性金属細線1本と他の
全てのアモルファス磁性金属細線との配置等の組み合わ
せを意味する。こうして、たとえば6本のアモルファス
磁性金属細線の付設・欠落の組み合わせにより2の5乗
のビット列、すなわち図6に示す32のビット列が得ら
れ、したがって32種類の紡績ボビンを識別できること
ができる。
【0014】次に構成について述べる。紡績ボビンはそ
の中空部をスピンドル嵌装させて紡績糸の巻き取りに供
される。紡績ボビンはその頭部の内部に識別マーカを設
けていることから、巻きとられた紡績糸は識別マーカに
対して邪魔にならなく、以後の識別に支障をきたさな
い。前記識別マーカは円筒体にアモルファス磁性金属細
線を付設し、円筒体が紡績ボビンと同軸であるので、紡
績ボビンが高速で回転しても、この紡績ボビンが偏心振
れをすることがなく、例えば巻形態が崩れるような、紡
績糸の巻取りに不都合を生じない。また、識別マーカは
紡績ボビン内に配置されていることから、外部の温度変
化、応力印加で特性変化をすることがない。さらに抜け
止めチップで識別マーカは把持され、紡績ボビンの搬
送、運搬時の衝撃等で前記識別マーカは離脱しない。
【0015】
【実施例】本発明を図面によって説明する。図1は本発
明の一実施例のボビンの斜視図である。外観は通常ボビ
ンと変わる所はなく、表面に紡績糸が巻き付けられる。
図2は本発明の一実施例の紡績ボビンの内部構造を示
し、説明のため、ボビン本体1は縦断面で示してある。
図示のようにボビン本体1は、長手方向の中空部をも
ち、底部の座金具2とスピンドル頂部を保持するブッシ
ュ部3との二点でスピンドルに固定され高速回転する。
ボビン本体1の頭部に対応する中空部内で、ボビン本体
1の頂部からブッシュ部3までの空間21mmの内壁側
に、円周32mm長さ18mmの識別マーカ4を装入し
てある。前記識別用マーカ4は図3に示すようにアモル
ファス磁性金属細線6が非磁性材よりなる略円筒体にフ
ィルムでラミネートされている。前記アモルファス磁性
金属細線6は長さ方向に配置されている。前記識別用マ
ーカ4の離脱防止のために、図4に示すチップ5を図2
のボビン本体1の頭部にはめ込み、ボビン本体1の上部
の切り込み7とチップ5の鍔部8とを超音波融着により
固定している。したがってボビン本位1の内部に設けた
ブッシュ部3とボビン頭部までの空間の内壁に識別マー
カ4は離脱防止用のチップ5で把持される。
【0016】前記構成の紡績ボビンを精紡機の各巻取り
ポジションのスピンドルに装着し、回転数16000r
pmでの高速回転中の紡績ボビンの偏心振れを測定した
結果、振れは0.25mm以内であった。識別用信号の
検査で、振幅7エルステッド周波数50Hzの励磁磁界
を加えたとき、受信アンテナにて検知される時系列パル
ス列は完全に分離した6パルスの信号となり充分識別で
きるものであった。
【0017】前記アモルファス磁性金属細線は、本例で
は鉄、コバルトを主組成材料とし、これにシリコン、ボ
ロンを加えて成っている。そして製造時の加熱温度と張
力の変化により、磁化反転磁界値の異なるものを得てい
る。
【0018】
【発明の効果】本発明によって、紡績糸の巻装があって
も紡績ボビンの識別ができ、紡績糸の巻取り時の高速回
転でも、識別マーカは回転振れをおこさないようになっ
ており、さらに識別マーカはボビン本体で保護され、損
傷したり、特性が変化することがない。したがってアモ
ルファス磁性金属細線の組合せ配置による時系列パルス
列を利用する磁気式物品識別方法を用いて紡績ボビンの
識別を行う場合に供せられ、簡便な構造の、しかも工場
内の悪環境下でも誤識別することなく、正確に識別する
ことが可能な紡績用ボビンが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の紡績ボビンの斜視図
【図2】同紡績ボビンの一部切欠した状態の斜視図
【図3】同紡績ボビンに設けられる識別マーカの斜視図
【図4】同紡績ボビンに設けられる抜け止めチップの斜
視図
【図5】磁界とパルス発生の関係図
【図6】パルス状誘起電圧を変換したビット列表
【符号の説明】
1 ボビン本体 3 ブッシュ部 4 識別マーカ 5 抜け止めチップ 6 アモルファス磁性金属細線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周面に各々磁化反転磁界値の異なる複数
    のアモルファス磁性金属線を長手方向に略平行に配置し
    た非磁性材よりなる略円筒状の識別マーカを形成し、非
    磁性材よりなり、スピンドルに嵌装できるように長手方
    向に中空部を有するボビン本体の頭部の内部に前記識別
    マーカを嵌装し、非磁性材よりなる円柱状の抜け止めチ
    ップを前記ボビン本体の頭部内に装着して前記識別マー
    カを把持した紡績ボビン。
JP5067197A 1993-03-26 1993-03-26 紡績ボビン Pending JPH06278949A (ja)

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JP5067197A JPH06278949A (ja) 1993-03-26 1993-03-26 紡績ボビン

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2103561A3 (de) * 2008-03-18 2009-11-18 Maschinenfabrik Rieter Ag Hülse mit einem RFID-Transponder für eine Textilmaschine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2103561A3 (de) * 2008-03-18 2009-11-18 Maschinenfabrik Rieter Ag Hülse mit einem RFID-Transponder für eine Textilmaschine

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