JPH06278046A - 圧力作動式動力レンチ - Google Patents
圧力作動式動力レンチInfo
- Publication number
- JPH06278046A JPH06278046A JP1109394A JP1109394A JPH06278046A JP H06278046 A JPH06278046 A JP H06278046A JP 1109394 A JP1109394 A JP 1109394A JP 1109394 A JP1109394 A JP 1109394A JP H06278046 A JPH06278046 A JP H06278046A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- cylinder
- subsidiary
- pressure
- auxiliary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25B—TOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
- B25B21/00—Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose
- B25B21/004—Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose of the ratchet type
- B25B21/005—Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose of the ratchet type driven by a radially acting hydraulic or pneumatic piston
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Actuator (AREA)
- Lubricants (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】届き難いような箇所にでも使える動力レンチを
提供すること。 【構成】本動力レンチはほぼT字形状で、横方向に延び
た駆動ハウジング(10)と、このハウジングの中央か
ら突き出たヘッドピース(11)とからなる。駆動ハウ
ジング(10)には、作動シリンダ(17)がその一端
に、リセット手段(32)が他端にそれぞれ配置され
る。リセット手段(32)は、入れ子式に相互に入り込
むように配置された2つの補助ピストン(29、30)
を備え、それぞれが戻りストロークの半分づつを担う。
従って、リセット手段(32)の長さ及びハウジング全
体の寸法が減少可能である。
提供すること。 【構成】本動力レンチはほぼT字形状で、横方向に延び
た駆動ハウジング(10)と、このハウジングの中央か
ら突き出たヘッドピース(11)とからなる。駆動ハウ
ジング(10)には、作動シリンダ(17)がその一端
に、リセット手段(32)が他端にそれぞれ配置され
る。リセット手段(32)は、入れ子式に相互に入り込
むように配置された2つの補助ピストン(29、30)
を備え、それぞれが戻りストロークの半分づつを担う。
従って、リセット手段(32)の長さ及びハウジング全
体の寸法が減少可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はボルトなどを回転するた
めの圧力作動式動力レンチに関し、特に作動シリンダ内
で移動可能な作動ピストンによって回転力が与えられる
動力レンチに関する。
めの圧力作動式動力レンチに関し、特に作動シリンダ内
で移動可能な作動ピストンによって回転力が与えられる
動力レンチに関する。
【0002】
【従来の技術】英国特許出願GB−2182592から
周知の動力レンチは、旋回可能なアームに対して押圧す
る作動ピストンと、アームの反対側にあってアームのリ
セット移動を行う補助ピストンとを備えている。これら
作動ピストンと補助ピストンは、交互に駆動される。両
ピストンの直径寸法はほぼ等しく、作動ストロークに使
われるのとほぼ同じ量の作動液(圧油)が作動ピストン
をリセットするのにも使われる。このため、戻りストロ
ークは作動ストロークと同じだけの時間を必要とする。
また補助ピストンは作動ピストンと同じ距離を移動しな
ければならないため、動力レンチのハウジングはT字状
で、2つの横方向のアームが同じ長さを有する。従っ
て、回転すべきボルトの近くに障害物があるような用途
では、動力レンチを使えない。
周知の動力レンチは、旋回可能なアームに対して押圧す
る作動ピストンと、アームの反対側にあってアームのリ
セット移動を行う補助ピストンとを備えている。これら
作動ピストンと補助ピストンは、交互に駆動される。両
ピストンの直径寸法はほぼ等しく、作動ストロークに使
われるのとほぼ同じ量の作動液(圧油)が作動ピストン
をリセットするのにも使われる。このため、戻りストロ
ークは作動ストロークと同じだけの時間を必要とする。
また補助ピストンは作動ピストンと同じ距離を移動しな
ければならないため、動力レンチのハウジングはT字状
で、2つの横方向のアームが同じ長さを有する。従っ
て、回転すべきボルトの近くに障害物があるような用途
では、動力レンチを使えない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、リセ
ット手段が作動ピストンの反対側に配置され且つ減少さ
れた駆動ハウジング長さを有し、届き難いような箇所に
でも使える動力レンチを提供することにある。
ット手段が作動ピストンの反対側に配置され且つ減少さ
れた駆動ハウジング長さを有し、届き難いような箇所に
でも使える動力レンチを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明による動
力レンチでは、リセット手段が相互に入り込むように配
置された少なくとも2つの補助ピストンからなる入れ子
式のピストン組立体を備えている。このため、リセット
手段は作動ストロークのほぼ半分に対応した長さがあれ
ばよい。入れ子式ピストン組立体の場合、2つの補助ピ
ストンは一般に、それらの作動面が異なる寸法を有する
ため相前後して前進する。この結果、ピストン移動はわ
ずかな比較的小さい力で行われる。つまり本発明は、作
動ピストンのリセット移動ではわずかな比較的小さい力
に打ち勝てばよいという状況を利用している。作動スト
ローク時大きい力に打ち勝たねばならない作動ピストン
は1つのピストンで形成される一方、より小さい力を発
生すればよいリセット手段は入れ子式に形成される。従
って、リセット手段の全長を減少できる。これにより、
駆動ハウジングの長さが小さくなる他、作動シリンダの
長さがリセット手段の長さの約2倍なので、駆動ハウジ
ングは非対称形状となる。
力レンチでは、リセット手段が相互に入り込むように配
置された少なくとも2つの補助ピストンからなる入れ子
式のピストン組立体を備えている。このため、リセット
手段は作動ストロークのほぼ半分に対応した長さがあれ
ばよい。入れ子式ピストン組立体の場合、2つの補助ピ
ストンは一般に、それらの作動面が異なる寸法を有する
ため相前後して前進する。この結果、ピストン移動はわ
ずかな比較的小さい力で行われる。つまり本発明は、作
動ピストンのリセット移動ではわずかな比較的小さい力
に打ち勝てばよいという状況を利用している。作動スト
ローク時大きい力に打ち勝たねばならない作動ピストン
は1つのピストンで形成される一方、より小さい力を発
生すればよいリセット手段は入れ子式に形成される。従
って、リセット手段の全長を減少できる。これにより、
駆動ハウジングの長さが小さくなる他、作動シリンダの
長さがリセット手段の長さの約2倍なので、駆動ハウジ
ングは非対称形状となる。
【0005】また入れ子式のリセット手段によりリセッ
ト手段の流体容積も減少するため、戻りストロークに必
要な圧力媒体はわずかでよい。
ト手段の流体容積も減少するため、戻りストロークに必
要な圧力媒体はわずかでよい。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳し
く説明する。
く説明する。
【0007】動力レンチは、細長いハウジング10を備
えている。ハウジングの長さ方向の中央領域に、ヘッド
ピース11が2つの取付部材12、13によって交換可
能に装着される。ハウジング10とヘッドピース11の
統一体が、ほぼT字状の動力レンチを形成している。
えている。ハウジングの長さ方向の中央領域に、ヘッド
ピース11が2つの取付部材12、13によって交換可
能に装着される。ハウジング10とヘッドピース11の
統一体が、ほぼT字状の動力レンチを形成している。
【0008】細長いハウジング10は、全長にわたって
一定の外形を有する筒体から成っている。筒体は全長に
わたって延びたチャンネル14を具備し、各種の段部を
備えている。チャンネル14の一端部に第1のブッシュ
(スリーブ)15が挿入され、第1ブッシュ15は一端
が開放され、外側を向いたその他端に底部16を備えて
いる。第1ブッシュ15の内部が作動シリンダ17を形
成する。
一定の外形を有する筒体から成っている。筒体は全長に
わたって延びたチャンネル14を具備し、各種の段部を
備えている。チャンネル14の一端部に第1のブッシュ
(スリーブ)15が挿入され、第1ブッシュ15は一端
が開放され、外側を向いたその他端に底部16を備えて
いる。第1ブッシュ15の内部が作動シリンダ17を形
成する。
【0009】第2のブッシュ(スリーブ)18が、ハウ
ジング10の反対側端部に配置されている。第2ブッシ
ュ18は、ハウジング内部の方を向いたその一端に底部
19を備え、外側を向いた他端がカバー20によって密
閉されている。第2ブッシュ18の内部が第1の補助シ
リンダ21を形成する。
ジング10の反対側端部に配置されている。第2ブッシ
ュ18は、ハウジング内部の方を向いたその一端に底部
19を備え、外側を向いた他端がカバー20によって密
閉されている。第2ブッシュ18の内部が第1の補助シ
リンダ21を形成する。
【0010】ハウジング10の全長にわたって延びたチ
ャンネル14はいくつかの段部を備えており、その幅が
ハウジングの左端から右端へ向かって段階状に徐々に減
少している。第1ブッシュ15は左端からハウジング1
0内へ挿入されてネジ山22でネジ結合され、ハウジン
グ内に移動不能に固定される。シール23が、第1ブッ
シュ15の外周をハウジングに対して密封する。第2ブ
ッシュ18はその右端でチャンネル14の段部24に当
接し、反対側からカバー20をハウジング内へネジ込む
ことによって変位不能に固定される。
ャンネル14はいくつかの段部を備えており、その幅が
ハウジングの左端から右端へ向かって段階状に徐々に減
少している。第1ブッシュ15は左端からハウジング1
0内へ挿入されてネジ山22でネジ結合され、ハウジン
グ内に移動不能に固定される。シール23が、第1ブッ
シュ15の外周をハウジングに対して密封する。第2ブ
ッシュ18はその右端でチャンネル14の段部24に当
接し、反対側からカバー20をハウジング内へネジ込む
ことによって変位不能に固定される。
【0011】作動ピストン25が、作動シリンダ17内
で変位可能である。作動ピストン25は、結合部材27
を備えたピストンロッド26に固定結合されている。結
合部材27からピストンロッド28が延び、内側補助ピ
ストン30へと続いている。両ピストン25と30が、
両ピストンロッド26と28及び結合部材27と共に、
全体として剛体のスライド60を形成する。
で変位可能である。作動ピストン25は、結合部材27
を備えたピストンロッド26に固定結合されている。結
合部材27からピストンロッド28が延び、内側補助ピ
ストン30へと続いている。両ピストン25と30が、
両ピストンロッド26と28及び結合部材27と共に、
全体として剛体のスライド60を形成する。
【0012】リセット手段32は、入れ子式に相互に入
り込むように配置された2つの補助ピストン29と30
を備えている。外側補助ピストン29は、第2ブッシュ
18の補助シリンダ21内で変位可能である。外側補助
ピストン29は第2ブッシュ18の底部19の開口を貫
いて突き出たスリーブ70を備え、このスリーブ70の
内部が外側補助ピストン29を貫いて延び且つ外側補助
シリンダ21と永久連通した内側補助シリンダ21aを
形成している。外側補助ピストン29の経路は、第2ブ
ッシュ18の底部19のストッパ71によって制限され
ている。スリーブ70には、内側補助ピストン30と係
合するボルト72からなる装置が設けられ、このボルト
72はスリーブ70の端部領域内へ半径方向にネジ込ま
れ、端面によって限定されたピストンロッド28の縦溝
73内へ突き出ている。
り込むように配置された2つの補助ピストン29と30
を備えている。外側補助ピストン29は、第2ブッシュ
18の補助シリンダ21内で変位可能である。外側補助
ピストン29は第2ブッシュ18の底部19の開口を貫
いて突き出たスリーブ70を備え、このスリーブ70の
内部が外側補助ピストン29を貫いて延び且つ外側補助
シリンダ21と永久連通した内側補助シリンダ21aを
形成している。外側補助ピストン29の経路は、第2ブ
ッシュ18の底部19のストッパ71によって制限され
ている。スリーブ70には、内側補助ピストン30と係
合するボルト72からなる装置が設けられ、このボルト
72はスリーブ70の端部領域内へ半径方向にネジ込ま
れ、端面によって限定されたピストンロッド28の縦溝
73内へ突き出ている。
【0013】作動シリンダ17と作動ピストン25の直
径は、外側補助シリンダ21と外側補助ピストン29の
直径の少なくとも2倍である。従って、これら2つのピ
ストンの受圧領域の寸法比はほぼ4:1より大きい。こ
の結果、戻りストロークは作動ストロークより大幅に速
く行われる。
径は、外側補助シリンダ21と外側補助ピストン29の
直径の少なくとも2倍である。従って、これら2つのピ
ストンの受圧領域の寸法比はほぼ4:1より大きい。こ
の結果、戻りストロークは作動ストロークより大幅に速
く行われる。
【0014】2つの補助ピストン29と30の各移動長
は、作動ピストン25の移動長の約半分の長さである。
2つの補助ピストン29と30の各移動長は加算され
る。このため、第1補助シリンダ21は作動シリンダ1
7の長さの約半分でよい。
は、作動ピストン25の移動長の約半分の長さである。
2つの補助ピストン29と30の各移動長は加算され
る。このため、第1補助シリンダ21は作動シリンダ1
7の長さの約半分でよい。
【0015】戻りストローク時、外側補助ピストン29
は始め、その内部に配置された内側補助ピストン30と
一緒に移動する。外側補助ピストン29がストッパ71
に当接すると、その後は作動ピストン25がシリンダ底
部16へ当接するまで、内側補助ピストン30だけが内
側補助シリンダ21a内を移動し続ける。両補助ピスト
ン29と30のピストン表面がほぼ等しい寸法なら、こ
れら2つの部分ストロークは各々半分の力で行われる。
は始め、その内部に配置された内側補助ピストン30と
一緒に移動する。外側補助ピストン29がストッパ71
に当接すると、その後は作動ピストン25がシリンダ底
部16へ当接するまで、内側補助ピストン30だけが内
側補助シリンダ21a内を移動し続ける。両補助ピスト
ン29と30のピストン表面がほぼ等しい寸法なら、こ
れら2つの部分ストロークは各々半分の力で行われる。
【0016】ハウジング10はその長さ方向の中央に2
つの圧力コネクタ33、34を備え、これら両コネクタ
はヘッドピース11と反対側を向き、図面上では前後関
係に配置されている。コネクタ33は孔を介して作動シ
リンダ17へ接続されている。コネクタ34は孔38と
39を介して、補助シリンダ21の圧力室に接続されて
いる。2つのコネクタ33と34は交互に加圧及び減圧
状態とされ、それぞれ一方のコネクタが加圧されている
とき、他方のコネクタは減圧とされる。
つの圧力コネクタ33、34を備え、これら両コネクタ
はヘッドピース11と反対側を向き、図面上では前後関
係に配置されている。コネクタ33は孔を介して作動シ
リンダ17へ接続されている。コネクタ34は孔38と
39を介して、補助シリンダ21の圧力室に接続されて
いる。2つのコネクタ33と34は交互に加圧及び減圧
状態とされ、それぞれ一方のコネクタが加圧されている
とき、他方のコネクタは減圧とされる。
【0017】またハウジング10はその長さ方向のほぼ
中央に側方通路開口40を備え、この開口40の両側端
に取付部材12、13が配置されている。ヘッドピース
11のアーム41が、通路開口40を通って突き出てい
る。アーム41は保持リング42に結合され、保持リン
グ42内に環状部材43が回転可能に支持されている。
環状部材43は、ネジの頭へセットしたりあるいはソケ
ットレンチを挿入可能な多角形状の貫通開口44を備え
ている。また環状部材43は外歯45も備え、これに保
持リング42のラチェット要素46が係合して、保持リ
ング42の一方の回転方向時にのみ環状部材43を共に
回転可能としている。また保持リング42は、ヘッドピ
ースハウジング50内に支持されている。ヘッドピース
ハウジング50はほぼU字状で、その両脚50aと50
bの端部がそれぞれ二股状で、ハウジング10の一部5
1、52をそれぞれ取り囲み、2つのボルト状取付部材
12と13によってそこにロックされる。これらの取付
部材12と13は、ハウジング10からヘッドピース1
1を取り外す際引き抜き可能である。すなわちヘッドピ
ース11は、突出アーム41とラチェット要素46を備
えた保持リング42と、環状部材43とを含む。ヘッド
ピース11は、図示例と異なる形状あるいは寸法の開口
44を有する別のヘッドピースと交換可能である。
中央に側方通路開口40を備え、この開口40の両側端
に取付部材12、13が配置されている。ヘッドピース
11のアーム41が、通路開口40を通って突き出てい
る。アーム41は保持リング42に結合され、保持リン
グ42内に環状部材43が回転可能に支持されている。
環状部材43は、ネジの頭へセットしたりあるいはソケ
ットレンチを挿入可能な多角形状の貫通開口44を備え
ている。また環状部材43は外歯45も備え、これに保
持リング42のラチェット要素46が係合して、保持リ
ング42の一方の回転方向時にのみ環状部材43を共に
回転可能としている。また保持リング42は、ヘッドピ
ースハウジング50内に支持されている。ヘッドピース
ハウジング50はほぼU字状で、その両脚50aと50
bの端部がそれぞれ二股状で、ハウジング10の一部5
1、52をそれぞれ取り囲み、2つのボルト状取付部材
12と13によってそこにロックされる。これらの取付
部材12と13は、ハウジング10からヘッドピース1
1を取り外す際引き抜き可能である。すなわちヘッドピ
ース11は、突出アーム41とラチェット要素46を備
えた保持リング42と、環状部材43とを含む。ヘッド
ピース11は、図示例と異なる形状あるいは寸法の開口
44を有する別のヘッドピースと交換可能である。
【0018】アーム41は、ヘッドピースハウジング5
0の2つの脚50aと50b間の通路開口55を通りハ
ウジング内へ突き出ている。このアーム41は両反対方
向に突き出たボルト56を備え、ボルト56の両端が結
合部材27と係合している。結合部材27は中空状なの
で、アーム41の先端は結合部材27内へ進入可能であ
る。結合部材27の2つの対向側壁57にはスロット5
8が設けられており、ヘッドピース11がハウジング1
0に取り付けられ且つ結合部材27との係合のためアー
ム41が通路開口40を通して案内されるとき、ボルト
56がスロット58にそれぞれ挿入される。ヘッドピー
スを取り外す際スライダ60は変形あるいは変位しない
ので、本動力レンチのユーザはヘッドピース11を容易
に取り外し、それを交換できる。
0の2つの脚50aと50b間の通路開口55を通りハ
ウジング内へ突き出ている。このアーム41は両反対方
向に突き出たボルト56を備え、ボルト56の両端が結
合部材27と係合している。結合部材27は中空状なの
で、アーム41の先端は結合部材27内へ進入可能であ
る。結合部材27の2つの対向側壁57にはスロット5
8が設けられており、ヘッドピース11がハウジング1
0に取り付けられ且つ結合部材27との係合のためアー
ム41が通路開口40を通して案内されるとき、ボルト
56がスロット58にそれぞれ挿入される。ヘッドピー
スを取り外す際スライダ60は変形あるいは変位しない
ので、本動力レンチのユーザはヘッドピース11を容易
に取り外し、それを交換できる。
【0019】本動力レンチの動作時には、まずコネクタ
33が加圧される一方、コネクタ34は減圧されタンク
に接続される。作動シリンダ17内に導入された圧力が
作動ピストン25を前進させ、結合部材27がアーム4
1と係合しながら移動し、環状部材43と一緒に保持リ
ング42を回転させる。作動ストローク中、圧力媒体は
補助シリンダ21及び21aから孔39と38を通って
押し出される。作動ストロークが終了すると、上記と逆
の動作が行われ、コネクタ34が加圧される一方、コネ
クタ33はタンクに接続される。これにより圧力が補助
シリンダ21内に導入され、まず外側補助ピストン29
が次いで内側補助ピストン30が右方向に駆動される。
両補助シリンダ21と21aの合計容積は作動シリンダ
17の容積よりかなり小さいので、両ピストン25、3
0、両ピストンロッド26、28及び結合部材27から
なるスライダ60全体を、比較的少量の作動液で元の後
退位置へ駆動できる。
33が加圧される一方、コネクタ34は減圧されタンク
に接続される。作動シリンダ17内に導入された圧力が
作動ピストン25を前進させ、結合部材27がアーム4
1と係合しながら移動し、環状部材43と一緒に保持リ
ング42を回転させる。作動ストローク中、圧力媒体は
補助シリンダ21及び21aから孔39と38を通って
押し出される。作動ストロークが終了すると、上記と逆
の動作が行われ、コネクタ34が加圧される一方、コネ
クタ33はタンクに接続される。これにより圧力が補助
シリンダ21内に導入され、まず外側補助ピストン29
が次いで内側補助ピストン30が右方向に駆動される。
両補助シリンダ21と21aの合計容積は作動シリンダ
17の容積よりかなり小さいので、両ピストン25、3
0、両ピストンロッド26、28及び結合部材27から
なるスライダ60全体を、比較的少量の作動液で元の後
退位置へ駆動できる。
【0020】負荷モーメントが大きい場合にスライダ6
0が変形するのを防ぐため、結合部材27はハウジング
10の案内路61に変位可能に支持されている。この案
内路61は、ハウジング10の通路開口40と反対側に
位置する。
0が変形するのを防ぐため、結合部材27はハウジング
10の案内路61に変位可能に支持されている。この案
内路61は、ハウジング10の通路開口40と反対側に
位置する。
【0021】高い圧力を受けそれぞれのピストンを案内
するブッシュ15、18及び70には、高い応力が加わ
る。これらブッシュは容易に交換可能である。好ましく
は、ブッシュは高品質鋼製である。ハウジング10は、
例えば加圧ダイカスト品や繊維強化プラスチックなど、
もっと簡単で軽い素材で作製できる。両ブッシュ15と
18はハウジング10によって取り囲まれているので、
一方のブッシュが破砕したとしてもそのブッシュはすべ
てハウジング内にとどめられ、破裂防護が果たされる。
するブッシュ15、18及び70には、高い応力が加わ
る。これらブッシュは容易に交換可能である。好ましく
は、ブッシュは高品質鋼製である。ハウジング10は、
例えば加圧ダイカスト品や繊維強化プラスチックなど、
もっと簡単で軽い素材で作製できる。両ブッシュ15と
18はハウジング10によって取り囲まれているので、
一方のブッシュが破砕したとしてもそのブッシュはすべ
てハウジング内にとどめられ、破裂防護が果たされる。
【0022】隣接されるボルトヘッドや当接物の面に対
してレンチナットと平行に突き出た支持脚を、ハウジン
グ10に取り付けてもよい。
してレンチナットと平行に突き出た支持脚を、ハウジン
グ10に取り付けてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、作動
ピストンの反対側に配置されるリセット手段の長さ及び
ハウジング全体の寸法が減少され、届き難いような箇所
にでも使える動力レンチが得られる。
ピストンの反対側に配置されるリセット手段の長さ及び
ハウジング全体の寸法が減少され、届き難いような箇所
にでも使える動力レンチが得られる。
【図1】圧力作動式のリセット手段を有する動力レンチ
の縦方向概略断面図。
の縦方向概略断面図。
10…駆動ハウジング 11…ヘッドピース 17…作動シリンダ 25…作動ピストン 28…ピストンロッド 29…外側補助ピストン 30…内側補助ピストン 32…リセット手段 41…アーム 43…環状部材 70…スリーブ 71、72…ストッパ 73…溝
Claims (4)
- 【請求項1】作動ピストン(25)が内部で移動可能な
作動シリンダ(17)を含む駆動ハウジング(10)
と、 該駆動ハウジング(10)に設けられると共に、前記作
動ピストン(25)と係合するアーム(41)に連結さ
れ該アームを介して係合回転される回転可能な環状部材
(43)を含むヘッドピース(11)と、 前記作動ピストン(25)に作用し、前記アーム(4
1)に関して前記作動シリンダ(17)と反対側に配置
された圧力作動式のリセット手段(32)であつて、該
リセット手段(32)が入れ子式に相互に入り込むよう
に配置され且つ同一の圧力が作用される少なくとも2つ
の外側及び内側補助ピストン(29、30)を備えると
ともに、該外側補助ピストン(29)が内側補助ピスト
ン(30)用のシリンダを形成していることを特徴する
圧力作動式動力レンチ。 - 【請求項2】前記両補助ピストン(29、30)のピス
トン経路がストッパ(71、72)によってそれぞれ制
限され、また前記両補助ピストン(29、30)のピス
トン経路はほぼ同一の長さを有することを特徴とする請
求項1記載の圧力作動式動力レンチ。 - 【請求項3】前記外側補助ピストン(29)が前記作動
ピストン(25)の方向に延びたスリーブ(70)を備
え、該スリーブが前記内側補助ピストン(30)用の内
方へ突き出たストッパ(72)を備えていることを特徴
とする請求項1記載の圧力作動式動力レンチ。 - 【請求項4】前記ストッパ(72)が前記内側補助ピス
トン(30)のピストンロッド(28)の溝(73)内
へ突き出ていることを特徴とする請求項3記載の圧力作
動式動力レンチ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4302918 | 1993-02-03 | ||
DE4302918.3 | 1993-02-03 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06278046A true JPH06278046A (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=6479460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1109394A Pending JPH06278046A (ja) | 1993-02-03 | 1994-02-02 | 圧力作動式動力レンチ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06278046A (ja) |
DE (1) | DE9401370U1 (ja) |
-
1994
- 1994-01-27 DE DE9401370U patent/DE9401370U1/de not_active Expired - Lifetime
- 1994-02-02 JP JP1109394A patent/JPH06278046A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE9401370U1 (de) | 1994-04-28 |
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